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2011.01.19

H3ロケットの開発計画

朝日新聞より「宇宙機構、3段ロケット「H3」開発検討 有人も視野

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2011年1月19日3時0分

宇宙航空研究開発機構と三菱重工業が、次世代ロケット「H3」の技術的な検討を始めた。 国産の主力ロケットH2A、H2Bは2段ロケットだが、H3はまったく新しい3段ロケットを想定。

有人飛行に使うことができ、太陽系探査では「はやぶさ」などより大きな探査機も打ち上げられる。H2シリーズは基本設計から30年になるため、部分改良よりも新規開発する方が多目的化できるとみている。

試案によると、H3は1段目に、H2Aの2段目と同じ形式のエンジンを3基ほど並べる。1基ずつは高出力ではないが、噴射される燃料の温度が低く、安全性が高い。
複数積むことで、国際宇宙ステーション(ISS)の高度に6トンの有人船を運べる能力を持たせる。1基故障しても推進力を確保でき、このエンジンを2段目にも使えば低コスト化を図れる。

20日には、H2Bで有人船にも発展可能な無人補給船「HTV」2号機が打ち上げられる予定だ。H2Bなどは固体燃料の補助ロケットで推進力を補っているが、固体燃料は米スペースシャトル・チャレンジャー爆発の原因にもなった。このため、H3を有人で打ち上げる際は、固体燃料を使わない方針だ。

3段ロケットにすれば、有人飛行では3段目エンジンを打ち上げ失敗時の緊急脱出に使える。太陽系探査でも、探査機を飛ばす方向の自由度が増す。

日本の探査機はこれまで、ロケットの制約から大型化が難しかった。
観測機器を多く積むと予備系を少なくしなければならず、失敗の一因にもなっていたが、ロケットの運用に幅ができることで、大型化も図れそうだ。

静止軌道など普通の衛星には下2段を使えばすむようにし、打ち上げ費はH2Aの80億~120億円より2~3割ほど安くする。技術的には2020年ごろに初飛行できるという。

1段目に小さめのエンジンを複数使うのは、ロシアのソユーズや米民間ロケット「ファルコン9」などと同じ設計思想だ。

米オバマ政権は昨年、米航空宇宙局(NASA)によるロケット開発をやめ、民間ロケットの活用を打ち出した。

ただ、ファルコン9などは旧世代の技術を使っており、新しいロケットを開発し続けている欧州のアリアンスペースに差をつけられつつある。

09年に策定された宇宙基本計画は、月面有人活動も視野に入れた基盤技術を構築するとしている。
有人月探査のハードルは高いが、宇宙機構の立川敬二理事長は13日の会見で「有人ロケットについて国の決定は出ていないが、研究は続けたい」と話していた。(東山正宜)

絵を見ると、ちょっと小型化していて、これでより大型の衛星などを打ち上げることが出来るのが、ちょっと不思議な感じです。2段目・3段目により大出力のエンジンが使えるようになる、ということなのでしょうね。

記事中にもありますが、宇宙開発も民間主導が当たり前になりつつあり、日本が三菱重工が主体になってエンジンの改良が進んだのも、世界的に見れば先行事例のようです。

特に有人衛星を日本が打ち上げる必然性はないでしょうが、より制御しやすいロケットを使うと、いろいろな事が出来るようになり、火星に探査機を送るといった事がやりやすくなるでしょう。

さほど開発に手間が掛かるようにも見えないから、是非とも速く実現して欲しいものです。
こういった「未知の方面の実現」こそが今の日本で一番重要な事だと思うのです。

1月 19, 2011 at 07:58 午前 もの作り |

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