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2013.07.04

ネット選挙解禁

今年(2013年)初めての書き込みです。(^_^;)
Facebookに書くことが多かったのですが、使い分けていくことにします

今日(2013/07/04)参議院選挙が始まりました。
今回の選挙の目玉は「ネット選挙解禁」だそうですが、木に竹を接いだようなもので、とうていうまくいくとは思えません。
そもそも公選法には現実無視のところがあって、そこに無理矢理ネット対応を押し込んだようなものだから、公選法が定義するネットは、通常のインターネットとは別物です。

選挙実務十数年の経験では、公選法の実務は非常に難しいものがあり、かつ選挙のたびに解釈が変わると言っても過言ではありません。
実は解釈が変わるのではなくて、適用が厳密になってきたというべきなのです。

たとえば、選挙運動員(街頭で活動する人)には給与(バイト代)が支払えません。ここでバイト代を支払うと、買収になってしまって当選しても失職になります。
実はこれは、十数年前には支払っても問題ありませんでした。時代によって変化する例です。

びっくりしてしまったのは、選挙カー(宣車)の上の候補者名や政党名が書いてある、板についての規定が変わったときでした。
元々は、「ポスターを車に貼った」扱いなのです。
そこで、演説が出来るようにデッキを付け、デッキを一周するように巨大な箱にしてしまった。
そこに「板に貼る物だ」となって、「箱じゃなくて4面の板にしろ」となりました。
そのために、わざわざ隙間を空ける構造に改良することになりました。

選挙では学生さんに参加していただくのは非常に重要なのですが、20歳以上の制限があるので、勝手に手伝うといったことになるのは困ります。
こんどは内部事務としては登録が必要だし、その段階で年齢確認も不可欠です。

全部まとめると、結局のところ現行の公選法は、地域で手作りするもの、といった意味合いで出来ている規定です。
そこに、インターネットを当てはめるといっても、水と油といった感じです。

こんな「どう取り組めばよいのか分からない」ものにはちょっと手を出せません。
しかし、先に書いた「バイト代は出せない」というよく知られている規定を知らないで、当選後に失職した議員がいました。
このように不勉強で「イケイケどんどん」の候補者がいるのも現実で、そういう人たちが「ネット選挙でいろいろな問題をあらわにした」となるかと思っています。

7月 4, 2013 at 04:41 午後 国内の政治・行政・司法 |

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