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2011.09.16

航空管制情報漏洩事件・国交省のバカな決定

サンケイ新聞より「管制室カメラ禁止に 国交省 羽田空港の男性管制官、飛行計画ブログ掲載で

2011.9.16 07:28

羽田空港の男性主任航空管制官が飛行計画などの画像を自分のブログに掲載していた問題で、国土交通省は16日までに、管制室内へのカメラ持ち込みを原則禁止する方針を固めた。

管制官不祥事の再発防止策を検討する委員会で、禁止に向け議論する。国交省は既に、管制室内で業務に関係しないカメラ撮影を禁止すると全国の管制施設に指示した。

国交省によると、男性主任管制官は米大統領専用機エアフォースワンの飛行計画や、米軍の無人偵察機グローバルホークの飛行計画とみられる画像を自身のブログに掲載していた。

管制官は調べに「自分のデジタルカメラで職場の端末画面を撮影した」と説明。国交省は12枚がブログに掲載されているのを確認した。
カメラ付き携帯電話は業務で使うこともあることから、業務用のものを新たに現場に付与するなどの方法を検討する。

国交省が、ここまでバカなあるいは意味のない方針を出してくるとは絶望的な国だなと感じる。

そもそも、勤務する職場の情報を管理無しに公開すること自体が、職業人として失格で、どんな職場であっても許されることではない。
その意味では、問題になった管制官は同じような事をするのであれば、世界中に職場がないと言える。

つまり、職業人として倫理が不合格であって、職に就いてはいけない人物であった、ということにしかならない。
その意味では、「職業人としてふさわしくないから懲戒」とするのが正しい。
それを「撮影したから」「デジカメを持ちこんだから」と問題を矮小化してどうするのだ。

航空管制情報をメモとして公開するのを許すのか?
秘密情報として規定されていないから、公開しても良いのか?
もし、民間企業だったら許されることなのか?

こんなことを考えただけで、国交省の考えていることがどちらに向いているのか?と首をひねってしまう。
まあ、後付けで言い訳を作ったとしか言いようがないが、こんな事になった最大の理由は、国交省自身が「職業倫理」のような白黒の付けられない領域に踏み込みたくなかったからだろう。

今の日本の最大の弱点というか問題点は、「白黒の付くこと以外は出来ない」ところにあると思う。

白黒の判断がつきにくい、「倫理」とか「常識」といったものを放り出してしまっている。
それだから「黒でないから白だ、やっても良い」となってしまうのは当たり前だ。

白黒判定から脱却してグレーであることを確認するべきだ。
その代表格が「事業仕分け」だろう。

予算全体の枠が少なくなったのだから、調整するのは当然でそれは客観的には決めようがない、政治的な思惑などで決まって当然だ。
それを、あたかも「客観的に決めた」かのようにして、以後は考え無しにすすめるというデジタル化する政治過程というのが最悪なのである。

9月 16, 2011 at 09:01 午前 国内の政治・行政・司法 |

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