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2006年1月12日 (木)

社会人講師になってみると

社会人講師に要求されるのは学校の先生とは違う視点での授業でしょう。
さらに講師自身の個人的な経験談をベースにするのも当然のことです。しかし生徒諸君からの質問は講師の守備範囲を超えてしまうことも多々あります。

これは社会情勢や産業構造の変化によるもので、高度成長期には製造業が人気があり多くの人が実際に製造業に入って行ったのですが、今では製造業よりももっと華やかな職業が若い人には人気があります。
なかなか難しい質問も多いですね。

高校生諸君が仕事を具体的にイメージするのは難しく、その時々で人気のある仕事に興味を持つのは当然ですが、そうなると「世の中の仕事はこんな種類がある」といった説明をしたいと思うのですが、これが結構難しいのです。

例えば「自動車業界に入りたい」という生徒が居たとします。もちろん自動車産業に関わる職に就きたいという意味であっても、F1レーサー、自動車のデザイン、メカニズムの設計、大企業のマネージメント、海外勤務、電子制御研究、エネルギー問題の研究、自動車のセールス、ぐらいまではすぐに挙げられます。
個人にとっての職業は上記に挙げた項目の一つになってしまうわけで、実は自動車業という職業は無いのですね。
ここで業界と職業を区別することが必要なのですが、総務省のデータなどを当たってもそのまま高校生に示すことが出来るような資料はどうもありません。
逆に言うと大人はこんなことを考えないでもやっていけるのでしょう。

今、企業で問題になっていることの一つが「新入社員がすぐに辞める」という問題であり、その一つが「思っていた仕事と違う」があります。仕事に就く前にもっと詳しく内容を理解していればこの問題は改善するでしょう。
こんな点からも「仕事の実際」とか「仕事の社会の構造」といった高校生にとってより広い視野で知ってもらうことが大事だと思うのですが、上記のようにロクロク資料もないという現実は、この仕事に関わって初めて知ったことです。
もっともっと社会人講師がやるべきことはありますね。

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