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2011.07.27

軽率ツイートって、そういう問題か?

サンケイ新聞より「「軽率ツイート」大騒動に 高級ホテル、有名メーカー相次ぐ謝罪

2011.7.27 10:19

短文投稿サイト「ツイッター」をめぐっては軽率なツイート(書き込み)が騒動に発展するケースが絶えない。

関係者の謝罪も相次いでおり、専門家は

「注目を集めたいだけの軽率な書き込みが多い。何百万人が見ているという意識が重要」
と呼びかけている。

「今夜は2人で泊まるらしい」。今年1月、サッカー元日本代表と人気モデルが東京都内の高級ホテルで会食している様子を、女性従業員がツイッターで暴露。
ネット利用者から批判が殺到し、ホテルが総支配人名で謝罪した。

5月には有名スポーツ用品メーカーの従業員が、同社直営店を訪れたJリーグ選手を中傷するツイートを投稿し、同社が選手に謝罪。
この従業員は騒動後、同社を退社した。

今月に入っても、なでしこジャパンの熊谷紗希選手(20)が出席した飲み会の会話や写真が同席した男子大学生によって投稿され、熊谷選手が謝罪。

共同通信社などが立ち上げたサイトの公式ツイッターでは、スタッフが「やはり死刑は世界に誇れる極刑ニャーッ」などと書き込み、内部の注意処分を受けた。

ネットの表現に詳しい甲南大学法科大学院の園田寿教授(刑法)は

「ツイッターはフォロワー(登録読者)だけが見ていると錯覚しがちだが、転送で何百万人にも広がる可能性がある」
と指摘。
「職務上知り得た情報は特に注意が必要。自分は『情報を発信している』というある種の緊張感が必要だ」
と話している。

この記事で紹介されている事件は、今までのネットワーク利用とツイッターはちょっと以上に違うことを示していると感じます。

パソコン通信時代には、多くの企業から「パソコン通信を使ってユーザーサポートをしたいのだが」という相談がありましたが、わたしはほぼ全部の企業に「止めた方がよい」と説得しました。
インターネット以前ですから、ネットを使える人が非常に少なくて、企業で考えた場合、担当者一人が企業を代表してユーザーと対面することになります。

今なら、企業HPでは複数の担当者が多くの視点でチェックするのが常識になっていますが、当時はそのような人材を企業内で用意することが出来ませんでした。

しかし、パソコン通信にしろHPにしろ、個人が勝手に情報発信できるものではなかった。

その後、匿名掲示板などが出来ますが、これにも管理者がいて外部からの発言削除要請に対応する、などが機能していました。

その意味では、ツイッターは即時であり、個人が勝手に書ける、なのですから今までのネット上の問題発言とは、今のところレベルが違います。
特に、即時に転送しますから、情報伝達のコストパフォーマンスがよいとでも言うのでしょうか、いわば「拡大しすぎ」の傾向に進むのは当然でしょう。

今後考えられるのは、職場からの個人的情報発信は、それだけで懲戒事由になる、といったところでしょう。

普通に考えると、企業内のうごきを電話で実況中継する奴が許されるわけがないのであって、ツイッターに書き込むとは電話どころか放送しているようなもの、被害があろうが無かろうが厳罰に処する、となって不思議は無いです。

7月 27, 2011 at 11:44 午前 ネットワーク一般論 |

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