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2011.08.05

フール死亡事故・またもやいい加減な管理体制

サンケイ新聞より「市教委ずさん巡回、監視人数も確認せず 小1プール水死

2011.8.5 08:28

大阪府泉南市立砂川小の一般開放のプールで同小1年(7)が溺れて死亡した事故で、市教委が水質チェックや安全管理状況の把握を目的に行っていたとする巡回の際、監視員の人数を全くチェックしていなかったことが4日、市教委への取材で分かった。

そもそも、巡回で監視員の人数を確認することをチェック項目として定めておらず、改めて市教委の監督態勢が問われそうだ。

市教委によると、巡回はプールの一般開放中、1日1回、職員1~2人が不定期で行っていた。
巡回の目的は、保健所に提出する水を採取するなどの水質管理や、委託業者の安全管理状況の把握、監督業務のためと説明していた。

しかし、監視員の人数確認は期間中行っておらず、37回あったプールの一般開放のうち、32回で監視員が不足していた事実を見過ごしていた。

また、市から運営を委託されていたビル管理会社「ダイショウコーポレーション」(泉南市)の社長(35)は3日の記者会見で、

事故のあったプールは身長120センチ以上でないと利用できないという市の規定について「ケース・バイ・ケースで」
と市教委から言われたことを明らかにしている。
府警は、市教委がずさんな監督態勢を続けていたとみている。

この事故の問題点が、大々的に報道されたのは「37回あったプールの一般開放のうち、32回で監視員が不足していた」と委託されていた会社が発表したときでした。

しかし、もし単に監視員が契約人数から一人欠けている、ぐらいであればよほどの不運でない限り死亡事故にはならないでしょう。
つまり、管理体制が不十分であることと、死亡事故は偶然の一致かも知れない、と思っていました。

ところが、今回出てきた「身長制限もあいまいだった」というのは大問題でしょう。

これでは、管理の契約とは何をやっていたのか?
という全体が信用できない、となってしまいます。

2006年7月に起きた、ふじみ野市のプール吸い込み死亡事件でも、教育委員会はプールの内部を確認せずに、外側を見ただけとの報道がありました。
それで、管理したとされていた。

結局のところ、プールの管理なんてものは教育委員会の仕事の中で非常にマイナーなものだから、とのことのように思えます。
しかし、それが死亡事故になっているわけで、設備を設置するだけが教育委員会(自治体)の仕事であれば、建設会社と同等になってしまうでしょう。
運営の名目が教育委員会などになっていれば、委託先のミスは委託した側の責任という当たり前の話になぜならないのか?

なんか根本的なところが狂っているような気がします。

8月 5, 2011 at 09:42 午前 事故と社会 |

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