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2011.07.20

交通事故裁判・これは厳しすぎると思う

中日新聞より「伊勢の死亡事故で逆転有罪判決 名高裁「制限速度なら回避可能」

2011年7月19日 20時15分

三重県伊勢市で2008年12月、軽乗用車で歩行者をはねて死なせたとして、自動車運転過失致死の罪に問われた板金作業員(30)の控訴審で、名古屋高裁は19日、無罪とした津地裁の一審判決を破棄し、禁錮1年2月、執行猶予3年を言い渡した。

弁護側は無罪を主張しており、上告する方針。

判決理由で下山保男裁判長は、

被害者の男性会社員=当時(26)=の発見から衝突までの距離や、ヘッドライトが照らす長さなどから、
「制限速度の60キロで走行し、前方注視を尽くせば衝突は回避できた」と指摘。
一審判決が70キロと認定した事故当時の速度も、ブレーキをかけ始めるまでの空走時間などを根拠に、検察側の主張通り80キロだったと認め、
「安全確保が難しい速度で漫然と進行し、重要な注意義務を怠った」
と述べた。

一審判決は、浜口被告の速度違反を認定したが、酒に酔っていた被害者が現場の国道(片側3車線)を小走りに横断したと指摘し「制限速度を守っても事故を避けられたかどうか疑問」と判断し、無罪としていた。

閉廷後、弁護人は「中央分離帯の植木の間から出てきた被害者の行動を考慮していない」とコメント。
被害男性の父親は「正しい判断が下されたと思う」と話した。

野々上尚名古屋高検次席検事の話…検察官の主張が認められた適正妥当な判決だ。

(中日新聞)

ドライバーにずいぶん厳しい判決であると感じます。
この記事から読み取れる事実関係は、

  1. 夜間
  2. 片側3車線の国道
  3. 中央分離帯の植え込みから小走りに飛び出した被害者
この状況で、制限速度60キロであれば、事故は回避できた。と断定は出来そうもない、とわたしは思います。

もちろん、もっと詳しい状況が分からないから、何とも言いがたいのですが、片側三車線の国道の中央分離帯からの植え込みの間から飛び出す人間を避けることが出来る、というのはドライバーに過度の技量を要求しているのではないでしょうか?
ちょっと自動車交通の実際を知らない判決だ、という印象が強いです。

7月 20, 2011 at 10:06 午前 事件と裁判 |

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コメント

一審の記事がありました。
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判決によると、事故は2008年12月20日午前6時ごろ発生。伊勢市御薗町王中島で、国道を横断してい た男性=当時(26)=が、被告の運転する軽自動車にはねられ死亡した。
---------------
時間は冬至頃の午前6時ですからほぼ真っ暗、場所は国道23号南勢バイパスでしょう。
どの車線を走っていたかの記述は見当たりませんでした。

投稿: みっちゃん | 2011/07/20 14:29:25

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