« 2005年10月 | トップページ | 2005年12月 »

2005.11.25

石綿被害者救済基金案

日経新聞より「石綿被害救済の財源、全事業者が負担・環境省など方針
環境省と厚生労働省は24日、アスベスト(石綿)の健康被害者を救済する新法案で、補償金財源の企業負担分を、個人事業者を除くすべての事業者に求める方針を固めた。石綿に直接関連するかどうかにかかわらず、大企業から零細企業まで対象にする考え。29日に開く関係閣僚会議で提案する。
新法は労災補償の対象外である従業員の家族や石綿関連工場の周辺住民を救済するのが目的で、来年の通常国会に提出される。 企業負担分は2007年度から10年度まで毎年80億―100億円、総額約350億円。「広く薄く」負担させる原則から、石綿と直接関係のない業種からも集めることにした。約260万事業者が対象となる。
4年間で260万事業者から総額350億円から400億円ということだから、1万5千円程度となる、つまり年間で5000円以下・・・・・。
なんですがね、なんで「全国民に負担を求める」とならないのか?とも思うし、400億円の救済基金を一人あたり1000万円ずつ使うとすると4千人分。足りるのでしょうか?
全体としてなんか粗雑な案という印象が強いですね。

07:56 午前 法律・政治・社会 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.11.17

メンテナンステクノショー2005

メンテナンステクノショー2005の招待券をいただいたので行ってきました。
15日から18日(金曜)までやっています。

まぁお門違いではあるのですが、いくつか驚くようなものを見ました。
一つはコンクリートの水漏れを塞ぐ仕組みですが、驚くことに10秒程度で固めてしまいました。
見た目はセメントを錬ったようなものでそれを手で水が出ている穴に練り込んで押さえていると固まってしまうようです。

機械屋さんとして興味津々と言えるのが「鏡面計」でしょう。
販売元アークハリマ株式会社、製造元株式会社応用技術総合研究所となっています。内容はこういうものです。

磨きの計測という話は聞いたことがないので「どういう仕組み?」と聞いたら、基準片に対する相対測定との事でした。現時点ではいささかセンサーが大きくて100ミリ角程度の平らな面が無いと測定出来ません。計測速度は十分に速く数秒でした。
鏡面磨きの程度を数値化して評価できるというのは大したものです。

山口産業株式会社「Easy-Laser」なるレーザー計測システムを出展していました。
これはスエーデンの製品だとのことですが、色々なアタッチメントがあって大型機械の芯だしとか、工作機械の芯だしといったかなり違う作業に容易に応じられるようになっています。
その上で量産しているので、100万円台からシステムが組めるようです。どちらかというとアタッチメントはプーリー、タービンといった比較的大型の機械用のようでその理由は表示器が1ミクロンが最小表示である、といったことが理由のようです。
個々の計測にはアタッチメントやソフトウェアが必要になるかもしれませんが、一から作るのではないようで比較的扱いやすいレーザー計測システムと言えるでしょう。

12:11 午前 もの作り | | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.11.07

イイヤマ・民事再生法適用申請

帝国データバンク倒産速報より「パソコンモニター製造・株式会社イ-ヤマ・民事再生法を申請
(株)イーヤマ(資本金7億1410万500円、長野市北尾張部710-1、代表勝山和郎氏、従業員106人)は、11月7日に東京地裁へ民事再生法を申請し、同日同地裁より保全命令を受けた。

イーヤマグループを形成し、自社ブランド「iiyama」のコンピュータ用カラーディスプレイモニター製造を中心に、欧州市場など国内外に積極的な営業展開を図り、高い知名度と実績を有していた。2000年2月からパソコン生産が事業に加わり、ディスプレイとパソコンの2部門を柱として国内外への積極的な営業展開を図ったことで売上高は伸展し、2001年3月期には年売上高約614億1600万円を計上していた。

近年は、パソコン周辺機器の供給過剰もあり低価格化が進行し、減収に加えて低収益を余儀なくされていた。このため、2003年2月に従来の「iiyama」ブランドに加え、新ブランド「e‐yama」を展開して競争力の確保を図るとともに、固定費の圧縮など経営改善を進めたが、一層の競合激化による販売力および利益率の低下により財務内容はさらに悪化。
こうしたなか、EMSの液晶パネルも価格下落に見舞われ2005年同期の年売上高は約119億5300万円に低迷、自主再建を断念し今回の措置となった。

負債は約178億7800万円。
2001年3月期の売上が614億円に対して2005年3月期には119億円では実に1/5に低下したのですから、そりゃ持たないでしょう。
従業員が106人とのことですから、売上が119億円に低下したとは言っても一人あたりの売上が1億円を越えています。これはいかに高付加価値製品だとしてもかなり外注に依存している業態でないかと想像できます。外注業者への影響が心配ですし、さらには地域経済への影響も心配です。

08:30 午後 経営 | | コメント (0) | トラックバック (0)

山手線停電事件

11月7日は月曜日だというのに朝8時から山手線が5時間に渡って全面ストップというひどい事になりましたが、何が起きたのか?といくつかの新聞の記事を引っ張ります。
朝日新聞
7日午前8時15分ごろ、東京都千代田区のJR東京駅構内で、山手線の内回り電車に電気を送る架線がたるんでいるのが見つかった。
東京―有楽町間で、架線を約500キロの力で引っ張っている重り計13個のうち、11個が線路わきに落ちていたため、たるんだことがわかった。重りをつっている直径約20ミリの鉄の棒が折れていたという。

読売新聞
重りは線路面から高さ約2メートルの位置にあり、縦40センチ、横20センチ、厚さ8センチの鉄板を13枚重ねた構造だが、同社で調べたところ、有楽町―東京駅間では、重りを固定する鉄棒が切れて鉄板11枚がはずれ、東京国際フォーラムわきの一般道路上に落ちていた。
約500キロの重りとなっていますが、この通りの大きさだと1枚が45キロ以上ですから、計13枚で600キロぐらいです。
それを20ミリのロッドで吊っていたということだと、ごく常識的な安全係数ですね。
それでも「折れた(切れた)」ということだと「普通あり得るか?」と思いますが、まぁほとんど固定設備で特に可動部分があるという程の物ではないですから、サビとか腐食があったのでしょうか?
何年間ぐらい使ったものなのでしょうか?まぁ、振動などはあるでしょうからそれで傷んだとかなあるのでしょうか?とても興味深い事件で、幸いなことに事故が直接被害を出さなかったようですからしっかりした分析が欲しいですね。

05:27 午後 もの作り | | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.11.02

DC10のタービン破損事件の真相

サンケイ新聞より「日航系機エンジン部品落下、検査間隔空き過ぎか
「JALウェイズ」のDC10型機が今年8月、福岡空港を離陸直後にエンジンの異常燃焼を起こし、大量の金属片が落下したトラブルは、高熱によってエンジン部品が腐食し、強度が低下して破損したためであることが、国土交通省などの調べでわかった。

トラブルが起きたのは米プラット・アンド・ホイットニー社の「JT9D型」エンジン。トラブルが起きたDC10型機のほか、ボーイング747型機やエアバスA300型機などに搭載可能で、世界各国の航空会社で採用されている。

プラット社は日航に対し、2000~3000時間ごとに腐食検査を行うよう指示。日航は、通常のエンジンより大幅に間隔の短い2500飛行時間ごとに内視鏡で検査を行い、腐食が発生していないか確認していた。

同型エンジンを搭載しているボーイング747型機11機は、腐食検査を1250飛行時間に1回の間隔で行っており、部品の腐食が見つかれば、新しい部品を取り付けた別のエンジンに替えている。
おいおいおい!!、同じエンジンの点検期間が機種によって倍も違って良いものか?
ちょっと信じがたいニュースで誤報か?とも思うのだが・・・・。
とは言え「点検間隔」であって「交換間隔」ではない。高圧タービン側はエンジンのほぼ中央だから、スコープで点検する必要があり日常の目視点検では発見できない。
しかし整備部門は「747用のJT9D」「DC10用のJT9D」で情報を分けていたということになるが、それはヘンではないか?情報を統合すれば「2500時間で大丈夫なのか?」とか「747は1250時間では短すぎるのではないか?」といった議論になっただろうに。

同じエンジン(厳密には違うのだろうが)にまるで別の点検指示をだしているプラット & ホィットニーもヘンなのことをしたものだ。
もっと詳しい情報を調べる必要があるな。

05:00 午後 もの作り | | コメント (0) | トラックバック (0)