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2010.02.13

トヨタリコール問題・対策の方向がアウトだろう

トヨタのリコール騒動についての記事を三本集めました。

NHKニュース米 トヨタに再三対応求める
読売新聞トヨタ、品質特別委に欧米の専門家起用へ
日経新聞トヨタ、リスク対策で新組織 社長直轄、世界規模で情報収集

各新聞の記事は次の通りで、タイトル通りに別々の記事なのですが、どうもトヨタが勘違いから今回の大騒動になり、必要なのか勘違いしないためにどうするのか?だと思うのですが、そのこと自体をトヨタは分かっていないのではないのか?という印象を強く受けます。

象徴的なのが、NHKニュースでのアメリカとのやり取りの部分にあると思います。

アメリカの監督当局が作成した文書によりますと、国内で販売されたトヨタの乗用車で運転席のフロアマットがずれて、アクセルが戻らなくなるという苦情が相次いだ問題について、去年11月にトヨタが、「車に欠陥はないと当局に認定された」と、当局の意思に反する説明をし、その後、訂正したと指摘しています。

一言でいえば当時のトヨタは「運輸当局が納得したのだから、市場はそれに従う」という判断をしたわけです。
その構造は、会社は当局(上)と市場(下)に接していて、当局は上から市場をコントロールしている、だから効率を考えると、「当局だけを相手にしていれば結果OK」というものでしょう。

これが通用しないのが、マスコミであり、ネットワークなわけです。
フロアーマット問題は、フロアーマットそのものが原因ではなくて警察への電話がネット上に流れた事が大問題になった原因です。だから、問題はネットでの炎上をどうするか?という危機対策=BCPそのものでした。
それを「フロアーマットが間違っている」で済むだろうと思った。これが大間違いでした。

そういう視点で、以下の記事を見るとトヨタは現時点でも「(原因は明らかだから)どうやって効率的に炎上を納めるか」に腐心しているように見えます。
そういう先入観が通用しないから、BCPの研究は続いているわけで、トヨタがここまでひ弱な体質になっていたとはビックリです。
会社の文化の問題だから、これは深刻です。

NHKニュースより米 トヨタに再三対応求める

トヨタ自動車のリコール問題に関連して、アメリカの監督当局がトヨタに対し、再三にわたって速やかな対応を求めていたことが、当局への取材で明らかになり、アメリカ議会の公聴会でも、こうした経緯に焦点があたるものと見られます。

アメリカの監督当局が作成した文書によりますと、国内で販売されたトヨタの乗用車で運転席のフロアマットがずれて、アクセルが戻らなくなるという苦情が相次いだ問題について、去年11月にトヨタが、「車に欠陥はないと当局に認定された」と、当局の意思に反する説明をし、その後、訂正したと指摘しています。

そのうえで、およそ1か月後の去年12月15日には、道路交通安全局の幹部が日本を訪れてトヨタの役員らと直接会談し、アメリカの法律に基づいて車の不具合を調査し、速やかに報告するよう求めたとしています。

さらに文書では先月19日、北米トヨタの稲葉社長らが運輸省に呼ばれ、アクセルペダルの部品に不具合があると報告した際にも、当局は、改めて速やかな対応を促したとしたうえで、こうした働きかけによって、問題解決の遅れを免れることができたとしています。

これに関連してトヨタの佐々木副社長は、今月2日の記者会見で「アメリカ道路交通安全局の忠告は、トヨタが早く決断することに大きな力をもった」と述べており、今月下旬から行われるアメリカ議会の公聴会でも、こうした経緯に焦点が当たるものと見られます。

読売新聞よりトヨタ、品質特別委に欧米の専門家起用へ

トヨタ自動車は12日、世界各地で相次ぐ大規模リコール(回収・無償修理)の問題を受け、豊田章男社長をトップにした「危機管理委員会」を社内に新設したことを明らかにした。

委員会は社長をはじめ副社長、専務クラスで構成。不具合などのマイナス情報を一元的に集約して迅速に対処し、業績への打撃を最小限に抑えるのが狙いだ。

一連の品質問題では、トヨタの対応が後手に回ったとの批判が集まり、ブランドイメージが悪化した。

品質問題が浮上した1月下旬以降、トヨタの株式時価総額が約3兆円減少したほか、米国で販売減も鮮明になっている。

2月下旬の米議会の公聴会では、厳しい追及が予想され、「会社の危機」(幹部)に全社一丸での対処が不可欠と判断した。

また、世界規模で品質向上を図るため、豊田社長をトップに発足する「グローバル品質特別委員会」の委員には、日本のほか米欧などから外部の専門家10人前後を起用する方針を固めた。

海外展開を加速させたトヨタは2007年に初めて海外生産が国内生産を上回り、部品の現地調達が拡大。

海外での部品の品質チェック体制の整備が遅れているため、各地域の専門家の意見を積極的に反映させる。
(2010年2月13日03時03分 読売新聞)

日経新聞よりトヨタ、リスク対策で新組織 社長直轄、世界規模で情報収集

トヨタ自動車が一連の品質問題を受け、事業を進める上で起こりうる様々なリスクへの対策を練るための専門組織を発足させたことが12日明らかになった。

豊田章男社長がトップに就き、国内外からリスク情報を迅速に収集・分析する。品質問題への対応が批判された経緯を踏まえ、リスク管理体制を世界規模で見直す考えだ。

新設した「危機対策委員会」には豊田社長のほか、専務以上の役員が参加する。発生する問題や地域によって、構成メンバーを機動的に変える。

今回の品質問題を受け、すでに品質保証や技術、設計などの役員が中心となり部品調達や消費者対応を進める上でのリスクの洗い出しを始めた。 (08:56)

2月 13, 2010 at 11:10 午前 もの作り | | コメント (4) | トラックバック (0)

2010.02.12

ホームオブハート裁判・Toshi離婚報道の続報

日刊スポーツより「TOSHI、セミナー心酔の妻と離婚成立

X JAPANのボーカルTOSHI(44)が、香夫人(40)と2日に離婚したことが11日分かった。

昨年10月末に自己啓発セミナーのホームオブハートと、同セミナーに心酔する香夫人との決別を決めたが、夫人が離婚に応じず同12月に離婚調停を申し立て、離婚届を夫人側に送っていた。

TOSHIの関係者によると、当初離婚を拒否していた夫人も、9日に第1回調停を控えた2日になって「もう、仕方ない」とあきらめて離婚届を提出し、離婚が成立したという。

また、TOSHIはこの日までに新公式サイトを立ち上げた。名前を「ToshI」にあらため、アルバム「武士JAPAN」のリリースも発表した。

10日に破産債権の届け出が終了したが、係争中の裁判の原告からの届け出分だけで、債権は9444万6586円に上ることも判明した。

ToshIは、ファンや周囲に迷惑をかけたことへの自責の念が強く、体調不良で公演をキャンセルした複数の関係者にも、わび状も送った。
今後はホームオブハート被害者救済に協力していくつもりという。

「ホームオブハート裁判・Toshi離婚の報道」の続報です。

わたしは、ホームオブハート裁判を応援している立場としては、Toshiがホームオブハート被害者にどう対応するのかに関心がありますが、紀藤弁護士のコメントもテレビであったようですし、こうして新聞にも記事が出たのですから、Toshiが被害者救済に協力していくという方向は確実になったようです。

とは言え、Toshiの記者会見での一億を超える負債と述べたものには、今回報道の訴訟にかかわる債権は入っていなかったでしょう。
そうでなくても、金銭面、各種ビジネスの問題など、Toshi自身にはなかなか動く余裕もないだろうと想像できます。

しかし、事態がこうなると時の流れはものすごく速くなるわけで、河合弁護士が記者会見で述べていた「トシオフィスの破産手続き」が次の段階として見えてきたとなりました。

2月9日の「ホームオブハート裁判・Toshi脱退後初の法廷・追記あり」の法廷では、ホームオブハートの定義は何なのか?というやり取りがありました。

株式会社ホームオブハートとトシオフィスは別の法人だから、という主張はホームオブハート側がずっと主張しているものですが、被害者側は一体性を主張していてこの主張は、今までに出ている判決でも被害者側の解釈になっています。

「ホームオブハート」と言った場合に、トシオフィスが含まれるのか?という事になると、登記の問題や法的な問題とは別に、市場の見方には「ホームオブハートには、Toshiがいるから」という部分は間違えなくあったでしょう。

事実、MASAYAは法廷で

「紀藤弁護士らのX-Japan復活陰謀を阻止するために、MASAYAが先手を打ってX-Japanを復活させた」
と証言しています。

つまり、経営的な常識から言えば今回のToshi個人の自己破産、トシオフィスの破算手続き入りは「ホームオブハートグループの経営危機」と見る事が出来ます。
市場からの信用を失うと、企業は存続できません。一歩ずつその方向に事態は進んでいくでしょう。

こんな事は外部のわたしにも予想の内ですから、事態はより一層急速に進んでいくだろう、と予測します。

2月 12, 2010 at 01:38 午後 | | コメント (0) | トラックバック (0)

不要な肝臓手術事件

毎日新聞より「山本病院:看護師「機転」物証に 放置腫瘍を検査に

奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」=破産手続き中=で肝臓手術を受けた男性患者(当時51歳)が死亡した事件で、摘出された腫瘍(しゅよう)が放置されているのを看護師が見つけ、独自の判断で病理検査に出し、結果も保管していたことが病院関係者への取材で分かった。

捜査関係者によると、検査に出されたこの検体が死因などを特定する有力な物証になったという。

業務上過失致死容疑で再逮捕された理事長(52)らは06年6月16日、男性の肝臓手術を実施。

手術経験や輸血準備などが不十分なまま腫瘍摘出手術に踏み切り、肝静脈を傷つけて失血死させたとされる。

病院関係者によると、同病院では、摘出した腫瘍を容器に入れて病棟に移し、病理検査の必要があれば外部の検査機関に出す。
手術の数日後、病棟のカウンターに男性の検体が放置されているのを看護師が見つけ、病理検査に出したという。

数週間後、腫瘍は良性との検査結果が届き、看護師はその控えを保管。関係者は「手術前から、がんじゃないのに手術するらしいとうわさになっていたから、悪性か良性かはっきりさせたかったのだろう」と説明する。

捜査関係者によると、この検体は検査機関に保管され、一緒に残っていた肝静脈の組織片から損傷などが確認された。
遺体は既に火葬されているため、大量出血を裏付け死因を特定する唯一の物証になったという。

山本容疑者らの逮捕を受け、看護師の一人は男性に「(仲間が)かたきを取ったよ」と心の中でつぶやいたという。
捜査関係者は「立件できたのは、この組織片があったことが大きい」と話している。
【上野宏人、大森治幸】

死人に口なしといいますから、この事件はよく立証できるものだな?と関心を持っていたのですが、こんな理由があったのですね。
天網恢々疎にして漏らさず、というのでありましょう。

とは言え、この理事長のやってきた事はすごいです。
診療報酬の不正請求で、必要のないステント治療を実施し、中にはステントを挿入しない(レントゲンで写らない)のまであって、詐欺だとなりました。

今回の、肝臓手術・術中死は経験がない手術を必要のない患者に行ったというのですから、これは錯誤とか事故の範囲まで含めても、医療ではないでしょう。

ヒポクラテスの誓い

  • 医神アポロン、アスクレピオス、ヒギエイア、パナケイアおよびすべての男神と女神に誓う、
  • 私の能力と判断にしたがってこの誓いと約束を守ることを。
  • この術を私に教えた人をわが親のごとく敬い、わが財を分かって、その必要あるとき助ける。
  • その子孫を私自身の兄弟のごとくみて、彼らが学ぶことを欲すれば報酬なしにこの術を教える。
  • そして書きものや講義その他あらゆる方法で私の持つ医術の知識をわが息子、わが師の息子、また医の規則にもとずき約束と誓いで結ばれている弟子どもに分かち与え、それ以外の誰にも与えない。
  • 私は能力と判断の限り患者に利益すると思う養生法をとり、悪くて有害と知る方法を決してとらない。
  • 頼まれても死に導くような薬を与えない。それを覚らせることもしない。同様に婦人を流産に導く道具を与えない。
  • 純粋と神聖をもってわが生涯を貫き、わが術を行う。
  • 結石を切りだすことは神かけてしない。それを業とするものに委せる。
  • いかなる患家を訪れるときもそれはただ病者を利益するためであり、あらゆる勝手な戯れや堕落の行いを避ける。女と男、自由人と奴隷のちがいを考慮しない。
  • 医に関すると否とにかかわらず他人の生活について秘密を守る。
  • この誓いを守りつづける限り、私は、いつも医術の実施を楽しみつつ生きてすべての人から尊敬されるであろう。もしこの誓いを破るならばその反対の運命をたまわりたい。

2月 12, 2010 at 12:12 午後 事件と裁判 | | コメント (0) | トラックバック (0)

子どもの携帯電話問題

読売新聞より「携帯電話購入、小1が2割…横浜市教委調査

横浜市教委は、小中学生と保護者を対象にした子供の携帯電話利用のアンケート結果をまとめた。

携帯電話を持つ小学生の5人に1人が、購入時期を「小学1年生」と回答するなど、調査では購入時期の低学年化が浮き彫りになった。

アンケートは昨年11月、市内の小学4年~中学3年の児童・生徒と保護者ら計約4800人を対象に実施。回答率は87・8%だった。

それによると、小学生の40・1%、中学生の76・8%が携帯電話を持っていると回答した。

購入時期については、小学生の所有者のうち、「小学1年」としたのが22%で、2年前の前回調査(7・8%)に比べて大幅に増えた。

また、小学生では、小学3年までに購入したのが54%に上り、前回調査(40・8%)よりも購入時期の低学年化が進んでいた。

携帯電話を持たせたことについては、80・2%の保護者が「良かった」とする一方で、持たせなかった保護者の89・2%も「持たせなくて良かった」と回答するなど、親の考え方がはっきりと分かれた。

ただ、「子供が携帯電話を使用することに不安や危険を感じるか」との設問には、小学生の保護者で72・1%、中学生の保護者で68・3%が「感じる」「少し感じる」などと回答。

具体的な不安としては、「ネット上のいじめ被害」「掲示板などの書き込みトラブル」をあげ、不安を抱えつつも、安全や利便性のために携帯電話を持たせる保護者が少なくない実態がうかがえた。

また、携帯電話やパソコンの危険性についての学習状況を問う設問では、「学校で教えてもらった」とする回答が中学生で75・7%だったのに対し、小学生では43・2%にとどまった。
市教委では「今後は早い段階からの安全対策やモラル指導が必要」としている。
(2010年2月12日07時24分 読売新聞)

教育委員会が調査して発表したというのは、一歩前進と見るべきなのでしょうが

市教委では「今後は早い段階からの安全対策やモラル指導が必要」としている。
という話ではないでしょう。

小学校で教えていることの基本が、社会生活であって、だから集団で教育しているわけです。
携帯電話はまさに社会生活のために必要な事柄で、その教育を家庭が引きうけるのか、学校でやるのか?という問題を検討するべきなのです。

しかし、横浜市教育委員会のコメントが「指導が必要」とまるで評論家のような見解で良いのか?となると、文科省がずっと以前に「携帯電話は教育に必要がない」と答えて以来の「教育界は携帯電話問題に触れない」という路線から脱却できていないことに代わりは無いと思います。

そもそも、携帯電話にはいろいろな使い道があって、子どもたちがそれを自由に使って良いのか?というところを検討するのは文科省の仕事でしょう。
いつまでも逃げ続けるわけにはいかない、と強く指摘します。

2月 12, 2010 at 09:53 午前 教育問題各種 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.02.11

トヨタ・の経営危機管理

毎日新聞より「トヨタ:社長が米運輸長官と面会へ 不信感解消へ直接説明

一連の自主改修・リコール問題で渡米するトヨタ自動車の豊田章男社長が、ラフード米運輸長官と面会することが分かった。

10日に渡米する予定だったが、現地の大雪で飛行機が飛ばず、再度日程を調整している。

米国は昨年のフロアマット問題に端を発した一連のトヨタ不具合問題の震源地。米議会や世論がトヨタへの不信感を強めているため、経営トップが自ら現地入りして説明を尽くし、不安解消に努める。

10日には米議会下院の監視・政府改革委員会の公聴会が開かれる予定だったが、大雪のため24日に延期になった。
公聴会には現地法人トップの北米トヨタ自動車・稲葉良※社長が出席し、詳しく事情を説明する予定だった。

トヨタは9日に米国でも、ブレーキが利きにくくなる問題で新型プリウスなどのリコールを届け出ている。

豊田社長は24日の公聴会前に渡米し、議会関係者らとも会談して理解を求める見通しで、現地での記者会見も検討している。【宮島寛、米川直己、鈴木泰広】

この社長「上を見て仕事をしている」ではないのか?

プリウスのブレーキ問題についての記者会見をした、品質管理担当役員のやった事は「上を見て仕事をしている」の典型でありましょう。

そもそも、なんで「公聴会に出席する」とか「運輸長官に面会する」といった内容を発表するのかな?
お上意識に取り憑かれているのではないのか?

結局は市場を無視している、ととらえられるだろう。
この社長は、結局はパフォーマーだった、という事になりそうだ。

2月 11, 2010 at 01:22 午後 もの作り | | コメント (0) | トラックバック (0)

ホームオブハート裁判・Toshi離婚の報道

サンケイスポーツより「TOSHI離婚成立…2・24“決別ライブ”

先月18日に会見を開き、自己啓発セミナー団体「ホームオブハート」との決別を宣言したX JAPANのボーカル、TOSHIが、24日に開く決別コンサートを東京・赤坂BLITZで行うことが10日、分かった。

また、離婚調停中だった香夫人(40)と2日に離婚成立していたことも判明。

心機一転して一昨年にグループが世界ツアーをスタートさせた所縁の地から再始動する。

先月の会見で発表したソロ活動最後となる決別コンサート。様々な憶測が流れたが、24日に東京・赤坂BLITZでの開催が決定。チケット争奪戦は必至だ。

同所は一昨年大みそかにX JAPANが、ライブハウスで初心に戻って世界ツアーに出発しようとカウントダウンライブを行った場所でもある。TOSHIによると、「YOSHIKIが選んでくれました。Xが初心に戻ってライブをやった場所で、僕も初心で復活しようということになったんです」という。

「ToshI LAST CONCERT“武士JAPAN”」と銘打ったステージでは、この日のために自ら書き下ろしたソロアルバム「武士JAPAN」(24日発売)の収録曲を初披露。TOSHIは「今までの思いを赤裸々に綴った曲ばかりです。ソロライブは最後。なので最初で最後の披露になると思います」と意気込む。

また、昨年12月14日に香夫人との離婚調停を申し立てていたが、今月2日に香さん側が役所へ離婚届を提出したことで同日に離婚が成立。

慰謝料や財産分与については「近日中に申し立てることを弁護士と相談中です」(TOSHI)という。

さらに団体の広告塔にされ、被害を生んだことに対しても、担当の紀藤正樹弁護士と話し合いを進め、被害者救済のために協力することを約束。
被害者に会って謝罪を行っているという。

自らの過ちを改め、気持ちを一新する中、開催される決別コンサート。TOSHIを“引退”の危機から守り、復帰の後ろ盾となった盟友、YOSHIKIはサポートに徹し、TOSHIのアイデアを最優先させてあげている。TOSHIから相談があれば助言したり、アイデアを提案したりと、彼が想い描く舞台を陰で献身的に支えているという。

当日はYOSHIKIの呼びかけで、X JAPANのメンバー全員が駆けつける。それだけに期待するファンも多いが、「みんなが僕を助けに来てくれるような設定です。本当に嬉しいです。Xの楽曲を歌ったりメンバーでのライブ!?サプライズ?ハプニングはあるかなぁ…」とTOSHI。麗しいハイトーンボイスが再び復活する。

1月18日のToshiの記者会見以来、いろいろな事がすごいスピードで進行していると感じます。

離婚調停の申し立てが、このような形で決着したのは少々意外でしたが、この記事で気になるのが「財産分与」の部分ですね。

ホームオブハート事件の被害者は、勝訴判決をした方を含めて、今も賠償を得ていません。
ホームオブハート側が全ての裁判を、高裁・最高裁と持っていくのが戦略であろうことは、予想の範囲です。

つまり、被害者から見ると、Toshiはホームオブハートから賠償金を得る立場のライバルという関係になります。
しかし、同時に裁判でToshiの協力を得る事が出来ればより立証が確実になる、とも言えます。

さらに、Toshiが自己破産したのですから、トシオフィスも破産手続きに入るでしょう。
この件については、Toshiの代理人の河合弁護士が記者会見で述べています。

トシオフィスが破産手続きに入ると、株式会社ホームオブハートにとってトシオフィスは相当大口の取引先であったでしょうから、株式会社ホームオブハートの信用がかなり悪化する事になります。
金融機関に「Toshiがグループ内ですから」という説明をして信用を得ていた事は間違えない(隠しても良い事がない)でしょうから、Toshiの離脱そのものが信用悪化になるわけです。

こうなると、株式会社ホームオブハートの破産といった事も視野に入ってくるわけで、ホームオブハート事件の被害者も、Toshiもこと金銭面については債権確保をどうするのか?となってくるでしょう。

2010/02/09の裁判では「Toshiが記者会見で、那須には一度しか行っていない」との発言について、「事実ではない」との証言がありました。
ホームオブハート事件の被害者は、Toshiの記者会見などの発言について、了解できないところがあります。
この時点では、Toshiから謝罪があったという話も出ていません。

まだまだ、事態は混沌のまま進むように思います。

2月 11, 2010 at 01:06 午後 裁判傍聴 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.02.10

ホームオブハート裁判・Toshi脱退後初の法廷・追記あり

昨日(2010/02/09)は一月一八日の「Toshiホームオブハート脱会記者会見」以来初めてのホームオブハート裁判でした。

HTP最新情報の通り、原告でホームオブハートとToshi問題を考える会代表の山本ゆかりさんの証言がありました。

わたしは2004年からホームオブハート裁判を応援していますから、詳しい方ではありますが、証言を聞いているとあらためて「そういうことだったのか」と新たに知るところが多数ありました。
要するにわたしも、事件の現場がどうなっていたのかを理解しているとは言えないのです。

ホームオブハート事件には、複数の要素があります。

  • カルト問題
  • 児童虐待
  • 金銭被害

といったところが裁判に出てきている内容ですが、山本ゆかりさんの金銭被害についても、カルトでだまされたから金銭被害に遭った、ということでこれらをバラバラに考えても意味がないとも言えます。

2007年の最初の裁判の判決文が公開されています。
これは前から読んではいましたが、昨日の山本ゆかりさんの証言で「3日間にわたって朝の8時半から深夜1時~3時頃まで」というところがあり、それだけやらされたら自分の意志などすっ飛んでしまう、とあらためて思いました。
公開されている判決文から、被害者のCさんが受けたセミナーなどへの参加状況を表にしてみると、驚くべきことになります。

177日間に、64日をホームオブハートに費やしています。
まさに「三日にあげず」そのものと言えましょう。

しかも、各セミナー参加費などは一日当たり10万円以上になることもあり、交通費宿泊費またその間に仕事が出来ないので、収入が途絶えることなどを考えると、論外というべき状況です。

被害者や弁護士、ジャーナリストなどとお話しすると、細かいことは別にして「そういうこともある」といった感じになりますが、中高生に話しをしてみると「何でセミナー代など買ったお金を騙されたと言えるのか?」とストレートな質問が出てきます。

昨日の証言でも、被告MASAYA側の弁護士は「自分の意志で止めることが出来ただろう」という証言を引き出そうとしていましたが、自分の意志で動けない状態を第三者(裁判所)に認めて貰うためには「朝から晩まで」といったことや「暗闇の中で大音響で」といった現場の風景描写などが不可欠だと感じます。

ホームオブハート事件の原告(被害者)とは親しくお話しをしていますが、皆さんごく普通の女性で、知的な雰囲気の方ばかりで、そういう人が被害者になるというところに「どういうことで多額の金銭を出してしまうのか?その現場は?」というのが、謎の部分なのですが、昨日の証言でその謎に一歩近づいたと思います。

追記

Toshi脱退記者会見後、初の裁判であったので、何か変化があるかな?と思いながら傍聴していました。
多くの民事裁判の場合、傍聴者は原告被告それぞれの応援団と、傍聴マニアといった方々に分ける事が出来ます。
今回は、被告MASAYA側の応援団には見知った人はいなかったようです。これは、被告側の人たちが裁判に顔を出していないので、当然かもしれません。

被告側弁護士の構成は、Toshiの裁判にもかかわっているY弁護士が全ての弁護を辞任したそうで、Y弁護士が全部の裁判の雰囲気に大きな影響を与えてきたので、その意味では「気の抜けた」弁護団のように感じました。

昨日の証言は、原告の山本ゆかりさんですから、原告側の山口貴士弁護士の主尋問が1時間、被告側の弁護士が1時間の反対尋問、という手順で行われました。

やじ馬的な興味は、Toshiがホームオブハートを脱退したことが尋問にどう影響するか?でありましたが、原告は過去の(2001年~2003年)の事実を語るのですから、Toshiがホームオブハートを脱退したこと自体は、証言の内容に影響するわけがありません。

しかし、被告MASAYA側は「社長のToshiの指示で・・・・」といった尋問をした場合に、後からToshiが「指示はしていない」とか「その時はそこにいなかった」と主張されたら、目もあてられないと思うのですが、被告側の質問はそのような配慮を特にしているようには見えませんでした。
結構違和感を抱いたところです。

Toshi脱退記者会見後の週刊誌の記事や、その後からやや日刊カルト新聞に掲載された記事などで、旧来のホームオブハート側の主張がかなり現実とは違っていたことが、公表されてしまったわけですが、昨日の裁判での質問などには、ごく一部しか取り上げられず、特に被告側の質問では、Toshi脱退騒動そのものがまるでなかったかのように一貫していたのが印象的でした。


2007年2月の最初の地裁判決(原告Cさん)の判決文から、ホームオブハートのセミナーなどにCさんが参加した日をカレンダーとして書き著したものです。

平成14年7月27日平成14年7月27日MASAYAコンサートに参加福島県羽鳥湖
平成14年7月28日平成14年7月28日オプションプログラムがあり
草むしりや花植え
福島県羽鳥湖
平成14年7月29日
平成14年7月30日
平成14年7月31日
平成14年8月1日
平成14年8月2日
平成14年8月3日
平成14年8月4日
平成14年8月5日
平成14年8月6日
平成14年8月7日
平成14年8月8日
平成14年8月9日
平成14年8月10日
平成14年8月11日
平成14年8月12日
平成14年8月13日
平成14年8月14日
平成14年8月15日
平成14年8月16日
平成14年8月17日
平成14年8月18日
平成14年8月19日
平成14年8月20日
平成14年8月21日
平成14年8月22日
平成14年8月23日
平成14年8月24日
平成14年8月25日
平成14年8月26日
平成14年8月27日
平成14年8月28日
平成14年8月29日
平成14年8月30日平成14年8月30日MASAYA個人ワーク福島県羽鳥湖
平成14年8月31日平成14年8月31日MASAYA個人ワーク福島県羽鳥湖
平成14年9月1日
平成14年9月2日
平成14年9月3日
平成14年9月4日
平成14年9月5日
平成14年9月6日
平成14年9月7日
平成14年9月8日
平成14年9月9日
平成14年9月10日
平成14年9月11日
平成14年9月12日
平成14年9月13日
平成14年9月14日平成14年9月14日初めてのフィードバック栃木県那須豊原
平成14年9月15日
平成14年9月16日
平成14年9月17日
平成14年9月18日
平成14年9月19日
平成14年9月20日
平成14年9月21日
平成14年9月22日
平成14年9月23日
平成14年9月24日
平成14年9月25日
平成14年9月26日
平成14年9月27日平成14年9月27日豊原ツアー栃木県那須豊原
平成14年9月28日平成14年9月28日豊原ツアー栃木県那須豊原
平成14年9月29日平成14年9月29日豊原ツアー栃木県那須豊原
平成14年9月30日
平成14年10月1日
平成14年10月2日
平成14年10月3日
平成14年10月4日平成14年10月4日アイランドセルフトレーニング福島県羽鳥湖
平成14年10月5日平成14年10月5日アイランドセルフトレーニング福島県羽鳥湖
平成14年10月6日平成14年10月6日アイランドセルフトレーニング福島県羽鳥湖
平成14年10月7日平成14年10月7日アイランドセルフトレーニング福島県羽鳥湖
平成14年10月8日
平成14年10月9日
平成14年10月10日
平成14年10月11日
平成14年10月12日平成14年10月12日伊豆ツアー静岡県伊豆高原
平成14年10月13日平成14年10月13日伊豆ツアー静岡県伊豆高原
平成14年10月14日平成14年10月14日伊豆ツアー静岡県伊豆高原
平成14年10月15日
平成14年10月16日
平成14年10月17日
平成14年10月18日
平成14年10月19日平成14年10月19日那須の美術館に呼び出され栃木県那須
平成14年10月20日平成14年10月20日ハワイレコーディングツアーハワイ
平成14年10月21日平成14年10月21日ハワイレコーディングツアーハワイ
平成14年10月22日平成14年10月22日ハワイレコーディングツアーハワイ
平成14年10月23日平成14年10月23日ハワイレコーディングツアーハワイ
平成14年10月24日平成14年10月24日ハワイレコーディングツアーハワイ
平成14年10月25日平成14年10月25日ハワイレコーディングツアーハワイ
平成14年10月26日
平成14年10月27日
平成14年10月28日
平成14年10月29日
平成14年10月30日
平成14年10月31日
平成14年11月1日平成14年11月1日お花の小道帰途ツアー栃木県那須豊原
平成14年11月2日平成14年11月2日お花の小道帰途ツアー栃木県那須豊原
平成14年11月3日平成14年11月3日お花の小道帰途ツアー栃木県那須豊原
平成14年11月4日平成14年11月4日お花の小道帰途ツアー栃木県那須豊原
平成14年11月5日平成14年11月5日お花の小道帰途ツアー栃木県那須豊原
平成14年11月6日平成14年11月6日200万円を入金
平成14年11月7日平成14年11月7日50万円を借り出して支払った
平成14年11月8日平成14年11月8日マネートレーニング福島県羽鳥湖
平成14年11月9日平成14年11月9日マネートレーニング福島県羽鳥湖
平成14年11月10日平成14年11月10日マネートレーニング福島県羽鳥湖
平成14年11月11日平成14年11月11日マネートレーニング福島県羽鳥湖
平成14年11月12日
平成14年11月13日
平成14年11月14日
平成14年11月15日
平成14年11月16日
平成14年11月17日
平成14年11月18日平成14年11月18日ブレーバートレーニング鹿児島県屋久島
平成14年11月19日平成14年11月19日ブレーバートレーニング鹿児島県屋久島
平成14年11月20日平成14年11月20日ブレーバートレーニング鹿児島県屋久島
平成14年11月21日平成14年11月21日ブレーバートレーニング鹿児島県屋久島
平成14年11月22日平成14年11月22日山の学校オプショナリーツアー栃木県那須豊原
平成14年11月23日平成14年11月23日山の学校オプショナリーツアー栃木県那須豊原
平成14年11月24日平成14年11月24日山の学校オプショナリーツアー栃木県那須豊原
平成14年11月25日
平成14年11月26日
平成14年11月27日
平成14年11月28日
平成14年11月29日
平成14年11月30日平成14年11月30日チャイルディッシユツアー福島県羽鳥湖
平成14年12月1日平成14年12月1日チャイルディッシユツアー福島県羽鳥湖
平成14年12月2日
平成14年12月3日
平成14年12月4日
平成14年12月5日
平成14年12月6日平成14年12月6日セミナーに参加栃木県那須豊原
平成14年12月7日平成14年12月7日セミナーに参加栃木県那須豊原
平成14年12月8日平成14年12月8日セミナーに参加栃木県那須豊原
平成14年12月9日
平成14年12月10日
平成14年12月11日
平成14年12月12日
平成14年12月13日平成14年12月13日ヒーリングセラピートレーニング福島県羽鳥湖
平成14年12月14日平成14年12月14日ヒーリングセラピートレーニング福島県羽鳥湖
平成14年12月15日平成14年12月15日ヒーリングセラピートレーニング福島県羽鳥湖
平成14年12月16日
平成14年12月17日
平成14年12月18日
平成14年12月19日
平成14年12月20日
平成14年12月21日平成14年12月21日レクチャーワーク福島県羽鳥湖
平成14年12月22日平成14年12月22日レクチャーワーク福島県羽鳥湖
平成14年12月23日平成14年12月23日レクチャーワーク福島県羽鳥湖
平成14年12月24日
平成14年12月25日
平成14年12月26日
平成14年12月27日平成14年12月27日マスタートレーニング福島県羽鳥湖
平成14年12月28日平成14年12月28日マスタートレーニング福島県羽鳥湖
平成14年12月29日平成14年12月29日マスタートレーニング福島県羽鳥湖
平成14年12月30日平成14年12月30日マスタートレーニング福島県羽鳥湖
平成14年12月31日平成14年12月31日マスタートレーニング福島県羽鳥湖
平成15年1月1日平成15年1月1日マスタートレーニング福島県羽鳥湖
平成15年1月2日平成15年1月2日山の学校のトレーニング栃木県那須豊原
平成15年1月3日平成15年1月3日山の学校のトレーニング栃木県那須豊原
平成15年1月4日平成15年1月3日山の学校のトレーニング栃木県那須豊原
平成15年1月5日
平成15年1月6日平成15年1月6日ハーブ講習会福島県羽鳥湖
平成15年1月7日平成15年1月7日ハーブ講習会福島県羽鳥湖
平成15年1月8日
平成15年1月9日
平成15年1月10日
平成15年1月11日
平成15年1月12日
平成15年1月13日
平成15年1月14日
平成15年1月15日
平成15年1月16日
平成15年1月17日
平成15年1月18日平成15年1月18日エンロールメントトレーニング福島県羽鳥湖
平成15年1月19日平成15年1月19日エンロールメントトレーニング福島県羽鳥湖
平成15年1月20日平成15年1月下旬に、
セミナーやトレーニングへの
参加を取りやめた。
平成15年1月21日
平成15年1月22日
平成15年1月23日
平成15年1月24日
平成15年1月25日
平成15年1月26日
平成15年1月27日
平成15年1月28日
平成15年1月29日
平成15年1月30日
平成15年1月31日

2月 10, 2010 at 01:18 午後 裁判傍聴 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.02.08

旅客機座席の試験結果の偽造?

読売新聞より「小糸、旅客機座席の強度偽装…世界の千機に影響

航空機の座席メーカー「小糸工業」(本社・横浜市)が製造した座席で、強度や耐火性などの試験結果に改ざんや捏造(ねつぞう)が発覚し、国土交通省が8日、業務改善勧告を出した。

すぐに運航を止める必要はないが、改ざんなどが行われた同社製の座席を使用した航空機は1000機あり、国内外の32の航空会社が運航しているという。
(2010年2月8日17時02分 読売新聞)

なんですか?これは?

そんなところを改竄することにメリットがあるものなのかね?
まあ、耐火性については材質をかえてしまうことでコストダウンの可能性はあるだろうが、強度試験のデータの改竄というのは想像しがたい。

基準変更に追従出来なかった、とかなのだろうか?

2月 8, 2010 at 05:36 午後 もの作り | | コメント (1) | トラックバック (0)

ホームオブハート裁判・明日(2010/02/09)の法廷

弁護士紀藤正樹のLINC TOP NEWS-BLOG版より「ホームオブハート事件の真実=元トシオフィスのスタッフが証言します。

TOSHIによるホームオブハート脱会・破産記者会見(2010年1月18日)の余波で、いくつかの尋問が延期されていますが、この火曜日2010年2月9日に、TOSHIの記者会見後としては、初めて、ホームオブハート被害者(元トシオフィススタッフ)の尋問が行われます。

既に告知ずみですが、ホームオブハートの真実(もちろん一部ですが)が明らかになると思いますので、傍聴の希望の方はぜひどうぞ。

期日は、2010年2月9日火 14:00~16:00です。傍聴自由です。

裁判日程ブログ

・金銭等被害裁判 東京地裁民事23部 東京地裁712号法廷(7階です。)=傍聴自由

2010年2月9日火 14:00~16:00 
証言・原告山本ゆかり(元トシオフィススタッフ)

2010年3月16日火 13:30~16:30
証言・被告MASAYA(倉渕雅也)こと倉渕透、加田順子(㈱ホームオブハート代表取締役)

「ホームオブハート裁判・当分混沌か?」で説明した通りにいろいろな予想は出来るのですが、現実の裁判では、はじめに予定が決まって裁判所が特に変更を認めない場合には、予定通りに開かれます。

HPT最新情報には、延期になった裁判も記載されていますが、基本的にToshi個人が当事者ではない裁判については予定通りに進行することになります。
しかし、「ホームオブハート裁判・Toshiの記者会見」で紹介したビデオでは、河合弁護士が「トシオフィスの破産もある」と述べていますので、いずれにしろ裁判の進行は大きく遅れるでしょう。

2010/02/09の法廷は、裁判全体が変化していく直前であり、今後の変化を予想するあるいは決定する意味でも重要な法廷になるでしょう。

Toshiの記者会見は、ホームオブハートの関係者や支援者には大きな衝撃であったようですが、徐々に収まりつつあるようで、これから彼らの方向性がはっきりとしてくるだろうと考えています。

わたしが、ホームオブハート裁判を応援するようになったいきさつは、「Toshiのホームオブハート脱会宣言への感想」に書いた通りですが、現在のような状況になるとは全く予想していませんでした。
2ちゃんねるの意見を見ていると、基本的には「裁判」「Toshiの洗脳事件」「Toshiの脱退声明」といったように、バラバラの事件が起きて収束する、といったように見られています。
これは当然の見方ではありますが、現実に裁判を応援して弁護士や被害者の方々の説明を聞いていると、何年もの絡まり合った関係として考えないと、予測にならないということを理解しました。

いわば「決算」とか「年度」といった時間的な区切りがない話なのです。普通の市民生活では、何らかの区切りを付けて生活しているのですが、そういう普通の生活から逸脱している世界、なのですね。

個人的な感覚として「法律はわたしには正義にならない」と考え主張することは理解出来ますが、そういう主張は社会との約束事自体を破壊するから、社会と隔絶してしまいます。
カルト事件では、出家に代表される社会との隔絶が出てきますが、ホームオブハートも出家であり、社会との隔絶の道に進んでいるようです。

やや日刊カルト新聞より「TOSHIのカネはどこへ? ホームオブハートの豪華家具写真

X JAPAN・TOSHIの脱会を受けて、中止となったコンサートのチケット代の返金をTOSHIグッズによる現物支給でごまかそうとしている自己啓発セミナー「ホームオブハート(HOH)」。しかし本紙既報の通り、HOHの拠点がある栃木県那須町には新たなHOH関連施設がいくつも作られていました。そのうち、同じ那須にあるHOH本部施設内の豪華さを示す写真が、インターネット上に堂々と掲載されています。カルト集団の施設内を写した、貴重な写真です。

この写真を掲載しているのは、東京都内の店舗デザイン会社です。同社サイトには、これまで手がけたデザインの実例写真が多数掲載されており、その中に「ホームオブハート」と明記された写真が10枚ありました。カーテンに机にソファなど、全て真っ白。天蓋付きベッドがいくつも写っています。

この写真を見たHOH脱会者の一人は本紙の取材に対して、「写真に写っているのは、那須にあるHOH本部です」と断言しています。HOHの指導者MASAYAこと倉渕透氏がここに居住し、HOHの実質的な本部機能を果たしている施設です。2004年の児童虐待事件で子どもが保護された施設のひとつでもあり、当時は多くのマスコミがこの施設の外観の映像や写真を放映・掲載しました。

デザイン会社のサイトに撮影日は書かれていませんが、写真が掲載されたのは2005年9月末のこと。つまり児童虐待問題発覚の後のことです。

■MASAYAは天蓋付きベッドが大好き

写真の中で目を引くのは、何といっても天蓋付きベッド。

「MASAYAは2002年頃から、やたらと天蓋付きベッドにご執心で、関連施設のベッドをメンバーの手作業で改造させて天蓋を付けさせていました。写真に写っているものは手造りではなく購入したものですが、おそらくTOSHI(98年にX JAPANを脱退、HOHの活動にのめりこんだ)やほかのメンバーからおカネを巻き上げたりして、購入できるようになったのでは。いまでこそHOHは岩盤浴店やヒーリング施設の経営に手を出していますが、当時はセミナー以外に大きな収入源はありませんでしたから」(HOH脱会者)

ただし写真の天蓋付きベッドは、MASAYAのベッドではなく、幹部スタッフ用のものだといいます。

「MASAYAのベッドは、もっとでかいです」(脱会者)

MASAYAは2002年頃、HOHメンバーに対してこのように語っていたそうです。

「万物に貢献する美しい人は、美しい家に住んで、美しい服を着て、美味しいものを食べて、美しい者に囲まれて生きるべき。エゴの人間が評価されていい思いをする社会の方が間違っている」

こういう理屈で一時は「お城」を建設しようともしていたそうですが、結局、それは頓挫。その代わりかどうかはわかりませんが、天蓋付きベッドへのこだわりを加速させます。

■笑いごとではない

こうしたMASAYAの言動や行動を、カルト集団を率いる指導者の成金趣味と笑い飛ばすこともできるかもしれません。しかし実はこの天蓋付きベッドからは、笑うに笑えない“児童虐待カルト”の内情が浮かび上がってきます。

「天蓋付きベッドを手作りしていた2002年頃、その作業にHOHメンバーの子どもたちも従事させられていました。天蓋のカーテン部分も全てメンバーによる手作りで、MASAYAがその作業を『全員でやれ』と指示していた。当時、子どもも含めた10人くらいのメンバー全員が、午前0時を回ってもカーテンを縫うなどの作業をしていました」(脱会者)

同じく那須の「松田賀江ふるさとの木美術館」と称するHOH施設では、敷地内のプールやコテージまであり、それもメンバーたちの労働によって作られました。

「もっともプールは、素人による工事のせいで水漏れがひどく、水が貯まらないままの状態で放置されるハメになっていましたが」(脱会者)

HOHがいくつもの関連施設を那須に建設したり、豪華な家具を購入したりできるようになったのは、TOSHIやほかの被害者たちからの金銭収奪の結果です。しかし同時に労働力の収奪も行われており、それがいまのHOH施設を作り上げてきました。

■HOHは家具代金まで踏み倒す?

被害にあっているのはメンバーだけではなく、家具を納入した冒頭のデザイン会社も同様のようです。同社では、HOHが家具の代金を払ってくれないと言っています。

「代金は300万円くらい。いくら請求しても、向こうは『払わない』というのです。家具が気に入らないというわけでもないようだし、払ってもらえない理由はよくわからない。裁判をして取り立てようにも時間がかかってしまうし、どうにもならない」(デザイン会社関係者)

メンバーからは多額のカネや労働力を収奪し、外部の業者には仕事だけさせて代金は払わない。そして、中止になったコンサートのチケット購入者にはカネを返さずに済まそうとする。HOHとMASAYAの悪質さは、とどまるところを知りません。
投稿者 藤倉善郎 時刻: 16:19:00

この記事に紹介されている、「家具代金の踏み倒し」のような話は、他にもあるようですが、それらを「社会の約束事を無視する」という視点で見ると、共通ですね。

  • 子どもを学校に行かせない
  • 代金等を支払わない
  • 上納金を取る
これらが社会の約束事のかなり基本的なところを逸脱しているのは言うまでもないですが、これらは事実として確認されていて、その理由付けを裁判で争っていると言えます。
そしてその理由の代表が「陰謀論」なのですから、なんともすごいです。

こんなモノにかかわらなければ良かった、と被害者は当然思うところでしょうが、たまたま近くにいることになってしまったわたしとしては応援を続けざるを得ません。

2月 8, 2010 at 11:02 午前 裁判傍聴 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.02.07

トヨタのブレーキ問題・その後

「トヨタのアクセルペダル問題」にたくさんのコメントが付きました。

FAフォーラムの流れで、現場に強い方がおおぜいいらっしゃるのですが、今回のトヨタのブレーキ問題は技術や製造の問題なのか、会社の経営の問題なのか?という点を考えるべきでしょう。

結論から言いますと、わたしの考えは「豊田章男氏を社長にしたトヨタ自動車の経営問題」が大変に大きいと思っています。

ZAKZAK より「トヨタ“こども社長”やっと会見 「空々しい」対応に批判噴出

豊田章男・トヨタ自動車社長が5日夜、リコール、新型プリウスのブレーキなど一連の品質問題で緊急会見し、「心よりおわび申し上げます」と陳謝した。

昨年秋以降、品質問題が広がる中で、初めての経営トップ会見。だが、もはや時機を逸し、「製品品質ではなく、経営者の質の問題」(自動車ジャーナリスト)という激しい意見も出るなど、豊田社長への批判はおさまらない。

会見では明らかにはならなかったが、豊田社長は直前までスイスのリゾート地、ダボスで開催されている世界経済フォーラムの年次総会、通称ダボス会議に出席していた。

政治家、経営者、財界人、学者、芸能人ら世界のリーダーが登場。経営トップ同士が直接顔を合わせることから、「大型の企業提携や、合併などのきっかけ」(証券会社首脳)になり、経済界では重要視されてはいる。豊田社長にとっても、この会議にでることは、名誉でもあり、今後の戦略を考えても有効だ。

しかし、ダボス会議は個人の資格で招待され、社業とは位置づけられないのが一般的だ。

1月後半からの会議期間は、リコール問題への対応が鈍いトヨタに業を煮やした米国政府が、公聴会の開催などで、安全面での厳しい改善要求を突きつけていた。

さらに、プリウスブレーキ問題が新たに報道され、株価も急落し、時価総額も半月で約3兆円目減りした。5日の会見で豊田社長が「(会社が)危機的状況」と表現する事態ながらも、ダボス会議出席を続け、会見開催が遅れたことは問題視されそうだ。

創業家出身でありながら「現場に最も近い社長でありたい」と、就任に際して語った豊田社長。
しかし、一連の行動に「空々しさを感じる」と語るトヨタ幹部がいるほどだ。

「品質問題の“現場”は、製造や設計、メンテナンスだけではない。それよりも経営体制やどう取り組むのかのトップの姿勢が重要」(自動車ジャーナリスト)とされる。
“現場”を間違えたのか。品質問題を軽視したのかは不明だが、豊田社長の対応は、完全に後手に回った。

すでにネットの掲示板ではトヨタのCMになぞらえ豊田社長を「こども社長」という言葉が飛び交い始めた。この苦境を乗り越えるには、本当の意味での現場主義が必要だ。

ひどい言われようだが、なぜ豊田章男氏が社長になったのかという必然性が見えない。
トヨタほどの人材豊富な会社で、「豊田家だから」では通用するわけがないと思うのだが。

確かに、タレントではあると思うのだが、経営者として駆け出しであるわけで、その点だけを見れば経営者としての能力で有名になったわけではない。
むしろ、トヨタが「有名な経営者を欲した」と考えるべきなのだろう。

大企業で、就任したときから有名な経営者と言えばソニーの大賀社長を思い出します。
ソニーについて言えば、経営者が有名人であり、音楽業界にはかなりの影響力があったことから、それなりの効果はあったのだが、その裏面としてソニーはもの作り競争で大きく遅れてしまった、とわたしは考えています。

いわば、ソニーもトヨタも「世界一」のようなポジションに就いたときに「社長も有名でなくては」と考えてしまったのではないのか?

大小多くの企業で「有名人だから社長に据えた」という例は少なからずあります。
しかし多くの場合は、業績が向上したということはないようです。

トヨタが攻めの姿勢ではなく、内側を向いてしまったから「社長も有名でなくては」とか思ったのだと想定すると、今回のプリウスのABS問題記者会見も理解出来ます。

中日新聞より「トヨタ、ブレーキ欠陥を否定 プリウス苦情で会見

トヨタ自動車の横山裕行常務役員(品質保証担当)は4日、東京都内で記者会見し、ハイブリッド車「プリウス」のブレーキに対する苦情問題について、「ブレーキを踏み増せば安全に車は止まる」と述べ、ブレーキの性能に欠陥はない、との認識を示した。

プリウスはガソリン車と同じ「油圧ブレーキ」と、ハイブリッド車特有の「回生ブレーキ」を併用。走行状態に合わせ、自動的に車自体が最善の組み合わせを選ぶ仕組みだ。

ただ、凍結など滑りやすい路面で車体をコントロールするアンチロック・ブレーキ・システム(ABS)が作動すると、回生ブレーキとの併用から油圧ブレーキ単独への切り替えに、時間差が生じるという。

これについて横山氏は「ブレーキを踏めば(車は)きちっと止まる。(制動距離が)伸びることはない」と車両の安全性を強調。ただ、トヨタはドライバーが感じる「違和感」を解消するため、2009年5月の発売から10年1月下旬にかけ国内で販売した車両を対象に、ブレーキ制御のコンピューターを改良ソフトに書き換える無料改修を行う。

◆3月期予想は800億円黒字

トヨタ自動車は4日、2010年3月期連結決算(米国会計基準)の業績予想を発表し、日米欧の需要刺激策に伴う販売増などで、純損益を従来の2000億円の赤字から800億円の黒字に上方修正した。

ただ、米フロアマット問題とアクセル不良の改修問題の対策費が約1700億~1800億円に達するとみて、営業損益は200億円の赤字とした。プリウスのブレーキに対する苦情問題は、業績予想に反映させていない。

今の時代、品質保証担当役員がこのような発言をすること自体にビックリします。

世間がたとえ偏見であってもこの発言に反発することは分かるでしょう。
しかし「欠陥はない」と言ったのはどこに向けてなのか?

要するに社内向けなのでしょうね。

ここがダメだ、と思うのです。
子ども社長についても同じ。社内をみて決定しているから、万事が批判されるようなことになる。
結局、現在のトヨタが直面している難題は、それらの決定を下す、社内文化の微妙な変質にこそ原因があるのだと思います。

2月 7, 2010 at 05:19 午後 もの作り | | コメント (4) | トラックバック (1)