2013.09.02

著作権法に電子書籍出版を追加する問題

毎日新聞より「電子書籍:出版権新設へ 海賊版対策 文化庁

毎日新聞 2013年09月02日 11時29分

 インターネット上で急増する電子書籍の海賊版被害対策として文化庁は、出版社(者)による差し止め請求を可能とする「電子出版権」を新設する方針を決めた。

5日開催の文化審議会小委員会で中間報告書をまとめてパブリックコメントを募り、来年の通常国会に著作権法改正案を提出する考えだ。

 出版権とは、出版社と著作権者が契約を結び、著作を独占発行できる権利で、現行法は紙の出版物だけを対象としている。
電子書籍に対応するには、出版社は著作権者から著作権の一部を譲渡してもらう必要があるが、新規の同意を取り付けるのは困難だった。
そのため出版社独自の訴訟を起こせず、著作権者も自らで対応するしかなかった。

 一方、契約文化が浸透する米国の場合、出版社は著作権者から著作権を譲り受ける商慣行があり、自ら侵害対策に乗り出している。

 電子書籍にまで出版権の対象を広げることで、日本国内で配信されている違法な電子書籍の作成・流通の差し止め請求訴訟を起こせるようになる。

さらに著作権者の権利が保護されることから、電子書籍ビジネスの進展につながると期待されている。【中澤雄大】

日本の著作権法は、非常に複雑でこれ以上複雑にしたら使えないのではないか?と強く思う。

日本の著作権法は、著作することで自然に著作権が発生する「無方式主義」です。
しかし、本来の著作物の創造とは別に、著作物に関わる色々な権利があります。
複製、上演、演奏、上映、口述、公衆送信、翻訳、翻案、展示、頒布、譲渡、貸与などが著作物に関する権利であり、さらに著作隣接権がある。

十分に複雑なのだが、これに電子書籍出版権を増やすというわけだ。

やっかいなのは、著作権が無方式で発生するから、放棄が出来ません。

もっとも、財産的価値なら放棄するのも理解出来ますが、「誰それの作品」という著作人格権の放棄というのは原理的にあり得ないでしょう。

東洲斎写楽は謎の絵師として「誰が東洲斎写楽なのか?」という謎解きには多くの人が色々な推理を発表していますが、東洲斎写楽が誰それだと変わってしまったということはありません。

同様に、紫式部と清少納言が入れ替わる、なんてこともあり得ない。
著作人格権は移動しません。(ゴーストライターはどうするのだとは思うが)

そうなると、著作物を作ると自然に発生するのは「著作人格権」であって「著作財産権」は普通の財産として扱う方が自然だろう。

ならば、元著作物が無いと出来ない、複製いかの諸権利は「財に対する権利」として譲渡や放棄が出来るもの、とした方が実際的ではないのか?

著作権法だけで、その上にいろいろと積み上げるのは、いわば重さでつぶれてしまうと思う。
著作物の創造がその複製のためにつぶれてしまう、なんてことになったら本末転倒だ。

「電車男」を例に考えたら、どうなるのだろう。

  • ネットに公開した文章。
  • まとめて紙の本にした。
  • 紙の本を電子書籍にする。
なんか不自然ではないか?
この例では、電子書籍化は著作権そのものというよりも、変なものになってしまうだろう。

9月 2, 2013 at 02:09 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.12.09

ネズミが仲間を救う能力とは

読売新聞より「ネズミは仲間見捨てない…米大学チーム確認

【ワシントン=山田哲朗】

自分は得するわけでもないのに、困っている仲間を助ける。

他人の感情を共有するそんな「共感」の能力をラットも備えていることが、米シカゴ大学チームの実験でわかった。

人以外では、これまでサルでしか確認されていなかったという。9日付の米科学誌サイエンスで発表した。

この実験では、まず、わなの扉を外から頭で押して開けられるようにラットを訓練。

そして1匹のラットをわなに閉じこめると、訓練を受けたラットは扉を開けて仲間を救出した。

  1. わなの外にチョコレートがあるときも、自分が独り占めできなくなるのを承知でラットは扉を開けてやった。
  2. 出てきたラットと接触できないようにしても行動は変わらず、
  3. 仲間と一緒にいたいという自分の一方的な望みが動機でもないらしい。
  4. 雌の方が仲間を助ける傾向が強かった。
(2011年12月9日12時30分 読売新聞)

「人以外ではサルでしか確認されていない」とは何が確認されていないのか判然としませんが、仲間を心配する動画というのは、犬ではけっこう多く撮影されています。

自動車にはねられた仲間を心配する犬の動画は複数あります。
そうなると、この研究が自分だけが持って居る能力=ワナを開けることが出来る、を能力を持っていない仲間のために使うこと、という定義にするのでしょうか?

この定義だと、「共感する」とはちょっと違うような・・・・・。
共感だけであれば、ほ乳類や鳥類など子育てをする動物であれば、自分の子どもだけには共感しているに決まっているわけで、そういう点からもこの報告はもうちょっと注視するべきですね。

12月 9, 2011 at 01:10 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (0)

2011.10.29

記者が消えると

朝日新聞より「スティーブン・ワルドマンさんに聞く記者が消えた街

2011年10月29日03時00分

■米で地方紙が激減監視なき役人給与、大統領の倍にも

米国では経営不振から地方紙が撤退した街々で、公務員の不祥事や投票率の低下など予想されなかった現象が起きている。
記者の取材が絶え、住民は頼るべき存在を失ったからだ。米連邦通信委員会(FCC)から委託されて全米のニュース需給事情を調べた元米誌記者スティーブン・ワルドマン氏にそうした「取材空白域」の実態を聞いた。

リーマン・ショックから3年、米新聞業界の現状は。

「暴風雨は脱しましたが、依然厳しい。
新聞広告収入はこの5年で半減しました。
その間にページ数を減らし、記者の賃金を下げ、記者の数を減らしました。
休刊したのは212紙にのぼる。20年前、全米で6万人いた新聞記者が、今では4万人しかいません」

記者減らしはどう進んだのですか。

「まず削られるのは整理部です。見出しをつける作業などをする部署ですが、取材部門とは違い、読者から見えない部署だから。
次は文化部。映画評や書評は、社員記者が書いたものである必要がないから。
教育、裁判、環境、農業などの記者も軒並み減らされています。
削られたのは、大切だけれど忙しいから読み飛ばそうと読者に思われがちな分野。米国ではそれを『ブロッコリー分野』と呼ぶ。栄養面では大事だが、味が味だから食卓では残してしまう野菜になぞらえた表現です」

新聞社の編集局は様変わりしたと聞きました。

「何かひとつ取材するたび、写真と動画を撮り、ネットに速報を送り、新聞原稿を書き、記者ブログを更新し、フェイスブックに書き込み、ツイッターにつぶやく。
ひとり7役か8役。会社の机で余裕なく書き続ける姿は、飼育かごの中で回転車輪を走り続けるハムスターのよう。
自虐を込めて『ハムスター記者』と呼び合っています」

報道内容に悪影響は。

「深刻です。最も大変なのは地方取材です。小さな街の役所や議会、学校や地裁に記者が取材に行かなくなったのです。米国にはもともと、全州に記者を常駐させてくまなくカバーするような全国紙はありません。
地元案件はもっぱら、地方紙かもっと小さなコミュニティー紙が取材報道してきた。
頼みのローカル紙が休刊し、残った新聞でも記者が減らされた結果、記者が来ず報道もされない『取材空白域』があちこちに出現するようになりました」

聞き慣れない言葉ですが。

「たとえばカリフォルニア州の小都市ベルで起きた事件を見ればわかります。地元紙が1998年ごろ休刊になり、市役所に記者がひとりも来なくなった。
市の行政官(事務方トップ)は500万円だった自分の年間給与を、十数年かけて段階的に12倍の6400万円まで引き上げた。オバマ大統領の2倍です。驚いたことに、市議会の承認を得ている。警察署長の給与を3600万円まで引き上げるなど幹部や市議をぬかりなく抱き込んだからです」
「住民は、この行政官が豪勢な家を建て、広大な牧場を購入したので不審に思っていた。でも地元に頼るべき新聞社はない。十数年間、市長選や市議選に記者は来ず、議会を傍聴する記者もいなかった。
それで広域紙ロサンゼルス・タイムズの記者が隣の市で取材中、異常な高給ぶりを聞き込んでスクープしました」

記者がいれば防げましたか。

「新聞記者でなくてもいい。ネットでも雑誌でもだれか記者が時々、ベル市役所へ立ち寄るだけで防ぐことができた。行政官はさほどの偽装工作はしていなかった。米国では地方紙記者の初任給は年400万円ほどなので、もし住民が総意でその額を調達して記者をひとり雇っていれば、十何億円もの税金を失うことはなかったのです」

権力を監視する役目の者が消えたためですね。地方政治には何か影響が出ていますか。

「選挙で異変が起きています。オハイオ州のある都市で、2007年を最後に地元紙が姿を消しました。
翌年から一円の自治体選挙で候補者が減り、投票率が下がり始めた。
プリンストン大の研究者が調べたところ、現職の実績がまったく報道されず、有権者は投票日に判断材料に窮していた。記者がいなくなった街では、どこも現職有利、新顔不利の方向に作用しています」

新聞がある都市部では取材空白の問題は起きないですか。

「いえ都市部も無縁ではありません。たとえば法廷取材はもう絶滅寸前です。こまめに公判を傍聴し、訴状や判決の即日閲覧を求める記者がいなくなり、裁判所の仕事にたるみが出てきた。以前なら当日中にプレスの手に渡っていた裁判資料が、ネット掲載の3日遅れや7日遅れはざら。この先、裁判官の遅刻や暴言が報道されることはないでしょう」
「医療分野でも問題が顕在化しています。多くの新聞社が、4人いた医療記者を1人に減らすようなリストラを断行。医療記者は特ダネを見つけても取材する時間がない。病院や医学部の側にも不満が強い。
教育報道も危機的です。コロンビア大学が毎年主催してきた恒例の全米教育記者研修も、参加者が集まらず中止に追い込まれたほどです」

■ニュースの発掘力、ネットは補えない報道はNPOで

新聞の取材力が落ちた分、ネットが穴を埋めてくれたのでは。

「残念ながら新聞の穴を埋めるには至っていません。
今回の全米調査で実感したのは、ニュースの鉱石を地中から掘り出す作業をしているのは今日でももっぱら新聞だという現実です。
テレビは、新聞の掘った原石を目立つように加工して周知させるのは巧みだが、自前ではあまり掘らない。
ネットは、新聞やテレビが報じたニュースを高速ですくって世界へ広める力は抜群だが、坑内にもぐることはしない。
新聞記者がコツコツと採掘する作業を止めたら、ニュースは埋もれたままで終わってしまうのです」

そもそも今回の全米調査の目的は何でしたか。

「ネット化が進んで米国の各コミュニティーの報道需要はどのように満たされているのか、それが連邦通信委から依頼された課題でした。
ニュースを供給する新聞社やテレビ局の視点ではなく、ニュースを消費する市民の側に立つ調査でした。
私のような記者のほか大学教官、通信委職員など計38人で全米約600人から聞き取りをしました」

「調査でわかったのは、『今日はこの市の決算と議事録に不正がないか洗ってみよう』と思い立つ人というのは、世の中では記者くらいだということ。
自治体の動きを監視し、住民に伝える仕事などだれも自費ではやれません。
ニュース供給を絶やさないためには、地元に記者を置いておくことが欠かせない。
人口や自治体数などから推定すると、その仕事には全米で5万人の人材が必要。現在は1万人足りません」

経営不振の新聞社がこの先、記者の数を増やすとは考えにくい。

「私は新聞社を守れと訴えているのではありません。私の提言は、NPOとしての報道専門組織を各地で立ち上げていくこと。
過去150年、新聞はたいへん収益率の高い産業でしたが、広告頼みのビジネスモデルはもう限界に来ています。
景気や利益に左右されないNPO報道機関を作り、育てていくしかない」

NPOの運営資金はどう調達するのですか。

「記者は民主社会に不可欠な公共財だということを住民や大学、財団、企業に理解してもらい、寄付を募る以外にありません。
米国では寄付をもとにNPO報道機関が各地で設立された。たとえば、医療の取材空白を憂慮した財団が3年前、ベテラン医療記者たちを雇って健康ニュース専門社を創設した。
法廷取材や州政府取材だけを請け負うニュース配信社も生まれています」

米国と違い、日本には伝統的に寄付を貴ぶ文化がありません。

「寄付だけに頼らずに取材機関を作るには、大学を拠点にする方法があります。いま米国でジャーナリズム専攻者は大学生5万人、大学院生4千人。座学ではなく、街に放り出し取材させ、記事、写真、動画とも新聞社やテレビ局に買ってもらえる水準に仕上げる。アリゾナ州では大学制作の番組が週3回も定時放映され、大好評です」

記者が公益のために公僕として働く時代が来るのでしょうか。

「記者が公務員になってはいけません。役所や企業のためでなく、地元住民のための監視の目として働くようになれば、ジャーナリズムはおそらく永続していきます。
教師や議員、警察官や消防士がどの街にも必要なように、記者も欠かせないと確信するに至りました」

■スティーブン・ワルドマン62年生まれ。ニューズウィーク誌記者やUSニューズ&ワールドリポート誌の編集者として米国政治を報道。著書に「信仰の発見」など。

■取材を終えて
民主制度を保つには栄養素が欠かせない。政治や経済が1日も欠かせない炭水化物やたんぱく質だとしたら、報道はビタミンみたいなものかもしれない。2、3日なら摂取しなくても何とかなるが、まったく取らないと重病につながる。「取材空白」の深刻さは、新聞社で働いていながら、一度も思い至らなかった。(ニューヨーク支局長・山中季広)

なかなか興味深い報告で、いろいろな事を感じます。

新聞記者がいないと、ニュースの鉱石を掘り出してくる人がいない、というのは全くその通りだと思います。
ところがその一方で、過去150年、新聞はたいへん収益率の高い産業だった、という説明には、なるほどだから新聞記者はあれほど偉そうにしていたのか?と思うところです。

この二つを合わせてみると、ニュースの鉱石を掘り出すのには、相応な技術や資金などが必要で、それは収益の高い新聞産業によってまかなわれていた、ということになります。
事実そうであったのでしょう。

しかし、ネット時代になって新聞産業の収益源が激減してきた。
その結果、新聞記者が減って取材力が落ちてきたから、社会の見張り役の力も落ちた、ということですね。

では、旧来の新聞が復活する要素があるのか?というとそれはムリでしょう。
スティーブン・ワルドマン氏の意見で重要な点は、取材コストが掛かる記者が必要だ、という点でありましょう。
日本では、全国紙があり、地方紙、地域紙もありますが、これらが全部営業不振になっています。

ニュースの消費者という視点で見ると、全国紙一紙に月額で3500円といったレベルはいかになんでも高すぎる。
これが、全部の新聞で月額3500円ならOKのように感じる。
もっと言えば、記事ごとに10円で利用できるのであれば、興味のある記事だけを拾い読んでいくことも出来る。

確かに、新聞記者の確保は必要だと思う。
しかし、消費者が買えないような新聞を作っているのでは、新聞社は成立しない。
消費者から見ると、新聞記者は必要だが、新聞社は必ずしも必要とは言えない、という時代になった。

だから、スティーブン・ワルドマン氏の主唱するNPO報道機関の充実は非常に重要で、日本にとっても喫緊の課題です。
しかし、その一方で先日の自由報道協会の醜態は何なのだ、と強く思う。

わたしは、これからもニュースの流通側の意識で、色々と書き続けたい。

10月 29, 2011 at 10:31 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.07.03

代返対策って・・・・・・

読売新聞より「学生の「代返」もうできません…防止装置発売へ

授業に出席した学生が、欠席した友人たちの出席を装う「代返」を防ぐ装置がこの夏に発売される。
川崎市中原区の情報処理サービス業「アルファメディア」が、IT(情報技術)大手の富士通の特許を活用し、業界で初めて開発した。

アルファメディアは2006年、集積回路(IC)入りの学生証をスキャナーに読み込ませ、出席を自動的に管理するシステム「かいけつ出席」を製品化。
全国6大学に約200台を納めているが、友人らの学生証さえ持ち込めば偽装出席が可能だった。

改良を求められていた昨年9月、市内の大企業と中小企業の技術力をつなぐ市の「知的財産交流会」に参加。
同区に本店を置く富士通から、学生証の多重読み込みを防ぐ特許技術を紹介され、これを「かいけつ出席」に応用した試作機を5月末に完成させた。

新たな装置は、学生証と、個々の机に張り付けられた「タグ」の両方をスキャナーに読み込ませる仕組み。

代返依頼者の学生証と、空いている机のタグを読み込ませれば“出席”となるが、その後に別の学生が着席して同様の操作を行えば、前の“出席”記録が取り消されるという。

それでも、空席のままだと偽装出席は可能だが、アルファメディアの小湊宏之社長は「授業中に自分と別の席で操作すると目立つため、代返の抑止効果はある」と強調。

「代返を100%防ぐ生体認証機能を導入するより安く済む」とPRする。
1台12万円の予定で、3年間で1000台の販売を目指す。

(2011年7月3日07時40分 読売新聞)

この記事を読んだときに瞬間的に「ダメじゃん」と思った。

代返依頼者の学生証と、空いている机のタグを読み込ませれば“出席”となるが、
その後に別の学生が着席して同様の操作を行えば、前の“出席”記録が取り消されるという。

これじゃ、学生証の管理が、常に「善意(?)」で行われていることが前提でしょう。
依頼者が、学生所を渡すという善意ね。

じゃあ、盗用はどうするのだ?
もちろん、学生証を持っていないが学籍が出席して「学生証がありません」と申告すれば、それなりに対応するのだろうけど、それがさらに取消が出来るとかならないのか?

つまりは、単にややこしくした以上の意味はないだろう。

セキュリティの基本は、長い暗号にして簡単に言えばやりにくくすることにポイントがあるのだが、絶対でないことは自明のことで、やりにくくすることのコストパフォーマンスで決めるしかない。

そもそも、学生証があることが出席の証拠というのがあまりに情けないと思うのだ。
私の知っている授業では、当日の24時まで携帯メールでレポート提出を義務づけている授業があります。
レポートが出ないと、欠席となります。授業の成果を見るということなら、この方式の方がよほどまともでしょう。

とは言ってもこの装置を作っているが「アルファメディア」というのだから、納得してしまうところもある(藁)

7月 3, 2011 at 10:59 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.03.04

地デジ切り替えに難癖を付けてどうする?

朝日新聞より「「地デジ難民あふれる」識者ら、アナログ終了延期訴え

2011年3月4日19時15分

テレビの地上デジタル放送への完全移行をめぐり、砂川浩慶・立教大准教授やジャーナリストの坂本衛さんらが4日、東京都内で記者会見し、「このままでは地デジ難民が多数出る」として、7月24日に予定されているアナログ放送の終了を延期するよう訴えた。近く総務省に要求書を提出する。

要求書では「地上アナログ放送の終了を地域ごとに段階的に行うこと」「地デジ難民がゼロになるよう万全を期すこと」などを総務省とテレビ各局に求めている。

昨年9月の総務省の調査によると、地デジ受信機の普及率は90.3%。だが、要求書では「地デジに未対応で調査に非協力的な世帯が多数漏れており、実態を反映していない」と批判。「経済的弱者への支援も遅れている」と主張している。

なんだい?この主張は?

我が家はCATVだから結果的に地デジ対応なのだが、ついこの間までCATV回線で受信しているのがデジタル地上波放送だと気が付かなかった。
アナログ受信に切り替えることが出来るわけで、この機能が7月でなくなるということです。

それくらい無関心なのだから、仮にCATVを使っていなかったら、テレビ放送は見ない、というせん択をしたでしょうね。
と言う以前に、我が家がCATVを使い始めたのは、電波状況が極めて悪かったからで、もしCATVがなかったら、10年以上前にテレビを捨てている可能性が高いです。

つまり、テレビを見ない選択をする人たちはある程度以上の数になっていることは確実で、調査に非協力な世帯にも、テレビを強制的に見せるべきだ、と主張しているのでしょうか?

現時点で、「地上波テレビを必要としますか?」というアンケートがあれば、わたしは「不必要」と回答しますよ。
「実態を反映していない」というのは「地上波テレビを見たがっている人の数」の方じゃないでしょうかね?

3月 4, 2011 at 08:41 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.01.28

テレビ離れは世代を超えて

東京新聞より「地デジ化まで半年ですが… 若者はテレビ離れ?

2011年1月24日 朝刊

七月二十四日の地上波の完全デジタル化まで、あと半年に迫った。テレビ業界や総務省は、デジタル対応テレビへの買い替えなどが遅れる“地デジ難民”が出ないよう、今後取り組みを加速させる。

一方で、インターネットでの情報収集や動画視聴をしている若い世代で、完全デジタル化を機にテレビ視聴をやめるという調査結果もあり、その動向が注目されている。
テレビとの距離感について、上智大学の学生に聞いてみた。 (早川由紀美)

協力してもらったのは、新聞学科の学生たち。ゼミの後、残ってもらった二十一人に、

「余暇の過ごし方でテレビよりもネットを優先する」
という人を聞くと十四人が手を挙げた。
「浪人のころから見なくなった。純粋に面白くなくなった」
「興味が偏ってきた。サッカーが見られればいい」
などがその理由だ。

自宅から通学している斎藤千明さん(20)は、リビングとは別に自分の部屋にあるアナログテレビを地デジ対応に買い替えるかどうか、迷っているという。

「集中して見るなら、録画をしておいてリビングで見ればいい。インターネットをするようになって部屋のテレビを熱心には見なくなった。ユーチューブやミクシィの方が面白い」

佐藤駿さん(20)は

「テレビ離れはコンテンツの質の低下ではないところに原因がある」
と考えている。

電車広告でテレビ東京のドラマ「モリのアサガオ」を知り、見たいと思ったが放送日時を忘れてしまい、そのままになった。

「ドキュメンタリーなどで見たい番組があっても、それに自分の時間を合わせるほどには意識を向けていない」。
DVDレンタルや、ゲーム機などへの有料配信など、見逃した番組を気軽に見られる仕組みを充実してほしい
という。
熱心なテレビファンではないものの、環境が整えば番組を見たいという潜在的な欲求はあるようだ。

就職活動中の学生は、情報収集に不可欠なネットに軸足を置かざるを得ないという事情もある。
一方で

「テレビを見ながら家族で話し合うことも多いため、重要なコミュニケーションツール」
=花山りささん(21)=という声もある。

「テレビをやめてもいいと思う人」に手を挙げてもらうと、「日本のバラエティーは笑いのコードが合わない」という留学生一人だけだった。

テレビをやめない理由について、宮島紗穂さん(20)は

「わが家は一人一台テレビがある環境で育ってきた。
今まで二十年間生きてきて、テレビがなかったことはないから」
と説明してくれた。

最後に「テレビに一言」というお題で一人ずつ紙に書いて掲げてもらうと、

  1. 「生活の一部」
  2. 「空気みたいな存在」
  3. 「寂しいときに、ふとつけるもの」
などの言葉が並んだ。蜜月関係とはいえないものの、長年連れ添った夫婦のような情愛が、学生とテレビの間には流れているようだ。

◆「残るは高齢者世帯」地デジ普及でNHK

日本民間放送連盟の広瀬道貞会長は二十日の定例会見で

「デジタル放送受信機の普及台数が一億数千万台になったもようで、このままいけばアナログと変わらない台数で七月を迎えられそう」
と地デジ化に向けた環境が整いつつあるとの見通しを示した。
だが、「世帯普及率が100%でなければテレビ離れにつながる」との懸念も。
NHK経営企画局の土屋円専任局長は
「各種調査で、残っているのは高齢者世帯。最後は手に手をとって一緒に渡るような取り組みが必要になるだろう」
と話す。

一方、電通総研が二〇〇九年八月に実施したウェブ調査では、地デジ化を機に自らの意思でテレビ視聴をやめると答えたのは2・9%。特に二十代男性では6・6%と高くなっている。

学生たちの声にも「是非とも欲しい」といった観点が無いようですね。
いわば消極的な肯定、といったところでしょうか?

我が家は、CATVユーザーなので地デジのためにTvを買い換える事はしませんでしたが、大型テレビにした時には、勝手に地デジ対応になっていました。
我が家も、地デジ対応済みとカウントされるのでしょうが、地上波放送(デジタル)を見ているのかとなるとちょっとニュースを見るぐらいで、特に番組を見ているとは言えません。

わたし自身は、小学生の時に白黒テレビが家に来た世代ですから、アメリカのテレビドラマなどはとてもよく見ていた方です。
今でも、「ルート66」のDVDを見たりしています。

だから、今ではFoxなどで、テレビドラマを見てますね。しかし地上波ではほとんどやっていないから見ない。

学生が指摘している

「ドキュメンタリーなどで見たい番組があっても、それに自分の時間を合わせるほどには意識を向けていない」。

DVDレンタルや、ゲーム機などへの有料配信など、見逃した番組を気軽に見られる仕組みを充実してほしい

はCATVで見ていても、結構重大な問題ですが、CATVでは番組が専門化しているから、比較的短時間で再放送されるので、見逃した感は少ないです。
しかし、こちらから見に行きたい、となると現在は番組予約や録画ですが、潜在的にはオンデマンド放送の要求が大きいという事でしょう。

現時点でオンデマンドを実現しているが、ネットなのだから放送はネットと一体にならないと成立しないとも言えます。

結局、この10年間ぐらいの地デジ騒動を考えてみると、放送関係者はアナログからデジタルに変わるから、白黒テレビ開始の頃に戻れる、と思っていたのではないだろうか?
あの頃に急速に消えたのが、貸本屋です。子供たちにとっては、貸本屋で漫画などを借りるのが普通だったのですが、テレビの普及にあわせて消えていった。
しかし、その後週刊誌として漫画本が登場します。これこそがイノベーションでしょう。
今の放送業界に、こういった動きはあるのだろうか?

1月 28, 2011 at 11:25 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.01.10

横澤彪氏・逝去

朝日新聞より「横澤彪さん死去 「ひょうきん族」「いいとも」手がける

2011年1月10日1時0分

「オレたちひょうきん族」などのヒット番組を手がけ、お笑いブームを巻き起こしたフジテレビ元プロデューサーの横澤彪(よこざわ・たけし)さんが8日夜、肺炎のため東京都内の病院で死去した。
73歳だった。通夜・葬儀の日程は未定。

1962年に東京大学文学部卒業後、フジテレビに入社した。

80年代に「THE MANZAI」「オレたちひょうきん族」「笑っていいとも!」などのお笑い番組を手がけた。

80年に始めた「THE MANZAI」は、従来の演芸番組のスタイルを脱し、豪華なセットと若者向けの演出で爆発的な人気となり、漫才ブームに火を付けた。

81年からの「オレたちひょうきん族」はアドリブの面白さを前面に出し、けいこを重ねたコントが中心だったお笑い番組の流れを変えた。
人気コーナー「ひょうきん懺悔(ざんげ)室」に自ら神父役で出演した。

手がけた番組で、タモリ、ビートたけし、明石家さんまの3人が全国区の人気を集め、「お笑いビッグ3」と言われるスターになった。ほかにも、島田紳助、山田邦子、片岡鶴太郎らのタレントが番組から育った。

95年に吉本興業に移り、東京支社長や専務として同社タレントの東京進出に尽力した。
95年4月からは4年間、朝日新聞でコラム「横澤彪のショービズ・笑ビズ」を連載した。

05年に悪性リンパ腫と診断され、闘病を続けてきた。インターネットサイト「J―CASTニュース」では昨年12月30日までテレビ評を連載していた。

同ニュース発行人の蜷川真夫さんは

「毎日テレビを見て、4年間で執筆のためのノートは22冊にもなった。最期までテレビ人として現役だった。『最近のテレビはタレント頼みで作り手がだらしない』と嘆いていた」
と悼んだ。

タレント・西川のりおさんの話

僕が世の中に出られるようになったのは横澤さんのおかげ。まだ全国に進出できず、がっくりしているときに「もう一度やらないか」と声をかけてくれた。横澤さんと一緒に仕事をした「THE MANZAI」や「オレたちひょうきん族」が、今でも僕の青春。人生の道しるべのような人でした。

わたしはSFファンでもあったので、フジテレビというと野田昌宏氏を思い出します。
ウィキペディから略歴の一部を引用しますと。

  • 1933年生まれ、2008年6月6日没
  • 1959年フジテレビ入社(フジテレビ創業が1957年)
  • 『日清ちびっこのどじまん』『祭りだ!ワッショイ!』『第三の眼』『ひらけ!ポンキッキ』『料理の鉄人』『発掘!あるある大事典』『クイズ$ミリオネア』などを手がける。多数。

横澤彪氏が1962年にフジテレビに入社しているわけですから、お二人はほとんど同期であります。
そして、「ママとあそぼう!ピンポンパン」「THE MANZAI」「スター千一夜」「笑っていいとも!」「オレたちひょうきん族」を制作しているわけですから、フジテレビのカラーはこの二人が作ったと言っても良いくらいです。

今年中にはアナログテレビ放送が無くなるわけで、まさしくテレビの人であったし、今の日本にはこのような馬力を発揮する場面がないのを残念と捉えるのか、ふがいないと捉えるのか考えてしまうところです。

1月 10, 2011 at 11:50 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.12.10

東アジアのお子様国家

  1. サンケイ新聞より「民主活動家vs官製“中国人デモ対決” 平和賞授賞式を前に
  2. サンケイ新聞より「「傲慢」「危害」…中国政府いらだちピーク 平和賞授賞式を前に
  3. Newsweek 日本版 より「国連もノーベル賞より中国が大事?

ノーベル賞授賞式が近づいていますが、ノーベル平和賞に対する中国政府の「外交」がへんてこなことが、大々的に報道されています。

一番目の記事は、授賞式が行われるオスロで中国人のデモが対決するというもので、中国政府に反対する中国人と、中国政府を支持する中国人が、オスロでそれぞれデモを計画しているという。

二番目の記事には中国政府が、米国下院の劉氏の釈放を要求する決議案に対して「一部の米議員に誤った言行をやめ、傲慢(ごうまん)な態度を改めるよう促す」 と言っちゃったのですが、サンケイ新聞の記事の通り圧倒的多数も「定数435人の下院で、402対1」でありました。
どう見ても「一部の議員」ではないですわ。

三番目の記事は、国連人権高等弁務官がノーベル賞の授賞式に出席しない、ということなのですが、高等弁務官はノーベル平和賞受賞者の劉暁波氏に対して、以前はかなり肩入れをしていた、だから代理を送るなど何らかの動きを期待したのだが、何もしないと声明した。

そこで、中国が国連事務総長の潘基文を通じて圧力を掛け、潘基文が中国に屈したのが問題だ、という記事です。

これをまとめて読んでみると、中国というのはお子様国家なのではないか?という印象があります。
まして、孔子平和賞を作るというのにいたっては、ヒステリーとしか言いようがないでしょう。

友愛とかノンキなことを言う政治家にも困りますが、お子様巨大国家というのはもっとまずいよ。


サンケイ新聞より「民主活動家vs官製“中国人デモ対決” 平和賞授賞式を前に

2010.12.10 09:29

【オスロ=矢板明夫】
中国の民主活動家、劉暁波氏に対する10日のノーベル平和賞授賞式に合わせて、オスロ入りした中国の民主活動家ら約100人が9日、中国大使館前で「劉氏を釈放せよ」「最後のベルリンの壁を壊せ」と書かれた横断幕を掲げてデモ行進した。

中国当局を支持しノーベル賞委員会に抗議するノルウェー在住の中国人によるデモも計画されており、中国人同士によるデモ対決となっている。

在ノルウェー中国大使館前のデモは、米国在住の民主活動家、楊建利氏が呼びかけた。
デモには牧野聖修衆院議員(民主党)も参加、「日本は中国の民主化問題について隣国としてもっと関わるべきだ」と述べた。

一方、ノルウェー在住の中国人によるデモは授賞式当日の10日午後に予定されており、「ノーベル賞委員会の中国に対する内政干渉」などを抗議することが目的としている。

同デモの主催者はメディアに対し「あくまで自発的な行動」と主張し、中国による官製デモとの見方を否定している。

しかし、国際人権団体によると、中国の外交官らは10月ごろから、在ノルウェーの中国人団体などを訪ねて「内政干渉抗議デモ」への参加を繰り返し要請、参加しない人に対し、「深刻な結果を招く」などと警告したという。

サンケイ新聞より「「傲慢」「危害」…中国政府いらだちピーク 平和賞授賞式を前に

2010.12.10 09:35

【北京=川越一】
中国の民主活動家、劉暁波氏へのノーベル平和賞授賞式を翌日に控えた9日、中国政府は劉氏の授賞に反対する立場を強いトーンで改めて主張、当局内のいらだちがピークに達していることをうかがわせた。

中国政府は、米下院が8日、劉氏の釈放を要求する決議案を圧倒的多数で採択したことに反発。

外務省の姜瑜報道官は9日の定例記者会見で、

「一部の米議員に誤った言行をやめ、傲慢(ごうまん)な態度を改めるよう促す」
と、米議会に対する敵対心をあらわにした。

姜報道官は、国際社会がノーベル平和賞に値すると認める劉氏の業績を

「一般的な評論の範疇(はんちゅう)を超えた、現実社会に危害を与える行為」
と表現。
「今年の平和賞に多くの人が反対している理由を考えるべきだ」
と国際世論に耳をふさいでいる。

また、報道規制も強めており、米CNNや英BBCのウェブサイトの閲覧を制限している。

Newsweek 日本版 より「国連もノーベル賞より中国が大事?

中国の民主化活動家、劉暁波のノーベル平和賞授賞式に国連人権高等弁務官が不参加を表明。
その裏には中国の圧力が見え隠れしている

2010年12月09日(木)16時46分

国連人権高等弁務官(UNHCHR)がノーベル賞授賞式への出席を辞退――例年なら問題にもならないような話かもしれないが、今年は話が別だ。ノーベル平和賞の受賞者が、中国の民主化活動家で収監中の劉暁波(リウ・シアオポー)だからだ。

出席辞退を発表したUNHCHRのナビ・ピレーの広報担当によれば、授賞式が開かれる12月10日は世界人権デーでもあり、スイスのジュネーブで行われる予定の別のイベントに出なければならないという。
ノーベル賞授賞式に出席するため、スイスに代理を送るつもりはないとしている。

ピレーの欠席は、潘基文(バン・キムン)国連事務総長に対し人権団体からの批判が高まるなかで発表された。

今も劉暁波は収監中で、妻の劉霞(リウ・シアン)も夫のノーベル賞受賞が決まってからは自宅軟禁されている。

しかし潘基文は、2人を解放するよう中国政府を説得することに失敗。受賞を祝福する声明も出していない。

劉暁波は1989年の天安門事件にも関わった民主化運動のリーダーの1人。
同時に、中国の知識人や人権運動家が政治改革や人権環境の向上を求めて発表した「08憲章」の起草者の1人でもある。

アメリカ在住の中国人反体制活動家で、ノーベル賞授賞式で劉暁波の代理人を務める楊建利(ヤン・チエンリー)は、ピレーの欠席は高等弁務官としての責任の放棄だと非難した。「中国政府から直接的な圧力を受けたに違いない」

他国の高官に欠席を迫る中国

特に疑わしいのは、欠席が発表されたタイミングだ。

「ノーベル平和賞が発表された後、潘基文と中国の胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席の会談が行われた。そこで潘が劉暁波に関する話題に一切触れずに終わった直後、ピレーの欠席が発表された」
と楊は指摘する(ニューヨーク・タイムズ紙はこれを潘の「恥ずべき沈黙」と呼んだ)。

一方のピレー側は、今回の欠席はあくまで世界人権デーのイベントが理由で、中国は無関係だとしている。

「彼女にとっては簡単に欠席できる催しではない。今回のイベントでは、これまで無名だった人権擁護者たちに光を当てようとしている。そのために何カ月も前から準備してきた」
と、ピレーの広報担当は言う。

ピレーを支持する人々に言わせれば、彼女はノーベル賞発表の前から、劉暁波に対する中国の姿勢を厳しく非難してきたという。
09年に中国の裁判所が劉暁波に対して懲役11年の刑を下したとき、ピレーは中国政府を批判した。

「劉暁波に対する有罪判決と厳しすぎる量刑は、中国で言論の自由への締め付けがさらに強まることを示している」
と、当時のピレーは語っている。
「人権の保護・促進に対する中国の取り組みに、不吉な影を落とす非情に残念な判決だ」

Reprinted with permission from Turtle Bay, 09/12/2010.(c) 2010 by The Washington Post Company.

12月 10, 2010 at 11:33 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.10.26

中西準子先生が文化功労者に

毎日新聞より「文化勲章:安藤忠雄氏ら7人 文化功労者には17人

政府は26日、10年度の文化勲章受章者7人と文化功労者17人を決定した。文化勲章は

  1. ▽原子核物理学・学術振興の有馬朗人氏(80)
  2. ▽建築の安藤忠雄氏(69)
  3. ▽有機合成化学の鈴木章氏(80)
  4. ▽演劇の蜷川幸雄氏(75)
  5. ▽有機合成化学の根岸英一氏(75)
  6. ▽服飾デザインの三宅一生氏(72)
  7. ▽日本中世史の脇田晴子氏(76)
に贈られる。
文化功労者はスポーツの王貞治氏(70)ら17人に決まった。
ノーベル化学賞に決まった鈴木氏と根岸氏は文化功労者にも選ばれた。

安藤氏は現代建築の分野で実績を上げるとともに、歴史的建造物の再生にも手腕を発揮。国内外で大規模な改修に携わった功績が認められた。

蜷川氏はシェークスピア全作品上演や「ハムレット」の英国公演など、多年にわたる国内外での活動が評価された。

王氏は現役時代、長嶋茂雄氏(74)と組んで読売ジャイアンツの3、4番を務め、「O・N砲」と呼ばれるなど国民的ヒーローとして人気を集めた。プロ野球界からの文化功労者は、いずれもジャイアンツの選手・監督だった川上哲治氏(90)、長嶋氏に続き3人目。

NHK朝の連続ドラマのモデルになった漫画の水木しげる氏(88)=本名・武良茂=も文化功労者に選ばれた。

そのほかの文化功労者は

  1. ▽指揮の大野和士氏(50)
  2. ▽映画の吉永小百合氏(65)=本名・岡田小百合
  3. ▽歌舞伎の市川猿之助氏(70)=本名・喜熨斗政彦
  4. ▽X線天文学・学術振興の田中靖郎氏(79)
  5. ▽環境リスク管理学の中西準子氏(72)
  6. ▽日本近世文学の中野三敏氏(74)
  7. ▽詩の中村稔氏(83)
  8. ▽ 光化学・電気化学の藤嶋昭氏(68)
  9. ▽書の古谷蒼韻氏(86)=本名・古谷繁
  10. ▽写真の細江英公氏(77)=本名・細江敏廣
  11. ▽刑事法学の松尾浩也氏(82)
  12. ▽生化学の松尾寿之氏(82)
  13. ▽幹細胞生物学の山中伸弥氏(48)。

文化勲章授与式は11月3日に皇居で、文化功労者顕彰式は同4日に東京都内のホテルで行われる。【篠原成行】

文化功労者に選ばれた、中西準子先生は「雑感」に次のように書かれています。

私は平成22年度文化功労者を頂くことになりました。11月4日に顕彰式があり、その後天皇陛下ご主催の皇居でのお茶会に招待されることになっております。

詳しくは11月4日の式が終わりましてから書きますが、

文化審議会の推薦文の冒頭には「環境リスク管理学の分野において、『人の損失余命』と『生物種の絶滅確率』という人の健康と自然環境に対するリスク評価軸を提案・確立するなど、定量的な環境リスク評価と環境リスクマネジメントの研究において優れた業績を挙げ、斯学の発展に多大な貢献をした」
と書かれています。

私がこの賞を頂くことも驚きですが、それ以上に、環境リスク評価・管理という研究分野にこのような権威ある賞が与えられることになったことに、ただただ、驚いています。

私の行ってきました研究は、在来の伝統ある学問とはひどくかけ離れています。一つのことを突き詰めて、新しい発見に至るというのではなく、多くの知識を集めてそれらを体系化し、我々が進むべき道の指針にしようとする研究です。

在来の科学がかっちりした枠組の中で作られ、正しさが証明されるのとは異なり、枠組自体が研究対象であり、しかもそれは相当のやわらかさを持っています。それにも拘わらずこの研究結果を認めて頂いた、そのことに驚き、感激します。

同時に、科学はもっと現実の複雑な問題、人類が苦しんでいる現実問題に真正面から向き合い、その解決に貢献せよという強いメッセージを感じます。

先日、受賞のことを野間口有(のまくちたもつ)理事長に報告に行きました。
その際、理事長は

「数年のうちに、ノーベル賞もこういう分野を選考対象にするだろう。時代は確実にその方向に進んでいる」
と言いました。

そうか、そういうことか、時代が必要としている研究として選ばれたのだとひとつ納得がいきました。

私の研究は未熟です。どう見ても足りないところばかりで恥ずかしいです。しかし、今回文化功労賞のような権威のある大きな賞を頂くことができました。これは、時代が選んでくれたと思っています。科学は、もっとこういう問題に取り組めという意味で選ばれたと思います。

特に私の研究を推薦する大きな団体があるわけでもありません。それにも拘わらずこのような賞を頂くことができました。未だに、どなたが私を選ぶことに賛成してくれたのか全く見当もつきません。時代の舵を切るという強い意思で、選考委員の皆さんが選んで下さったと思います。

そのことに敬意を表し、今後とも精進を続けたいと思います。

この賞の栄誉は、家族と友人、同僚、さらには積極的に研究支援をして下さった文科省、経産省、JST、 NEDO、 産総研の関係者の皆さんと分かち合うべきものと思っています。皆様、本当にありがとうございました。

(詳しくは、11月5日に書くことにいたします)

わたしは通称「中西裁判」あるいは「環境ホルモン濫訴事件」と呼ばれる裁判で、山形大学の天羽先生(apj さん)と一緒に「応援団」と称して、裁判を傍聴しリポートしていました。
「中西 vs 松井裁判・第二回口頭弁論」に概略を書きました。

これが縁で、中西先生のお話を聞く機会も多かったし、いわば自伝である「環境リスク学―不安の海の羅針盤」を読んで、ひたすら「すごい方だ」と感心していました。

わたし自身は、高校一年だったと思いますが、アイザックアシモフの「銀河帝国の興亡」を読んで、未来予測のシミュレーションに興味を持ちました、その後、現実に世界をシミュレート(ワールドシミュレーション)した研究として世界的に話題になった「成長の限界」が発売されました。

成長の限界で使われたのが、大型コンピュータ用の言語 dynamo でありシステムダイナミックスという分野であることを知って、後にパソコン用のソフト stella を買いました。

まあ、ちょっと練習してみて「自分にはこういう問題を扱うセンスがない」と自覚したわけですが、それ以上にシミュレーションでは一見無関係な事を、結びつけて調べてみるところがとても大変であることを理解しました。

中西先生は、この「一見無関係な事を比較してみる」手法を、環境という曖昧な分野に当てはめたわけで、一番ものすごいのが「ダイオキシン問題の真実」を暴いてしまったことでしょう。

わたしから見ると、中西先生はほとんどハリーセルダンであって、世の中のほとんどの人が疑っていないことを「それは違う」と証明してしまうのです。

学者として、このような考え方と手法を学問として定着させたことは、日本と言うよりも世界の宝というべきで、将来のノーベル賞の分野になる、というのも当然のように思います。

なんかの機会にお会いして、お話を伺いたいものです。

10月 26, 2010 at 04:26 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (1) | トラックバック (0)

2010.10.24

本を読まない・電子ブック・アマゾン・Kindle3

読売新聞より「「1か月本読まず」52%…読売調査

読売新聞社の読書に関する全国世論調査(9月25~26日実施、面接方式)で、1か月間に1冊も本を読まなかった人は52%だった。

この質問を始めた1980年以降では、2002年の54%、昨年と98年の53%に次ぐ高い割合となった。

読まなかった理由は

理由今年昨年増減
時間がなかった46%51%-5%
読みたい本がなかった21%21%0%
本を読まなくても困らない16%18%-2%

などの順に多かった。

電子書籍について聞いたところ

「利用したことがあるし、今後も利用したい」6%5%+1%
「利用したことはあるが、今後は利用したいと思わない」3%3%0%
で、利用者の割合は昨年から大きな変化はなかった。

ただ、

「利用したことはないが、利用してみたい」25%19%+6%
「利用したことはないし、利用したいと思わない」65%71%-6%

「利用してみたい」が増えて、「利用したいと思わない」が減った。

(2010年10月24日01時25分 読売新聞)

10月21日に Kindle3 が届きました。
とりあえず、試行錯誤中であります。

Kindleは、電子ブックリーダーですが日本で使うとなると、日本語の電子ブックがほとんど無い、という問題に直面します。

実は、マイミクからお二人がKindle3を買って「良いよ」と言っているのに刺激されたわけですが、一人は「自炊」しているし、もう一人も電子ブックを買っている様子はない。

わたし自身は、学校などでしゃべる時に紙を持っていくのが面倒なので、何とかならないか?と何年も前から調べていました。

ネットブックなどノートPCだと

  • 電池が持たない。
  • 立ち上がりが遅い。
  • 重い。

が問題になってきます。
特に電池の問題は、気にしているようではダメだ、といったところですね。

Kindle3は自作のドキュメントもPDFにして持ち歩くことが出来ます。
もちろん日本語対応だから、マイミクの二人も買ったと言っています。

わたし自身は、長年アウトルックの予定表を使っていて、これは手帳風に印刷できるので、実際に印刷して持ち歩いていたのですが、A5用紙の裏表印刷などやるのは結構やっかいで、手軽とは言い難いです。

そもそも何で、ここで紙に印刷になったのかというと、PDAなどとのシンクロは機器や、OS、アプリの変更に追従できないからでありました。

しかし「紙に印刷も面倒だ」となって、PDFで印刷して、Kindle3に送ってしまった。ちょうど良い。
Kindle3の大きさは、

  1. 外形が190×120
  2. ディスプレーが120×90
ですから、まあシステム手帳サイズです。
電子ブックリーダーとして考えると、新書版の外形で、文庫本を読むという感じですね。

Kindle3は、eインク技術なので、表示しているだけならほとんど電池を消耗しないそうで、電池は一月も持つそうです。
電池を消耗するのは、通信をするときで、G3あるいは wifi で通信します。通信は、wifi であれば早いという当たり前の話ですが、電池の消耗はノートPCとは比較にならないほど少ないようです。

こんなことで、日本では電子ブックリーダー以外については実用的に十分だ、と言えるのですが、当然のことながら電子ブックリーダーとしても使いたいものであります。

しかし、コンテンツがない。

電子ブックのテスト利用は、何年も前からやっていますが、わたしの経験では専用電子プックリーダーが必須です。

  • やはり書籍は、持ち歩きたいから、デスクトップPCは使えない。
  • 電源を切っても、ソフトを閉じても、読んでいたページから再開すること
  • 電源を気にしたくはない。
PCでのテストは、購入手続といったところもテストしたのですが、コピー禁止のためにダウンロードに失敗しても課金されるなど、論外と言って良い状況もありました。

もちろん、専用ソフトが必要だから、数種あった電子ブックも読めたり読めなかったり、その上コンテンツが乏しい。

今年になって、携帯電話を変えたときに、東芝のbiblioを選んだのですが、これが「電子ブック対応」でありました。
実際、携帯で大石英司の初期作品を読みました。機能的には、電子ブックリーダーのソフトはちゃんとしていて、文庫本をまるまる一冊何の問題もなく読めたので、やはり電子ブックは良いな、と思うのですが・・・・・・、読みたい作品がない。
もちろん、携帯電話での画面では、文庫本ではなくてメモを読んでいるような感じで「やはり専用リーダーが必要」となりました。

そんなわけで、Kindle3になってしまったわけです。

今回の読売新聞の調査では、1か月間に1冊も本を読まなかった人は52%だった。となっていますが、これが「購入」だとすると、わたしも結構危ない。
本を買っていない月はあります。

しかし、前から持っている本は読んでいます。ペースはかなり落ちているけど読まないわけではない。
そうなると、読みたい本がない。というのが大きな理由になるでしょう。
さらに、調べ物や参考書のたぐいは、ほとんどネットで済んでしまうから、そういう本は現実問題としてほとんど買わない。

その点、Kindle3はブラウザー、電子ブックリーダーですから、当然メールも読める。日本語でなければ、発信も出来る。

実に、日本が出来ないことをやっているわけです。
まあ、このままだと日本の電子ブックは離陸する前に、アマゾンに降参することになるでしょう。

10月 24, 2010 at 10:30 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.10.08

シーシェパードのお騒がせ

サンケイ新聞より「シー・シェパード幹部「ザ・コーヴ」の舞台、太地町に常駐 「日本たたき」強化

2010.10.8 00:00

反捕鯨団体「シー・シェパード(SS)」が和歌山県太地(たいじ)町に団体幹部を長期派遣し、地元のイルカ漁に圧力をかけている。

太地町は、隠し撮り映像でイルカ漁を批判し、今春、米アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した映画「ザ・コーヴ」の舞台。

SSは日本に狙いを定めた活動で注目を集め、多額の寄付金を得るようになったことから、今回も知名度の高い場所で存在感を示し、勢力の拡大を図るのが目的とみられる。

SSは12月にオーストラリアから抗議船を出し、再び調査捕鯨妨害をすることも宣言、“日本たたき”の姿勢を強めている。(佐々木正明)

太地町で活動しているのは、米環境保護局元捜査官で2年前にSSに加入した米国人、スコット・ウェスト氏(52)。
9月初めから、ザ・コーヴで知られるようになった同町の畠尻湾に張り付き、撮影した動画像をインターネットに連日配信して、イルカ漁の実態を「告発」している。

ウェスト氏は「観光目的」で来日し、12月上旬まで日本に滞在予定。SSが幹部を日本に長期派遣するのは初めてで、3カ月間の滞在費は200万円近くに上るとみられる。
SSはさらに、12月以降も別のメンバーを派遣する意向を示している。

こうした活動を可能にしている背景には、SSの潤沢な財政状況がある。

SSは2003年に初めて太地町に活動家を派遣。
05年には捕鯨妨害を始め、07年からは抗議船に米有料チャンネル「アニマル・プラネット」の撮影班を乗船させて、活動家たちを「海の英雄」に仕立て上げる番組「鯨戦争」の制作に協力するようになった。

「鯨戦争」は同チャンネル史上、歴代2位の視聴者数を稼ぐ人気番組に。
米国やオーストラリアなどでSSの知名度は飛躍的に向上し、活動の原資にしている寄付金が急増した。

04年は総額120万ドル(約1億円)だったのに対し、08年には396万ドルと3倍強になった。

09年には米国の元テレビ司会者らから数百万ドルの大口寄付があり、総額は1千万ドルを突破している可能性が高い。

捕鯨関係者は

「日本をたたくことで、収入が増えるビジネスモデルが確立され、SSにとって、日本が『金のなる木』となっている」
と指摘する。

一方、太地町で9月末にいけす網が切られた事件では、かつてSSメンバーだったオランダ人らがアムステルダムに設立した団体「ザ・ブラック・フィッシュ」が犯行声明を出した。

この団体は、水族館のショー用に売却されるイルカの捕獲禁止を目指している。
これは、SSから分派した「シー・シェパード系過激団体」が“本家”のやり方を踏襲、日本を標的にし始めたことを意味する。

ウェスト氏は日本への対決姿勢を強めている点について、

「海洋生物が絶滅すれば地球が滅びる。
日本は世界で最も海洋生物を殺す『犯罪行為』を続けており、地球環境にダメージを与えている。
われわれは実力行使でこれをやめさせる」
と話している。

毎日新聞より「シー・シェパード:ギル号沈没は自作自演 元船長が暴露

2010年10月7日 21時34分 更新:10月7日 23時32分

【ジャカルタ佐藤賢二郎】
南極海で今年1月、日本の調査捕鯨船団の調査船と衝突、沈没した反捕鯨団体「シー・シェパード」(SS)の抗議船「アディ・ギル号」のピーター・ベスーン元船長は7日、

「ポール・ワトソンSS代表の指示で故意に沈没させた」
と述べ、沈没は自作自演だったと発言した。

ラジオ・ニュージーランドの取材に答えた。
SSは「ギル号はえい航する途中で浸水し沈没した」と主張している。

ベスーン氏は「(ギル号の)エンジン室は無事で救出可能だった」とし、代表のワトソン容疑者=傷害容疑などで国際手配中=から

「一般の人々から共感を集めるため」に沈没させるよう指示があった
と証言。
SSを「道徳的に破綻(はたん)している」と批判した。

一方、ワトソン容疑者は

「けん引できない状態で、判断は船長であるベスーン氏が下した」
と否定した。

日本の調査捕鯨船の調査船への艦船侵入罪などに問われたベスーン氏は今年7月、東京地裁で執行猶予付きの有罪判決を受け、ニュージーランドに強制送還されていた。

豪紙シドニー・モーニング・ヘラルド(電子版)によると、ベスーン氏は南極海での反捕鯨活動への復帰をSSに求めたが、活動への不参加が執行猶予の理由の一つだったため、SS側は拒否。

同氏が日本の捜査当局に対し、

「妨害行為はすべてワトソン代表の指示」と「うその証言」をした
として、6日までに一切の関係を絶った。

ワトソン容疑者は「(ベスーン氏は)SSと不仲になったことを恨んでいる」と述べ、沈没を巡る発言は組織への報復と反論した。

サンケイ新聞の記事は、佐々木正明記者の署名記事ですが、佐々木正明記者はサンケイ新聞が主催するイザ!の記者ブログで、逮捕されたベスーン船長とやりとりを詳細に発表していました。

佐々木記者は、「ベスーン船長は、ポール・ワトソンに洗脳されていた」と書いていましたが、今回はそれが行き着くところまで行って、ベスーン船長とポール・ワトソンが相互に非難し合っている、という図式になったと言えますね。

10月 8, 2010 at 09:45 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.09.12

紙雑誌と電子雑誌の著作権処理のガイドライン

朝日新聞より「電子雑誌の著作権処理に初指針 出版社に一時譲渡案など

2010年9月12日3時6分

雑誌を電子化してネット上で販売する際に、作家や写真家らの著作権を一定期間に限って出版社に譲渡するガイドラインの大枠が、日本雑誌協会(雑協)と二つの著作権者団体の間で固まった。

雑誌1冊分の著作権処理について、出版社と著作権者の間でガイドラインが設けられるのは初めて。煩雑な雑誌の著作権処理を円滑にすることで、電子雑誌の流通が促進されそうだ。

ガイドライン案は、出版社95社が加盟する雑協が、日本文芸家協会(会員約2500人)と日本写真著作権協会(9団体加盟)に提案し、3月から協議を重ねてきた。条件などを詰めた後、文芸家協会の理事会で認められれば10月にも公表される。

案によると、著作権が譲渡される期間は週刊誌が1カ月間、月刊誌が2カ月間、季刊誌が3カ月間。
この間、電子雑誌分の原稿料は上乗せしない。期限を超えて電子雑誌を売る場合は、出版社と著作者が対価を支払うか個別に話し合うことになる。出版社は、この2団体に属する著作権者以外ともガイドラインを使った契約を結ぶことができる。

雑誌の制作には筆者やカメラマンらを含め、1冊あたり100人から300人がかかわる。これまで電子雑誌を出すには、出版社がそれら権利者それぞれに条件を提示し、許諾を得ていた。

今後はガイドラインを出発点に交渉することで権利者の理解を得やすくなり、より早く電子雑誌を出すことができる。権利者がガイドラインに合意しない場合は、個々に掲載条件を交渉することになる。

ガイドラインは定期的に見直され、電子雑誌の売り上げが増えれば、出版社は原稿料の値上げなど権利者への還元を検討する見込みだ。

また、電子書籍端末や配信サイトが次々と登場する中で、著作物が許諾なしにネット上に出回る可能性が指摘されている。こうした場合は、著作権を譲渡された出版社が対応できることになる。

ガイドライン作成の背景には、紙の雑誌の市場が12年連続で減少している状況がある。

現在の電子雑誌市場は「まだ市場と呼べる段階ですらない」(大手出版社幹部)ほど。
しかし、普及への障害の一つと言われた著作権処理がスムーズに進めば、電子市場での雑誌の売り上げ増に結びつくという思いが出版社と著作権者を歩み寄らせた。消費者にとっても選択肢が広がる利点がある。

一方で単行本については、日本書籍出版協会が電子書籍にかかわる契約書の「ひな型」作りを進めている。

雑誌と単行本に一定のルールが整備されれば、電子書籍の普及にはずみがつくと出版業界は期待している。(高重治香)

現在の電子雑誌市場は「まだ市場と呼べる段階ですらない」という状況に対応するガイドラインを作ってどういう意味があるのだ?

第一、紙の雑誌の電子化だけを取り上げて、電子雑誌の紙化はどうするのだろう?
ひょっとすると、紙の雑誌 → 電子雑誌 → 紙の本 → 電子化と媒体が変わっていくことについては考えていないのだろうか?

まあ、ガイドラインなのだから事実がなければあってもなくてもどうでも良いとは言えるが、著作権をどうするかという根本問題については、悪影響しかないように思う。

何でわざわざ雑誌だけ取り出したのかが分からないところだが、以前から雑誌市場は需給バランスが崩れていて、雑誌が持っていた情報提供力の多くがネットにシフトしてしまった。
だから今必要なのは、ネット情報の雑誌化についての取り決めだろう。

しかし、ネットに記事を公開している人の多くが、対価を得ていないのだから、著作権についても主張しないという選択をする人が少なく無いだろう。
そうなると、著作権法が考える著作権という概念を改めなくてはならなくなる。

ここに手を付けることを逃げたのだろうが、それで何がどうなるというのだろう?

9月 12, 2010 at 10:18 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.09.06

富沢祥也選手死亡

AFP BB より「富沢祥也、レース中の事故で死亡 サンマリノGP

2010年09月06日 08:31 発信地:ミサノ/イタリア

【8月6日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2010)に参戦しているテクノマグ-CIP(Technomag-CIP)の富沢祥也(Shoya Tomizawa、日本)が5日、イタリアのミサノ(Misano)で行われた第12戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPのMoto2クラス決勝でレース中に事故に遭い、死亡した。

富沢は転倒し、避けきれなかった後続のアレックス・デ・アンジェリス(Alex de Angelis、サンマリノ)とスコット・リーディング(Scott Redding、英国)にはねられ、40メートル飛ばされた。

富沢は30キロメートル離れたリッチョーネ(Riccione)市内の病院に搬送されたが、後に死亡が確認された。

大会主催者によると、富沢は頭部や胸、腹部をけがしていたという。

大会主催者は、

「テクノマグ‐CIPの富沢祥也(19)は5日、Moto2クラスの決勝レースで転倒し、頭部、胸部、腹部を負傷しました。富沢はサーキット近郊のリッチョーネ市内の病院に搬送され、緊急治療を試みたが、14時20分に死亡が確認されました。MotoGPファミリーは、富沢の家族、そして彼の友人たちに心から哀悼の意を表明します」
と声明を発表している。

今季より新設されたMoto2クラスで富沢は、開幕戦のカタールGPで優勝、続く第2戦スペインGPでは2位に入り、好スタートを切ったが、第11戦を終えて82ポイントで総合7位だった。(c)AFP

富沢祥也選手の参戦していた、MOTO2 クラスはすごい参加台数で、今回のサンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPでは、39台でレースがスタートしています。

MOTO2 クラスは、2010年から始まった新カテゴリーとしてカタールGPから始まり、カタールでの優勝、つまりMOTO2 クラスの最初の優勝者が富沢選手です。

現在、motogp.com には、トップに「富沢祥也、不運の事故死」が出ています。

レースの模様は、次の通りです。

第12戦戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの決勝レースは5日、ミサノ・ワールド・サーキットで行われ、トニ・エリアスが優勝。今季6勝目を飾った。

気温26度。路面温度37度のドライコンディションの中、ポールポジションのエリアスは、7ラップ目にトップを挽回すると、20ラップ目には3.172秒差のアドバンテージを広げ、今季初のポール・トゥ・ウインを決めた。

3番グリッドのフリアン・シモンは、1.969秒差の2位。2戦連続して表彰台に登れば、15番グリッドのトーマス・ルティが3位に入り、4戦ぶり5度目の表彰台を獲得した。

シモーネ・コルシ、ステファン・ブラドル、ジュール・クルーセル、ガボール・タルマクシ、ドミニク・エジャーター、クラウディオ・コルティ、ロベルト・ロルフォがトップ10入り。

29番グリッドの山口辰也は、25位でフィニッシュ。

8番グリッドの富沢祥也は、4ラップ目にトップに飛び出すなど、トップグループ内で走行していたが、12ラップ目に転倒。ウォームアップ走行を制したアレックス・デ・アンジェリスと2番グリッドのスコット・リーディングもその際に転倒を喫した。

富沢は、サーキット内のメディカルセンターに運ばれた後、近郊の病院に転院された。

13番グリッドの高橋裕紀は、5番手走行中のラスト5ラップに転倒を喫した。

カレル・アブラハムは、体調不良により、2戦連続してキャンセルした。

チャンピオンシップは、エリアスが25ポイントを加算。211ポイントに到達すれば、ランク2位に浮上したシモンに83ポイント差、ランク3位のルティに87ポイント差のアドバンテージを広げた。

  1. Author:Shoya Tomizawa
  2. 富沢祥也[とみざわしょうや]
  3. 生年月日:1990年12月10日
  4. 血液型:B+
  5. 出身地:千葉県
  6. 所属チーム:TECHNOMAG-CIPMOTO2

9月 6, 2010 at 09:25 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.07.16

テレビ・アナログ打ち切りは、2011年6月末。

朝日新聞より「どうするTV局 アナログ終了、実は地デジ化3週間前

2010年7月16日1時56分

地上波テレビ放送が完全デジタル化する来年7月24日まであと1年余り。

テレビコマーシャルなどは盛んに「2011年7月完全移行」をPRしているが、実はアナログによる通常の放送は、総務省の計画では6月末に終わることになっている。

7月24日までの約3週間は「移行期間」とされるが、民放トップが異論をはさむなど、迷走ぎみだ。周知不足も重なり、視聴者が大混乱する恐れもある。

話がややこしくなっている背景には、アナログ放送の通常番組を来年6月30日に打ち切ったあとも、しばらくはアナログ電波は流し、7月24日正午をもって電波を止めるという「二段構え」になっていることがある。

総務省は「7月24日に突然アナログ放送を終了すると視聴者が混乱する」と説明。約3週間の移行期間を設け、軟着陸を図ろうというわけだ。

この方針は昨年4月、放送局も入った総務省の協議会で決めた。では、この約3週間に何を流すのか。協議会では三つの選択肢を示した。

  1. (1)通常番組の上にアナログ放送の終了を伝えるメッセージを重ねて放送する
  2. (2)通常番組をやめてアナログ終了を知らせる別の番組を流す
  3. (3)青い背景画面にお知らせメッセージだけを表示する
という方法だ。各放送局は自らの判断で、いずれかのパターンを選ぶ。

(1)だと、画面いっぱいのメッセージの背景に通常番組が流れ、内容がかろうじて分かる程度。(2)や(3)では、まったく通常番組を見ることができない。7月24日にはこうした放送もやめ、画面は小さな多数の光が明滅する「砂嵐」になる。

ところが、ここにきて各局の足並みが乱れてきた。民放各局が加盟する日本民間放送連盟の広瀬道貞会長(テレビ朝日顧問)は15日の記者会見で、

「50年間、アナログ放送を見ていただいた方には、最後の最後まで見ていただきたい」
と述べ、7月24日ぎりぎりまでアナログの通常放送を続ける考えを表明。昨年決めた三つの選択肢には、強制力はないものの、総務省幹部は「ちゃぶ台をひっくり返された」と困惑を隠さない。

他の民放やNHKは「どの方式にするか、いつまでに決めるかは固まっていない」。

視聴者に通常番組の終了時期をあいまいな表現で伝えてきたことも、混乱を招く一因になりそうだ。

7月1日以降の具体案が決まっていないため、家電メーカーのカタログなどには「7月24日までにアナログ放送は終了」と書かれているものが多い。
「までに」という表現で、終了時期をぼやかしてきたわけだ。

「こうした言い方では、普通の人はアナログの通常番組を7月24日の当日まで視聴できると思ってしまう。通常番組は6月30日に終わると、正確に知らせるべきだ」。

6月の総務省の検討会では、消費者団体などから告知方法の見直しを求める意見が相次いだ。家電メーカーの委員からは「カタログの文章を変えなければならない。早く決めてくれ」と悲鳴が漏れた。

総務省は最新のパンフレットに、7月1日以降は通常の放送ではなく、三つの選択肢のいずれかになることを初めて画像入りで載せた。
放送局にもPRしてもらうよう要請する方針。だが、対応は後手に回り、放送局側の調整不足も含め、視聴者不在の混乱が続きそうだ。

なんとまあ、2011年6月末でアナログ放送は打ち切りですか。

個人的にどうでも良いですが、なんというか「どうやってお金を掛けようか」と策動しているとしか思えないんですよね。

地デジにする必要性なんてほとんど無いでしょう。

7月 16, 2010 at 11:09 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.07.07

戦争ポルノの価値は?

NHKニュースより「民間人殺害映像漏えいで訴追

7月7日 17時0分 動画あり

イラクでアメリカ軍の攻撃用ヘリコプターが多くの民間人を攻撃して殺害する様子を映した映像を市民団体が公開して告発した問題で、アメリカ軍は、この映像を提供したとされる陸軍の兵士を軍の機密映像を漏えいした罪などで訴追しました。

問題の映像は、3年前の2007年7月、イラクのバグダッド近郊で、アメリカ軍の攻撃用ヘリコプターが、通りに集まっていた人たちを上空から機関砲で攻撃する様子を撮影したもので、この攻撃でロイター通信のカメラマンを含む民間人十数人が死亡したものとみられています。

この映像は、非公開の情報を独自に入手して公開している市民団体「ウィキリークス」のインターネットサイトに、ことし4月に公開され、これをきっかけにアメリカ軍への批判が集まり、国防総省は「誤射」だったことを認めました。

この映像に関連して、アメリカ軍は6日、イラクで情報分析を担当していた陸軍上等兵(22)を軍の機密映像を漏えいしたなどの罪で訴追し、近く軍法会議にかけるかどうか判断すると発表しました。

アメリカ軍は先月、アフガニスタンに駐留する司令官が雑誌の取材で政権を批判して解任されたばかりで、今回の訴追は、当局が軍人の情報管理に神経をとがらせていることをうかがわせています。

この記事だと、いかにも機密情報である動画が流出したので、アメリカ軍が神経を尖らせている、といった印象だけになりますが、同じニュースソースに対して、ニューズウィーク日本版には「ネットに巣くう戦争ポルノの闇」というタイトルの記事が出ています。

米軍の誤射でカメラマンが死ぬ映像が4月に公開されて衝撃を与えたが、この手の「衝撃映像」はいくらでも見られる。供給源は米軍そのものだ

2010年07月06日(火)15時08分
ジェシカ・ラミレス

[2010年6月16日号掲載]

あまり鮮明な動画ではない。写っているのは3人のイラク人男性。米軍の攻撃ヘリに遠くから監視されていることに気付かないまま、そのうち2人は武器のようなものをいじっている。ヘリのパイロットに指令が下る。「奴らを撃て」

30ミリ機関砲の音が響く。「(1人)仕留めた」。パイロットが言う。「もう1人も撃て」と、無線の声が言う。ダ、ダ、ダ、ダ、ダ。2人目の男が倒れる。

3人目が隠れたトラックに砲弾が浴びせられ、はうようにして人影が現れる。「(もう一度)撃て」。無線の声がパイロットに命じる。砲撃が巻き起こした砂ぼこりが収まった後、地面には男の死体が転がっている──。

イラクから約1万キロ離れたアメリカで、ネイト・Jはパソコン画面に映し出された映像に心を奪われた。

06年のその日、彼は兵士や学者が言う「戦争ポルノ」の味を初めて知った。

シールの印刷会社を経営するネイトは軍事マニア。

だがイラク人3人が射殺されるこの動画は、テレビのミリタリー専門番組でも見たことがないものだった。
「ワオ、という感じだった。こういう映像をもっと見たいと思った」

願いはすぐかなった。今年4月、07年にイラクでロイター通信のカメラマンらが米軍に誤射されて死亡した瞬間の映像が公開され、多くの人に衝撃を与えた。実際には、この手の「戦争系衝撃映像」はYouTubeをはじめとする動画サイトでいくらでも見つかる。

ネイト自身も今や、戦争や犯罪専門の動画共有サイト「ライブリーク・ドットコム」などに動画を800件以上アップロードしている(殺すという脅迫を受けているため名字は伏せてほしいと彼は希望した)。

米軍が戦闘の模様を収めた映像をインターネット上で公開し始めたのは、アフガニスタンとイラクでの戦争がきっかけだった。

前線と「銃後」の絆を強化することが目的だった。戦場の兵士も手持ちのカメラで動画を撮影し、無人偵察機が捉えた映像を個人的に入手するようになった。

こうした動画を手にした民間人と兵士は同じことをやりだした。
映像を編集してBGMを付け、ネット上で流通させ始めたのだ。

現在、公開されている戦争ポルノ動画は数千件、視聴回数は膨大な数に上る。

長い戦争の出口は見えてきたが、戦争ポルノを楽しむ人は増える一方。
テレビゲームと同じく、この手の動画はハイテク戦争の最も残酷な側面を歪曲し、フェティシズムの対象に変える。

始まりはアブグレイブ

戦争を捉えたイメージはこれまで、ロバート・キャパなど一部のプロの写真家によって撮影され、広められてきた。

だが即時性の高いインターネットと安価な動画テクノロジーの普及で、今では誰もが目の前の情景を自分の視点で記録できるようになった。

「新しい傾向が生まれた」と、米ブラウン大学ワトソン国際問題研究所のジェームズ・ダーデリアン教授は言う。

「写真と違って動画は内容をより正確に描写しているとの印象を与える。実際に正確であるかどうかにかかわらず、だ」

研究者によれば、戦争ポルノの始まりはイラクのアブグレイブ刑務所で撮影された一連の捕虜虐待写真にさかのぼる。

米軍女性兵士が裸のイラク人男性を犬のように従えた画像はイラク戦争を象徴するイメージになった。

この事件の後、氾濫が始まった。
米軍兵士の中には、戦争ポルノを通常のポルノを手に入れる「貨幣」として使う者も現れた

これは、すごいことですね。
取締でどうこうなるのではない。

アメリカ軍が、無人機を投入し、戦場を無人化しようとしているのも、基本的には味方の損害を減らしたいからですが、戦場の映像に興味が集まるのであれば、戦争ポルノという指摘が正しいでしょう。

しかし、禁止しても流通するだけだし、下手すると高い映像を作るために、本来の先頭から逸脱する、という可能性もあります。というか、いつかかならずそういう事件が起こります。

そこまで見通すと、戦争のコストアップがすごいものになった、と言うべきでしょうね。
戦争の歴史上画期的な事件であった、と歴史に書かれると思います。

7月 7, 2010 at 05:55 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.07.05

大相撲じゃなくて、大思惑だな

読売新聞に「放駒案なら辞める…理事会ドキュメント1
貴乃花、突然の退職願…理事会ドキュメント2
「はっきり言ってくれ」…理事会ドキュメント3
と3本の記事が上がっています。

3時間を超える相撲協会の緊急理事会は紛糾を極めた。謹慎する武蔵川理事長の代行人事を巡り親方衆は前日、急きょ役員会を開いて放駒親方を担ぎ上げる独自案をまとめた。

しかし、この「放駒案」を当日朝の新聞報道で初めて知らされた外部役員3氏が激怒。理事会の冒頭、協会に辞職願を突きつける対立の構図で会議は始まった。

「新聞の通りなら、我々は辞める」。外部役員の村山弘義、伊藤滋の両理事と吉野準監事(元警視総監)が席を立とうとした。文部科学省の意向もあり、特別調査委員会の内部では、「代行人事は村山理事を推薦」でまとまっていたからだ。

だが、親方衆にも言い分があった。伊藤理事らに対し、「あなた方は新聞記事を元に話をするが、文科省の意向や特別調査委の推薦案も、我々だって新聞でしか知らない。理事長代行を置けという勧告は受け入れているではないか」と、一歩も引かなかった。

対立姿勢に危機感を抱いた武蔵川理事長は

「あなたたちがいなくなれば、名古屋場所は中止せざるを得ない。考え直してほしい」と慰留。3氏は一度、15分ほど退席して相談、「親方たちが協力してくれるなら頑張りましょう」
と辞職願を引っ込めた。結局、放駒案は立ち消えとなり、村山理事長代行が決まった。

これで落ち着いたかに見えた理事会。琴光喜や大嶽親方の解雇も決まり、閉会となりかけた最後に貴乃花親方が立ち上がり、突然、「退職願」を出した。(大相撲賭博問題取材班)

2に続く
(2010年7月5日03時06分 読売新聞)

日本相撲協会の緊急理事会が終了直前、突如、立ち上がった貴乃花親方は「責任を感じる」との一言を添え、村山理事長代行に「退職願」を提出した。

唐突な行動に理事会の空気は一気に凍り付いた。

理事の一人が机をたたいて貴乃花親方の行動を制止しようとした。だが、親方は足を止めなかった。退職願を手渡された村山理事長代行は一度は「保留扱い」としたが、最後には「やはり受け取れない」と貴乃花親方に返したという。

ある理事は「琴光喜をかばいきれず、解雇されたことを悔やんでいた」と、その心理を推し量った。うわさの域を出ない話だが、親方衆の間では2月の役員選挙で、「琴光喜が貴乃花に1票を入れた」という説がある。その通りだったと仮定しても、貴乃花親方が言う「責任」の意味は、理解できなかったという。

親方衆が神経質になる議案は理事長代行の人事案のほかにもあった。それは協会全体の組織を見直す「改革委員会」の位置づけだ。

ある役員が特別調査委の伊藤座長に念を押すように問い掛けた。

「我々はオブザーバーで入るとしても改革委員会は協会が設置する委員会ですね」。
伊藤座長は肯定した。さらに
「ものごとを決める際は協会理事会が最優先ですね」。
これにも伊藤座長は「そうですよ」と答えたという。
改革委のメンバーは、外部の有識者で構成することが望ましいとする文科省の意向を意識したやりとりだ。

外部役員の理事長代行就任は、文科省主導であると見る理事の一人は、

「村山さんを受け入れたのは名古屋場所開催が、念頭にあったからだ。
この先、代行人事が外部理事長に向かうことは容認できない」
と、警戒感を強める。

改革委は「外部の人」を軸にすることは認めても、

「その人選を含めた主導権は協会にある」
とする一線は譲れないということだ。

3に続く
(2010年7月5日03時06分 読売新聞)

この日、協会の理事会決定を受けて文科省の鈴木寛副大臣が都内で取材に応じた。

理事会に向けては、文科省の担当者を通じて特別調査委の伊藤座長らと連絡を取り合ってきたことを明かし、村山理事の理事長代行就任には

「時間はかかったが、事態の深刻さを丁寧に説明し、すべての関係者に深く理解してもらった結果」
と述べた。その上で、
「大相撲の本当の改革に向けて、文科省としても村山理事長代行の体制を支えていく」
と今後も指導の手を緩めないことを明言した。

間接的な形で意向を反映させようとする文科省の対応方法に、ある理事は

「特別調査委も文科省も、我々に、はっきりとものを言ってくれ」
と、注文をつけた。
理事長代行人事に協会の独自案を出したことも踏まえ、
「私たちは何を、どう求められているのか分からない。新聞で意向を伝えるようなやり方は考え直してほしい」
とも訴えた。

理事長を始め、役員5人が謹慎となるなど協会の本丸が大揺れの中、名古屋場所は11日、何とか初日を迎えられる体制が整ってきた。

文科省、改革委、協会――。どの立場の人間も、本場所開催が一つの区切りになるなどとは考えていない。この先の改革に向け、3者が協調して進んでいけるか、どうか。大きな焦点だ。

(2010年7月5日03時01分 読売新聞)

なんというか「もうどうでも良い」と思ってしまいますな。

7月 5, 2010 at 09:38 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.07.04

大相撲の大混乱

読売新聞より「外部拒否、理事長代行に放駒親方案…相撲協会

野球賭博問題に揺れる日本相撲協会は3日、名古屋市の愛知県体育館で緊急の役員会を開き、特別調査委員会から謹慎を勧告されている武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)の代行人事について、4日の理事会で放駒(はなれごま)理事(62)(元大関魁傑=巡業部長)を理事長代行に指名する案をまとめた。

特別調査委は外部役員の村山弘義理事(元東京高検検事長)を理事長代行に推薦することでまとまっている。

しかし、相撲協会は理事長代行設置の勧告を受け入れるものの、人事権は理事長と理事会にあるとする協会規定を根拠に独自の人事案を打ち出すこととした。

また、懲戒処分を勧告されている大関琴光喜(佐渡ヶ嶽部屋)、大嶽(おおたけ)親方(元関脇貴闘力)は除名ではなく解雇、時津風親方(元幕内時津海)は主任から平年寄(ひらどしより)への降格5年間で固まった。力士8人と床山の野球賭博関与を出した阿武(おうの)松(まつ)親方(元関脇益荒雄(ますらお))は委員から平年寄へ2階級降格5年以上となる見通し。

この日の役員会には力士出身の理事ら17人と、特別調査委座長の伊藤滋外部理事(早大特命教授)、調査委員の望月浩一郎弁護士の計19人が出席。外部役員も放駒理事の人事案を了承したと見られる。

役員の1人は読売新聞の取材に対し、

「規定にのっとって決めた。外部の方が土俵に上がって協会あいさつをすることは納得できない。人事権は理事長にある」
と説明。また別の役員は
「4日の理事会がぶれないように意思統一した」
と語った。

相撲協会は6月28日の緊急理事会、評議員会で特別調査委が出した9項目の勧告を大筋で受け入れ、名古屋場所(7月11日初日・愛知県体育館)の開催を決定した。
(2010年7月4日03時04分 読売新聞)

勝手に自殺して下さい、といった感じですね。

とりあえず、文科省は納得しないでしょうね。
公益法人格が無くなっても、協会はやっていけるのでしょうか?

特別調査委員会の最終報告が、「全部ダメ」とか出てきたらどうなるのだろう?

7月 4, 2010 at 10:19 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (0)

2010.06.29

クラウドコンピュータ反対論

夏井高人先生のブログ Cyberlaw より「BP海底油田事故と口蹄疫感染に学ぶクラウドコンピューティングの脆弱性

フロリダ沖のBP海底油田事故による原油流出をとめることはかなり難しそうだということが次第にわかってきた。おそらく,フロリダ半島~メキシコあたりの海洋生物は死滅(絶滅)するに至るだろうし,さらには米国~カナダ東海岸一帯に被害が拡大し続ける可能性があると想像する。

この事故の原因については,まだ未解明の部分が多いので断定的なことは言えない。現時点で最も注目されているのは,掘削井戸が1本しかなく,かつ,天然ガスの圧力が高まった場合にガス爆発を防止するための設備がなかったという点だ。いずれもコスト削減(=利益率拡大)のためになされたことだという。

掘削井戸が1本しかない場合,天然ガスの圧力がその1本の掘削井戸に集中することにより高まって破裂・爆発する危険性が高くなるとの指摘がある。

このようなタイプの脆弱性をクラウドコンピューティングに置き換えて考えてみると,クラウドコンピューティングでは,実質的には単一のリソースしか存在せず,仮想マシンは,その単一のリソースから生成・構築されるクローンだと考えることができる。そして,クローン生成のもととなる単一のリソースは本当は1個しかないので,本来的でないジョブ処理の圧力が異常に高まった場合(未知のマルウェアの異常繁殖とそれに対する対処によって不可避的に発生するリソースの異常消費の場合を含む。),その単一のリソースが破壊されてしまい,その結果として,自動的に全てのクローンが破壊されてしまうという脆弱性があり得る。普通のコンピュータシステムではDDoS攻撃などが問題とされることが多いが,クラウドコンピュータでは,比ゆ的に言えば人為的に動脈瘤や静脈瘤を生成させこれを破裂させるといった内部から崩壊させるタイプの攻撃が主流になるものと思われる。これは,クラウドコンピューティングのアーキテクチャに本来的な脆弱性なので,そのような事態の発生を阻止するためには,クラウドコンピュータであることをやめるしかない。

また,このことは,口蹄疫感染の拡大という事態からも類推することが可能だ。

高く売れる肉を大量生産するため,ごく少数の種牛の精子だけを用いて大量に生産された肉牛が狭い敷地内に密集して育成されている。これらの肉牛は,ほとんど同じ形質をもったクローンばかりだということができる。そのため,口蹄疫を含め,特定の細菌やウイルスに感染する可能性が高いという脆弱性をもった遺伝子が存在するとすれば,これらクローンのほとんど全部がそのような遺伝子を共有していることになる。そして,密度の高い繁殖方法は,感染の機会を増加させることになる。

このような問題を避けるためには,単一の種類の遺伝子だけを遺伝させるような繁殖をやめるしかない。肉牛における遺伝子の多様性を確保することによって,そのグループ全体が同一の疫病によって絶滅してしまうことを避けることができるのだ。

このことは,クラウドコンピューティングについてもそっくりそのままあてはまる。クラウドコンピュータにおける仮想マシンは,すべてがクローンなので本質的に同じ形質をもっているということができる。つまり,全く同じ脆弱性を有している。したがって,仮想マシンの1つについて効果的な攻撃方法が発見されると,そのことは,直ちにすべての仮想マシンに対する攻撃方法が発見されたのと同じだということを意味することになる。

これを避けるためには,仮想マシンがクローンではなく,それぞれ独立して作りこまれるものである必要がある。要するに,クラウドコンピュータであることをやめる必要がある。

要するに,クラウドコンピュータであることをやめる必要がある。

高度に集中化して冗長度を減らすと、想定外の事態には対応出来ない、ということですね。

製造業では、部品製造を特定工場に集中した結果、雪で高速道路が使えなくなっただけで、組み立て工場が止まってしまうのも同じことでしょう。

このところ中国で起きている自動車部品工場のストライキで、組み立て工場が一斉に止まってしまったことを見ると、自動車製造業界も特に対策を強化したとは言えないようだ。

夏井先生が指摘するように、コストダウン圧力が、合理化と称する安全度の軽視を招いているわけで、コストアップしても冗長度を維持することが重要だ、というのはなかなか社会全体としては言いにくい。

元がコストであるとすると、BP社の例などは「コストダウンを図ったらかえって高く付いた」という結果になることが望ましい。
簡単に言えば、BP社が倒産しても賠償させればよい。
これを「公的資金で」とかやると、モラルハザードになるのだろう。

クラウドコンピューターの概念を教わったときに「臨時的には良いがねぇ」と思った。
コンピュータを自前で買えない時代を過ごしてきたものとしては、サービスを買っても提供側の都合で、サービスが打ちきられたりして大変な思いを何度もしている。

現在のPC事情でも、都合の良いアプリがいつ消えるのか分からない。
それを強引に押し通しているのが、MS社なのだが迷惑であることに変わりはない。

それを、リソースレベルで他人に預けるのがクラウドコンピューターなのだから、なんかあったときの手間は、自前でコントロールする場合の比ではないと思う。

コストで比較して良いものなのだろうか?

6月 29, 2010 at 08:42 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (3) | トラックバック (0)

2010.06.21

日光から江戸時代に(和時計の話)

朝日新聞より「クールビズの次は「朝型生活」、日光活用しCO2削減

家庭の二酸化炭素(CO2)排出量を減らそうと、環境省は21日から早寝早起きの朝型生活を呼びかけるキャンペーンを始めた。

朝型生活で電力の使用を減らし、地球温暖化防止に役立てるのが狙い。

都内で開かれたイベントでは、女優の辺見えみりさんや小沢鋭仁環境相らが

「朝、太陽の明かりで暮らすことがCO2カットの早道」
と呼びかけた。

環境省は2005年に打ち出した「クールビズ」が一定程度定着したことを受け、新たなCO2削減の生活習慣を考えてきた。

最近、時間の有効利用や健康を考える人たちが増えて注目される朝型生活に「CO2の削減効果もある」(環境省)と目をつけた。

同省によると、日光で過ごす朝の時間を1日当たり1時間増やし、夜の就寝をその分だけ早めると、平均的な家庭の場合、照明による1年間のCO2排出量の5分の1にあたる約85キログラムを削減できる、としている。

政府は20年までに、温室効果ガス排出量を1990年比で25%削減する目標を掲げている。

総論賛成各論反対なるのに決まっておりますが、まあ総論としては良い事でしょう。

しかし、漠然とこんな事を言っても効果はないわけで、だからこそサマータイムが良いとする論拠にも採りあげられています。

がしかし、日本には日の出日の入りを基準にした和時計があります。
不定時法とと呼ばれる技術で、インターネット時代になって全てのPCの時計を合わせようと言っている時代には不向きでありますが、日常生活的には和時計はかなり良くできています。

和時計についての素晴らしいコンテンツは、マカロニアンモナイトに「~和時計の暮らし~」があります。
その中から、「江戸の暮らし」を引用します。

江戸の時代は「日が昇れば生活が始まり、暮れればおしまい」というお天道様中心の生活だ。

なぜかといえば、夜は暗い。

行燈の明かりは暗く、「油一升、米三升」といわれた菜種油は米の約3倍もするほど非常に高価なものだった。もう少し安い、鯨や鰯の油は、化け猫には好まれたのだろうけれど、油煙が多くて臭かった。

どのみち早く寝た方が経済的だから、否応なしに早寝早起きだった。

時の基準となる「明六ツ(あけむつ)」「暮六ツ(くれむつ)」は生活の始まりと終わりでもあり、江戸城や見附の門、商店の開閉はこの時刻だった。

雇人は「朝五ツ」から「夕七ツ」の勤務時間だったというから「明六ツ」の頃には家を出て「暮六ツ」の頃には帰宅していたのだろう。

もっと気ままに暮らせそうな職人だって「明六ツ半」から「夕七ツ半=暮六ツの半時(はんとき)前」まで働いていた。

「暮六ツ」に星が見え始めて、それから一刻(いっとき)過ぎた「宵五ツ」頃に子供たちを寝かしつけて、「夜四ツ」には長屋の木戸が閉まり、「真夜九ツ」までには夜回りが終わる。

日の出とともに起床どころではない。すでに働き始めてた。そのくらい明るさは貴重だということなんだろう。

※通常は明るさで分かるので、単に「五ツ」「四ツ」と用いられますが、ここでは時間帯がわかりやすいよう「朝五ツ」「宵五ツ」と表現しています。

江戸時代の生活はこんな調子だったのだから、日光の全面活用だったと言うべきでしょう。
和時計は、明治に入って一気に現代の時計に取って代わられてしまいますが、いちばんの弱点が腕時計が成立しなかったことでしょう。
なにしろ「日の出日の入り基準」ですから、時計のある場所によって、基準がずれるわけです。だから、時計は同じ位置に置いておかないと意味がない=腕時計には出来ない。

GPSを利用すれば、時計の現在位置は分かりますから、これで腕時計の和時計の完成型になります。

和時計は、一周が24時間で針が動くのではなくて、文字盤が回転するのが標準でした。
そこで、文字盤を一月おきに取り替えることで、実用にしていました。
この文字盤を取り替えるという作業を自動化してしまって、文字盤の文字の位置が動くというビックリするような機構のものもありました。

この仕組みを、PCのデスクトップに置ける和時計として、Rainmeter のスキンとして開発されたのが、http://sites.google.com/site/code565472/homeにある「和時計」です。
開発者は、台湾の方なんですね・・・・・・。

デモは、YouTube の「Rainmeter De 和時計 」で見ることが出来ます。

わたしは何年もこの時計をデスクトップに置いています。
そう言えば、夏至ですね。

6月 21, 2010 at 05:38 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.05.01

朝鮮学校の高校授業料無償化問題の裏側

サンケイ新聞より「疑惑の濁流】朝鮮学校無償化先送りで総連に分裂危機…偽装韓国籍、ソフト化もやまぬ生徒離れ

朝鮮学校への高校授業料無償化適用問題をめぐり、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)内部が揺れている。無償化獲得を「至上命題」と位置付け、獲得運動を展開してきたにもかかわらず、適用が先送りされたことで、守旧派と改革派の対立に発展。

生徒・保護者の韓国籍への変更策や教育ソフト化で押しとどめてきた朝鮮学校の生徒離れや関係者の総連脱退が加速する可能性もある。
(桜井紀雄)

守旧派vs改革派…脱退誘発か

北朝鮮の民主化に取り組むNPO「救え!北朝鮮の民衆/緊急行動ネットワーク」(RENK)が朝鮮総連幹部から得た情報によると、総連中央本部は3月13、14両日、東京都内に各都道府県本部委員長を招集し、緊急会議を開いた。

同月11日にRENKが記者会見を開き、無償化獲得を指示する総連の内部文書や歴史教科書の内容を公開したことへの対抗策を協議するためだった。

だが、実りのある議論にはならず、内部文書を流出させた「犯人捜し」に終始したという。

無償化法案は会議直後の16日に衆院本会議で可決されたが、朝鮮学校に対しては、有識者委員会を設置し、改めて適用の是非を議論するとされ、4月1日の施行日までの適用は先送りになった。

内部資料によれば、金正日総書記が直々に今年を「民族教育を強化する年」と定め、「民族教育は在日朝鮮人運動の生命線だ」との号令のもと、「適用除外は民族差別だ」と国会議員やメディアへのキャンペーンを繰り広げてきた総連にとって、この結果は「敗北」を意味した。

先送りをめぐって、総連内では、現状を維持したまま無償化獲得を主張する守旧派と「適用のためには、教育内容を改善すべきだ」とする改革派が対立。
内紛の火種がくすぶり続けているという。

RENK代表の李英和関西大教授は

「現在の教育内容に不満を持つ教員、父母は少なくないようだが、現状では改革派が主導権をにぎる見通しは低く、総連脱退につながる可能性がある」
と分析している。

適用反対について朝鮮労働党機関誌「労働新聞」は「民族教育への弾圧だ」と論評し、朝鮮中央通信は、適用に慎重な橋下徹大阪府知事を名指しし「思考と言動が正常ではない」と非難するなど、北朝鮮は国営メディアを挙げて無償化獲得を援護射撃。

北朝鮮の宋日昊(ソン・イルホ)朝日国交正常化交渉担当大使が共同通信の取材に、先送りは

「深刻な民族差別だ」とした上で「無償化されれば、政権が代わって新しくなったと受け止め、こちらとしてもやることはやる」
と語ったが、朝鮮学校がいかに朝鮮労働党に直結し、無償化獲得が本国の至上命題だったかを印象付けた。

朝鮮学校を「北朝鮮公民教育の場」とみなす北朝鮮と総連はこれまで、日本政府の学校運営への介入を極度に嫌ってきた。
それが一転、無償化獲得にシフトした背景には、財政難がある。

朝鮮学校の現役幹部は訪日した韓国人に「背に腹は代えられない」と漏らした。

生徒離れに“偽装韓国籍”で対抗も

朝鮮学校運営をめぐって朝鮮総連に激震が走ったのはいまに始まったわけではない。

朝鮮学校の生徒・児童数は昭和30~50年代のピーク時には約3万5千人に上ったが、その後、衰退の一途をたどり、文部科学省によると、現在、8300人にまで落ち込んでいる。

金日成・金正日父子礼賛一辺倒の教育内容が「日本で暮らしている実情とかけ離れている」と朝鮮学校に子供を通わせたがらない父母が相次いだからだ。

中でも、日韓ワールドカップが開催され、金総書記が日本人拉致を認めて謝罪した平成14年以降、生徒離れが一気に加速した。

金総書記の悪口を口走った児童をしかり飛ばすことなく、押し黙ってしまう教員が現れ、元教員の一人は「教えていて苦しかった」と関係者に吐露した。

生徒離れと財政難から統廃合も進み、約160校あった学校数は73校に減少。

内部文書によると、総連の許宗萬(ホ・ジョンマン)責任副議長が「統廃合は敗北主義だ」との金総書記の指示を伝え、統廃合を押しとどめるようげきを飛ばした。

14年以降の急激な生徒離れを受け、総連側は、教科書内容を全面的に見直す教育内容の「ソフト化」を推進。

総連幹部職員やその子供たちの韓国籍取得を支持する方針に転換した。

朝鮮総連を北朝鮮の出先機関とみなす韓国は、総連から脱退や朝鮮学校からの退学が確認された場合に限り、総連所属者の韓国籍取得を認めてきたが、金大中、盧武鉉両政権の親北政策のもとで基準を緩和。

将来的な脱退を約束すれば国籍が取得できるようになったことが、朝鮮学校の生徒や父母らの韓国籍化の追い風に作用したという。

日本国内の無償化議論では、朝鮮学校側が

「生徒・児童の半数以上が韓国籍である」
ことを北朝鮮本国の直結でない根拠に挙げ、日本の適用賛成派も論拠としてこの点を強調する。

だが、実際には、韓国籍取得は総連離れを食い止めるために戦略的にとられたもので、生徒らの保護者の多くが総連の幹部職にとどまり続けた。この点について李教授は

「偽装韓国籍であり、詐欺行為にあたる」
と指摘する。

韓国側もこの事態に憂慮を示し、無償化論議の最中、大阪府に対して韓国領事館職員が朝鮮学校生徒の韓国籍取得問題の実態説明に出向いた。

生徒を麻薬の運び屋に人権派弁護士も反発

朝鮮学校への無償化適用をめぐっては、日本弁護士連合会(日弁連)が3月、

「教育を受ける機会が政治・外交問題で左右されてはならない」
と適用を求める会長声明を出した。

しかし、日弁連内では、これに反発する動きも出ている。

「北朝鮮による拉致と人権問題に取り組む法律家の会」幹事の川人博弁護士は

「声明は朝鮮学校の実態を調査しないまま一部意見をもとに出された」
として声明撤回を求める要請書を日弁連に提出した。

川人弁護士が無償化適用に異議を唱えるのには、自らの体験がある。

昭和53年に朝鮮総連幹部からある麻薬取締法違反罪で立件された男性被告の弁護を依頼された。

当時20代だった朝鮮高級学校(高校)出身の被告は、タイからヘロインを密輸しようとして成田空港で摘発されたが、被告に密輸を指示したのが同校の生活指導教員だった。

「朝鮮学校の教員と生徒という師弟関係が利用され、前途ある青年が犯罪行為にかり出された」

(川人弁護士)

教員は密輸工作の首謀者として指名手配されたが、事件直後に行方不明となったままだ。

川人弁護士は

「どこの学校でも犯罪に手を染める者はいるというレベルではなく、朝鮮学校が、犯罪行為を担う工作員に教員という社会的地位を与え、若者を新たな工作員候補として発掘する場になってきた」
との疑念を語る。

その上で

「金(総書記)独裁体制のイデオロギーを注入する機関として機能してきており、いまでも体制を批判する自由が校内には存在しない。無償化を求めるのであれば、過去にさかのぼって事実関係を明らかにすべきだ」
と指摘する。

「『民族学校を』との人々の望みを利用して生徒らの思想の自由を無視した教育が何十年間も続いてきた。朝鮮学校への無償化適用にあたっては、抽象的な人権論を振りかざさず、朝鮮学校の実態に踏み込んだ議論が必要とされている」。

川人弁護士はこう訴えている。

8300人のために、73の学校を維持するのは、かなり大変でしょうね。 財政難であることは、容易に想像できますが、その理由が生徒の減少だとすると、それをカバーするために、高校授業料の無償化を獲得することが、大問題になるというのでは、全体として無理がありすぎでしょう。

総連内では、現状を維持したまま無償化獲得を主張する守旧派と「適用のためには、教育内容を改善すべきだ」とする改革派が対立。

この情報が事実であれば、ちょっと驚きです。
守旧派と現実派、と評するべきなのかもしれませんが、現実路線を推し進めていったら、北朝鮮の金正日体制の存在を否定することになるでしょう。
さすがにそれは無理でしょうから、ここは「対立」と言うほどのことではないでしょう。

せいぜい「異論もある」ぐらいと思いますが、だからと言って守旧派が原理主義的に主張を変えないと、ますます現実離れしていき、結果として総連離れが加速する、かと思います。

5月 1, 2010 at 05:46 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.04.17

区の情報誌が広告内容に問題ありで配布中止に

東京新聞より「冊子の広告に違法性 足立区が配布中止

東京都足立区は十六日、区内の全世帯、事業所に約三十二万部を今春配布した冊子「わたしの便利帳」の広告が医療法に抵触していると、足立保健所から行政指導を受けたと発表した。今後、配布を中止し、夏をめどに再発行する。

同区によると、「痛くなく、怖くない歯医者」など客観性を証明できない表現や、「レーザー光凝固」「コンタクトレンズ」など診療科目として表示できない記述がある広告計五件について、保健所から十五日に違法性を指摘された。さらに約二十五件に違法な疑いのある表現があるという。

同便利帳は、医療・福祉施設などを掲載。

二年に一度の発行で、今回は約三十五万部を製作した。経費削減で、今回から、出版広告会社が広告収入で費用をまかなって印刷し、区は配布費用だけ負担。

広告の責任は会社側が負うことになっていた。

「校正期間が短く、十分なチェックができなかった」
と会社側は説明しているという。

十六日夜に記者会見した近藤弥生区長は「責任を感じている」と謝罪。
再発行の費用について、会社側と交渉している。

(東京新聞)

こういうのは、極めて難しいですよね。
広告の責任は会社側が負うことになっていた。
これを貫徹すると、新聞なども大変な事になりますね。

ものが「医療・福祉施設などを掲載」ですから、広告も含めた校正・チェックは保健所などを中心にするべきだったでしょう。
情報誌として内容が正しいか?チェックするということですね。

ここから、広告の部分を抜いて、出版広告会社が広告の中身をチェックするという契約であるのなら、ビジネススキルでチェックできる、広告主が実在するか?や連絡先など記述に間違えがないか、ぐらいしか期待できないでしょう。
例えば、医療機関の広告で実際には診療科が存在しないといったことはチェックのしようがない。

配付停止は妥当な処置ですが、広告を載せることに問題があった、という観点から見ても良いでしょう。

その一方で、何らかの発表をする場合に広告の掲載は珍しくないわけで、また広告以外にも「こんな情報があるよ」と伝えることはネットでは珍しくありません。
それらについて、情報発信者がどこまで責任を負うのか?という問題を整理するべきですね。

4月 17, 2010 at 11:35 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (5) | トラックバック (0)

2010.03.10

地デジ促進の悪あがき

毎日新聞より「地デジ:アナログ一時停波し警鐘 政務官が検討指示

地上デジタル放送への切り替えを促すため、長谷川憲正・総務政務官はアナログ放送の一時停止の検討を指示した。

デジタル対応への遅れを視聴者に認識させる荒療治として、米国でもアナログ停波を実施したことがあるが、実現には曲折がありそうだ。

地デジ対応受信機の世帯普及率は、09年9月時点で69.5%と、目標の72%を下回っている。

ビル陰などの受信障害がある世帯が利用している共同受信施設(共聴施設)に限れば、地デジ対応は25.8%と、10年3月末の目標値50%の半分にとどまっている。

9日の政務三役会議で長谷川政務官が

「政府のCM枠内ででも『今から10秒間、アナログ波を止めます。止まった方は地デジに非対応なので早急に変更を』と呼びかけられないか、事務方に検討してもらっている」
と説明した。

石川県珠洲市では今年1月、48時間にわたってアナログ波を実験停止したが、大きなトラブルはなかった。
ただ、ある放送局の広報担当者は「全国一斉では苦情が殺到するのでは」と話す。【望月麻紀】

放送局の広報担当者は「全国一斉では苦情が殺到するのでは」と話す。

全く音沙汰がなかったら、苦情のねつ造でもするのかな?

この際だから、一時停止じゃなくて、繰り上げ停波にしたらどうだ。
放送局が作る番組なんて見てないよ。

3月 10, 2010 at 09:40 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (1) | トラックバック (0)

2010.02.15

千代田区・路上喫煙の全面禁止へ

東京新聞より「路上喫煙の罰則地域拡大へ 千代田区

全国で初めて条例で指定地区での路上喫煙に罰則を設けた東京都千代田区は四月一日から、指定地区を区内全域に拡大する。

過料は一回当たり二千円。二〇〇二年の区条例施行後、罰則を設けた条例を制定する自治体が相次いだが、全域指定は全国初で、新年度予算案に関連費約三千六百万円を計上した。

罰則対象の路上禁煙地区に新たに指定するのは、官庁街の霞が関、内幸町、永田町。

指定地区は皇居と都が管理する日比谷公園を除き区内全域となる。

過料を取るのは五月から。これに伴い、路上を巡回して違反者に注意し、過料を徴収する生活環境改善指導員を二人増やし十八人にする。

条例施行後、一月末までの違反は累計五万五千三百七十九件に上る。

ここ数年は指定地区を拡大しているにもかかわらず、〇六年ごろ月約千件だった違反が半減している。
一方、秋葉原の定点観測地では、施行直前に約千本あった吸い殻が十数本に減るなど、ポイ捨て減少の効果も表れている。

路上禁煙地区では、地元商店街や町内会が自主的にパトロールしているが、新たな指定地区はほとんど住民がいないため、隣接地区住民との合同パトロールなどで対応する方針。

千代田区は路上喫煙を区内全域で禁止

ということですね。(^_^;)

しょっちゅう霞が関の東京地裁に行っていますが、裁判所に一番近い地下鉄霞ヶ関駅A1出口から裁判所の門までの50メートル程の歩道にけっこう吸い殻が落ちています。
裁判所から出てきた緊張感でタバコを吸う歩行者が多いのでしょうか?

路上喫煙禁止だから、お店を含めて建物や敷地内に喫煙所が増えるのでしょうかねぇ?

2月 15, 2010 at 09:21 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.12.24

政府が首をつる

サンケイ新聞より「【正論】社会学者・加藤秀俊 文化芸術は実利主義では育たず

≪最後は「自分」もムダに≫

ある男、女房、番頭、それに丁稚(でっち)を置いて4人で商売に精を出す。売り上げも順調。

そこで考えた。この商売、人手を減らしてもやってゆけるんじゃあるまいか。
丁稚をクビにして3人で店を経営してみると、これでもだいじょうぶ。

そんならふたりでもよろしかろう、と判断してこんどは番頭に暇をだして、夫婦だけでやってみたらそれでも商売は順風。
こうなると女房だってムダだ。そこで離縁。

たったひとりで店に立つ。
それでも経営はビクともしない。

そこで男は考えた。なるほど、俺もムダだったのだ、と結論し、首をくくって死んでしまった。

おなじみの小咄(こばなし)だ。4人でできるしごとを3人でできるなら1人はムダである。
3人ぶんの作業を2人でできるなら1人ぶんのムダを排除できる。
そうやってムダを整理してゆけば最後はじぶん自身もムダだ、ということになる。

たしかに、世の中、なにがムダかといわれてよくよく考えるとたいていのものはムダかもしれぬ。

「生活必需」という観点からみれば、たとえば携帯電話はムダであり不要である。
めったに運転することもない自家用車をガレージで眠らせておくのもムダである。
テレビだって生活に不可欠のものではないからこれもムダ。
流行の衣料品、ましてやブランド品なんかはぜんぶムダ。
家具什器(じゅうき)の多くも、なくたって暮らせる。

≪直接カネにはならないが≫

そうおもえばたいていのものはムダ。

とりわけ学問や芸術などという呑気(のんき)なものはムダのカタマリである。

わたしの友人のなかにはメソポタミアの文字を解読することを職業にしている学者だの、昆虫の目玉の構造を研究している教授だの、あるいはアフリカ奥地の少数民族の言語を調査している人類学者だの、じつにふしぎな人物がたくさんいるが、これはぜんぶムダ。
なんの役にも立たない。
役に立たないから漱石はこれを「高等遊民」と名付けさせた。

絵画彫刻、生け花茶道、能歌舞伎、映画演劇、小説戯曲…こんなもの、いったいなんの役に立ちますか?と問われて答えられるひとはまあいないだろう。

教養を高めることができる、とか生活にウルオイを与えてくれるとか、そんな理屈をひねりだすことは可能だろうけれども、それではなぜ教養が必要か?といわれたら絶句する。

役に立つかどうか、という実利主義をモノサシにして議論されたらおよそ文化というものは成立しえない。ムダといえば文化芸術はことごとくムダなのである。

ムダだから、これは切り捨てにしますという論法には勝てない。
メソポタミアも昆虫の目玉も、ぜんぶムダ。
はあ、さようですか。お国の方針がそうならしかたありませんね。

科学技術だってそうだ。

こちらのほうはシロウト眼からみるとなんとなく役に立ちそうな錯覚におちいるが、じつのところかならずしもそうではない。

たとえばロケットを飛ばしてなんの役に立つのか。

科学者はたちどころに宇宙の謎が解けるといったようなことをおっしゃるが、それでは宇宙を解明してなんの役に立つの?と問われたら答えに窮するだろう。

山本夏彦さんが「何用あって月へ」と一言で喝破なさったように、月世界探査だって、あんまり実利には結びつかないのである。

いや役に立って、それがすぐに金儲(もう)けになりそうな研究は民間会社がとっくに総て開発している。

製造業の一流会社といわれるところには研究所があって技術競争のシノギを削っている。
ところが基礎研究や長期にわたる大型設備を必要とする大学や研究所は直接的にカネにならず、役に立つしごとをしていない。

だから公的支援によって研究と教育をしてきたのである。

≪結局は政府が首をつる?≫

もともと学問や芸術というもののすくなからぬ部分はパトロンあってはじめて成立した。近代国家の成立後は国家がパトロンになった。

各国ともに「芸術文化政策」「科学技術政策」をかかげるゆえんである。
世間的にはムダ以外のなにものでもないようなことがらに国がおカネをだす。
だから博物館も美術館も大学もどうにか生き残っているのである。ムダなものにはおカネをだしません、というならそれでオシマイ。

いまを去る半世紀以上むかし、日本を「文化国家」として再生させよう、という努力目標があった時期には「文化政策」があった。「科学政策」があった。

あえていつからとは言わぬが、こうしたムダへの配慮がここ20年ほどのあいだに消えてしまったようなのである。

競争原理、市場原理、なんでも民間商業主義をモデルにせよ、という思想はいまにはじまったものではない。
政権政党がかわっても文化軽視の風潮はかわらない。

それもよかろうが、こうして文化学術にかかわるあらゆる公的支出をあれもムダ、これもムダといって切り捨てていったら、冒頭の小咄の主人公のように、結局は政府が首つりする以外にあるまい。

そのことをわたしは悲しむのである。(かとう ひでとし)

まことに見事に、現在の漠たる危機感のわけを表していると思います。

12月 24, 2009 at 09:44 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.11.14

月が近くなったのかもしれない

サンケイ新聞より「NASA、月に水の存在を確認 宇宙基地建設の最有力候補に

【ワシントン=山本秀也】
月の表層内部を探査していた米航空宇宙局(NASA)は13日、水の存在が確認できたと発表した。

月探査機LCROSS(エルクロス)を使って先月行われた月の南極付近への衝突実験の結果、少なくとも約90リットル相当の水分が飛散したと判定した。

NASAでは引き続き詳しいデータ解析を続けるとしているが、水の埋蔵量は相当量に上るとされる。

LCROSSが突入したのは、南極付近のクレーター内部。 常に太陽光が当たらない部分があるため、地表付近に水分が氷の形で存在する可能性があるとされていた。

仮に氷の存在が判明すれば、飲み水として利用することができるほか、分解して水素を燃料用、酸素を呼吸用として使える可能性もあり、宇宙基地建設の最有力候補にもなる。

NASAは13日の声明で「今回の発見は、月(の形態)を理解する上で新たな1ページを開くものだ」と意義を強調した。

衝突が小規模であったために、実験自体が失敗ではないのか?という意見も多かったのですが、大当たりであったようです。

太陽光をエネルギーとして、水が資源として十分であれば、人が月に移住する可能性も大きく広がったと見るべきですね。

月を起点にして、火星に進出することもずっと楽に行えるようになるでしょう。

ジョン・W・キャンベル「月は地獄だ」(1951年)を思い出します。

11月 14, 2009 at 10:32 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (0)

2009.10.25

ドル安・日本人口減少・生産性向上・安心感の必要性

朝日新聞より「ドル基軸、米国益に沿わず 米シンクタンク所長指摘

【ワシントン=尾形聡彦】
世界的にドル安傾向が強まるなかで、米国でドルの基軸通貨体制の今後の方向性を巡る議論が高まっている。

米政権とのかかわりが深い、米有力シンクタンク「ピーターソン国際経済研究所(PIIE)」のフレッド・バーグステン所長(68)は朝日新聞のインタビューで「米ドルの基軸通貨体制はもはや米国の国益に沿わない」と指摘し、米ドルの支配的な役割を徐々に下げるべきだと提言した。

今後、20年ほどかけて「米ドルと欧州の単一通貨ユーロの2極体制に移行する」との見方を示すとともに、アジア各国が対ドルへの自国通貨切り上げで政策協調する「アジア版プラザ合意」を求めた

米ドルの地位を次第に低下させる必要性を説いていますね。なぜですか。

「国際通貨システムで米ドルが支配的な地位を占めていることは、米国の国益に沿わなくなっている。
理由は二つある。

まず貿易赤字の拡大につながる
世界からの米国への貸し出しが突然止まれば、ドルは暴落する。
巨額の資本流入は低金利や過剰流動性をもたらし、現在のような経済危機につながってしまう」

「第二に、米国が自らの為替レートを制御することが困難だ。輸出競争力を高めるため、自国通貨を弱めるための(ドル買い)介入を行うと、米ドルは過剰に高くなってしまう

ドル・ユーロの2極体制になるのでしょうか。

「現在は(世界の外貨準備に占める割合は)ドルが65%、ユーロが25%だが、10~20年先にはともに40~50%を占めるかもしれない。

約100年続いたドルの時代が、10~20年でユーロとの2極体制に進化するのではないか

ただ、米政権は「強いドルが米国の利益だ」と言い続けています。

彼らが恐れているのは、ドルの価値が急激に落ちることだ。『強いドル』の定義はなく、財務長官が言わなくてはいけない『公式なレトリック(修辞法)』にすぎない」

米政権は、強いドル政策を実質的に放棄しているのでは。米国は輸出主導型の景気回復を目指していて、そのためドル安は不可避です。

「その指摘は正しい。
米政権が世界経済の不均衡の是正や、輸出主導型の景気回復を目指すなら、競争力のあるドルの交換レートが必要だからだ。

我々の計算では、人民元や、いくつかのアジア通貨はドルに対して切り上げが必要だ。
日本円に対しては、それほど必要ない」

ただ、中国は実質的に1年以上人民元の切り上げをしていません。
アジア諸国も輸出競争力を気にしてドル買い介入を実施しています。

「その通り。中国こそが一番大きなずれをもたらしている。
韓国やマレーシアなどアジア各国もドルに対し人民元が切り上がらなければ、自国通貨切り上げは難しい。
中国も人民元切り上げは、他国が同調しなければ困難だ」

「アジア各国は共通の為替相場政策を追求すべきだ。

為替政策面での連携が賢明な選択で、アジア版の『プラザ合意』(1985年に主要国が、ドル安を進めることで一致した合意)だ。
各国が為替政策の永続的な連携や、『2~3年で2割の切り上げ』などの合意をしてもいい

米中(G2)時代の必要性を指摘していますね。

「私が『G2』を提唱しているのは、気候変動でも国際通貨でも、米中が合意できれば、国際合意にできる可能性がずっと高まるからだ」

米欧日中のG4の形成を目指す動きもあります。

「日本を含めるか否かは、難しい問題だ。
理想は、米中と欧州のG3だ。

日本は人口減や過去20年の経済成長の弱さを考えれば、G3ほど強い経済ではない。

ただ、欧州も政治的に一枚岩になれない弱さがある。だからG2を拡大する場合は、G4か、インドも加えたG5だろう」

鳩山政権への期待は。

日本は依然として貿易黒字に過剰に依存しており、不均衡を是正する必要がある

さらに非常に大事なのは、人口減少を補う生産性の向上だ。

さらなる改革と、市場志向の戦略が必要だ。
私は、現政権が違う方向に向かっているかもしれないと懸念している」

なかなか明確な意見ですね。
日本の政財界などが触れない最重要な問題として人口減に適した社会作りがあります。

現在のところ「人口減が問題だから、人口を増やす」という意見ばかりなのですが、生産人口をすぐに増やすのには移民しかあり得ませんし、今から出生率が上がったとしても、200年程度は人口減になっていきます。
その時に、最大の人口であった社会を維持し続けることが出来るのか?と言う問題ですし、日本の社会全体を維持するためには、限界集落と言われるような社会構造を維持し得ないところは無人にする政策が必要でしょう。

大都市圏周辺のマンモス団地などと言われた新興住宅地の多くは、開発以前は山林などであったところが多く、いわば無人の土地の大勢が住んだと言えます。その大勢の人が居なくなれば、また無人の地になるしかないでしょう。

同じような事は、工業団地などにも言えます。
同じような業種を並べた工業団地では、全く違う業種に転換することは難しいでしょうから、結局は工場なき工業団地となっていくのかもしれません。

どちらにしても、各種団地がドンドンできた当時の「土地が足りない」時代から見ると全く逆の「土地を使用するアテが無い」時代になっていきます。
土地がないから干拓をするといった手法の逆の政策に真面目に取り組むべきでしょう。
そして、小数の日本人が世界に冠たる地位を維持するためには、人口減を遙かに超える生産性の向上が不可欠です。

基本は、教育の充実と高度化でありましょう。
そのためには、国民の個人生活の安心が何よりも必要だと思います。
自由主義の根幹である、競争では日本の安心は育たないでしょう。
エリートや先端分野の促進と同時に、それを支える基礎になるはずの庶民レベルの安心感のより一層の向上こそが最重要なのではないのか?と思うのです。

10月 25, 2009 at 11:36 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.10.24

ネット利用の直接民主制の提案!

J-CASTニュース より「ネットがあれば政治家いらない 東浩紀 SNS直接民主制を提案

インターネットというテクノロジーは10万人規模の直接民主制を可能にする。基礎自治体(市町村)のいくつかはミクシィ(mixi)とかのSNSで運営すればいい――。

批評家の東浩紀さん(38)が深夜のテレビ番組で「政治の未来像」について大胆な提案をした。「そうなれば、政治家は今ほど必要ないのではないか」というのだ。

東さんが出演したのは、2009年10月24日未明にテレビ朝日が放送した討論番組「朝まで生テレビ!」。

この日は「若者に未来はあるか?」がテーマで、人事コンサルタントの城繁幸さん(36)やフリーライターの赤木智弘さん(34)といった世代間格差について発言している20代や30代がパネラーとして登場したが、「朝生」の独特の雰囲気に飲まれてしまったのか、いまいち歯切れが悪い。
そのなか、番組前半で若者側のパネラーとしては唯一、気を吐いていたのが東さんだった。

「いまさら『若者論』をやっても意味がない」

「高齢者がどんどん増えていく日本という国がこのままダメになるのは自明で、今後は高齢者が得するような国を作るしかないのだから、若者が差別されているとか損しているといった『若者論』をやっても意味がない。

むしろ高齢者が増えていくなかで、それをうまく回していく社会をどう作るのかという話をするべきだ」

と、番組のテーマをいきなり破壊。

司会の田原総一朗さん(75)が「どうすればいいの?」と問いかけると、東さんは「インターネットを使った直接民主制」の可能性について語った。

「今回、政権交代が起きて、『官から民へ』とか、『国民が政治をコントロールできるようになった』と言っているけれど、僕は、ネットワークや情報技術の革命はすごく本質的だと思う。

これまで政治家の仕事はいろんな人たちをつなぐことだったが、つなぐだけだったらインターネットでもできる。

そうなると、これからの社会はもしかしたら、こんなに政治家っていらないのかもしれない

と指摘。
従来の選挙システムに代わる、ネット時代の新しい政治システムがありうるのではないかという考えを示した。

「国民が政策にじかに介入できるようにちゃんとシステムを作って、政策審議過程を全部透明化し、パブリックコメントのシステムをもっと洗練された形にすることによって、全然違う政策の作り方ができるかもしれない。

たとえば基礎自治体(市町村)のいくつかなんて、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で運営すればいいと思う。ミクシイとかで」

「10万人ぐらいの規模なら直接民主制ができる

東さんはインターネットの技術を使った政策形成システムを提案したが、評論家の小沢遼子さん(72)や作家の猪瀬直樹さん(62)といった高齢世代のパネラーは理解に苦しんでいるようで、一様にポカンとした表情。

田原さんも「僕、わかんない」と正直な感想を口にした。

しかし、東さんは「これ、わかりましょうよ」とさらに言葉を続ける。

「(18世紀の社会思想家で、直接民主制を主張した)ルソーのころのジュネーブの人口は2万400人だったが、これぐらいだと直接民主制ができる。

しかも僕たちには今、SNSやツイッター(Twitter)というのがあって、たとえば勝間(和代)さんやホリエモン(堀江貴文さん)は、ツイッターでフォロワーが15万人もいる。

1人のサービスを15万人がフォローしていて、しかも勝間さんや堀江さんはそれに(レスポンスを)返している。

そういうことができるインターネットというテクノロジーは、10万人とか5万人という規模だったら、直接民主制を可能にするんですよ」

このような新しい政治システムの可能性があるのに、いまだに従来型の選挙で満足している現状にこそ問題があると、東さんは指摘した。

では、なぜ技術の進歩にもかかわらず、東さんが構想するような「ネットを使った直接民主制」が現実化しないのか。

それは「人の想像力がまだ追いついていないからだ」と東さんは言う。

「どの規模だったら直接民主制が可能かというのは、各時代のコミュニケーションの技術が決める。

いま僕たちがいる時代は、劇的にコミュニケーションコストが安くなっている時代だから、10万人でも直接民主制ができるようになった。

でも制度が追いついていないし、人の想像力が追いついていない。

10万人で直接民主制なんてやったら大混乱が起きるだろうと人は思ってしまう。けれども僕は、想像力が追いついていないだけだと思う

早口でまくしたてるように「ネット時代の政治像」を語る東さんに他のパネラーは圧倒されたようだったが、田原さんはジャーナリスト特有の直感が働いたのか、「これ、面白い!」と反応していた。

ちなみに、東さんは番組中、手元のアイフォーン(iPhone)らしきものを見せながら

「ツイッターをやろうと思っていたんですけど、ここ電波が通じなくてできなかった」

と発言。ツイッターユーザーの笑いを誘っていた。

この「ニュース」は小倉秀夫弁護士が取り上げていて、東浩紀さんは何を言ったんだ?と興味津々でありました。
la_causette より「東さん,強すぎ。

「朝まで生テレビ」を久しぶりに見ていますが,結局,高齢パネリスト+東浩紀+雨宮処凛+高橋亮平だけでよかったような感じです。

原総一朗さんは,城繁幸さんにずいぶんとパスを投げていたのに,期待には応えられなかったなあという感じがしました。
理論的な話では東さんに圧倒的に負ける以上,現場感覚が強くないと辛くなってしまうよなあとは思いました。

わたしは、東さんの「ネット利用直接民主制」というのはさすがに思いつきませんでしたが、ネットワーカが知名度を利用して選挙で当選する可能性はずいぶんと高いだろうと、以前から考えていました。

10万人程度に名前を知られているネットワーカはザラでしょう。
だから、ネットワーカーの中でちょっと名前知られている人は数百万人ぐらいには名前を知られているのです。「日本ネット党」でも作って公認候補で参議院選挙に出れば数十人を送り込むことは可能ですよ。

ではなぜ今まで、そういう行動にならなかったのか?が
東さんの意見ではっきりした、と思いました。

制度が追いついていないし、人の想像力が追いついていない。
そのものだったのでしょうね。
ネットワーカーとしては「選挙という仕組みとネットワークの相性は悪いから」でしょう。

ヨーロッパでは海賊党が急速に勢力を広げています。
批判も多くなってきているようですが「政治に出ていったぞ」ということ自体が新時代の直接民主制にかなり近い動きであったと言えるでしょう。

このような事を、整理して考えると「ネットワーク利用の直接民主制」というのは大いにありでしょう。
直線民主制の対象は本質的には地方自治体の行政をコントロールする議会の機能に一番代替が利くでしょうから、その気になれば政令都市レベルにはちょうど良いかもしれませんね。

こりゃ~面白い提案ですね。

10月 24, 2009 at 04:52 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.10.08

こらぼれーしょん

パソコン通信の初期から存じ上げている、すがやみつるさんはマイミクですが、今日こんな日記を書かれていました。

1. すがやみつる作詞・広瀬香美作曲・歌『ビバ☆秋葉原』

Twitterが取りもつ縁で、今夜7時、歌手の広瀬香美さんのブログで、あたくしが作詞した『ビバ☆秋葉原(無線&PC篇)』(広瀬香美・作曲&歌)が発表されます。

9月30日に、広瀬さんが『ビバ☆秋葉原』という歌をブログで発表したことをTwitterで知り、その歌を聴いたのですが、「フィギュアとアニメの街・秋葉原」みたいな感じで、旧アキバ世代としては非常に違和感がありまして、発作的に替え歌をつくってTwitterで発表してしまいました。
今風にいえば「二次創作」ってヤツですね。

広瀬さんの歌がブログで公開されてから1時間も経ってなかったんじゃないかと思います。

原曲は、こちらです。
http://www.hirose-kohmi.jp/blog/?p=2550

そうしたらその歌詞が広瀬さんの目にとまって、歌わせて欲しいという依頼が、Twitter経由でご本人から届いたわけであります。

(後略)

その歌が公開されております。

officsil site Hirose Kihmi on the web  ビバ☆秋葉原(すがやみつるさんver.)

すがやざん自身が「 自分で聴いて、のけぞりました(^_^;)。 」と言われましても・・・・・。
まあナンというか、歌詞がものすごいです。

10月 8, 2009 at 08:28 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.06.21

F1の行方

CNN.co.jp より「F1参戦の8チーム、来季から新シリーズ開催へ

(CNN) 自動車レースのフォーミュラ・ワン(F1)シリーズに参戦するフェラーリやトヨタなどの8チームが18日、来季から導入が予定されているコスト削減案に反対し、F1シリーズとは別の新シリーズ開催を目指すと発表した。

新シリーズ開催を打ち出したのは、参戦チームでつくるF1チーム協会(FOTA)所属の8チーム。

フェラーリとトヨタのほか、BMW、ブラウンGP、マクラーレン・メルセデス、レッド・ブル、ルノー、スクーデリア・トロ・ロッソ。

コスト削減は、F1を統括する国際自動車連盟(FIA)が導入を進めている。
チームの年間予算を4000万ポンド(約58億円)に制限し、この予算内に収めたチームにはエンジン回転数の制限をなくすなどの技術面におけるアドバンテージを与えるとの内容。

しかし、フェラーリを筆頭に各チームは競技ルールが二つ存在することになるとして削減案に反発。再三の折衝が行われたが、平行線に終わっていた。

FIAはすでに、来季の参戦リストを発表し、今季の10チームに新規の3チームが加わった13チームがエントリーする予定となっている。
ただ、一部チームは条件付きの参戦となっていた。

あらま、F1オワタ、なのでしょうか?

6月 21, 2009 at 10:09 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.06.11

温室効果ガス対策と、新自由主義の争い

サンケイ新聞より「経済空洞化加速の懸念 温室ガス削減目標に広がる反発

温室効果ガス削減の中期目標で政府が10日、「2005年比15%減」を決めたことに、日本経団連が「4%減」を求めるなど緩やかな目標を主張していた産業界には、反発の声が広がっている。

日本はすでに、大幅な削減を実施しており、さらなる削減は、コスト面での負担が他国より重く、「国際的に不公平」というのが産業界の主張だ。省エネ家電やエコカー“特需”への期待はあるものの、削減負担の重くない途上国への生産拠点の移転が相次ぎ、国内経済の空洞化が加速するとの懸念が高まっている。

■重厚長大産業

「国内生産の削減を迫られかねない」

国内製造業が排出する二酸化炭素(CO2)の約4割を占める鉄鋼業界は、危機感をあらわにする。

省エネ化が進んだ日本の場合、排出量を1トン削減するのにかかる費用は、政府原案の「14%減」のケースで、最大130~187ドル(1万2700~1万8300円)と、欧米諸国に比べ2~4倍にもなる。

また鉄1トンを製造するのに必要なエネルギー量は、00年時点で日本の「100」に対して、中国は「129」、インドが「132」と約3割も多く、それだけ余分にCO2を排出している。

日本が目標達成のため、生産量を減らせば、その分、中国やインドの生産が増えることになりかねない。鉄鋼連盟の市川祐三専務理事は「世界全体の排出量は結局、増大する」と警告する。

鉄鋼業界は、鉄鉱石と一緒に燃やす石炭に代わり、水素を投入する新技術などの開発を進めているが、「目標の2020年には間に合わない」という。途上国の製鉄所に省エネ技術を供与するなどで自らの排出枠を取得する取り組みにも限界がある。

すでに汎用品工場の海外移転を進めてきた化学メーカーは「ハードルが高くなれば、さらなる移転を議論せざるを得ない」(化学大手)との悲鳴が上がる。

石油業界も、ガソリン消費の減少に伴い、国内で9つの製油所が不要になる懸念があり、「安定供給の責務が果たせなくなる」(天坊昭彦・石油連盟会長)と訴える。

■自動車・電機

高い目標の達成には、ハイブリッド車(HV)などのエコカーや省エネ家電の普及が欠かせないため、自動車、電機メーカーには追い風となる。
ただ、製造過程でのさらなる削減を迫られるため、差し引きでの恩恵は不透明だ。

国内で初めて電気自動車(EV)の量産に乗り出した三菱自動車の益子修社長は「自社の排出量削減には挑戦的な目標を掲げて取り組みたいが、政府の目標は国際競争力に配慮すべきだ」と指摘する。

日産自動車の志賀俊之COOも「どんな対応でもできるが、それはお金をかけることが前提」と、コスト増への懸念を隠さない。

また高い目標設定により、燃費規制の強化などが導入されることへの警戒感も強い。深刻な自動車不況の中、人気のHVでもトヨタ自動車とホンダが激しい価格競争を繰り広げており、規制強化によるコストアップは死活問題だ。

電機メーカーでは、エコポイント制度による省エネ家電への買い替え特需への期待は大きい。シャープの森本弘環境安全本部長は「削減目標が高いほど太陽光発電や省エネ家電が重宝がられる」と話す。

ただ、世界的に需要が急増しても、国内での製造を増やせば、排出量が増えてしまうだけに、「日本での事業拡大は難しい」と、産業活性化の効果は限定的とみている。

この種の話題になると、いつも出てくる「反論」で個人的には「またか」としか思わないのですが、ニュースにする価値があるのでしょうかね。

鉄鋼など金属資源についてはリサイクルではエネルギー使用量はかなり減らすことが出来ますから、鉄鉱石から製鉄する割合を減らすのが効果的なはずです。

これは一言でいえば、コストの問題ですから、結局のところコストを上げる事で製法をシフトさせることが出来るわけで、逆に言えばコストに触らないで製法を変えることは出来ない、とも言えます。

石油価格を上昇させたことが、クライスラーとGMの破たんの引き金になったように、コストの変化こそが社会の変化を促すものでしょう。
その意味では「現在の製法では・・・」という反論は意味がないわけで、こういう記事は、わたしから見ると古典的であり誤誘導になりかねない、と思います。

ところで、最近の風潮を見ていると、新自由主義について多くの人が「間違えだっただろう」との意見だと感じますが、政府と財界は改革重視 → 新自由主義の堅持といった意見から変わっていないように思います。

新自由主義の一番の問題は、社会問題の極端な単純化にあったのではないか?と思っています。

それまでの世の中が複雑で、その複雑な状況を安定させるための機構が増えて・・・とどんどんと複雑度が増してきたことに対して、「自由にやった方が物事が素早く動くからより良くなる」というのが新自由主義の考え方でしょう。

しかし、幾ら枠組みを外して、完全自由にしたとしても、全ての物事が同じ速度で動くことは出来ない。
若者と年寄り、日常の買い物と住宅購入、事業の創業と人材育成といったように、似たような場面でもどうにも掛かる時間がまるで違うということはいくらでもあります。

それを「自由にすれば・・・」とやっても、付いてくることができないセクターが出てきます。
そういうセクターは社会において脱落していく。
この部分を大阪府知事の橋下氏は「事故責任の社会ですから」と言い放っていますが・・・。

新自由主義の「極端な単純化」はこの「脱落したセクターをどうするか?」を考えないことで成り立っているのだと思います。

しかし、脱落しなかったセクターは脱落したセクターについて全く無視することが出来るのか?と考えると、これは単純に「明日は我が身か?」と思いますよ。
つまりは、脱落するセクター(社会層)が出てくるような社会は、心理的な不安が高まるに決まっています。

わたしは、極端な単純化の果てに「そこから先は無いことにする」といったことが社会不安の根源であるのだとすると、今必要なのは「そうは言っても色々あって複雑なのだよ」という理解の共有こそが一番重要なことだと思います。

あまりに単純化し過ぎる決定は、派遣労働の拡大とか安易な事業廃止などに見られると感じますが、確かに事業そのものは状況の変化に速く対応できるし決定を単純ですが、マーケットというよく分からないものについても影響しているはずなのです。
ヘンリーフォードが従業員に高賃金を支払ってマーケットを作る、としたことの逆だと言えますが、ヘンリーフォードだって本当に高賃金を支払ったらマーケットが出来るのかはやってみなければ分からないことだったでしょう。
同様に賃金を抑制すると本当にマーケットに影響が出るのかは証明不可能な問題です。

新自由主義の真髄は「分からないことはとりあえず無視」なのだと思いますが、長期的には必ず利いてくるはずだし、マーケットなどが「同じ速度で動くようになる」ことがあり得ないのは、先に並べた通りです。

結局のところ、新自由主義とそれがもたらした「極度に単純化した論法」は社会を分断する方向にしか働かない、と言えると思っています。

今回のサンケイ新聞の記事にも「温室ガス削減の是非」的なトーンになってしまっているところが、問題だと感じました。

6月 11, 2009 at 09:15 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.05.02

東京スポーツの加護亜依報道から

紀藤弁護士がこんな記事を書いています「今日は韓国で会議です。

統一教会問題について、日韓で話し合われました。

日本の統一協会問題は、簡単にまとめると

1 詐欺脅迫的勧誘
2 正体を隠した浸透

の二つで、これらが複雑にからんで、霊感商法、違法伝道、違法な合同結婚式勧誘、家族問題などの被害を生みますが、韓国では統一協会は、異端中の異端で1ができませんから、2の問題しかありません。

今回の「加護ちゃん(加護亜依さん)の件」も、2の問題ですから、韓国でも大きく興味を持たれていました。

加護ちゃんは中卒だそうです。アイドルを優先させた結果だと思いますが、勉強したい気持ちが出てくるのも自然な成り行きだと思います。

僕は、本当に運よく、大学院まで行くことができ、大学・大学院では、いろいろ学ばせてもらいました。

加護ちゃんの勉強したい気持ちを利用する、統一協会=統一教会は、とても卑劣です。

ただ今回の報道、報道がなかったなら、加護ちゃんが、知らずに、統一協会=統一教会の懐に飛び込んでいった可能性があるだけに、大事に至らぬ今のうちになされて、本当に、よかったと思います。

加護亜依にまたトラブル、「通学中の学校母体が統一教会と関係」報道。
2009/04/28 23:21 Written by Narinari.com編集部

2006年と2007年の喫煙騒動や、今年1月の俳優・水元秀二郎との不倫報道、それに伴う元妻との裁判など、なにかと身辺が騒がしい状態が続く加護亜依に、またトラブルが降りかかった。加護亜依が通学中のアメリカンスクールに関連する米国の大学が、統一教会と密接な繋がりがあることがわかり、所属事務所が法的措置を検討していると、4月29日付けの東京スポーツが一面で報じている。

東京スポーツによると、トラブルの発端は加護亜依が高校卒業の資格を取るためにアメリカンスクール「青山インターナショナルアカデミー(AIA)」に通い始めたこと。この学校は米国の「ブリッジポート大学」の下部組織にあたる「ブリッジポートインターナショナルアカデミー(BIA)」の分校という位置づけで、加護亜依の所属事務所「メインストリーム」が留学事業を始めた2004年から業務提携を結んでいる関係だという。

ところが「ブリッジポート大学」は2002年まで統一教会から多額の寄付を受けていただけでなく、統一教会の幹部が大学幹部に名を連ねていた大学だった。このことは所属事務所側も把握し、また、ネットでも「ブリッジポート大学統一教会」と検索をするだけでさまざまな情報が出てくるが、東京スポーツは2002年以降も統一教会関係者が同大学で講演を行っていることを突き止め、統一教会の広報から「直接的関係はありませんが、友好関係にはあります」とのコメントを引き出したそうだ。そのため、もし加護亜依と所属事務所が2002年以降の両者の繋がりに気付かないまま「ブリッジポート大学」に留学することになっていたら、知らず知らずのうちに広告塔になっていたかもしれないと同紙は指摘している。

「AIA」を紹介しているオールアバウトの「留学・インターンシップ」ガイドによると、「ブリッジポート大学」はニューヨークとボストンの間にある大学で、「アメリカの中でも留学生の受け入れ率が一番高い国際的な大学として知られ、世界91カ国、全米34州から学生達が集まっています」とのこと。また、同ガイドによるインタビューで、加護亜依は「時間がうまく合えば、留学も経験してみたいですね」と将来の留学にも意欲をのぞかせていた。

加護亜依は今年1月から「加護亜依のアメリカンスクール卒業を目指して!」と題したブログを立ち上げ、「AIA」でのスクールライフをつづっている。東京スポーツによると、加護亜依の所属事務所は留学事業を始める際に「現在は統一教会とは関係ない」と大学側から説明を受けていたことから、法的措置も検討しているそう。そのため、「AIA」で勉強後、「ブリッジポート大学」に留学するというプランは完全に潰えたものと見られる。英語の習得に意欲を燃やし、留学も視野に入れていた加護亜依にとっては、なんとも気の毒な騒動となってしまった。

ちょっと前に「加護亜依」という記事がスポーツ紙で流れたように覚えていたのだが、それが実はこの事件だったわけだ。

そこで子細に読んでみると、

トラブルの発端は加護亜依が高校卒業の資格を取るためにアメリカンスクール「青山インターナショナルアカデミー(AIA)」に通い始めたこと。
この学校は米国の「ブリッジポート大学」の下部組織にあたる「ブリッジポートインターナショナルアカデミー(BIA)」の分校という位置づけで、加護亜依の所属事務所「メインストリーム」が留学事業を始めた2004年から業務提携を結んでいる関係だという。

ブリッジポート(Bridgeport )と言えば、わたしにはこちらの方がなじみ深いのだが、University of Bridgeport についてはこんなページにぶつかってしまった。


 <交流協定大学現況>                                                                          (2008. 5. 現在)

国家名

大学名

締結日

締結内容
Korea(16) 靑雲大学 2000-04-25 学術及び教育に関する協定
淸州科学大学 1998-09-08 連携教育
淸州大学 2002-04-13 学術教育協定
アジュ自動車大学(旧大川大學) 2002-04-13 学術及び教育に関する協定
韓国ポリテクⅣ洪城大学 2002-05-14 学術及び教育に関する協定
国立益山大学 2002-11-08 学術及び教育に関する協定
舟城大学 2002-12-12 学術及び教育に関する協定
金泉科学大学 2002-10-01 学術及び教育に関する協定
公州映像情報大学 2002-09-18 学術及び教育に関する協定
光州?子大学 2000-12-20 学術及び教育に関する協定
水原?子大学 2002-10-22 学術及び教育に関する協定
清心神学大学院大学 2005-03-02 学術及び教育に関する協定
光云大学 2005-12-15 学術及び教育に関する協定
弘益大学 2006-04-20 学術及び教育に関する協定
韓国ポリテクIV牙山大学 2006-09-25 学術及び教育に関する協定
韓国ポリテクIV大学 2006-05-10 学術及び教育に関する協定
Afghanistan(2) Bamiyan University 2006-05-23 学術及び教育に関する協定
Ningerhar University 2006-05-30 学術及び教育に関する協定
Australia(2) Monash University 2000-07-26 語学研修に関する協定
Griffith University 2001-09-24 語学研修に関する協定
Belarus Minsk Institute of Management 2003-02-07 学術及び教育に関する協定
Brazil Universidad Federal De Mato Grosso Do Sul 1997-08-05 学術及び教育に関する協定
Bulgaria Sofia University "St. Kliment Ohridski" 2005-03-10 学術及び教育に関する協定
Canada(4) St. Mary's University 2000-08-23 学術及び教育に関する協定
Memorial University of Newfoundland 2000-08-23 語学研修に関する協定
University of Regina 2001-09-24 語学研修に関する協定
World Education College of Applied Theology 2001-08-20 学術及び教育に関する協定
China(19) Dalian University 1995-09-28 学術及び教育に関する協定
Liaoning University 1996-04-24 学術及び教育に関する協定
Liaoning Normal University 1995-09-30 学術及び教育に関する協定
Heilonjiang University 1995-09-30 学術及び教育に関する協定
Shenyang University 2001-04-05 学術及び教育に関する協定
Shaanxi University 2001-04-07 学術及び教育に関する協定
Qufu Teachers University 2001-04-09 学術及び教育に関する協定
Shanghai Institute of Ceramics, Chinese Academy of Science 2001-09-24 学術及び教育に関する協定
Yantai Normal University 2002-10-01 学術及び教育に関する協定
Chongqing University of Posts and Telecommunications 2005-10-19 学術及び教育に関する協定
Sichuan University 2005-03-01 学術及び教育に関する協定
Shenyang Normal Universitiy 2005-06-02 学術及び教育に関する協定
Shandong University at Weihai 2005-05-17 学術及び教育に関する協定
Hangzhou Dianzi University 2006-01-09 学術及び教育に関する協定
Harbin Institute of Technology at Weihai 2006-10-16 学術及び教育に関する協定
Shanghai Normal University 2006-12-14 学術及び教育に関する協定
East China University of Science & Technology 2007-05-28 学術及び教育に関する協定
East China Normal University 2007-05-28 学術及び教育に関する協定
Shanghai University of Sport 2007-01-08 学術及び教育に関する協定
Cambodia Royal University of Phnom Pehn 2003-08-28 学術及び教育に関する協定
Colombia La Pontificia Universidad Javeriana 1998-06-29 学術及び教育に関する協定
Costa Rica Magister University 2000-02-14 学術及び教育に関する協定
Cote d'ivoire University of Bouare 2002-03-24 学術及び教育に関する協定
Estonia(2) Tallinn Technical University 2002-05-06 学術及び教育に関する協定
Tallinn College of Engineering 2004-03-16 学術及び教育に関する協定
India Rajagiri College of Social Sciences 2003-07-11 学術及び教育に関する協定
Indonesia(4) Universitas Kristen Indonesia 2000-01-18 学術及び教育に関する協定
Hasanuddin University 2000-07-24 学術及び教育に関する協定
Yogyakarta State University 2002-02-25 学術及び教育に関する協定
The State Institute of Islamic studies 2002-02-26 学術及び教育に関する協定
Japan Jumonji University of Japan 2005-10-25 学術及び教育に関する協定
Kazakhstan(2) Almaty Railway Institute of Engineering 1993-11-15 学術及び教育に関する協定
Kazakh State Academy of Architecture and Construction 1993-11-15 学術及び教育に関する協定
Kenya University of Nairobi 2002-09-23 学術及び教育に関する協定
Malaysia Universiti Kebangsaan Malaysia 2001-09-19 学術及び教育に関する協定
Moldova Ion Creanga State Pedagogical Univ. 2002-03-22 学術及び教育に関する協定
Mexico Universidad De Guadalajara 1999-10-14 学術及び教育に関する協定
Mongolia(4) National University of Mongolia 2000-10-16 学術及び教育に関する協定
Health Science University 2004-09-24 学術及び教育に関する協定
Chinggis Khaan University 2005-04-27 学術及び教育に関する協定
Mongolian State University of Agriculture 2007-09-04 学術及び教育に関する協定
Nepal(2) Tribhuvan University 1997-05-10 学術及び教育に関する協定
Kathmandu University 2002-02-14 学術及び教育に関する協定
New Zealand University of Otago 2000-01-22 学術及び教育に関する協定
Philippines(6) Polytechnic University of the Philippines 1999-11-25 学術及び教育に関する協定
Gregorio Araneta University 1999-11-24 学術及び教育に関する協定
Lyceum Northwestern University 1999-11-26 学術及び教育に関する協定
Philippines Women's University 2002-03-11 学術及び教育に関する協定
Comteq Computer College, Philippines 2005-11-28 学術及び教育に関する協定
University of Cebu 2007-06-12 学術及び教育に関する協定
Russia(9) Pacific National University 1995-12-12 学術及び教育に関する協定
Far Easten State University of Humanities 1998-10-14 学術及び教育に関する協定
Moscow State University of Technology STANKIN 1994-12-12 学術及び教育に関する協定
Moscow State Industrial University 1996-08-12 学術及び教育に関する協定
Tver State University 1992-12-10 学術及び教育に関する協定
Bauman Moscow Technical University 1999-06-07 学術及び教育に関する協定
Omsk Technical University 2001-10-07 学術及び教育に関する協定
Irkutsk Sate Linguistic University 2007-12-14 学術及び教育に関する協定
The Far Eastern State Transport University 2008-02-01 学術及び教育に関する協定
Suriname Anton de Kom University 2002-10-22 学術及び教育に関する協定
Taiwan(2) Chinese Culture University 2000-02-09 学術及び教育に関する協定
National Open University 1999-02-14 学術及び教育に関する協定
Thailand(2) Silpakorn University 2000-08-20 学術及び教育に関する協定
King Mongkut's Institute of Technology, Ladkrabang 2002-02-22 学術及び教育に関する協定
Turkey Hacettepe University 2002-03-18 学術及び教育に関する協定
Ukraine(4) Kiev Polytechnic Institute 1994-08-03 学術及び教育に関する協定
Ukrainian Institute of International Tourism 1995-08-21 学術及び教育に関する協定
Institute of Semiconductor Physics of Ukraine Academy  of Science 1996-07-02 学術及び教育に関する協定
European University of Ukraine 2003-07-11 学術及び教育に関する協定
U.S.A.(4) University of Bridgeport 1994-06-23 学術及び教育に関する協定
Unification Theological Seminary 1995-11-20 学術及び教育に関する協定
Hawaii Pacific University 2001-01-24 学術及び教育に関する協定
State University of New York New Paltz 2003-02-14 学術及び教育に関する協定
Uzbekistan(6) Tashkent State University of Oriental Studies 2001-07-19 学術及び教育に関する協定
Tashkent State Institute of Textile and Light Industry 2002-11-22 学術及び教育に関する協定
Tashkent State Institute of Culture 2002-11-22 学術及び教育に関する協定
Tashkent State University of Economics 2002-11-22 学術及び教育に関する協定
Termez State University 2002-11-22 学術及び教育に関する協定
Samarkand State Architectural and Civil Engineering Institute 2002-11-22 学術及び教育に関する協定
Vietnam(4) Vietnam National University, Hanoi 2000-10-26 学術及び教育に関する協定
Hanoi University of Technology 2001-09-28 学術及び教育に関する協定
Thai Nguyen University 2002-07-29 学術及び教育に関する協定
Vietnam National University - Ho Chi Minh City Social Sciences & Humanities 2003-11-27 学術及び教育に関する協定
Venezuela Universidad Simon Bolivar 2002-04-22 学術及び教育に関する協定
総計 35カ国、111大学 (情報機関及びその他の機関は除く)  

これは鮮文大学校のHPにある、交流協定大学及び機関のページにある表です。

University of Bridgeport は確かにこの中にリストされています。

東京スポーツの報道だと

発端は加護亜依が高校卒業の資格を取るためにアメリカンスクール「青山インターナショナルアカデミー(AIA)」に通い始めたこと。

この学校は米国の「ブリッジポート大学」の下部組織にあたる「ブリッジポートインターナショナルアカデミー(BIA)」の分校という位置づけで、加護亜依の所属事務所「メインストリーム」が留学事業を始めた2004年から業務提携を結んでいる関係だという。

ところが「ブリッジポート大学」は2002年まで統一教会から多額の寄付を受けていただけでなく、統一教会の幹部が大学幹部に名を連ねていた大学だった。

このことは所属事務所側も把握し、また、ネットでも「ブリッジポート大学統一教会」と検索をするだけでさまざまな情報が出てくるが、東京スポーツは2002年以降も統一教会関係者が同大学で講演を行っていることを突き止め、統一教会の広報から「直接的関係はありませんが、友好関係にはあります」とのコメントを引き出したそうだ。

そのため、もし加護亜依と所属事務所が2002年以降の両者の繋がりに気付かないまま「ブリッジポート大学」に留学することになっていたら、知らず知らずのうちに広告塔になっていたかもしれないと同紙は指摘している。

この部分こそが、紀藤弁護士の言う「2 正体を隠した浸透」だというわけですね。
そういう見方をすると、これほど多くの大学と協定を結んでいるのも何となく分かってきます。

もちろんこんなに大規模にことを行うのは、何をおいてもお金が必要となりますから、大企業だって容易に出来ることではない。
それが宗教だと出来てしまうと言うことでしょう。統一協会(教会ではない)の問題というかカルト宗教の問題というかではありますが、こんな実情はほとんどの人は知らないわけです。

5月 2, 2009 at 12:39 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (1)

著作権を読ませない権利としたい文化人

町村先生の Matimulog 4月29日の記事に「google和解に日本評論社も参加」があります。
ということで、日本評論社で本を出したり、執筆分担したことのある人は、下記のページを見るとよい。
弊社刊行書籍の著作権者の皆様へ

この問題について、当社は次のように考えています。

Googleがすでにデジタル化作業を行なった書籍には、当社が刊行した書籍も1400点前後含まれているようです。現在その詳細を調査中ですが、当社としてはこの和解に参加するつもりでおります。

和解を拒否して蚊帳の外に出るよりも、全世界を巻き込んだネット社会化の中で、著者と出版社の立場、権利を守りつつ、ネット上の書籍の展開についても前向きに取り組んでいくためにも、和解に参加することが必要だと考えたためです。

なお、デジタル化された個別の書籍のデータを2011年4月5日までに申し出て削除させる、あるいは時期を問わず個別の書籍の本文表示利用を止めるよう申し出るという手段を取ることについては、できるかぎりそのようにしたいと考えています。

ということで、グーグルブックサーチから本文表示利用をさせない、またはデータを削除させるようにしたいということなのだが、ブックサーチでヒットした方が著者としても出版社としても得ではないか?
なぜ、削除させなければならないのか、よく分からないところである。

上記サイトにリンクされたエクセルファイルに、グーグルブックサーチでデジタル化されている日本評論社の本が一覧されているが、私が執筆に加わった本も含まれているではないか!

これにはわたしもコメントしていて

コメント

    ということで、グーグルブックサーチから本文表示利用をさせない、
    またはデータを削除させるようにしたいということなのだが、
    ブックサーチでヒットした方が著者としても出版社としても得ではないか?
    なぜ、削除させなければならないのか、よく分からないところである。

この部分が一番のナゾでして、突き詰めると「著作権」とは「読ませない権利」となるのかな?と考えたりして。

投稿: 酔うぞ | 2009/04/30 11:36

現実的な対応としても、

全く不思議ですよね。

でも法的には、おっしゃるとおり、「著作権」とは「コピーさせない権利」が基本ですので、それを大事にする余り、あちこち手を伸ばして、ついには読ませない権利と化してしまう傾向にあります。

こうやって自分たちの首を絞めていることを、一部の著作者は気付いておらず、気付いている著作者は流通事業者の権利保護追及で読まれる機会が損なわれることに苦々しい思いをしていることでしょう。

投稿: 町村 | 2009/04/30 13:03

なんてやり取りをしていました。そうしたら朝日新聞にこんな記事が「米グーグルへ怒りと危機感 詩人・谷川さんらが会見

インターネット検索最大手の米グーグルが進める書籍検索サービスについて、詩人の谷川俊太郎さん、作家の三木卓さんらが30日、東京都内で記者会見し、著作権侵害の恐れがあると危機感を訴えた。

谷川さんは「利用に応じてどれだけの著作権料が支払われるのかが不透明。グーグルはやり方が一方的で、グローバリズムのごうまんさを感じる」。
三木さんは「ネットは公共のものというイメージがあるが、ネット上でどう作品を扱うか決めもしないのは納得がいかない。一種の文化独裁だ」と怒りをあらわにした。

このサービスを巡っては、著作権侵害を訴える米国の作家らが起こした集団訴訟が和解で決着。
この効力が日本にも及ぶことになった。

これに対し、谷川さんら日本ビジュアル著作権協会に属する会員180人が和解集団からの離脱を通知した。
代理人の鈴木淳司・米カリフォルニア州弁護士は「和解すれば、なし崩し的に商業利用される恐れがある。ゼロベースで交渉したい」と述べた。

離脱通知の期限は当初、5月5日だったが、ニューヨーク連邦地裁は28日、申請期間を9月4日までに延長した。

一方、日本文芸家協会は会員らに意思確認の調査を行い、4月27日の時点で回答者の8割強に当たる2197人が「和解した上でグーグルの書籍データベースからの著作物の削除を望む」と回答している。(小山内伸)

どう考えても、ネットは情報の流通手段に過ぎないのだから、ネットによって文化の流通が促進されるのは文化独裁の逆だろう。

結局は

谷川さんは「利用に応じてどれだけの著作権料が支払われるのかが不透明。グーグルはやり方が一方的で、グローバリズムのごうまんさを感じる」。

という問題に過ぎないということになるが、これは「発信するだけ」の意見であって、需要家というか受け取る側の意見の反映ではない。

ましてや、文化が商業の範囲でしか成立し得ないという主張であるのなら、印刷機が発明されてから商業出版が成立したという事実からすれば、それ以前には文化は無かったということになる。

作家・文化人が先人に対してそこまで非礼な主張をして良いものか?
紫式部や清少納言を「素人の書いたものが当たったのだから、ブログ文化と同じだ」とでも言うのか?

町村先生は主に「商業的な側面」での「削除は損」とのご意見で、これは非常に分かりやすいが、わたしには「商業出版(報道)はネットよりも常に上位」という固定的な観念の方が、人類の文化というものに対して非礼な考え方であり、広い意味で文化を貶めていると感じています。

5月 2, 2009 at 11:13 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.04.12

チベット問題を考えてしまう映画

映画・雪の下の炎を見てきました。

原作は「雪の下の炎」 パルデン ギャツォ 著 、1998新潮社刊の自伝です。

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所のHPの記事「チベット僧元「良心の囚人」パルデン・ギャツォ講演会 ドキュメンタリー映画「雪の下の炎」抜粋試写

チベット僧パルデン・ギャツォ氏は28歳のときにチベット侵略を抗議した「罪」で逮捕され、33年間、牢獄や強制収容所で肉体的、精神的拷問、飢餓、激しい労働など受けました。

92年に出所、今なお不屈の精神と魂の炎を燃やし続け、チベットの人々のため世界平和のために祈り続けていらっしゃいます。

この度、彼の人生を描いた最新のドキュメンタリー作家、楽真琴(ささ・まこと)さんもニューヨークからお招きし、パルデン・ギャツォ氏とのトークが実現いたしました。

ぜひともこの貴重な機会に、パルデン・ギャツォ氏の強靭な精神力と深い信仰心にふれていただければ幸いです。

何か日本語がヘンですが、この講演会が2008年7月に開催され、「抜粋試写」となっていますから、映画として完成していなかったのでしょう。

映画の公式サイトの案内の通り、昨日から渋谷アップリンクで始まった上映に行ってきました。

上映後に楽真琴監督とジャーリスト西条五郎氏のトークショーがありました。

『雪の下の炎』の公開初日に、トークイベントを開催いたします。

チベット民衆蜂起から50周年となる今年の3月、中国当局はチベット自治区及び四川・青海・甘粛各省内のチベット自治州から外国人を締め出しました。そんな中、四川省内のチベット自治州での潜伏取材に成功した数少ないジャーナリスト、西条五郎氏をゲストにお招きし、ニューヨークから一時帰国中の楽真琴監督とトークショーを行います。

■日時:4月11日(土) 上映 18:30~/ トーク 19:45~ (20:30終了予定)

■出演:
楽真琴氏(「雪の下の炎」監督)
西条五郎氏(ジャーナリスト)

■会場:アップリンクX (渋谷区宇多川町37-18トツネビル2F)

■イベント料金:当日一般¥1,500/学生 ¥1,300/シニア ¥1,000
*前売り券もご利用いただけます。
*予約不要。17:30より整理券を配布いたします。

【西条五郎氏プロフィール】

1974年東京生まれ、ジャーナリスト。08年に長野で北京オリンピックの聖火リレーを現地したことで、チベット問題の取材を開始。同年8月、北京オリンピック期間中に北京のほか、チベット亡命政府があるダラムサラ、チベットのラサを訪れ、11月にダラムサラでチベット人特別総会を取材。09年3月上旬から中旬にかけて、中国政府が事実上の戒厳令とも言える厳戒態勢を敷いた四川省カンゼ・チベット自治州のリタンに潜伏。livedoorニュース内「PJ ニュース」で体験ルポを発表。

PJニュース「チベット潜伏記」

まあ、中国がチベットに侵攻したことで、ダライラマがインドに亡命政権を作っていること、いまでもチベットではしばしば治安状況が悪化することは承知していましたが、具体的にどんな状況なのかは知りませんでした。

2008年の北京オリンピックに対して、チベット問題を理由に反対意見が多数あり、2006年のトリノオリンピックで、パルデン・ギャツォ師はハンストをおこなっています。 ダライ・ラマ法王日本代表部事務所のHPの記事「チベットが解放されるまで、中国オリンピックはありえない- チベット青年会議、ハンストを主導 -」より

2月14日午前4時、TYC(チベット青年会議)は、イタリア・トリノの聖ピエトロ寺院でチベット組織の後押しを得てハンストを決行した。

秘書官のぺマヤンチャン氏は開始宣言の中で、冬季オリンピックが開かれているトリノでハンストを行う重要性とその目的を語った。

プログラムは、厳かなチベット賛歌の演奏に合わせたデンティスクモノラムの暗唱とともに始まった。黙とうは独立運動で自らの命を犠牲にした勇敢なチベット人のために捧げられた。

オリベロ氏の代理人であり、SERMIG(青年使節団)の指揮官であり、開会式の主賓として招かれたアンドレア氏は、ハンガーストライカーたちと結束を誓いながら、チベットの人権状況を改善するために中国に圧力をかける効果的なプログラムを遂行することを引き受けた。

SERMIGは世界中に強いネットワークを持つ使節団体の一つである。裁判院長官のエンリコ・ブエミ氏もまたチベット解放運動に対する結束を誓った。

バルデン・ギャッツォ氏は、以前政治犯として投獄されたハンガーストライカーであるが、体調が好ましくないにもかかわらず、TYCが主催するハンストに参加できることに対する喜びと誇りを述べた。

そしてスピーチの中でIOCに対し、オリンピックの主義と理念をもう一度掲げることを強調した。

彼はまた、中国の牢獄の中で苦しんだ33年間に及ぶ拷問の経験を語るとともに、TYCがデリーの中国大使館前でチベットの政治犯を死刑から救うためにデモを行ったことも回想した。

他の演説者としてタンディン氏、ケルサン氏、クラウディオ氏、ロザンナ氏が呼ばれた。タンディン氏はチベットの団体に所属しており、イタリアでのハンストメンバーの一人である。ケルサン氏は前チベット青年議会の 議長を勤めた。

クラウディオ氏はチベット人のための運動を行う一人で、ロザンナ氏はトリノの急進派政党に所属する議員である。

TSG(Members of Tibet Support Group)のイタリア支部もこのプログラムに参加した。

演説者は激励と感謝の念を他の支援者に表した。

「チベットが解放されるまで、中国オリンピックはありえない」と書かれたマスコミ向け資料は多くのメディアに流された。

【三人のハンガーストライカーの簡単な紹介】

Palden Gyatso パルデン・ギャツォ

チベット、パナンで生まれる。彼はチベットの政治犯として最もよく知られる人物の一人。

1959年から33年間、中国の刑務所に服役していた。

服役中の体験を綴った本『雪の下の炎』の著者。

この本はすでに19ヶ国語に翻訳され、祖国と自由を愛する最もパワフルな男として評価されている。彼は執筆活動とともに、これまでに20カ国以上をめぐり、チベットの完全な独立を熱心に訴え、国連を始めとする様々な国際フォーラムの場で、中国支配下で受けた体験を語ってきた。

映画は、わたしには面白かったのですが、ちょっと不思議な感じで、そもそも現在のチベットで反中国映画が撮影できるはずもないので、ニューヨークでのフリーチベット運動の様子などが主になります。
インド・ダラムサラに亡命チベット人の町が出来ているのだそうで、その様子などが映画の中心です。

もちろん、パルデン・ギャツォ師はお坊さんですから、チベット仏教の法衣で画面に登場するし、過去の写真などの挿入画面も異文化であり、同時に少々の知識では追いつけないような内容であるために、私のような素人にとっては「小説のようだな」と感じる作品でした。

冷静に考えると、映画の最後に「チベット人は自国で少数民族になったしまった」と出てくるのですから、国際問題として大変なことであるのですが、映画はちょっと違った視点を強調しているよう思います。

映画を見て、トークショーを聞いてから、色々と検索して書きましたが「この位の事前知識があった方が良かったな」と思っています。

監督の楽真琴(ささ・まこと)氏を取り上げた記事を見つけました。

サンケイ新聞より「チベットの悲劇、伝えよう 相次ぐ支援作品

中国の侵略によるチベット動乱とダライ・ラマ14世の亡命政府樹立から50年の今年、日本人アーティストらがこの悲劇を描き、独立回復を願う作品を発表。主婦の翻訳本刊行や僧侶らの追悼行事なども続く。いずれも「日々の生活の中からチベット支援を」と呼びかけている。(八並朋昌)

◆国境や人種を越えて

「チベットでとてつもない悲劇が続いている。アジアの一員として僕たち一人一人が日々の生活で、できることから実践し、この悲劇を伝えることが大切」

25日発売のCD「ソングス・フォー・チベット・フロム・ジャパン」発起人でロックミュージシャンの難波章浩さん(38)は話す。平成11年の「チベタン・フリーダム・コンサート日本公演」にハイスタンダードの一員(当時)として出演。昨夏発売の「ソングス・フォー・チベット」にも日本向けボーナス曲で参加した。

今回のアルバムは「日本からもアクションを」と難波さんが呼びかけ、細野晴臣さんやコーネリアス、ブラフマンなど18組が所属レーベルを超えて曲を提供。難波さんも新曲「ヒマラヤは泣いている」を寄せた。収益の一部はチベット支援事業に寄付する。

参加したハワイアンシックスの安野勇太さん(29)は「僕らはこうして歌うことしかできないが、小さな希望が生まれることを祈る」。コークヘッドヒップスターズのKOBAさん(39)も「チベットの人たちは自由が奪われたまま…。国境を越え、人種を超え、自由と平和を叫ぼう」と訴える。

◆「真実を友人に」

来月11日公開のドキュメンタリー「雪の下の炎」を手がけた映画監督の楽真琴(ささまこと)さん(35)は、動乱で中国軍に不当逮捕され、33年間の拷問に耐えたパルデン・ギャツォ師(77)を4年がかりで描いた。

映画の一場面、2006年2月のイタリア・トリノ。断食で北京五輪開催決定に反対した師に密着し、「自由になれても、なお闘い続ける姿に涙が止まらなかった」と話す。

そして、「一人の人間にも小さいなりにできることがある。真実を友人、その友人の中国人へと伝えることが、やがてチベットの悲劇の解消、独立回復につながる」。

◆支援の輪

主婦として活動するチベット交流会代表の朝野玉美さん(50)は、亡命政府の要請で3作目の邦訳『中国侵略下のチベット』を来月出版する。チベット本土の実態を亡命政府がまとめたもので、「宗教弾圧や洗脳教育、天然資源略奪などがここまで進んだのかと、訳しながら絶句した。中国が公表した『チベット民主改革50年白書』のウソが明白になる」と話す。

そして、「チベットでは今も多くの子供たちが肉親と別れ、中国軍の狙撃をかいくぐって、ヒマラヤを越え亡命している。母親として、この悲劇を一人でも多く伝えたい」という。

昨年の北京五輪聖火リレー出発地を辞退した長野市の善光寺周辺では、チベット人犠牲者の追悼行事やチベット僧による舞踏劇、映画上映会など支援活動が5月末まで続く。活動の一端を担う市民組織「チベットの風」呼びかけ人で海禅寺(長野県上田市)副住職の飯島俊哲さん(28)は「継続的な活動でチベット問題への理解が一般市民にも深まり、支援の輪が広がっている」と話している。

問い合わせは

CDトラフィック(電)050・5510・3003
「雪の下の炎」渋谷アップリンク(電)03・6825・5502
チベット交流会(電)045・942・2439。

4月 12, 2009 at 09:41 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.04.09

日経新聞社説の脳天気ぶり

日経新聞社説より「規制改革に再点火し危機を克服せよ

政府が規制改革推進3カ年計画を再改定し閣議決定した。また規制改革会議(議長・草刈隆郎日本郵船相談役)は2009年度の運営方針を決めた。
3年目に入った草刈体制は今年度末を1つの区切りとしており改革の真価が問われる年になる。

小泉政権による規制改革の強化がワーキングプアを生む温床になったなどという、根拠の薄い批判が経済危機の深刻化とともに勢いを増している。

しかし危機が雇用を脅かしている今こそ、働く機会を広げる改革の重要性は増している。麻生政権は規制改革に再び火をつけ、危機を乗り切るための展望を示すべきだ。

改革逆行の典型は労働者派遣の規制強化だ。厚生労働省は日雇いなど期間が30日以内の派遣を原則禁止するための法案を国会に出した。

だが失業の憂き目に遭った人にとっては1日単位から仕事を見つけられるのはありがたいものだ。
この法案が危機対応策として適切かどうか、審議を尽くし明らかにしてほしい。

タクシー台数の需給調整の復活も雇用にマイナスだ。工場で働く派遣労働者などの当座の受け皿を確保するためにも、タクシー運転手への門戸は大きく開いておくべきだ。

今年度、規制改革会議は雇用の増進と内需拡大に役立つ成長分野の改革に集中して取り組む。
医療や介護、保育、農林水産業など雇用拡大の受け皿になる可能性を持つ分野の改革を大胆に推し進めてほしい。

再改定した3カ年計画は、病院や診療所が健康保険の運営者に出す診療報酬の明細書(レセプト)の電子化について、与党の一部議員の要望を取り入れて「地域医療の崩壊を招かないよう、自らオンライン請求することが当面困難な医療機関などに配慮する」と付け加えた。離島や山村などで小さな診療所を経営する高齢の医師は、電子請求をこなせないという医師会の声が背景にある。

だがレセプトの電子請求を医療機関に義務付けなければ、医療のIT(情報技術)化は画竜点睛(がりょうてんせい)を欠く。電子レセプトがあまねく行き渡れば、実際に行われている治療方法の分析がたやすくなり、医療の質の向上に役立つ。患者や国民の利は大きいし、健康保険を運営する企業や自治体はコストを抑えられる。医療機関にとってもコスト低減につながるのではないか。

高齢医師には代行請求の仕組みを完備すればよい。電子化のための設備導入に政府の財政支援があってもよいだろう。万策を尽くして「オンライン請求が困難な医療機関」を1つも出さないことが肝要である。

新自由主義丸出しとでもいうのでしょうか?

この社説は、アメリカのサブプライムローンといった、ある意味では「確信的詐欺商品」のようなものが出てきた理由が「過度の規制緩和である」という解釈に対して、どのような説明をするのでしょうか?

機械工学では、二酸化炭素排出量を設計に直接取り入れるなんてことはしません。考えると当たり前ですが、コストですら設計の結果で決まるのであって、強度計算の中にコストが出てきたりはしません。

もちろん現実的にはコストが有限であることを知っていますから、単なるはしご段をカーボン複合材で設計したりはしませんが、将来カーボン複合材の価格が下がれば「鉄で設計するとは何事か!」と怒られる時代が来るのかもしれません。

こんな風に考えてみると「チョウが飛ぶと雪崩が起きる」といった因果関係を詳細に検討し尽くすのは、現実には無理だから「どこかで無限であって変化しない」ところがあるとして、それについては考えないようにしています。

規制改革の考え方には「無限にあるから影響しない」という面が強すぎるのではないでしょうか?

日経新聞社説が書いているタクシー台数の需給調整反対論も現実問題として収入にならない、タクシーを増車してどうなるのでしょうか?という視点がありませんから、こんな事が書けるのでしょう。
「タクシーの需要はあるのだから、規制反対」でなくてはなりませんが、そこを論じることなく「タクシーの需要については考慮する必要は無く、供給規制に反対」となっています。

機械工学の例を出したのは、どこかを無限である(あるいは0である)といった考え方はパラメーターなのであって、助変数として「動かして考えなくてならないことの、一つの状態」なのだということを「普通はしない」だけのことです。

それを「市場は無限である」といった神がかりのような前提で進んできたのが新自由主義の正体でしょう。

ブッシュ政権は、金持ちの相続税を無しにすることを計画していたそうです。
これを金持ち優遇のように採るのはいささか無理だと思うが(政策として合理性がない)投資にだけ注目しますと、資金を集中して「より巨額の投資が容易に行えるよう誘導する」という政策と理解する事はできます。

しかし、実際にはリターン(利益)を確保するための投資先そのものを作る必要が出てきて、サブプライムローンが大々的に拡大してしまいました。

「どこかに無限がある」という発想自体が限界なのだ、と解釈するべきです。

今必要なのは「お天道さまは見ている」といった謙虚さであり、無限であるとしてきた事柄について「本当に無限なのでしょうか?」と考え直すことでしょう。
規制改革の是非といった次元におとしめて進んできたこと自体が間違えだったはずです。

4月 9, 2009 at 09:22 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (1)

2009.04.05

北朝鮮のミサイル発射施設

北朝鮮がミサイルを打ち上げるかと注目が集まっていますが、Google Earth で採ってきた画像を種子島の発射基地に同一縮尺で重ねてみたつもりです。

Up

白い直線は、Google Earth 上で1キロを測ったモノですが「本当か?」と思えるほど、北朝鮮舞水端里の発射施設は小さい。

確かに、DIGITALGLOBE 社のサイトにはっきり見えている発射塔とミサイル本体が3~40メートルだとすると、道路は6メートル程度になってしまう。
日本では住宅地の中の道である。

どうもアメリカの発射施設をイメージするから、広大場所と思いこんでしまうが、まるで別のものと言うべきです。

大幅に拡大して考えても、間に川が流れている状態で2~3キロ四方のようです。
種子島の施設は4~5キロ四方ですから、面積としては4倍以上といったところでしょうか?
ケネディー宇宙センターは狭く見積もっても、12~3キロ四方です。
ギニアにあるヨーロッパ宇宙機関の発射基地はだいぶ狭くて、3キロ四方以上といったところのようです。

いずれにしても、北朝鮮の発射基地の狭さはかなり異例と言えるでしょう。

4月 5, 2009 at 10:56 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.03.31

新自由主義はすでに古い!

サンケイ新聞より「ソニー大卒採用半減 平成21年春、業績悪化で

ソニーは31日、平成22年春に入社する大卒の採用者数を前年比48%減の280人とする計画を明らかにした。世界同時不況で業績が大幅に悪化しており「会社を取り巻く環境が変化し、採用を厳選する」と説明している。

日立製作所や東芝、NECなど電機各社も22年春入社の採用数を絞り込んでいる。

採用数の内訳は、技術系が200人、事務系が80人。21年度に300人だった経験者の採用は、当面は凍結するという。

ソニーは薄型テレビなどエレクトロニクス事業が不振に陥り、21年3月期の連結決算で2600億円の営業赤字に陥る見通し。国内外で1万6000人以上の従業員を削減する計画を打ち出している。

今や珍しい事ではないから、この記事をわざわざ取り上げたわけではない。
単なるきっかけです。このページの下には関連ニュース一覧が出ています。

現在の国際通貨危機のような様相になったのは、昨年後半でようやく半年すぎたところといって良いでしょう。
少なくとも昨年の春の段階で今年度の新入社員募集がこのような事になるとはほとんどの人が想像していなかったでしょう。
中に「おいおい大丈夫か?」という企業もありましたが、多くはこれまでに破たんしています。

企業の移り身の速さには驚嘆するところですが、これは物理現象として考えると安定性の欠如そのものでしょう。

レースカーとか戦闘機といった「動くことが目的の機械」では運動性を高めるために、安定性を低くします。
これがやり過ぎたり、適応領域を外れると「発振」して暴走します。

新自由主義が「過去からの脱却」の目標として「とりあえず壊す」ことに注力した結果、安定性が減って、当然のことながら運動能力が高まった。

社会にとって、過度の安定とは中世暗黒時代であり、過度な不安定とは戦国時代とか革命の時期に相当するのでしょう。
考えるまでもなく明らかなのは「適度な安定性が必要」なのであって、これほど急激に新入社員募集を削減するとは、企業全体の不安定がドンドン高くなることに等しいでしょう。

わたしには、明らかに新自由主義が行きすぎであって、すでに間違えている段階であり、総合的に「新自由主義からの脱却」が必要な時代になってきた、と感じるのです。

3月 31, 2009 at 12:13 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (1)

2009.03.01

東京モーターショウの終焉か?

FujiSankei Business iより「東京モーターショー苦境 内外メーカー不参加相次ぐ

世界最大級の自動車の祭典である「東京モーターショー」がピンチを迎えている。

経営危機にあるビッグスリー(米自動車3大メーカー)がそろって出展見送りを表明したのに続き、地元である国内商用車メーカーも不参加の意向を示し、規模縮小が避けられない状況だ。

東京モーターショーは世界の「5大自動車ショー」に位置づけられているが、自動車業界からは「このままでは中国にとって代わられてしまう」(大手メーカー幹部)と存在感の低下を懸念する声も出始めた。(田端素央)

出展見送りを決めているのは

  • ゼネラル・モーターズ(GM)
  • フォード・モーター
  • クライスラー

米3社。さらに

  • 日野自動車
  • いすゞ自動車
  • 三菱ふそうトラック・バス
  • 日産ディーゼル工業

の日本の商用車4社も見送りの意向を、ショーを主催する日本自動車工業会(自工会)に伝えた。

  • 仏プジョー・シトロエンなど一部の欧州メーカー

も見送りを検討している。

トヨタ自動車は「こんな時期だからこそ市場を盛り上げたい」としており、日本の乗用車メーカーはすべて従来通り出展の予定。

だが、海外勢を中心に出展を取りやめるメーカーが「20社近くに上る可能性がある」(業界筋)という。

こうした状況を受け、自工会は昨年末までだった出展の登録期限を延長したが、このままでは展示会場の縮小や会期の短縮などに踏み切る可能性も浮上している。

背景にあるのは自動車メーカーの業績不振だ。GMなど経営不振のメーカーはモーターショーへの出展を見送ることで、少しでも経費を削減しようと必死だ。

一方、日本特有の事情も見逃せない。自動車ショーへの出展は、その国の消費者にアピールする格好の機会。

だが、日本の新車販売台数(軽自動車を除く)は昨年、前年比6・5%減の321万2342台と34年ぶりの低水準に落ち込み、今年は300万台割れの可能性もある。

自工会の担当者は「需要のある地域でなければ、モーターショーに参加する意義もない」と肩を落とす。

代わって急激に存在感を増しているのが、新車市場が1000万台近くにまで急成長した中国。
今年4月の上海モーターショーにはビッグスリーをはじめ、東京出展を見送ったメーカーが数多く参加する方向で、数年後には5大ショーの“入れ替え”も起こりそうな状況だ。

まあ、自動車はわたしのような高度成長期に育った世代にとっては代表的なハイテク製品であり、当然興味の中心であったし自動車の持つ機能が世界で普遍的な価値を占めするモノであったから、世界的な展示会が成立していたのでしょう。

これが「世界自転車ショー」では一部のマニアしか足を運ばないからそうそう巨大な展示会にはならない。
さらに、今では自動車は非常に普遍的なモノになってしまって、必要不可欠であってもここの商品(自動車)に特別に関心を示す理由そのものが無くなってしまった、という面が大きいでしょう。
平たく言えば「あこがれの商品ではなくなった」

必需品ではあるが、製品そのものに興味がないということだと、テレビとか音楽プレーヤーなどに相当するでしょうか?まあ、家電製品と同列ですね。

わたし自身はいまだに自動車は興味津々の対象ではありますが、自動車ショーに出かける根性はさすがにないです。
その代わりに、メーカの展示施設であるトヨタアムラックスなどにはそこそこ出かけているし、日産の座間の展示場にはガックリというかあきれ果てて帰ってきました。

国内メーカは、工場内に常設展示場を作る方が良いのではないでしょうかねぇ?

3月 1, 2009 at 10:47 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (1)

2009.02.25

Google はやはり強引ではあるな

読売新聞より「日本の作家びっくり!申請なければ全文が米グーグルDBに

検索大手グーグルが進めている書籍全文のデータベース化を巡って、同社と米国の著作者らが争っていた集団訴訟が和解に達し、その効力が日本の著作者にも及ぶとする「法定通知」が24日の読売新聞などに広告として掲載された。

著作者らが自ら申請をしなければ、米国内でのデータベース化を拒めない内容で、日本の作家らには戸惑いもある。

集団訴訟が起こされたのは2005年。米国内の大学図書館などと提携し、蔵書をデジタル化して蓄積する計画を進めていたグーグルに対し、全米作家組合と全米出版社協会が、「著作権への重大な侵害」などとして訴えた。
両者は昨年10月に和解で合意、今夏にも出される連邦裁判所の認可を待って発効する。

合意の対象は、今年1月5日以前に出版された書籍で、同社は、

  1. 著作権保護のために設立される非営利機関の費用3450万ドル(約32億円)
  2. 無断でデジタル化された書籍などの著作権者に対しての補償金総額4500万ドル(約42億円)以上をそれぞれ支払う。
  3. 見返りとして同社は、絶版などで米国内で流通していないと判断した書籍のデジタル化を継続し、書籍データベースアクセス権の販売や、広告掲載などの権利を取得することが定められた。
  4. また、対象書籍に関連して同社が今後得る総収入の63%を著作者らに分配することも決まった。

また、著作権者は、オンライン上での使用を望まない場合、2011年4月5日まで、同社側に自著の削除を求めることができる。

さらに、和解に拘束されることを望まない著作権者に対しては、和解からの「除外」を認め、今年5月5日を除外通告期限としている。

和解の効力は米国での著作権を有する人すべてが対象となる。

著作権に関する国際条約「ベルヌ条約」の規定で、加盟国で出版された書籍は、米国内でも著作権が発生するため、影響は世界中に及ぶ。

このため法的手続きの一環として、今月に入って、世界200以上の国・地域、72の言語で和解合意内容を伝える通知の掲示が開始された。

グーグルは和解で、絶版や品切れ状態の書籍本文の入手が容易になると利点を強調、本文閲覧を含む新サービスは米国内の利用者に限られるとしている。
ただ、和解に巻き込まれる形になった日本の著作者団体は戸惑いを隠せない。

日本文芸家協会の三田誠広副理事長は「届け出なければ権利が保障されないのはアメリカ的なやり方だ。
アメリカで流通していない日本の新刊書がネット上で見られる恐れがある」と危機感を募らせる。同協会は、3月上旬の理事会で、会員の意思表示の手続き代行などの対応を議論する予定。

一方、著作権に詳しい福井健策弁護士は

「グーグルの説明が分かりにくいのは改善するべきだが、著者や出版社にとって長所も短所もある和解内容だ。音楽のように書籍もネット配信する文化が普及していくのか、注目している」

と話す。

図書館との提携事業は、現在、「googleブック検索」の一部となっており、700万件以上の書籍をデジタル化している。

いきなりすごい和解内容が世界中に適用されるというのは、いささか以上に違和感を感じますが、ネットワークは国境を越え、法律は国境を越えられない、があからさまに現れた、と感じます。

そもそも、 Google は商業出版された本のデータベース化を目指したのでしょうから、広く著作権一般に適用されることはないわけで、逆にネット上の論文などはバンバン検索されて当たり前、となっているのですから日本文芸家協会は具体的にどういう事になっていくと問題になるとしているのか、順を追って見解を明らかにするべきでしょう。

元々、出版業界は書評については「基本的に自由にやってよい」という姿勢でした。

わたしが、NIFTY-Serveの冒険小説フォーラムでオンライン書評を始めたときにも、一部からは「著作権の許諾を毎回取らないと・・・」という心配を言われましたが、普通の紙媒体での書評と同じレベルなら文句は言われないだろ、とやってみたら現在に至るまで、書評の体裁を取っているサイトなどが問題になったことはありません。

こんないきさつを考えると、書籍データベースや書評集といったものは、出版社や著作者にとっても「有利なこと」と認められていたわけですから、 Google が世界的な規模でデータベース化するのは時間の問題と言えました。

日本文芸家協会の三田誠広副理事長は昨日の朝日新聞の記事上で「わたしの作品がデジタル化されることには反対」といった意見を述べていましたが、これは分かりやすく言えば「売るお店を作る側が指定する」といういわば形あるものの物流の話であって(それも自由に売り手が決めることは出来ない)本質的に無形である著作物の流通方式に文句を言うのは意味がないだろう、と強く感じたところです。

こういうレベルで対 Google 闘争をしようとしても全く無理だ、ということだと強く思うのですがねぇ。

2月 25, 2009 at 09:14 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (6) | トラックバック (0)

2009.01.02

ビックリなニュース

驚くニュースを集めました。

カバンの自動販売機

「カバンストリート」というのがけっこう見てみたいですね。

武富士会長宅売却

なんというか、武井会長は生前もビックリすることに幾つも関わっていますが、亡くなってまでも新聞に名前が登場するとは驚きです。

ニセパトカー

「ダッシュボードの上で赤色灯を点灯させた乗用車が信号を無視して進入」というのですから、ニセパトカーナノでしょうが、「自動車警ら隊のパトカーが付近で赤色灯を点灯した車を発見、追跡していた。」というのはどういうことでしょうか?よほど怪しかったのですかね?

「容疑者は大きなけがはないが、意識がなく入院。」一体どういうことなのでしょう?

ジンバブエ

ジンバブエドルが紙くずになっているというのは、為替に関心のある人の間ではよく知られていることですが、ここまでものすごいことになっているとは思いませんでした。
2億3100万%って231億分の1に下落した、という方が分かりやすいような気もします。

100億ドル紙幣というのは通貨とは言えないですよね。

かばんの自動販売機

自動販売機でいろんな物が販売されるが、こんな自販機はほかにない。福知山市の北西に位置する兵庫県豊岡市には、かばんの自販機があり、市外から来る人たちの観光スポットにもなっている。

Up3

かばんの自販機が置いてあるのは市内の宵田商店街。05年3月に地元特産品のかばんを売り物にした「カバンストリート」をオープンした。専門店や修理工房のほか、違う業種の店もかばんを扱っており、空き店舗を改装したギャラリー「カバンステーション」も設けられている。

自販機はオープン当初から設置されており、当初はカバンストリートの広告塔としての役目が目的だったが、今では自販機だけでも有名になった。

自販機の中には16点のトートバッグとエコバッグが入っている。トートバッグは1500円、エコバッグは1000円で、大きさは24センチ×24センチ。市内に生息するコウノトリや城崎温泉街など様々な絵柄がデザインされている。見本も展示されており、お金を入れると、プラスチック容器の中に入ったかばんが出てくる。

同タイプのかばんは他の柄もあり、自販機にないものはカバンステーションで販売している。現在カバンストリートのほか、コウノトリの郷公園に2号機が設置され、今後JR豊岡駅に期間限定で設けることも計画されている。

戻る

武富士元会長宅 架空の売却話 三菱地所から1億円詐取

消費者金融大手「武富士」(東京都新宿区)の故武井保雄元会長が生前に住んでいた邸宅の建物と敷地をめぐり、架空の売却話で不動産大手「三菱地所」(千代田区)が手付金一億八百万円をだまし取られていたことが分かった。

売却交渉には代理権のない弁護士が介在し、取締役会の議事録などの偽造文書が使われた疑いもある。警視庁捜査二課は複数の人物が関与した詐欺事件とみて捜査を始めた。

この土地・建物は武富士のファミリー企業「大央」(杉並区)が所有。杉並区高井戸西の約五千平方メートルの敷地と、延べ約千八百平方メートルの武富士の研修施設「真正館」で、武富士によると施設には現在も故武井元会長の親族が暮らしている。

関係者の話などによると、三菱地所は二〇〇七年二月、新宿区に事務所を置く不動産仲介業者と共同で、大央の代理人を名乗る弁護士(56)と土地・建物を二十四億円で売買する契約を締結。
三菱地所は手付金一億二千万円を仲介業者と九対一の割合で負担し、一億八百万円を小切手で弁護士に支払ったという。

しかし、土地・建物の権利証が譲渡される気配がなかったため、三菱地所は同年三月、第三者への不動産の譲渡を禁じる仮処分を東京地裁に申請した。

一方、武富士側は、土地・建物の売却話や弁護士への委任は存在せず、訴訟により信用を傷つけられたとして、三菱地所に損害賠償を求め同地裁に提訴。

訴訟の中で、大央から弁護士への代理権の委任状や印鑑証明書、売却を決めた取締役会の議事録などが偽造されていた可能性が高いことが判明した。

〇八年十一月、三菱地所が武富士に謝罪し、二千六百万円を支払うことで和解。
和解条項には「(両社は)詐欺事件について捜査機関に協力する」と記された。

本紙の取材に、弁護士は「売却話は事業家のササキと名乗る男から持ち込まれた。ササキが連れてきた大央の名刺を持つエンドウと名乗る男から、代理人業務を依頼され、委任状などの書類を預かった」と説明。
小切手はササキに渡し、その後、エンドウともども連絡が取れなくなったと主張している。

一方、仲介業者は「ササキという男に、この弁護士を紹介され、二人から売却話の説明を受けた」と話している。

武富士は「売却話は持ち上がったことすらない」とし、三菱地所は「個別取引については答えられない」としている。

戻る

偽の緊急車両、車3台と衝突 信号無視し5人けが、京都

1日午後9時10分ごろ、京都市東山区宮川筋の交差点に、サイレンを鳴らし、ダッシュボードの上で赤色灯を点灯させた乗用車が信号を無視して進入し、車3台と衝突、計5人がけがをする事故があった。

乗用車は緊急車両を装ったもので、東山署は道交法違反(信号無視)の現行犯で運転していた容疑者(45)=京都市西京区=を逮捕した。

自動車警ら隊のパトカーが付近で赤色灯を点灯した車を発見、追跡していた。
容疑者は大きなけがはないが、意識がなく入院。東山署はいったん釈放手続きを取った上で、回復を待って事情を聴く。

戻る

ジンバブエ崩壊の危機 インフレ、年率2億3100万%

アフリカ南部のジンバブエが、崩壊の瀬戸際に立たされている。

驚異的なインフレにコレラの大流行、飢えの広がり。だが、5期目に入ったムガベ大統領(84)は独裁色を強めるばかりだ。
かつて「アフリカの穀物庫」と呼ばれた豊かな農業国は、今や「失敗国家」に数えられる。その実情を見た。(ハラレ=古谷祐伸)

■Zドルの価値は1日で半減

首都ハラレ中心部の「OKスーパー」。エリザベスさん(26)がパン売り場で値札を見つめていた。

1斤が1米ドル(約90円)または25億ジンバブエドル(Zドル)。

所持金は15億Zドルなので10億Zドル足りない。
「今朝の1米ドルの両替率は10億Zドルだったはず」と店員に文句をつけたら、「両替率はどんどん変わる。調べたのかい」といなされた。

実際、市民が使う闇両替のレートは夕方には1米ドルが15億Zドル、翌日には20億Zドルになり、Zドルの価値は1日で半減。
エリザベスさんはパンをあきらめ、10億Zドル札でポテトフライを1皿買った。

ジンバブエでは7月に年率2億3100万%の物価上昇を記録。

中央銀行が8月、通貨の「0」を10個取る切り下げをしたが、超インフレは止まらない。
政府にはより高額の紙幣を刷るしか策はなく、今の最高額紙幣は100億Zドル。それも米ドル換算するとわずか10ドル前後だ。

エリザベスさんは24日、コメを買う現金を下ろすため朝4時に銀行に行ったが、すでに数百人が並んでいた。
月に100億Zドルという引き出し制限があり、一度に多くを引き出せないためだ。

空腹のまま並び続けた午後4時前、順番が来る直前に銀行は閉まった。
うなだれた様子で段ボールを敷き、徹夜を始めた。

■「給料増えぬ教師やめた」

鍋の中に「イシュクワ」という黒っぽい虫が百数十匹入っていた。羽をむしり、加熱して食べる。「思ったほどまずくはない」とデビッドさん(29)。一家のこの日の貴重なおかずだ。

ハラレ郊外の岩が転がる国有地に勝手に住み着いたのは05年。
泥壁の広さ2畳ほどの家に妻(27)と娘(9)、息子(2)の4人で暮らす。畑でトウモロコシを育てているが、家族を1カ月しか養えない収量だ。

「肥料は高くて買えないし少雨で作物が育たない。外国の教会からのわずかな食糧援助で食いつないできた。来年はどうなるのか」

以前は別の地区で雑貨の露店を構え、貧しい暮らしを支えていた。

だが、露店などを一掃する政府の「ごみ片づけ作戦」で追い出された
。国連は、政府のこの措置で70万人が住居や職を失ったと指摘。失業率は今や8割以上とみられる。

デビッドさんは「まともな就職ができないから露店を開いたのに、政府は厄介者を追い出すだけで面倒をみない」と憤る。

中学校教師ムフンドゥさん(42)は「物価が上がっても給料は変わらない。
紙くず同然だから、10月で仕事もやめた。家具を売り、近所で恵んでもらう暮らしももう限界。
南アフリカに逃げる」と話した。

活路を求めて周辺国などに逃れた人は、国民の3割にあたる400万人とも言われるが、実態は不明だ。

■ムガベ大統領「ジンバブエは私のものだ」

80年に独立した当時のジンバブエは豊かな農業国だったが、今では飢えが広がり、国連は「来春にかけて推計550万人に食糧援助が必要」とみる。

背景には、独裁色を強めるムガベ政権の失政や腐敗がある。

退役軍人への多額の年金支出などで、財政が急速に悪化。
00年には白人大農場を強制収用し、元軍人など農業知識がない黒人にも再配分したことで生産性が低下した。「圧政」を嫌う外国からの援助や投資も減った。

この結果、農産物などを輸入に頼るようになり、物価が高騰。債務の返済にも追われて紙幣を乱発し、さらにインフレを招く悪循環に陥った。

行政は機能せず、公共サービスも低下。生ごみが畑や通りの脇に山積みにされ、下水管が破裂して通りに汚水があふれている地区もある。

世界保健機関によると今年8月以降、2万6千人以上がコレラに感染し、1500人以上が死亡した。だが財政難で公務員の給与は低く、公立病院の医師の多くは勤務をボイコット。
首都最大のハラレ病院の外来病棟は最近、患者を受け付けていない。ムガベ氏は「コレラは英国の陰謀」と訴える始末だ。

ムガベ氏の権力への執着は並大抵ではない。

今年3月の大統領選で野党支持者を徹底弾圧し、6月の決選投票で5期目の当選を宣言した。
国際社会の批判を受け、9月に最大野党との連立政権作りに合意したが、ポスト配分を巡り交渉はストップしたままだ。

英米は「国を壊した人物は退陣するべきだ」(フレイザー米国務次官補)などと、ムガベ氏退陣を強く求めている。

だがムガベ氏は19日、与党の集会で言い放った。「私は決して降参しない。ジンバブエは私のものだ」

■ジンバブエ 

1923年に英国の自治植民地となった後、65年に少数派の白人が「ローデシア」として一方的に独立を宣言し、政権を樹立した。これに対し黒人組織がゲリラ闘争を展開。英国の仲介で総選挙が行われ、80年にジンバブエとして独立した。

ムガベ氏はジンバブエ独立闘争で活躍し、75年に現与党「ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線」の前身の政党を率い始め、独立とともに首相に就任、87年に大統領になった。現在、5期目。

戻る

1月 2, 2009 at 06:07 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.12.19

2008年12月は記憶するべき時だろう

日経新聞より「NY原油急落、一時4年半ぶり35ドル台 終値36.22ドル

【NQNニューヨーク】
18日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は急落。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の1月物は大幅に5営業日続落し、前日比3.84ドル安の1バレル36.22ドルで終えた。
世界的な景気減速を背景にエネルギー需要が減退するとの懸念が強まり、売りが膨らんだ。

原油1月物は一時35.98ドルと、2004年6月30日以来約4年半ぶりの安値を付けた。石油輸出国機構(OPEC)は前日、日量220万バレルの減産を決定した。ただ、世界経済の急速な冷え込みに伴う需要減退観測は根強く、引き続き相場の重しになったという。
(06:40)

Up

いくら何でも、急激過ぎますね。
パニック状態と見るべきではないのかな?

朝日新聞より「駒大、理事長を解任 資産運用で154億円損失

駒沢大学(東京都世田谷区)が資産運用で始めたデリバティブ取引で約154億円の損失を出した問題で、同大は18日、臨時理事会を開き、宮本延雄理事長を解任した。
巨額の損失を出した経営責任を問われた。また、総長、学長ら4人の常任理事も辞意を表明した。

大学の資産の運用に関する失敗で、トップが解任される事態は、極めて異例だ。

駒大は損失穴埋めのため、キャンパスの土地建物や、野球部のグラウンドを担保に110億円の銀行融資も受けている。デリバティブ取引は理事会も了承したうえで行われており、大学側は先月17日に外部の弁護士をトップにした調査委員会を設置し、関係者から取引の経緯などを聞いていた。

理事会関係者によると、今月16日付でまとまった調査委の報告書は、22人の理事のうち、理事長と、4人の常任理事の責任を「解任相当」と指摘。
報告書を受けて開かれた18日の臨時理事会で理事長の解任手続きが取られた。
宮本理事長は「損失を出す結果になって申し訳なく思っている」と話した。

常任理事らも辞意を表明したが、「入試などを控えた時期に、学校法人の役員や、大学のトップが多数不在になるのは避けるべきだ」との判断から、当面留任することになった。
ただ、入試や卒業式などが終わった後、任期途中で辞任する考えという。
理事長代行は、常任理事でもある大谷哲夫総長が当面務めることになった。報告書は近く、文部科学省に提出する。

このほか、理事会では、取引相手の外資系金融機関側を提訴すべきだという意見が出され、議論されたという。

駒大は昨年7月以降、三つの金融機関と「通貨スワップ」などの取引を始めたが、金融危機の影響で評価損が拡大、今年10月末の解約処理などで154億5千万円の損失を出した。

同大の昨年度末の資産総額は約940億円。現金預金は127億円だった。
同大は「毎年の返済は減価償却額の範囲で可能であり、教育や研究への影響はない」としている。

デリバティブ取引をめぐっては、南山大学などを経営する南山学園(名古屋市)が約34億円、愛知大学(愛知県豊橋市)が約28億円の損失を出したことが明らかになっている。
(石川智也)

読売新聞の記事によると

駒大は外資系証券会社3社とデリバティブ契約を結んだが、世界的な金融危機の影響で今年3月末に53億円の含み損を抱えた。

好転の見通しもないため、10月下旬、すべての契約を解除し、154億円の損失が確定。清算のためキャンパスやグラウンドなどを担保に都銀から110億円の融資を受ける事態となった。

今年の3月末で53億円の含み損ということは、10月に清算して154億円の損失確定は多少はマシだったということになるのでしょうか?
大学から見ると、長年の低金利政策による被害、という面もあるのでしょうね。

長崎新聞より「県議会も百条委設置 バイオラボ破たん問題で30年ぶり

県議会は十七日の本会議で、県が一億円を支援した県立大学発ベンチャー企業「バイオラボ」(長崎市、久木野憲司社長)が経営破たんした問題を受け、地方自治法第百条に基づく調査特別委員会(百条委員会)を全会一致で設置した。
県議会の百条委設置は一九七八年以来、三十年ぶり。

名称は「大学等発ベンチャー創出事業に関する調査特別委員会」。
調査事項は

  • 県及び県産業振興財団から同社への出資金(六千万円)と補助金(四千万円)の交付に関する事業執行内容
  • 同社の経営破たんに至るまでの県と同財団の関与

と決めた。第一回は一月中旬に開催予定。

一方、県は同社破たん問題に関し、
有識者でつくる第三者委員会「ベンチャー支援検証・検討委員会」を既に設置している。
同委は

  • 県と同財団の関与
  • 同社の経営実態
  • 今後のベンチャー支援の在り方-などを検証、検討する。

一回目は今月二十五日に開く。

このニュースは記憶のすみに引っかかっていたのですが、特に気にしいませんでしたが100条委員会が設置されたとなると「なんかあったのか?」となり、ちょっと検索してみました。
かなりのゴタゴタになっているようです。

元のニュースは、読売新聞より「長崎県出資のベンチャー企業破産、負債9億5350万円

県などが出資し、経営破たんに陥っていたベンチャー企業「バイオラボ」(長崎市、久木野憲司社長)が14日、長崎地裁に破産を申し立てた。負債総額は約9億5350万円。

同社は2003年10月、県立長崎シーボルト大(当時)の研究者らが中心となり設立。新薬開発のための動物実験受託を主な事業とし、県は6000万円を出資、4000万円の補助金を出した。

しかし、中国・浙江省に計画していた研究施設の建設が大幅に遅れるなどし、受注が伸び悩んだ。さらに、今年5月から6月に予定していた計3億2000万円の増資を受けられなくなり、資金繰りが行き詰まった。

申し立て後、長崎市内で記者会見した久木野社長は「債権者を始め、株主、従業員に大変申し訳ない思いでいる。将来につながる産学連携のプロジェクトとしてやってきたが、経営陣の力不足のために、残念」と話した。
(2008年10月15日 読売新聞)

問題の企業バイオラボは県立長崎シーボルト大学プレスリリースに出ています。

16.07.28
大学発ベンチャー企業『バイオラボ』を設立

 看護栄養学部栄養健康学科 久木野憲司教授により製薬会社のゲノム(全遺伝情報)創薬を支援する本学初の大学発ベンチャー企業「バイオラボ」を昨年10月に設立し、来年度の春から事業を開始することとなりました。

 本学の医療関連施設を利用して、ゲノムを利用した医薬品候補物質の安全性や薬効を調べる前臨床試験の受託を目指します。

 また、今年の十月には「バイオハザード防止施設」を着工し、来春には研究拠点として稼働させる予定です。

 本事業は長崎県産業振興財団が支援する「長崎県大学等発ベンチャー創出事業」の助成対象にも採択されております。

となっています。16年7月ですから、丸4年で破たんしたという特急ぶりです。
それだけでも、経営としてなっていないのは明らかですが、問題になってからの展開がかなりゴタゴタしています。

といった記事が見つかります。
特に、「百条委設置で県議会対立 バイオラボ問題 法解釈焦点に」には、こんな事情が紹介されています。

県から1億円の支援を受けたベンチャー企業「バイオラボ」(久木野憲司社長)が経営破たんした問題に関して、県議会内で地方自治法100条に基づく調査特別委員会(百条委)の設置の是非をめぐる論議が起きている。

「公金の損失」を理由に調査の必要性を訴える追及派と、「民間企業の経営責任を問えるのか」と法的根拠に疑問を投げ掛ける慎重派。
最大会派の自民・県民会議内部の勢力争いも絡み、双方の主張が対立している。

「公金が無駄になった責任を明らかにする」「百条委設置の法的根拠が分からん」。
5日にあった自民・県民会議の議員総会は、百条委設置を求める非主流派と、設置に慎重な主流派の意見が割れた。

百条委は地方公共団体の事務に関する問題を対象に関係者に出頭、証言を求め、出席拒否や虚偽証言をした場合は罰則も科せられる強い調査権を持つ。

主流派は

  • (1)県からの投資と補助金は県産業振興財団を通じており間接的
  • (2)民間企業の経営責任は問えない

などと今回のケースが法解釈上調査対象に当たらないと主張。
調査するとしても範囲は公金支出の1億円分に限られるとし、調査の実効性に疑問を投げ掛ける。

これに対し、非主流派は「財団にも県が約80%出資しており、間接的にしろ県の事業で補助金、投資を受けた企業は調査対象になる」と指摘。
調査範囲も「公金の流れを解明するためにすべての資金を調査できる」として徹底追及の姿勢を見せる。

非主流派は県議会内で百条委設置に賛同する民主・社民系会派の改革21や少数会派とも連携し、17日の定例県議会最終本会議での採決で可決を目指す構えだ。

しかし自民・県民会議内部の意見対立は、法解釈をめぐる違いだけではなく、自民党県連会長の谷川弥一衆院議員(長崎3区)を支持する主流派と非主流派との根深い対立があるとの指摘も。

バイオラボ本社改装工事を谷川氏関連の建設会社が請け負った経緯もあり、主流派の県議の1人は「百条委で谷川氏を揺さぶろうとの意図が見える」と反発する。

こうした状況に、長崎市内のベンチャー支援施設関係者は「真相解明は必要だが、公的支援を受けての起業に躊躇(ちゅうちょ)するような事態が起きてはいけない。政治的対立の道具とせず、公平な議論をしてほしい」と話した。

=2008/12/09付 西日本新聞朝刊=

議員のブログなどの見解では、この勢力争いが今回の混乱と指摘されています。

まるで関係ないニュースが並びましたが、同時にこんな事が表面化するとは、これはバブル崩壊そのものの現象でありましょう。
原油価格の暴落、アメリカの0ゼロ金利政策、日本の為替介入予想など、ここ数日は非常に激しく動いていて、世界は経済パニックである、と見るべきでしょう。

12月 19, 2008 at 10:07 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.11.21

珍しく、新聞に疑似科学・カルトの記事

サンケイ新聞より「疑似科学やオカルト… なぜ、だまされるのか?

霊視や前世占い、占星術といった「スピリチュアル(精神的な、霊的な)世界」がブームだ。それらを扱うテレビ番組は軒並み高視聴率を獲得し、ベストセラーになる出版物も多い。だが、中には疑似科学やオカルト現象を妄信し、だまされて被害にあう人もいる。

科学の視点で批判してきた立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長の安斎育郎さんは「『思い込み』と『欲得ずく』が錯誤への落とし穴」と注意を呼びかける。(伐栗恵子)

■「欲得ずく」「思い込み」が落とし穴

今月中旬に大阪市内で行われた関西消費者協会の講演会。
安斎さんは趣味の手品を生かしながら、超能力やオカルト現象のトリックを暴いていく。

例えば、スプーン曲げ。
丈夫な金属のスプーンを指で軽くさすっているうちに、ぐにゃりと曲がり、客席からは驚きの声が上がる。だが、これは支点、力点、作用点をうまく利用しただけ。要領さえつかめば簡単に曲がるという。

「目の前で自分の理解を超えたことが起こったとき、超能力と思わずに、なぜ、こんなことが起きるのか、と考えてほしい」と安斎さん。「人間は、だまされやすい」ということを肝に銘じるのが大切であって、一番危ないのは「私だけは、だまされない」という「思い込み」と指摘する。
「あの人の言うことだから、本当だろう」という主体性の放棄も、自らの心をだます行為だ。「自分の目でしっかり確かめ、自分の頭で判断する習慣を」と呼びかける。

不幸に陥ると、その原因を霊に求める人がいる。問題の根本的な解決にはならなくても、「悪霊(あくりょう)のたたり」などのせいにした方が心の平安を得られやすいからだ、と安斎さん。
「霊は、人の不幸の消しゴム係」と絶妙の表現をする。

もし霊が目に見えるのならば、霊そのものが光を発しているか反射しているはず。
「たたる」には記憶や認識といった高度な仕組みを持った有機体でなければならない。霊を信じるかどうかは個人の自由だが、「科学的な意味では存在し得ない」と断言する。

科学技術が進歩したこの時代に、人はなぜ、「スピリチュアル」にはまるのか。安斎さんは、それこそ、「なぜ」と問う力が弱まっているからだと嘆く。

例えば、携帯電話やDVDの仕組みは、説明されても理解するのが難しい。
科学が進歩したがゆえに、人は自分の理解の範疇(はんちゅう)を超えたものをそのまま受け入れてしまいがちで、それが超能力などを簡単に信じる傾向となって表れていると説明する。

「ささいなことでも、『なぜ』と意識的に問い直してほしい。その背景には必ず理由があるのだから」
さらに、“インチキ”を見破るには、
「そんなことができるのなら、どうしてこうしないのか」と考えてみることが大切だと言う。

スプーン曲げができるのならば、どうして金属加工技術として役立てないのか。
そんな能力をもった人を生産ラインにずらりと並べれば、次々と金属加工が施され、たちまち製品が出来上がる。
簡単に大もうけができる話なら、その勧誘員自体が大金を手にしているはずであり、そもそもそんなおいしい話を他人に教えるのか。
「3週間で英語がペラペラになる教材」といった宣伝文句が本当なら、なぜ、その販売員はペラペラではないのか…。
そう考える心のゆとりが必要だ。

楽して得を取りたいという「欲得」と「思い込み」、それに「非合理的思考」が結合するとき、人はとめどもなく危うい「だまし」の深みにはまっていく、と安斎さんは警告する。

なかなか、良いキーワードが出ている記事ですね。

11月 21, 2008 at 09:36 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (3) | トラックバック (0)

2008.09.13

15万再生はダテじゃない・曽根崎心中

これはビックリ「曽根崎心中」

近松門左衛門の名作「曽根崎心中」をボーカロイドが歌っていた。

初音ミク+鏡音リンの百合ジナル曲4 曾根崎心中 -Full ver.-

もちろん、ニコニコ動画に公開されたのものですが、YouTube にあったのでリンクします。

「これはすごい」とは思ったのですが、ちょっと調べたらウィキペディアに

他ジャンルでの展開
  • 映画『曽根崎心中』(1978年、日本、監督:増村保造)
  • お初:梶芽衣子、徳兵衛:宇崎竜童、九平次:橋本功
  • ROCK+文楽『曽根崎心中 PART2』(1980年)
  • 作詞・構成:阿木燿子、作曲:宇崎竜童、演奏:ダウン・タウン・ファイティング・ブギウギ・バンド1980年、東京渋谷ジャンジャンにて初公演。のちに大阪、沖縄でも公演が行われた。
  • SUPER ROCK BUNRAKU 曽根崎心中(2002年)
  • 作詞・構成:阿木燿子、作曲:宇崎竜童、演奏:新☆竜童組2002年に赤坂草月ホールで初公演。2003年に文楽の地元・大阪国立文楽劇場、2005年には東京の国立劇場で再演。2006年には第13回読売演劇大賞を受賞した。
  • フラメンコ『FLAMENCO 曽根崎心中』
  • プロデュース・作詞:阿木燿子、作曲・音楽監修:宇崎竜童、振付:鍵田真由美・佐藤浩希 2001年に日本で初公演、文化庁芸術祭優秀賞を受賞。のち公演を重ね、2004年にはフラメンコの聖地ともいえるスペインでのフェスティバル・デ・ヘレスにも参加、高い評価を得た。FLAMENCO 曽根崎心中・公式サイト
  • 室内オペラ『曽根崎心中』(1979年、入野義朗作曲)
  • 舞台『曽根崎心中~久馬版~』(2006年)
  • 脚本:久馬歩、演出:鈴木つかさ、出演:ザ・プラン9、五十嵐サキ、伊賀研二 お初:五十嵐サキ、徳兵衛:ヤナギブソン、九平次:鈴木つかさ、お玉:なだぎ武、近松門左衛門:浅越ゴエ
  • 漫画『曾根崎心中!』(2008年、河下水希)
  • 設定・展開の改変、時代考証の意図的な無視など、あくまで「原作を元にしたラブコメ作品」として志向されている。

と出ていて、色々な現代作品になっているのですね。
その一つがボーカロイドというのは、21世紀だなあ~。

ニコニコ動画のコメントに名作は世代を継いで残るといったものがありましたが、江戸時代の文学いくつかは非常に素晴らしいものがありますね。こういう形でも引き継がれていくのは素晴らしい。

9月 13, 2008 at 10:52 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.09.07

国際協同制作の時代

ITmesia News より「日本人が優しすぎるから ――ニコ動で“育つ”香港の歌姫

歌は下手だと思ってた。ただ日本人の優しさに感動し、その気持ちを伝えたくて「ニコニコ動画」で歌い始めた。「私には歌うことしかできないから」――香港に住む18歳。歌で思いを届けようともがく。

そんな彼女が歌声を届け始めたのは、日本のニコニコ動画ユーザーの優しさに感動したから。透んだ声が今、「ニコ厨」たちの心に響く。

ハンドルネームは「ほんこーん」。香港に住む高校3年生・18歳の女の子だ。母語は中国語だが、日本語を話し、丁寧な日本語で歌う。

この夏5回目の来日を果たした。これまでのような家族旅行ではない。NHK BS2の番組「ザ☆ネットスター! 9月号」(9月5日午後12時~)で歌うために。

小学生からオタクなんです

日本語を学び始めたのも5年生の夏休み。ゲームマニアのおじさんの家で暇を持て余し、日本のゲームを手に取った。「セガサターン」の「サクラ大戦」だ。

日本語は分からなかったが、漢字から意味を推測してやってみたら面白くて、ハマった。グッズやポスターで部屋を埋め、アニメDVDやキャラクターソングの入ったCDを買って日本語を勉強した。中学2年生から日本語の塾に通い、本格的に学んだ。

香港では日本のポップカルチャーが流行しており、両親はアジア好き。日本の食べ物や音楽、ファッションには小さいころから親しんでいた。家族旅行で初めて来日したのは6歳のとき。前回の来日――16歳のときは夏コミにも足を運んだ。

「ニコ厨」に

中学生のころからネットが好きで、学校から帰るとすぐPCに向かう。1日8時間ほど、台湾や日本のサイトを見たり、友人とメッセンジャーでチャットする。

ニコニコ動画を知ったのは昨年5月。台湾のサイトで面白いMADが紹介されていたのを見て興味を持ち、アカウントを取った。毎日ランキングをチェックし、夏休みはずっと見ていた。「中毒になりました」

投稿したことはなかったし、しようとも思わなかったが、ある日出合った1つの動画に心打たれ、歌を歌って投稿しようと思い立った。

300円のマイクで「歌ってみた」

といっても機材もないし、録音法もよく分からない。日本円で300円ほどの簡易マイクをPCのマイク端子につなげ、歌を歌って吹き込んだ。自画像を描いたイラストに日本語の文字を添え、PhotoshopとWindows Movie Makerで動画を作った。ただ感動を伝えたかった。

歌い終えた後、こんなメッセージを吹き込んだ。「私だって日本のみなさまのことが大好きだから。サーセン」

日本語も歌も下手だと思っていたし、音も悪かった。1000人も聴いてくれれば十分だった。だが再生数はすぐ1万を超え、2万、4万を超えた。9月5日までに10万回近く再生されている。「本当に、びっくりしました」

「みんなに届けたいから、感情を込めて歌います」

「この子、練習したらすごくうまくなる」――ほんこーんさんの「ニコニコ組曲」を聴き、そう確信した日本人の男性がいた。NNT団の1人・あてっくすさん(31)だ。音楽大学で声楽を学び、卒業後はIT企業勤務。何人かのニコニコ動画の歌い手に、趣味で歌を教えている。

ネットで声をかけ、メッセンジャーを使って歌を基礎から教え始めた。ほんこーんさんには、音楽の知識はほとんどない。五線譜も読めないし、鍵盤を見ると「頭が痛くなる」というが、あてっくすさんはその成長の早さに舌を巻く。「普通の子が2~3年かかることを数カ月でマスターした。歌で一番難しいのは感情表現だが、彼女は高度な感情表現をさらっとやってのける」

最近、ニコニコ動画にはまっていて(^_^;)色々なものを見ていますが「これは文化の創造に立ち会っているのだろう」と感じております。

初音ミクが発売された時の騒動と同時に誰でも出来るものではない事が分かって「どうなっていくのかな」と思っていたのですが、ティッシュ姫の「メルト」にぶつかって「!!!」であったのです。

「ザ☆ネットスター! 9月号」の中で解説が出てきますが、最初に作った作品を寄ってたかって、改善しちゃうわけです。
「メルト」は初音ミクのオリジナル作品ですから、歌手は機械です。そこに、ベースの達人のティッシュ姫がベースを付けたわけですね。

さらに、バンドもネットワーク上で成立してしまう。「メルト-Band Edition~女性キーVer-

もちろん、ネットワークだから世界中に繋がっているわけで、国際展開もあるとは分かっていたし、「magibon」もいたけれど、「共同制作」のような展開になったというのは、ちょっと以上に驚いた。

「メルト」のオリジナル版は静止画なのです。
それをほんこーんは「【微修正】「メルト」PVを描いてみた(原曲Ver.)【ほんこーん・ステレオ】」で見入ってしまうような絵を付けてきた。
これが全部ネット上で出来上がっているところがすごいと思うのです。

すごい時代になってきたな、とつくづく思うところです。

9月 7, 2008 at 01:45 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.08.25

大分県教員採用試験問題

朝日新聞より「大分県教委、新たに不正確認 処分人数2ケタも

大分県教育委員会の汚職事件を受け、教員採用や昇任人事をめぐる不正の実態調査を進めている県教委の教育行政改革プロジェクトチーム(PT)は24日、職員の不正への関与を新たに確認したことを教育委員に報告し、職員本人や上司らの処分方針に関する複数の案を示した。

最も厳しい案の場合、処分される人数は2ケタに上るという。処分は月内にも行われる見通しだ。

この日、県庁であった教育委員の協議会で報告された。
協議会は非公開。関係者の話を総合すると、処分される人数は最も厳しい案の場合、事件で起訴され懲戒免職になった義務教育課参事2人と校長、教頭の4人を含めて2ケタになるという。

主に減給や戒告などの懲戒処分が検討されている。
職員が関与したとされる不正の具体的内容については、詳細は明らかにされなかったという。

この日の協議会では、事件の再発防止のための組織改革の一環として、来年度から教員出身の人事担当者を減らす方針も決まった。
麻生益直・教育委員長は取材に対し、代わりに教員以外の県教委職員や知事部局出身者を増やす考えを示した。

大分県教委では今年度、義務教育課人事・免許班に8人、高校教育課人事班に5人が配置されており、多くが教員出身という。
元参事も教員出身で、人事・免許班を総括していた。

これは不正人事に絡む汚職事件などの処分案なのでしょうね。
ということは、誰が考えても不正人事そのものには手が着いていない、と見るだろうし実際の教員が疑惑の目で見られることになるでしょう。

教員採用については、あっちこっちで「コネが絶対に必要」などと以前から言われていました。
大分県では、試験成績の改竄をしているのだからこの部分は人事の信用性を著しく失墜させた、という点で問題です。

この種の大規模な問題になりますと、何が起きたのかを細かく解明することが出来ないのですが、そうすると「先生は信用できるのか?」と疑念が発生するといった展開になるでしょう。

では、刑事事件で強制捜査をすれば問題は解消するのか?というと直感的には「刑事捜査による社会に対する効果は限定的だ」と思うのです。

誰か特定の人物が、引き起こした事件ではなく代々引き継がれてきたのでしょうから、現時点で「犯罪者」となった人たちは「なんでオレだけ」と思うでしょうし、そもそも社会正義の観点からは「以前からこんな事になっていた」と主張することは大いにあり得るでしょう。

よく似た構造の事件について、非常にうまく説明している記事がありました。
NIKKEINET BIZ+PLUS より「そして誰もいなくなった――長銀裁判とは何だったのか

タイトルから分かる通り、長銀裁判の無罪判決について背景などを説明しています。
4ページにわたる長文ですが、見出しを並べてみます。

  • 「法律」と「法律の精神」のはざま
  • 裁判官の補足意見に込められた長銀破綻の本質
  • スケープゴートにされた“バブルの象徴”
  • 大手を振って歩く「同じ穴のむじな」だった面々
  • 権力者たちの責任回避の果て
  • 刑事事件化によるカタルシスの危うさ
  • 皮相な善悪二元論を超えて

筆者の箭内 昇氏は

1947年生まれ。
70年東京大学法学部卒、日本長期信用銀行入行。法律室配属を皮切りに、広島支店、企画部、人事部、公共金融部、ニューヨーク支店副支店長、企画部企画室長などを経て、97年に取締役営業2部長。
同新宿支店長を経て98年4月に執行役員新宿支店長となるが、同年7月に当時の経営陣を批判して辞職。

現在はアローコンサルティング事務所代表として経営コンサルティングを手がける。
りそなHD社外取締役。

ですから、いわば当事者なのですね。
長銀事件が、被告だけの責任ではないと誰もが考えることですが、では銀行を潰すような事件に誰も責任が無いのでしょうか?というとそれはあり得ません。この点については

今回の判決要旨は次のとおりだ。「97年3月の大蔵省通達による経理基準はまだガイドライン的なものだったので、長銀が関連ノンバンク向け貸し出しについて、旧基準を使って不良債権処理の先送りをしたとしても、違法とはいえない」

結局、最高裁は厳密な規定解釈に論点を絞り込み、いわば法技術的な見地から無罪と判断したのであり、その限りでは全く妥当な結論だ。だが、別の視点から見れば、不良債権処理先送りを容認した旧経理基準そのものの適法性については、判断を回避したともいえる。

この大蔵省通達の根拠法であり、決算の憲法ともいうべき商法は、「貸し倒れの恐れがある債権は引当金を積むべし」と規定している。「保守的で健全な決算をせよ」というのが法の精神だ。

その視点からすれば、「銀行が支援する以上、関連会社向け貸し出しの貸し倒れはあり得ない」という牽強付会(けんきょうふかい)の理論を盛り込んだ旧経理基準自体には、重大な問題があったといわざるを得ない。そして、この甘い経理基準に便乗して大胆に関連会社を不良債権隠ぺいや先送りの道具に使っていった長銀経営者の行為は、法律そのものには違反しなかったとしても、法の精神に違背した「広義の粉飾決算」だったというべきだろう(本コラム第20回参照)。

一方、この甘い経理基準を放置することで結果的に長銀の粉飾決算に加担した大蔵省も、「未必の故意」もしくは「重大な過失」による「共犯者」だったというべきだ。

この点、今回の判決における古田佑紀裁判官の補足意見はきわめて重要だ。

「関連ノンバンクについては、(大蔵省の行政指導による)母体行主義が存在していたため、母体行である銀行は、自行の関連ノンバンクに対して原則積極支援を求められる立場にあったところ、税法基準においては積極支援先に対する貸付金には原則として回収不能と評価することはできないという考え方がとられており、この考え方からは、関連ノンバンクに対する貸付金を回収不能とすることは(本判決の結論どおり)困難であったと思われる」

「(だが一方)業績の深刻な悪化が続いている関連ノンバンクについて、この税法基準の考え方により貸付金を評価すれば、実態とのかい離が大きくなることは明らかであると考えられ、長銀の本決算は、その抱える不良債権の実態と大きくかい離していたものと推認される」

「このような決算処理は、当時において、それが直ちに違法とはいえず、また、バブル期以降のさまざまな問題が集約して現れたものであったとしても、企業の財務状態をできる限り客観的に表すべき企業会計の原則や、企業の財務状態の透明性を確保することを目的とする証券取引法における企業会計の開示制度の観点からみれば、大きな問題があったものであることは明らかと思われる」(カッコ内は筆者、一部要約)

まさに的確な指摘であり、古田裁判官の複雑な思いが伝わってくる。

裁判所の判断を肯定しますと、無罪判決は当然となりますが、実際に何が起きていたのかについては次のように説明しています。

日銀と大蔵省は、80年代に俯瞰(ふかん)的な金融情勢を見誤ってバブルを引き起こし、90年代にはグローバル化に逆行する護送船団方式の不良債権処理で、日本経済を危機に陥れた。政治家は、バブルに便乗して金策に精を出し、96年の住専処理では農協擁護の横車を押して、大蔵省に公的資金アレルギーを植え付け、その結果銀行界への公的資金投入を遅らせた。

政府は長銀が破たんするや、旧経営陣を刑事告発することで、問題や責任を限定、極小化しようとした。
事実、その後大手銀行が野合的にメガバンクを誕生させていく中で、国民はこれでバブル処理は終わったと安堵する。

だが、その直後から大手銀行の不良債権問題が再燃し、わが国経済は重大な難局を迎えた。結局、泥沼化した不良債権問題を決着させたのは、竹中平蔵金融担当大臣という、政治家でも官僚でもバンカーでもない1人のエコノミストだった。

実は、そこに「不良債権とモラルハザードは表裏一体」という、わが国不良債権問題の本質が収斂(しゅうれん)している。政治家も金融当局も銀行トップも、関係者は誰一人自らの非を認めず、自らの手で不良債権問題を処理することもできなかった。

箭内氏は刑事裁判の結果が無罪であっても、モラルハザードになってしまったところはどうなんだ、と続けます。

今日、わが国は不信渦巻く混迷の中にある。その最大の責任は、「ノブレス・オブリージ」の精神を失った既得権者にある。高い地位にある者ほど大きな責任を果たしてこそ、国民は権力者に信頼を寄せる。

だが、今のわが国は権力者が責任回避と開き直りを押し通す情けない国に堕落した。筆者には、旧経営者に全責任を押し付けることで国民の目をそらせようとした長銀裁判こそが、その嚆矢(こうし)だったように思える。

そして、長銀の無罪判決がおりた後の「そして誰もいなくなった」状態こそ、壮大なモラルハザードの象徴に思えてならないのだ。

第3に、近年、長銀事件のように不祥事件を刑事事件化することで、かえって本質的な問題が埋没しているような気がする。

長銀事件以降、不祥事件が起きるとワイドショー的雰囲気の中で、企業トップや役職員を逮捕するケースが目立つ。三菱自動車事件、耐震偽装事件、食品偽装事件、賞味期限改ざん事件、コクド事件、ホリエモン事件、村上事件、NOVA事件、日雇い派遣不正事件などなど。

刑事事件化してしまうと、すべて「善か悪か」というステレオタイプに押し込まれ、こうした実態が埋没してしまう。政治家や官僚たちもこれを奇貨として、「クサいものにふた」をし、個別・特殊問題、民間サイドの問題として抜本処理を先送りしがちだ。これでは、食品偽造事件など同根の不祥事が頻発するのは当然だし、国民の意識を変えることも困難である。

この問題に関しては、メディアの役割がきわめて重要だ。中立的で正確な情報や問題の核心を突く深い分析を国民に提供できるのは、メディア以外にない。今回の長銀判決では、多くのメディアが当時の金融行政の実態をかなり正確に分析し、報道している。

「10年前に同様の報道をしてくれていたなら」というのは筆者の恨み節かもしれないが、メディアは、間違っても視聴率引き上げにこだわるあまり事実を脚色したり、扇情的な報道に走ったりすることのないよう、ひたすら祈るのみだ。

この記事は、2008/08/18の配信であり、大野病院事件の福島地裁判決が出たのが8月20日です。
大野病院事件の無罪判決についても、マスコミ批判はかなり強くあります。
箭内氏が指摘する
今日、わが国は不信渦巻く混迷の中にある。その最大の責任は、「ノブレス・オブリージ」の精神を失った既得権者にある。高い地位にある者ほど大きな責任を果たしてこそ、国民は権力者に信頼を寄せる。
は非常に重大だと思うのですが、現在の福田首相はまるで正反対を向いているのではないのか?と感じてしまうところが、現在の日本の病んでいるところだと言えるでしょう。

8月 25, 2008 at 10:26 午前 事件と裁判, 国内の政治・行政・司法, 教育問題各種, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (4) | トラックバック (0)

2008.03.19

A・C・クラーク死す

CNN.co.jp より「A・C・クラーク氏死去 「2001年宇宙の旅」作者

(CNN) 著名SF作家のアーサー・C・クラーク氏が19日未明、スリランカの首都コロンボ市内の病院で死去した。90歳だった。非営利団体アーサー・C・クラーク基金の関係者が明らかにした。

第二次世界大戦中の英空軍将校時代にレーダーの開発を担当。1945年に無線関連雑誌に、衛星通信の構想を提示する論文を寄稿した。

1950年代から作家活動に入り、多数の小説や短編小説、30作以上のノンフィクションを執筆。SF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」の脚本を、スタンリー・キューブリック監督と共同執筆したほか、同名小説を著した。

米国がアポロ月探査計画を実施していた期間中にはテレビのコメンテーターを務め、アポロ11号の乗組員と人類初の月面着陸に関する著作を共同執筆した。

スリランカには50年代から移住し、98年にはナイトの称号を授与された。若い頃に患ったポリオの合併症のため数年間車椅子で生活し、最近は腰も痛めていた。

何も言いますまい。
印象深い順に作品名を並べてみました。

  • 『海底牧場』
  • 『銀河帝国の崩壊』
  • 『幼年期の終り』
  • 『前哨』
  • 『白鹿亭綺譚』
  • 『未来のプロフィル』
  • 『都市と星』
  • 『渇きの海』
  • 『地球帝国』
  • 『楽園の泉』
  • 『宇宙への序曲』
  • 『火星の砂』
  • 『宇宙のランデヴー』
  • 『宇宙のランデヴー 2』
  • 『宇宙のランデヴー 3』
  • 『宇宙のランデヴー 4』
  • 『宇宙島へ行く少年』
  • 『神の鉄槌』
  • 『2001年宇宙の旅』
  • 『2010年宇宙の旅』
  • 『2061年宇宙の旅』
  • 『3001年終局への旅』
  • 『地球光』
  • 『天の向こう側』
  • 『10の世界の物語』
  • 『太陽からの風』
  • 『人間と宇宙の話』 『宇宙への挑戦』
  • 『スリランカから世界を眺めて』
  • 『楽園の日々―アーサー・C・クラーク自伝』

3月 19, 2008 at 11:15 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.03.16

ETCゲートを遅くする?

産経関西より「ETC通過「ひと呼吸置いて」山陽姫路西料金所、24日から

高速道路料金所のETCレーンを高速で通過する車が多いことから、NEXCO西日本関西支社(大阪市北区)は、山陽自動車道の山陽姫路西料金所で、バーが開くタイミングを0・4秒遅らせる通過速度抑制対策を24日から実施する。
同社は「ETCレーンの普及に伴って事故も増えており、今後拡大していきたい」という。

ETCレーンについて各道路会社は、事故防止の観点から時速20キロに減速するよう呼びかけている。しかし、車とバーとの接触や追突事故を避けるために、車を感知すると早めにバーが開くよう設定されていることから、実際は数十キロで通過する車が多い。同支社によると、姫路西料金所の場合、20キロ以下で通過する車はわずか2%だという。

センサーが車を感知してからバーが開くまでの時間は公表されていないが、現在の設定より0・4秒遅らせることで、「ドライバーはこれまでよりひと呼吸置かなければ通過できない感じになる」という。当面は、事故防止のため職員が現場に立つほか、看板や横断幕でも注意と協力を呼びかける。また、ETCレーン手前に段差舗装を施すなどの整備も進めていくという。

(2008/03/15 15:20)

意味が分かりません。

「ETCレーンの普及に伴って事故も増えており、今後拡大していきたい」

とはどういう事故なのでしょうか?
深刻なのは追突事故でしょう。
追突の防止という観点だけを考えれば、ETCも含めてゲートの廃止が一番であるのですから、突然減速させることが事故防止になると言うのは何を考えているのでしょう?

確かに、ETCカードを挿していないから作動しなかったという経験はありますし、前車が間違えてETCゲートに入って止まってしまったというのも経験しました。

ETCが実用化した最初期から使っていますから、わたし自身は慣れていると言えますが、それでもゲートが通行可能かどうかといった情報を確認するのは大変で、自動車運転の中でも難しい技量の一つと言えるでしょう。

そういう話をほったらかしておいて、ゲート開閉のタイミングを遅くすると何がどうなると言うのでしょうか?

3月 16, 2008 at 11:47 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (8) | トラックバック (0)

2008.03.08

渋滞の証明

YouTube の面白い映像を紹介してもらいました。

この自動車を22台円周上のコースを走らせたら渋滞が発生するというのは、朝日新聞関西版の記事「渋滞、車多いと自然発生 阪大などのチームが実証」に解説があります。

渋滞は道路を走る車の数が一定密度を超えると起きることが、自動車を走らせる実験からわかった。トンネルや坂といったボトルネックなどの特別な外因がなくても自然発生するという。英国のオンライン物理学誌ニュー・ジャーナル・オブ・フィジックスに4日発表した。

名古屋大学情報科学研究科の杉山雄規教授や大阪大学サイバーメディアセンターの菊池誠教授らの研究チームが実施した。大学の敷地内に1周約230メートルの円を描き、これを車線にして乗用車を時速30キロで走らせた。慣れたドライバーが円の上を走るだけなので、渋滞を起こす外因はない。

車間距離によって車の加速度が決まる数理モデルをたてたところ、車が約20台を超えると渋滞が発生すると予測された。

実験では、22台が連なって走った。最初は約10メートルの車間距離を保って走行したが、数分たつと流れの悪くなる部分が現れ、やがて4、5台は一瞬、完全に止まるようになった。前の車両が動けば再び走り出すが、渋滞部分は車の流れと逆方向に順々に後送りされ、時速20キロほどで後方に向けて移動した。

菊池教授は「車の密度が一定値を超えると、ちょっとした速度変化が後の車に次々に伝搬し、渋滞を起こす。ある温度以下になると水が一斉に氷に変わる現象と同じだ」と説明している。

「大阪大学サイバーメディアセンターの菊池誠教授」はおなじみの kikulog さんですから、ご本人の説明があります。
渋滞の論文が出ました(または相転移現象としての交通渋滞より抜粋

大阪版なので「阪大」を強調しているのはご愛嬌ということで。本文はきわめて的確な要約になっています。

ちなみに、この実験は名古屋大の杉山さんを中心として、さまざまな大学のスタッフが集まって行ったものなので(著者8人で所属が9カ所。学生はひとりもいません)、「名大の実験」でも「阪大の実験」でもありません。

【中略】

今回の実験そのもので、2003年に行いました。
これは「現象を見る」だけではなく、きちんとしたデータを取ることを最大の目標に、全周ミラーをつけたビデオカメラなども揃えて臨んだものです。
その成果は論文の中の図になっています。このとき、実験を聞きつけたフジテレビが録画して放映したいというので、実験の一部をテレビ番組に使うことを許可しました。交通バラエティとかいう短命の番組でした。
この番組を見たかたは、つまりこの実験そのものを見たわけです。

なかなか分かりやすい説明ですが、菊池先生の記事でも

[長い長い追記]

誤解されないように繰り返しておくと、この実験は「確認」であって、背景には数理モデルがあります。

かつては渋滞は「ボトルネック」が引き起こすものと考えられていましたが、90年代にいくつかの数理モデル(微分方程式、セルオートマトン、結合写像など)が提案され、そのどれもが渋滞は「相転移」であるという結論を出しました。

もっともよく知られているのが杉山さんたちのOVモデルです。OVモデルは数理的な解析がしやすく、設定によっては厳密解も得られています。

一方、僕たちはセルオートマトンや結合写像のモデルを扱っていました(ちなみに、モデル間の関係は西成さんによってある程度解明されています)。

ちょうど水が0度を境に氷になるように、自由走行と渋滞の間で転移が起きますが、それを決めるのは温度ではなく、密度です。「臨界密度」以上の密度になると、自由走行状態は「不安定」となり、かすかな速度ゆらぎでも渋滞へと転移します。

現象としては、低密度では速度ゆらぎが後ろに伝わるにつれて減衰するのに対し、高密度ではゆらぎがうしろに伝わるにつれて拡大します。渋滞を決める本質的に重要なパラメータは密度であるということです。

このような「相転移描像」が90年代以降に発展した「物理的解釈」です。したがって、数理モデルや数値シミュレーションなどでは、さまざまなことがすでにわかっていたのですが、それを実際にやってみたというのが、今回の実験。

僕たちはみんな理論やシミュレーションをやってきたのですが、数理モデルに基づく「物理的解釈」がなかなか世間(^^)に受け入れてもらえないので、本物でやってみせたという「デモ」だと思ってもらってもいいです。

[さらに追記]

相転移であるという意味は、非渋滞と渋滞の違いは単なる「程度問題」ではなくて、質的に違う「完全に区別のつくふたつの状態」ということです。これは道路行政上の「渋滞」の定義とは違います。

[もうひとつ追記]

もっとちゃんと言うと、「渋滞が安定だが、自由走行も準安定」という密度領域があって、ここでの自由走行が氷でいえば「過冷却」に相当する部分。

極端に簡単なモデル(rule184セルオートマトンなど)ではこの状態がないのですが、高速道路での実測データ上は準安定領域があるように見えるので、準安定を持つモデルのほうがより現実に近いと考えられます。今回の実験で一様走行がしばらく続くのは準安定だからというのが一番もっともらしい解釈だし、そう考えてはいます。

ただし、小さいシステムでもあり、車もいろいろなので、準安定領域はぼけちゃうと思うんで微妙といえば微妙。密度が連続に変えられませんから (一台単位でしか台数を変えられないので)、この実験だけをもとにあまり細かい議論はしないほうがよいのだと思います。
そういう意味で、数理モデルをきちんとやって、理解しておくことが重要なのです。いずれ、もっとでかいシステムで、いろいろ条件を変えて実験します・・・
研究費ができたら(^^;

[追記はここまで]

と、90年代に分かってきた問題のようです、正直な印象として「そんなに最近なの?」でありますが、なにしろ自動車交通での道路の問題はドライバーに全部おっかぶせられているのが実情ですから、これで通用しちゃったんでしょうね。

間違えなくCGなどよりも格段にインパクトある映像だし、現実問題に直結しているところまで来ているのだから、解決策を示すことも出来るようになるでしょうね。
こういうところには注目しなくちゃいけませんな。

3月 8, 2008 at 08:54 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (1) | トラックバック (0)

2008.02.27

携帯データのバックアップかシンクロか

携帯電話のバックアップ問題がこんなに面倒な話だとは思わなかった。

auだから、「携帯電話洗濯事件続報」に書いたとおり二種類のサービスが使えるように見えたのだけど、au oneはアドレス帳のバックアップが出来ないので現時点では使えない。

MySync はソフトウェアのダウンロード購入が必要で、しかも4つもあってよく分からない。
MySync Suiteの説明は継ぎの通りです。

スケジュール・アドレス帳などをバックアップ・同期

シンクロ機能(au携帯電話とMySync Suiteを同期する機能)を使うことにより、au携帯電話のスケジュール・タスクリスト・アドレス帳をバックアップしたり、MySync Suiteと同期をとることができます。

要するに、MySync Suite 自体がPIMソフトウェアなのです。
しかし、それではわたしが常用している Outlook とのシンクロにはならない。
Outlook とのシンクロに着目すると、MySync Biz を使うことになります。

Outlookユーザ向けのau携帯電話とパソコンのシンクロソフト

『MySync Biz』は、Microsoft Outlookとau携帯電話PIMデータをシンクロ(同期)を行うソフトです。
au携帯電話のアドレス帳・スケジュール・タスクリストをOutlookとシンクロを行えます。
また、携帯電話を卓上ホルダに乗せるだけ自動的にシンクロを行うことができます。

一見すると MySync Biz を使えば全て解決のように見えますが、わたしはOutlookのアドレス帳は使ってません。きわめて使いにくいからです。
第一携帯電話のデータのバックアップが欲しいのであって、別に一元管理をしたいわけではない。Outlookから電話を発信するなんてことは将来もやらないでしょう。

結論は、MySync Suite と MySync Biz の両方を買うことになりますね。
現在は両方のアプリが動いていますが、ヘンなことになります。

  1. Outlookにスケジュールを追加
  2. MySync Biz でOutlook スケジュールを携帯のカレンダーにシンクロ
  3. MySync Suite で携帯のカレンダーを MySync Suite にシンクロ
  4. 結果として、PC上にある Outlook とMySync Suite てシンクロ

ハードウェア的にはPCと携帯ですが、データ格納は3ヶ所あるわけでそれぞれでスケジュールの追加や修正が可能ですから、シンクロが面倒になるのも仕方ないですかね。

これだけ面倒になれば、うデータが消えることはなくなるだろう。

2月 27, 2008 at 09:45 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (8) | トラックバック (0)

中央道府中にスマートIC

日経新聞関東版より「都内初の簡易型IC、中央道の府中バス停付近で設置検討

国土交通省、東京都などは、簡易型のインターチェンジ「スマートIC」を中央自動車道の府中バス停(東京都府中市)付近に設置する方向で検討を始めた。

交通量などを調べる社会実験の形で来春にも供用を開始、6カ月から1年の試用期間を経て正式開業する。スマートICは自動料金収受システム(ETC)を使う車だけが乗り降りできる。都内での設置は初めて。

府中市が26日、市議会で計画を報告した。

候補地は多摩川競艇場の北側で稲城ICの1キロ西寄りに設ける。国交省、東京都、府中市、中日本高速道路の共同事業とする。

四者は29日、詳細な事業計画をつくる準備会を発足する。4月以降、できるだけ早い時期に着工する。府中市は今後、地元住民への説明を始める。

候補地は多摩川競艇場の北側で稲城ICの1キロ西寄りに何があったかな?土地図を見てみると、どうもこのあたりのようです。

Up

稲城ICの西というのがミソで、現在は稲城ICからは東京方面にしかいけません。

Up1

どうせスマートICにしかならないのなら、稲城ICを改装できないものでしょうかねぇ?
有料の橋なのが気に入らないところではありますが、稲城大橋から中央道を西に向かうことが出来るようになると、川崎市横浜市方面からは非常に便利になるので期待できます。

2月 27, 2008 at 09:09 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (6) | トラックバック (1)

2008.02.25

携帯電話洗濯事件続報

「バックアップは先に立たず」に書いた携帯電話洗濯事件ですが、アドレス帳のリカバーは大変でしたけど、その他にも色々と問題が起きて、どうやら落ち着きつつあります。

ほぼ一年前に買った携帯電話用ヘッドセットを愛用していたのですが、一緒に洗濯した覚えはないのですが、マイク側だけ壊れてました。

どうも相手に聞こえていないらしいのですが、イヤフォンとしては正常に作動しているので、気づくのにおくれました。

もう一つは、ベルトポーチからちょっとだけ飛び出してしまう。ちょっと大きくなったわけです。

そこで、ベルトポーチとヘッドセットを買ってきました。
細かいものではありますが、ベルトポーチはイヤフォンを常用しつつSuicaを使用するとなると、必需品であります。携帯電話本体には落下防止用にコイル状のストラップを付けています。このために有線イヤフォンと絡まってしまうのであります。

皆さんに勧められた「バックアップ」もUSB接続してやっております。前機種でもやっておけば良かった・・・・・・・。

カシオだからなのか、MySync なるサービスのお試し版が付いています。
これで、データをPCとシンクロできるようになるのですが、auには au one というサービスもあるんですね。

結局、最終的にどうするべきなのか未だに迷っております。
たかが携帯されど携帯、といったところでしょうか。

2月 25, 2008 at 10:14 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.02.23

乗換案内Googleマップ版

何気なくGoogleの乗換案内の宣伝(?)を見ていたら「Googleマップと連動」のようなことが書いてあるから、試してみました。

驚きました。

ようするにGoogleマップで出発点と目的地を入力する、つまり地図で指定するわけです。

そうしたら「駅まで徒歩で何分」「駅から徒歩で何分」と出た。

Up

これは、NPOの事務所の一つである大森と大井町と立会川の間にあるところから、3月いっぱいで閉校してしまう大秦野高校までの乗換案内をやってみたところです。

歩く時間の計算はもうちょっと余裕が必要かと思いますが、実用上は十分でしょう。
すごい時代になったと思いますわ。

2月 23, 2008 at 12:20 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (1) | トラックバック (0)

2008.02.21

バックアップは先に立たず

昨日(2008/02/20)のことであります。

朝、携帯電話が10分ほど行方不明になりました。

10分後に出てきました。・・・・・・洗濯機の中から・・・・。

かくして、強制的機種変換となりましてカシオW61CAになってしまいました。

電話帳が見事に吹っ飛びました。

電話連絡が必要な方は、お手数ですがメールにてお知らせ下さい。

酔うぞ拝

2月 21, 2008 at 11:00 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (0)

2008.02.12

自動変換だけで入力できるか?

ここ数日のことなのだけど、変換キーを無効にして入力しています。
わたしはATOKを使っているので、キーの機能をかなり広範囲に変更できます。実はATOKを使い続けている理由の一つでもあります。

日本語入力をするようになったのは、OASYSの発表と同時ですから1980年からとなります。
OASYSが発表された当時から、ローマ字入力か親指シフトかという問題があったので、ショールームで試した結果、親指シフトのOASYSを選択しました。

当時のワープロの変換能力は、連文節変換が使い物にならず、文節変換で入力する方が変換は確実でした。

わたしは(変換)は(無変換)きょう(変換)から(無変換)とうきょう(変換)に(無変換)

といった要領で入力していました。この段階で
とうきょうに(変換)とやるとエラーするなんて感じですね。

このために修正がものすごく多くて、当然に入力し直しになり、キータッチの数を減らすためには、かな入力が圧倒的に良かったのです。

このため、わたしは変換キーと無変換キーを多用して、連文節変換から抜け出せませんでした。

辞書の学習効果が、短い文で変換していると、単に最後に変換したのが先に出るといったことになってしまい、ちっとも学習効果がないのです。

さらには送りがなを分けて入力すると間違えるとかが目立ってきたので「もっとATOKに依存しよう」と考えました。

ATOKには、連文節変換、複合語変換、自動変換と複数の変換方式があり、句読点変換もあります。

標準では連文節変換なのですが、自動変換にして2行ぐらいの文章を入力し続けると、勝手に先頭の方から変換していきます。

非常に長い文章を入力するときには全く句読点無しで入力が続くことになりますが、句読点を入力するとそこまでを一気に変換します。つまり自動変換には句読点変換機能が含まれています。

自動変換から連文節変換に切り替えて長々と入力を続けても当然変換しません。句読点変換を機能させていれば、変換しますが句読点変換には句点、読点、疑問符などどれで変換するのかを設定できるところが違います。

自動変換でも句読点変換でも変換だけはしますが確定はしていないので、一字後退すると入力状態のかな表示に戻ります。

ここでよく分からないのが、入力バッファーで再変換可能な状態が保持できるのはどのくらいの長さなのかです。
調べてみると100文字が入力の限界のようです。つまり100文字入力するまでに確定して入力バッファーを空にすることが必要になります。

自動変換機能を利用して入力していると確定操作がめんどうになります。自動変換機能ではある程度の確定を自動的にやるので、うまく操作すれば確定動作は不必要になるようですが、全く確定操作をしなくても良いのかは?現在のところ把握できていません。

入力に間違えや書き直しがなければ自動変換でドンドン進めていけばよいわけですが、自動的に変換してから入力を修正するとなると、アローキーで修正箇所に移動するのはとにかくとして再変換がいささかめんどうです。

最初に説明したようにわたしには変換キーを頻繁に使うクセが身についていたから辞書の学習機能を活かせないのだ。というところから出発した話なので、話の順序がひっくり返っています。

  1. 辞書が学習しない。
  2. 単語レベルで変換(文節変換)しているから。
  3. 変換キーの操作をしなければよい。
  4. 変換キーを入力中は使用できないようにする。
  5. 自動変換では句読点入力で変換する。
  6. 句読点がない入力では変換しない。
  7. このような場合入力中の変換操作は必要。
  8. 通常は自動変換で、特定の操作で変換できるように変換キーを機能させる必要がある。

普通は変換キーはそのまま機能させるのですが、上記の論理で変換キーの操作を見直してみました。

  1. 入力中に強制的に変換する。
  2. 変換結果を再変換する。

を分けて考えないといけないとなりました。
実際にATOKのキー設定を見てみると、変換機能に対して「未入力」「入力中」「変換中」「次候補表示中」などで変換キーの仕事を選べるようになっています。

変換中には次候補を出すためにも変換キーを使えた方が簡単ですが、入力中に変換キーを触ってしまっては自動変換にならないので入力中は変換操作は変換キーだけではできないように、別のキーを割り当てます。
ATOKではキー割り当ては、shiftとctrlを加えることができるので入力中の変換操作を shift+改行に設定しました。

ここ数日はこんな事ばかりやっていたのですが、自動変換を利用してなるべく長文を入れてから変換させるようにすると、変換結果がかなり妥当な言葉遣いになります。
また、全くの入力間違えはありますが変換結果で見る方が分かりやすい。

実のことをいえば、送りがなどを初めとする前後とのつながりで間違えた場合漢字の単語は正しかったりするので、間違えをしばしば見逃します。これを機械によってチェックしてもらおうというのが基本的な考え方なのですが、実際にやってみると言い方なども修正していて「意外と実用的だな」というのが印象です。

ただ全般的な操作性はよいとは言えず再変換などは全く直感的でないし、入力バッファーが100文字というのも自動変換向きとは言えないような気がします。

今使っているのは ATOK2006で、最近発売が始まったATOK2008の評判がよいので、この自動変換の実用性が向上しているのか試してみたくて楽しみにしています。

2月 12, 2008 at 09:17 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.02.11

Office 2003 が店頭から引き上げ?

昨日(2008/02/10)はNPO仲間のPC更新を手伝ってきました。

わたしの属しているNPOはありがたいことにメールで連絡が付くというか活動の基本がネットワーク利用になっています。

このためにいつも「PCの更新が」といった話が飛び交っているわけで、何かにつけてお手伝いすることが多いのですが、このところ「Vista は使えない」という話が3人ほど出てきています。

そんな背景で、今回は女性会員が「PCを更新する」ということだったのですが、意外と大変で「どうしたものか?」という現状がはっきりしました。

この方のPCの使い方は「パワーポイント内蔵のPCを学校に持参したい」から始まりました。
今までは、パワーポイントのデータをUSBメモリに入れて学校のPCでプレゼンテーションを実行しています。

学校によっては「PCについては、よく分かりません」というところが増えてきて毎回のように何らかのトラブルが起きているので「PCもプロジェクタも持参したい」と言い出してました。
わたしが「プロジェクタはNPOのものを使いましょうよ」と押しとどめて、PCだけを更新することとなりました。

PCを更新するのは、 Windows 98からの更新という意味もあります。

こういう条件なので、 Windows Xp マシンで Office 2003 内蔵のノートPCがターゲットになりますが、これが簡単にいかなかった。

依頼されて、機種選定から始めたのですが、今では Windows Xp マシンはビジネス用の機種しかありません。そのために通販サイトで探したら「販売終了」とかになになっている。

ついでに Office 2003 の価格を調べようと思って驚いた。
品物がないのです。「あっ、無くなった」ということで、慌てて近所の PC DEPOT に駆け込んで「店頭在庫として Office2003 があるか」と探したけど、店頭からも引き上げられているようです。

もちろん、店頭にあるノートPCのほとんどは Vista マシンですから、機械はない、オフィスもない。ということなりました。

PC DEPOT はクセありの店ですから、店員に事情を話して相談していたところ、 Windows Xp マシンはあるが、内蔵している Office は2007という機種がありました。

NEC VersaPro Vista マシンでとまどっている人たちは、今までの Windows の操作体系から思い切り変更しすぎているところですから、 Windows Xp は外せないわけで「Office 2007は別途なんとかしよう」ということで機種を決定しました。

今回はパワーポイントを積極的に使うことが前提ですから、元々(内蔵 Office にはないから)パワーポイントは別途購入の必要があるわけで、これをOffice 2007として購入するのかどうか?と考えると「操作性も互換性も現時点では問題ありすぎ」で、結局 Open Office を入れました。

納品して説明した範囲では、ご理解いただけたようですが何でマイクロソフトの極端な変更をかわすようなことをユーザが考え出さなきゃいかんのかワケが分かりません。

Office 2003 が使えなくなってくると「どうしようか?」になりますね。
当面は Open Office の使用に切り替えていくことになりますかねぇ?

2月 11, 2008 at 11:58 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (6) | トラックバック (0)

2008.02.09

韓国語が危機なのだそうです

韓国朝鮮日報より「韓国語は絶滅の危機にある

李相揆(イ・サンギュ)国立国語院長インタビュー

李相揆(イ・サンギュ)国立国語院長は、今月から始まる「国民の国語能力調査」の準備で忙しい。38年ぶりに全国的に文盲率を把握するという調査だ。

国中が英語公教育強化の賛否を巡る議論が高まっている中、李院長は韓国人の韓国語能力に深刻な問題があると憂いているわけだ。

4日に国立国語院(ソウル市江西区傍花洞)で行われたインタビューで、李院長は「英語に劣らず急を要するのが国語教育の強化だ」と語った。

─韓国語はどれほど深刻な状況にあるのですか。

「大事件になっています。韓国語は絶滅の危機にあります。

見てください、新聞にはこんな文章がよく出て来ます。
“国家発展戦略構成のためタスクフォース結成”。
ここに韓国語(生粋の韓国語)がどれほどあるでしょうか。昔の吏読(漢字による朝鮮語の表記)と同じようになってしまいました。

われわれが過去50‐60年の間に飛躍的な経済的跳躍を成し遂げるに当たっては、韓国語中心の語文政策が大きな役割を果たしており、それが可能だったのはハングルの偉大性ゆえなのです。

ところが今は…小学校3年生の1クラス中5、6人は韓国語をきちんと使うことができない、という調査結果も出ています。読み書きの能力が大きく落ちているのです」

─政権引き継ぎ委員会が先日、他の科目も英語で授業をするという教育方針を明らかにしましたが、撤回しましたね。

「教育方法に関する専門家ではないため、どうこう言うことはできません。英語教育を強化しようということに反対するのではありませんが、どのように国語を守り教育を強化するのかについても、必ず同時に考慮すべきだということです。

英語教育が万一、わたしたちが交流相手国との疎通のための教育とならず、一般的な言語侵奪と化してしまったら大変危険です。

英語ばかりよくできるからと言って、先進国になれますか。フィリピンをご覧なさい。
数百年にわたりスペイン・米国・日本の支配を受けた末、文化と言語の混乱に遭い、英語が分からない国民40‐50%は永遠に疎外される階層として残っています」

─引き継ぎ委の李慶淑(イ・ギョンスク)委員長は、外国語表記の問題にまで言及しました。

「現在の“オレンジ”のハングル表記を別の書き方に変えようというのは、訓民正音をつくった当時、“中国”をハングル表記しようとして失敗した理想的原音主義に似ています。

既に韓国語の一部となった“外来語”は、その国の辞典で探してみれば全て載っている“外国語”とは違います。

当然ながら、韓国語として定着した通りに表記しなければなりません。いかにハングルが卓越した言語であっても、世界のあらゆる言語をすべて記すことはできません。

われわれがいちいち対応しないため、よく分からないかもしれませんが、ここ(国立国語院)にいるのはみな専門家です」

─韓国語に対する認識をどうしたら変化させることができますか。

「韓国語は既に国際語になった、という点が重要です。

既に昨年、特許協力条約(PCT)の国際公開語に採択され、国際語ではないインドの方言 3‐4種類を除けば、全世界での使用頻度第9位です。これはフランス語に匹敵する水準です。母国語を失うということは、国民国家としての正統な姿を喪失すると同時に、人類文化の知的資産を破壊することです。

ソウルにない地方語を包括し、韓国の民族語を豊かにしなければなりません。
国際結婚の家庭では、配偶者の言語を習うと同時に韓国語を教える、文化的相互主義の教育が必要です」

決して韓国事情に詳しいわけではないけど、だいぶ前から継続的に朝鮮半島情報には注意を払っていて、日韓自動翻訳掲示板の Enjoy Korea も見ています。

ご承知かと思いますが、ハングルは日本語のひらがなに相当する表音文字ですが、韓国の古くからの文字は漢字でした。
ハングルは日本でカナが出来たのと同様に後から出来た文字です。

1960年代ぐらいまで(正確には知らない)は韓国の文章は漢字ハングルまじり文であったのですが、公文書をハングル表記することになってから、漢字がどんどん使われなくなって出身地の地名を漢字で書けない大人も増えたということです。

日本人としては漢字が使えないのはかなり異様に感じるのですが、Enjoy Korea での韓国人の意見は「漢字は中国語であって、漢字を使う日本は中国語から独立していない」といった表現が良く出てきます。

正直な話がどうして「独立していない」といったことなるのか良く分からないままだったのですが、ちょっと前に出ていた韓国の言葉の変遷の記事に「同音異義語を避けた表現」という話が出ていました。
表音文字で書き表すために同音異義語の扱いが出てくるのですが、それを同音になるような縮めた表現をしない、ということのようです。

うまい例が思いつかないので、検索してみました。
「補償」「保証」「保障」もちろん韓国語ではないから、そのものずばりではないのですが、三つの「ほしょう」という言葉を「つぐなうこと」と「ほしょう」と「めんどうみること」と表現するようなことらしいです。
まるで実際的だとは思えませんが・・・・・・。

もう一つの意見として、英語などのハングル表記を元の発音で書き表すというのもありました。

さらには、次期大統領の政権では、全ての学校教育を英語で行うという意見も出ています。

こんな背景のある韓国語の実情について、国立国語院長がインタビューに応じた、というのがこの記事です。

わたしが注目するのは「外国語をオリジナルの発音で表記する」という意見なのですが、国立国語院長もインタービューでこの問題に言及しています。

既に韓国語の一部となった“外来語”は、その国の辞典で探してみれば全て載っている“外国語”とは違います。
当然ながら、韓国語として定着した通りに表記しなければなりません。

極めてサラッと述べていますが、外来語と外国語を区別しているところに注目しました。

日本に一番多く来る外国語は英語ですが、日本語でも同じ事ですが単語の意味もその時々でどんどん変わっていくわけで、特にインターネット関連などで「新しい意味の言葉」は次々と登場します。

意味が新しくなる、つまりその言葉の意味を知っている人から知らない人に情報を伝えるとなると、これは一種の翻訳が必要になります。
実際にメジャーな新語に対しては本が出版されたりします。

翻訳の結果意味が定着すると「新語」になるわけですが、それが元は外国語であった場合は「外来語」として定着するわけですね。

ようやく、国語院長のインタビューに出てくる、「外国語と外来語」の重要さが見えてきました。

つまり、ハングルの使用を推し進めるあまり、漢字で作られた言葉そのものを同音異義にならないように改変したり、外国の意味を正確に伝えるために外国語の発音そのままに表記しようということが「韓国語が絶滅することだ」と国語院長は言いたいのでしょう。

文化は意外と脆いものなのかもしれません。おそらくは社会を形作っている色々な問題、特に無くなってしまった方が良いように感じられる事柄にも、社会の構成の一部を担う意義があるのだと思います。
文化に対しては、謙虚に同時に単に形だけ守るといったことにならないように、慎重な対応を常に考えていないといけないですね。

2月 9, 2008 at 04:32 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (6) | トラックバック (0)

2008.02.05

ロボットと動物は・・・・・

Engadget Japanese より「動画:節足ロボRoboquad vs. 子犬 三本勝負

不気味さではWowWeeでも一二を争う節足ロボ Roboquadを飼い犬にけしかけたビデオ。いずれこんなロボやこんなロボに率いられた殺人ロボ軍団が人間を狩り出すようになったときどこまで戦ってくれるのかを占う......というよりペット虐待に近づいているような気もしますが、お食事中やお仕事中でない方は「続きを読む」の動画をどうぞ。

ムチャクチャに面白いです。ぜひビデオを見て下さい。

で思ったのですが、ロボットは動物の(って犬は優秀だけど)応用力を身につけるのかはだいぶ先ですね。
動物も含めて知恵というのは素晴らしい。

http://www.youtube.com/watch?v=4dneLQY6ZVk

2月 5, 2008 at 06:12 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (0)

地下鉄副都心線は6月14日開通

サンケイ新聞より「地下鉄副都心線 6月14日開業

都と東京メトロは、地下鉄副都心線の池袋-渋谷間(8・9キロ、8駅)の開業日を6月14日と発表した。副都心線は和光市(埼玉県)と渋谷を結び、和光市から小竹向原までは地下鉄有楽町線と線路を共有、小竹向原-池袋は有楽町新線と呼ばれていた線路を走る。この区間の千川、要町両駅も同じ日に開業する。東武東上線、西武有楽町線・池袋線とも直通運転し、平成24年度からは東急東横線とも直通運転を始める予定という。

今、半蔵門線・田園都市線の渋谷駅はものすごい工事になっていますが、この副都心線の新駅が元の東急文化会館地下に出来ることに対応しているものですね。

東急東横線は、みなとみらい線に直通ですから中華街に繋がります。

さらに、相鉄線の新横浜乗り入れに応じて、東横線が新横浜で接続する計画があり、実現すると海老名・新横浜・渋谷・池袋・小竹向原というすごいルートが一本で繋がることになります。

2月 5, 2008 at 11:27 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (1) | トラックバック (0)

2008.01.31

教研集会はどうなる?

朝日新聞より「教研集会巡り紛糾 裁判所は使用認め、ホテルは拒否

日本教職員組合(日教組)が2月2日から都内で開く教育研究全国集会をめぐり、全体集会が予定されているグランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)が契約解除を通告し、使用を認めない事態となっている。日教組は仮処分を申し立て、東京地裁に続き東京高裁も30日、日教組側の主張を認める決定をしたが、ホテル側は依然として「使用させない」との立場を崩していない。

日教組などによると、昨年3月に旅行会社を通じて使用を申し込んだ。その際、教研集会で使うことや、例年右翼団体の街宣行動があり、警察に警備を依頼していることを説明したという。5月に契約が成立し、7月に会場費の半額を支払った後、11月になって契約解除を通知された。

話し合いが進まなかったため、日教組は12月4日、東京地裁に使用を認めるよう仮処分を申し立てた。同地裁は同月26日、「会場を使用させなければならない」と決定。ホテル側は同月28日に保全異議の申し立てをしたが認められず、1月25日に行った東京高裁への抗告も棄却された。

30日に記者会見した日教組の中村譲書記長は「これまでにも会場使用をめぐって問題になったことはあるが、裁判所の判断が出たにもかかわらず、話し合いに応じない姿勢には困惑している」と話す。

一方、グランドプリンスホテル新高輪は「裁判所の判断は尊重しなければならない」とする一方、「営業上の判断として、他の客や周辺への迷惑を考慮すると、開催はできない」(広報担当)としている。

全体集会は2月2日午前に開かれ、約2000人が参加予定。その後、都内の他の会場で24の分科会と二つの特別分科会が4日まで続く。

裁判所が仮処分を出してもホテルが応じないというのがすごいところですが、このニュースは1月28日に ZAZAK に報じられていました。
ZAKZAK より「日教組集会、開催ピンチ…グランドプリンス使用拒否

日教組(森越康雄委員長)が毎年数千人規模で開催する「教育研究全国集会」(2月2-4日)が、57年目にして初の「開催中止」の大ピンチを迎えている。開催を予定していたグランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)が「右翼団体による妨害行為の規模が、説明と大きく食い違っていた」として、会場の使用を拒否しているのだ。背景には、日教組絡みの手配をめぐる、関係者たちの想像を絶する苦悩と駆け引きがあった。

集会は各県持ち回りで、例年大会終了直後に翌年の会場手配を開始。都内で2000人を収容できる新高輪での手配が確定したのは、昨年3月だった。

旅行代理店を交えた打ち合わせでも、プリンス側からの異論は一切出ず、5月には正式な契約にこぎ着けていたにもかかわらず、11月上旬に突如、会場使用の拒否を通告されたという。

日教組は12月に、契約解除の破棄を求める仮処分申請を東京地裁に申請。今月16日に同地裁から、会場使用を認める旨の決定が出されたが、ホテル側が控訴するのは確実で、日教組の担当者は怒りを隠さない。

「抗議活動はあらかじめ十分説明してありますし、警察と連携した警備計画も順調に進んでいました。最初の段階で提供拒否の意思表示をしてくれていれば、すぐに別の会場をあたったのに、3カ月を切った段階でいわれても手配のしようがありませんよ」

プリンス側も一歩も譲らない。

「昨年秋、支配人が前回開催地の別府(大分)へヒアリングに出向いた結果、右翼の街宣車は150台、開催1カ月前から抗議活動が始まるなど、想定を大きく超える内容を聞かされました。当ホテルは品川駅にほど近く、周辺には病院や学校もあります。仮処分が何であろうと、会場を提供することは絶対にありません」(広報担当)

日教組関連の各種手配業務を行っている代理店関係者は、その難しさを次のように説明する。

「最初から『日教組』の名前を出すと断られますので、仮手配の段階では名前は伏せます。また、ウチに抗議がきても困るので、会場手配は日教組、宿泊はウチと役割分担が決まっています。打ち合わせで初めて詳細を伝えますが、多くは拒否反応を示すので、時間をかけてじっくり概要を説明し、料金も割引なしの満額払いを条件に、やっと引き受けてもらうのが一般的です」

別の関係者は、都内でも有数のシティホテルを会場に選んだことが、そもそもの間違いだったと指摘する。

「日教組イベントは大抵、市民会館などの施設を使うモノ。会場を占有できるうえ、料金も格安、周辺道路を封鎖して大音量の抗議を遠ざけることもできます。しかし、ホテルでは会場の貸し切りができないうえに、不特定多数の人が常時出入りします。また、新高輪一帯は南北を国道に挟まれており、交通規制にも限界があります。この種の会場としては、まったく適していません

すでに今週に迫った大規模イベントにしては、あまりにもお粗末すぎる段取りだったようだ。

ZAKZAK 2008/01/28

都内で大規模イベントを開くことが出来る会場は極めて限られていて、展示会などであってもホテルもよく使われます。

その中でも、品川駅からまっすぐに山に登った方向になるグランドプリンスホテル新高輪は名門というか上品な会場で、前の通りも住宅街のといった感じです。

そこに街宣車が来ると分かっていれば、というのがホテル側の言い分でしょうが、なんでこんなどん詰まりまで決着が付かないのか?という印象です。

ZAKZAK の記事の通り「各県持ち回りだから」として、都内で交通の便が良くてと選んでいくと、こんな事になるのかもしれませんが、冷静に考えると会場としてはかなり無理があって、やはり基本的に貸し切りにならない会場を選択したところから問題じゃないのか?と思いますね。

しかし、週明けからの大会で会場が使えないではどういうことになるのだろう?

1月 31, 2008 at 09:23 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (13) | トラックバック (1)

2008.01.29

世界的な廃墟観光

GIGAZINE より「砂漠に埋もれたゴーストタウンKolmanskop(コルマンスコップ)

南ナミビアにかつてあったこの街、「Kolmanskop(コルマンスコップ)」は1908年にダイヤモンドが発見され、人々が多数集まったものの、今ではすっかりゴーストタウンになり、砂漠の中に埋もれていっています。

砂漠に沈んでいく廃墟の写真は以下から。

この記事は mixi で知ったものです。現時点ではうまくリン先に行かないので、元記事であろうと思われる、写真サイトを紹介します。
Fogonazos

Kolmanskop is a ghost town in southern Namibia, a few kilometres inland from the port of Lu"deritz. In 1908, Luederitz was plunged into diamond fever and people rushed into the Namib desert hoping to make an easy fortune. Within two years, a town, complete with a casino, school, hospital and exclusive residential buildings, was established in the barren sandy desert.

この記事のように「a few kilometres inland from the port of Lu"deritz」なのですが、たまたま昨日 Google Earth でこのあたりを見ていました。

Up

ナミビアの西岸はナミブ砂漠で骸骨海岸と呼ばれる地域です。

Up1

確かに砂漠の真ん中に滑走路だけの飛行場があるので大変目立ちます。
この近辺は砂漠観光地でもあるようで、道路に止まっている車をアップしてみるとその近辺の砂漠に人らしき影が見えます。

Up3

コールマンスコップをアップにすると多数の画像が記録されています。その写真を見てみるとどうも柵があるのです。つまり景観保存地区なのですね。

Up2

ゲートに近づく道路には砂煙を上げて走っている車が見えます。
国際廃墟観光でありました。

Up5

1月 29, 2008 at 11:32 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

自由競争社会は成立するか?

ちょっと問題提起になるかもしれませんが、最近いわゆる小泉改革の評価課が結果的にダメじゃないか、という意見と原理的にはあっている、という意見が交錯しているように感じています。

それでちょっと考えていて、小泉改革は自由競争に原理を置いていて消費者・需要家も自由競争の立場だとしているわけです。
確かに自由にサービスなどを選ぶことができるのはよいことではありますが、この説明だけでは自由競争が成立するための前提を論じていないのではないのか?と感じています。

考えてみると自由競争で競争開始以前の段階で情報を先に入手している人が勝利する可能性は極めて高いわけです。

ということは自由競争社会が円滑に機能する前提は情報が誰にも共通して伝わっていること、にあると言えます。

しかし、情報は供給しただけでは機能しないわけで、受け取って初めて情報となったといえます。
つまり情報を全員が共通して持つことは不可能だ。

結局は「そんな話は知らないよ」という人が出てくるに決まっているわけで、これは解消できません。

この種のバラツキはどのような問題でも上下に5%程度の「違い」は出てきますから、5%を減らす努力というのは恐ろしく効率の悪いものになって、5%の「違い」があるものとして、別途対策した方が現実的なのだろうと思います。

考えようによっては、上下に5%ずつ以上の最低でも10%の除外をして「自由競争」と言えるのか、とも言えるでしょう。

自由競争社会はユートピアである、と言えそうです。

1月 29, 2008 at 11:16 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (6) | トラックバック (0)

2008.01.07

ヘドロの脱水には凍上現象を利用

北海道新聞より「寒さで「ヘドロ退治」 北見工大研究 凍上現象利用し脱水

霜柱が生じる仕組みとして知られる「凍上現象」を活用し、湖底などのしゅんせつで回収されるヘドロから水分を取り除く研究を、北見工大の凍土・土質研究室が進めている。技術が確立されれば、北海道の寒さを生かした効率的なヘドロ処理が進み、関係者にとって朗報になりそうだ。

ヘドロは粒子が細かくて水分が多く、有機物も含まれているのが特徴で、道内外の関係者が処理に悩んでいる。網走市と網走管内大空町にまたがる網走湖では、網走開建が水質改善のため、川から流れ込んでたまったヘドロを毎年、一万-二万立方メートルしゅんせつ。排泥地に運んで主に天日で乾かし、堤防の盛り土などに使うが、水分が抜けるまで二、三年はかかる。

道外でも機械で圧力をかけてフィルターを通して水を抜いたり、コンクリートに混ぜて固めるなど、手間をかけている。

同研究室の鈴木輝之教授は、道路舗装のひび割れ原因となるなど“悪者”のイメージが強い凍上現象に着目した。

凍上は、地表近くの温度が氷点下になると、土中の水分が凍っていない土のすき間を毛細管現象で上がって凍り、地表面を押し上げる現象。二○○五年から、同大学構内の実験用ますに網走湖のヘドロを深さ約一メートルになるように入れ、水分移動の様子を調べた。

その結果、

  • 夏はヘドロの表面が乾くが、内部は水分が抜けにくい
  • 冬は凍上現象で水分が地表近くに集まって氷となり、固体が直接気体になる昇華現象で水分が抜ける
などが分かってきた。

ヘドロの深さを約一メートルに抑えたことや水抜き用の砂利を底に敷いたことで脱水効果が上がり、ヘドロの水分は約一年間で三分の一に減って、堤防の盛り土などに利用できる程度になった。地表近くにできる氷を除去すべきかどうかなどが今後の検証課題という。

凍結による乾燥は、地表面から深さ三十センチ程度まで凍結する地域なら可能だ。凍結深度が五十-六十センチの札幌周辺や、三十-四十センチの道南でも使える技術だという。

鈴木教授は「北海道の自然現象を生かし、脱水に無駄なエネルギーを使わない環境にやさしい技術。実用化に向けて頑張りたい」と話し、向こう二年をめどに乾燥技術を確立させたい意向だ。

これは面白いですね。
氷点下でも氷を大気に晒しておくと昇華するというのは、第一南極観測隊の西堀隊長の書いた越冬記で読んだのだから小学生の時でしょうか?

ついつい「冷凍だと莫大なエネルギーが必要」と思いこんでいるから「凍らせて何かをしよう」=「極めて特殊なこと」とするので、考えないのですがこんなことができるのですね。

しかし、こうなると「凍上現象とは何だ?」となってきますね。
霜柱も上がってきますが、あれは何で上がってくるのでしょうか?
地面の中は水のはずなので、なんで凍ると上がるんだ?

1月 7, 2008 at 04:08 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (1) | トラックバック (0)

2008.01.06

2008年の正月は

正月休みも終わりですが、この間ず~とPCのリビルトをしていました(まだ終わらない)

事の発端は、11月の初めにビデオカメラを衝動買いしたことから始まります。
まぁ以前から欲しいとは思っていたのですが、ハイビジョン・ビデオカメラ キヤノン ivis HV20 を買いました。

かなり安いものでワイドコンコンバータを付けても10万円でした。
この程度のものだから期待していなかったのですが、すごい。家庭用ハイビジョン・ビデオカメラの実力に驚嘆しました。

分かりやすく言えば「テレビ放送で使われるプロ用ハイビジョンには負けるが、プロ用のデジタルビデオカメラよりは良く撮れる」と言えます。

そこで、外部に出すために編集しようと「ハイビジョン対応の編集ソフト」を買ってきました。
ご承知の通り、ビデオの編集には IEEE 接続が必須ですが、すでに IEEE が機能しているカバンPCにインストールしてみたら、まともに動かない。
どう見ても実力不足(Pentium M だからねぇ・・・・)

そこで「もう一台作るか?」というバカな発想もありましたが「6台目はさすがに置き場に困る」となって「現行機材の更新!」となりました。

とりえず買ってきたのが

  • ASUS P5K PRO
  • Core 2 Duo E6550
  • メモリ2G
  • パイオニア DVR-S15J
  • HDD 500G SATA

これで、いざ組み立てようとしたらATX 電源コネクタの仕様が変わっていた。
仕方ないから、電源ユニットも24ピン対応のものに変更。

その後も、組み立ての途中で多々の作業ミスでやり直しを繰り返して、ようやくソフトの再インストールが半分ぐらい出来たのが昨日(2008/01/05)のことでありました。

そこで、今度は firefox のブックマークの整理に取りかかって、ネット上で読める新聞社のサイトを全部登録(^_^)
その中から、社説・論説などのページも全部登録。 実に273の報道関係のサイトを登録(若干重複あり)しました。

意外と社説・論説を出している地方新聞が多くて、社説・論説だけのブックマークが54個にもなりました。

という正月でありました。一体何をやっているのやら(^_^;)

1月 6, 2008 at 12:23 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (1)

2008.01.01

謹賀新年

明けましておめでとうございます。

昨年は、NPOの活動で学校に行く機会が非常に多くなり、内容的にも高度になりました。

「酔うぞの遠めがね」は、昨年途中から新聞記事を全文引用にするようになりました。
これはちょっと時間が過ぎると、元の記事が消えてしまうことに対応するものです。
また、事件報道を元にした記事が多いのですが、個人名を出さないように書き換えるようにもしました。

これらは、ブログであるから報道ではなくて情報のストックの意味が大きいだろう、考えるようになったからです。
まぁ所詮は一人で勝手なことを書いていることに価値があるというべきで、ポリシーもホイホイ変わっても良いとおもっています。(^_^;)

この機会に昨年どのくらいの記事を書いたのかを調べてみました。

ジャンルについては複数ジャンル指定をしたものもあるので正確ではありませんが

総本数361100%累積
事件と裁判5515.2%15.2%
もの作り5415.0%30.2%
国内の政治・行政・司法4412.2%42.4%
事故と社会4412.2%54.6%
教育問題各種4011.1%65.7%
日記・コラム・つぶやき287.8%73.4%
選挙143.9%77.3%
海外の政治・軍事123.3%80.6%
ネットワーク一般論123.3%83.9%
セキュリティと法学113.0%87.0%
裁判員裁判102.8%89.8%
医療・生命・衛生1.9%91.7%
裁判傍聴1.7%93.4%
新商品やお買い物1.1%94.5%
海外の話題1.1%95.6%
経済・経営1.1%96.7%
0.8%97.5%
ウェブログ・ココログ関連0.8%98.3%
個人情報保護法0.6%98.9%
白浜シンポジウム0.3%99.2%
天災0.3%99.4%
人口問題0.3%99.7%
国際経済など0.3%100.0%

結局、「事件」「もの作り」「政治」「事故」「教育」の5ジャンルで2/3の記事になっています。
365本を越えていませんでしたね。今年は、これはなんとかしよう。

今年も、よろしくおつき合い下さい。

酔うぞ拝

1月 1, 2008 at 11:19 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (8) | トラックバック (0)

2007.12.31

国際協力時代の終焉か?

年末でニュースも枯渇状態でネタに困っております(^_^;)
とは言え新聞などに倣えば「特集企画」に行くわけでして、複数のニュースを無理矢理並べてみました。

朝日新聞より「冷める米英、日本危機感 宇宙に迫る「ILC計画」暗雲
共同通信より「核計画申告遅れ「残念」 期限遅れで米国務省
AFP BB より「スペースシャトル「アトランティス」、1月の打ち上げ予定も再延期

これらはいずれも国際協力として日本が深く関わっている事柄ですが、様々な事情で当初の思惑通りに進まなくなってしまいました。
1960年代までの日本は敗戦国の位置づけであったと実感しますが、1980年代は世界から利益を受けるだけの国という感じで、1990年以降は「根拠無き国際協力が当然」であったのだろうと思います。

まもなく2010年代が始まるわけですが、上記のようなニュースを並べてみると、ふたたび国際協力よりも国家中心に戻るのではないか?と感じざるを得ません。

朝日新聞より「冷める米英、日本危機感 宇宙に迫る「ILC計画」暗雲

日本をはじめ欧米、アジア諸国が協力して進めてきた次世代粒子加速器・国際リニアコライダー(ILC)計画に暗雲が漂っている。
今月、米国が大幅に予算を削減し、英国も事実上の撤退を表明した。
計画に不透明感が増す中、日本の推進議員連盟(会長=与謝野馨・前官房長官)のメンバーは来年2月にも訪米し、関係強化を図る。

ILCは約30~40キロの直線トンネル内で光速に近い電子と陽電子を正面衝突させ、宇宙誕生(ビッグバン)から1兆分の1秒後という超高温・超高密度状態を再現。宇宙と物質の謎に迫る世界最高性能の加速器だ。
建設費は約8000億円。

日本では高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)や各地の大学が技術開発をしており、建設適地を検討したこともある。昨年結成された推進議連は「開発・調査に5年で総額200億円の予算確保」などの提言を盛り込んだ中間報告を今月3日に公表した。

しかし26日に成立した米国の08会計年度包括歳出法では科学技術関係予算が削減され、中でもILC関係は要求の4分の1の1500万ドル(約17億円)に圧縮された。08会計年度はすでにほぼ3カ月がすぎており、歳出法は残り9カ月の研究停止に等しい措置。国際設計チームは「深刻な事態」としている。

英国の公的研究資金分配機関の一つ、科学技術施設審議会も11日、08~11年の方針で「ILCに対する拠出を中止する」と発表した。08年に欧州で稼働する別の大型加速器(LHC)への集中などを理由に挙げている。

ILCのアジア側代表の野崎光昭・高エネ研教授は「米国の予算削減は政治要因の副次的結果であり、計画中止を意味しないと考える。日本はこれまで通り研究開発を進め、英米の一刻も早い復帰を願う」としている。

共同通信より「核計画申告遅れ「残念」 期限遅れで米国務省

【ワシントン30日共同】

米国務省は30日、北朝鮮が6カ国協議で合意した核計画申告の提出が遅れていることを「残念だ」とする声明を発表、「完全で正確なすべての核計画、核兵器、核拡散活動」についての申告を早期に提出するよう促した。

6カ国協議の10月合意文書には、核計画申告の期限は12月31日と明記されている。期限切れをにらんで出された声明は「北朝鮮が義務を果たせば、米国も6カ国協議の合意に基づいた義務を果たす」として、完全申告に向けた決断を北朝鮮に迫った。

声明は核計画申告とともに、北朝鮮が核施設無能力化作業のペースも落としているとして遺憾の意を表明。米国は今後も日本など他の協議参加国と連携し、北朝鮮に対しすべての核計画申告と無能力化作業の完了を促していくと強調している。

AFP BB より「スペースシャトル「アトランティス」、1月の打ち上げ予定も再延期

【12月29日 AFP】

米航空宇宙局は28日、1月10日に打ち上げを予定していたスペースシャトル「アトランティス」について、打ち上げの再度延期を発表した。

27日、シャトル計画責任者の会合を開いて問題解決の進ちょく状況を協議した結果、1月10日の打ち上げも「達成不可能」との結論に至ったと説明している。新たな打ち上げ日程は未定。

アトランティス打ち上げは、国際宇宙ステーションに欧州の宇宙実験棟を輸送するため。当初の打ち上げ予定は12月6日だったが、液体水素の燃料センサーの欠陥が見つかり、これまで数回にわたって延期されている。(c)AFP

日本では「国際公約だから」と言うと誰も反論できなくなるようなところがいまだにありますが、すでに「他国に迷惑が掛かろうが出来ないものは出来ない」といった政策決定が続々と出てきていることには注目するべきでしょう。

国際宇宙ステーション計画では、日本の実験棟は非常に大型のもので期待も大きかったのですが、すでにスペースシャトルの運航に期限が切られていて、さらにその実施すら怪しいとなると実験棟は出来ても実験は出来ないということも十分にあり得る事でしょう。

巨大プロジェクトとして他に有名なものには「国際熱核融合実験炉計画」がありますが、これはまるで海の物とも山の物とも分からないと言って良いので、国際宇宙ステーション計画すら止まるようではとても実現するとは思えません。

マクロに見ると、日本の国内政治でも同じですが「反対しにくいからドンドン話だけ大きくなった」と評価するべきなのでしょう。
全くの夢の段階では話を進めることが出来たが、いざ取りかかってみると、とてもではないが続けることが出来ない。
投資に見合う成果を得るためにはもっと現実的な規模の計画にするべきだ、となるのは必然で2010年代の国際潮流は「国際協力よりも国内事情の優先」に向かうのではないか?と考えるのです。

一方、世界の警察官役を自他とも認めていたアメリカの軍事力も国際協力無しには動かなくなってしまいましたから、国際紛争レベルではかなり不安定になっていくように感じます。

国家が例え反米的であってもそれなり安定していれば、戦争レベルの国際紛争にまでは拡大しないかもしれませんが、国家ではない集団が事実上の国家レベルの軍事力を持つと予想されますから、例えば海運が困難になる、石油のパイプラインが途絶する、といった戦争よりもひどい内乱や海賊行為といったことが出てくるかもしれません。

国際協力を無条件でアテに出来る時代ではなくなったとすると、国際平和こそが日本の経済の生命線であるという現実は非常に重いものになってきて、日本はどうやって生き延びるべきかという問題に直面するかもしれません。

12月 31, 2007 at 10:55 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.12.16

生産・消費・市場・メディア

「新聞社のネットへの姿勢か?」は結局は新参メディアであるネットと以前からあるメディアである新聞との関わりが新聞社毎に違うだろうという観点で新聞記事を並べてみたものです。

新参メディアであるネットにとって別に新聞社や出版社だけが摩擦を起こしている相手ではなくて、音楽業界があるわけですが音楽業界の問題について小倉弁護士が「ライブの復権とネットとレコード会社」と書いています。わたしが注目したのは

The BeatlesのPlease Please Meがそうであったように、数時間のレコーディングで1枚のアルバムを作り上げることは可能です。

いずれにせよ長時間スタジオを借りなければレコーディングもままならないようなアーティストはいずれ淘汰されるようになるのではないかという気がします。

私は、特段レコード会社不要論に立つものではありませんが、とはいえ、アーティストの発掘、育成、プロモーションについでの主導権が、レコード会社からプロダクションに移行していく可能性は十分にあるとは思います。

ただ、欧米の例を見ると、「目利き」的な機能こそ、ネットがレコード会社を凌駕してしまう部分なのです(Kaminiなど典型ですが。)。

音楽CDが売れない理由は最大のマーケットである少年少女のお小遣いが昔はなかった、携帯電話とネットアクセスに吸い取られているからで、これは逆に見ると音楽CDを買う場合には無闇に買うわけにいかない(お金がもったいない)のだから「非常に厳しく吟味する」し一番売れる曲と二番目の曲の落差はものすごい差になる、といったことを引き起こすでしょう。

自分のことを考えてみると、FMで繰り返して流れているようないわゆるヒットCDを買うのはいつもかなり後回しにしていました。
それよりも「聞いたことのないCDから良い曲を見つけた楽しみ」の方が遙かに大きかった。
目利きの楽しみ、であったのでしょう。

パソコン通信が始まって、本を紹介するフォーラムとして冒険小説フォーラムの運営に関わって、ネット書評を確立してしまいましたが、これも目利きの楽しみを共有するというところがありました。

こうして考えると、情報交換の楽しみのかなり本質的な部分に「目利き」があるのではないか?
そして目利きは消費者(需要家)のものであって、生産者(供給者)は関わることが出来ない部分なのでありましょう。

であるとすると、旧メディア側がネットを供給サイドから評価していては、これは本質を見誤っているわけで、ネットを構成している利用者は本質的に需要家であり時には供給者になる、というのが平均的な実像でありましょう。

消費者=市場を無視して生き残った生産者は無いのであります。そういう観点で見ると、法的な保護が強い放送業界、テレビ離れ(番組離れ)で消費者に急速に見捨てられつつあるのは、誠に表徴的というべきかもしれません。

12月 16, 2007 at 09:27 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (3) | トラックバック (0)

新聞社のネットへの姿勢か?

ニュースをネタに使っているとどうも週末は困るのであるが、今日は偶然面白い記事が並んだ。

朝日新聞、毎日新聞、イザ(サンケイ新聞)である。

どこを面白く感じたのかには、毎日新聞とサンケイ新聞がそれぞれのサイトを劇的に変更したことに遠因があります。

10月にサンケイ新聞がMSNと提携して「MSN産経ニュース」となりました。
同時にそれまでMSNと組んでいた毎日新聞は独自サイトになりました。

それまでも、ニュースに直接ブログが付いているイザは「ネットワークフレンドリー」であると感じていましたが、一層促進されたと言えるでしょう。

そこで、下記の朝日新聞、毎日新聞、イザ(サンケイ新聞)の読み比べてみると、ネットは無視の朝日新聞、ネットが苦手の毎日新聞、ネットをうまく使いたいサンケイ新聞。
と読めてしまうのであります(^_^;)

朝日新聞より「市民ら350人、橋下弁護士の懲戒請求へ 光市事件

大阪府知事選への立候補を表明した橋下徹(はしもと・とおる)弁護士(38)が、99年に山口県光市で起きた母子殺害事件の被告弁護団の懲戒請求をテレビ番組で視聴者に呼びかけたことをめぐり、全国各地の市民ら約350人が17日、橋下氏の懲戒処分を所属先の大阪弁護士会に請求する。「刑事弁護の正当性をおとしめたことは、弁護士の品位を失うべき非行だ」と訴える。発言に対しては、被告弁護団のメンバーが1人300万円の損害賠償訴訟も広島地裁に起こしている。

懲戒請求するのは京阪神を中心とした11都府県の会社員や主婦、大学教授ら350人余り。刑事裁判で無罪が確定した冤罪被害者もいる。

橋下氏は、5月27日に大阪の読売テレビが放送した「たかじんのそこまで言って委員会」で、広島高裁の差し戻し控訴審で殺人などの罪に問われている元少年(26)の弁護団の主張が一、二審から変遷し、殺意や強姦(ごうかん)目的を否認したことを批判。「許せないって思うんだったら、弁護士会に懲戒請求をかけてもらいたい」などと発言した。

17日に提出される懲戒請求書によると、元少年の主張を弁護団が擁護することは「刑事弁護人として当然の行為」と指摘。発言は弁護士法で定める懲戒理由の「品位を失うべき非行」にあたるとしている。

弁護士への懲戒請求は、弁護士法で「何人もできる」と定められている。請求を受けた弁護士会が「懲戒相当」と判断すれば、業務停止や除名などの処分を出す。

橋下氏は、元少年の弁護団のうち4人が9月に起こした損害賠償訴訟での答弁書で「発言に違法性はない。懲戒請求は市民の自発的意思だ」と反論した。15日、朝日新聞の取材に法律事務所を通じて「(懲戒請求されれば)弁護士会の判断ですので、手続きに従います」とコメントした。

毎日新聞より「インターネット:青少年の4割が1日1回利用

内閣府は15日、「情報化社会と青少年に関する意識調査」(06年度)の結果を発表した。インターネットの情報サイトを1日1回以上閲覧すると答えた人の割合は全体の41.2%となり、01年度の前回調査(17.9%)の2倍以上に増えた。新聞を読む時間が1日「0分」との回答が22.3%から47.7%に増える一方で、「30分以上」も8.7%から16%に増えている。

調査は10~29歳の男女5000人を対象に今年3月、面接で実施。2468人(うち小中高生1166人)から回答を得た。

小中高生のメディアの1日平均利用時間を調べたところ、テレビ視聴は高校男子(178.2分)、同女子(174分)がそれぞれ最長。携帯電話のメールを利用する中高生の3割以上が1日20回超発信しており、中学男女、高校女子では「51回以上」との回答が2割弱を占めた。【石川貴教】

イザ(サンケイ新聞)より「ネットで変わる情報空間

産経デジタルが運営するインターネット上のサイト「iza(イザ!)」で記者ブログを書くようになって1年半が過ぎた。どんな記事が求められ、読者のニーズはどこにあるのか。新聞紙面との書き分けはどうするのか。まだまだ試行錯誤中だが、読者と頻繁なやりとりを行うブログ運営を通じ、実感したことがいくつかある。(阿比留瑠比=阿比留記者のブログはこちら)

■マスコミへの不信

まず、既成マスコミのあり方に対する強烈な反感と不信感だ。新聞やテレビは、情報を加工し、紙面や番組枠に収まるようコンパクトにまとめて発信する。記者として当たり前のように繰り返してきたこの作業は、多くの情報の受け手に、マスコミによる日常的な情報操作だと受け取られていた。

昨年8月10日、「小泉首相の靖国関連ぶらさがり全文」という記事をブログに投稿した。政治部記者にとっては、日常の取材メモで簡単に読める首相と記者団のやりとりをそのまま載せたに過ぎなかったのに、これが大きな反響を呼んだ。この日のコメント欄には次のような書き込みが寄せられた。

「マスコミは正確で豊富な情報提供をしない」「物を考える際に情報のオリジナルソースがどれほど大切か」「私たちは、たくさん語られた中からマスコミの都合のいい形にまとめられたものをずっと聞かされ読まされてきた」…。

中には、記者に対し感謝を表すコメントまであった。間違いなく、読者は加工されていない一次情報を欲しているのだ。現在、MSN産経ニュースは官房長官の記者会見全文や裁判傍聴記の詳報を流しているが、これには記者ブログでの経験が生かされている。

■ネットの機動力

産経新聞は今年1月13日付朝刊で、民主党の小沢一郎代表の資金管理団体の平成17年の事務所費が約4億1500万円に上ることを報じた。記者も同日のブログに「民主党・小沢代表の事務所費について思うこと」という記事を投稿し、この団体が小沢氏に多額の借金をし、利子を払っていることなどに疑問を呈した。すると、すぐにこんなコメントが届いた。

「産経の13日の朝刊より1日早く、小沢氏の高額な事務所費について注目していたその筋では有名なサイトがある」

そのサイトを見てみると確かに小沢氏の事務所費問題について、いろいろな角度から指摘がなされていた。小沢氏が提出した17年分の政治資金収支報告書には当初、実際には存在しない住居表示・地番が複数書かれていたが、この点についてもネットでは早くから疑問の声が上がっていた。

驚いたのは、複数のネットユーザーが実際に法務局に赴いて登記簿を上げ、現地調査を行っていたことだ。その結果、収支報告書に記載された地番には小沢氏が説明した「秘書の寮、共同作業場」は見つからず、小沢氏に厳しい視線、批判が向けられていた。

不特定多数のネットユーザーの機動力が発揮された好例であり、ユーザー同士の情報共有にも成功しつつあると感じた。新聞は、ネットの情報力を取り込まないと生き残れないという思いを強くした瞬間だった。

■情報ニーズとは

ネットが普及する前までは、情報は新聞、テレビなどのメディアが発信し、読者や視聴者は、基本的にその情報を受け取るだけという一方的な流れが固定化していた。もちろん、投書や情報提供、苦情電話などは毎日、数多くメディアに寄せられていたが、新聞の読者数やテレビの視聴者数に比べれば、ごく少数だった。

一方、「イザ!」は双方向型の情報空間を目指している。まだ必ずしも十分に機能しているとまでは言えないが、記者と一般利用者がブログで相互にコメントし合うことによって、新たな発見も生まれている。こんなこともあった。

安倍晋三前首相が病に倒れ、入院してしばらくしたころ、記者のブログのコメント欄に、千羽鶴を折り届けて安倍氏を励まそうという有志による運動がネットの巨大掲示板「2ちゃんねる」内で始まったという紹介が書き込まれた。

最近になって「ところで、千羽鶴運動のその後は?」との問い合わせがあり、安倍事務所に照会したところ、秘書がきちんと千羽鶴を受け取り、安倍氏もそれを承知していることが分かった。早速、千羽鶴を撮影してブログで報告しようと事務所を訪ね、千羽鶴を手にした笑顔の安倍氏の写真を載せた記事を投稿できた。

これには多くの好意的コメントが寄せられ、アクセス数も多かった。従来の新聞ではニュース価値がないと判断したであろう話でも、読者のニーズが高いもの、本当に知りたがっていることは少なくない。それを再認識できたのも、ブログを通じてのことだ。

(あびる るい=政治部記者)

12月 16, 2007 at 10:16 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.12.09

ロケット打ち上げ失敗?

朝日新聞より「小型ロケット、テントに落下 打ち上げ実験失敗 北海道

8日午前7時ごろ、北海道大樹町美成の牧草地で、特定非営利活動法人(NPO法人)北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC)が実施した小型ロケットの打ち上げ実験が失敗、ロケットは約1000メートルの高さから落下し、発射台から約20メートル離れた場所に設置された実験関係者のテントを突き破った。

当時、テント内には打ち上げスタッフ8人がいたが、全員無事だった。

HASTICによると、ロケットは「CAMUI-90P」(長さ2.9メートル、重さ21キロ)

上空1000メートルまで上昇後、電子タイマー式の分離装置で模擬衛星を切り離し、パラシュートを開いて落下する予定だった。しかし、模擬衛星は分離せず、パラシュートも開かないまま落下。地面に30センチ程度めり込み大破した。

CAMUIの打ち上げ実験は8回目だが、失敗は初めて。(時事)

この記事の通りだとすると発射台から20メートルのところに8人が居るテントがあったことになりますが、いくら何でもあり得ないのでは?と思って、)北海道宇宙科学技術創成センターのサイトを見たらこんな記事がありました。

プレスリリース

「公立はこだて大学 2 年連続CAMUI 型ハイブリッドロケットで模擬衛星打ち上げ」(PDF)

4. 日程
12 月8 日(土)。試験実施スケジュール(表1)参照願います。
5. 実施場所
十勝管内大樹町の実験領域(添付地図)参照願います。
6. 機体回収の方法
1および2機目:タイマーにより最高高度でCanSat を放出し、同時にパラシュートを放出する。
3 機目: 無線コマンドによりパラシュートを放出する。
パラシュート放出後は、3 機共に無誘導で地上で回収する。打上げ実施の風速制限により、機体回収位置はパラシュート開傘の成否に関わらず射点から半径1 km の範囲内に充分に納まる。
7. 安全対策
  1. 打ち上げ準備所 壁面に鉄板を配置した指令小屋を準備し、指令小屋内部から操作を行う。
  2. 保安距離 1000 m
  3. 風速制限 7 m/s 未満
  4. 仰角 80 度~89 度(風向と風速に応じて,事前の飛行予測計算を参考に決定)
  5. 立入制限(打上げ時) 作業者50 m もしくは作業小屋内,見学者200 m
  6. 事前説明 帯広空港,航空大学校,広尾警察,大樹消防,大樹町役場に,実験内容および安全対策について説明.釧路空港事務所に打上げ実験許可申請書を提出.
  7. 前日・当日の連絡 帯広空港,航空大学校(休日は連絡不要),広尾警察に,打上げの前日,30 分前,および打上げ完了後に電話連絡

まるで話が合わないですね。
「立入制限(打上げ時) 作業者50 m もしくは作業小屋内,見学者200 m」とあるのだから、20メートルのところにテントがあって、人が居たというのは報道の間違えではないかと思います。

逆に報道が正しいのだとすると、プレスリリースと実際にやっていることが違うことが問題になりますが、ではこのニュースは何を伝えたかったのだろうか?

テント破ったということが事件なのか、打ち上げに失敗したことが事件なのか?

ロケットの打ち上げに失敗するのはテストなのだから大いにあり得ることで、事件ではないでしょう。
そうなると「人の居たテントにロケットが落ちた」ことが問題なりますが、これがシェルターに落ちたのなら、これも問題にはならない。

だから必要なのは、正確な位置関係の説明こそが記事の中心になるはずで、それが全く無いのだからこの報道はやはりヘンですよ。

と思っていたら、サンケイ新聞に出ていました。「ロケットがテント直撃 北海道で発射失敗 中の8人無事

北海道大樹町の牧草地で8日朝、特定非営利活動法人(NPO法人)北海道宇宙科学技術創成センター(札幌市)の小型ロケット「カムイ」(全長約2・9メートル、重量約21キロ)の発射実験が失敗して機体が落下、近くのテントを突き破り、地中にめり込んだ。当時テント内にはスタッフら8人がいたが、けが人はなかった。

センターによると、学生が作った缶詰型の「模擬衛星」を上空1000メートル付近で放出した後、機体をパラシュートで落下させる計画だった。予定通り上昇したものの切り離し装置が作動せず、衛星の分離に失敗。パラシュートも開かず、発射台から約25メートル離れたテントを直撃し機体はばらばらになった。

同センターの伊藤献一副理事長は「電気回路などに問題があった可能性がある。原因の特定を急ぐとともに、今後はテントの設置場所を遠くにするなど安全対策の強化を進める」と話している。

ロケットは火薬を使わず、ポリエチレンと液体酸素のハイブリッド(混合)燃料を使用。従来の火薬式と比べ、打ち上げにかかる費用が10分の1程度で済む。火薬式より有毒ガスが少ないのも特徴。

民間の力で宇宙開発の市場を切り開こうと、道内の大学教授や学生、会社経営者らが協力し、大気の採取などを目指して実験していた。

こちらの記事では25メートルですね。
なんか、プレスリリースでの50メートルというのとは話が合いません。

12月 9, 2007 at 11:23 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.11.13

カルト教団

ZAKZAK より「記者の前で“本番”実演…秋田SEX教団、衝撃ルポ

秋田県湯沢市に“教団”を名乗る奇妙な集団が出現した。「預言的使命」と称して、セックスをへんてこりんな教義に取り込み、インターネット上で“ほぼ本番”のわいせつ画像を流し続ける。平和な土地に突如出現した謎のセックス教団を夕刊フジ記者が直撃し、“性儀”の全貌を目撃した。

新たなカルトとして話題になっているのは、「リトル・ペブル同宿会」。教義を支える“性”なる儀式について、教団の創設者「ジャン・マリー神父」こと杉浦洋氏(47)は「アダムとエバの楽園が人類に還ってきたことを象徴する行為」と説明する。

同宿会は秋田県湯沢市の周囲を田畑が取り囲む集落の一角に本部を構える。本部といっても、すきま風が絶え間なく入る古ぼけた民家で、5人のメンバーが共同生活を送る。

いくつかの不可思議な思想の中で特に異様なのは、外出時に着用する「ナノテク繊維でできている」(男性信者)という白装束だ。

杉浦氏は「我々が信仰するリトル・ペブル氏への愛の証です」と説明する。リトル・ペブル氏とはオーストラリアに本拠を持つ聖シャーベル修道会の教祖だが、その評判はすこぶる悪い。カルト問題に詳しい紀藤正樹弁護士は「ペブル氏は幼女への暴行罪で服役するなど、キリスト教系では性的問題が多い団体として有名」と説明する。

大いなる疑念を抱きながら、問題の性儀について切り出した。すると杉浦氏は一瞬、苦悩の表情を浮かべ、「私は近い将来、婦女暴行罪で逮捕連行され、辱めを受けるでしょう」と預言。だが、次の瞬間、意を決したように「神が望むなら…やるんです」。力強くそう言うと、おもむろに服を脱ぎ始めた。

ロウソク替わりのLEDライトが数本立てられた祭壇の前に布団を敷き、台所から瓶とヨーグルトを持ってきた。

「挿入せずに性器に擦りつけて射精するのが、『正しいセックス』。ヨーグルトは滑りをよくするためで、瓶は精子の採取用です」

やり方はすべて「神様からのインスピレーションでわかった」という。相手をしたのは「クララ・ヨゼファ・メネンデス」と名乗る、きれいな女性信者(35)。だが、目の前で繰り広げられた光景は性交がないだけで、“本番”そのものだった。

あっけにとられていると、杉浦氏の口から驚くべき事実が飛び出した。「クララは妊娠しました。現在、7カ月目に入っています」。無受精での妊娠は間違いなく世界初だろう。

こうした行為は杉浦氏にのみ許される。同じ屋根の下で、“営み”を見せつけられる信者の気持ちはどうなのか。一緒に住む男性信者2人は「全然気になりません。ごく日常的な光景で行為の最中も普段と変わらず過ごしています」と答えた。

杉浦氏は「預言的使命」と目を輝かせるが、周辺はのどかな農村地帯。近くには小学校があり、教団の前の道路は通学路にもなっている。近所の主婦は「用務員の人も注意しているみたい。時々、女の人のうめくような声が聞こえてくるし…」と眉をひそめる。

6月には女性信者の両親が地元の警察に相談し、ちょっとした騒動にもなっている。「確かに相談はあった。付き添って行ったが、民事不介入ですから」(湯沢署幹部)。近所の主婦(80)は「普段は温厚そうな人たちだけど、すごい声で『帰れー!』と怒鳴っていた。あれにはふるった(ガタガタ震えた)ですよ」と振り返る。

不可解なのは、宗教行為であるはずの『正しいセックス』が同会のホームページで宣伝され、成人指定DVDとして500円で販売されていることだ。杉浦氏は「神様からのインスピレーションで『全世界に悪名をはせなさい』と言われた」と営利目的は否定する。

紀藤弁護士は「宗教行為との線引きが難しいが、特定商取引法を適用しているということは性行為であると認めているとも考えられる。販売自体は違法ではないが、ネット上で自由に閲覧できる状態にあるなら、風俗営業法に抵触する恐れもある」と指摘する。

さらに、カルトの危険性について「こういった性行為を伴う宗教団体は信者が辞めた時のトラウマが大きい。自分の意思というよりはマインドコントロールでやっている場合が多く、脱会後のケアが必要になる」と危惧(きぐ)している。

この教団については週刊ポスト11月2日号に記事が出ています。

ZAKZAK の記事では「ヘンテコな宗教団体」といった雰囲気にまとめられていますが、世界的に大問題になっている「リトル・ペブル」という教団です。

ウィキペディアのリトル・ペブルの記事

リトル・ペブル(The Little Pebble、1950年 - )は自らを、最後のローマ教皇ペトロ2世ロマヌスと称する、オーストラリア最大の終末カルトの指導者。
本名をウィリアム・カム(William Kamm)と言い、リトル・ペブル(リトルペブル)は自称・通称。

ドイツ出身。(本人の主張によると)18歳で神の啓示を受け、ニューヨークに赴いて暫く神秘主義的活動に従事した後、1985年頃に聖シャーベル修道会を結成。カトリックに基づいた終末論と聖母マリアの幻視の神秘体験を基にした布教活動を開始した。その後も様々な活動を展開し自らをヨハネ・パウロ2世に次ぐ次期教皇と僭称するも、ローマ・カトリック教会は一連の彼の運動を異端・カルトと認定し2002年に司教声明を通じて公に解散を要求した(この点の詳細は後述)。

私生活では最初の妻アンナを近い将来死ぬと予言、それが実現しないと見るやアンナやその子息と一方的に別離した。
1991年にベッティーナというドイツ人と再婚しこれを神の御旨であるとして正当化していたが、教会法上ではアンナとの婚姻関係が生きていたため重婚状態になってしまった。
1997年にはそのベッティーナとも離婚、
更に2002年8月には15歳の少女への性的暴行容疑で逮捕された。取調べに際してこの少女が自分の84人の神秘的な妻のうちの1人であると主張したが、
2005年7月に懲役5年の有罪判決が下された。現在、オーストラリアのニューサウスウェールズ州のシルバーウォーター刑務所に服役中。

こんな事が現代に起きるのかというだけでも驚きですが、それが日本で活動しているのにはもっと驚きです。

基本的に終末思想のようなので、かなり危険があるのではないかと思っています。

11月 13, 2007 at 09:55 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.11.01

鹿の居るマンション

サンケイ新聞より「マンションでエゾシカと2時間にらみ合い

札幌市白石区菊水にあるマンション(11階建て)の1階廊下に1日、エゾシカ1頭が迷い込み、警察や地元猟友会が出動、約2時間の“にらみ合い”の末、取り押さえる騒ぎがあった。

札幌市などによると、体長約1.7メートル、体重約120キロの鋭い角を持つ雄。同日午前、マンション1階の窓ガラス3枚を角で突き破り、廊下に迷い込んだ。

タイミングを計っていた白石署員や猟友会メンバーが同日午後、暴れるシカの足を十数人がかりでロープで縛り、捕獲。市内の動物園で一時保護された後、鳥獣保護区域に返された。

このエゾシカは前日の10月31日午後、隣接する豊平区の斎場裏にいるのが見つかり、市職員らが捜したが、行方が分からなくなっていた。

現場はJR札幌駅の南東約1.5キロのマンションなどが集まる住宅街で、約100人が成り行きを見守った。近くに住む会社員の女性(27)は「この辺でシカを見たのは初めて。一体どこからきたんでしょう」と首をかしげていた。

記事には、廊下に立っているエゾシカの写真がありますが、思いっきりデカイです。
いや~立派な角だわ。

11月 1, 2007 at 08:38 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.09.15

秋の展示会・学会

DM カードジャパン社インターネット版展示会ガイドからの引用を中心としてわたしが興味のある展示会紹介します。
ボールドは特にお勧めです。

<
会期展示会会場主催
2007年9月
27日(木)~29日(土)第12回ポリテックビジョン(PDF)職業能力開発総合大学校東京校
2007年10月
2日(火)~6日(土)CEATEC JAPAN 2007幕張メッセCEATEC JAPAN実施協議会
3日(水)~5日(金)第10回関西機械要素技術展インテックス大阪リードエグジビションジャパン株式会社
4日(木)~6日(土)ネットワーク・セキュリティワークショップ in 越後湯沢湯沢町公民館NPO新潟情報セキュリティ協会(ANISec)
3日(水)~5日(金)第10回関西設計・製造ソリューション展インテックス大阪リードエグジビションジャパン株式会社
17日(水)~19日(金)全日本科学機器展in大阪2007インテックス大阪日本科学機器団体連合会 フジサンケイビジネスアイ
17日(水)~20日(土)メカトロテックジャパン2007ポートメッセなごや名古屋国際見本市委員会
24日(水)~26日(金)FPD International 2007パシフィコ横浜日経BP社
2007年11月
6日(火)~9日(金)INCHEM TOKYO 2007東京ビッグサイト社団法人化学工学会 社団法人日本能率協会
6日(火)~9日(金)プラントショー東京ビッグサイト社団法人化学工学会 社団法人日本能率協会
6日(火)~9日(金)先端材料展(ADMAT)東京ビッグサイト社団法人化学工学会 社団法人日本能率協会
6日(火)~9日(金)製造業環境・エネルギー対策展(ECO-MAnufacture)東京ビッグサイト社団法人化学工学会 社団法人日本能率協会
6日(火)~9日(金)非破壊評価総合展2007東京ビッグサイト社団法人日本非破壊検査工業会 社団法人日本能率協会
7日(水)~9日(金)計測展2007 TOKYO東京ビッグサイト社団法人日本能率協会 社団法人日本電気計測器工業会
7日(水)~21日(水)2007年ユニバーサル技能五輪国際大会沼津市・静岡市ワールドスキルズ・国際アビリンピック連合・国際リハビリテーション協会・静岡県、静岡市、沼津市
10日(土)情報ネットワーク法学会・第7回研究大会財団法人にいがた産業創造機構情報ネットワーク法学会
13日(火)~16日(金)システムコントロールフェア2007東京ビッグサイト社団法人日本電機工業会
14日(水)~16日(金)Embedded Technology 2007パシフィコ横浜社団法人組込みシステム技術協会
14日(水)~16日(金)Hospex Japan 2007東京ビッグサイト日本医療福祉設備協会 社団法人日本能率協会
14日(水)~16日(金)Jpan Home+Building Show 2007東京ビッグサイト社団法人日本能率協会
14日(水)~16日(金)スクール&ホームセキュリティ2007東京ビッグサイト社団法人日本能率協会
14日(水)~16日(金)学校・教育施設展2007東京ビッグサイト社団法人日本能率協会
28日(水)~30日(金)SAMPE JAPAN 2007東京ビッグサイト先端材料技術協会 日刊工業新聞社
28日(水)~12/1日(土)2007国際ロボット展東京ビッグサイト社団法人日本ロボット工業会 

9月 15, 2007 at 12:49 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (1) | トラックバック (0)

2007.09.14

キログラム原器は絶対基準にし難いのです

CNN.co.jp より「国際キログラム原器 が謎の減量50マイクログラム

パリ郊外のセーブルにある国際度量衡局で、厳重に管理・保管されている1キログラムの標準器「国際キログラム原器」が、50マイクログラム(μg)軽くなっていることが判明した。
同時に作られた複製品には変化がなく、質量が変化した原因も見当が付かず、研究者らが困惑している。

質量や長さなど物理量に関しては国際的な単位系(SI)が定められており、例えば長さを表す「メートル」は、「2億9979万2458分の1秒の間に、光が真空中を伝わる距離」といったように、普遍的な物理量に基づいて定義されている。

ところが質量については、1889年に作られた白金(プラチナ)とイリジウムの合金の分銅「国際キログラム原器」が基準となっている。
人工物に基づいて定義されている単位は、質量のみだ。

「国際キログラム原器」は質量の基本となる原器のため、国際度量衡局では真空状態にした二重の気密容器中で保管し、質量に変化がないように厳重な注意を払っている。

AP通信によると、変化したとみられる50μグラムは、ほぼ「指紋がついた」質量に匹敵するという。

国際度量衡局の物理学者リチャード・デイビス氏は、「同じ時期に同じ材料から作られ、同じ条件で保管している複製には変化がなく、納得のいく説明がつかない」と話す。

国際度量衡局に保管されている原器は、3重に鍵がかかった金庫の中にあり、ほとんど外に出されることはない。
定期的に、世界各地で保管されている公式複製と比較する場合のみ、金庫の外へ出される。

「国際キログラム原器」の質量が変化したことについて、ドイツ計量標準当局のミヒャエル・ボリス研究員も、「原器が軽くなったのか、公式複製が重くなったのか、はっきりしていない」と原因をつかめない様子だ。

さまざまな単位系について、11月初めにパリで審議会が開かれることになっており、「キログラム」についても議論が進められる予定。

「キログラム」の定義については現在、不純物を含まない単結晶を作りやすいケイ素(Si)を用いた、原子質量標準などが、有力な候補に挙がっている。

いや~ビックリと言うよりも懐かしい話です。

わたしの先生は松代正三教授で計量研究所から転じられ計測の専門家でした。
なかなか洒脱な方で木村秀正先生に引っ張られ他というだけのことはあって、おしゃれでスマートなエンジニアで、色々と面白い話を聞きましたし、外部からの講師も面白い話をしてくれたので、わたしも今や高校生に接するときにマネしています。

いくつも印象に残る話がありましたが、キログラム原器の質量変化事件もその一つでした。

確か、日本のキログラム原器は一つの原器と2つの予備があって、原器はパリの原器の複製と定義されています。

先生は、原器は秤の校正に常用するので「摩耗による質量減の可能性はある」と考えていたのだそうです。
もちろん、3つの原器・予備のどれが減るのか分からないので、相互に比較測定をして「どれが減ったか」と校正していくのが日常の業務なのだそうです。

ところが「ある時に重くなっていた」!!
「減って軽くなるなら分かるけど、重くなるとは信じがたい」ということで「研究が始まった」(ここらは聞いているのだけでワクワクしました)
その結果は「カビが付いていることが判明した」のだそうです。

「今度はカビを取る技術の研究を始めた」のだそうですが、下手に腐食するようなモノは使えないし、さんざん実験などを繰り返した結果「拭き取ってしまった」(もう、大爆笑でした)

この先が極めて印象的な話になるのですが
「後で上司(所長かな?)に報告したら烈火のごとく怒られた」
「お前、原器の質量を勝手に変えてしまったのだぞ」と。

大学でこんな授業ばかりを受けていた、計測工学をやった学生は「絶対的」なんてのを全く考えないモノだから、いやに融通の利いたエンジニアになって、あっちこっちの工場で非常に便利に使われましたね。
松代先生の父上は、日露戦争で世界初の会場無線発信に成功したエンジニア・グループの一人であった、というお話しも直接伺っています。
キログラム原器の話で学生時代の愉快な話を思い出します。

9月 14, 2007 at 11:32 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (1) | トラックバック (0)

2007.08.27

2007/08の秋葉原

今日は久しぶりに秋葉原の T-ZONE DIY ショップ側に行った。

ヨドバシが駅のそばに出来たこともあって、JR秋葉原駅→ヨドバシ→末広町というコースばかりで裏通りに入らなかった。

T-ZONE DIY ショップのすぐそばに駐車場があって、そこからザ・コンの前の通りを横切って、ロボット王国に行ったわけだ。

そこで日通ビルがすっかり消えてしまったのにビックリ。

ロボット王国を出て、今度は中央通りを横切ってヨドバシに向かうために路地に入ったらでっかい店にシャッターが・・・。
サトウ無線本店の跡だった。

交差点の向こう側はやっとビルになったヤマギワの跡地だが、ソフマップが9月6日開店と大宣伝中。
言うまでもなく、ラオックス・ザ・コンピュータ館は完全閉店セール中。

ということはだ、中央通りのあの交差点の4方向全てのビルが無くなりつつあるわけだ。
なんかえらいものを見たような気分になってしまった。

8月 27, 2007 at 09:51 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.08.10

これぞ高校野球

夏のガンガンする日差しの中で「栄冠は君に輝く」と言えば高校野球であります。

朝日新聞「サーカスが歌う栄冠は君に輝く」(メディア・プレーヤ)がありますが、わたしは昨年の「夏川りみ版」の方がテンポが良くて好きですね。

と思ったら当然のように YouTube にありました。

8月 10, 2007 at 07:17 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (1) | トラックバック (1)

2007.08.01

電子政府はオープンシステムだと

日経新聞より「設計情報公開の基本ソフト、電子政府推進へ初採用・米サンから

政府はインターネットを利用して行政手続きができる電子政府の実現に向け、中核となる情報システムに設計情報が公開されている「オープンソース(開放)型」の基本ソフト(OS)を初めて採用する。このOSを使って省庁や地方自治体ごとにばらばらだった情報システムを統合することで、システム維持費の半減を目指す。第一弾として、沖縄県に開設する共同のシステム運用拠点に米IT(情報技術)大手サン・マイクロシステムズ製のOSを導入する。

オープン型のOSを使った情報システムは専門の技術者がいなくても運用できるうえ、省庁などが自ら改良できる。他のIT会社が同OSを使ってシステムを開発することも可能だ。システムを拡張する際の入札などでも競争環境を維持しやすく、結果的に導入コストを下げられる。

は~そうですか・・・・。
まあ色々あるのが当然だから、悪くはないと思うけど短期的にはコストアップになるのではないかな?
専門家が居なくても、それじゃ危険はどうよ?と、その時のバランスと長期的なバランスは必ずしも両立しないわけで、利もあれば損もあるということをはっきりと示すべきだと思う。
「○○にしたから(するから)完璧です」的な報道ではダメだろう。
発表が「完璧」であっても報道では「ここに問題」と示してバランスが取れるはずだ、こういところにチラチラと信用できないと見えるのだがね。

8月 1, 2007 at 09:06 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (3) | トラックバック (0)

2007.07.28

豊岡町のコウノトリ・ライブ映像

carefree-fieldさんが紹介してくれました。

「コウノトリのひなのライブ画像を9時30分から18時まで配信しています。 豊岡市百合地(ゆるじ)に設置されている巣塔で、43年ぶりに誕生した 野生のコウノトリのひなが巣立ちの時期を迎えています。 記念すべきコウノトリのひなの巣立ちを見守りましょう。」 http://www.yodogawa.kkr.mlit.go.jp/news/2007/live/index.html 今日にでも巣立ちするかも!

なんか口を大きく開いてますね。
立ち上がって羽ばたきするといった様子は今は無いです。
12時頃です。

ライブカメラには結構興味があるのですが、ここまで注目できるライブはちょっと無いですね。

12時16分お、巣の縁に立ち上がっている。
12時25分巣の中央に歩いて戻ったが、立っている。
というか歩いているね。
12時38分パッと羽を広げた。
やはり大きいねぇ。
すぐに畳んでしまったが・・・・。
12時44分いかにも飛びそうな感じに羽を広げて下を向いた。
が、すぐに戻る。
羽ばたきにはならないな。
12時50分飛びそうな動きになる間隔がどんどん短くなってきてます。
一時間ぐらいでもどんどん成長するのね。
今も、すごく下向きに突っ込みそうな姿勢になった。
12時52分う~む、身体を縮めて下を見ていた。
動きがどんどん激しくなる。
Webカメラが追い切れない。
コマが飛ぶ
12時55分Webカメラにはオペレータが付いているようで、たまにフレームが変わるが、オペレータもかなり焦っている雰囲気が伝わってきます。
正に飛び立ちそうな姿勢。
12時56分落ち着いた姿勢。
コウノトリらしい形になって、悠然と周囲を見ている。
13時05分あ、ライブ中継がブラックアウト
何が起きた??
13時18分動きはますます激しくなって、あっち向いたりこっち向いたり、羽根を繕ったり。
鳥になっていく感じ
13時25分巣の縁に立ってます。
一歩踏み出すと空です。
13時32分相変わらず羽根の繕いをしているが、段々と風になびくようになってきたような感じ。
そんなことあるのかね?
夕方に向かって風が強くなってきたのかな?
13時47分極め不思議な格好をする。
前に向いて首を伸ばした飛ぶような姿勢で、羽根を半分広げて、左足を後ろに伸ばした。
まるで器械体操のようだ。
13時50分大きく羽を広げた。
13時59分下を向いて羽根を広げるが、巣の内側に向いてしまった。
どういうことだ?
その後、巣の反対側に移動した。
14時10分カメラの真正面位置に立っている。
巣はテレビでも放送されたが、鉄柱の上に巨大な皿を置いたような形状だから、どっちも飛び出せる。
カメラからみて左右なら「巣の縁」と分かるが、前後だと分からない。
今、巣の中で瞬間的に移動した。
つまり、フレーム間で移動したからジャンプしたのかもしれない
14時34分巣の中でジャンプ状態で飛び回る。
エアボーン間近。
14時36分その場でジャンプを繰り返す。
結構飛び上がる(1メートル程度)
15時03分ジャンプを繰り返す
巣から飛び出しそう、カメラも引いて飛行に備える。
しかし、巣を踏み外さないもんだねぇ。
15時05分羽を広げたまま歩く。
どうも色々なことが同時に出来るようにならないと飛べないらしい。
リアルタイムで見ているのは面白い。
目が離せません。
15時09分親鳥が戻ってきた。
15時14分親鳥は飛んでいってしまった。
餌をたらふく食べた様子で、座り込んでいる。
確か、巣立ちは空腹とセットだと思うから、これは飛ぶのかな?
15時35分ようやく立ち上がる
しかし動きは緩慢。
15時45分巣の縁に立ってはいるが、何となく呆然としている感じ。
15時58分ようやく羽ばたいたが、相変わらず緩慢に周囲を見ている感じ。
16時14分ようやく巣の中をゆっくり歩いて範囲側に移動したが、相変わらずそのまま立っている。
16時57分少しずつ動きが出てきたが、まだままだ飛ぶといった動きにはほど遠い。
のんびりと羽根を繕っていたりする。
17時13分ジャンプしそうな羽ばたきを一瞬するが、その後は静止状態。
どうも腹が減らないと飛ぶ気にならないらしい。
17時22分座り込んじゃった・・・・。
17時33分特には書かなかったけど、巣の中を餌をついばむような行動をするのね。
今もその状態、これと羽ばたきがセットになると「飛ぶのかな?」という感じになります。
お、ゆっくりと羽ばたき。
まあ、鳥も一人前になるのは大変だということか。
17時49分巣の中を歩き回る、ちょっと羽を広げたり落ち着かない。
しかし、そろそろ夕暮れなのだが・・・・。
17時51分ジャンプした。
足を縮めたぞ。
夕暮れに向かって飛行か?
17時52分カメラも引いてちょっと緊張気味
なんかヘンな操作するなよ>カメラ。
今にも飛び立ちそう。
17時54分身構えていると思うのは見ている側の思い込みか?
17時55分巣の中をジャンプで飛び回って一休み。
これほど面白いとは思わなかった、目が離せない。
17時59分なんか悟ったような感じ。
落ち着きを感じる。
18時18時になっちゃった。
ライブ中継としてはタイムアウトなのだが、どうなるのだ?
18時3分啼いたらしい。
18時8分座り込んじゃった。
夕方になってきたためかコウノトリの淡いピンクのような色がライブカメラの画像でも目立ってきた。
18時10分ライブカメラがブラックアウト。
今日はこれまでなのかな?
10時18分このライブ映像は9時30分から18時までとなっていて、今朝も始まったが巣の中で立っているね。
10時26分羽ばたいた、昨日よりも飛びそうな雰囲気
10時28分巣の中で繰り返し羽ばたきとジャンプ、一回のジャンプで2秒ぐらい宙に浮いている。
10時45分座り込んだので「何が起きた?」と思ったら親が来た。
あ、片方の親が飛んでいったら別のが来たな。
子供は座り込んだまま。
餌はやらない。
親は啼いているようだ。
なんか「飛べ飛べ」と促しているような感じ。
子供は座り込んだまま、羽根をちょっと動かしている。
10時49分親は飛んでいってしまった。
子供は座ったまま、首をめぐらしている。
11時17分この20分ぐらいほぼ巣の縁に立って静止状態だが、今は映像的に本当に縁でギリギリの先端に立っているように見える。
12時10分啼いたようだ。
それにしても、ずーと立ったままだ。
12時22分今までは巣の縁に立って外側を向いていたが、今は内側を向いている。
鳥なのだから風向きの問題で巣の内側・外側どちらに向いても風を捉えれば同じだと思うのだが、どうも今までは「巣の内側の床を見ている」という雰囲気だったので「縁に立つ」=「空に向かう」としていたのだが、ちょっと違ってきた。
12時29分頼むからカメラはちょっと引き気味で固定してくれ、ヘンに画面が揺れるとそれだけで「何事か?」と感じてしまう。
12時38分立っていることに変わりはないのだが、頻繁に羽根の繕いなどをして落ち着きが無いですね。
13時0分巣の中でくちばしを床につけるような感じで後ずさりという珍しい動きをしたと思ったら、羽ばたいて巣の中ではあるが飛んだ。
今までは上下のジャンプだったが、いわば立ち幅跳びといったところ。
13時07分大きく羽を広げて羽ばたき。
ふわりと浮いて、降りる
今まではバタバタと羽根を動かす感じだったのだと分かる。
なんか人間の水泳の練習のようだな。
10時10分今までなく高いところまで上昇。身体の倍以上は上がった。
13時13分大きく羽を広げたまま、ウロウロしている。飛ぶ気十分に見える。
13時14分翼の先端の羽根(名前を忘れた)も開いているから飛ぶ気十分に見えるんだ。
13時19分ライブカメラブラックアウト、13時にメンテナンスとあったからそれでしょう。
13時25分ライブカメラ復旧。座り込んでいるねぇ。
13時46分巣の縁を歩き回っているが、飛ぶような気配はない。
疲れちゃうのかな?
14時07分ちょっと目を離していたら、ライブカメラがブラックアウトしている。
14時19分ライブカメラ復旧。相変わらず飛びそうな感じで羽ばたいてはいるが浮かび上がるほどではない。
14時58分ちゃんと羽ばたいて飛び上がり、先に降りた。
ただし巣の中。
しかし、離陸・飛行・着陸なのだから大きな進歩だ。
15時28分する端に前進してから羽を広げて飛び上がった。
そのまま飛ぶかと思ったら後方に着地。
器用なことをする。
15時29分親鳥が来た。餌をやっている。
親鳥はすぐに飛び去ってしまったが、どうも様子ヘンだ。
ドジョウなどをそのまま置いていったのかな?
15時36分食事後は当然のように座り込んでいる。
16時15分ウェブカメラを動かしているが、何なのだ?
そんなに大きく動かす理由はあるまい。
17時17分また親鳥が来た。
さっきと同じ感じでどうも餌を置いて取らせているように見える。
17時25分親鳥はまだ巣にいるが、何もしないで立っているだけ。子供は例によって座り込んでいる。大きさにほとんど違いがないのね。
17時43分親鳥が意味不明の動きをしている。
なんか巣の材料を動かしているように見えるが、まるで暇つぶしのような感じ。
17時55分そろそろライブ中継も終わりの時刻だが、カメラの画像がブラックアウトしたりモザイク表示になったり激しく乱れている。
結局、親鳥は何をするわけでもなく巣の中に立っていて、一方子供は見えないか寝ているような状態かもしれない。
親鳥が巣の端で片足立しているのはなかなか良い風景。
大きさは似たようなものだが、鳥にも大人の落ち着きといったものがあるのが良く分かる。
9時40分立っているだけだ、カメラが別の位置に移動したのかあるいは別のカメラから撮っているのか背景に木が写っている。
11時05分ず~となのだが、巣の中を適当に動き回ったり、巣の端から端に飛んだりしている。
羽も広げてることが多いが、気負っている感じではなくて、暇を持てあましているような感じ。
11時25分座り込んでキョロキョロしている。
11時35分ジャンプした。いかにも飛びそうな感じに足を曲げている。
12時01分親鳥が来た。
ちょっと餌を渡してすぐに飛び去った。
12時08分また親鳥が来た。
餌を運んできたのだろうが、飛び去らないで、巣の縁に立っている。
12時24分ずいぶん長い間親鳥が居たが、飛んでいってしまった。子供は例によって座っている。
13時36分目を離しているうちに親鳥が来てる。
両方とも立ったままだが・・・・・
13時39分親鳥の前で羽ばたいてジャンプを繰り返す。
13時57分親子同時に羽ばたくが、どっちがどっちか区別が付かない。
13時59分目を離している隙に親鳥飛び去る。
17時46分見ている側が忙しいせいもあるが、昨日までほど動きに変化が無い。
落ち着いているとも言える。全体に動きは豊かで色々なことをするところが成長していると感じる。
カメラの位置がこの午後になると太陽が背になる位置になったようで、きれいに見えるようになりました。

7月 28, 2007 at 12:03 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (7) | トラックバック (0)

2007.07.27

求む・思考援助型アプリケーション

パソコン通信が始まったのは1985年の法律改正からでASCIIネットなどが早めに始めたのを1987年に始めたNIFTY-Serveがあっと言う間に先行各社を抜き去った理由として、事実上の専用端末であるオアシス30AFの存在が大きかった。

わたし自身はワープロは発表された1980年当時から使っていたから、オアシス30AFでパソコン通信の世界に入ることにはなんの問題もなかった。
パソコン通信を始めてすぐに Macintosh 信者の話を聞いた。 Macintosh Plus で日本語が使えるというのですぐに買って、DTPの世界も体験してみた。

そこで分かったのは、 Macintosh が当時盛んに触れ回っていた「WYSIWYG」ディスプレーで見えたとおりの印刷結果が得られるというのは、日本語ワープロでは当たり前であったということ。

Macintosh は当時プログラム用の機械とそのドキュメント作りにオアシスを使っていた目から見ると「万能の機械」のように見えたものです。
しかしながら業務用のプログラムの世界では「画面の見た目に凝ると遅くなる」のが問題ということで、MS-DOS の世界に向かい、日本語が使えるということもあって PC9801 の天下となります。

その後は、 Windows がPCそのものになってしまいました。

この経過は、クリエイティブというか試行錯誤とか、わけの分からないものをとりあえずやってみる、といった目的が不明瞭なものを追い出して「分かっていることだけを高速度で処理する」という「合理化」そのものだったように思います。

その結果として、現在販売されているアプリケーションが「目的別」になってしまった。と強く感じます。

Macintosh 時代から使い続けているアプリに「インスピレーション」があります、今ではあまり聞かないアイディアプロセッサです。
ハイパーカードなんてのもありましたね。 マックプロジェクトというのがあって、これは強力だったし今でも欲しい。

これらのアプリに共通するのは「思考を援助する」といったところでしょうか?

最近ちょっと困っているのは、よそからの要求でわけの分からないことをまとめる必要があるのです。

高校でロボットを作るという授業をしていて、明らかに有用なのですが、それがうまく説明できない。
まとめる必要があるのだけど、色々な要素例えば「ものを作って動かしてみる」「目的があるプログラムに挑戦してみる」「サッカーゲーム勝つために工夫する」なんてのは高校生がやって有用なのは明らかですが、他にも「チームワークを作る」「自分の考えをチームの中で主張する」「学校外の講師と関わってみる」「他人の考えを理解する」といった効果も大きいのです。

ここに挙げたのは「ロボット授業の成果」ですが、それだけでもこれだけバラバラに出てきている。
だいたい、世の中は Windows が定義している作業で表現できるほど単純じゃないのは明らかで、こういった「メモ」のようなものしか無いようなところから、なんかまとめるための「思考援助」になるようなアプリケーションは無いものか?と強く思うところなのであります。

Windows には利点に並んで多くの罪があるのは古くからやっている人にはよく知られていることですが、最大の問題は「曖昧なことに挑戦するアプリを駆逐してしまった」事ではないかと思う。

7月 27, 2007 at 09:10 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (11) | トラックバック (0)

2007.07.23

携帯電話から携帯端末に

朝日新聞より「ケータイは電話にあらず? 通話「ほとんどない」44%

ケータイはもう「電話」ではない? 携帯電話のヘビーユーザーの4割強が、携帯をほとんど通話に使っていない実態が、民間研究所の調査で浮かび上がった。1人当たりの利用料金も減少する一方で、携帯電話会社は新たな収益源探しを迫られている。

民間研究機関「モバイルマーケティングデータ(MMD)研究所」(東京都渋谷区)が携帯サイト経由で調査。9584人の有効回答を得た。約97%はデータ通信の定額サービスに入っており、携帯電話をよく使うヘビーユーザーといえる。

だが、1日の通話回数は「ほとんどない」が最も多く、44%を占めた。「3回未満」(35%)と合わせ、約8割がケータイを「電話」として活用していない格好だ。

1日の平均通話時間も、最も多いのが「5分未満」(49%)。「5~10分」(23%)、「10~30分」(15%)と続き、「携帯の長電話」も過去の話のようだ。

同研究所は「ヘビーユーザーの4割以上が『電話』として使っていない結果には驚いた」。

NTTドコモによると、利用者が払う1人あたりの月額「通話料」は減少の一途。03年3月に6380円だったが、07年3月は4690円まで落ち込んだ。

一方、メールや音楽ダウンロードなどネット利用によるデータ通信量は増え続けているのに、定額サービスなどの普及で、同じ期間のデータ通信使用料は、1750円から2010円と伸び悩んでいた。利用総額では、約1400円減った計算だ。

同社は「もはや『電話』サービスには頼れない。クレジット機能など新しいビジネスモデルの開発が急務だ」と話している。

今さら何を言っているのかという印象ですが、電話は即時に連絡を取る必要が場合に優れた手段であって、それを携帯できるようにしたことも重要なことではありましたが、実際にそれほどの即時性が必要か?となると、出先で待ち合わせる場合など以外にはあまり用がないわけです。

一方で、即時性は不要だが連絡はしておきたい、という時に有効なのかメールでパソコン通信では大勢にメールをしてオフを成立させた時には「便利になったものだ」と思ったものでした。

携帯電話が電話から端末になったことでこの二つの連絡手段を一つの機械に同居させてしまったわけですが、そりゃ即時性の方が利用機会が少ないのは明らかで「電話として使わない」方向に向かうのは当然でしょうね。

この文章を書いていて「あれ?なんで無いのだ」と思ったのは、留守電というかボイスメールとでも言うかといったサービスです。

  • 音声でデータを作る
  • 相手には留守電のように伝わる
  • 即時会話は出来ない
  • 操作は電話とメールの中間

要するに携帯メールのすごく面倒なキーボタン操作を減らそうというのもので、例えば複数人で集合するといったシーンで、一斉に連絡する場合などに便利だろうと思うわけです。

こんなサービスの携帯電話ってありますか?

7月 23, 2007 at 10:02 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (6) | トラックバック (0)

2007.07.04

電話の終わりが近づいた?

日経新聞より「NTTの固定電話、20年ぶりに5000万回線割る

NTT東西地域会社の固定電話契約数が6月末で20年ぶりに5000万回線を割り込んだ。
ピークの1997年度から10年で約2割減少した。
全国どこでも同じサービスが受けられる通信のユニバーサル(全国一律維持)サービス制度は固定電話だけが対象だが、都市部を中心とする契約数の減少で制度維持が難しくなっている。
総務省が3日開いた研究会はNTT以外の通信事業者にも維持義務を課すなどの制度見直しを2010年をメドに検討することを確認した。
固定電話の減少ペースが加速すれば見直し議論が一段と高まりそうだ。

固定電話は「加入電話」と「ISDN(総合デジタル通信網)」契約者の合計。
長い間通信の主役だったが、携帯電話の普及で若者を中心に自宅に電話を設置しない層が増加。
電話交換機を使わないIP電話の台頭にも押され、00年以降は毎年契約数が減り続けている。

なんかデータとして良く分からない記事ですが・・・・

  • ピークの1997年度から10年で約2割減少
  • 00年以降は毎年契約数が減り続けている
両方が同時に成立するとは思えないのですが、それはそれとしてIP電話と固定電話の比率の問題でしょう。
固定電話が4000万でIP電話が2000万といった数字になった場合に固定回線をIP電話に比べて優先的に維持する理由を探すのは難しくなるでしょう。

7月 4, 2007 at 09:57 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.06.24

中央道と関越道が繋がったが

読売新聞より圏央道あきる野IC―八王子JCT開通、中央道と関越直結

首都圏の外周を環状に結ぶ首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の「あきる野インターチェンジ」(東京都あきる野市)と「八王子ジャンクション」(八王子市)の間の9・6キロが23日に開通し、中央自動車道と関越自動車道が都心を経由せずに直接つながった。

圏央道は全線が開通すれば、都心から放射状に延びる各高速道を結ぶことになる。
八王子西インターチェンジで行われた記念式典には関係者ら約500人が参加、冬柴国土交通相が「都心部の慢性的な交通渋滞の解決の切り札」と述べた。

中日本高速道路の「圏央道ってどんな道?」にある解説です。

都心から40~60km圏に計画されている環状の自動車専用道路。都心部から放射状に拡がる自動車専用幹線道路を環状に横断する広域幹線道路網の一環として建設が進められています。

神奈川県の住人の1人としては「八王子から鶴ヶ島まで繋がったのだから新潟方面に行くのが楽になったかな?と考えたのですが、東名道沿線から八王子の近辺までは基本的に国道16号線になるので、都心経由で関越道練馬インターに行くのと時間的には大差ないように感じます。
さらに東名と接続する海老名北JCTが完成しても、厚木以西からの車が都内をバイパスするという意味は大きいと思いますが、横浜よりも東からだとあまり使わないように感じます。

こんな事があるので、首都高の中央環状線の完成の方が待ち遠しいです。

6月 24, 2007 at 12:41 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.06.20

精神論で結論とするな

「エレベータのワイヤーが破断していたのは問題なのか?」ではエレベータのワイヤーが切れていたというレポートが出たから「エレベータのワイヤーが切れるとはトンでもない」として「検査を厳重にしろ」という声が出てくるだろうことを予測して書きました。

そうしたら果たしてビンゴとでも言うべき社説を読売新聞が発表しています。「エレベーター こんなずさん点検では不安だ

1万基に1基弱の割合だが、命綱ともいえるロープの点検漏れである。建築基準法で義務付けられている定期検査制度を早急に見直すべきだ。

42基のうち15基は、時間の経過に伴う経年劣化が原因だった。国交省は「鉄線の何本かが切れるのは、想定の範囲内だが、鉄線をより合わせた束自体が破断することは、通常ではあり得ない。ずさんな検査・点検で劣化が見過ごされた可能性がある」としている。

事故機のロープには、赤さびや油がこびりつき、縄目も見えない状態になっていた。定期検査の際もロープの太さを調べただけで済ましていたという。

その後、破断事故が各地で相次いで明るみに出ていた。一部の保守管理会社の問題ではない。国交省の調査も、こうした事態を深刻に受け止めたためだ。

東京・港区の高層住宅のエレベーターで昨年6月、男子高校生が死亡した事故は、ドアが開いた状態のまま突然上昇し始めたために起きた。警視庁が業務上過失致死容疑で捜査しているが、やはり定期検査の不備が指摘されている。

保守管理会社2社の社員など計67人が実務経験を偽ってエレベーターの法定検査の資格を得ていた問題も発覚した。国交省は「会社ぐるみの不正行為」と断じたが、法人に対する罰則や行政処分がないのも問題である。

エレベーターのドアが開かず、閉じこめられるトラブルも頻発している。乗るのもこわごわ、というのでは困ったものだ。業界としても、安全性の向上に取り組むべきである。

「エレベータのワイヤーが破断していたのは問題なのか?」で指摘したとおり「経年」が問題なのか「破断」が問題なのかによって、対応策は全く変わってくる。
この社説では、結局は国交省の「ずさんな検査・点検で劣化が見過ごされた可能性」を踏襲しているわけで、対策は「点検で劣化を見逃すな」にしかならない。

「点検で見逃すな」というだけでは精神論であって、現実の対策の提案は「どうやれば見逃さないようになるか」とか「破断する程劣化する前にワイヤーを交換するか」であろう。

エレベータのワイヤーといった極めて物理的現象について、精神論のごときことを社説で述べるのは適切とは思えない。
日本では往々にして精神論的なところに議論が逃げ込むことが多いのだが、現実に効果のある対策は環境の整備であったりインセンティブの強化や罰則の強化など、精神論とは正反対のことである。

読売新聞社説が指摘するべきなのは、国交省がエレベータの安全についてこんな精神論的な発表ではなくて実際的に効果が期待できるような「対策」を発表させることだろう。

6月 20, 2007 at 08:21 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.06.19

アナログ的社会を育てるべき

などを書いてきたのは、最近の日本の価値判断があまりにデジタル思考に偏っているのではないか?感じているところがあるからです。
ところがこういった話だけでなく、こんな話も出てきました。

弁護士紀藤正樹のLINC TOP NEWS-BLOG版より「統一協会に加担する清水エスパルスに衝撃」

僕の所属する全国霊感商法被害対策弁護士連絡会は、統一協会が実質主催するPease Cup出場を決めた清水エスパルスに対し、6月7日、15日の2度にわたり、出場辞退を求める通知書を発しました。

この間の経緯は、日刊スポーツの記事を見てください、

清水の広報部は「統一教会の主催なら出場はしていない。財団と統一教会がつながりがあるような話も聞いたが、直結した関係とは認識していない。予定通り出場する」と話している。」とのコメントが発せられていますが、事実直視の姿勢のなさ、現実感のなさに驚きを通り越して、あきれます。

http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20070608-210090.html

2度目の通知書では、清水エスパルスに面談を求めていますが、清水エスパルスは、現在においても被害が続いている日本の統一協会問題、そして霊感商法問題の深刻さに心をいたし、ファン・サポーターのためにも、フェアプレー精神や、スポーツマンシップに反するこの大会の出場辞退を決められることを心から希望しています。


[参考]清水エスパルスの2007年5月29日広報

全く別の種類の問題ですが、こんな記事もあります。

事象の地平線より「水伝またきた」

今度は、前野[いろもの物理学者]昌弘さんの日記より。小学校の道徳、授業参観で水伝授業が行われた模様。脱力するようなやりとりが記載されているので引用しておく。
「ああいう非科学的な授業をなさるのはどうしてですか?」
「あ、いやちょっとまずいかなと思って他の先生と相談したんですが、いいか なということで」
相談してこれかーーーい!
「道徳の授業で嘘教えてはいけませんよね」
「いえ、一応『これは科学的には正しいかどうかわからないことです』と前置 きしました」
「私は隣のクラスの父兄だから、最初から聞いてたわけじゃないけど、途中から見る限り、あなたの見せ方は『どうだこの実験凄いでしょ』という感じで、どう見ても『正しいかどうかわからない』というふうには聞こえませんでした よ、それに問題は『正しいかどうかわからない』じゃない。『間違っている』んです」
「え、そうなんですか、知りませんでした」
「あなた、『ありがとう』って紙貼ったら結晶の形がよくなるなんて、そ んなアホな話信じたんですか?」
「いや私は言葉を大切にするという授業の中で『この話が本当だったらいいなぁ』という願望で・・・」
「つまりあなたの願望であって実験的事実じゃないでしょ。それを子供にホントみたいに語ってどーすんです」
「すいません、以後気をつけます」
そんなあっさり謝るぐらいなら最初からするなよこんな授業(T.T)
「以後って、、、、そういえば他の先生にも相談したって話ですが、他の 先生がまた同じような授業されるってことですか」
「はいたぶん」
やっぱりやるのかよ(;_;)
「・・・・・・・・じゃあ後日また、この話をしに伺います」
 問題の先生、道徳としても水伝じゃ内容がダメだということに全く気付いていない様子orz。学校の先生が率先してこういう話にハマられると大変に困る。特に初等教育がこれだと……。
 しかし、相談してもチェック機構が全く働いていないというのは、一体どうなっているのだろう。そんなに道徳について何も考えてない人ばっかりだったのだろうか。

わたしには、これらの事件に共通しているのは「良いか悪いか」をデジタルに決める、文字通りのシロクロを付ける、という発想で物事が進んでいるところをこそが問題なのではないか?と思うのです。

清水エスパルスの広報の回答は

「統一教会の主催なら出場はしていない。 財団と統一教会がつながりがあるような話も聞いたが、直結した関係とは認識していない。

これでは「怪しい」といったことは判断基準にならないと宣言しているわけです。
小学校の道徳の時間に「水伝」をやった先生の言い分は、先生自身の願望、科学的に正しいかどうか分からない、などであってこれまた「怪しいけど、授業で使って悪いとは言われていない」のごとき反応です。

それほど「怪しい」といったアナログ的な判断は否定されるものなのだろうか?
むしろ実社会では「アナログ的価値観の理解」こそが「不愉快なことをしない」といった基本的なところに結びつくのではないかと思う。

ところが、実際にはマスコミの報道すらデジタル的決めつけが非常に多くなってきた、と感じます。
特に、ちょっと技術的なことになるとすぐに犯人捜しになってしまう。その結果としてアナログ的な改善は評価されない。
これは個々の問題ではなくて、社会全体の問題だと思う。結果をあまりに重視しすぎるのは良くないというだけのことなのだが、一方で技術的な評価をアナログ的に行うといったことは日本は長年やっていなかった、代替手段として使われたのは「それは外国では・・」だったのではないだろうか?
いずれにしろ、問題を調べる、議論するといったことをもっと重要視するべきで、それは様々の分野に共通する日本の大問題だと思う。

6月 19, 2007 at 12:30 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (1)

2007.06.11

現代F1のすごい安全性能

日曜の深夜なのか月曜の未明なのか判然としないがF1カナダ・グランプリを見てました。

すごいレースでセーフティカーが4回も出たとのことで、ピットワークの混乱から黒旗失格まで起きてしまった。

その中でも強烈だったのが、ロバート・クビサ(BMWザウバー)の大クッラシュで、

Upg

カナダGPの名物ヘアピンの手前で、Google Earth から引っ張ってきた図に赤線で付け加えたような動きで、BMWザウバーはバラバラになってしまった。

ヘアピンに設置してあるカメラこの写真の北側から南(写真の下側)を写しているから、遙か向こうで宙に浮いたBMWザウバーが何かに当たって爆砕的に破片が飛んだ後に後輪一つだけが付いた状態で、コースを転がりながらウォールに当たって止まった。

赤線は想像した線ではあるが、下側(南側)から進んできて、他車と絡んで右にコースアウト状態になって,宙を飛んでウォール(?)に激突、コースを横切って停止、という3本の線を描きました。

280キロとかだそうで、写真の大きめの白い点はバスだと思いますから、すごい距離だと言えます。

テレビでは「生命に別状はない、話をしている」でしたが、その後「右足骨折」となり現時点では「骨折もなくすぐに退院」となっています。

現代のレースカー(フォーミュラ)のカーボンモノコックの丈夫さや、燃料をまき散らすこともなかったようだし、ハンズデバイスで頸部の保護に成功した。といったことが良く分かった事故でした。

6月 11, 2007 at 09:07 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (31) | トラックバック (1)

2007.05.28

時の過ぎゆくままに

大変な日であったと言うべきか?

今日は、昼過ぎから高校に「社会と個人」というテーマで1年生に話をしに出かけました。 出かける直前にZARDの坂井泉水死すとのニュースにビックリしつつ MIXI に書く込みました。
14時過ぎになって目的地も近づいた電車の中 MIXI のコメントを見たら「大臣が自殺」と書いてあるから、慌ててニュースを見て松岡農相の自殺を知りました。

高校生への講演は学校からテーマが指定されますが、今回は「社会と個人」ということで普通は自分の社会経験(仕事の歴史)などを語るのですが、今回は対象が1ねんせいだということもあって書いたレジメので出しが「自分が死んでしまったら世界は存在し続けるのだろうか?」という言葉で始めてました。

カントの純粋理性批判から持ってきたもので、自分から見る社会、社会から見られる自分といったことを説明するつもりでした。
これで、書いたレジメがそのまま配付されていたら、けっうこうしどろもどろになってしまうところでしたが、幸いなことにレジメに書いてある章のタイトルだけが配付されていて、特別に変な話題を取り上げることにはなりませんでした。

それにしても、高校生に説明するのに困るようなことは政治家なら避けて欲しいものです。

しかしこうして時は過ぎで行き、これが時代の流れの一部であることは間違えがありません。
帰り道で携帯電話のポーチを買いました。
電車を携帯のスイカで使うようになってから、左胸ポケットから電話を出すのはちょっと具合が悪くなってきたのでベルトに付けるポーチを買いました。
携帯電話が折りたたみでなかった時代にはポーチも買っていたのですが、随分と久しぶりです。
これも、携帯電話の使い方が変わった、時代の変化だな。と思うことしきりです。

5月 28, 2007 at 09:23 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (1)

2007.05.06

サマータイムと和時計

「大石英司の代替空港」は毎日読んでいるのだけど、サマータイムについての議論がありました。

ありましたと過去形にしたのにはこんな理由があります。

※ この下にサマータイムに関して書いた訳だが、サマータイムに関して書くと、過去のブログでの議論を把握せずにコメントする人々が大勢いらっしゃるようなので、疲れたからメルマガに追い出す。なお、当ブログでは今後ともサマータイム導入に向けて頑張ります。

と言われても過去ログは覚えてないし、そもそもサマータイムって何さ?という程度の興味しかありません。
今回特に気になったのには理由があって、常用しているスクリーンセーバーの飛鳥クルーズ・スクリーンセーバーを見ていたら、ロサンゼルスがサマータイムだと表示されていた。世界地図上ではロサンゼルスと東京は同緯度ぐらいで、調べてみたら「福岡と同じぐらい」とある。「結構、南側なのにサマータイムか」と思ったわけですよ。

それでサマータイムをネット上で見たら、ウィキペディアにこんな紹介がありました。

主な地域の実施期間

2007年現在。

  • アメリカ合衆国
  • ヨーロッパ各国
  • ロシア
  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • ブラジル

なお、ドイツ・フランス・ブラジルでは年々、廃止を求める意見が増加している。

日本が戦争直後にサマータイムを短期間採用したことがありましたが、現在は採用されていません。同様に採用後廃止(停止)になった国々は

  • 日本(後述)
  • 香港(1941年-1979年)
  • 韓国(1987年-1988年)
  • 中国(1986年-1992年)
  • オーストラリア北部・西部(1917年、1942年-1944年)
  • 台湾(1945年-1979年)
  • コロンビア
  • モロッコ
  • アルゼンチン

とのことです。
元が「冬は朝が早いから」ということで始まったようなので、赤道よりの地域にとってはあまり関係ないことなのに、香港で採用されていたとは驚きです。

大石英司氏のブログでもウィキペディアの日本がサマータイムが停止になった理由の解説にも「利用する人の立場の違い」がすごく強調されていて面白いものですね。

現在はサマータイムの採用に反対する理由の大きなものが、コンピュータの時計を設定し直すのはコストのムダだ、というのがあってこれはもっともだと思うところです。
アメリカのサマータイム事情として「目覚ましの設定を変えましょう」と放送があるというのだから変更のための社会的コストはある程度の金額にはなっていますね。

日本にはサマータイムどころか不定時法という素晴らしい時計がありました。
和時計ですね。

何年も前に和時計を買ってますが(^_^)そのきっかけになった記事です。
マカロニアンモナイトより「和Time生活日記」この記事は和時計について説明した記事の最後に生活を実践してみた、というものです。

和Time 生活に挑んだのは、秋風にちらほらサーファーが浮かぶ御宿海岸近くの住宅地。
雑木林はすでに枯色、田圃には稲穂が輝いて、実りの秋を感じる風景。すごーく田舎ではないが決して都会でもない。
この辺りでは毎日朝7時、昼12時、夕方5時に音楽が鳴って時刻を知らせてくれる。
江戸時代に限らず、農家や漁師が多い地域では、個々が時計に頼るより、みんなが一斉に同じ時間が分かるほうがやっぱり便利なんだろう。

この時鐘ならぬ時曲とお天道様に合わせた暮らしは、お天道様より一足早く起きることから始まる。
目覚めれば、まだちゃーんと暗い。いつもなら二度寝を決め込むところだけど、今朝は暗がりでそそくさと着替えて、外に出る。
東の空は結構明るいが、西には月が輝いている。明六ツってこんなもんかな?
しばらくすると見る見る空が明るくなって、お天道様登場。日の出はいつ見てもありがたい。エネルギーがフルチャージされる実感。清々しい、そしてやる気満々の朝である。

せっかくの和Time生活なので、七輪に火を熾す。
井戸はないから水くみは無し。庭先でのお手軽アウトドアという感じだ。お湯を沸かして、土鍋でご飯を炊いて、みそ汁作って、やっと朝ご飯。支度に時間がかかった分ありがたいのか、しっかり身体が起きてるから十分味わえるのか、ご飯がすごく美味しい! 毎朝こんな風に始めたいものだ.。
さっき1回目の音楽が聞こえたから、そろそろ一時(いっとき)経て朝五つ頃かな?

庭仕事などをしばらくしてからひと休み。大工さんや職人さんに10時のお茶を出すのも、ひと息つく方が効率がいいからなんだろう。さて、もうひと仕事がんばろうという気になる。
再び仕事を始めるとお昼の音楽。そろそろお昼の支度にかかろうか?

お昼を食べて、仕事して、一息ついて、また仕事にかかる。何かを始めて1時間はあっという間だけれど、ひと仕事には一時(いっとき)の長さがちょうど良い案配のようだ。

“お八ツ”が済めば、本日最後のひと仕事。日が傾いてくると日暮れまではあっと言う間だ。急がなくちゃ、日が落ちる。とうとう3回目の音楽が流れる。手暗がりにお天道様のありがたさをしみじみ感じながら、片づけ。

いや、もっと行動的に秋の夜長を堪能しようと、星空を見に出たり、目を凝らして本を読んでもみたけれど、すっかり一日に満足して眠気を覚え、真夜九ツには床に入った。

翌日からもこの調子で3日間を過ごした。初日こそ、時計が気になったり、もっと何かをしなくちゃと思いもしたが、だんだんお天道様の位置と体内時計が自然と馴染んできたようだ。影の長さとか、鳥の声とか、風と雲の動きとか、ささいな発見も新鮮だった。子供の頃の感覚を取り戻していくような安心感。心身共にとても楽で、これはきっと健康にも良いだろう。

いつもの暮らしを和Timeに変えることはできないけれど、たまには昔の時間をもとに一日を組み立てて、少し不便な暮らしをしてみてはどうだろう。錆び付きがちな五感を刺激できるし、人に地球に優しい暮らしだと思うのだけれど...。

現在も過去もほとんど和時計は文字盤を月に一度取り替える必要があります。しかも時刻の表示が太陽が上がる時点を基準にするので時計のある緯度に依存することになりに、腕時計にして海外旅行に使うと全く意味をなさいことになります。

わたしが常用している腕時計はカシオの PROTREK FISHING GEAR でこの時計には24時間時計で日の出日の入りを液晶表示しています。
季節によって日の出日の入りは変わるわけですから、これは立派に和時計です。
当然のことながら「緯度設定」機能があります。

そこで、腕時計にGPS機能を付ければ「世界和時計」が出来るじゃないか、思うわけですよ。誰か作りませんかねぇ。
それ以前に、PC時計の和時計版に世界地図(緯度)を連動させる方が先決かな?

5月 6, 2007 at 08:51 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (1) | トラックバック (1)

2007.03.31

レゴが Wii ボーリングでパーフェクト

Engadget Japanese より「Wiiスポーツ・ボウリングでパーフェクトを出すレゴ

レゴ マインドストームNXTで作られた自動Wiiプレイロボット「WiigoBot」。微妙な調節と完璧なスイングを繰り返してWiiスポーツ・ボウリングでパーフェクトを叩き出します。

「Wiiをプレイする」といっても画面を認識する機能はなく、同じ動きのくり返しで済むボウリング専用機になっています。
というわけで動画をしげしげと見てしまいました。

考えると当然のことですが、Wii のリモコンを振り回しているレゴとゲーム機 Wii の間にはリモコンからの一方方向の情報だけが流れているわけで、レゴが画面を見て判断することなんてしないわけです。

しかし、ボーリングゲームだから投球したら次のフレームが開始するまで投げちゃいけないわけで、その間はレゴはタイマーで待っているようです。

つまりレゴNTX がやっていることは、周期的にリモコンを振ることだけで、その信号を受信した Wii 本体は計算してグラフィックスに表示する。
考えてみると、CPUやメモリをどうやって節約するか、ばっかりをやっていた世代では発想することが出来ないほど贅沢な話ですなあ。
画面を良く見ていると、毎回の結果はストライクなのだけ微妙にピンの倒れ方が違う。
その理由が、リモコンの持ち方のガタなのか、センサーの誤差なのか、その他の振動などなのだろうか?なんて考えてしまいました。

3月 31, 2007 at 07:41 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (1)

2007.03.28

牛乳と表現の自由の争いなのか?

FujiSankei Business i より「牛乳は有害 の根拠ただす 健康科学会議が新谷教授に公開質問
医学や栄養学などの学識者で構成する「牛乳乳製品健康科学会議」(会長・折茂肇健康科学大学学長)は27日、100万部超のベストセラーになっている「病気にならない生き方」(サンマーク出版)の著者、米アルバート・アイシュタイン医科大の新谷弘実外科教授が、「牛乳を飲み過ぎると骨粗しょう症になる」などと記していることについて、その根拠などを正す公開質問状を送付した。

同会議では、「新谷教授の主張には科学的根拠に大きな疑問がある」(折茂会長)とし、4月30日までに回答するよう求めている。

質問書は8項目。新谷教授の主張の見解を裏付ける科学的根拠を示すよう求めると同時に、主張に反論する同会議としての見解を明記している。
こんな問題が起きているとは知らなかったが、アマゾンで検索してみるとレビューの中にもかなり強い新谷教授への批判もあった。

さらにネット上には「牛乳消費低下の一原因」なんて意見もあって「だから、公開質問状を出すのか」と変に納得してしまった。
サンマーク出版の本には少なからぬトンデモ本があって、これもその一つか?とも思うのだが、牛乳業界としては見過ごせないというのが大きいのでしょう。

FujiSankei Business i の記事には詳細な質問事項が並んでいます。
  • 【質問1】 「市販の牛乳は『錆(さ)びた脂』ともいえる」、「ホモゲナイズ(均質化)することにより、生乳に含まれていた乳脂肪は酸素と結びつき、『過酸化脂質』に変化してしまいます」、「超高温にされることによって、過酸化脂質の量はさらに増加します」と述べているが、それを裏付ける科学的根拠は。


  • 【質問2】 「カルシウムをとるために飲んだ牛乳のカルシウムは、かえって体内のカルシウムを減らしてしまう」と述べているが、それを裏付ける科学的根拠は。


  • 【質問3】 「牛乳を飲みすぎると骨粗鬆症になる」と述べているが、その科学的根拠は。


  • 【質問4】 「牛乳を毎日たくさん飲んでいる世界4大酪農国であるアメリカ、スウェーデン、デンマーク、フィンランドの各国で、股(こ)関節骨折と骨粗鬆症が多いのはこのためでしょう」と述べているが、その科学的根拠は。


  • 【質問5】 「牛乳ほど消化の悪い食べ物はないといっても過言ではありません」「牛乳に含まれるタンパク質の約8割を占める『カゼイン』は、胃に入るとすぐに固まってしまい、消化がとても悪いのです」と述べているが、その科学的根拠は。


  • 【質問6】 「日本ではここ30年くらいのあいだに、アトピーや花粉症の患者が驚くべきスピードで急増しました。(中略)その第1の原因は、(中略)学校給食の牛乳にあると考えています」と述べているが、その科学的根拠は。


  • 【質問7】 「市販の牛乳を(中略)子牛に飲ませると、その子牛は4、5日で死んでしまうそうです」と述べているが、その科学的根拠は。


  • 【質問8】 「ヨーグルトの乳酸菌は、胃に入った時点でほとんどが胃酸で殺されます。(中略)腸まで届いたとしても、はたして常在菌と手を取り合って働くことが本当に可能なのでしょうか」と述べているが、その科学的根拠は。
本を読んではいないのですが、割とありがちなトンデモ本という印象が強いですね。
もっともこの公開質問状が「科学的根拠を述べよ」となっていますが、過去のこの手の論争では「科学的根拠が正しいとは言えない」といった「哲学的(?)」論争になってしまうことが多く、意見の衝突も平行線のままでした。

3月 28, 2007 at 10:00 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (4) | トラックバック (2)

2007.03.23

folomy について

3月31日でパソコン通信のNIFTY-Serve以来続いてきた、Forum@nifty のサービスが終了します。

2006年3月31日にさよならパソコン通信をやってTTYは無くなりました。
この時にFAフォーラムも消滅しました。
そして、遂にフォーラムつまりコミュニティが @nifty か消えることになったので、文化を引き継いでいこうと思うフォーラム・マネジャーが数十人集まってスタートさせたプロジェクトです。

1987年にNIFTY-Serveがスタートしたときからの会員ですが、時代の流れを考えるとどこかに記録を作ることも必要ですね。
folomy に作ることにしよう。 酔うぞ拝


以下はTiger 氏の檄文であります。(^_^)


■folomy が目指すもの

folomy は、ニフティ社のサービスであった「フォーラム」というコミュニティサービスによって培われてきた文化を引き継いだ上で、インターネット環境に相応しい、新しいコミュニティを目指しています。

なので、従来のフォーラムに囚われることなく、しかし、2ちゃんねるのような匿名コミュニティでもなく、 mixi のような「個体個」をベースとしたものでもない、「多対多」の「コミュニティ群」を、「豊富な経験のある運営者が支える」ということを基本として構築していきます。

■folomyのシステム

中心となるのは mixi クローンのSNSツールである OpenPNE をベースとして、手を入れたシステムになり、それは 、http://folomy.jp/heart/ 配下のurlにて提供します。

完全にゼロから構築したシステムではない故に、なんとか間にあったわけですが、その代わり、改善点として認識していても、容易に修正が出来ないところも残ってしまっています。

申し訳なく思いますが、徐々に改善していきたいと思いますので、よろしくご意見・ご報告などをいただけますようお願いします。

その他に、フォロ毎に WebサイトやMovableTypeによるブログ、PukiWiki などが展開されていく予定です。

■folomy の運営

有力な企業スポンサーがいるわけではないので、各自マネージャーが各々で費用を出し合って、SAKURAインターネットの法人用専用サーバを借りて、始めることとなりました。

その中心になっているのが folomy事務局で、フォーラムマネジャーの有志5人で立ち上げました。現在、開発やサーバの担当者も加わり、10人程度となっています。

また、サーバ契約やSSL証明書の取得を行う上で法人格が必要(あった方が有利)となるため、事務局代表の松木の会社である「有限会社パムリンク」内にfolomy事務局を置くこととしました。

■ folomy という名前

folomy という造語ですが、始まりは「フォロ」(foro)という単語でした。「foro」とは「forum」のスペイン語、イタリア語表記です。

その音と、「follow me」とを引っかけて、「folomy」という名前が生まれました。

# 私に続いてきて、なのか、突撃!なのかはわかりません(笑

そして、その「folomy」を形作るのが「folo」(ここではもう forum でも foro ではありません。フォロです)であり、その内に「会議室」があるという構成としました。

今だと「掲示板」という方が分かりやすいだろうとは思いますが、しかし、「掲示」という一方的な発信ではなく、「会議」という「コミュニケーション」に重点を置いた言葉を、敢えて選んだのが、我々のこだわりです。

■フォーラムという言葉

各フォロは継続性を重んじて、「~フォーラム」としているところがかなりあります。実体としても、今までのフォーラムそのものです。

しかし、folomyは「フォーラム」サービスをそのまま行うところではありません。そして、「フォーラム」という単体の言葉は、ニフティ社の商標となっていて、我々がその言葉を使ってサービスを行うと、ニフティ社の権利を侵害することとなります。

一般名詞として使われているというのは、我々自身も認識していますが、しかし、商標として登録されているという事実、ネットワーク上のコミュニティという従来と同じ分野でサービスを提供すること、なにより、安易に他者の権利を侵害しない、ということで、新しい「フォロ」(folo)という言葉を使うこととしました。

ただし、個々のフォーラムが継続して、その名前を使うことはニフティ社の承諾の元で可能となっておりますし、各フォーラムの知名度の問題もありますので、「~フォロ」とわざわざ変更しないところが多いのです。

■最後に

さて、いろいろと書かせていただきましたが、ここは2ちゃんねるに代わるものではなく、mixi に代わるものでもなく、フォーラムに代わるものでもないと云うことです。

そのどれでもない、皆さんとの場所、それを皆さんと一緒につくりたい。

それが我々のハートなのです。

http://folomy.jp/heart/ という url に思いこめた想いが、少しでも実現できるように頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

Tiger@folomy事務局

3月 23, 2007 at 11:55 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.03.07

酒の席は・・・・

FujiSankei Business i より「無礼講 ほどほどに 上司に暴言 降格適法 札幌高裁
酒を呑んで、上司の悪口で盛り上がるのは、昔も今も変わらないサラリーマン・OLの習性。だが、場をわきまえずに盛り上がりすぎると大変なことに-。酒好き必見の判決が、札幌高裁で今年1月に出された。(赤堀正卓)

判決の趣旨は、「管理職の地位にあった原告が、職場の費用で設けられた酒席で、上司に対して暴言。それを理由に降格処分とされたことは適法」というもの。1月19日に札幌高裁(末永進裁判長)で出された。

判決文などによると“荒れた”宴会が開かれたのは、2004年7月と8月。

当時、職場の総務部長だった原告は、7月の酒席の2次会で酒の勢いもあって、仕事に対して自分とは異なる意見を持っていた上司に対して暴言。

「今までのような発言をしていたら、後ろから石をぶつけられるぞ。お前の後継者の立場や家族の将来もないようにするぞ。死んでも葬式に出る職員は一人もいないぞ」と発言した。

翌月の酒席では、別の上司にも「お前は辞めろ」などと発言し、十数分間にわたって激しい口論となった。

そのため、12月に出された人事で、「管理職としてふさわしくない」と、4階級の降格処分となり「総務部長」から「係長」になった。

裁判で原告は、「酒席における発言であるから職務と関連性が乏しく、発言があったとしても、職務に必要な適格性を欠くことにはならない」と主張していた。

一審の札幌地裁滝川支部では、「4階級降格させるのは裁量権を逸脱している」と、原告の主張が認められていた。

しかし、高裁は支部判決を破棄。酒席が職場の費用で設けられたことなどを指摘した上で、「酒席とはいえ、どのような発言をしても責任を免れるものではない。とりわけ、事務部門の長である総務部長には、酒席においても、節度ある言動が求められる」と、原告敗訴の判決を出した。

判決について原告は、「こんな判決では、酒の席で何も言えなくなる」と、最高裁に上告中だという。
高裁の判決が1月だとのことですから、ニュースではないですが地裁では原告勝訴で、被告が控訴して高裁で原告の逆転敗訴ですね。

タダねぇ、これはかなり悪質でしょう。
一度目で厳重注意で「二度目はクビだぞ」というのが普通じゃないでしょうか?

推測するに、以前からこういうことを繰り返していたのではないか?と思うわけで、それだと周囲が止めないというか無視していたという実体もあったのでしょうか?
いずれにしても、結果として「問題視せざるを得ない」ところに達することは何事にもあるのですね。

原告の主張が「酒の席ではナンでも言える権利」というのではちょっとこれは通用しない。
上告中なんですか・・・・・・。

3月 7, 2007 at 10:13 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (4) | トラックバック (0)

2007.02.25

カレンダー

3月・4月の予定表であります。 HOH(ホームオブハート)裁判の日程が異様に詰まっております。

さらに、3月22日から統一地方選挙が始まりますが、これは投票日が4月8日と4月22日の二回があります。



2月25日 2月26日 2月27日 2月28日 3月1日 3月2日 3月3日

HOH裁判
判決
東京地裁
611号法廷
13時10分
HOH裁判
東京地裁
611号法廷
13時15分




3月4日 3月5日 3月6日 3月7日 3月8日 3月9日 3月10日

HOH裁判
東京地裁
607号法廷
10時20分





3月11日 3月12日 3月13日 3月14日 3月15日 3月16日 3月17日





HOH裁判
東京地裁
527号法廷
10時

3月18日 3月19日 3月20日 3月21日 3月22日 3月23日 3月24日






春分の日
県知事選挙
告示


3月25日 3月26日 3月27日 3月28日 3月29日 3月30日 3月31日








県議会選挙
告示

4月1日 4月2日 4月3日 4月4日 4月5日 4月6日 4月7日










4月8日 4月9日 4月10日 4月11日 4月12日 4月13日 4月14日
県知事・県議会選挙
投票日

HOH裁判
東京地裁
527号法廷
13時10分





4月15日 4月16日 4月17日 4月18日 4月19日 4月20日 4月21日
市長・市議会選挙
告示









4月22日 4月23日 4月24日 4月25日 4月26日 4月27日 4月28日
市長・市議会選挙
投票日

HOH裁判
東京地裁
611号法廷
13時15分




4月29日 4月30日














2月 25, 2007 at 10:49 午後 事件と裁判, 国内の政治・行政・司法, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.01.28

2月18日東京マラソン

朝日新聞より「東京マラソンで都心「大封鎖」 2月18日、銀座6時間
2月18日の日曜日に開かれる第1回「東京マラソン」だ。普段は走れないコースとあって、参加の応募は定員の3倍を超えて抽選になり、国内最大規模の大会となる。
ほとんどが市民ランナーだけに、ゴールまでの制限時間は7時間。主要道路は長時間にわたって「大封鎖」される。

銀座4丁目交差点はランナーが2度通過するため、封鎖は約6時間に及ぶ。日曜日には約10万人の買い物客が訪れる銀座三越の担当者は「歩道にも観衆が押し寄せるかも。
店の出入り口の確保や安全誘導のため、警備員を増やさなければ」と準備に追われる。

都は、歩行者が地下道を使って道路を横断できるように、コースはなるべく地下鉄の上にしたという。



走者3万人、警備5000人

きれいに忘れていました。
そこで、警視庁の交通規制情報を見に行きました。

PDFで拡大すると各地区の規制時間の表も見えますが、全体としては

6時半から16時半
つまり昼間は全部規制。

ちょっと都内に出歩くのは控えた方が良さそうです。

1月 28, 2007 at 12:18 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.01.04

新年の社説いろいろ

各新聞社の社説の一覧をアップしてみます。

日経新聞社、読売新聞社、朝日新聞社、産経新聞社、毎日新聞社、東京新聞社、琉球新報社、沖縄タイムス社、西日本新聞社、宮崎日日新聞社、北海道新聞社 の11社の社説です。

基本的に、元旦から4日までの社説を掲示しているサイトにリンクしました。

こうしてタイトルだけ見ても、各新聞社で随分と方向性が違うことが分かります。
以前は新聞社の姿勢についても、保守派と革新派に分けるような簡単な表現で表すことができましたが、今では右翼左翼それぞれに、守旧派と革新派がありさらに中央指向と地方分権が重なっているような印象です。
これだけでも8分類になってしまうのですから、リンクした11の新聞社の社説がバラバラになるのも致し方ないのでしょう。

それにしても、新聞社をもってしても社説という新聞社が1番自分の意見を述べる場において、新聞社の注目してる部分が全国レベルでこれほどの違うというのは高度成長時代のように、日本全体が統一した目標に向かって、とりあえず突っ走るといった手法は現在のところムリでありましょう。

この点について、1番だめなのが政治の世界で、2番目に駄目なのは財界活動ではないかと思います。
今年から来年あたりにかけて、必要なのは、個人個人がいかに柔軟に展開していく世界に対応していくか、であろうと思います。

日経新聞社 読売新聞社 朝日新聞社 産経新聞社 毎日新聞社 東京新聞社 琉球新報社 沖縄タイムス社 西日本新聞社 宮崎日日新聞社 北海道新聞社

1月 4, 2007 at 01:17 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (1)

2007.01.01

謹賀新年

新年、一発目のイベントが

「Cドライブのフォーマット中」(>_<)

であります。

2007年3月末で @nifty のコミュニティ・サービスの原点である forum@nifty がすべて終了します。
残るのはココログぐらいですね。

フォーラム管理者の有志で「なんかやろう」
という話になっていまして、
いよいよ動き出します。

そんなわけで、いろいろありそうですが、今年もよろしくお願いいたします。


【追記】 こうなります。(公表してOKを確認してました)


1月 1, 2007 at 01:21 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (1) | トラックバック (0)

2006.12.30

ニセ学位の需要

サンケイ新聞より「非認定大学の博士号 吉村作治学長も取得
早稲田大学元教授で「エジプト博士」として知られる吉村作治・サイバー大学学長が、米国の非認定大学「パシフィック・ウエスタン大学ハワイ」の博士号を取得していたことが29日、分かった。

取材に対し「助教授歴7年のとき、同僚から博士号がないと教授になれないといわれた。
早大で博士論文を書いていたが、自分の力が世界で通用するか試したかった。
DMとは知らなかった」などと話した。

2006年12月10日付のサンケイ新聞の記事で「“ニセ学位”販売横行 文科省が「安全リスト」作成へ」があります。

わたしがニセ学位とかニセ大学というものを具体的に知ったのは、パソコン通信で平和神軍問題が盛んだったころではないかと思います。当時はネット上の情報として伝わっていましたが、現在では「平和神軍観察会」をめぐる裁判で取り上げられているイオンド大学でした。

その後から、アメリカで「ディプロマ・ミル(DM)問題」が大問題になっていることを知ったのは2・3年前です。

今まで、学位をニセモノでも良いから手に入れたいと考える人は、単なる見栄っ張りな人たちだと思っていました。
この吉村作治氏がDMに手を出した理由というのが「博士号がないと・・」ということであれば、実際的にいわば市場価値があるものなのですね。

今までは、はたしてこのような商売が成立するものか?という疑問符だけだったのですが、ある意味でこのニセ学位商法を発明した人のセンスに感心してしまいます。

12月 30, 2006 at 09:16 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.12.27

人はデジタルを求める

中西先生「雑感」にちょっと興味を引かれる記事を見つけた。
Renn教授のスライド

12月12日の雑感に、私はDurnwoodyの講演の内容を紹介したが、それも同じようなことだと思う。
この雑感を読んで、その日の内に、西澤真理子さんから貴重な情報を頂いた、これをここに紹介する。

西澤さんは、リテラジャパン代表・Stuttgart大学環境社会学科研究員をしているのだが、Stuttgart大学のOrtwin Renn教授がよく引用する言葉があるというので送って頂いた。ここにそのスライドを示す。

「人が求めるのは知識ではなく、確実なことだ」

「政策決定者は、確実なことを与えることはできないが、不確実なことに対して、思慮深く対処するための方法やしくみを人々が見つけ、慣れていくことを助けることはできる」
なるほどなと思う。そのまま伝えるのがリスクコミュニケーションではない。
こういう気持ちで、リスクコミュニケーションの問題を考えていきたい。
ここで元になっている記事が、12月12日の「面白かったDurnwoodyの講演」とのことなのでこちらを読んでみる。
「リスクについての意思決定と不確実性についての公衆の認識とメディアの役割」。
不確実性の認識が、専門家(意思決定機関の人々)と公衆との間に差がある。

それは、external uncertaintyとinternal uncertaintyの違いとして説明できる。
専門家はexternal uncertaintyを問題だと考えるが、公衆が考える不確実性は違うのだ。
Internal uncertaintyについての説明が欲しかったが、それはなかった。

彼女の論文も読んだことがないので、本当に言いたいことを私がとらえているかどうかは疑問だが、実は、これに類することを考えることがしばしばある。

専門家が、ある数字の不確実性を、数字で示す、10~1000の間とか。
ところが、聞いている方は、そういうことはどうでもよくて、専門家に任せますという。
私が関心あるのは、Aという地区とBという地区に違いがあるのかだと言われることがある。

必要もない不確実性について、長々と説明しているのではないか、そこは、専門家に任されている領域であって、市民が関心のある領域は、そこではないというようなことをしばしば感じてきた。

そこに、マスメディアの役割もあるのだと、Durnwoodyの話しを聞きながら、このことを、もう少し系統的に考えてみようと思った。


「人が求めるのは知識ではなく、確実なことだ」

これはなかなかすごい意見で、今自分で問題にしていることのほとんどの回答のように思えます。

高校生と話したり、掲示板での相談に回答していると「正しいのか間違っているのかはっきりしろ」といったことを非常に重要視しているのが今の風潮であると感じています。

わたしはこれを「デジタル的価値観」などと呼んでいますが、インターネットの掲示板での相談などでは、全体のわからないわずかな情報から、それなりの判断をするのであれば「あれあれば、これもある」的な白黒のつかないいわば灰色の回答になります。

これがどうも灰色と受けとってもらえない、白あるいは黒と決めつけられてしまいます。
どうも見ている方が、世の中には白と黒しかないと思い込んでいるように思えるのです。
こういうことを知ると、説明はますます長くなり、どんどん分かりにくくなってしまいます。
わたしは「どうして灰色ということが伝わらないのだろうか?」と思っていたのですが、この「人が求めるのは知識ではなく、確実なことだ」という言葉は、すべてを圧倒してしまいます。

つまりは「灰色であるという知識は不要」だったのですね、それでは受け取る人は「白あるいは黒」と受け取るのも無理はない。
なぜ伝わらないのかという理由はよくわかったけれども、じゃあ世の中に灰色はないとは言えないわけで、どうやって灰色であることを伝えようかという悩みはよりいっそう深くなりました。

12月 27, 2006 at 03:06 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (1) | トラックバック (0)

2006.12.03

消費者被害防止を考える

2003年だったかと思うのですが、SYSOPの会合の帰り道で「ライブドアはいったい何を商売にしているのだ?」という話になって、結局何をやっているか分からない。楽天は実際にお金を動かしているのだから、全然違うだろう。という話になったことがありました。

そして、ライブドアは社長が逮捕されるという展開になったわけですが、株価の暴落で大損害だという人が大勢います。

土曜日の夜に「近未来通信被害者相談会」があって覗いてきましたが、これも近未来通信の宣伝であるIP電話の中継局オーナーなんて話はちょっと事情に詳しい人から見ると、大々的なビジネスとして展開できるわけがないのは明らかでした。
ところが、すごい数の人が引っかかっていてどうも多くの人は「IP電話」とか「通信事業」と言うことで信用してしまったようです。

この二つの会社の問題は、基本的には詐欺あるいは詐欺的商法であったとしてもそれを十分な知識や判断力があれば避けられたわけで、危ないと判断していたわたし(達)がもっと大声で「危ない」というべきだったのではないか?と思いましたね。

12月 3, 2006 at 09:12 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (5) | トラックバック (0)

2006.11.22

著作権の期間を延ばすとは

読売新聞社説より「著作権延長 作品の流通を損なわない工夫も
著作権の保護期間を欧米並みにしてほしい、と文芸家や音楽家の団体が求めている。

現行の著作権法では、「著作者の死後50年」で保護期間が切れてしまう。
これを、ほとんどの先進国が定める「死後70年」へと延長するべきだと要望している。

最大の理由は、格差の解消だ。保護期間が欧米より20年短いということは、その分、日本の著作者の権利が損なわれていることになる、と訴えている。

国際的にも、肩身が狭い。死後70年まで保護された国の著作物が、日本では20年早く、許可を得ずにタダで使えるようになるためだ。
得をしているように見えるが、海外から、日本は他国の知的財産にタダ乗りしている、と批判されかねない。

延長は文化の発展を阻害する、とも指摘される。既存の作品を活用して新たな創作が生まれることも多い。実際、平原綾香さんがホルストの曲を基に「Jupiter」をヒットさせた例もある。

著作権法を巡っては、テレビ番組のネット配信やデジタル録音・録画制限など新たな課題が次々に浮上している。今国会にも、一部のネット放送を可能にする改正案が提出されている。

著作権の保護・活用で世界に遅れないよう、論議を急ぎたい。
根本的に著作権の有効期間を「死後」を基準にしているのか理解できません。
「死後」というのだから著作権者は自然人であって法人ではないのでしょうね。
これが「作品の著作権登録後100年間」とかであれば人に属するのではなくて作品の社会での地位を示していることにはなりますが・・・・。
「権利」ですから自然人・法人に属するのでしょうね。そして、さらに「死後」だから自然人に属していると。

こうなると、「死後の権利」は相続人のものになるわけですよね。
相続人の権利をより長期間守ることのどこが良いのかが分からないのです。

確かに著作権者の権利は守るべきだと思うのですが、相続人の権利を守ることは作者の権利を守ることに比べてより重要と言えるものでしょうか?
一世代を40年ぐらいだとすると、著作権保護期間を作者の死後50年とすると作者の子どもの世代の権利をカバーしています。これを70年かと90年とかにすると、作者の孫とかひ孫の世代の権利となってしまう。

ひ孫の権利なんてものは守るべきものなのだろうか?
「死後」なんてことにするからこんな事になるわけで、著作権登録制度で作品発表(登録)後100年間、といったことで著作権を独立した資産とした方が良いのではないだろうか?

11月 22, 2006 at 08:58 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.10.30

脳内カーナビ、あるに決まっている

朝日新聞より「脳内に「カーナビ」機能の細胞 日大などのチーム発表
脳の中に、カーナビゲーションのような道順を記憶する神経細胞(ニューロン)のあることが、日本大学の泰羅(たいら)雅登教授(認知神経生理学)、米ロチェスター大学の佐藤暢哉研究員らの実験で示された。

特定の場所を通過すると活動したり、同じ行動でも目的地が違うと活動しなかったりする神経細胞が頭頂葉内側部にあることを確認した。
カーナビと同じく道順を示す「ルート知識」の機能を、細胞レベルで裏付けたのは世界で初めてという。

泰羅教授は「頭の中にカーナビがあると考えるだけで楽しい。
日本シリーズの結果を気にしながらでも自宅に帰れるのはこうした神経細胞のおかげだ」と話している。
まぁ直感的にはその通りだと思いますし、学問的には面白いかもしれないけれども庶民としては「今までそんなことも分かってなかったの?!」という感じですね。

実はわたしは子どもの頃から方向については自信があるのですが、同時に限界もよく承知しています。
日本海側に行くと反対方向に走ってしまうことが何度もありました

富山空港から高速道路に乗って、逆向きに走ってしまって一つ先のインターチェンジでUターンを複数回やっています。(^_^;)

どういうことかと言いますと、わたしは横浜市の住人ですから河が右から左に流れる、つまり向かって左手が低い地形だと西に向かっていると染みついているのです。
これが日本海側だと反対になるわけですが、自動車で行けば慣れるものが飛行機で行くと「太平洋側感覚」のままなんですね。

その他、夜になると方向を間違えますから太陽の向きを参照しているのは間違えなく、たぶん南半球に行くとこれまた反対向きに動きそうです。

周囲の観察をしないでも覚えた道をたどる能力はある、というのがこの研究の注目点なのでしょうが、わたし自身は頭の中で地図を常に参照しているところがあって、カーナビの地図の向きを北を上向きにしないと気分が悪いのですが、知人には「信じられない」とか言われています。

人や動物が行く手の方向の決定や、安全の見通しについてどんな情報を総合的に考えているのか?という研究はまだまだやることがあるでしょう。

10月 30, 2006 at 05:45 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (1) | トラックバック (0)

2006.10.04

神栖町のヒ素事件

読売新聞より「神栖の汚染、国が新主張「ヒ素は連合国軍が払い下げ」
茨城県神栖(かみす)市の有機ヒ素による地下水汚染問題で、国が「有機ヒ素は戦後、連合国軍が接収し、農薬や農薬原料として民間に払い下げた可能性が高い」として責任と賠償義務がないとする答弁書を公害等調整委員会(公調委)に提出していることが3日、わかった。

住民34人は7月、井戸水を飲むなどして健康被害を受けたとして、公害紛争処理法に基づき国と県を相手に1人300万円以上の損害賠償を認める責任裁定を下すよう公調委に申請。23日に第1回審問が行われる。
個人的に非常に興味のあるニュースです。
神栖町の周辺の井戸水を利用している人たちにヒ素中毒被害が発生して、原因が不明でした。
それで、旧軍の毒ガスだということなって国が大々的に掘り返したのですが証拠がない。
それが、2005年1月に砂利の採取穴に投棄されたコンクリートの固まりが汚染源であり、1993年製造の空き缶がコンクリートの中から出てきたから、投棄がそれ以後だと確認されてしまった。

これの何が問題か?というとお役所仕事のすごいところを見せているところで、たまたま裁判を応援している中西準子先生が折に触れて報告されています。
  1. 雑感245-2004.2.5「神栖町井戸水ヒ素汚染-汚染源ほぼ確定か?―もしこれが正しいなら、茨城県の責任は大きい-」
  2. 雑感249-2004.3.2「環境省が、神栖町の井戸水砒素汚染、汚染源について発表―あたふたと開かれた住民説明会―」
  3. 雑感291-2005.1.31「有機ヒ素化合物、不法投棄か-神栖町 井戸水ヒ素汚染」
  4. 雑感299-2005.4.12「環境省頑張れ! 神栖井戸水ヒ素汚染」
  5. 雑感340-2006.3.28「まだ解決していないのか?-県と国のどちらが責任?神栖、井戸水ヒ素汚染-」
当初は旧軍の毒ガス以外にないから国の責任だとして、非常に広範囲に科学的な根拠無く調べ回った。
どういう意味なのかというと結局は予算取りの問題ではないか?となるわけです。
そこで大学の先生が疫学的な見解などから、広範囲の汚染ではなくてどこかに汚染源があるのではないか?という観点から調査を始めるのですが、一旦「毒ガスだ」と走り始めたものだから新たな見解は無視されたわけです。
ところがコンクリートの固まりが出てきて話がひっくり返ってしまった。

比較的最近投棄したことが分かっているのだから、調査すればが事情が分かると思うのだけど、それを放り出したまま従来の毒ガス説を引っ込めないで公害等調整委員会に出したというわけです。
一方被害者代表の方も毒ガス説を引っ張っているから「国が作った」と言い張っているわけで、実際に何が起きたかは無視している。
莫大な経費と時間や人材を投入した結果が当初の想定とまるで違っていたのだけど、行政の無繆性を主張するだけのために事実から目をそらさせているというべきではないのか?
その上、責任はありません。ではどうしようもないではないか。

10月 4, 2006 at 09:47 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (4) | トラックバック (0)

2006.09.03

カルト宗教被害者の会

ものみの塔=エホバの証人 第12回 被害者全国集会 といった内容でした。

正直に言いまして、わたしは「エホバの証人」と「ものみの塔」が同じ物であることも知りませんでしたし、被害者の会があることも知りませんでした。

紀藤弁護士がカルト宗教問題に熱心に取り組んでいることは直接聞いていたし、わたしも知っている「シャロンテート殺害事件」のマンソンファミリーが今も存在するという話は紀藤弁護士から聞いていたので、驚きはしましたが多少は知識があるものだと思ってました。

統一教会については合同結婚式は「ヘンだろう」し極めて高価な「つぼ商法」も論外だとは思いますが、オウムやライフスペースといった死者が出た団体、聖神中央教会の女性信者暴行事件といった刑法犯などは民事・刑事で法的に罰せられるべきだと思っています。

逆に言うと、民事・刑事で問題にならないのならカルト宗教被害はあまり問題にはならないのではないか?と考えていたことになります。
これが昨日かなりひっくり返りました。

すごかったのは、元信者の方の体験談の一つで「二世問題」と言うのだそうです。
二世とは親が信者になって子どもの頃あるいは生まれたときには信者になっていた人たちのことです。
彼の話は、小学校時代に七夕までもが親から行事に参加することを宗教上の理由で禁止され、そのためにいじめられたということから始まったのですが、本当にもの凄いのは脱会する前後の話でした。
彼は創始者(チャールズ・テイズ・ラッセル)の墓の写真を入手し質問をしたことで「審判」に掛けられて、脱会しました。
この事で、母親とも兄弟とも絶縁して今に至っているとのことでした。

「審判でした」と聞いた途端に「異端審問を今もまだやっているのだ」と驚いたのです。

異端審問をしてまで組織防衛をする宗教団体はカルト宗教であると言わざるを得ないでしょう。
こんな世界がすぐ隣にあるということに驚いた一日でした。


この集会には、紀藤弁護士、山口弁護士、山本ゆかり、藤倉善郎(自己啓発セミナー対策ガイド)といった良く顔を会わすメンバーが参加したのですが、藤倉さんが月刊「新東亜」を持ちこんできました。
月刊「新東亜」は韓国の新聞社・東亜日報が発行している月刊誌で日本の「文藝春秋」などに相当する社会評論雑誌です。

新東亜が統一教会批判記事を掲載したことで、2006年8月22日に統一教会員700人がが東亜日報社屋に乱入して、8時間にわたって立てこもったという事件がありました。

東亜日報社説 「統一教の本社乱入、国民の知る権利に対するテロ
朝鮮日報コラム 「東亜日報の受難

藤倉氏は問題となった生地が出ている「新東亜」を持ってきました。話によると都内のコリアタウンで売っているとのことですが、現物を見ることが出来るとは思っていなかったので、興味津々でした。
本の形は文藝春秋などよりも一回り大きく厚く、ちょうど漫画雑誌のサイズでした。

9月 3, 2006 at 02:15 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (39) | トラックバック (0)

2006.09.01

相鉄線とJRの接続

神奈川新聞より「相鉄・JR直通線計画が9月にも着工へ
相模鉄道西谷駅(横浜市保土ケ谷区)-JR東海道貨物線・横浜羽沢駅間(同市神奈川区)の約二・七キロに連絡線を新設し、相鉄とJR東日本が相互直通運転する「相鉄・JR直通線」構想について、営業主体の相模鉄道と整備主体の「鉄道・運輸機構」は三十一日、国道交通省に対し、詳しい整備効果を示す「速達性向上計画」を申請した。
大臣認定が得られれば、九月にも着工する。二〇一五年三月に完成し、四月から運行を開始する予定。

新線の効果は、朝のラッシュ時間帯で二俣川-新宿間が約四十四分となり、現在よりも十五分程度短縮される。
県央から東京都心への広域的なネットワークが形成される。
「相鉄線・東横線が新横浜に停車?」がスタートするようです。
もっとも、完成が2015年とはずいぶん時間が掛かるものですね。

Up_8

9月 1, 2006 at 10:47 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.08.26

探していた地図があった

実は作ってみたいと思っていた地図がありました。 WORLDMAPPER

これは、Land Areaを1番目として、現在172の世界地図が載っています。
Land Area は普通の地図ですが、171のほかの地図はそれぞれの項目ごとに世界に占めるその国の量を面積で表しています。
こんな項目に注目しました。

元ネタは韓国朝鮮日報の記事「「2015年に世界6位」 韓国のGDP、米日抜き間近!?」で、オリジナルを探したらこんな面白いサイトでした。
英国シェフィールド大の「SASI」(社会と空間の不平等に関する研究グループ)と米国ミシガン大の研究チームが「世界経済力地図」を作成した。 これは世界各国をその国の面積ではなく経済力に比例した大きさで表し、地図にしたものだ。

8月 26, 2006 at 06:56 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.08.23

御巣鷹山事故から21年目の本

一昨日「旅路真実を求めて」8.12連絡会編 上毛新聞社刊 ¥1,000 を頂きました。
日航機墜落事故から21年。愛する人を失った家族たちは、その日から何を語り、いかに行動してきたか。「真実は何か」を求める活動を通して見えてきたこと、訴えたいこと、糾すべきこととは…。
本書は、遺族会である「8.12連絡会」の活動記録誌。
日航123便が御巣鷹山で墜落したのが、1985年8月12日でした。

一飛行機マニアとしては普通の人以上の関心はありましたが、今から10年ぐらい前に「8.12連絡会」の事務局長の美谷島邦子さんが私の中学の同学年生であることを知りました。

この方(美谷島さん)が、子どもを一人夏休みで送り出して亡くなってしまった、それで事務局長になったということはほとんどリアルタイムで知っていたことですが、まさかそれが知人であるとは想像もしていませんでした。

現在では折に触れて連絡を取る仲なので、今回は本を頂戴しました。


わたしは飛行機マニアであり、この事故については原因が明らかになったとは言えない、ましてなぜ破損したのかそれは尻もち事故の修理のミスだけの問題か、その後の点検の問題か、あるいはそもそも修理するべきだったのか、などがすっきりした説明にはなっていません。

まして、それが検察ではどういう評価をしなぜ不起訴となったのかについても、説明がありませんでした。
今回、この本で90年7月に開催された、被害者(8.12連絡会)に対する不起訴理由の説明会の検察側からの説明と被害者(8.12連絡会)からの質問・疑問と検察の見解などが出ています。

検察官は国際間にまたがる(アメリカ製の飛行機が日本で事故を起こした)事件についての国際間の捜査態勢の将来構想にも言及していて、当時(今もだが)現実と法律、事故防止のために原因解明の重要性などについてよく説明しています。

これはすごい資料だと思います。

多少とも興味のある方にはお薦めの本です。

酔うぞ拝

8月 23, 2006 at 03:58 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (1) | トラックバック (0)

2006.08.19

ひかり電話が停電対策?

毎日新聞より「NTT東:「ひかり電話」のトラブル対策を強化
NTT東日本は、光回線網を利用した電話「ひかり電話」のトラブル対策を強化する。
同電話は光回線と電話機をつなぐ中継機器に電源が必要で、停電時に使えなくなるという致命的な弱点もある。
このため、光回線網の普及と停電対策の両面から、年度内に東日本の17都道県を対象に、ひかり電話専門の顧客サポート体制を整える。

NTTは2010年までに、固定電話に加入する6000万世帯のうち半分の3000万世帯に光ファイバーを使った光回線網を敷設する計画。
東日本エリアでは、6月末の光回線契約数は約225万件で、うち約73万件がひかり電話に加入している。

「最近は光回線加入者のひかり電話契約率は7~8割になり、固定電話をやめるケースもある」(幹部)という。
固定電話をやめている場合、停電時にはまったく電話が使えなくなる。

14日の首都圏を襲った大規模停電でも「電話が通じない」との問い合わせが寄せられた。
「バッテリーなど2次電源の提供も検討しないといけない」(NTT東日本役員)としているが、当面はサポート体制の充実を急ぐ。
ひかり電話にすること考えているところですがね、停電したときに電話をする必要性というのがどのくらいあるのかな?
14日の朝の停電は、朝は普通聞いている地域FM局・FMサルースの番組の最中に「停電した」という放送が流れました。

そもそも停電時間も短時間であったようですが、わたしの家では停電しませんでした。
FMサルースのスタジオはたまプラーザ駅に隣接している、iTSCOM放送センター内にあってわたしの家とはご町内の関係です。
それで「停電するところとしないところに分かれた」のはそれ自体が面白いことですが、FMラジオといってもいわゆるミニコンポで聞いているので、実際に停電したら「停電しました」という放送は聞こえない。(爆)

もちろん、コンピュータもネットワークも止まりますね。
電池で動く、携帯電話、モバイル機器、トランジスタラジオ(名刺型を持っている)は使えます、自動車ではテレビも見える。
なんですが、さて「電話が出来ない」というのはどうなんだろう?

停電してからの復旧が面倒といった問題なら、停電の問題ではないですな。
なかなか、考えてしまうところです。

8月 19, 2006 at 12:13 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (3) | トラックバック (1)

2006.05.23

すごいよ(^_^)

これはすごい!必見、お勧め、大爆笑。

5月 23, 2006 at 06:43 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.05.16

消費料金未納分最終通告書だと

Up いや~(^_^)ついに来た。

こんなのどうするんだろうね?とりあえず警察に持って行くか。

【追記】
住所が東京都豊島区南池袋2-8-17なので、検索したら新潟県の架空請求事業者名等の情報というのに出ていた。

5月 16, 2006 at 11:21 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (3) | トラックバック (0)

2006.05.12

ニュージーランドがオークションに

CNN.co.jp より「「ニュージーランド」をネット競売に出品、削除
ネット・オークション最大手、イーベイのオーストラリア版は12日、同国の在住者が隣国の「ニュージーランド」を今週、「出品」したことが分かり、不適切な内容として、これを削除した、と述べた。

最初の提示価格は1豪州セント(1同ドルは約86円)で、削除前は3000ドルに上昇していたという。豪州イーベイは、「ニュージーランドは売り物でない」と語った。

ニュージーランド通信によると、計22人の競売参加者があったという。
いや~(^_^)

なんとなく出品したヤツとかオークションに参加した人の気分が分からないでもない(爆)

【追記】 CNN.co.jp の記事は
「ネット競売に「出品」された「ニュージーランド」」という写真付きだ!!

5月 12, 2006 at 08:44 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.04.30

葬儀での清めの塩は死者への冒涜だと

産経関西より「「清め塩、死者を冒涜」 京都・宮津市の“啓発”に市民反発
京都府宮津市が全戸配布する広報誌などで「葬式での清め塩は故人の尊厳を冒涜(ぼうとく)することにならないでしょうか」などと廃止を呼びかけたところ、市民から「行政が口出しすべきことなのか」と苦情が出ている。

同市教委は平成16年、市民の意識調査で「葬式には清め塩を出す」とした人が56・6%に上ったことが「意外に多かった」(市教委)として、“啓発が必要”と判断。

同市教委は、「市民に因習にとらわれない生活を勧めたい。廃止を強制しているのではなく、あくまで再考のきっかけとなれば」と説明している。
なんかヘンだと思うぞ。

確かに「清めの塩を出すことに抵抗がある」というのは感じるが、それが「個人の冒涜になる」「清めるのは死者を穢れたものと見るからだ」なんてことを考えないのではないでしょうかね?
「機械的に出せばよいというものではないだろう」という抵抗感が大きいのであって、なんか理屈を考えたことなんて無いよ。

まして市教育委員会が「因習にとらわれることが良くない」と決めつけることが正当なことか?
習俗を守ることは教育委員会の責務の一つだろう。だから「因習だから否定する」と判断するなんて事を軽々しくやってはいけない部門だと思う。
市民が直感的に反対するのは正しいことだと思う。
まして
「今まで親しんできた人を、亡くなった途端に、けがれた存在とみなすのは人間の尊厳を冒涜することにならないでしょうか」
などと教育委員会が説教するというのは立場を考えていないと感じる。

4月 30, 2006 at 08:12 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (7) | トラックバック (0)

2006.04.27

文字書き人形

Mojilkaki 今年の初めに両国の江戸東京博物館で公開された、からくり儀右衛門(田中久重)が作った「文字書き人形」の絵です。
この絵はわたしが親しくさせていただいている「江戸民具街道」の館長の秋澤さんが手描きしたもので、絵はがきになっています。

実際の絵はかなり大きくて、A2サイズぐらいです。クリックして拡大して見ていただくと分かりますが驚異的に細密な絵になっています。

文字書き人形は、からくり研究家の東野(ひがしの)氏がアメリカから150年ぶりに持ち帰ったもので、修復して公開することが出来ました。
秋澤館長と東野氏は知り合いで、文字書き人形についても色々な情報が秋澤館長に届いていて、そのためかこのような絵を描かれたのでしょう。

江戸民具街道は文字通り「江戸期を中心に民具を集めた博物館」で、個々の展示品の質は江戸東京博物館よりも良いのではないか?と思います。
基本が「灯火(ともしび)」の展示で、行灯の実演や和ロウソク(とても高価なものでした)などについて説明していただけます。


■おもしろ体験博物館・江戸民具街道
■259-0142 足柄上郡中井町久所418
■電話番号 0465-81-5339

4月 27, 2006 at 08:18 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.04.23

社説がトンデモであった

毎日40の新聞社サイトの社説と朝刊記事を一度に開いて見ています。
共同通信の配信記事をそのまま載せている例など、記事のバッティングも多いし40見ても読む記事は10個も無いというレベルですがたまに「なんだ?これは」というのにお目に掛かります。今日紹介するのもこのレベル。

沖縄タイムス社説より「[オスプレイ]取り込まれてはならぬ
額賀福志郎防衛庁長官は、米軍普天間飛行場の移設先である名護市キャンプ・シュワブ沿岸部への垂直離着陸機MV22オスプレイの配備について「将来、米海兵隊の輸送ヘリをオスプレイに代替していく予定であるとは聞いている」(二十日、衆院安全保障委員会)と述べた。

V字形に滑走路を二本持つ普天間代替施設が建設されると、オスプレイの拠点となるのは明らかだ。

CH53大型ヘリ、AH1攻撃ヘリなども普天間から移駐することになるが、ヘリだけなら長い滑走路は要らない。
時期主力機となるオスプレイが固定翼も兼ね備えているからこそ千五百―千八百メートルもの滑走路が必要なのだ。


Osprey_overview 図面で見るとおり、翼端に付いたプロペラが水平方向・垂直方向に回転して通常飛行の時には飛行機のように、離着陸はヘリコプターのように垂直に離着陸する仕組みになっています。
正面から見た図面をよく見ると分かりますが、プロペラを水平飛行状態にするとプロペラの下端は地面よりも低くなってしまいます。
つまり水平方向ではプロペラを回転させることが出来ない。よって通常の飛行のように水平に滑走して離着陸することは不可能で、ヘリコプターと同様にに垂直飛行方向にしか離着陸出来ない構造である。

だから「オスプレイが固定翼も兼ね備えているからこそ千五百―千八百メートルもの滑走路が必要なのだ。」というのは意味不明だ。
確かに墜落事故や複雑過ぎる(史上最も複雑な飛行機とも言われている)など心配のタネではあるが、少なくとも社説として論理展開が間違っているし、滑走路が長い理由がオスプレイの飛行能力のタメでないとすると、社説の構造全体が崩れてしまう。

海兵隊が運用しているの通常型の航空機も多いわけで、何もわざわざオスプレイを持ち出さないないでも「基地機能の拡大の証拠」という社説は書けるだろう。
筆の走りすぎという範囲ではあるまい。

4月 23, 2006 at 09:30 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (0)

アイフルという社名

毎日新聞より「アイフル:同名の住宅会社に問い合わせ続々 商談延期も
消費者金融大手「アイフル」(京都市)が金融庁から業務停止命令を受けた問題で、住宅販売・施工業「アイフルホームテクノロジー」(東京都江東区)に問い合わせが相次いでいる。
別会社で資本関係も一切ないが、両社を関連会社と誤解したためで、商談延期の“実害”も出たという。 HPで「無関係」と説明するなど、誤解を解くために躍起になっている。
確かに両社ともテレビCMを流している規模ですねからね。
  • アイフル株式会社 消費者金融事業等 資本金・833億17百万円 東証1部、大証1部上場
  • 株式会社アイフルホームテクノロジー 建設業に対する技術援助 資本金・28億5750万円 トステム株式会社の子会社
しかし、商談延期になるものなんですね。有名会社とそっくりというのは珍しいことではないからずいぶん危うい話ですね。

4月 23, 2006 at 09:05 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (1) | トラックバック (1)

2006.04.22

お金を巡る事件報道が2件

お金を巡る「えぇぇぇ~~~」という記事2本です。

毎日新聞より「破産法違反:食品会社元社長を管財人への説明拒否で逮捕
大阪府警捜査2課と布施署は22日、破産管財人に使途不明金の説明を拒んだとして、東大阪市の食品会社「フレッシュデリカ」元社長、水原保彦容疑を破産法違反(説明の拒否)の疑いで逮捕した。容疑を認めているという。府警によると、説明拒否容疑での立件は全国で初めて。

調べでは、水原容疑者は04年12月末、同社金庫から貸付金返済名目で約7000万円を持ち出し、自己破産手続き開始が確定した後、破産管財人から05年4~10月に計3回、持ち出した金の使途の説明を求められたが、「生命の危険があるほどの厳しい催促があった」などと拒否した疑い。
「生命の危険があるほどの厳しい催促があった」ってそれだけじゃ通用しないでしょう。
いや、逮捕されちゃったから詳細は明らかになると思いますけどねぇ、破産したら全部明らかにした方が安心だと思うんですが、人が考えることは分からない。


同じく毎日新聞より「消費者金融:知的障害の女性、アイフル提訴へ
知的障害のある京都市の1人暮らしの女性(71)が、内容を理解しないまま知人に名義を貸したうえ自宅を担保に300万円の融資契約を結ばされたとして、消費者金融大手のアイフルに対し、根抵当権設定登記の抹消と慰謝料を求める訴訟を京都地裁に起こすことが分かった。

女性の知人は01年ごろ、市内のアイフル支店に融資を申し込んだ際、名義を貸してくれる人を連れてくれば貸せると言われた。
女性は同年9月ごろ、知人に連れられて支店を訪問。内容を理解しないまま、女性名義で消費貸借と根抵当権設定の契約をさせられた。
女性は一切金銭を受け取っておらず、知人は今も女性名義のカードで取引している。
なんでこんな話が提訴になってしまったのか?と考えてみると、おそらく「この人は借りていません」「書類上はこの人です」というやり取りでまとまらなかったのでしょう。
それで裁判まで行っちゃうアイフルは愚かだと思いますね。
だって裁判で証拠がとかなるのと、ビデオとか出さざるを得ませんよ。そうすれば一発で「誰が実際にお金を引き出したか分かる」わけで、もしその時点で「本人ではない」なら契約は自動的に解除するはずです。
それが「今でも取引している」ではまるで信用できないということになってしまう。いくら何でもアホな対応じゃないですか?

4月 22, 2006 at 06:25 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (1)

2006.04.21

スコット・クロスフィールド氏・墜死か?

CNN.com より「 Famed test pilot found in wreckage of plane

1953年にマッハ2で飛行した、スコット・クロスフィールド氏(84歳)がセスナで墜落死しました。
X15での飛行などNASAのXプレーンで実験にしばしば登場する有名人でした。

4月 21, 2006 at 09:12 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.04.17

江戸民具街道・薬研は現用品だった

Yagens 「江戸民具街道」に書いたとおり、apj さんらと江戸民具街道に行ったのだが、apj さんが薬研(やげん)を触って(操作して)妙に感心している。
実のことを言えば、何度も江戸民具街道には通っているので薬研は年中見ていると言っても良いのだが、触ったことは無かった。そもそも、100年ぐらい前の品物を触って良いと言われても遠慮してしまうわけだ。





apj さんが「切っていくのか」と言い、館長の奥様が「簡単に抹茶が出来る」なんて言うものだから、ひょっとしてと思い Google に「薬研」をキーワードして検索してみた。
なんと現在も作られて販売されていました。
・ すり鉢・すりこぎ・乳鉢・薬研・
薬剤師にはお馴染みの漢方調剤道具である。
粉砕機械が普及した今日、博物館行きの観がないでもないが、近代的な研究所でも、数g以下のごく少量の薬草・貴重な素材・岩石などの粉砕には最新の粉砕機械でも役に立たない時もある、こんな時,一見、原始的に見える薬研が威力を発揮する。
前準備・後始末が簡単で、原材料の歩留まりが良いなど、早くて・無駄がない点では古くて、新しい商品です。

110W*300L*125H \ 16,000
1万6千円ですか、大きさが300ミリもあるから置き場もちょっと問題だし、手軽に買うにはいささか高いし・・・・。
でも、なんか手元にあっても良い感じですね。

4月 17, 2006 at 09:29 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (4) | トラックバック (0)

東京タワーが無くなる?

ZAKZAKより「東京タワーなくなる!? “第2”建設で解体危機
新タワー完成後、現タワーがどうなるかは不透明だ。昭和33年の完成以来、放送局側から賃料を得てきた運営会社、日本電波塔総務部は「移転の決定は残念だが、災害時のバックアップ用として残す案も聞いている」と期待するが、放送局側は「あくまで計画」と歯切れが悪い。
全契約打ち切りの場合、売上高47億円(平成17年3月期)の4割を失う。
そらそうだわね。
第二東京タワーが完成すれば、現東京タワーは不要ですもんね。確か、東京タワーには放送以外の無線通信や中継のためのパラボラアンテナなども設置されているはずですが、これらは移転できますからね、現東京タワーを使う理由は無いと言えます。
その結果として「東京タワー取り壊し」は十分にあり得ることででしょう。気づかなかったなあ。

東京タワーオフが流行るかもね(^_^)

4月 17, 2006 at 06:09 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.04.15

江戸民具街道

昨日は中西 vs 松井裁判の傍聴で午前十時に横浜地裁に行きました。

朝、書類仕事をしていたので電車では間に合わなくなって車で行きました。
裁判の日程は、曜日、時間、法廷番号を大体固定します。民事裁判では大体2ヶ月に一回の開廷となります。中西 vs 松井裁判は木曜・金曜日の午前10時半~午前11時す。
午前11時に閉廷してから隣の弁護士会館の会議室に移動して報告会があって報告会が終了するとお昼なので横浜地裁の地下食堂で食事をして解散というのがいつものパターンです。

そんなわけで、apj さんと com 氏を誘って、江戸民具街道に行ってきました。

この前、江戸民具街道の秋澤館長に「文字書き人形のビデオ画像から静止画を抜き出した欲しい」という依頼があって、それは新聞に秋澤さんが書いているコラムに自筆のペン画(ボーペン画)を描いて「文字書きに人形のカムなどの構造図を描きたい」とのことでした。

どんな絵になったのかな、と見に行きたいということとネットに宣伝して欲しいということがあってお誘いしました。
apj さんは「車で行かないと到達困難な場所にあるが、見学が可能な人はぜひ一度といわず、訪れてみてほしい。」と書かれてますが実際に公共交通機関ではかなり大変なこの場所です。

また何かの折には、ネット上の知人の方々を誘って案内したいと思います。
この博物館の収蔵品は江戸から大正時代ぐらいまでに限定されていて、約1万点だそうで基本的に民具に限定しているために、品物の質は極めて高く両国の江戸東京博物館にある民具よりも良い品物が多いです。
秋澤さんは「灯火が一番重要だ」とお考えで、タンコロという火皿のようなものをリメイクしていたりします。
行灯(あんどん)、がんどうといった江戸時代あるいは時代劇でおなじみの灯火を実演していますが、なたね油で灯を庶民が使えるようになったのは江戸時代になって、なたね油が量産されるようになってからだそうです。それでようやく三食の生活になりました。
このなたね油の量産以前には油はごま油が中心で、司馬遼太郎の「国盗り物語」には神宮が専売していた油を楽市楽座で自由販売にしたことが戦国時代・江戸時代と油の消費を増やしたという説明になっています。

今では「油」というと石油を考えてしまいますが、日本を例にすると明治時代になるまで灯火も植物油でした、石油がなぜ使われなかったのか?という秋澤さんは「石油の分留が出来てから日本ではランプを使った」とのことです。確かに、アメリカも鯨油を大量に採っていたから、日本開国を要求したのですね。
ところが明治時代には電気が入ってきていて、大正時代には東京では電気照明が一般的になってしまいます。つまり石油ランプの時代は日本ではほぼ一世代だけだったのですね。なたね油による行灯(あんどん)などは200年~300年といった長期に利用されたから色々な器具が江戸民具街道にあるわけですね。
長らく通っているとこんなことを改めて考えるようになりました。

4月 15, 2006 at 08:22 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (0)

2006.04.09

人権侵害・3割が被害者?

長崎新聞より「「人権侵害された」3割 県民意識調査
県は、人権に関する県民意識調査の結果をまとめた。
調査は人権行政の推進に役立てようと、昨年秋に実施。選挙人名簿で無作為抽出した県内在住者二千九百九十一人に郵送し、千三百二十三人から回答があった。

人権侵害の経験が「ある」と答えたのは28・8%で、二〇〇三年に内閣府が実施した全国調査結果(13・9%)の二倍超。内容は「地域や職場での無理強いや仲間外れ」も多かった。

インターネットによる人権侵害への対策は、情報発信者の監視態勢や取り締まりの強化を求める声が多かった。

今回初めて調査したインターネットによる人権侵害の問題点については、「個人情報の不正な取り扱いや信用情報の流出」がトップ。「出会い系サイト犯罪を誘発する場」「青少年に有害な情報を掲載」が続いた。

防止策では半数近くが「違法情報発信者への監視、取り締まり強化」「個人情報の管理強化」を挙げ、プロバイダーへの情報停止など法整備を求める意見も多かった。

一方、犯罪被害者に対する人権問題では、回答者の三人に二人が「マスコミの過度の取材活動やプライバシーの侵害」を問題視。プライバシーに配慮した取材活動や報道を求めている。犯罪被害者に対する国の補償制度の整備、相談態勢充実についての要望も目立った。
ちょっと驚きました。
どういう調査なのか全貌が見えないのですが「人権侵害された人が3割」では、何かどこかがおかしいです。

長崎新聞の記事には
・内容は「地域や職場での無理強いや仲間外れ」も多かった。
・インターネットでの人権侵害の問題点
・プロバイダーへの情報停止など法整備を求める意見
・マスコミの過度の取材活動やプライバシーの侵害
・犯罪被害者に対する国の補償制度の整備、相談態勢充実
と並んでいて「人権侵害された経験がある」という重大な調査なのか「世相・社会をどう考える」という調査なのか分かりません。

わたしは例えば、「仲間外れにされた」=「人権侵害」であるとは考えません。
「人権侵害とされるほどの仲間外れ」といった具合に「人権侵害に相当する重大な問題」と考えるべきで、具体的にはその問題が刑事・民事で裁判になるような時に「人権侵害問題になった」とするべきなのだろうと考えています。
現状の人権侵害問題の中心は「裁判にしたいが出来ない」といったところなのだろうと思っています。

この記事の数字をそのまま読むと「3割の人が裁判をしたい」となってしまいますが、それは直感的におかしいし、第一「人権侵害されたのが3割」なら「人権侵害したのも3割」とかなってしまって、社会の安定が保てないレベルではないでしょうか?

この調査でヘンだと感じるところは

人権侵害とは何かが誰にも了解できる定義になっていないのでは

と思うのです。
少なくとも、もし「3割の人が人権被害の救済を申し立てたり、相談を希望しても」それに国や地方自治体はもちろん社会全体としても応じることが出来ないはずです。
つまり、報道された調査は何かがおかしいし、出てきたデータは使えないと言っても過言ではないでしょう。

人権とはどのようなもので、人権侵害とはどういうことかが社会に浸透してない、混乱しているという証拠ではあるでしょう。
これを整理することは重要だと分かりますが、インターネットが出来たことで社会は旧来とはちょっと変わりました。
その点については、いまだに一部の「インターネット・オタク」のような人たちが議論を提起しているのが現状で、インターネット以前の社会のあり方の中にインターネットを当てはめるという考え方では無理だということもほとんど通用していません。
そういう時点で「取締を求める」といった意見だけが目立つというのも危険だな、と強く感じます。

4月 9, 2006 at 10:13 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (0)

日航機・間違えてドアを開けた

産経新聞より「日航機、誤操作で脱出シューター開く
8日午後1時ごろ、北京発成田行き日航780便ボーイング767が成田空港の駐機場に到着した際、訓練乗務中の女性客室乗務員(22)が誤って後部の乗降用ドアを開け、脱出シューターが開いた。
後部ドアを開ける必要はなかった。
シューターはドアを開けると自動で飛び出す仕組みになっており、この客室乗務員はドアを開ける前に自動設定を解除する手順も踏んでいなかった。
どうも分からない事件だ。ドアの開け閉めの時にチッェクリストで作業しているぞ。
何が起きたのか?防止できないものか?

そもそも、ヘンなところは
開ける必要のないドアをなぜ開けたのだ?
なぜチェックリストに従わなかった?
ドアを開けた時の結果を考慮していたのか?
どのドアを開けるべきなのか把握していなかったかね?下手にドアを開けると二階の屋根ぐらいの高さに開いてしまうわけで、それを理解していないから開けることが出来るのではないかね?
さらにこれは、訓練で経験していることではないのか?
特に訓練中だということは、地上での訓練もしているという事だろう?その時に「こう失敗する」という訓練をしていないのか?それだとすると大問題だ。

座学ではない実習では失敗も重要な項目で特にシミュレータとか訓練装置が利用できるのであれば、失敗を経験することは極めて需要だと思うし、それこそれ身に付いていることが一番重要なことだが、それが出来ていなかったのだとすると訓練の方法に問題があるとなるだろう。

4月 9, 2006 at 12:57 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (1) | トラックバック (0)

2006.04.08

クレムリンの鷹狩り

ロシアテレビ(NHK-BS1)より「クレムリンの鷹狩り

いや~、面白いニュースでした。
クレムリンでカラスの被害から建物などを守るために守備隊(軍隊)が以前から鷹狩りをしていたのだそうです。
ところが、最近は鳥インフルエンザ問題で鷹の検査とワクチン接種、その後のリハビリなどで鷹狩りを休止していたのだそうで、それを再開したというニュースです。

さすがにカラスを追い回す鷹という映像は迫力満点で、背景はクレムリンだからきれい。
日本でも鷹狩りを積極的にやったらどうでしょうかね?

4月 8, 2006 at 09:46 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.04.05

飛鳥Ⅱ・世界一周航海に出発

神奈川新聞より「飛鳥2が世界一周航海に/横浜
横浜船籍で日本郵船グループの客船「飛鳥2」(五〇、一四二トン)が四日、就航後初めてとなる世界一周クルーズに横浜港・大さん橋から出航した。
銀婚式の夫婦客など約六百三十人が乗船し、百一日間かけて世界各地を航海した後、七月十三日に横浜港に帰港する予定。
飛鳥クルーズというサイトに「2006年世界一周クルーズ」が公開されています。

シンガポール、スリランカ、オマーン、エジプト、ギリシア、イタリア、スペイン、ポルトガル、フランス、ドイツ、エストニア、ロシア、フィンランド、スウェーデン、イギリス、カナダ、アメリカ、メキシコ、パナマ、メキシコ、アメリカ、横浜
と巡ってきます。

飛鳥Ⅱがどこに居るのか?を見ることが出来るのが、飛鳥クルーズからダウンロード出来るスクリーンセーバーです。
飛鳥」の現在位置と関連ニュースのヘッドラインが表示される、世界時計機能搭載のコンテンツ配信型スクリーンセーバー。ランドサット画像を用いたクールなデザインで、パソコンをドレスアップします。
世界地図に日照を表示する世界時計で、その上を飛鳥Ⅱの位置が示されます。前の飛鳥の最後の世界一周航海の最中にこのスクリーンセーバーを使い始めたので「イタリアに居るよ」なんて見ていました。
これまで幾つかのスクリーンセーバーを使ってきましたが、飽きないスクリーンセーバーというのは初めてです。面白いですよ。

4月 5, 2006 at 09:47 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (0)

2006.03.15

第二東京タワー・続報

「第二東京タワー建設にGO」は新聞記事だけで書きましたが、サイトがありました



matsuya_s 動画とか写真とかありますが、東武鉄道が作ったプロモーション・ビデオなどですね。
この風景は隅田川の対岸ですから、浅草駅から見える風景といったところでしょうかね?
すごい風景の変化になりそうです。

こんなものすごいモノが4年半で出来てしまうということに驚きます。

3月 15, 2006 at 01:02 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (1)

新聞の特殊指定・産経新聞社説

産経新聞社説より「新聞の特殊指定 言論選択の自由に不可欠

新聞社が新聞の特殊指定を否定することは無いだろうから、産経新聞もこんな社説を載せるものかね?というのが感想ですが・・・・。
これが廃止されれば、新聞界は激烈な値引き競争の波に呑(の)まれ、結果的に山間部や離島など配達コストの高いところは宅配制度の恩恵から遠ざけられかねない。

新聞には書籍とともに発行元が小売店に価格を指定できる「再販売価格維持制度」も認められている。特殊指定とともに社会の公器として、その存在意義を認められての措置である。

ところが、公取委は再販制度があるのだからそれで十分ではないかとの見解だ。しかし、二つの措置は車の両輪で、特殊指定が解除されれば再販制度そのものが意味を失いかねない。
いったい何を言いたいのだろう?それとも、誉め殺しの変種か?

再販制度に批判があるのは周知のことだと思う、それを再販制度と特殊指定の両方が必要だ、としては再販制度を批判することはあり得ない、という立場になってしまうではないか。

再販制度や特殊指定を問題にするのは公正取引委員会であるのだから、これは消費者問題であることは明らかだ。
再販制度や特殊指定によって最初に利益があるだろうとされるのは供給者であって、新聞社の論調で「供給が滞る」と結果的に「消費者の損害になる」から「仕組みの変更反対」となっていて、これだけで立派な三段論法だ。

消費者側から言えば「供給者は無料で消費者に提供するべきだ」とするのが一番有利であるが、こんな話が実社会で続くわけがない、供給者側から言えば「消費者は供給されるものを選択してはいけない」となるこれもまた続かない。
実際にはこの間に正解があるわけだ、そしてその実態は時間とともに変化して当然だ。基本は消費者が決めるのであって、NHKの受信料も含めてのことであるが報道の価格を再考する時期になったことを新聞社は直視するべきだ。

3月 15, 2006 at 08:24 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.03.14

スカイマーク機の修理

朝日新聞より「スカイマーク機、亀裂修理怠り9カ月飛行 国交省処分へ
スカイマークエアラインズ(SKY)が東京・羽田―徳島線などで使用するボーイング767―300ER型機で、機体に付いた傷を抜本修理せずに、運航させていたことが国土交通省の調べでわかった。同機は今月に運航を停止したが、メーカーが定めた修理期限を9カ月も超過していた。傷は運航前の04年に機体に車がぶつかってできた「へこみ」。応急措置で済ませていたため、機体に新たな小亀裂が生じていた。

機体右側第1ドアの下の胴体に、幅約6センチ、高さ約1.5センチのへこみができ、その部分を切り取って、上から大きなアルミ合金の板で覆う応急措置をしたという。

補強用の合金製板を留めているリベット3本の周辺に、微細な亀裂が新たに見つかった。

SKYは問題の機体について、ボーイング社に指示を求め、胴体パネルを張り替える修理をした。
う~ん、どういう修理をするのでしょうかね?
ドアの下側に車がぶつかったということですから、小さなパネルだったのかな?
修理は9日に初めて14日には定期運行に復帰というのですから作業としては大変というほどのものでは無かったのでしょうが「胴体パネルを張り替えた」ではどうなのよ?です。
詳細を知りたいな。

3月 14, 2006 at 08:40 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (1)

第二東京タワー建設にGO

読売新聞より「第2東京タワー、墨田区に…世界一600メートル級
NHKと在京民放キー局5社で構成する「新タワー推進プロジェクト」は、首都圏の地上デジタル用の電波塔「第2東京タワー」を、東京都の墨田・台東地区に建設することを決定した。

カナダ・トロントのCNタワー(553メートル)を抜いて600メートル級の世界一の電波塔が誕生することになり、2010年末の完成を目指す。

地上デジタルでは、携帯電話やカーナビ向けの「ワンセグ」放送を確実に受信するには、東京タワー(333メートル)の約2倍の高さの電波塔が必要とされる。

行政の支援や住民の同意が確実となったことから、“すみだタワー”(仮称)に決まった。建設予定地は、墨田区押上1丁目。建設費約500億円は東武鉄道などが負担。放送局側は賃料などを支払う。
押上一丁目とはどこだ?としらべてみたら東武線の業平橋駅のあたりですね。

2010年末完成では4年半ぐらいで完成ですか!?すごいですね。
「近未来の出来事」で書いた予定では2011年7月がはアナログ停波予定であって、地上デジタル放送システムを完成させるためには2010年末は期限なのでありましょう。

600メートルのタワーというのはやはり高いですね。最近は秋葉原でも高層ビルが建っていますが、ビルの場合は超高層ビルは240メートル(都庁、サンシャイン60、六本木ヒルズ)ぐらいで、いまだに東京タワーは圧倒的に高いです。
電波障害対策だから高くするのは当然とは言え、倍というのはやはりすごいと言わざるを得ませんね。

3月 14, 2006 at 08:28 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (1)

2006.03.12

新聞社が宅配にこだわっている

東京新聞社説より「新聞宅配をやめよと?
西日本新聞社説より「見直しは国民の利益を損なう 新聞の「特殊指定」

「特殊指定」というあまり聞き慣れない言葉が出てきますが、東京新聞社説に説明があります。
新聞など七業種には「特定の不公正な取引方法」が特殊指定され、新聞の場合は新聞社と販売店が、地域や相手によって異なる定価を付けたり割引販売することなどが禁じられているのです(教材用や大量一括購入向けを除いて)。

同じ新聞はどこでも同一価格だからこそ、値引き競争などの混乱に巻き込まれずに販売店の経営、戸別配達が安定して維持されてきたのでした。情報(新聞)はあまねく公平に同じ条件で提供されることが公共の利益、民主主義社会の基盤であるとの考えが基本にあります。

昭和三十(一九五五)年に新聞業の特殊指定が決まった時、公取委は「新聞のような文化的に崇高な使命を有する商品は値引き販売すべきものでは断じてないということが常識である」と解説したそうです。
わたしにはいくら説明を読んでも完全には分からないのですが、将棋倒しというか風が吹けば桶屋が儲かる的な強引な論理構成かと思います。
新聞を宅配するために新聞販売店が必要 新聞は売店は弱小企業だから競争できない だから値引きしないで良い
ということだと思いますが、特殊指定を外すと販売店ごとに競争して良いということなるようです。
この点について西日本新聞社説が解説しています。
もし特殊指定が廃止あるいは縮小されれば、行き過ぎた価格競争や激しい販売競争を招き、新聞の宅配制度が崩れかねない。

配達コストがかさむ離島や過疎地を数多く抱えている九州では、同じ価格では配達できなくなる地域が出てくる恐れがある。国民もそんな事態は望んではいまい。
簡単に「国民もそんな事態は望んでいまい」と書いてますが、そうでしょうか?
そもそも特殊指定されたのは50年以上前の話であって、50年間変わらないと考える方が無理だ。少なくとも「50年間でこんなに変化したが、宅配は必要であり」とやらないと宅配の必要性自体が決めようがあるまい。

直感的に分からないのが「特殊指定」=「価格競争無し」と宅配が直結する理由です。
西日本新聞社説では「離島・過疎地では宅配必須」と書いていますが、どう考えてもヘンなのは離島・過疎地の人が新聞だけ宅配されれば、それでOKなワケがない。食料・燃料・銀行・郵便・・・・とキリがない。それが社会です。そこに新聞だけ宅配が50年前と同じく宅配が必要というのは、あまりに暴論ではないか?

山間僻地といった正に人口が極めて少ないところ以外は、スーパーやコンビニといった他品種の商品を扱っている商店があるのだから、新聞の宅配をしないからと言って「新聞が読めなくなる」とは言えまい。

そういう面が透けて見えるから新聞社の主張がヘンテコに見えるのだ。東京新聞社説は次のように終えています。
規制緩和は絶対的な善ではありません。守らなくてはならない規制もあるでしょう。民営化も弊なきにしもあらず。耐震強度偽装事件は検査の民営移管に問題ありと気づかせました。郵政民営化だって効果となるとまだ疑問がたくさん残ります。

何が本当に大事なのかを鋭く見抜いて、基本的な対応を決めたいものです。何事においてもです。
そりゃそうだ、その通りだと思う。
しかし新聞にとって最大の重要点は「読んで貰う」ことであろうが、宅配にこだわるのは「供給者の論理」でしかあるまい。市場をみていない業界は衰退して無くなってしまうものなのだが、こういうことを言い出すと先が長くないのが世の常ですな。

3月 12, 2006 at 10:09 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (1) | トラックバック (0)

2006.03.07

京都大学・持続可能な社会を全学規模研究

京都新聞より「持続可能な社会構築や環境技術開発へ・京大、全学組織を4月に設立
京都大は6日、持続可能な社会の構築やアジアの発展に向けた環境技術の開発を進める全学組織「京都サスティナビリティ・イニシアティブ(KSI)」を4月に設立すると発表した。

東京大を中心に設立される「サスティナビリティ学連携研究機構(IR3S、機構長・小宮山宏東京大総長)」に参加し、「ポスト京都議定書」を展望する国際討論など、地球環境問題解決に向けた取り組みを展開する。

KSIには、地球環境学堂、経済研究所、防災研究所、人文科学研究所、エネルギー理工学研究所など、分野を超えて京大の研究科・研究所が参加する。企画運営担当者には佐和隆光・経済研究所長(4月から特任教授)が就任する。
はぁ・・・・・・・・。

いや、個人的には大変に興味のある分野で、今ごろになって研究機関を作ります、とか言われると猛然と反発したいのでありますが。
なんか「分野を研究する」というのは根本的に間違っているように思う。

人類社会が持続可能かどうかについて最初に疑問符を突きつけたのは「成長の限界」(1972年日本でも刊行)であるが、その直後に研究が不十分であるとの指摘があった。
特に食料供給についてカロリーで計算したのだが、食習慣は容易に変わるものではないので、例えば牛(ヒンズー教徒は食べることが出来ない)と豚(イスラム教徒は食べることが出来ない)を区別して考えないといけない、といった指摘であった。
もちろん「環境のために、経済を犠牲にする」なんてのは無理そのもので、極論を言えば「人類社会が持続しさえすれば何でも良い」という結果は支持されないだろう。

極めて幅広い研究こそが必要なのであって、それが全学組織で出来るというのならそれも良いだろうが、出来るのだろうかねぇ?それにそれこそ持続的な研究が必須で5年計画とか言っているがそれじゃダメだろう。

3月 7, 2006 at 10:09 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.03.04

無人機大飛行

東京新聞より「防空識別圏内を無人機飛行

この記事のサブタイトルは「1時間、南西諸島の上空 米空軍、性能売り込みか」となっていたので、てっきり自衛隊が導入予定になっているグローバルホークのデモンストレーションをどこかの飛行場に持ち込んで実施したと思ったのですが、どうも違っていた。
政府関係者によると、グローバルホークはオーストラリアを離陸後、グアム、硫黄島上空を経由して南西諸島上空に到達。日本の防空識別圏内を約1時間飛行し、オーストラリアに戻った。

政府関係者によると、グローバルホークはオーストラリアを離陸後、グアム、硫黄島上空を経由して南西諸島上空に到達。日本の防空識別圏内を約1時間飛行し、オーストラリアに戻った。
グローバルホークは無人機でありながら飛行計画を提出(オーストラリア、アメリカ、日本ですな)して、無着陸でオーストラリア-日本領空を無着陸往復した。


すごいです!
考えればすでに実戦に投入されているのですから、国を越える飛行能力があることは知っていましたが、こういうデモが出来るとは思っていなかった。
すごい時代です。

3月 4, 2006 at 12:05 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.03.01

PC使用で、テニス大会で全国優勝

gendai.net より「想像を絶するコンピューターの威力

この記事の署名が「高橋乗宣」となっているので「あの高名な高橋乗宣氏の記事か」と思って読み出したらこんなことが書いてある。
わが相愛大学の硬式テニス部は昨年、全国大学対抗王座決定試合の決勝で園田学園女子大学を破り、2連覇を達成した。
これも実は、時代が生んだ“突然変異”である。
?????である。高橋乗宣氏と相愛大学とはどういう関係だ?その上「大学の硬式テニス部が全国優勝したことがコンピュータとどう関係あるの?」となって、高橋乗宣氏をキーワードにさんざん検索してしまった。

結果は、どうも2005年に相愛大学の学長に就任したということらしい。そこでようやく本文の「テニス部の勝利とコンピュータの関係」ですが、どうもすごい話だ。これを記事にするというのはさすが経済評論家という感じ。
相愛大学の硬式テニス部は、数年前まで関西のリーグでも底辺をうろついていた。今も部員はわずか9人。
高校時代から活躍している強豪選手を引っ張るような常套(じょうとう)手段も使っていない。

それが部員100人を超え、大きな円陣を組んで気勢を上げるバリバリ体育会系の大学運動部を打ち破り、連覇を果たしたのだ。

立役者はコンピューターを駆使したパターン解析で必勝法を見つけた釜口総監督である。
彼によると、1000以上の中からポイントを奪うパターンを覚え、習得することができれば、必ず試合で勝てるという。
練習も、ランニングとか筋力トレーニングとかではなく、パターンを覚えることがメーン。
これで就任3年目に全国2位になり、翌年から連勝を続けている。

野球やサッカーなど大人数が複雑に絡むスポーツでは答えが見つからなかったが、1対1や2対2でネットを挟んで相対するテニスや卓球などでは必勝法にたどり着いたという。
コンピューターを使った分析はスポーツ界に定着しているとはいえ、ここまで来ると革命だ。
従来のテニスというスポーツを根底から覆すことになる。
いやはや、確かにものすごい成果だと思う。
部員9人で全国勝利というのがビックリで、立役者がデータ解析によるパターンの読み取りですか。
古くはプロ野球の広島がマツダの情報処理部門が解析した「王シフト」で巨人の王選手の苦しめる方法を見つけたというのが古くから言われていたが、それから40年ぐらい経つとPCで個人のコーチの作業が全国優勝になるような時代になって来たわけですなぁ。

3月 1, 2006 at 05:17 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.02.10

論文偽装疑惑

産経新聞より「調査停止を大学に要求 論文捏造疑惑の東大教授
論文の捏造(ねつぞう)疑惑が持たれている多比良和誠東京大教授が9日、弁護士とともに文部科学省で記者会見し、「反論の機会が与えられないのは不当」として、調査をいったん停止して教授側との話し合いに応じるよう求める通知書を大学に送付したことを明らかにした。大学側は同日、この要求を拒否したという。
随分ヘンな展開になってきましたね。
実験ノートがない、再現実験が出来ないという状態で「じゃあ無かったんでしょ?」と決めつけられても仕方ないと思うんですがね。
それに対して「調査方法がおかしい」とか言い出したら「私的発表にしておけば良いじゃない」となってしまうよね。
多比良教授は全体像としてどうしたいのでしょうか?

2月 10, 2006 at 09:30 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (1) | トラックバック (0)

2006.02.07

次世代スペースシャトル計画

日経新聞より「米シャトル後継機、2010年にも完成目指す・NASA長官
航空宇宙局(NASA)のグリフィン長官は6日の記者会見で、スペースシャトルの後継機としてNASAが開発を進める多目的宇宙船(CEV)を「できれば 2010年にも完成させたい」と述べた。NASAはこれまでCEVの完成時期を2012―14年ごろと説明していたが、大幅な前倒しを目指していることが明らかになった。
2010年は国際宇宙ステーションの完成であり、現在のスペースシャトルの運用終了の期限なんですよね。
だから後継機種を2010年までに完成させるというのは分かるけど、いまだにどういうもの作るのか決定していないのではないか?

なんかムチャクチャだと思いますが・・・・・。

2月 7, 2006 at 04:37 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

教育学部の入学者は2割しか物理をやっていない

毎日新聞より「物理嫌い:教職目指す大学生の6割、高校で未履修
教育系学部に在籍し、教職を目指す大学生の6割が高校で物理を学ばず、「物理が好き」な学生も2割に満たないことが経済産業省の調査で分かった。
以前から「教育学部が文系に分類されているので、教員の多くが理科が不得意」という話はありました。

それが数字的に裏付けられたということですが、これが遠因になって「水からの伝言」を実験に取り上げるなんてことになるのだろう。

実際に高校で、モノ作り的なアプローチを教えると生徒はけっこう面白がってやっていくものだ。
大人が理科も含めて教えてないことが、さらに理科嫌いを増やしているのだろうと思う。

日本は地面を掘れば売れるモノが出てくるという国ではないのだから、何かを作る力を維持することこそが国のあるべき姿だろう。
それがこれでは「モノ作り立国」なんてのは無理だ。教育学部の入学資格に理科を必須にするべきだ。

2月 7, 2006 at 03:28 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (5) | トラックバック (0)

江戸時代の酒器など展示会

神奈川新聞より「酒にちなんだ道具を紹介/大磯
人々の生活に深く息づいてきた酒を供えたり、飲むためのバラエティーに富んだ道具を紹介する「酒-宴(うたげ)の道具」展が五日、大磯町西小磯の町郷土資料館で始まった。

江戸庶民の生活道具などを常設展示している私設博物館「江戸民具街道」(秋沢達雄館長)=中井町久所=の酒器コレクションを中心に約二百点を展示。同館と町郷土資料館の共催で五月七日まで開催されている。
江戸民具街道は2年半ほど前に初めて伺ったのですが、秋澤さんのご家族を通じて個人的にはだいぶ前から存じ上げてました。
ただ「私立博物館」をやっている方とは思わなかった(^^ゞ

面白い博物館なので、先日もNPOのメンバーで寄ったのですがその時に「大磯で酒の展示会があるので、酒器関係は送り出してしまった」と秋澤館長がおっしゃっていました。

昨日で江戸東京博物館の「夢大からくり展」が終了しましたが、江戸東京博物館と江戸民具街道で同じ品物が展示されている場合には、江戸民具街道に展示されているものの方が平均して良い品物が多いようです。
民具などをわざわざ取っておく人が居ないのでありそうなのに無い、ということなのだそうです。
二十五日と三月二十五日、四月二十二日には、秋沢館長らが展示品について解説するギャラリートークも行われる。
ちょっと時間を見つけて、大磯に行ってみましょうかね。
「見に行きたい」という方はご案内しますよ~。

2月 7, 2006 at 08:04 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.02.06

タブレットPC再び

このところ、なんか昔の機材を引っ張り出してきて、便利に使うようになってきた。
カバンPCを作って以来ちょっとお蔵入り状態だった、NECのピュアタブレット LaviTB を持って電車で移動して議事録作りなどしたが、なかなか満足できるものだった。

lvtb SKB-SL04U_MA















LaviTB の大きな欠点は電池の容量が小さいことで、見かけに似合わず携帯してプレゼンに使うといった使い方でも、常に電池の残量にヒヤヒヤしていないといけない。

しかし、電源を繋げば縦長の画面で議事録を採るといったことには非常に向いているわけです。
キーボードも携帯用ということで、サンワサプライのスーパーミニというものを使えば、双方とも思い切り薄いのでカバンに納まりが良いのです。

そんなわけで久しぶりに持ち出して使った感想は「これは良い」でした。
ノートPCがどうも好きになれない理由が「本体丸ごと捨てる」であって、それがカバンPCを作ることになったのだが、最近ではノートPCの自作機というのが出てきている。これも「丸ごと捨てない。中身を更新する」という需要が多いからだろう。

ノートPCが好きでない理由に、キーボードを適当に動かすことが出来ない。というところも大きい。キーボードをチョコマカどけたりするのが作業スタイルらしく、デスクトップのキーボードも全部10キーの無いコンパクトになってしまった。

こういう私の好みを持ち出せたというのが改めて気に入った理由であるのだが「なんかもっと直接的なメリットがあるような気がする」と思っていたのだが、良くよく考えてみると「手にPCの熱が来ない」ことも大きかった。

そこでさっき、LaviTB+キーボード+電源+スタンドのセットで重量を測ってみた。1.7キロでありました。 まぁキーボードを付けるだけで1キロを超えるわけだから、ビジネス用にはゾロゾロ出てくるパナソニック Let's note R4 よりも重くなってしまうのだが(^^ゞ
それにしても、1キロを切るといった軽量PCにとっては電源の重量は大きな割合になるし、同様にカバンに入れるとなると体積も問題になる。
「本体重量が1キロを切りました」というのと同時に「運用重量」も発表して欲しいなあ。

それはとにかく、モバイルPC環境にとってキーボードの分離は大きなメリットをもたらすかもしれないと思う。
何よりも自分が気に入っているキーボードが使えるし、大きいのは手に熱が伝わらないで済むから、放熱だって楽だろう。

その他、タブレットPCであるからマウスでなくて、スタイラスがポインティングデバイスに出来るのだが、意外とこれも快適だった。ガリガリ作業するのにはタブレットの反応の鈍さがタブレットPCを諦める理由になったのだと思うのだが、外出先で比較的のんびりやるのには快適だった。要するに作業のリズムの問題なのだろうけど、なかなか面白い。

結論として、もうちょっと引っ張り出そうと思うようになった。

2月 6, 2006 at 09:54 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.02.01

軍用犬の除隊

アメリカABCテレビニュースより「軍用犬の除隊

NHK・TVの海外ニュースに出てきたのですが、爆発物探知犬が除隊した。
というのです。

K9というヤツですね。
女性兵士とパートナーだった軍用犬レックスが居て、一緒にイラクで車に乗ってパトロール中に爆弾が車体の下で爆発(ということはリモコンかな)して兵士は重傷を負ったのだが、その時に「レックスは死んだの?」と聞いたところ「死んだ」と言われて失神。
そのまま意識不明で何ヶ月か入院して、失神から回復して改めて「レックスは?」と聞いたところ、レックスが飛び乗ってきた。
レックスはヤケドなどごく軽いケガで助かっていた。

兵士は「何が欲しい?」と聞かれて「レックス」と答えたが、軍用犬は軍の備品であるから、私有は無理であったのだが周囲(議会)が「レックスは兵士が私有するべきである」として、軍は「軍用犬の正式除隊手続きをした」のだそうです。

まぁイラク戦争の悪印象を減らすためにもこういうニュースをABCあたりが流すことはアメリカ政府は歓迎なんでしょうね。

2月 1, 2006 at 10:02 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.01.30

近未来の出来事

なんか色々と世情の動きが激しくなったと感じています。
基本的には新しい時代の幕開け寸前なのだろうと思っています。そこで現時点で分かっている大きな予定を並べて見ました。

2006年 9月 自民党総裁選
2007年 7月 参議院選挙
2008年 2月 韓国大統領選挙
2008年 8月 北京オリンピック
2008年   ロシア大統領選挙
2008年11月 アメリカ大統領選挙
2009年 5月 裁判員制度
2010年   NTT光回線を過半数に、メタル-光の切り替え開始
2011年 7月 アナログ停波

こうして見ると2008年後半から2009年が大変化の時期になりそうです。
経済面は先行しますから今年(2006年)が激変の時期で2007年には2009年以後の社会体制に適応した経済になっているかと思います。

わたし自身は長い間に渡って手を付けて来なかった問題が動くという意味で、裁判員制度とアナログ停波に注目します。
次に注目するのは北京オリンピックで現在の東アジアの安定は北京オリンピックが近づいているから納まりがついているという面はあるわけで、それなりに激しく変化する時代に入るでしょう。

アナログ停波はNTTの電話回線の光回線化とセットで考えると、わたしの使っているCATVインターネットは無くなる方向になり、ADSLも当然無くなるのでプロバイダ事業が消えることになるかもしれません。

1月 30, 2006 at 08:53 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (3) | トラックバック (0)

2006.01.18

マスコミの不作?

ここ数日のマスコミが「耐震強度偽装事件」「ライブドア証券取引法違反」の二つで統一されてしまっているのが気持ち悪い。
山谷えり子(参議院議員)の父親の山谷親平氏がニッポン放送で毎朝パーソナリティとしてニュース評論をしていた時に「マスコミはロッキードしか言わない」と連日批判していたことを思い出します。

これは三木内閣(1974年12月から1976年12月まで)の頃の話です。
当時は石油ショック(1973年10月)で経済がパニックになっていた時代の話です。

日本経済は石油ショックでそれまでの(一律な)高度経済成長から選択的な経済成長つまりハイテク日本に向かいました。

いまは2007年問題と呼ばれる人口減時代への社会体制の切り替えというとても大変な政策変更をせざるを得ない時代であり、インターネットで情報の流れはカスケード構造からネットワーク構造に変わっていく時代であり、地上デジタル放送でのコピーワンスを取りやめるか?といった具合にテレビの地位が明らかに下がってしまうような時代です。

そこで「耐震強度偽装事件」と「ライブドア証券取引法違反」だけが大ニュースであるかように報道しているマスコミは、ロッキード事件時代を忘れているのか?と感じるのです。
これではNHK-BSの国際ニュースを見るしかないですね。

1月 18, 2006 at 09:25 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.01.14

ドコモ・PC接続通信を定額制に

FujiSankei Business i より「NTTドコモ データ通信に定額制 無線ネットが使い放題
NTTドコモは、今夏から始める、外出先でもインターネットにつないでパソコンが利用できる第三世代携帯電話(3G)の高速無線データ通信サービス「HS-DPA」で、データ通信料金に月額定額制を導入する方針を固めた。数千円の料金を支払えば使い放題となる。
従来の3Gでもデータ通信に月額約四千円の定額制サービスはあるが、パソコンにつなぐネット閲覧とは異なり、携帯電話画面でデータ量を減らした専用ネット通信「iモード」しか利用できなかった。
一瞬なのことか?と思ってしまいましたが、携帯電話をPCに接続してパケット通信する時に定額制にするという意味ですね。けっこうわたし自身には重要なニュースなのです。

わたしが使っているau電話機単体でのパケット通信は定額契約はありますが、PCと接続すると従量制になります。
最近では携帯電話と言っても音声で使うのは週に1度程度で、メールは下手すると一日に100通ぐらいきます。

もともと自動車電話以来のユーザですから、ドコモを使っている時にデータ通信のためにPHSを買いました。
わたしは電話機を2台持つのが面倒になって、auの高速通信が出来る電話機が出てきたときにauにまとめて1台の電話機にしています。
このころには携帯でメールを見るなんてことの必要性はあまりなく、PCでフォーラムなどのメンテナンスが出来ることが重要でした。つまり通信時間は絶対的には今から見ると少なかったのです。

それが今では携帯(モバイル)でメールをチェック出来る方が重要ということになってしまいました。
現在のauの電話機では添付メールが見えないとか色々と制限があるので、スマートフォンならなんとかなるのにと思っていたら、W-ZERO3 の登場です。
仕様としては W-ZERO3 はすべての満足していますが、問題になるかもしれないのが「音声電話としてはどうなの?」です。さらに、電池が持たないという情報を聞こえてきて、通信(メール)端末を別に持つことになるのかね?となってしまいました。

メール専用のモバイル端末でも良いとなると、PDAにデータ通信専用のカード型電話機を増やすか?と考え始めました。
auでは WIN タイプの端末を販売していますから、これを WIN 契約で増設して、電話番号をそのままにして音声電話機を別に買うか、なんてことなります。
これで問題なのはパケット通信契約がどうなのさ?ですね。というわけでけっこうわたしにはシリアスな話題なのでした。

1月 14, 2006 at 08:24 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (3) | トラックバック (2)

2006.01.10

横浜市営地下鉄新線はどこにも乗り入れ出来ない

「相鉄線・東横線が新横浜に停車?」の続報というべきニュースです。

神奈川新聞より「車両デザイン決まる/横浜市営地下鉄4号線

神奈川新聞ネット版は「カナコロ」という名前で、blog 型式です。
そのためか、記事の内容が書かれているのは1記事ぐらいでほとんどがタイトルだけです。
「車両デザイン決まる/横浜市営地下鉄4号線」というタイトルを見つけたときに「塗装の公募かなんかしていたか?それがわざわざ新聞が取材するものか?」と思って、記事を見に行って驚きました。
市営地下鉄1・3号線(あざみ野~湘南台)の集電方式は「第三軌条方式」だが、4号線は「パンタグラフ方式」とした。両線の相互乗り入れ運行は行われない。

車種は耐食アルミニウム合金製でリニアモーター駆動。
車両は高さ三・一二メートル、幅二・四九メートル、長さ一五・六〇メートル(先頭車)で、
1・3号線で走行している「3000R形」(高さ三・五四メートル、幅二・七六メートル、長さ一八・五四メートル)より一回り小さい。四両編成で最高速度は時速八十キロ。
なんですとぉ!? センター北駅・センター南駅が現在のホームからわざわざ別の線路を作っている理由が分かりましたよ。
そりゃ確かに現在工事している山田など現場を見ると「割と小規模なシールド工法だな」と思ってました。工事費用としては安いのでしょう。
しかし、既存の地下鉄と相互乗り入れ出来ない路線を作るほどのモノですかね?
どうやればこうもバラバラの計画になるんだ?交通ネットワークというものをどう考えて計画しているのだろう?
詳しく見ればどこかに書いてあるのだろうけど、こんな計画になっていることを全く知りませんでした。
横浜市は日本最大級の自治体ですが、それでも隣の川崎市と乗り入れない交通機関の不便さは問題です。交通ネットワークという観点からは、相互乗り入れも含めて拡大するか拡大できる仕組みにしておくべきでしょう。全くどういう仕組みなっているんだ?

【追記】地下鉄4号線の技術的な説明がありました。
リニアモータ推進方式
こんな奥深いところに説明を置いてあるのもヘンではないか?

1月 10, 2006 at 07:53 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (3) | トラックバック (0)

2006.01.06

飛鳥から飛鳥2に

神奈川新聞より「クリスタル・ハーモニー入港、飛鳥2に化粧直しへ/横浜
横浜港を母港とする豪華客船「飛鳥2」として生まれ変わる日本郵船グループの客船「クリスタル・ハーモニー」(四八、六二一トン)が五日、横浜市中区の三菱重工業横浜製作所のドックに入った。二月二十六日に横浜港・大さん橋で華やかなデビューを果たすため、最後の化粧直しが施される。
日本郵船の郵船クルーズ株式会社なるサイトを見るとASUKA CRUISEというおしゃれなページになっています。 つまり日本郵船の客船クルーズがそのまま飛鳥なんですね。
その飛鳥が飛鳥2に替わるのだそうです。

ASUKA 左の写真が飛鳥です。上部構造物が非常に前の方にあるところが近代クルーズ船な感じがして、きれいな船だなと思っていました。
全長・全幅193m×24.7m
総トン数28,856t
定員一人あたりトン数48.7t
喫水6.7m
航海速力最高21ノット
客室数/乗客数296室/592名
乗組員数270名




ASUK2-2 右の写真が飛鳥2ですが、有名なクリスタル・ハーモニーが生まれ変わるものです。
全長・全幅241m×29.6m
総トン数48,621t
定員一人あたりトン数67.5t
喫水7.5m
航海速力最高23ノット
客室数/乗客数400室/720名
乗組員数約400名












同時に横浜港を母港にすることが決定しました。
飛鳥に比べると上部構造物が後ろに寄った感じでちょっと古くさく感じますが、逆に上部客室部分の高さは高くなってますます海上のホテルといったイメージですね。
2隻の船の仕様を並べてみると、飛鳥が意外と小規模だったのだなという印象です。
わたしは旅行は興味がない人なので(^^ゞましてクルーズなんてのは知らない世界だったのですが、たまたま「世界時計」を探していて飛鳥クルーズの世界時計・スクリーンセーバというのを見つけて、以来愛用しています。

ssnavi_r3_c1
「飛鳥」の現在位置と関連ニュースのヘッドラインが表示される、世界時計機能搭載のコンテンツ配信型スクリーンセーバー。ランドサット画像を用いたクールなデザインで、パソコンをドレスアップします。クルーズの期間によっては白夜航路上の「飛鳥」をご覧いただけます。


いままでスクリーセーバは色々なものを使いましたが、やはり変化がないと面白くないのですが、だからといってもニュース画像のようなのは「セーバじゃないだろ」といった感じもありました。
この「飛鳥クルーズ・スクリーンセーバー」は世界時計ですから、ここ数日のアメリカでの炭鉱事故やイスラエルの首相入院ニュースなどの時に「現地はどんな感じ」と見るのはとても良いです。(ただし、PCに触ると消えてしまうが(^_^;)

飛鳥2のデビュークルーズは3月17日(金曜)15時・横浜発~3月19日(日曜)16時・横浜着の2泊3日で三宅島(八丈島かも)あたりを周航するようです。
とは言えリーズナブルな料金でも十数万円(当然お一人様)以上のようでやっぱり豪華客船の旅ですね。
スクリーンセーバで喜んでいることにしよう。飛鳥2になってもこのスクリーンセーバは続くのだろうねぇ?

1月 6, 2006 at 10:48 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (1)

2006.01.05

親指シフトキーボード・ワープロソフトの凋落

何回も紹介していますが、わたしは親指シフトキーボード・ユーザーです。USBコンパクトを4台も持っています。(PCが5台あるから)

元は25年ぐらい前に販売するソフトウェアのマニュアル作成のために当時ようやく商品化され始めたワープロを使うためにワープロを選定していて、入力の容易さの観点でオアシスを使い始めたのがきっかけです。

ワープロ利用は最初からやっているようなもので、今もワープロにはある程度以上の興味はあり、毎年「一太郎」を買っています。
ところがネットワークでの情報互換性の点からはマイクロソフト・ワードが標準になっていて、使い分けているのですがどうもマイクロソフトワードはワープロと言えるのか?という印象を受けます。

このことを友人に話すと「確かにヘンだと思うが、一太郎はズーッと前のバージョン」という話になって、その先に続きません。
これはどういうことだ?と考えていたら先日「ワープロなんて使わないじゃない」と言われてしまいました。

ネットワーク時代になって、パワーポイントかテキスト・メールばっかりだ、というのですね。
確かにわたしも一太郎とマイクロソフト・ワードを重要視してはいますが、現実に使う機会は一月に一度も無いです。
そんなことを考えると、ワープロソフトなのか?と首をひねってしまうマイクロソフト・ワードのあり方も正しいのかな?と思えるようになってきました。

表現手段がワープロから html に移行すると、レイアウトが読み手の環境に依存することになりあまり緻密なレイアウトをしても使い物にならないので、ワープロが得意としていたレイアウトの扱いやすさが用無しになってきました。
同じ事がDTPソフトの没落という形で起きています

その反面、画像や音声などで表現することが出来るので文面のレイアウトは無視しても他の手段で表現すれば良いし、写真・ビデオといった素材から表現にまで持ち込むためには文章をレイアウトすることとは比べものにならない手間が掛かりますから、文章レイアウトはますます後回しになっていきます。

親指シフトキーボードは慣れてしまうと非常に楽なのでローマ字入力するのはやむ得ない場合だけで、わたし自身は今後も変わらないと思います。
しかし文章による表現がいつの間にか最上位ではなくなったことは、キーボードの使いやすさもあまり問題にならないのかな?という気にもなってきました。
これからどう変化するのでしょうか?

1月 5, 2006 at 10:51 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (16) | トラックバック (3)

2006.01.02

相鉄線・東横線が新横浜に停車?

神奈川新聞より「相鉄と東急, 新横浜経由で直通/2015年度開通へ

横浜市の住人にとっては正月早々のビッグニュースです。

東急電鉄・相模鉄道・JR東日本三社と国・県・横浜市が新横浜駅経由で東急東横線と相鉄線を相互乗り入れさせる方向で最終調整に入った。先行するJRと相鉄の乗り入れ計画で相鉄線西谷駅~JR羽沢貨物駅間が整備予定となっているが、さらに羽沢から新横浜方向に路線整備し、東横線日吉駅につなぐ方針。
横浜の電車に詳しい人でないと直感的に分からないと思いますが。横浜駅に東横線、相鉄線、JR、京浜急行、横浜市営地下鉄、みなとみらい線が集まっています。つまり横浜駅はハブの中心であって、例えば相鉄線の西谷から新幹線に乗ろうとすると、横浜駅で市営地下鉄に乗り換えることになります。同様に渋谷などとの交通も横浜経由になります。
地図を見ると西谷(地図の左端)と新横浜(地図の上側右)のちょうど中間の「第三京浜」と書いてあるあたりが「JR羽沢貨物駅」です。
横浜駅は地図の右下ですから、三角形の一辺を通って近道しようというのが直感的に分かります。

地図の右側を立てに横浜、東白楽、菊名と通っているのが東横線で、地図の上に外れただいぶ先が日吉駅です。
実は、JR貨物線が相鉄線、東横線を横切っているので相鉄線・東横線の接続と新横浜駅への線を作ればよいということのようです。

これだけなら消費者としては「めでたい!」と言えますが、横浜市の住人としては横浜市営地下鉄問題というのがあります。
横浜市営地下鉄は横浜市の北側のあざみ野から横浜駅を通り抜ける地図上では右下にほぼ45度で抜けた後に大きくUターンして、藤沢市の湘南台に至っています。
問題はこの電車は側線式の地下鉄で銀座線のように架線が無い鉄道なのです。その結果相互乗り入れは出来ません。

そこで市営地下鉄のネットワーク化の計画があって、現在進行中の工事が「日吉・中山」というほぼ既存の地下鉄に直交する線を建設中です。
こちらに市営地下鉄の路線図(PDF)があります。
さらに、川崎市の縦断鉄道やあざみ野からさらに北側への延長などの計画や構想がありますが、問題は大赤字で
収入が計画を下回るなか、支払利息が経営を大きく圧迫しており、経常損益は、平成14年度▲140億円と大幅な赤字を計上している。年々赤字額は減少しているものの、累積欠損金は増加に歯止めがかからず2,700億円を超えている。
そこに、相互乗り入れという強力なライバルが実現したら、横浜市営地下鉄はとてもこれ以上の拡大が出来ないでしょう。
どういう展開になるのでしょうか?

1月 2, 2006 at 06:05 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (12) | トラックバック (1)

2005.12.29

正月休みのお楽しみ

とっても気に入ってるサイトです。

Pixelitoというラジコンへりのサイトなのですが・・・。

このページにあるハムスターの後ろにある、まるでモビールではないか?と思うような針金細工のようなのは、ラジコンのヘリコプターです。
なんと言ってもハムスターよりも小さいラジコンヘリですよ。
すごいし、ハムスターも元気で楽しい(^_^)

右側にビデオのリンクがあります。 何度見ても飽きない(^_^)

12月 29, 2005 at 06:09 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (5) | トラックバック (1)

Jornada 復帰に必然性があるらしい

「Jornada 現役復帰」に続けて「メールのシンクロがうまくできない」とブツブツ書いたのですが、ITmedia BizMobile に整理してある記事が出てました。
「2005年の携帯業界を振り返る(2):どうなる、携帯のビジネス利用」

ブツブツ考えていたのは、どうもスマートフォンの本質でありPDAの能力がヘンだということが一番の問題であるようです。
記事では携帯電話・スマートフォン・ビジネス利用といったことを論じています。

こんな一節とか
神尾
iアプリのアクティブユーザーは2割ちょっとですからね。「ビジネスFOMA」っていう視点でビジネスケータイを論じるのは難しいので、「ビジネスケータイってなんだろう」という話にしましょう。
斎藤
もともと携帯電話はビジネスで使われていたものなのに、この5年くらいで、ひたすら中高生の方ばかり向いて作るようになってしまった。デザインまで中高生に向けて作り始めてしまい、ちょっと歪んできたというのを、みんな認識しているのが今ですよね。それで、大人向けやビジネスマン向けの端末に路線が帰ってきた。その流れの1つが「ビジネスケータイ」なのだと思います。もっと広いセグメントを狙うということでもあるし、元々のコンセプトへの回帰ということでもあると思います。
これも実感しますなぁ、携帯のフルブラウザーは付加価値と言えるのかね?
ITmedia
フルブラウザとスマートフォンは今年のトピックだったと思います。まずフルブラウザですが、搭載機種も増えてウィルコムを含め全キャリアで対応しています。
神尾
フルブラウザに関しては、私自身は言われているほどニーズがないと思っているんです。何台か試しているけれど、正直なところフルブラウザは使わない。外で本当に困るというシーンにあまり出くわさないんです。
Jornada を引っ張り出した最大の理由はスマートフォン指向があったからで、W-ZERO3 の色々実情を聞くにつれて「Jornada を持ち歩いても大差無いだろう」ということになりました。その判断は正しいようで
Tmedia
今年はスマートフォンもちらほらと出てきました。
斎藤
スマートフォンの定義って何なんでしょう。最近、分からなくなってるんです。スマートフォンの記事を書こうと思ったんですが、最初の定義で止まってしまって、結局ダメでした。
神尾
海外の人に「スマートフォンって何?」って質問しても、彼らも分からないと思います。哲学的ですが「彼らがそうであると思っているものがスマートフォンである」。ただ、日本には「もうちょっといろんなUIを試そうよ」って言いたい。アメリカのスマートフォンはテンキーではなく Qwerty方式のキーボードを採用していますが、あれをそろそろやっておかないとマズイかな、と思っています。

日本で流行るとは思ってないんですが、海外市場でもしそれが流行ったときに日本メーカーは付いていけなくなってしまう。ITS世界会議に行ったときでも、あちらではIT業界でもなんでもない自動車メーカーの人がQwerty端末を使っている。そういうのを見ると「やっぱり普通の人も使ってるんだ」と思ってしまうんです。 sa_td3.jpg Nokiaが発表したEseries。左がE70、右がE61で、いずれもフルキーボードを装備している。日本市場への製品投入を検討しているという
斎藤
実際に端末は何を使ってるんですか?
神尾
「BlackBerry」や「Treo」です。あちらの、特にアメリカのビジネスマンの腰にはストレート型でQwertyのキーボードが付いている幅広の端末がぶら下がっているわけです。ああいうUIが日本に全くないのはさすがにマズイかな、って気がちょっとしています。
「BlackBerry」や「Treo」という話には海外の人との関係で今年二回ぶつかりました。
一つは「来日する人が「日本でBlackBerryを用意しろ」と言っているのだが、BlackBerry って何?」という問い合わせで、うろ覚えだったのですが「スマートフォンで日本では使えないだろう?」なんて話をしましたね。
もう一つは、CAMソフトの講師のアメリカの技術者の腰に Treo が挿さっていて「お、これが Treo か!」としげしげと見てしまいました。
まぁ電話としては「何コレ?」というぐらい大きいわけで、W-ZERO3 も同じですがあのデカイのを音声電話として使うのか?となるとこういうことのようです。
斎藤
BlackBerryやTreoは通話ができる端末も出ているんですが、彼らはそれで電話はしないんですよね。通話は別途MotorolaやNokiaの端末を持っていて、BlackBerryやTreoはメール端末だっていうんです。
W-ZERO3 は W-SIM が売りで、複数端末を一つの電話として使うのだから、音声端末と情報端末をセットで売るなどの方が実際的かもしれない。
しかし、それだとカード端末をPDAに挿してメール専用受信機にして、音声電話には通信契約をしないものを持つという選択もあるね、となってしまってこの意見に同調します。
斎藤
せっかくW-SIMがあるのに、なんでもできるパーフェクトマシンが出てくるというのが、逆に謎です。
ブラウザ端末を作る、っていうならアプローチが違ったと思うんです。メール端末を作る、でも違ったと思う。全部できるようにしようとした結果、あのW-ZERO3ができた。
神尾
音声とデータが今までずっと1台に載っていたわけですけど、もう一回、袂を分かってもいいわけです。

12月 29, 2005 at 08:38 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.12.26

メールのシンクロがうまくできない

「Jornada 現役復帰」したのだが、どうも良く分からない。
スケジュールをPDAで持ち歩くは便利で実用的です。それは CLIE UX-50 と OutLook 組合せでも十分に機能してきました。

この一年ぐらい「メールをPDAに移せないか?」という要求が出てきたのは、待ち合わせと法廷の番号といった非常に短い言葉が分からなくなるとやっかいというケースが増えてきたからです。

ほとんど予定はメールで来るわけですが、スケジュールに移すのはそれなりに書き込まないとなりませんが、それが面倒というか書き落とした時に「メールのどこを見れば良いのだ?」になるわけです。
それで「メールを持って行けば」となって、Jornada 復活なのですがメールのシンクロが「受信トレイ」だけが対象らしい。

OutLook も自動振り分けしているから、シンクロ(転送)されたメールは振り分け対象外の言わば SPAM だけのようなことになっている。
なんとか他のフォルダーのメールをシンクロしようとやっているが今のところ出来ない。
まったく、どういう考えで出来ているのだ?

12月 26, 2005 at 03:21 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (0)

Jornada 現役復帰

なんと Jornada が復活しそう。

別にメーカが復活させるというのではなく、あくまでも自分用なのだが(^_^;)

98年4月からロータスオーガナイザーでスケジュールを入力してたようです。
その後、2000年4月に Palm Vx を買って長年ロータスオーガナイザーとシンクロで使ってきました。
Palm Vx はボロボロになったので、2004年1月に CLIE UX-50 を買ったら、ロータスオーガナイザーとはシンクロしなくなってしまった。
そこで MS-OutLook にスケジューラを移して CLIE UX-50 とのシンクロを維持して現在に至ってます。

この間に、ほとんど気まぐれで買ったのが Jornada 710 ほとんど最終機です。
Palm に比べると重いのですが、キーボードが優秀なので外での原稿書きに使ってましたが、そんなのは少ないので放置状態でした。

昨年ごろから会合の場所とかをメールで持ち歩けると便利なのだが、というのが増えてきましたが CLIE と OutLook ではメールをシンクロすることが出来ず放置していました。
そこについこの前、W-ZERO3(PDA+PHS)が発売されたので「次はこれか?」と思って注目していたのですが、電池が持たないといった致命的な問題があるし、キャリアーを変えてまでやることか?という問題で後回しとなりました。

そこで、退蔵している Jornada 710 で本格的にシンクロすれば、スケジュールもメールも入力もカバーできるではないか、となって初めてシンクロしてみました。
とりあえず良いですね。CLIE に比べると論外に重いのだけど、メールを持ち歩けるというのは結構なことです。
今までは家から出なかったのだが、これではパスワードでロックする必要があるな。
しかし、今に至っても Jornada のようなキーボード付きPDAが出ないのはどういうことだ?

12月 26, 2005 at 12:21 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (1)

2005.10.24

青葉区の選挙

参議院神奈川選挙区補欠選挙を横浜市の行政区別に見てみると、いやはやすごい結果になった。
表を見ていただきたい。9月に行われた衆議院選挙は非常に高い投票率であって、その中でもわたしの住んでいる青葉区は一番の高投票率だった。
参議院の補欠選挙でかつ自民党公認の川口順子候補が小泉チルドレンとして圧勝するであろうとの予測でかなり白けた雰囲気の選挙であったから低投票率になるのは仕方ないと言えるだろう。
しかし下の表の参院選順位を見て欲しい。青葉区は14位である。
衆院選ではトップの投票率であったものが18番中の14位になるというのはもの凄い。 さらによく見ていただくと、こんなに順位が変化した行政区は青葉区・都筑区・西区と言える。 青葉区・都筑区は衆院選には行ったが参院選では投票しなかった人が多いという意味で、西区はその逆の傾向と言える。 もっともどこの行政区でも衆院選に比べて投票率が半分なのだから全体に関心が無いことに変わりはない。

ここまであからさまな数字が出るとは思わなかった。
地方議員にくっついて10年になるから、それなりに選挙区事情を理解していて新聞記者に説明したりもするがこれが我が青葉区の特徴なのだから、同じ横浜市内と言っても青葉区独特の選挙戦術が必要不可欠ということです。

衆院選順位行政区衆院選%参院選%参院選順位
1青葉区71.931.1914
2金沢区71.3636.362
3泉区70.9935.873
4栄区70.7836.391
5戸塚区69.834.127
6港南区69.7634.645
7都筑区69.3429.9418
8旭区68.8232.4611
9磯子区68.7435.524
10保土ヶ谷区68.6533.19
11緑区68.1631.7312
12瀬谷区67.6733.728
13港北区66.4530.7315
14西区65.8634.326
15南区65.1332.510
16神奈川区64.6931.5113
17鶴見区63.2530.0217
18中区62.6130.2816

10月 24, 2005 at 12:21 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.09.13

開票立会人をやってきました

日曜日(9月11日)は衆議院選挙の投票日でした。
わたしはこのところ連続して「開票立会人」をやっています。経験している人は少ないでしょうから、どんなことをやったのかを書きます。

選挙では投票所が複数置かれますが、それをある程度まとめて開票所に集めて開票します。
横浜市では区ごとに開票所を設けます。わたしは青葉区の開票所となる区役所の並びの体育館で投票立会人をします。

選挙には、衆議院・参議院・統一地方選挙・首長選挙があり、さらにこれらの補欠選挙があります。衆議院・参議院選挙では比例区があります。
比例区のある選挙では同時に選挙区選挙がありますから開票所には選挙区と比例区の二つの開票所が必要になります。青葉区では大小二つの体育館を使いました。

開票の手順はテレビで良く知られいてる台の上に投票箱から票を山積みにして分類することから始まりますが、細かい手順はけっこう複雑で青葉区で次のような手順になります。

投票箱から台の上に山積みにする。(開披と言います)
開披分類(台の上で同じ投票にまとめる)
点検(まとめた票が同じまとまりかチェックする)
計数(計数機で100枚単位にまとめます)
括束(100枚束を5個まとめて番号を振ります)
立会人・管理者の点検(一枚ずつを点検します)
それぞれの得票を最終的に確認して、最終結果を出す
立会人・管理者は署名・捺印して、票は封印して次回選挙まで保管する
こんなことになります。
立会人は、基本的に各候補の事務所から出しますが
開票所のある区(横浜市の場合)に住んでいる人であることが条件です。
あまりに多くの立会人を置くのは無理なので、例えば今回の比例区で立会人を出したのは、民主党、自民党、共産党、公明党、社民党でした。立会人を出していない政党があるわけです。

立会人は500枚ずつ分類されてまとめられた票を一枚ずつ点検するのですが、実際にはカード(トランプ)をさばくようにパラパラと見ていきます。同じ政党名(比例区の場合)が続くはずですから、間違えは割と簡単に見つかります。
管理者(検挙管理委員)を含めて今回は6人が票を点検するのですが、1番から5番までを事前の打合会(金曜日でした)で抽選します。
500枚の束を作る括束係からまとまって立会人1番に渡されます。1番は一個ずつの500枚の束を点検すると、2番に渡して2番がチェックしたものを3番に渡して・・・と続きます。
何番をやっても同じですが、前の人が速くて自分が遅いと自分のところが全体の速度を引き下げた形になるので、慣れない内は結構なプレッシャーになります。
それが一番だと最初から処理するべき束の山があるので、そのプレッシャーは開き直らないとたまったモノじゃありません。今回は抽選で1番で「あ~~ぁ」でした(^_^;)

投票は8時までですが、投票所から開票所まで投票箱を運んで開票に取りかかれるのは9時からとなっていて、実際に投票箱を開けて、分類したものを計数機に掛けて、500枚の束にして立会人にまわってくるのは10時半ごろになります。
今回は青葉区の投票率は72%弱であって、前回の10増し、地方選挙の15%増しといったところで、とても票数が多いのです。

投票立会人は無効票を含めたすべての票に目を通すので、結局16万枚の投票用紙を見たことになります。すべての点検が終わったのは12時半でしたから、2時間で16万枚を見ました。

わたしがやったのは比例代表区ですから、「民主党が何票取ったか?」が点検しつつも一番気になります。選挙区選挙では自分が運動した候補の得票を点検するのですから、一刻も早く結果を知りたいので、ノートに正の字で集計するのはもちろんでわたしは前回はポケットPCを持ち込んで表計算ソフトでその場で集計していました。
比例区では票数は勝ち負けとか割合といった意味になってしまって、議席が取れたかどうかは分からないので、わたしは今回は集計をしませんでしたがそれでも500枚の束には連番が振られているので、その番号を500倍したものが得票で暗算していました。

有効票・無効票の判断を立会人がすることではないですが、それでも「なんだ?」という票を見つけることがあります。その時には開票事務の方に立会人として説明を求めたり差し戻したりする義務があります(じゃなきゃ点検じゃない)。その可能性は1番が高くて後の方ほど低くなるのは自明ですが、実際には今まで数度以上の立会人経験でも一度も間違えた票を見つけたことはありません。それだけ、開票事務の人たちが有能だということです。
ところが今回、初めて「これは間違えだろう」というの見つけて差し戻しをしました。わたしまでに3人だか4人だかの点検をくぐり抜けてしまったわけで、なかなかすごい経験だったなと感じました。

いまや最ベテランの立会人らしく、選挙管理委員会も開票事務(区役所職員)とは顔見知りで「ベテランですからよろしく」といったワケのわからない挨拶をしています(^_^;)
開票立会人はそこそこ緊張感があり、かつ1時過ぎまでやっているのでいかにも「仕事した」といった満足感があって、面白いですよ。

9月 13, 2005 at 09:46 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (0)

2005.08.24

テレビ出演

わたしの知人の秋澤さんがテレビに出る事になりました。
8月26日(金曜日)の「所さん&おすぎの偉大なるトホホ人物伝・大江戸2時間スペシャル」

秋澤さんは、神奈川県中井町で「江戸民具街道」という私立博物館を運営している館長さんです。
ホームページはまだ無いのですが、「びっくり仰天記」という blog があります。この blog の最大の特徴は解説を秋澤さんご自身の声で解説が入っていることです。このような例はあまり無いでしょう。

昨日もお訪ねしてきましたが、江戸民具ということで、鉄瓶が沢山出ていました。 がんどう(ローソクを使うフラッシュライトのような携帯あかり)の実物を手にとって見ることもできます。なかなか面白いですよ。
おもしろ体験博物館 江戸民具街道
館長 秋澤達雄
〒259-0142 神奈川県足柄上郡中井町久所418
TEL /FAX 0465-81-5339

8月 24, 2005 at 09:23 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (0)

2005.08.16

続・福岡空港で離陸時に出火

NHKより「翼とエンジン 連結部品に亀裂
エンジンを取り外した後機体の点検作業を進めた結果、翼からエンジンをつり下げている「パイロン」と呼ばれる部品の内部にある金属製の板に、小さな亀裂が見つかりました。亀裂の数は、あわせて7本で最も長いもので9センチだということです。また、パイロンの一部がくぼむなどの変形も見られたということです。
「それくらいはあるでしょうね」としか思わないのだが、

日本航空は「エンジンを交換するだけで、特に問題はない」のごとき発表をしていた。
たしかにエンジンから火が出たところをNHKのニュースカメラにバッチリ撮られただけだ、と考えることも出来るが、エンジンがほとんど爆発という状態と止まったというのでは全然違うだろう。
エンジンが止まっただけだから、交換すれはOKです。というのは了解するが、爆発同然というようなことがあれば、パイロンに亀裂が入るぐらいのことは起きても不思議はない。

旅客機のエンジンは機体が破損する前に脱落するように設計されていて、それがパイロンの役目の一つであるから、パイロンに亀裂があっても不思議はないとなる。
それを「エンジンを交換するだけです」と発表してしまって良いものかね?
同じように国土交通省が「重大インシデントではない」と決定したからだろうが、県知事が怒るまで、挨拶に行かなかったらしい。サービス業という自覚が皆無ですな。
やることがいちいち世間の目で見てヘンなのだ、ということすら分かっていないのか?

8月 16, 2005 at 12:49 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.08.13

福岡空港で離陸時に出火

朝日新聞より「NHK、事故機の火吹く瞬間放映 路線運休取材中に撮影
NHKは、トラブルを起こした旅客機のエンジンから火が噴き出る瞬間の映像を、ニュースで放映した。
福岡―ホノルル便は、赤字のため10月から運休する予定で、この話題をたまたま福岡空港で取材していたカメラマンが撮影したという。
いや「なんでこんなに見事に撮影したのだ?」と非常に不思議だったのですが、こんな理由だったんですね。
あまり判然としないのですが、何回も見ていると
上昇中に突然エンジンから黒煙を引くようになる
黒煙からなんか物体がバラバラと落ちるように見える
エンジン内で出火、エンジン排気口から赤く見える
炎を引くようになる
爆発的に火が出て、巨大な炎を引くようになる
炎は小さくなる
エンジンからバラバラと何かが出てくる
なんて感じであったと思います。

どうもある程度時間を掛けて進行したようで、大きなエンジンだからか戦闘機が鳥を吸い込んだ時(パリショーの Su27 の墜落)のように「一気に壊れた」という感じではないですね。
何かが壊れる→燃焼が不安定→さらに壊れる→爆発→それでさらに壊れる
なんてことかもしれません。

映像で見てもファンには異常がないようで、報道ではタービンの破損のようです。
それにしても、
午後8時20分、飛行機は福岡空港に着陸した。
しかし、着陸後も機内では電気系統のトラブルという説明があっただけ。
「修理中」「事故原因を調べて報告する」とアナウンスがあったが、
詳しい説明がないまま1時間半も待たされた。
これはどういうことだろう?「どう説明しようか?」とか議論でもしていたのだろうか?「オレがやる」で誰かがさっさと乗客を降ろすことを優先出来なかったものなのか?なんか航空会社として重要な部分が機能していないような感じです。

8月 13, 2005 at 10:14 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (3) | トラックバック (2)