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2011.03.07

ちょっと注目の裁判

サンケイ新聞より「目撃者なし、供述調書なし、食い違う「火の元」…無罪主張の放火殺人事件、7日初公判」

2011.3.6 21:29

自宅に放火し母親を殺害したとして、殺人罪などに問われた被告の裁判員裁判が7日、東京地裁(近藤宏子裁判長)で始まる。

被告は逮捕時に否認した後は黙秘を続け、供述調書はない。
目撃者もなく、火の元をめぐり検察、弁護側の鑑定結果が真っ向から対立する異例ずくめの公判廷だ。
裁判員は25日の判決で難しい判断を迫られそうだ。

■「やっていない」

起訴状などによると、配管工(36)は平成21年9月3日、大田区南馬込の自宅で灯油を使って火をつけ、母親(60)=に全身やけどを負わせ、殺害したとされる。
被告も負傷し、昨年3月に逮捕された。

被告は母親と姉(38)の3人暮らし。

警視庁の調べによると、事件直前に病死した父親=当時(61)=の葬儀をめぐり、母親と口論になるうちに火を付けたとされる。姉にけがはなかった。

被告は搬送時、救急隊員らに犯行を認めたが、逮捕時は「やっていない」否認。
弁護側に対し、認めたことを「覚えていない」と話しているという。

■食い違う主張

弁護側によると、渡辺被告が話す状況はこうだ。

父親の遺体を自宅に運ぶことに姉が抵抗。
話し合いがこじれ、母親は

「姉と死ぬ。練炭を買ってきて」
と言い出した。

母親は過去も「死ぬ」と何度か言った経緯があったため、いらだった渡辺被告は練炭を手渡した。

その後、渡辺被告は別の部屋にいたが、悲鳴がして廊下へ出ると母親が燃えていた。
灯油がかかっていた形跡もあり、火を消そうと覆いかぶさったという。

弁護側は「本人は火は付けていない。別人の犯行か、母親の自殺」とする。

■鑑定も対立

出火場所は本人のいた部屋に近い「階段下付近」とする検察側に対し、弁護側は離れた「台所」とする別の鑑定結果も得ている。

被告自身も重いやけどを負ったことで事件発生から逮捕まで半年。
犯行の直接の目撃者はおらず、黙秘していることなどから、公判前整理手続きに約1年を要する異例の展開となった。

検察側は姉や救急隊員を証人申請。関係者の証言などから犯行を立証する。

この事件は、読売新聞の当時の記事には次のように報道されています。

3日午後4時半頃、大田区南馬込2、方から出火、木造2階建ての同宅をほぼ全焼した。

母親と被告(34)が全身にやけどを負って病院に運ばれ、長女(37)も左手に軽いけが。

池上署幹部によると、被告「廊下に火をつけた」と話しているため、同署は被告の回復を待って現住建造物等放火などの疑いで事情を聞く。

これが、今回の記事の
被告は搬送時、救急隊員らに犯行を認めたが、逮捕時は「やっていない」否認。
弁護側に対し、認めたことを「覚えていない」と話しているという。
そのものなのですね。

そして、その後は全て黙秘だから、調書がない。

これで裁判に出来るものなのだろうか?
あまりに、捜査が足りないのではないのか?

裁判員は難しい判断、と記事は書いているのが「この捜査は理解できない」とでもやられたら、警察・検察はどうするのだろうか?

3月 7, 2011 at 11:19 午前 事件と裁判 |

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