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2011.04.04

鹿島港周辺の被害

毎日新聞より「東日本大震災:人工湾襲った「人災」 鹿島臨海工業地帯

鹿島臨海工業地帯は茨城県鹿嶋市と神栖市に広がる。東日本大震災の津波は、内陸を掘って造られた鹿島港に流れ込み、最奥部から住宅地にあふれ出た。

港のコンテナや周辺の車が巨大な鉄の塊と化し街を襲った。高い堤防もない。サイレンも壊れた。爪痕が残る現地を歩くと「津波被害は人災じゃないのか」と口にする被災者がいた。【立上修】

鹿島港は陸をY字形に掘り込んだ人工港湾だ。
鹿嶋市長栖地区(約300世帯)は、その北端から約500メートル先にある。北公共埠頭(ふとう)に置かれていた大量のコンテナが流されて散らばり、橋や建物などに遮られて残る。元々の海岸線からは約5キロの内陸だ。

「100年に1回かもしれないけど、港に4~5メートルの堤防があれば、こんな被害にはならなかった」。つなぎ姿で後片付けをする大川達也さん(64)が訴える。自宅の床上浸水は1メートルを超えた。65年に港の掘り込みが始まる前からここに住んでいる。「自然災害じゃなくて人災だよ。ドーンと津波っつうのは(鹿島の)陸(おか)では考えられなかった」

●県は浸水想定

07年3月に県が作製した「津波浸水想定区域図」がある。県史上最大の被害とされる延宝房総沖地震津波(1677年)のデータを基にしたシミュレーション図だ。埠頭部分に加えて、大川さん宅を含む古い集落がある長栖地区の一部が、浸水の予想範囲として色付けされている。

公表されているが、大川さんはその存在を知らなかったという。

津波とともに大川さん宅には乗用車13台も流れ着き、敷地内のクスノキの高い位置に傷を刻んだ。コンテナが直撃しなかったことが救いだ。津波が引いた田んぼにヘドロと塩水が残った。

「きれいに土を入れて種まきを日曜(3月13日)にやろうと思っていたのだが……。今年は稲作もできない」

●対策なお不明

鹿島港は、国の重要港湾に指定され、20万トン級の貨物船も接岸する。いま、損傷が少ない岸壁から応急復旧が進む。県港湾課の担当者の一人は「結果論からすれば、何か津波対策はできたかもしれない。どういう視点をどこまで具体的に持っておくのかは今も分からない」と話す。

岡村勝美さん(75)の2階建ての自宅も床上浸水し、地盤沈下で傾いていた。「ついのすみかにするつもり」と6年前、長栖地区に引っ越してきたという。

浸水想定区域図では色付けはない。「私たちはまだいい。災害としてあきらめないかんけど、年金がなくなったらお手上げ。いらん金が出ていくから不安ですよ」。その横で妻の節子さん(72)は、ゆっくりとうなずいていた。

鹿嶋市では防災無線が地震で壊れて使えなかった。サイレンは鳴らなかった。津波で70歳の男性1人が命を落としている。男性は電動車椅子を使って近隣地区から長栖地区の友人宅などを訪ねていたという。

毎日新聞 2011年4月4日 12時44分(最終更新 4月4日 14時11分)

一度だけ、思いついて神栖市役所のところまで行ったことがあります。
他にも、神栖市については井戸水から砒素が検出されたが、それが廃棄されたものだった、という中西準子先生のレポートなどを読んでいたので、なんとなく気にしている場所でした。

Up

中央の白い建物が、神栖市役所ですが巨大な池というか、小さな湖のような水路に面しています。
片側二車線の道は、市役所から離れたところを通っていますが、この道を走る間も「いかにも水郷」といった感じで、地面が水面に近いところです。

現地でははるか東北方向が、鹿島港であることは知っていましたが、あまり意識していませんでした。
それが

鹿嶋市長栖地区(約300世帯)は、その北端から約500メートル先にある。北公共埠頭(ふとう)に置かれていた大量のコンテナが流されて散らばり、橋や建物などに遮られて残る。元々の海岸線からは約5キロの内陸だ。
ということだから「どうなっているのだ?」とGoogle Earth を見てみました。
ご承知の方もいらっしゃるでしょうが、Google Earth は写真を被災状況に切り替えています。
鹿島港周辺の写真は、震災の翌日3月12日付けになっています。

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写真の右端が、コンテナー埠頭で白い四角の物がコンテナーです。
これが、写真のあっちこっちに散らばっている。

どうやって片付けるのでしょうか?まあ、もう三週間ですから、片付けたのだろうとは思いますが、あんな巨大な物が流されてきたら、家も壊れてしまいます。

鹿島臨海工業地帯が、被害を受けたとは知っていましたが、このような事になっているとは、驚きました。

4月 4, 2011 at 07:41 午後 天災 |

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