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2011.08.17

安愚楽牧場・東電から補償を得られるとは思えない

サンケイ新聞より「安愚楽牧場破綻、東電の過失認定が焦点 債権者説明会を開催

2011.8.17 10:38

東京地裁に民事再生法の適用を申請した和牛オーナー制度する「安愚楽牧場」(栃木県)の債権者説明会が17日、神戸市内で開かれた。19日には東京都内でも開かれる。

同社は、東京電力福島第1原発事故を破綻の一因に挙げ、東電に損害賠償を請求する考えを示している。
ただ、同社をめぐっては、杜撰な運営も明らかになっており、債権者救済の行方は不透明だ。

同社は繁殖牛の所有者を募集し、生まれた子牛を買い取り、出資者に売却益を還元する独自の制度を運営。
高利回りの利殖手段として会員を拡大してきた。

だが、原発事故で放射性セシウムに汚染された牛肉の流通問題や和牛価格の下落でオーナーの解約が急増し、運営に行き詰まった。
昨年、口蹄(こうてい)疫が発生した宮崎県の同社牧場で、飼育中の牛を殺処分したことも経営悪化の一因となったようだ。

民間調査機関の帝国データバンクによると、負債額は約4330億円で、今年最大の企業倒産。うち約7万3000件、約4207億円がオーナー契約者の債権が占める。

同社は、東電の過失は大きいとして、損害賠償を請求する考えを示しているほか、個別に賠償請求を検討しているオーナーもいる。

細野豪志消費者・食品安全担当相は2日の会見で、「牧場の場所や牛の問題ということから言っても、賠償の枠組みに乗る可能性は十分ある」と述べている。

ただ、同社をめぐっては、宮崎県内の同社牧場で口蹄疫が発生した際、牛の異常について通報遅れがあったとして、今年3月に県から改善指導を受けるなど、杜撰な運営も判明している。

経営悪化で配当の支払いが遅延した後も、新たなオーナーを募集していた疑惑も浮上している。

東電による賠償が債権者への弁済率を大きく左右するだけに、今後、経営破綻に対する東電の過失度合いの認定が最大の焦点となる。

「安愚楽牧場・あり得ない高利回り」で示したように、 Up_2 取引価格が3月11日から暴落したとは客観的にはとても見えません。
むしろ、前年・前々年の方が安くて、2010年7月から上昇に転じていて、逆に言えば2011年3月からの値下がりで潰れるようであれば、2009年2010年の方がもっと厳しかったのではないのか?と見ることが出来ます。

これでは、とてもではないが「原発事故による被害」という主張はほとんど成立しないのではないのか?
原発事故を理由にして、清算に持ちこんだのではないのか?と思われても仕方ないでしょう。

安愚楽牧場が詳細なデータを示さないために、外部のデータから推測すると、上記の判断になってしまいますが、元もと日本の畜産業は、ずーと厳しい経営が続いている業界であって、その中で和牛に特化したとは言え、安愚楽牧場が高配当を維持できる仕組みがあったとは、思えません。
また、金融によって本業の牧場業以上の利益を上げるという構造であったのなら、金融業が主体となるはずで、それ自体が出資法違反になるでしょう。

8月 17, 2011 at 01:12 午後 事件と裁判 |

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