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2010.08.28

ホメオパシーは「荒唐無稽」その3

「ホメオパシーは「荒唐無稽」その2」には、コメントをいただいていますが、日本ホメオパシー医学協会のHPがコロコロと変わっているのが何とも微妙です。

Up_2

元々は、このページは

●その7 日本学術会議「ホメオパシー」についての会長談話へのJPHMAコメント詳細は、明日8月25日に掲載予定です。

と記載がありましたが、それが

●その7 日本学術会議「ホメオパシー」についての会長談話へのJPHMAコメント詳細は、後日掲載予定です。

と書き換わりました。

さらに、現在では

⇒日本学術会議の声明についての海外からのメッセージNEW!

が積まれています。
そもそも、コンメント無しに「海外からのメッセージ」というのが「なんなんだよ?」という印象ですが、この海外からのメッセージというのがもろに「トンデモ本」であります。

ホメオパシーに関する海外からの応援メッセージ

今回の報道問題について、海外から続々、応援メッセージが届いています。

No4.ペター・ヴィクスヴィーン
<欧州ホメオパシー中央評議会(ECCH) 会長 ノルウェーホメオパス>

<コメント和訳>

JPHMA理事様

とうとう「ホメオパシー反対運動」が日本にも到着したようですね。
日本学術会議のコメントは、とても典型的です。 このような声明に回答する為の多くの文書が準備されています。 添付でお送りします。

⇒ECCH文書 肯定的なホメオパシーリサーチ

- シンとエルンストの書籍(邦訳版の題名代替医療のトリック)に対するアルダーソン氏のレポート
⇒要約
⇒全文
※全文はページ数が多いのでPDFを開くのに時間が掛かります。

更に私達が何かできる事がありましたら、お知らせ下さい。

敬具

ペター

No3.ライオネル・ミルグロム (ホメオパシーの歴史研究家ピーター・モレル氏から転送を受けてのコメント)

<プロフィール>

ホメオパス。化学博士。英国王立化学協会特別研究員。 1990年代以来ホメオパシー治療を行う。 量子理論の視点から治療プロセスへの洞察において研究をし、発表をしている。 更に、ロンドンのインペリアル・カレッジで化学における研究を続けており、とくに、天然色素から由来する光や染料を使った癌に対する新しい穏やかな治療についての研究をしている。 ホメオパシーと科学について、新聞、雑誌、学術誌に寄稿している。
http://www.homeopathicconsultant.co.uk/aboutlionel.html

<コメント和訳>

JPHMA理事様

知人を経由して、日本学術会議の声明文が書かれたEmailを受信しました。 この無知な声明について、私がどう考えるかお話するのに、非礼にならずにはいられません。 当然ながら、私達もイギリスで、この手の人物から何年間も批判を受けており、最近では、国民健康保険でのホメオパシー使用を政府に止めさせようとする試みもありました。 ですので、英国の全ホメオパスを代表し、現在のあなた方を理解する事ができます。 ホメオパシーに介入してもらわない為には、もちろん、今重要な事は、日本でホメオパスを結集する事ですが、更に重要な事に、ホメオパシー愛用者からの署名をあつめ、国会へ陳情する事です。

また、ホメオパシーをサポートする日本の報道機関へ論文を提示すべきです。 (例えば、日本でホメオパシーを使用する有名人を御存じでしたら、それを公衆で発表するとか?)、そしてそれにに対する論争も必要でしょう。 見ようとする意志のない人々ほど見えない人はおらず、一瞬たりとも彼は何も気づかないでしょう。 しかし、その対応は、可能な限り公なものである事を確実にしなければなりません。

このホメオパシーへの危機が簡単に消え去る事を祈って、ダチョウのように砂に頭を埋め込んでいるだけでは、消え去りませんから。。。! 英国では、ホメオパシーを嫌がる人々から主に「証拠」を聞く国会委員会がありました。 この委員会は、科学と技術委員会と呼ばれ、2009年11月の間、ホメオパシーにおける2回の証拠チェックが行われました。 幸運な事に、私達はこの委員会の活動についての事前に警告を受けており、私達は、文書で対応する事ができ、この文書で証拠を提示し、彼らの報告書に盛り込まれ発表されました。 残念ながら、彼らは、ホメオパシーに否定的な結論をサポートする文書しか読まなかった事が、この報告書の結論から極めて明白です。 その時に、この委員会へ出した、私の発表した文書を添付します。

この論文は、委員会がエビデンスによって何を本当に意味しているかを疑問視しており、また、ホメオパシーは効果がないという仮定をしたいわゆる科学的理由を解体するものである。 また、ランダム化比較試験の欠陥をあらわにし、製薬産業が自分達の薬を売りつくす為に行われている恥ずべき行為の数を指摘しています。 信頼できるソースからふんだんに引用しています。

この文書が役立つ事を祈ります。 ご奮闘の中での幸運をお祈りします。
⇒参考文献リンク

敬具

Dr Lionel Milgrom LCH, MARH, RHom, BSc, MSc, PhD, CChem FRSC

No2.ディディエ・グランドジョージ氏

<プロフィール>

1977年以来ホメオパシー治療を行っている。
フランス・マルセイユにあるClinical Trainingの指導者。 フランス・プロバンス地方にあるハーネマニアン・スクールの設立者の一人。 Ecole Hahnemannienne de Frejus や Fac. de Medicine de Marseilleで教え ている。
「L' Homeopathic Exactement」の著者。

<コメント和訳>

私は小児科医で、ホメオパシーを30年治療し、良い結果を持っています。
日本学術会議の声明に同意する事はできません。
添付ファイルは、私の最近の臨床記録です。
⇒新生児の逆流

敬具

ディディエ・グランドジョージ



No1.トレバー・ガン

<プロフィール>

生化学者、英国のホメオパス。 1989年以来ホメオパシー治療を行っている。
The Japan Royal Academy of Homoeopathy副学長。 「予防接種は果たして有効か」著者。

<コメント和訳>

JPHMAで、ホメオパシーには、当然ながら多くの科学的リサーチがあるという簡潔な声明をすると良いかもしれません、 日本学術会議はリサーチについて何も分かっていません、もし分かっているならば、何故彼らは、自分が出せる意見の制限がある点まで、特定のものを引用したり批判しないのでしょうか、 ですので、ここでの質問は。。。彼はどこで具体的に何について批判しているのでしょうか?

まず第一に、彼は、ホメオパシーと超希釈の違いについて不明瞭でいます。 これは、無知からきている意見である事を知らしめて下さい。。。彼は、少し知識を持つ必要がありますので、彼を先に立たせると良いでしょう。。。 ホメオパシーを弁護したり、弁護のリサーチを引用するよりむしろ(これは簡単に出来ることですから)。 彼らは、気づいておらず、恐れている。。。そしてホメオパシーはより人気が出ているという事を覚えておいて下さい。

幸運を祈ります。。。良い仕事を続けて下さい。

トレバー・ガン

8月 28, 2010 at 03:45 午後 医療・生命・衛生 | | コメント (4) | トラックバック (0)

2010.08.25

ホメオパシーは「荒唐無稽」その2

「ホメオパシーは「荒唐無稽」」で、

今後、ホメオパシー推進論者からの反撃が予想されます。

で書きましたが、当然のように反論が出始めています。日本ホメオパシー医学協会のサイトには2010年8月25日09:00現在次のように掲示が出ています。

●その7 日本学術会議「ホメオパシー」についての会長談話へのJPHMAコメント詳細は、明日8月25日に掲載予定です。

毎日新聞より「ホメオパシー療法:「科学的根拠なし」学術会議会長

山口県で昨年10月、助産師にビタミンK2の代わりにホメオパシー療法の特殊な錠剤を投与された乳児がビタミンK欠乏性出血症で死亡したことを受け、日本学術会議の金沢一郎会長は24日、「ホメオパシーの治療効果は科学的に明確に否定されている。医療関係者が治療に使用することは厳に慎むべきだ」との談話を発表した。

ホメオパシー療法は18世紀末ドイツで始まった。病気と似た症状を起こす植物や鉱物を何度も水で薄めてかくはんし、この水を砂糖玉にしみこませた錠剤(レメディー)を服用して自然治癒力を引き出し、病気を治すというもの。元の物質は水にほとんど残っていないが、実践する人たちは「水が記憶している」と主張している。

欧米やインドで盛んだが、最近は効果を巡り議論が起きている。日本でもごく一部の医療関係者ががんやうつ病などの患者にレメディーを投与している。

日本学術会議は政府に科学振興策などを勧告できる、日本の科学者の代表機関。記者会見した金沢会長は国内で死者が出た事態を重視し

「ホメオパシーに頼り過ぎると、有効な治療法を受ける機会を逸する」と指摘。欧米のように普及する前に、医療分野で広がらない手だてが必要と主張した。唐木英明・同会議副会長も「ただの水なので効果はない」
と訴えた。

山口県の乳児死亡では、母親が助産師を相手に損害賠償を求める裁判を起こしている。ビタミンK欠乏性出血症は新生児約4000人に1人の割合で発症する。乳児死亡後、厚生労働省や日本周産期・新生児医学会は、新生児にビタミンK2シロップを与えるよう医療関係者に訴えている。

ホメオパシー療法の普及活動をしている「日本ホメオパシー医学協会」(東京都)は

欧米の実績で分かるように、ホメオパシー療法は治癒効果が科学的に証明されている
と反論している。【小島正美】

毎日新聞 2010年8月24日 20時34分(最終更新 8月24日 22時02分)

日本ホメオパシー医学協会のサイトがどのような「反論」をするのか、注目です。

8月 25, 2010 at 09:37 午前 医療・生命・衛生 | | コメント (2) | トラックバック (0)

囲い込み屋の収益を没収せよ

読売新聞より「会社員をホームレスに偽装、生活保護費を詐取

大阪市に内容虚偽の書類を提出し、生活保護費を詐取したとして大阪府警の捜索を受けた同市天王寺区の不動産会社「家のはしら」の社長(57)が、知人の会社員をホームレスに仕立て上げ、市から保護費約40万円をだまし取った疑いが浮上し、大阪府警は24日、詐欺容疑で社長と会社員の逮捕状を取った。

25日にも逮捕する。同社は150人以上の生活保護受給者をマンションに住まわせ、保護費の一部をピンハネする〈囲い屋〉とされ、府警は今後、同社の貧困ビジネスの全容解明を目指す。

捜査関係者によると、社長と会社員は共謀。昨年9月、会社員にホームレスを装わせ、給与収入や資産があるのに「なし」と偽って同市浪速区役所に生活保護を申請させ、市から生活扶助や住宅扶助など約40万円をだまし取った疑いが持たれている。

社長は、会社員に「ホームレスになりすましてほしい」と持ち掛け、申請時も同席していたという。区役所では職歴や成育歴などを面接で詳しく聞かれるが、矛盾がなければ申請が通ることが多く、府警は、手続きに詳しい社長が虚偽申請による保護費詐取を主導、会社員に説明方法などを指南していたとみている。

同社を巡っては、無職男性に生活保護を申請させる際、申請を通りやすくするため、入居予定のマンションの家賃が4万5000円なのに、住宅扶助の支給上限額の「4万2000円」と偽った重要事項説明書を提出させていたことが、市の調査で発覚。市は、内容虚偽の書類で保護費を詐取したとする詐欺容疑で社長らを告訴し、府警が先月、同社を捜索した。府警は、この詐欺容疑についても立件を検討する。

市などによると、同社は昨年7月頃から、ホームレスらを勧誘し、生活保護の申請に同行。同市淀川、住吉両区などに所有するマンションや、同市東住吉区、大阪府吹田市などで借り上げたマンションの計約10か所に受給者を住まわせていた。同社が申請に関与したのは大阪市で約130人、吹田市で約20人に上るという。

(2010年8月25日07時02分 読売新聞)

東京新聞より「貧困ビジネスで会社社長に逮捕状 住宅の保護費詐取の疑い

2010年8月25日 02時02分

生活困窮者を自社が管理する物件に入居させて、大阪市から住宅関連の生活保護費をだまし取る「貧困ビジネス」を行っていた疑いが強まり、大阪府警浪速署は24日、詐欺容疑で不動産会社「家のはしら」=同市天王寺区=の社長(57)ら2人の逮捕状を取った。25日に逮捕する方針。

捜査関係者らによると、同社は同市西成区などの路上で声を掛けた生活困窮者に生活保護申請を指南し、保護費をピンハネする「囲い屋」とみられる。

社長らには、内容を虚偽記載した重要事項説明書を大阪市に提出、入居に伴う礼金や仲介手数料などをだまし取った疑いが持たれている。府警は詳しい手口の実態解明を進める。

社長は共同通信の取材に対し「これまで100人以上に生活保護を受けさせた」と説明。同社が管理する複数のマンションなどに居住させていたとみられている。

同社は生活困窮者を家賃扶助の上限額(4万2千円)以上の部屋に住まわせながら、家賃を4万2千円と大阪市に虚偽申告して受給資格があると見せ掛け、保護費の一つである住宅扶助費約31万円を詐取したとして、7月に大阪府警が家宅捜索していた。

(共同)

東京新聞の記事だと

生活困窮者に生活保護申請を指南し、保護費をピンハネする「囲い屋」とみられる。

となっていますが、読売新聞の記事では

給与収入や資産があるのに「なし」と偽って同市浪速区役所に生活保護を申請させ

なのだから、これではピンハネではない。
最初から詐欺目的だとなります。しかも、これを会社組織でやっていたと考えられますから、「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律」で、収益全体を没収するべきだと考えます。

8月 25, 2010 at 09:23 午前 事件と裁判 | | コメント (1) | トラックバック (0)

2010.08.24

変圧器260トンを盗む?

朝日新聞より「柱上変圧器945台、計260トン盗難 関西電力

2010年8月24日12時57分

関西電力は23日、電柱上に設置する柱上変圧器945台が、大阪府高槻市の関連業者の倉庫から盗まれたと発表した。

同日、この業者が府警高槻署に被害届を出した。

関電によると、補修のために電柱から取り外していたもので被害総額は約5200万円。1台約100~560キロで総重量は約260トンもあるが、どう運び出されたかは不明としている。

柱上変圧器は電柱上に設置するバケツのような形をした機器で、家庭などへ電気を送る際の電圧を調整するもの。電力会社しか使わないが、鉄や銅の金属スクラップとしても、計約1300万円分の価値があるという。

総重量約260トンのものは普通盗めないと思います。
普通に考えると、横流しじゃないでしょうかねぇ?

一個当たり、0.5平方メートルで並べたとすると、20メートル角を超える面積が必要です。
それがそっくり無くなるなんて、非常に短時間で運び出すしかないですが、今度は、トラック10台とかなりますから、それはそれで大変。

真相はどうなっているのでしょうか?

8月 24, 2010 at 10:43 午後 事件と裁判 | | コメント (0) | トラックバック (0)

ソマリア・モガディシオでホテル襲撃

サンケイ新聞より「国会議員15人死亡 ソマリア、武装勢力が襲撃

2010.8.24 19:28

ソマリアの首都モガディシオで24日、武装勢力が政治家らが宿泊しているホテルを襲撃、自爆攻撃も行い、ロイター通信などによると、国会議員を含む少なくとも15人が死亡した。

モガディシオでは23日から、国際テロ組織アルカイダに忠誠を誓うイスラム過激派組織アッシャバーブと暫定政府軍が戦闘を続けており、AP通信によると、少なくとも市民40人が死亡、130人が負傷している。

ソマリアで6千人規模の平和維持活動(PKO)部隊を展開しているアフリカ連合(AU)は先週、数百人を増派。アッシャバーブは23日「大規模戦争」の開始を宣言した。(共同)

ソマリアはこんな国です。

Up

外務省のHPより
面積63万8千平方キロメートル(日本の約1.8倍)
人口895万人(2008年:世銀)人口増加率2.9%
首都モガディシュ(人口約60万人)
かなり広大な国で、南北方向に1800キロ、東西方向に860キロもあります。
ところが、ソマリア内戦で国内統治は首都モガディシオ周辺だけだと言われていて、北部のエリはソマリア沖海賊の本拠地と言われています。

映画「ブラックホークダウン」は、1993年に首都モガディシオで起きた市街戦を描いています。
今回、モガディシオで国会議員も死亡する事件となると、平和維持活動の効果がますます無くなりつつあって、とんでもないことになっていくのかもしれません。

8月 24, 2010 at 10:33 午後 海外の政治・軍事 | | コメント (0) | トラックバック (0)

ホメオパシーは「荒唐無稽」

朝日新聞より「ホメオパシーは「荒唐無稽」 学術会議が全面否定談話

日本学術会議は代替療法「ホメオパシー」の効果について、「科学的な根拠がなく、荒唐無稽(こうとうむけい)」とし、医療従事者が治療法に用いないよう求める会長談話を24日、発表した。

山口市の女児ら死亡例が出たことを重視し、この療法が広まる前に、医療現場から排除する必要があると判断した。同会議が、特定の療法を否定するのはきわめて異例だ。

東京大名誉教授の金澤一郎会長が会見で発表した。

会長談話では、現段階でホメオパシーを信じる人はそれほど多くないが、医療現場から排除されないと「自然に近い安全で有効な治療という誤解」が広がると指摘。科学的根拠は明確に否定されており、医療関係者が治療に用いることは認められないとした。

日本学術会議は、約84万人の科学者の代表として選ばれた210人の会員と、約2千人の連携会員からなる日本の「頭脳集団」。

政府に対する政策提言や、社会への啓発などを行う。唐木英明副会長によると、1年半ほど前からこの問題について議論してきたという。
昨年2月の厚生労働省の厚生科学審議会でも、金澤会長が指摘していた。

唐木副会長は

「十分理解した上で個人的に使うことは自由だが、科学的に全否定されているものを医療従事者が使うことは、通常医療を遠ざけることにつながり危険。日本学術会議として、『ホメオパシーは効かない』というメッセージを伝えることが重要と考えた」
と説明した。

ごく当然のことと思いますが、何でこんなことをわざわざ言うのか?となると、元は「ようやく、周産期・新生児医学会が緊急声明を出した」で紹介した、ビタミンKの投与をしなかったために、乳児が死亡したという事件が裁判になったからです。

しかし、「ようやく、周産期・新生児医学会が緊急声明を出した」に書いた通り、助産師会の一部が積極的に、ホメオパシーを推進しているとなっていて、日本ホメオパシー医学協会の動向が問題視されています。

今回の学術会議の声明は、医療関係でホメオパシーを使ってはならない、となりますから日本ホメオパシー医学協会という名称自体が不適切である、ということになるでしょう。

今後、ホメオパシー推進論者からの反撃が予想されます。

それにしても、社団法人日本助産師会の「ビタミンK2投与に関する日本助産師会の見解」(PDF)

助産師は、安全かつ有効な助産行為を行うことを前提に業務を遂行しているものである。安全かつ有効な助産行為とは、現在の医療水準において、科学的な根拠に基づいた医療を実践することである。

山口県で起こったビタミンK2シロップを投与せず児がビタミンK 欠乏性出血症により死亡した事例については、当該助産師が補完代替医療の一つであるホメオパシーによる効果を過大に期待したためと考える。ホメオパシーのレメディはK2シロップに代わりうるものではない。

日本助産師会はこの件を重く受け止め、全会員に対して、科学的な根拠に基づいた医療を実践するよう勧告する。

2010 年8 月10 日
社団法人日本助産師会
会 長 加藤尚美

ホメオパシーがK2シロップに代わりうるものではない。というのなら、レメディの処方は禁止する。 が正しいのではないのか?

それが「科学的な根拠に基づいた医療を実践するよう勧告する。」とはどういう事だ?
実際には、非科学的医療が行われていることを、助産師会は是認しているというのだろうか?

問題の根源には、ある種の「天然信仰ヒステリー」のようなものがあって、以下の投稿にはさすがに反対ばかりが集まっています。
発言小町より「無介助分娩を理解しない実母と義母

妊娠7ヶ月ぐらいの妊婦です。
「ぐらい」と書いたのは、予定日を最終月経から自己計算したためです。

昔から自然なお産に憧れているので、自宅で誰の手も借りずに出産します。
妊娠出産に関してたくさん本を読み、ネットでも勉強しました。

そのため、医師や助産師の手など借りなくても出産できます。
また、病院や医療行為がいかに危険なのかも把握しています。

どこかの自然派出産の先生が「女性には本来生む力が備わっている」と仰っていました。
しっかり体を動かし、食事に気をつければ一人で元気な子を生めます。
医療行為に頼って生むのは、怠け以外のなんでもありません。

しかし、この考えに義母と実母が大反対します。

「母子手帳の交付を受けなさい」
「産婦人科の検診に行きなさい」
「自宅で生むなら、せめて信頼のおける助産師に…」

そもそも母子手帳なんて、病院にかかる人のためにあるものですよね?
他人に自分の体の状態をさらすなんて嫌です。

妊娠出産は病気でもなく順調なのに、なぜ病院に行かなければならないのでしょうか?

助産師だって他人ですので、医師と同じです。
医療従事者という他人に、自分の体を把握されたくないです。

先日、義母が知り合いだという助産師を紹介しようとしました。
余計なお世話です。

ちなみに、夫はこの件に関して一切口を出して来ないのでありがたいです。
出産や育児に関して、男性は不必要ですので。

無介助分娩を経験された方、周りの反対にあいませんでしたか?
なぜ、自分の出産に関して自分で決められないのでしょうか。
経験者の意見をおきかせ下さい。

病院に行けとかの批判は結構です。

細かくは、この種の問題を扱っているブログなどを見ていただくとして、多くのこの種の騒動では「天然成分なら全部安心」のような話を信じ込んでいる人や、医療事故のようなまれに起きる事故を取り上げて「医者にかかると寿命が縮む」のような記事が表れます。
元もと、健康問題一般と、個々の医療事故などを比較することが難しいわけで、基本的にはどちらがリスクが高いのか?という問題になるでしょう。

リスクについて研究するのは「リスク学」と呼びますが、その第一人者が産業総合研究所安全科学部門長の中西準子先生です。
強くお勧めするのは「環境リスク学―不安の海の羅針盤」日本評論社刊です。
こういうバランスのとれた考え方が当たり前でなくなりつつあるところこそが問題なのだと考えます。

8月 24, 2010 at 10:05 午後 医療・生命・衛生 | | コメント (3) | トラックバック (0)

2010.08.23

トレーラーがバスの前に飛び出して、追突。

FNNニュースより「静岡・富士市の東名高速でツアーバスがトレーラーに追突 乗客ら27人重軽傷

23日未明、静岡・富士市の東名高速道路上り線で、ツアーバスがトレーラーに追突し、バスの運転手と乗客27人全員が重軽傷を負った。

23日午前3時すぎ、富士市中里の東名上り線で、運転手と乗客26人のあわせて27人が乗ったツアーバスが、前を走っていた大型トレーラーに追突した。

この事故で、バスに乗っていた27人が、富士市や沼津市などあわせて9カ所の病院に運ばれた。 乗客は、「わたしは軽傷だったんですけど、隣の友達も軽傷で、斜め後ろの子が、足がぱっくり開いてたので、『ちょっと手握ってて』って言われて、ちょっと握って離してっていうのをしていた」などと語った。

これまでのところ、少なくともバスの運転手と乗客のあわせて4人が骨折するなど、27人全員がけがをした。

バスは22日夜、三重・鈴鹿市を出発して、東京ディズニーランドに向かう途中だったという。 静岡県警によると、事故はトレーラーがバス停から走行車線に合流した際に起きたということで、警察は双方の運転手から話を聴いて、事故の原因を調べる方針。

(08/23 11:55 テレビ静岡)

事故はトレーラーがバス停から走行車線に合流した際に起きた
というのですが、サンケイ新聞の写真を見てみると

Up

まだ、バス停の合流車線が終わってません。

これでは、トレーラーが後方を確認しないでバスの直前に割り込んだ、ことになりそうです。

間違いなく、ドライブレコーダーに記録されているでしょうから、何が起きたのかはすぐに分かるでしょうけど、なんか報道はへんに誘導されている感じがありますね。

8月 23, 2010 at 07:11 午後 事故と社会 | | コメント (0) | トラックバック (0)