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2006.04.07

新耐熱合金

朝日新聞より「1200度でも硬い新合金 東北大院グループが開発成功
従来より約100度高い1200度前後でも強度を維持する新合金の開発に、東北大大学院の石田清仁教授(金属組織学)らのグループが成功した。

開発したのは、コバルトにアルミニウムとタングステンを加えた合金
鋳造後に一定温度で再加熱することで、コバルトの割合が低い一辺十分の数マイクロメートル(1マイクロメートルは千分の1ミリ)のサイコロ状結晶が無数に並ぶ状態にすることに成功した。
この結晶は原子同士の結合が特に強く、加熱しても軟らかくならない特性を持ち、合金全体の硬さを維持できる。

現在広く使われている耐熱合金は、同じ構造を持つニッケル合金で、ニッケルがコバルトより熱に弱い点を克服した。
コバルト、アルミ、タングステンというのはすごい組合せと感じますが、量産できるものでしょうかね?
再加熱で結晶構造を揃えるというのは、ジェットエンジンなどに使っている単結晶の素材の生成の兄弟分のような感じなのでしょうか?
なんかハードルが高そうな印象を受けますが、高熱環境で高強度な材料を安く量産できれば有望ですね。

09:42 午前 新製品・新技術 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.04.05

燃料電池鉄道の実験

FujiSankei Business i より「JR東 世界初の燃料電池列車 近く試験走行
「燃料電池」を搭載した世界初の列車をJR東日本が開発、近く試験車両が完成することが四日、分かった。実用化に向け試験走行を行ってデータを収集する。

関係者によると、試験車両は一両編成。六十五キロワットの燃料電池を二個搭載し、時速百キロでの走行が可能という。

同社が二〇〇三年に開発したディーゼル発電機と蓄電池を組み合わせたハイブリッド試験列車「NEトレイン」を改造。ディーゼル発電機の代わりに燃料電池を積み込んだ形だ。

NEトレインの実用車両は〇七年夏ごろから、長野、山梨両県を走る非電化の小海線に導入される。
う~ん、一両編成とは機関車だけということですよね。元がディーゼル・ハイブリッド機関車なのだか燃料電池も楽勝で積むことが出来るでしょうが、65キロワット×2では、175馬力しかありません。
まぁ自動車と違って燃料供給場所が沢山必要ではないので、インフラとしては実用性は高いかと思いますが、そもそも非電化路線というのが少ないでしょうし、架線から電力供給する方が現実的ではないでしょうかねぇ?

路面電車というのはアリかな?

10:03 午前 新製品・新技術 | | コメント (4) | トラックバック (0)

2006.04.03

産業用ロボット・複数台が干渉しないで動く

FujiSankei Business i より「アーム革命 ファナックが自動制御ロボ 互いにぶつからず
ロボット大手のファナックは、複数台の産業用ロボットを工場内の一カ所に密集させて設置してもロボットのアーム(腕)同士がぶつかることなく、スムーズに作業できる制御技術を開発、新型ロボットに採用した。
こうした制御には、複雑なプログラムを作る必要があったが、新技術ではロボット同士がアームの位置や動く方向などの情報をLAN(構内情報通信網)でやり取りしながら動くため、複雑なプログラムが不要になるという。

新型ロボット「R-2000iBシリーズ」は「R-2000iAシリーズ」を五年ぶりに全面改良し、今月から売り出した。同社は、価格を据え置きながら大幅に機能を強化したことを“売り”に、新たな需要分野も開拓。
従来型で年八千台だった出荷台数を、25%増の同一万台に引き上げる。

同社は、新型ロボット向けのコントローラー(制御装置)を新たに開発。
ロボットを密集設置してもアーム同士がぶつからない機能を備えたほか、複数のロボットが位置情報をやり取りしながら動く機能を強化し、連結できるロボット数を従来の七台から十台に増やした。
“ロボットの目”となるカメラの制御装置をコントローラーに内蔵、省スペース化を実現した。
「新技術ではロボット同士がアームの位置や動く方向などの情報をLAN(構内情報通信網)でやり取りしながら動くため、複雑なプログラムが不要になるという。」

う~ん、大丈夫なんでしょうか(^^ゞ
各種制御ではリアルタイムOSの管理下でプログラムするのが常識で、これがネットワークと接続することが面倒だった最大の理由でした。

一方ネットワーク自体の考え方ミソは「リアルタイム性能を重視しなくても実用分野多い」ということで発達したところが強く、いわば相容れない技術であるとされていました。
今、ここらヘンを見直そうとなっていて結構な需要があると聞いています。 展示会などでは注目の技術ですね。

09:48 午前 新製品・新技術 | | コメント (1) | トラックバック (0)

ロボットスーツで登山

読売新聞より「車いす男性、ロボットスーツの背で初のアルプス登頂へ

筑波大で研究しているパワードスーツの実用研究ということでしょう。

車いすの生活を送る長野県の男性が今年8月、足腰の力を補助するロボットスーツを着用した友人に背負われ、スイス・イタリア国境のブライトホルン(4164メートル)登頂に挑む。ロボットスーツを利用した高山の登山は、世界でも恐らく初めての試みという。

友人の理学療法士、松本武志さん(28)がロボットスーツを装着して内田さんを背負う。
12月3日に2005 国際ロボット展を見に行って、HALの説明員に
「他の人が着替えてすぐに動かせるのか?」と聞きました。
答えは「調整が必要なのでかなり大変で、着替えるというレベルではない」という返事でした。
そりゃそうだろうと思います。

パワードスーツの開発ではやはり軍事先行と言われています。その点で筑波大が研究しても純民間・非軍事部門で実用化するとなると一番のターゲットは肢体不自由な方の補助で、テレビで実際に研究中という放送を見てから2005 国際ロボット展に行ったので、それについても「出来そうですか」と聞いてみたら「出来そうですよ」と割と順調に進んでいるような回答でした。

今回の「登山」が成功すればパワードスーツとして極めて実用レベルになってきたと言えるでしょう。

09:32 午前 新製品・新技術 | | コメント (0) | トラックバック (0)