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2011.01.21

郵便不正事件・障害者団体元会長の控訴審が結審

朝日新聞より「郵便不正事件 検察側の訴因変更認めず結審 大阪高裁

2011年1月21日16時30分

障害者団体向けの郵便割引制度をめぐって厚生労働省から偽の証明書が発行された事件で、虚偽有印公文書作成・同行使罪などに問われた自称障害者団体「凛(りん)の会」(現・白山会)元会長(75)=一審・一部無罪、検察側控訴=の控訴審の公判が21日、大阪高裁であった。

湯川哲嗣裁判長は、被告の起訴内容から厚労省元局長(無罪確定)の関与の部分を外すとした検察側の訴因変更を認めず、結審した。

判決は2月25日。

郵便不正事件の捜査過程で起きた大阪地検特捜部の証拠改ざん事件を踏まえ、「証拠を捏造(ねつぞう)してまで組み立てた起訴内容が誤りだった責任を被告に転嫁しようとしている」として訴因変更を認めないように求めていた被告の元会長の弁護人は閉廷後、「検察側の控訴が棄却される可能性が高まった」と指摘。

元局長と被告の元会長の共謀関係を認めず、同被告が問われた虚偽有印公文書作成・同行使罪について無罪とした一審の判断が維持されるとの見方を示した。

被告の元会長は元局長に証明書の発行を頼んだなどとして起訴された。

昨年4月の一審・大阪地裁判決は「元局長との共謀は認められない」として虚偽有印公文書作成・同行使罪について無罪とし、郵便法違反罪については罰金540万円(求刑懲役1年6カ月、罰金540万円)を言い渡していた。

検察側は元局長の無罪判決が昨年9月に確定したことを受け、同11月に被告の元会長の起訴内容から元局長の関与の部分を外す訴因変更を求めていた。(平賀拓哉)

この控訴審は、検察が元局長との共謀を認めなかった第一審判決を不服だとして、控訴したものです。
だから、訴因変更で元局長との共謀を外すと、第一審判決の郵便法違反についての判決に不服があるとなりますが、控訴の本旨である訴因がなくなれば、控訴棄却は当然です。

高裁が、控訴棄却にするか、自判するかが興味深いですね。
高裁が、ノーコメントで控訴棄却にした場合、世論は高裁に批判的になるでしょうから、裁判所としてコメントを出すという意味でも、自判するのではないだろうか?

1月 21, 2011 at 07:34 午後 事件と裁判 |

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