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2011.10.27

オリンパス・また社長交代

毎日新聞より「オリンパス:12日で異例の展開 企業買収「問題ない」

オリンパスのマイケル・ウッドフォード元社長の解任騒動は26日、菊川剛会長兼社長が辞任する事態に発展、わずか12日で社長が2度交代する異例の展開となった。

ただ、菊川前社長は過去の企業買収に問題があったとするウッドフォード元社長の指摘を一切認めておらず、あくまで株価急落の責任をとって辞任した形だ。

高山修一新社長も「問題はなかった」との見解を示し、ウッドフォード元社長との対立解消の気配は見えない。

新体制が市場の不信感を一掃できるかは依然不透明だ。【竹地広憲】

「私は適切だと思う。問題はない」。
東京都内でこの日開かれた会見で、高山新社長はウッドフォード元社長が疑問視した投資助言会社への約660億円の支払いについて、第三者委員会の発足前にもかかわらずこう言い切った。

また、ウッドフォード元社長の経営手法を「独断専行で、部下を恫喝(どうかつ)した」と強く批判する一方、菊川前社長の業績を「大変大きかった」と評価し、菊川前社長の擁護に終始した。

菊川前社長がたった12日で辞任に追い込まれたのは、ウッドフォード元社長の「内部告発」を受けて市場に同社への疑念が広がり、株価下落に歯止めがかからなかったためだ。

同社の株価は解任騒動の前と比べて終値ベースで半減し、国内外の大株主から詳細な情報開示や調査を求める声が相次いだ。

問題視された企業買収や、ウッドフォード元社長の解任を主導した菊川前社長が引責辞任することで、批判をかわす狙いがあったとみられる。

しかし、高山新社長は会見で「第三者委員会の結果が出ていないのになぜ不正がないと断言できるのか」との質問に、

「最終的には第三者委員会の判断に委ねる」
と歯切れの悪い返答を繰り返した。
さらに、第三者委の発足時期についても明言を避け、真相究明への姿勢に疑問を残した。

市場の厳しい見方は変わっていない。約5%の株を保有する大株主の米投資顧問会社、サウスイースタン・アセット・マネジメントの担当者、ジョシュ・ショアーズ氏は26日、毎日新聞の電話取材に対し、

「(社長交代は)問題の重要性を認識したサインだ」
と一定の評価をしつつも、
「これで幕引きではないことは確かだ」
と指摘。オリンパスに対し、二つの調査機関を設けて二重の検証を行うよう求めているという。

また、ある証券アナリストは、買収にかかわった投資助言会社への支払いについて

「やはり高い。今回の会見は市場の疑問に答えていない」
と指摘。
「欧米で疑念を払拭(ふっしょく)できない限り、カメラなど製品販売への影響は避けられない」
と懸念を示した。

よく分からないのが、なんで新社長も世間からの懸念をより増大させるようなことをわざわざ言うのだろうか?
もちろん、菊川前社長の代理だからと考えるしかないのだが、それでは取締役会が全員揃って無能だと断定されてしまう。

一言で言えば「もうちょっとごまかしようがあるだろう」と思うわけで、あまりに「お約束通り」としか思えないから、逆に「何か秘策があるのか?」とすら思ってしまう。

第三者委員会を作ると発表して、いつからやると言わないのでは、ますます評価が下がってしまう。

毎日新聞より「オリンパス:新社長が一人で会見 企業買収の質問応じず

英国人社長の解任からわずか12日。大手精密機器メーカー「オリンパス」が26日開いた再度の社長交代会見は、新社長一人だけが臨む異例の新体制発表となった。

辞任した菊川剛会長兼社長は姿を見せず、問題となっている企業買収について、高山修一新社長は

「今後設置する第三者委員会の評価を待ちたい」
と繰り返した。今後の会社立て直しはどうなるのか。社員からも不安の声が漏れた。

上場企業の社長交代会見では、新旧社長が同席することが多い。
この日の会見では冒頭に菊川氏の「新しい体制で推進すべきだと判断した」などとするコメントが読み上げられ、「前社長不在」についての質問に、高山新社長が「(菊川氏は)第三者委員会を推進する立場ではないから」と弁明する場面も。

約1時間の会見では、企業買収が適切だったかの質問が相次いだ。
「英米の捜査当局が動き出したという報道もあるが」との質問に、高山新社長は「全く把握していない」と説明。
「反社会的勢力との関係は全く認識していない」と強調した。
最後に司会役の幹部社員が「今後の意気込みを聞いてほしい」と促す場面もあった。

オリンパス本社(東京都新宿区)から帰宅する社員は一様に硬い表情。
20代の男性社員は「社長の辞任を聞いて驚きましたが、なぜ辞めたのか詳しいことは聞いていません。(疑惑報道については)何も分かりません」と困惑気味だった。

ある中堅男性社員は一連の混乱を「迷走を超えた迷走」と表現。

「社員にも社会にも会社が十分な説明責任を果たしておらず、1部上場企業がとる態度とは思えない。世間に恥ずかしい」
と声を落とした。
男性は家族も抱えており、「会社がおかしな方向に行ってしまい、リストラでもされるようなことになったら……」と不安を口にした。【町田徳丈、山本太一】

社長が交代したら、ますます株価が下がったといったことになると、株主代表訴訟が起きる可能性が高くなる。

10月 27, 2011 at 10:26 午前 事件と裁判 |

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コメント

赤字隠しだったんですね。

投稿: tambo | 2011/11/08 13:57:32

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