2006.06.20

ルマン24時間レースはディーゼルが優勝

Response より「【ルマン06】アウディ 優勝、ディーゼルが初制覇
18日に終了したルマン24時間耐久レースは、フランク・ビエラ、エマニュエル・ピロ、マルコ・ヴェルナーの3人のドライバーが操るアウディ「R10 TDI」8号車が、トータルで380周を走り優勝を果たした。

アウディにとっては6度目の優勝となり、R10 TDIはディーゼルエンジンでルマン24時間耐久レースを勝利した初のレーシングカーとなった。
ひょえ~・・・・・
ルマンでディーゼルが優勝したんだ!!
「650馬力のV型12気筒ディーゼルエンジン」だそうで、燃料効率(熱効率)はガソリンエンジンより良いのだから重量や耐久力などがレースディスタンスに耐えられるのであれば、24時間レースでは優勝の可能性はあります。
大きさとか、運用状況を無視すると内燃機関ではタービンエンジンが一番効率がよい(燃焼温度が高くなったから)という説もあって、タービンエンジン+電池のハイブリッドレースマシンが登場しないかな♪

07:43 午後 新製品・新技術 | | コメント (3) | トラックバック (0)

2006.05.31

大型スキャナー

京都新聞より「世界最大級、大型スキャナー開発ニューリー ふすま絵など高精度に
画像機器メーカーのニューリー(京都府久御山町)は、世界最大級の縦横2メートルの原稿を読み取れる超大型スキャナーを開発した。
解像度は大型機最高クラスの600dpiで、最大23億画素のデジタルデータにできる。
寺院のふすま絵など文化財を高精度にデジタル保存するアーカイブ(書庫)利用を見込み、6月2日から本社内で受託スキャンサービスを始める。
受託スキャン料は一面当たり10-20万円程度で、年間売上高1億2000万円を見込んでいる。
Up_2 確かに縦横2メートルのスキャナーというのは無かったように思いますが、この位の物も無かったかねぇ?という印象の方が強いです。
大型の図面はどうなっていたのでしょうか?
マイクロフィルムもどんどん縮小してきていて、この手の技術も当面必要不可欠だと思うのですが、今のところ紙のままで使っているのでしょうかね?
複写機の技術でなんとかなっているのでしょうか?

07:17 午前 新製品・新技術 | | コメント (2) | トラックバック (1)

2006.04.07

新耐熱合金

朝日新聞より「1200度でも硬い新合金 東北大院グループが開発成功
従来より約100度高い1200度前後でも強度を維持する新合金の開発に、東北大大学院の石田清仁教授(金属組織学)らのグループが成功した。

開発したのは、コバルトにアルミニウムとタングステンを加えた合金
鋳造後に一定温度で再加熱することで、コバルトの割合が低い一辺十分の数マイクロメートル(1マイクロメートルは千分の1ミリ)のサイコロ状結晶が無数に並ぶ状態にすることに成功した。
この結晶は原子同士の結合が特に強く、加熱しても軟らかくならない特性を持ち、合金全体の硬さを維持できる。

現在広く使われている耐熱合金は、同じ構造を持つニッケル合金で、ニッケルがコバルトより熱に弱い点を克服した。
コバルト、アルミ、タングステンというのはすごい組合せと感じますが、量産できるものでしょうかね?
再加熱で結晶構造を揃えるというのは、ジェットエンジンなどに使っている単結晶の素材の生成の兄弟分のような感じなのでしょうか?
なんかハードルが高そうな印象を受けますが、高熱環境で高強度な材料を安く量産できれば有望ですね。

09:42 午前 新製品・新技術 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.04.05

燃料電池鉄道の実験

FujiSankei Business i より「JR東 世界初の燃料電池列車 近く試験走行
「燃料電池」を搭載した世界初の列車をJR東日本が開発、近く試験車両が完成することが四日、分かった。実用化に向け試験走行を行ってデータを収集する。

関係者によると、試験車両は一両編成。六十五キロワットの燃料電池を二個搭載し、時速百キロでの走行が可能という。

同社が二〇〇三年に開発したディーゼル発電機と蓄電池を組み合わせたハイブリッド試験列車「NEトレイン」を改造。ディーゼル発電機の代わりに燃料電池を積み込んだ形だ。

NEトレインの実用車両は〇七年夏ごろから、長野、山梨両県を走る非電化の小海線に導入される。
う~ん、一両編成とは機関車だけということですよね。元がディーゼル・ハイブリッド機関車なのだか燃料電池も楽勝で積むことが出来るでしょうが、65キロワット×2では、175馬力しかありません。
まぁ自動車と違って燃料供給場所が沢山必要ではないので、インフラとしては実用性は高いかと思いますが、そもそも非電化路線というのが少ないでしょうし、架線から電力供給する方が現実的ではないでしょうかねぇ?

路面電車というのはアリかな?

10:03 午前 新製品・新技術 | | コメント (4) | トラックバック (0)

2006.04.03

産業用ロボット・複数台が干渉しないで動く

FujiSankei Business i より「アーム革命 ファナックが自動制御ロボ 互いにぶつからず
ロボット大手のファナックは、複数台の産業用ロボットを工場内の一カ所に密集させて設置してもロボットのアーム(腕)同士がぶつかることなく、スムーズに作業できる制御技術を開発、新型ロボットに採用した。
こうした制御には、複雑なプログラムを作る必要があったが、新技術ではロボット同士がアームの位置や動く方向などの情報をLAN(構内情報通信網)でやり取りしながら動くため、複雑なプログラムが不要になるという。

新型ロボット「R-2000iBシリーズ」は「R-2000iAシリーズ」を五年ぶりに全面改良し、今月から売り出した。同社は、価格を据え置きながら大幅に機能を強化したことを“売り”に、新たな需要分野も開拓。
従来型で年八千台だった出荷台数を、25%増の同一万台に引き上げる。

同社は、新型ロボット向けのコントローラー(制御装置)を新たに開発。
ロボットを密集設置してもアーム同士がぶつからない機能を備えたほか、複数のロボットが位置情報をやり取りしながら動く機能を強化し、連結できるロボット数を従来の七台から十台に増やした。
“ロボットの目”となるカメラの制御装置をコントローラーに内蔵、省スペース化を実現した。
「新技術ではロボット同士がアームの位置や動く方向などの情報をLAN(構内情報通信網)でやり取りしながら動くため、複雑なプログラムが不要になるという。」

う~ん、大丈夫なんでしょうか(^^ゞ
各種制御ではリアルタイムOSの管理下でプログラムするのが常識で、これがネットワークと接続することが面倒だった最大の理由でした。

一方ネットワーク自体の考え方ミソは「リアルタイム性能を重視しなくても実用分野多い」ということで発達したところが強く、いわば相容れない技術であるとされていました。
今、ここらヘンを見直そうとなっていて結構な需要があると聞いています。 展示会などでは注目の技術ですね。

09:48 午前 新製品・新技術 | | コメント (1) | トラックバック (0)

ロボットスーツで登山

読売新聞より「車いす男性、ロボットスーツの背で初のアルプス登頂へ

筑波大で研究しているパワードスーツの実用研究ということでしょう。

車いすの生活を送る長野県の男性が今年8月、足腰の力を補助するロボットスーツを着用した友人に背負われ、スイス・イタリア国境のブライトホルン(4164メートル)登頂に挑む。ロボットスーツを利用した高山の登山は、世界でも恐らく初めての試みという。

友人の理学療法士、松本武志さん(28)がロボットスーツを装着して内田さんを背負う。
12月3日に2005 国際ロボット展を見に行って、HALの説明員に
「他の人が着替えてすぐに動かせるのか?」と聞きました。
答えは「調整が必要なのでかなり大変で、着替えるというレベルではない」という返事でした。
そりゃそうだろうと思います。

パワードスーツの開発ではやはり軍事先行と言われています。その点で筑波大が研究しても純民間・非軍事部門で実用化するとなると一番のターゲットは肢体不自由な方の補助で、テレビで実際に研究中という放送を見てから2005 国際ロボット展に行ったので、それについても「出来そうですか」と聞いてみたら「出来そうですよ」と割と順調に進んでいるような回答でした。

今回の「登山」が成功すればパワードスーツとして極めて実用レベルになってきたと言えるでしょう。

09:32 午前 新製品・新技術 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.03.17

レクサス・ハイブリッド

朝日新聞より「ハイブリッドをレクサスに導入 トヨタ「環境前面に」
高級ハイブリッドセダン「GS450h」。排気量3.5リットルガソリンエンジンと新開発の後輪駆動車用の電気モーターを組み合わせた。
排気量4.5リットル車に匹敵する走行性能でありながら、ガソリン1リットルあたり14.2キロと2リットル車並みの燃費性能を持つ。
メーカー希望小売価格は680万~770万円(税込み)で、ガソリン車のGS350より約160万円高い。
4月以降に北米、欧州、オセアニアにも投入し、世界で年間5700台の販売を目指す。

(ハイブリッド車販売は)05年実績で23万4900台販売。
10年代初頭にはHVの販売台数を世界で年100万台にする目標を掲げる。
他者の追随を全く許さないレベルに達してしまいましたね。
伸び率を知りたいですが、直感的にも「ハイブリット車は離陸した」と思います。
車の構造はボディーの変化とはあまり関係なくモデルチェンジするので、更新されるのに時間が掛かるのですが、次の段階ではハイブリッド車を中心とする設計の車が出てくるでしょう。
今のところ電池の扱いなどが難しいようですが、ここらも規格化が出来れば大幅にコストダウン出来るはずで期待される技術の実現です。

09:08 午前 新製品・新技術 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.03.12

松下・プラズマテレビ5千円/インチと宣言

日経新聞より「松下、1インチ5000円プラズマ・薄型TV価格競争一段と
松下電器産業はプラズマテレビの価格を大幅に引き下げる。2007年初めにも現在より約4割安い1インチ当たり5000円程度となる見込みだ。
昨年秋に同1万円を切ってから1年半で半額にし、世界首位メーカー自ら価格競争を仕掛ける。
いやはやすごいですね。
キヤノンが今年の春に発売予定だった薄型テレビの新システム・SEDテレビを1年半延期すると発表しましたが、これも既存のプラズマ・液晶の価格低下があるからなんでしょうね。

なんかほんのちょっとで数分の1に低下したことになりますねぇ・・・・。

10:49 午前 新製品・新技術 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.03.11

超伝導送電・実用試験出来るか?

朝日新聞より「住友電工、「超伝導」送電線を年内にも発売
住友電気工業は、低温で電気抵抗がゼロになる「超伝導現象」を応用した送電用ケーブルを年内にも発売する。
送電線の老朽化が進む米国を有望な市場とみて、5月からニューヨーク州のオルバニー市で世界初の送電実用試験を開始。成功を確認できた段階で発売に踏み切る。
契約が取れれば、送電線としては世界初の商用利用になる。
送電線をどうやって零下100度以下の極低温まで冷却できるのか?出来ないだろう。と思い込んでいたのですが、詳しく読んでみるとビジネスとして成り立つ可能性が出てきたのですね。

最近はなるべく高温で超伝導を成立させるために、セラミック系統の材料を研究して冷却を液体窒素にすることが出来ていますが、その種の材料で高圧電線を作ることに成功したようです。
つまり、液化窒素で冷却している高圧電線(電圧はあまり上げないのかな?)ということですが、今度は「電線を冷却できるものか?」という疑問が記事タイトルを読んだ瞬間に浮かんだのですが、こういうことだそうです。
オルバニー市での実用試験は二つの変電所の間350メートルを、320メートルのケーブルと30メートルのケーブルでつないで送電する。
なるほど。
350メートルなら冷却した送電線も可能でしょうね。
しかし350メートルの高圧線に問題があるのなら取り替えるだけでしょうから、変電設備の変更やシステムの変更で大電力を流すようにすることが目的なのでしょう。
おそらくは通常の電線でやると鉄塔を作り直すといったことになるでしょうから、それとの比較で超伝導線を採用出来るか?という問題なのでしょうか?ちょっとビジネス的には不安がありますね。

ここまでやるのか?となると、ガスなどで現地で発電した方が送電ロスが無いということも指摘されていて、トータルでどれが良いかをもっと研究するべきでしょうね。

09:30 午前 新製品・新技術 | | コメント (0) | トラックバック (0)

トヨタがスバルとハイブリッド・エンジンを開発

日経新聞より「トヨタ、富士重の車向けにハイブリッドを共同開発
トヨタ自動車は10日までに、資本提携する富士重工業と共同で、富士重の主力車種向けに、ガソリンエンジンと電動モーターを併用するハイブリッドシステムを開発することで合意した。

トヨタは富士重にハイブリッドシステムを有償で提供する方針だった。ただ、現行システムは富士重の主力車種が搭載する水平対向エンジンに応用するのが困難なため、両社で共同開発することにした。
ハイブリッド車を販売しているのはトヨタとホンダですが、トヨタはプリウスで先行した時点でかなり特殊というか新奇というか今までのエンジンとは無関係(?)なデバイスを取り付けてハイブリッド車を成立させました。
これに対してホンダはもうちょっと自動車寄りで具体的にはクラッチ部分に発電機を押し込むような形にしました。
ハイブリッド車としてはトヨタ流が成功したのですが、トヨタはエスティマハイブリッドなどで後輪をモーター駆動だけにする4WDを作るなど、オリジナルのプリウスの極めて複雑な仕組みから進化しています。

自動車にとってエンジンは車体とは別で使い回しが利くのが長年の知恵として成立していましたが、プリウスは車体とエンジンが一体で使い回しがほとんど無理というのが問題とされました。
しかし、電気動力だとシャフトを経由せずに動力を伝達できるので車体デザインはより融通性があるとも言われています。その点でプリウス流よりも良い方法がある、とか言われていました。

富士重工のエンジンをそのままでハイブリット車にするためには、動力部分の使い回しが必須になります。スバルは生産数が少ないので同じエンジンで色々な車体を作ることがメーカとして成立しているからです。

こんなことを考えると、スバル・ハイブリッドが完成することはハイブリッド動力システムの完成であって、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、といったエンジンの種類が増えるということです。
成功すれば世紀の大発明レベルになるでしょう。

09:08 午前 新製品・新技術 | | コメント (3) | トラックバック (0)

2006.01.25

Quick Press・3Dプレス型設計システム

今日は横浜の大桟橋そばのシルクセンター内の SOHO CLUB で Quick Press のプレゼンテーションがありました。
参加者は約20名。複数の実力あるディーラーさんも参加していました。

Quick PressSolidWorks のプラグインでプレス金型設計システムです。
内容はそこそこ多岐に渡るのですが、自動設計というよりもCAEに近いのかな?といった内容でした。
Quick Press そのものではなく別ソフトですが、QuickForm が紹介されましたが、これは絞りプレスの有限要素法シミュレーションです。
こんなものがノートPCで動くことに驚きます。

順送型から単発型も対応可能です。現在二次元設計でもプレス型が円滑に設計できるところには無用かもしれませんが、「プレス型もやってみるか」的な場合には有効でありましょう。

総代理店の鹿取事務所さんは良く知っている間柄なので、ご紹介する次第です。

酔うぞ拝

11:33 午後 新製品・新技術 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.01.09

朝日新聞・電気自動車の記事は浅すぎ

朝日新聞より「首相が絶賛、電気自動車に注目集まる 業界には困惑も
小泉首相が電気自動車普及の旗振り役を演じている。
ただ、自動車大手はかつて量産化を断念し、現在は環境車ではハイブリッド車や燃料電池車に力を入れており、困惑気味に首相の言動を見守っている。
電気自動車は車輪内に設置したインホイールモーターで車輪を回転させるため、エンジンが不要になる。「エンジンのすそ野は部品メーカーを含めて広い。エンジンをなくす方向での急激な技術進化には積極的にはなれない」(自動車メーカー幹部)というのだ。
エリーカのプロジェクトに名を連ねる約30社のうち、自動車メーカーの参加はリコール(回収・無償修理)隠しの不祥事にあえいだ三菱自動車だけ。「勝ち組」であるトヨタや日産自動車、ホンダの関心は決して高くない。
エリーカの前身であるKAZは横浜市産業振興公社で説明を詳しく聞いたことがあります。
慶応大学側の説明によると「自動車として作るとコストダウン出来ない」とのことで、これが自動車メーカと組まないことの最大の理由だとことです。

実はこんな構造をしています
つまり言わば電車です。
電気自動車計画の比較的近い実用版として構想さているのものにコミューターバス計画がありますが、長さはバスですから適切な値にして前後にフタをする、という構想になっています。
フレームが写真のようなものなので、長さはどうにでもなるというわけです。

このような構造で、衝突事故対応が出来るのか?という疑問は大いにありますが、慶応大学が企画している電気自動車は自動車離れしたから実物を作ることが出来たとも言えるわけで、朝日新聞の取材は底が浅いというか、国交省にでも煽られたのか?と思ってしまいます。
自動車業界の枠の外で自動車が出来てしまったということは、それ自体が大きな意味があるし、どうなるかは別にして注目点なのにそれを全く無視している記事はひどいぞ。。

11:51 午後 新製品・新技術 | | コメント (7) | トラックバック (2)

2005.12.14

ASIMOが大進歩

PC Watch より「ホンダ、さらに速く走れるASIMO
これまでは両足が浮いているときには積極的に上半身をつかっていなかったが、今回、上半身のひねりと腰の動きを制御することで、本格的な走行が可能になったという。また旋回するときに体の重心を内側に傾けることで高速旋回が可能になった。
テレビで見ましたが、走るのも人に近いし、ジグザグに走るのには驚きました。

産業用ロボットの成功は極めて単純な動きで済むところで活用したからなのでしょうね。
良く言われるのですが「ロボットを使うために人が品物を並べる必要がある」でした、産業用ロボットがモノを見て自分の動きを制御することは、ようやく実用レベル技術が出来たといったところでこれから商用化されます。

ASIMO も同じ事で、今後はセンサーで得た情報によって動くことがどれくらい出来るかが問題になるはずです。
しかし、これはすごいことになりそうですね。

03:17 午後 新製品・新技術 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.12.07

三菱重工・南アの新型原子炉の容器を製作

朝日新聞より「三菱重工、南アの新型ヘリウム原発基本設計など受注
三菱重工業は6日、ヘリウムガスを使う南アフリカの新型原子力発電所計画で、原子炉内容器の基本設計と材料調達を受注した、と発表した。受注額は1500万ドル(約18億円)。試験用で11年の運転開始を目指している。稼働すればヘリウムを使った世界初の原発となる。
新原発は「ペブルベッドモジュール型高温ガス炉(PBMR)」という原子炉を使い、核燃料で加熱したヘリウムガスでタービンを回して発電する。出力は16万5000キロワット。
ヘリウムは放射能を帯びないのが特長で、放射能が外部に漏れる危険性が低い。炉心も温度が一定以上高くならないように核分裂を抑える構造になっており、軽水炉で炉心温度が上がり過ぎた時に水を注入する緊急炉心冷却装置のような仕組みも必要ないという。
基本的にヘリウムガスを冷却剤に使う原子炉で、三菱重工が受注したのは容器だとだけ分かったので、ちょいと検索したら三菱重工のプレスリリースが見つかりました。

ここで「黒鉛球状燃料」という言葉が出てきてどんな仕組みなのだろ?と今度は「PBMR」で検索してようやく分かってきました。
HOTWIRED Japan の2003年11月18日の記事「アフリカで建設計画進む新型原子炉PBMRをめぐる論争
計画を進める企業で構成されるPBMRコンソーシアムのトム・フェレイラ氏によると、PBMRは従来の原子力発電所と比べて安全性が高く、汚染が少なく、小型で建設費用も安くなるという。実際に、計画を支持する人々は、「ウォークアウェイ・セーフ」[仮に運転員が持ち場を離れても安全が保たれる]という表現を使い、PBMRは設計上「メルトダウン(炉心溶融) が起こらない」と主張している。
PBMRでは、これまでの燃料棒の代わりにテニスボール大の黒鉛の球(ペブル)が詰まっていて、それぞれのペブルには数千個の小さな二酸化ウランの粒が入っている。また、通常の炉のように蒸気ではなく、高温のヘリウムガスを利用してタービンを動かす。

このような燃料保持方法では放射性物質がメルトダウンを起こすほどの高温にはならないため、PBMRは本質的に他のシステムよりも安全だ、とフェレイラ氏は語る。「従来の原子炉では、連鎖反応の暴走を防ぐために、たくさんの作業をする必要があった。PBMRでは[逆に]、連鎖反応を持続させるために多くの作業が必要だ」という。

PBMRにはすでに成功実績がある。1960年代にドイツで電気出力15メガワットの実験炉が建設され、21年間故障なしで稼動を続けた。
テニスボール大の黒鉛の球の中に数千個の二酸化ウランの粒が入っているということは、大きくても2ミリぐらいのウラン燃料ということでしょうね。
核分裂が暴走するのは中性子を吸収する制御が出来ない、あるいは局所的な高温で問題が起きるだと理解しているのですが、高温になるのは燃料棒の曲がりによって水が流れにくくなるからというのがあるそうです。
テニスボール大の黒鉛に制御した状態で粒状の燃料を入れるのでしょうが、それが常にコントロールできくものなのでしょうか?

ヘリウムは水素に比べると扱いやすいですが、それでもタービンを回すとなると漏れ防止は大変じゃないかな?
ドイツで実績があるというのは、アメリカの「原発売ります」政策に負けたから実用化されなかったということでしょうね。
比較的短期で完成するとのことなので、注目したいです。

10:33 午前 新製品・新技術 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.12.05

カラスよけの黄色いゴミ袋

サンケイ新聞より「カラスは黄色に弱い? 特殊物質配合のごみ袋で効果
カラス対策に開発された「黄色半透明ごみ袋」が、東京都杉並区に導入されて1カ月が過ぎた。
黄色半透明ごみ袋は、「カラス博士」として知られる宇都宮大農学部の杉田昭栄教授の協力を得てメーカー2社が共同開発。
ここらへんまではテレビで特集されたりして、知っていたのですが「専用の黄色い袋ではないと効果がない」という記事もあって「どういうことだろう?」と思っていましたが、こんなことのようです。
カラスは嗅覚(きゅうかく)ではなく、視覚で餌を探す。嗅覚は人間より劣っているのにくらべ、目に入った光の情報を総合して脳に送る網膜の神経節細胞は、人間が約100万個なのに対し、カラスは約350万個。また、目の細胞内にある色覚に関係するタンパク質も、人間は3種類だが、鳥類は4種類あり、色の感受性も格段に優れている。
カラスは人間が見える範囲の光の波長より幅広い範囲の波長を目でとらえ、脳で総合して画像を再構築している。だが、その波長の一部が欠ければ脳内で画像を構築できず、「見えていない」ことになる。  そこで、杉田教授は「カラスだけが利用している波長を吸収する物質をごみ袋の原料に混ぜれば、カラスには中身が見えない袋ができるはずだ」と考えた。
最初から黄色だったわけではなく、開発過程ではさまざまな色の袋が試作された。袋の原料に混ぜ込む秘密の物質の配合比率を変えるたびに色が変化したからだ。そして、最も効果が高いと確認された配合比率でできあがったのが黄色だった。
はーー、干渉フィルターなのでしょうか?
かなりビックリですね。じつはかなりのハイテク技術なのでしょうか。
じゃあ完全に遮光するであろ黒い袋だったらどうか?というとこんなことのようです。
同じ餌の入った白い半透明の袋と中身の見えない黒い袋を置いたところ、中身の見えない袋にカラスが近づくには、見えるものへの7倍の時間がかかるとの結論を得た。
つまりカラスにとっては黄色い袋は完全遮光の黒い袋と同じで中身が見えないということで、黄色い袋にして半透明で中身が見えることが必要なのは作業員の安全など人の問題というわけですね。いやはや意外と難しい問題なんですね。

10:55 午前 新製品・新技術 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2005.09.05

インテリジェント鍵

Response より「ボルボの制限速度つきキー
ボルボは、ドライバーの安全を守るための新しいシステムを開発した。それは、酒気帯び検査機つきシートベルトと
速度制限つきのイグニッションキーの2つだ。
速度制限つきキーでは、あらかじめ設定した速度以上にはスピードが出せないようにする。

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こんなモノだそうですが、インテリジェント・キーは色々と使えますよね。
鍵は非常に安いものですが、一つずつ別の製品を作っているという製造業の中でも特異な製品を作るものです。
それがインテリジェント化すること出来ると、色々と応用が効きますね。
例えば、NC工作機械のプログラムの持ち歩きなどに使えるかな?と思います。
PCのセキュリティでUSBメモリを挿さない(使わせない)なんてことになっていますが、指定したキーは入るということであれば、メモリを持ち歩くことが出来るわけですよ。

誰でも思いつきそうな気がしますが、こんなアイデア今までありましたっけ?

03:17 午後 新製品・新技術 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2005.08.11

コミュータ・欲しい

Response より「街の狐---ザガートがデザインしたハイブリッドコミューター

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イタリアとフランスの企業が共同で、環境に優しい小型シティカー『ボルペ』を提案した。天然ガスエンジン+電気モーター(インホイール)の直列ハイブリッド駆動で、1人ないしタンデム2人乗り。デザインはザガートだ。
ボルペはスクーターの地上占有面積で、クルマの快適性、安全性をめざした。全長2m、全幅1m、全高1.5m。ボディの開発・設計は軽量ボディを得意とするイタリアの車体メーカー、ベルマン。後輪駆動の「ボルペ」(ベーシック)と4輪駆動の「ボルペパワー」が設定され、車重はそれぞれ380kg、 450kg。
構想としては「一人乗りのコミューター」というのは何時でもあるのだが、デザインはさすがザガート(ツァガートかな?)で一言で言えば「欲しいなぁ」(^_^)

「成長の限界」以来将来予測の研究で重要な指摘であるとされているのが、世論を誘導して望ましい未来に向けたいのであれば「魅力ある未来の提示が不可欠」というもので、いまだにかなり多くの発言として続いている「こんなことをしていると危ない」系の運動は続かないという指摘があります。
ディスカバリー・チャンネルで慶応大学が開発した電池自動車エリーカの紹介で「電気自動車だから我慢する、というのはおかしい」という指摘をしていますが、全くの同感で低公害・低燃費といった未来の車の提案にも魅力的デザインは不可欠です。

09:00 午前 新製品・新技術 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.07.06

エリーカ実用化に

日経新聞より「最速370キロの電気八輪車、公道に――慶大と30社が開発
慶応義塾大学とエネサーブ、大和ハウス工業など約30社が共同開発した八輪の電気自動車がナンバープレートを取得し、5日、初めて公道を走った。
エリーカは慶応大学で開発されている電池自動車です。
エリーカの前身であるKAZについては仕組みを聞いたことがありますが、それまでの電池自動車が普通のガソリン車などを改造していたのに対して、専用の車体を一から作ってしまうことで、トンでもない高性能が引き出せることを確認したとのことでした。

KAZもエリーカもハブ内に専用モータを組み込む型式なので、従来のエンジンから動力を機械的に車輪に伝える機構そのものが無いのです。
基本的な構想が自動車というよりも電車であって、アイデアとしては同一断面の押し出し材を利用して、大きさの違うバスを作るといったものもあります。

このように自動車とは言えないような車なのでナンバーを取るの無理ではないか?と思ったいましたが、「2008年にも約200台を受注生産する計画だ。」というのですから驚きです。
それにしても、新技術が商品レベルになるとはめでたいことだと思います。

04:44 午後 新製品・新技術 | | コメント (1) | トラックバック (0)

2005.06.25

アノトペンのパッケージを考える

酔うぞの遠めがねに「アノトペンを買ってしまった。」を書いたのだが、ある意味で非常に珍しいパッケージではないか?と思うので、FAフォーラムらしく説明してみます。

パッケージの大きさはマザーボード用の箱のようなもので、入っているのはペン、USBクレドール、CD-ROM、説明書(CD-ROMの大きさ)、A4(リーガル)サイズのレポート用紙、ノート、ポストイット、宣伝。
といったところです。
A4のノートが入ってるから大きな箱になっているわけです。

ペン自体仕組みを見れば分かりますが、太めのボールペンで取り外すキャップが付いているので万年筆といったところです。
キャップの役目はそこそこあって、無くすわけにはいきません。電源スイッチであり、接点保護のカバーでもあります。

最初にPCとの接続の物理的な説明をしないと分かりにくいです。(わたしも良く分からなかった)
USBクレドールがペンの電池を充電し、信号を受け取る仕組みになっています。当然、最初に行うのが充電か?と思うわけですが、これがちょっとまずかった。

CD-ROMサイズの説明書は、英語版とフランス語版があって同じ説明が二回あるので、実際には20ページのものです。この説明書が割と段階を追って説明しているので最初は何が出来るのか分かりません。この手の説明書の常として厳密に説明書通りにするのが良いのでしょう。

USBクレードルを通じてペンとPCは通信するわけですが、最初は漠然と単なるUSBメモリがペンにあって、増設記憶装置としてPCは認識するのかと思っていましたが違いました。.NET を使ってると宣言していて、IP接続(って表現でいいの?)になってます。だから、インスートルするとセキュリティ警報が山ほど出ます。

この手の手書き入力装置の常として英文字(英語OS専用だったりするが)にはOCR機能があります。
これがけっこう盛りだくさんで、どうもなんか売り方が違うのでは?と思いますが、ちょっと並べてみます。
Notes,E-mail,Appointmet,ToDo
と並んでいます。
「なんで紙に書くと E-mail になるんだよ?」という問題なのです。
これは紙にチェックボックスがいくつかあって例えば「E-mail」をペンでチェックマークを付けるとデータをメールとして扱うという意味です。
だから、メールアドレスを登録したり、さらにはOCR機能のための学習が必要だとなります。

この部分が実はノートに何ページも書いてあって、トレーニングといういうかシステムの学習というかを実行することになります。 ここが最初に書いた「珍しパッケージではないか?」なのです。 CD-ROM型の説明書に書けないわけですよ。なにしろA4版のノートの上で「ここをチックするか。フムフム」とか言いながら進行するしかないのです。その説明が欠けているので最初は単なるサンプル用紙だと思ってました。しかし、手書き対応の装置の使い方は手書きさせるしか説明出来ないわけで、まぁこういうのもアリかな?という気がします。

わたし自身はあまり高機能を要求していません。単なるメモ書きがPCのスクリーン上に反映すればよいや、ということであって手書き情報が JPEG かなんかで見えれば十分というのが現時点の要求なので、このアプリケーョシンは完全に機能オーバーだと思うのですが・・・・・・。

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2004.11.20

カーボンナノチューブの超硬?

信濃毎日新聞より「耐久性ある合金開発 炭化タングステンにナノ技術活用」

県工業試験場(長野市)は十九日までに、炭化タングステンに超微細炭素素材のカーボンナノチューブ(CNT)を混ぜることで硬さを向上させた「超硬合金」を開発した。新光電気工業(長野市)と共同研究し、試験場の計測によると、CNTを使った炭化タングステン合金の硬度はコバルト使用品より30%以上高く、割れに対する耐性も高まったという。

コバルト使用の合金に比べてということで、そりゃカーボンですから硬いでしょうしカーボンナノチューブなら強度も高まるでしょう。
しかし、合金のような均質化はどうなのだろう?合金化つまり結合については

炭化タングステンの一部をCNTに近い超微粒子にすることで、粒子同士の結合を促進させた。

と説明されています。さぞや高くなるだろうと思ったら

製造コストも従来品とあまり変わらない程度になるだろう

さらに別のニュースを朝日新聞「炭素ナノチューブ、2.5ミリまで成長 産総研が新手法」と伝えています。

カーボンナノチューブを長さ2.5ミリまで成長させる新しい合成法を産業技術総合研究所(茨城県つくば市)が開発し、19日発行の米科学誌サイエンスに発表する。今回の技術は、ナノチューブの中でも利用価値が極めて高い「単層型」で開発された。従来品より2000倍も純度が高い単層型を、数百分の1のコストで作れる可能性があるという。

カーボンナノチューブは大変な期待を持たせましたが、実用化ということではまだまだ遠い面が分かってきてちょっとがっかりしていたましたが、なにか大いに期待出来る展開になってきたようです。

12:11 午後 新製品・新技術 | | コメント (1) | トラックバック (0)