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2010.12.18

就職できない学生へのアドバイスを議会で聞くとは?

読売新聞より「就職未定学生「反省を」「コネ使え」…長野市長

長野市議会の12月定例会の一般質問で、就職先の決まらない学生に対するアドバイスを求められた鷲沢正一市長が「一番大事なのは反省すること」などと述べた。

共産党市議団は16日、「市長として不適当」として発言の取り消しを求める申し入れ書を提出した。

鷲沢市長は10日の答弁で、

「就職活動をしたことがなく、私が答えるのは不適当」とした上で、
「社会に文句を言っても何のプラスにもならない」
「自ら反省することで、自分は何を求めているか、あらゆる手段を使ったか、いろんなコネを使ったかとか、そういうことがあると思う」
と発言した。

同市議団は申し入れで、

「就職は子供の責任ではない。若い世代にコネという言葉も適当ではない」
と指摘したが、鷲沢市長は
「反省することは大事。コネを使うのが何が悪いのか」
として撤回しなかったという。

(2010年12月18日08時47分 読売新聞)

最初は、「この市長は何を言いたいのか?」と思いました、それでよくよく読み返してみたら、

12月定例会の一般質問で、就職先の決まらない学生に対するアドバイスを求められた
から、「反省しろ」「コネを使え」と言ったように見えます。

市長が「何について反省しろ」と言ったのか分からないのはとにかくとして、「コネを使え」というのはもっと分からない、学生がコネを使っていないとでも思っているのだろうか?

それにしても、定例議会で「学生へのアドバイスを質問する」というのが、いささかヘンではないのか?
そのあげく「答弁が問題だ」と騒ぐようなことなのか?
最初から、かなりヘンな話で、無駄な議論だと思う。

12月 18, 2010 at 01:19 午後 国内の政治・行政・司法 | | コメント (1) | トラックバック (0)

やっと35人学級体制が始まる

東京新聞より「35人学級は小1限定 30年ぶりの見直し

2010年12月18日 朝刊

二〇一一年度予算をめぐる十七日の閣僚折衝で、文部科学省が要望していた「小学一、二年生の三十五人学級の実現」に必要な教職員の人件費は、小一の分だけがかろうじて認められた。

一学級あたりの人数の上限引き下げは、一九八〇年度に四十五人から四十人に減らして以来、約三十年ぶり。

学校現場から期待が高かった少人数学級に向けて、ようやく一歩を踏み出すことになる。

高木義明文科相は

「新学習指導要領が本格実施される時期に、教員が子どもと向き合う時間を確保し、きめ細かい教育を行う少人数学級のスタートが切れることは、大変意義がある」
と語った。

一方で財政難から小二については先送りとなった。

文科省は来年度から八年かけて小一~中三まで段階的に三十~三十五人にする計画だが、今後、他の学年でも実現できるかは不透明だ。

高木文科相は

「ぎりぎりの中での最善の結果。小二以上はできるだけ当初の計画を基本に進めたい」
としている。

少人数学級の推進は民主党のマニフェスト項目。文科省は八月に三十五人以下学級の実現に必要な教職員定数改善計画案を公表し、計画初年度は小一、二からスタートするとしていた。

やらないよりもはるかにマシかとは思いますが、35人クラスを終了した一年生が、二年生になったら40人体制というのでは、ある程度以上に問題ですから、なんとか35人体制のままで卒業させたいところです。

現在は、一クラスが40人までになっているので、現実のクラス編成は、20~40人となります。
さらに、学校間の調整もあるので、わたしが行った小学校の中位数はは37人ぐらいです。

35人にするためには、さらに小学校間の調整が必要になるでしょう。
一方で、子供の減少に伴って、小学校を統合している地域もあり、35人学級の実施と言っても、結構大変な事業ですが、世界との対比を考えると実施する必要があります。

12月 18, 2010 at 10:47 午前 教育問題各種 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.12.16

一つの交通事故で、二つの裁判?

サンケイ新聞より「ひき逃げ死傷、再捜査で起訴の被告に無罪 大津地裁判決「被害者認識せず」

2010.12.16 14:10

滋賀県草津市の市道で昨年11月、歩行中の夫婦2人を軽乗用車ではねて死傷させたまま逃走したとして、道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われたパート従業員(31)の判決公判が16日、大津地裁であり、澤田正彦裁判官は

「被告が被害者を認識していたとはいえない」
として無罪(求刑懲役1年)を言い渡した。

被告は自動車運転過失致死傷罪で起訴され、2審で禁錮2年の実刑判決が言い渡され、弁護側が上告。

一方、大津地検はひき逃げについて、いったんは嫌疑不十分で不起訴としたものの、遺族の陳情などを受けて改めて再捜査し、今年7月、一転して起訴していた。

公判で被告は「人だとは思わなかった」と一貫して無罪を主張していた。

どういう事なのか、よく分かりません。
この事件ですね。読売新聞2009.11.08の記事より「草津でひき逃げ 60歳代夫婦死傷 容疑の女逮捕=滋賀

6日午後5時25分頃、草津市矢橋町の市道で、帰宅途中の同市内の無職総三保二さん(69)と妻の重美さん(63)が、同市平井、会社員(30)運転の乗用車にはねられ、保二さんが頭の骨を折るなどして間もなく死亡、重美さんも背骨などを骨折し重傷。

容疑者は現場から逃走したが、約1時間10分後に戻り、110番。草津署員が事情を聞いたところ、犯行を認めたため、自動車運転過失致死傷と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕した。

調べに対し、容疑者は「オーディオを触っていて前をよく見ていなかった」と話しているという。

読売新聞2010.09.01の記事より「ひき逃げ初公判 被告が起訴事実否認 不起訴、再捜査で起訴=滋賀

草津市で昨年11月、車で2人をはねて死傷させたまま逃げたとして、道交法違反(ひき逃げ)に問われた被告(31)の初公判が31日、地裁(沢田正彦裁判官)であり、被告は「人をひいた認識はなかった」と起訴事実を否認した。

地検は昨年12月、被告をひき逃げについて不起訴(嫌疑不十分)とし、自動車運転過失致死傷罪のみで起訴したが、その後に再捜査して7月、ひき逃げでも起訴した。

閉廷後、亡くなった総三保二さん(当時69歳)の妻、重美さん(64)は「やっともう一度、裁判になったのに、誠意のない態度を取るなんて許せない」と涙ながらに話した。

読売新聞2010.11.20の記事より「ひき逃げ死傷 懲役1年求刑=滋賀

草津市で昨年11月、車で2人をはねて死傷させたまま逃げたとして、道交法違反(ひき逃げ)に問われた同市野村、被告(31)の公判が19日、地裁(沢田正彦裁判官)であり、検察側は

「人をはね飛ばしたことに気付くか、強く疑うのが当然の状況だ」
として懲役1年を求刑、弁護側は
「強い眠気があり、事故直後、フロントガラスの割れた原因に気付かなかった」
などとして無罪を主張した。判決は12月16日。

意見陳述で、亡くなった総三保二さん(当時69歳)の妻で、重傷を負った重美さん(64)が「すぐに警察と救急車を手配してくれれば主人は助かったかもしれない。刑務所で罪を償ってほしい」と実刑を求めた。

結局、これは人にぶつかったという認識自体がない、ということなのでしょうか?
そうなると、自動車運転過失致死傷罪の方はどうなるのだろう?
そもそも、一つの交通事故事故で二つの裁判=二つの事件を裁くというのがヘンなのではないのか?

12月 16, 2010 at 04:19 午後 事件と裁判 | | コメント (6) | トラックバック (0)

2010.12.15

大阪の二児童放置事件の裏側

東京新聞より「大阪2児放置死 『子ども預かって』届かず

2010年12月15日 朝刊

大阪市で七月に発覚した二幼児放置死事件で、一月まで名古屋市中区に住んでいた元風俗店従業員の母親(23)が昨年十二月、中区役所に

「子どもを一時保護してほしい」
と電話で相談していたことが分かった。

市中央児童相談所は四カ月前に警察から

「将来、ネグレクト(育児放棄)のおそれがある」
との通報を受け、母子の存在を把握していたが、区役所と情報を共有できず、支援に結び付かなかった。

児相や区役所は、母親が再三の電話に応答しなかったため「相談意欲が薄い」と判断。
その後は接触を試みなかった。結果として二児を救うことはできなかった。

市が十四日に発表した検証委員会の報告書によると、

昨年十二月八日、母親から中区役所に

「夜の仕事で子どもの面倒を見られない。一時保護してほしい」
との電話があった。

時間外だったため担当外の職員が対応し児相を紹介。

母親から聞き取った内容と携帯電話の番号を区役所の子ども家庭相談員に伝えた。

相談員は翌九~十日に計三回電話をかけ、留守番電話にメッセージを残したが、電話はなかった。

相談員は児相への連絡はしなかった。

今年八月に事件を捜査する大阪府警の照会で電話をかけたのが母親だったと判明した。

昨年八月には、母子が当時住んでいた中区のマンション通路で午後十一時ごろ、長女桜子ちゃん(3つ)が泣いて母親を捜しているところを保護された。

一時間半後に母親が中署を訪れて引き取ったが、警察は「将来、ネグレクトに発展する可能性がある」と市中央児相に通告した。

これを受けて中央児相の担当者は電話連絡を七回、家庭訪問を二回したが、接触できたのは最初の電話一回だけ。

母親は

「困っていることは特にない。知人の家に引っ越し、住所が分からないのであらためて連絡する」
と話した。
このため昨年八月三十一日を最後に働き掛けをやめていた。

時系列を整理すると

2009年08月20日長女桜子ちゃん(3つ)が泣いて母親を捜しているところを保護された。一時間半後に母親が中署を訪れて引き取ったが、警察は「将来、ネグレクトに発展する可能性がある」と市中央児相に通告した。
2009年08月21日中央児相の担当者は電話連絡を七回、家庭訪問を二回したが、接触できたのは最初の電話一回だけ。
2009年08月31日昨年八月三十一日を最後に働き掛けをやめていた。
2009年12月08日母親から中区役所に「夜の仕事で子どもの面倒を見られない。一時保護してほしい」との電話があった。
2009年12月10日相談員は翌九~十日に計三回電話をかけ、留守番電話にメッセージを残したが、電話はなかった。
2009年12月11日相談員は児相への連絡はしなかった。

これだけ見ると、警察・区役所はそれなりに正しい手続を取って、児相に情報を回しているのですが、児相の調査不足が悲劇に結びついたように見えます。

児相は全体としては、とても良くやっていると思いますが、問題になるケースは命が失われたりすることなので、一つも取り落としてはいけない、というべきなのでしょう。

警察が「将来ネグレクトのおそれがある」と中央児相に通告したのに、接触できたのが1回では、判定も出来ないでしょう。
にもかかわらず、働きかけを止めてしまった。
これがいかなる判断で止めたのか?が問題になりますね。

区役所への連絡に対応した、相談員が「子供を一時保護して欲しい」という情報に対して、「連絡が取れないから」児相や警察に連絡せずに放置、というのでは判断をしてないでしょう。

現場のスキルを上げるべきだ、となりますね。

12月 15, 2010 at 12:02 午後 事件と裁判 | | コメント (0) | トラックバック (0)

スイスで、外国人排斥の憲法改正

Newsweek 日本版より「外国人より動物が大事、スイスの超排外主義

2010年12月14日(火)16時06分
高木由美子(本誌記者)

[2010年12月15日号掲載]

動物に国選弁護士を付けてやるべきか──動物の権利を大まじめに問う国民投票が行われたスイスで先週、国民投票によって外国人の重要な人権が剥奪された。

殺人や強盗、強姦など重罪を犯した外国人犯罪者を服役後に「問答無用で自動的に」国外追放する憲法改正案が11月末、国民投票で承認された。

政府が反対票を投じるよう呼び掛けたにもかかわらず、賛成は約53%で過半数に達した。

行き過ぎだとの声も多い。

スイスで生まれ育ったが国籍を持たない移民の子の場合、一度も行ったことのない祖国に送られるケースが考えられるからだ。

国民投票は極右の国民党の発議で行われた。

移民排斥を掲げる同党は、

囚人の60%以上が外国人で、彼らのせいで凶悪犯罪が増えたと主張している。
だが実際、外国人犯罪者を個別に国外追放にすることは現行法でも十分可能だ。

オランダやフランスなどと同様、極右政党の躍進と外国人排斥の波が広がるスイス。

豚や金魚など群れで暮らす動物の「孤立化」を禁じるなど動物の権利が数々の法律で手厚く保護されたこの国で、外国人が動物以下の扱いになる日はそう遠くない。

まあ、スイスは伝統的に外国人に厳しい国ですから、こういう憲法改正も成立するのでしょう。

与党(政府)が反対キャンペーンを行っても、野党の憲法改正案が成立する、というところが興味深いです。

ヨーロッパでの、移民排斥運動は色々な形で強化されつつありますが、実情は移民居ないと社会が成り立たなくなっているはずです。
つまりは、二級市民が必要である、というのがホンネなのでしょう。

今のところ、この方向は強化されているように見えますが、いずれ逆転するのではないかな?
白人奴隷が現れることになるかも。

12月 15, 2010 at 11:29 午前 海外の話題 | | コメント (0) | トラックバック (0)

石岡市の選挙事務所突入殺人事件について

茨城県石岡市で起きた、選挙事務所突入事件の記事を集めてみました。

こうしてみると、明らかに加害者側の組織的な犯行であり、その目的も組織の破壊でありました。

こういうの「テロ」というのでしょう。

選挙を巡っての争いでしょうから、組織としては政治団体である可能性が極めて高いことになりますが、組織として犯罪を行うのは「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律」に当てはまりそうです。

まことにひどい事件で、全貌を明らかにし情報公開することが、非常に重要なことだと考えます。

読売新聞より「選挙事務所突入、前日には侵入男が消火器噴霧

茨城県議選石岡市選挙区で当選した戸井田和之さん(46)の選挙事務所に保冷車が突入した事件が起きた前日の11日未明、選挙事務所内にいた戸井田さんや妻、父親の目の前で、突然侵入してきた男が消火器を噴霧していたことが分かった。

戸井田さんの父の茂さん(70)によると、11日午前5時40分頃、消火器を持った男が突然事務所の玄関を開けて、消火剤をまいた。

室内が粉末で真っ白になった後、茂さんが「何やっているんだ、この野郎」とどなりながら近寄ると、男は消火器2本を残して逃走。消火器は警察が押収したという。

茂さんが見た男は、毛糸の帽子を目深にかぶり、マスクと黄色いジャンパーを着用。40~50歳代で身長1メートル70ほどだった。ただ、戸井田さんの妻は「2人いた」と話しており、人数ははっきりしないという。

この日は、消火器が噴霧された前にも、事務所敷地に止めてあった選挙カーなど計7台のタイヤがパンクしているのが見つかった。茂さんは「許せない。警察に調べてもらうしかない」と憤った。

(2010年12月15日09時54分 読売新聞)

読売新聞より「保冷車と車で対峙した男性「必死で恐怖忘れる」

茨城県議選の投開票が行われた12日、石岡市選挙区で当選した戸井田和之さん(46)の選挙事務所に保冷車が突入し、叔父の会社員戸井田利雄さん(62)がひかれて殺害された事件で、逃走する保冷車と事務所近くの路地で正面衝突した乗用車の男性(40)が、保冷車と対峙(たいじ)した時の緊迫した様子を語った。

選挙事務所では事件前日の11日未明、事務所内で消火剤がまかれ、街頭宣伝カーの蛍光灯の電線などが切断された。

このため、同日夜、戸井田さんや後援会に入っている男性ら数人が事務所に泊まりがけで張り込んだ。
何事もなく夜が明け、男性は一度帰宅した後、乗用車で事務所へ向かった。

異変に気付いたのは、市道から選挙事務所に続く路地に入りかけた時。

保冷車が事務所に2度突入していた。「ついに来たか」。度重なる嫌がらせでピンときた男性は、保冷車の行く手を阻もうと乗用車に乗ったまま正面に立ちはだかった。

保冷車を運転していたのは目出し帽の男。男の目と口が見えた。

にらみ合いになり、男は保冷車をぶつけてきた。乗用車は飲食店の壁まで押され、1平方メートルにわたり壁がへこんだ。男性はブレーキを踏み、ハンドルを左に切り続けたが、じりじり約20~30メートル後退。市道へ押し出され、保冷車は走り去った。2、3分ほどの攻防だった。男性は「必死で恐怖を感じなかった」と振り返った。

けがはなかったが、車の前方が大きく破損し、後方も一部壊れた。車を降りると、路上に倒れる利雄さんに気付いた。男性は「利雄さんは温厚で、いつも和之さんを励ましてくれたのに残念。暴力に訴えるのは許せない」と怒りに満ちた声で振り返った。

(2010年12月15日07時41分 読売新聞)

毎日新聞より「選挙事務所突入:保冷車?そばに男3人 事件直前

茨城県議選で当選した戸井田和之氏(46)のおじ、戸井田利雄さん(62)が石岡市にある戸井田氏の選挙事務所に突っ込んだ保冷車にはねられ死亡した事件で、事件直前、近くのスーパー駐車場に止められた保冷車と似た車のそばで不審な3人組の男を住民が目撃していたことが、捜査関係者への取材で分かった。

突っ込んだ保冷車は目出し帽の男が運転していたが、県警石岡署捜査本部は事件に関与している人物は複数の可能性があるとみて捜査している。

捜査関係者によると事件のあった12日朝、事務所から約100メートル離れたスーパー駐車場に保冷車、ワゴン・セダンタイプの白い乗用車の計3台が止まり、男3人が立っていたという。

同日午前8~9時、白の乗用車で来た男が保冷車に乗り換えた、との目撃情報もある。

白の乗用車を所有する男性は県警の聴取に「人に貸していた」と話しているという。

保冷車は市内の運送会社所有で、最後に敷地内で確認されたのは11日未明。同日早朝、スーパー駐車場近くの店舗にある防犯カメラに写っていたという。

一方、和之氏の父親(70)は14日、家族3人で事務所内にいた11日午前5時40分ごろ、2人組の男が事務所の扉を開け、中に向けて消火器を噴射したことを明らかにした。

追いかけたが、男は走って逃げた。うち1人は身長約170センチぐらいで、帽子をかぶり白いマスクを付けていたという。また10日夜~11日朝、選挙カーや乗用車など計7台のタイヤがパンクさせられたほか、テントのひもや電光掲示板のコード、看板が刃物で切られるなどの嫌がらせがあった。
【岩本直紀、原田啓之、佐久間一輝】

毎日新聞 2010年12月15日 2時37分(最終更新 12月15日 8時27分)

朝日新聞より「2人が事務所に消火剤散布 トラック突入前日に嫌がらせ

2010年12月15日4時20分

茨城県議選の投開票日だった12日、石岡市選挙区で当選した戸井田和之氏(46)の選挙事務所にトラックが突っ込み、戸井田氏の叔父の戸井田利雄さん(62)がひかれて死亡した事件で、事務所を標的にした嫌がらせの詳細が陣営関係者の話でわかった。

事件前日の早朝に2人が消火剤をまき散らしたほか、車7台がパンクの被害に遭うなどしたという。県警は消火器を押収するなどして調べている。

戸井田氏陣営の話によると、最初に被害に気づいたのは11日午前3時半ごろ。戸井田氏の父(70)が地域の集まりに出かけるため、事務所と同じ敷地にある自宅から車で出かけようとしてタイヤのパンクに気づいた。

ほかの車を調べたところ、選挙カーを含めて計7台のタイヤに千枚通しのようなもので突き刺した跡があり、うち5台は4本すべてがパンクしていた。

さらに、選挙カーのマイクのコードや選挙用の看板、事務所前に設置したテントの天幕と鉄柱を結ぶ糸が切られていた。

10日午後11時半までは事務所に人がいて異常はなかったという。

また、パンクに気づいてから約2時間後、戸井田氏夫妻と戸井田氏の父の3人で事務所にいたところ、事務所の引き戸が突然開き、消火器を1本ずつ手にした2人が引き戸の外から身を乗り出すようにして消火剤をまき散らした。

戸井田氏の父が「何やっているんだ」と叫ぶと、何も言わずに走って逃げたという。

うち1人は身長が170センチほどで40~50代の男。つばなし帽に白いマスク、黄色いジャンパー姿だった。

これらの被害から約29時間たった12日午前10時35分ごろに事務所にトラックが突入。利雄さんをはねて死亡させた。県警が殺人容疑で捜査を続けている。

12月 15, 2010 at 11:17 午前 事件と裁判 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.12.12

ネット選挙時代の到来

毎日新聞より「金沢市長選:当選陣営がツイッターで選挙戦 指導を無視し

11月28日投開票の金沢市長選で初当選した山野之義氏(48)の陣営関係者が、公職選挙法で配布が禁じられている文書図画とされる簡易ブログのツイッターで、投票を呼びかけていたことが分かった。

削除を求めた市選管の指導を聞かず、投票当日にも呼びかけていた。
選挙結果は小差で、ネット運動が影響を与えた可能性が高く、公選法改正の動きや来春の統一地方選に向けて波紋を呼びそうだ。【宮嶋梓帆、宮本翔平】

市長選には5人が立候補し、新人の前市議・山野氏が5万8204票で当選。現職市長として全国最多タイの6選を目指した山出保氏(79)は5万6840票と、差はわずか1364票だった。投票率は35.93%で前回(27.39%)から8.54ポイント跳ね上がった。

市選管が問題視するツイッターを書き込んだのは、陣営のネット戦略を担当したIT関連会社社長(48)と山野氏の秘書。

社長は告示(11月21日)後の23日、

「金沢市長候補山野氏。今は金沢ベイで街頭演説中です」
と山野氏の画像を添付して投稿。公選法への抵触を心配する声に
「心配ご無用! メール、電話、ツイッターALL(オール)OK!『一票入れて!』とハッキリ言っていいです」
と、投票呼びかけの拡散を求めるような書き込みをしていた。
28日の投開票日までの書き込みは、選挙に関係ない個人的な内容も含め212回あった。

秘書は市長選を中心に計44回書き込み、投票締め切り約2時間前の28日午後5時51分には

「かなり、せってます。まだの方はその一票で変わる」
と記載。
午後6時36分には社長が
「今、500名差です」「あなたの一票で! 新市長誕生を! 投票所へ! 一番ヤル気満々の男にお願いします」
と書き、文末のURLをクリックすると山野氏の画像が表示されるようにした。

市選管職員は

「投票日の午後6時過ぎから若い人がどっと投票に来た所があった。初めて見る光景に驚いた」
と話している。

金沢市選管は選挙期間中に少なくとも4回、山野氏の事務所に「公選法に触れる」と関係者のツイッター更新をやめ、削除するよう電話で指導。改善されないため、選管は24日に石川県警に連絡した。

県警は警察庁と相談したが、公選法違反の警告はしなかった。県警幹部は

「判断は難しい。ネット選挙解禁の流れから、いま立件するのはどうかというところもある」
としている。

当選した山野氏は

「陣営の中で、そういうことを積極的にやっているのは知っていた」
と話し、秘書のツイッター更新に関しては
「山野という名前は消すように伝えた」
としている。
自分や妻のブログ、ツイッターは選挙期間中の更新を停止していた。

ネット担当の社長は

「公選法は素人目には分からず、無視した。違反と言われれば違反かもしれないが、まあいいやと。逮捕されず当選が取り消されないなら、多少の犠牲は構わないと覚悟していた」
と話し、「選管の指導は知らなかった」としている。

◇「地上VS空中戦」周知への武器に

「ネットをうまく使って話題をつくらないといけない」「ばんばんやろう」

告示まで1カ月を切った10月24日の山野陣営初の選対会議。ネット戦略は固まった。

相手の山出氏は、民主、自民支部、公明支部、社民、国民新が相乗りして推薦・支持。6選を目指し、組織選挙を展開した。
一方、山野氏側は知名度も資金力もない中で、ネットは重要な武器だった。「地上戦対空中戦だ」。
これが選挙戦の合言葉になった。山野陣営は掲示板を作り、社長らがツイッターやブログで若さや「市政刷新」を強調する文章や画像を繰り返し投稿。

動画サイトでは「6選目の79歳山出氏と新人48歳山野ゆきよし氏を比較。

どちらが金沢市長にふさわしいか、よく考えて投票に行こう」のコメントと共に、2人の動画もアップされた。ネット上で山野氏の「刷新」イメージが広がっていった。一方で、応援演説に訪れた中田宏・前横浜市長も自身のツイッターで「山野さんを応援しているのは、自民と民主の1年生議員7人。これは、あっぱれ!」と援護の書き込みをした。

毎日新聞 2010年12月12日 3時00分

開票速報によると

平成22年11月28日執行 金沢市長選挙

届出番号党派名候補者名23:10確定
1無所属米村てるお2,244
2無所属やまで保56,840
3無所属山野ゆきよし58,204
4無所属黒崎きよのり7,370
5無所属沖野正憲2,170
  合計126,828

要するに、1位と2位の争いだったわけですが、79歳で6期目を目指すというのは、それ自体が無茶でしょう。

その意味では、接戦であったことに驚きますが、だからこそネット選挙の展開になったのだろうと考えられます。

しかし、法的にはどう考えても公選法違反でしょう。
それで、公選法が正しく無いから改選する、というのはありかと思いますが、その一方で何らかのルールは必要でしょう。

選挙のネット利用が解禁だから、何をやっても良い、というのは無理があるだろうが、その一方で、特定の技術について可否を決めても、別の技術が出てくるに決まっているから、個々の技術について可否を決めるのも現実的ではない。

さらに、誰でも情報発信が出来るインターネットの性質上、力行放射やその関係者ではない、無関係の人が選挙運動をインターネット上で行う可能性は非常に高く、それをどうやって規制するのか?といういわば物理的な問題にも配慮することになるのだろうか?

12月 12, 2010 at 10:01 午前 国内の政治・行政・司法 | | コメント (1) | トラックバック (0)