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2011.09.21

小金井ゴミ戦争に発展するのか?

読売新聞より「市長の発言が危機招く…小金井のごみ行き場なし

自前のごみ焼却場を持たず、周辺自治体に可燃ごみの処理を頼っている東京都小金井市が、今年度分をまかなう量の引受先がいまだ決まらず、危機的な状況に陥っている。

背景には、今年春に初当選した佐藤和雄市長が、

「ムダ使い」「ごみ処理4年間で20億円」などと選挙戦で主張
し、周辺自治体に委託費を払い始めた2007年度以降の可燃ごみ処理費増を批判したことなどに端を発した周辺市との摩擦がある。

佐藤市長はおわびに奔走しているが、最悪の場合は「収集ストップ」もあり得るとして、市は10月上旬、緊急のタウンミーティングを開いて市民に現状を報告する。

◆収集できない事態も

「現状は厳しい状態にある」。
15日に開かれた小金井市議会ごみ処理施設建設等調査特別委員会で、佐藤市長は苦渋の表情を浮かべた。

同市の可燃ごみ処理は、市内の二枚橋焼却場が老朽化により廃止されたため、2007年4月以降は周辺自治体と1年ごとに契約を結び、焼却してもらう綱渡り状態が続いている。
10年度は市内で排出される可燃ごみ1万3387トンのうち、多摩川衛生組合(稲城、狛江、府中、国立市)に7481トン、昭島市に1953トン、八王子市に1506トン、日野市に2447トンを頼んだ。

今年度に排出が見込まれる約1万3500トンのうち、8000トンは多摩川衛生組合に受け入れてもらえたが、5500トン分のごみの行方が決まらぬまま。

8月までの搬入実績は5367トンで、10月末~11月上旬には8000トンの枠を使い切ってしまう見通しだ。
市内には一時保管場所がなく、

「ごみの処理先がないと、収集できない事態になる」
と三上順本・ごみ処理施設担当部長は15日の委員会で説明した。

◆周辺市との摩擦

小金井市が当座の受け入れ先として期待していたのが、07年からの4年間で計約6180トンを引き受けてくれた昭島市。だが、周辺自治体への委託費を含む可燃ごみ処理費増を「ムダ使い」とした佐藤市長が就任したことで、昭島市の中でごみ受け入れを疑問視する声が高まった。同市の幹部は「人道的支援ということでずっと支えてきたのに」と語る。

同市の焼却場は、東日本大震災に伴う計画停電や節電の影響で稼働時間が制限されてきたため、

「自分の市のごみ処理だけでも精いっぱいという状況」
(市幹部)。同市議会関係者も
「市民感情を考えると、今はとても小金井の話を議会に相談できる状況にない」
と話す。

そもそも、周辺自治体には小金井市のごみを受け入れることに抵抗感がある。広域支援は、同市が処理場を建設するまでの緊急支援という位置づけだった。

しかし同市が国分寺市と共同で17年に稼働させるとしている新焼却場の建設の見通しが立たず、

「事実上、恒常的な支援につながる恐れがある」
(ある自治体幹部)との懸念があるためだ。
「小金井は周りに迷惑をまき散らしていることが分かっていない」
と恨み節すら聞こえるようになった。

◆収拾に懸命

周辺市の不信を背景に、小金井市議会でも「ムダ使い」表現への非難が相次いだ。

佐藤市長は6月の本会議で、

「広域支援をいただいている自治体関係者に不愉快な、あるいは不愉快以上の思いをさせたということは、非常に私の思いの至らなかった点です」
などと答弁。表現を謝罪・撤回し、「反省」として自らの7月の給料を20%減額する措置をとった。
周辺の市などへも「おわび行脚」を重ねているが、風当たりは強いままだ。

市側は現況を市民に知ってもらう必要があるとして、来月2日と8日に緊急のタウンミーティングを設定し、市報などで参加を呼びかけている。
ただ、市議会からの指摘で開催日はさらに追加される見通しだ。

(2011年9月21日12時56分 読売新聞)

昔「杉並ゴミ戦争」というのがありましたが、よく似た構造ですね。

同市が国分寺市と共同で17年に稼働させるとしている新焼却場の建設の見通しが立たず、

という状況で、選挙戦で「ムダ使い」「ごみ処理4年間で20億円」と言ったのだから、周辺自治体から「お断り」になって当然だし、それは計算済みの「公約」だったはずでしょう。

今さら、「お詫び」って二重の意味で、裏切ってますね。
投票した市民と、周辺自治体の双方にデタラメを言っている。

小金井市の「新ごみ処理施設の建設場所を「二枚橋焼却場用地」に決定しました【2010年4月15日 更新】」によると、決定したという場所はGoogleマップで見るとここですね。
東八道路と西武多摩湖線、野川、野川公園に囲まれた長細い土地です。

しかし、この発表は2010年ですから、今回の市長が当選する以前の決定です。
それで、あわてて【緊急開催】市長とのタウンミーティングのアナウンスをしていますが、内容は

【緊急開催】市長とのタウンミーティング テーマ=小金井市のごみ問題

【 2011年9月12日 更新】

 市長とのタウンミーティングを開催します。

 平成23年度の可燃ごみ処理については、多摩地域の各団体に広域支援をお願いしていますが、今年度の発生見込量の全量を確保するには至っていません。

 市長就任以降のごみ問題に係る経過および現在の厳しい状況を報告のうえ、市民の皆さんのご意見・ご要望などを市長が直接お聞きします。

 皆さんのご参加をお待ちしています。

○今回のテーマ
  小金井市のごみ問題

○とき・ところ
  (1)10月2日(日)午後6時~9時
      会場:小金井第一小学校 体育館

  (2)10月8日(土)午後6時~9時
       会場:小金井第三小学校 体育館

○市の出席者
  市長、関係部長等

○その他
  ・事前の申込みは不要です。直接会場にお越しください。
  ・会場は土足禁止のため、靴を入れる袋をご持参ください。
  ・手話通訳・保育があります。
  ・駐車場はありません。お車での来場はご遠慮ください。

○問い合わせ先
   広報秘書課広聴係(電話042-387-9818)
   ごみ処理施設担当(電話042-387-9854)

情報発信元

[部課名]
広報秘書課広聴係

だけしかありません。
まあ、この期に及んでタウンミーティングで何をしようというのでしょうか?
その意味では内容なんてどうでも良いと思いますが、早い話がこの市長は「ゴミは捨てられませんから、市から出て行って下さい」としか言いようがないんじゃないでしょうか?

元朝日新聞記者だそうですが、結局評論家のままで市長になってしまったということかもしれません。
自治体の首長は、下手な企業よりも大きな組織の経営者です。だから、例えば中小企業を経営したことがない人には難しい仕事でしょう。
個人での仕事である作家出身の首長というと、石原東京都知事がいますが、たびたびハラハラするような発言をしているのは良くご承知の通りです。

それにしても、避けて通ることが出来るはずがない、ゴミ処理場などについてネガティブな公約をする候補者を当選させてはいけないでしょう。影響が大きすぎます。

9月 21, 2011 at 02:15 午後 国際経済など |

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