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2011.11.13

ロボットが来るよ

昨日(2011/11/12)2011国際ロボット展の最終日に行ってきました。

技術的には一段落という感じで、特に目新しいものはありませんでしたが、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の人が面白いことを言っていた。

筑波大のベンチャー企業・サイバーダインが作ったHALを前にして、「国際規格を作ろうとしています」とのことであった。
人体に直接触れる、介護や補助の装置について、安全面を中心に規格を作るのは当然であるし、それも急ぐべきだと思うのだが、NEDOが中心になって出来る事なのか?と反射的に思ったわけです。

案の定で彼は「日本はロボット先進国ですから」というわけだ。
しかし、韓国や台湾がモジュールをたくさん展示しているし、技術的には目新しい展示がない、国際ロボット展なのだから、先進国らしいところはすでに埋没してしまっているではないか。

だからこそ、人の安全に関わる規格を作ろうとなるのだが、それこそがロボットが社会に出て行くことであって、規格も作る側の規格ではなくて、使う側の規格さらには社会にとってどうか?という観点からの規格こそが大事であろうし、むしろ作る側の規格は社会的要請の従属物であるべきだ。

NEDOや通産省が「ロボットを社会に出すのにどういう事に注意したらよいでしょうか?」なんて調査がすぐに出来るぐらいなら、昨今の消費者問題事件なんて起きるはずがない。

日本の行政組織も、学会も社会という漠然としたものを対象に何かをするのが非常に不得意なのだろう。
特に行政の手法は、つねに「最小の投入で最大の効果」しか狙わないから、生産側の規制に走る。
そりゃ生産していないもので、トラブルは起きようもない。

しかし、そういう「最小の手間」ばかりの目指すから、本末転倒なことにもなる。
個人情報保護法なんてのは、なんのための法律だかわけが分からなくなっているが、あれは特にヨーロッパとの月愛情つき合い上不可欠な法律であったのだ。

つまり、作ることではなくて使うことを考えると、日本以外の社会にも通用する考え方を提示しないといけない。
これが出来ないと、使える規格にはならない。 しかし、そこまで勉強している人が何人いるのだろうか?

声を大きくして言いいたのは、ロボットを社会に組み込むのにはどのよう問題が起きるのだろうか?を考えよう、ということです。
そして、人はロボットだけを利用するのではなく、ロボットを利用してその向こう側にいる人とのやり取りを始めるのです。そのためのロボットの社会進出なのです。
だから、ロボットの規格を決めるということは、人と人のつき合い方の定義をも必要だとなってきます。

わたしは、学校でロボットを使った授業を展開していますが、キーはロボットを使って社会と上手くやる技術を練習しよう、でにしています。
早い話が、携帯電話がつき合い方を大きく変えたのと同じで、ロボットはもっと協力に人と人のつき合いに影響を及ぼすでしょう。

そういう、哲学的ともいえる視点からの規格作りを考えるべきなのです。

11月 13, 2011 at 11:43 午後 もの作り | | コメント (2) | トラックバック (0)