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2011.03.25

引き裂かれているって!

朝日新聞より「「ひび割れた日の丸」掲載の米誌に抗議 在NY総領事館

2011年3月25日9時37

【ニューヨーク=田中光】在ニューヨーク総領事館は24日、米誌「ブルームバーグ・ビジネスウイーク」に対し、3月21日号の表紙にひび割れた日の丸のデザインを掲載したことについて、「不適切だ」と抗議したことを明らかにした。

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総領事館によると、同誌は「日本国民に不快感を与える趣旨ではなかったが、配慮が欠けていた」と述べたという。

総領事館は抗議にあたって、デザインが「日本自体が『壊れた』ないし今回の危機で日本国民が引き裂かれたことを表しているようにもみえる」と指摘し、「大多数の日本国民を落胆させるものだ」とした。

これ、総領事館が抗議するというほどのものとは思えないんですけどね。
むしろ「関心を持ってくれてありがとう」でしょう。

そもそも、日本の実情は、色々なものが引き裂かれている、と言って良いわけで、それを「引き裂かれているという表現が悪い」というのは、今回の原発事故であからさまになった、詳細隠しそのものの思考ではないのか?

この20年間ぐらい、「○○責任」といったことで、原因ではなく結果だけを問題にする傾向がかなり強くなってしまった、と感じています。

三菱ふそうのホイール破断事故(事件)についても、原因つまり技術的な解明よりも、リコール制度に対する違反という行政手続きが問題になった。

飛行機事故の調査などでも、原因究明を刑事捜査に優先させるべきだ、といった声は以前からあるのだけれども、現実は原因追及よりも、処罰と賠償ばっかりが優先される傾向が強くなってきた。

処罰も賠償も原因究明と同じ重要さで進めば問題無いのだろうが、現実には処罰を逃れるために、原因を隠すようになってきている。
そして恐ろしいことに、「明らかになっていないから無かった」という話しになってきた。

書類上無いから無い、というのでは中世の宗教裁判のようなものになってしまう。

今の日本社会は、高度な技術に支えられている宗教国家のようなものなのかも知れない。

3月 25, 2011 at 12:34 午後 事故と社会 |

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