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2011.07.05

仮想不動産詐欺事件

朝日新聞より「投資会社社長を詐欺容疑で再逮捕へ 仮想空間マルチ商法

投資会社「MIT」がインターネット上の仮想空間への投資話を持ちかけ、無登録で全国の会員から出資金を集めていた事件で、埼玉県警は、同社社長(53)ら3人=金融商品取引法違反容疑で逮捕=を詐欺容疑で5日にも再逮捕する方針を固めた。

同県警は併せて、虚偽の説明で会員を勧誘したとして、IT関連会社「ビズインターナショナル」(さいたま市大宮区)の男性社長(49)を特定商取引法違反(不実告知)容疑で新たに逮捕する。

県警によると、ビズ社は2007年6月~09年11月、「日本中の街を再現した仮想空間を開発する」と宣伝し、空間内の「土地」を先行取得すれば転売や賃貸で必ずもうかると勧誘。条件として「ビジネスキット」を約30万~40万円で販売していた。

捜査関係者によると、仮想空間は完成しておらず、もともと投資会社社長らには開発する能力だけでなく、完成させる意思もなかったとして、詐欺容疑での立件に踏み切ったという。一方、投資会社社長は2月、朝日新聞の取材に対し、「技術やノウハウはあり、だましていない」と詐欺行為を否定していた。

 一連の仮想空間を舞台にしたマルチ商法(連鎖販売取引)では、同社は約2年間に全国の2万人以上の会員から100億円以上を集めたとされる。

てっきり、この事件はビズインターナショナルが主導して起こしたものだと思っていたのですが、それほど単純ではなかったようです。
上記の記事だけだと、ビズインターナショナルの「商材」を販売した会社のように見えますが、別の記事があります。

朝日新聞より「投資会社社長ら3人逮捕=無登録で金融商品販売容疑―ビズ社仮想空間事件・埼玉県警

2011年6月14日14時6分

IT関連会社「ビズインターナショナル」が、インターネット上の仮想空間での投資話をめぐり、事実と異なる説明をし会員を勧誘したとされる事件に絡み、埼玉県警生活環境2課などは14日、無登録でビズ社会員に金融商品を販売したとして、金融商品取引法違反容疑で、投資会社「MIT」(東京都港区)社長(53)=東京都港区西新橋=と同社社員2人を逮捕した。

同課によると、投資会社社長は「知らない」と容疑を否認しているという。

投資会社社長は、ビズ社の仮想空間開発業務を請け負っていた「フレパー・ネットワークス」の社長も務めており、同課はビズ社の会員勧誘にも関与していたとみて調べている。

逮捕容疑では、3人は共謀し、2008年12月ごろ、MITは金融商品取引業の登録をしていないにもかかわらず、埼玉県の男性(63)らビズ社会員3人に、仮想空間で使用できるアイテムへの投資を勧誘した疑い。 

[時事通信社]

ビズインターナショナル、フレパー・ネットワークス、MITと三社が絡んでいて、その二社の代表が今回逮捕された投資会社社長なのですね。
つまり、警察は黒幕とみているのでしょう。

それにしても、

「仮想空間は完成しておらず、もともと投資会社社長らには開発する能力だけでなく、完成させる意思もなかったとして、詐欺容疑での立件に踏み切った」
というのは、悪徳商法に対する捜査としてはかなり踏み込んだもので、時代は変化したものだと思います。

7月 5, 2011 at 09:26 午前 事件と裁判 |

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