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2010.04.03

大阪市営地下鉄・失敗学を勉強するべき

朝日新聞より「運転士が反対に乗車、地下鉄が壁へ逆走 昨年9月、大阪

大阪市営地下鉄谷町線の大日駅(大阪府守口市)で昨年9月、大日発八尾南行き電車(6両編成)が進行方向とは逆の壁に向かって進行し、ATC(自動列車制御装置)が作動して緊急停止していたことが市交通局への取材でわかった。

停止地点から壁まで約200メートルだった。市交通局は、男性運転士(37)が本来とは反対の運転席に乗り込んだうえ、赤信号も見落としたことが原因とみている。

市交通局によると、

  1. 運転士は9月3日午前7時25分ごろ、進行方向を勘違いし、
  2. 本来は車掌が乗る最後尾の運転席についた。
  3. 車掌も間違いに気づかず、先頭車両の運転席に座った。
  4. その後、運転士は線路脇の赤信号を見落として発車。
  5. 電車は21メートル進んだところで緊急停止した。
朝のラッシュ時でかなりの数の乗客が乗っていたが、けが人はなかったという。

運転指令所の指示を受けた別の運転士が電車をホームの元の位置に戻したうえで、勘違いをした運転士が本来の席に移動。

電車は11分遅れで再発車した。

市交通局の調査に対し、運転士は「出発前の点呼で時間がかかり、焦っていた」と説明したという。

このミスについて、市交通局は国土交通省近畿運輸局に報告したが、公表していなかった。

市交通局は「衝突の恐れはなく、安全上の問題はなかったが、初歩的ミスで反省している」としている。(永井啓吾)

いくら何でもずっと先とは言え、壁に向かって出発することを気が付かないというのは変だろう。

それほど勘違いしやすい駅の壁や地下鉄だから照明、といったところに問題があるのは明らかでしょう。

安全上大問題だとしか思えませんけどね。
そもそも「初歩的ミス」というのが、運転士が間違えうる仕組みであったことを認めていないわけで、対策していませんという宣言なのだが、何を考えているのだ?

4月 3, 2010 at 02:41 午後 事故と社会 | | コメント (4) | トラックバック (0)

2010.04.02

若林議員の奇怪な行動

サンケイ新聞より「若林氏議員辞職願提出 参院本会議での代理投票問題の責任をとって

自民党の若林正俊元農水相は2日午前、参院本会議での採決時に席をはずしていた青木幹雄前参院議員会長の投票ボタンを押していた問題の責任をとり、議員辞職願を江田五月参院議長に提出した。

若林氏は3月31日の参院本会議で、NHK予算案の採決の際、隣席の青木氏の「賛成」ボタンを押していた。
その場面が写真撮影され、発覚。

民主党は1日、「国会の議決を不正行為によってゆがめた前代未聞の事案だ」として参院議長に懲罰動議を提出した。

自民党執行部は混乱が広がることを懸念。若林氏の議員辞職を求めるなど、問題の早期の幕引きに乗り出していた。

これはいったいどういうことなのだろう?
元の事件の報道は、サンケイ新聞より「自民・若林議員辞職へ 青木氏の「代理投票」に説明があります。

自民党の若林正俊元農水相が参院本会議の採決で席をはずしていた青木幹雄前参院議員会長の代わりに投票ボタンを押していたことがわかり、自民党執行部は1日夜、議員辞職を含めた厳しい対応を求める方針を固めた。

2日に尾辻秀久参院議員会長が若林氏と会談し、辞任を促す見通し。

若林氏は農水官僚出身で昭和58年に衆院初当選。その後、参院に転出し、農水相、環境相などを歴任。
7月の任期満了で政界引退を表明していた。

3月31日の参院本会議で若林氏がNHK予算案の採決で青木氏の投票ボタンを押したところを写真撮影され、発覚した。

民主党は「国会の議決を不正行為によってゆがめた前代未聞の事案だ」として参院議長に懲罰動議を提出した。

これを受け、自民党も事実関係を調査。青木氏はこの件を知らず「驚いている」と語ったという。

どう考えたって、バレるでしょう。
だから、自民票を一票増やすという結果を求めた行動ではないですよね。
つまり、いたずらですか?

4月 2, 2010 at 10:22 午前 国内の政治・行政・司法 | | コメント (1) | トラックバック (2)

2010.04.01

阿久根市・今度は新聞を購読しないことにした。

読売新聞より「新聞購読の契約打ち切り指示…阿久根市長

鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(51)は3月31日、市役所で購読している新聞について4月から購読契約を打ち切るよう職員に指示、同市役所は1日から全国紙や地元紙など6紙の購読を取りやめた。

関係者によると、竹原市長は「新聞はうそばかり書くので、市民に見せても仕方ない」「記事はインターネットで閲覧が可能」などと話しているという。

先月までは計11部が市役所の1階ホールなどに置かれ、来庁者や職員が読んでいた。

市立図書館や議会事務局は従来通り、購読を続けるという。
(2010年4月1日10時33分 読売新聞)

この記事は、阿久根市長だからと採りあげているのは間違えないですが、よく考えてみると、市役所が特定の新聞や雑誌などを購読する・しないをどのように決めたらよいのだろうか?

記事によると、「役所の1階ホールなどに置かれ、来庁者や職員が読んでいた」となっていますが、この書き方では「サービスの一環」となっているわけで、それならば新聞をサービスとして置いておくのは止めても一向に問題無いだろう、と思います。

しかし、市職員の情報収集手段としては、基本的に全部の新聞を取るべきです。
「○○新聞は取ってないから知りません」では行政の責任上問題がないとは言いがたい。

しかし、どんな情報でもあまねく知っていて当然だ、というのは明らかに暴論ですから、この間に調整が必要です。

市長は「新聞はうそばかり書くので、市民に見せても仕方ない」「記事はインターネットで閲覧が可能」などと話しているという

「市民に見せても仕方ない」これは明らかに間違えだと思う。

情報を知らないと、市民も社会も確実に弱くなります。
まあ、阿久根市が市長の手に余るということなら、分からないでもないですが、だからと言って、市長の器量に収まるように市を変えてしまうというのでは、どんな方向に向こうとも、本末転倒です。

4月 1, 2010 at 01:05 午後 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010.03.30

マイクロバスの炎上

サンケイ新聞より「120メートル手前、不整脈で意識不明か 大阪の送迎用バス衝突炎上で

大阪府高槻市の市道でスイミングスクールの送迎用バスが側壁に衝突、炎上した事故で、死亡した運転手(65)は、現場の約120メートル手前から不整脈で意識を失っていたとみられることが30日、高槻署による司法解剖の結果などから分かった。

解剖結果によると、気道にすすが残っていたため、死因は焼死と判明。心臓肥大が見つかったことなどから、不整脈を引き起こして意識を失ったとみられる。

高槻署によると、バスの同乗者が「(事故直前に)胸を押さえ込むように苦しみだした後、ぐったりした」と話していることも分かり、同署は病理検査などで詳しく調べる。

ほかにバスに乗っていたのは、保護者の女性1人と子ども13人の計14人。けが人は10人とされていたが、全員が打撲など軽傷を負った。

蛇行して、衝突停止のようでしたから、運転手の心臓発作であろうとは想像していました。

むしろ、問題なのは「出火」でしょう。

たぶん、30人以下の送迎用バスですから、フロントエンジンで後輪がダブルタイヤでしょう。
仮に車体の下に何か巻き込んで、エンジンなどに当たったにしても、出火しちゃまずい。

衝突して、メチャメチャに壊れたということでも無いようなので、この程度で出火したことが問題だと感じるところです。

3月 30, 2010 at 10:33 午後 もの作り | | コメント (0) | トラックバック (0)

XC2が防衛省に納入

サンケイ新聞より「搭載3倍、空自次期輸送機2年遅れの納入 川重工場で式典

航空自衛隊の次期輸送機(XC2)の1号機が試験を終え、開発した川崎重工業が30日、防衛省に納入した。
最大の国産機。
機体の強度不足が判明し、約2年遅れの納入となった。

式典が開かれた同社岐阜工場では、XC2が展示された格納庫に北沢俊美防衛相や同社関係者ら約350人が集まった。

同社によると、XC2の全長は現行のC1輸送機を15メートル上回る44メートル。
搭載量が3倍になるなど性能が向上し「使い勝手が良く、民間でも使ってもらえる」としている。

製造中の2号機は平成23年度末に納入予定。

開発費は部品を共通化した海上自衛隊の次期哨戒機(XP1)と合わせて約3450億円。

ようやく、ユーザーである防衛省の手でテストが始まるわけです。

問題になった強度不足は、後部貨物ドアの周辺らしく、一部ではかなり痛々しく改修された写真がありました。

2号機は平成23年度末に納入予定。というのですから、ずいぶん時間が掛かるわけで、二号機の方が量産原型機なのでしょう。

何はともあれ、所期の性能が出れば、世界有数というか世界一の輸送機になり得る機体です。
間違えなく、ハイチの大地震といった場合にも極めて有用な飛行機です、今後の開発が順調に進むことを願うばかりです。

3月 30, 2010 at 03:06 午後 もの作り | | コメント (0) | トラックバック (0)

阿久根市長・反対派集会に乗り込んだ

ボ2ネタ [ボ2]より「[話題]今日の阿久根市 阿久根市長:報告会に乱入 反市長派議員に「ばーか」

ボ2ネタ [ボ2]は「ボツネタ」を引き継いだものですが、「ボツネタ」は現役の裁判官が書かれていた時事問題を採りあげているはてなダイアリーでした。
「ボツネタ」を閉鎖する時に、「後任者は同じスタンスで」との希望があって、現在の「ボ2ネタ [ボ2]」も裁判官が書かれているのかもしれません。

そういう偏った見方では「今日の阿久根市 阿久根市長」に吹き出しちゃったわけです。
ボ2ネタ [ボ2]に目を付けられちゃったなあ~。(^_^;)

それにしても、朝日新聞の記事「阿久根市長「反対派を排除します」 反市長派会合で宣言

鹿児島県阿久根市の竹原信一市長に反対する市議が29日夜に市内で開いた議会報告会に突然、市長が出席

マイクを握って「(反市長派の市議は)市政に参加させません」「反対派を排除します」などと発言を繰り返した。終了後も場外で市議と口論し、つかみ合い寸前になった。

会は、市長の市議会ボイコットで3月定例会が混乱した問題に絡んで市議らが開いた。

招いていなかった市長が会場の公民館に姿を現したため、市議らが前列に席を用意したが、市長は市民と一緒に会場のパイプいすに座って説明を聞いていた。

会場からの意見を受け付けた際に市長はマイクを要求。

前列に並んだ市議らの横まで出ていき、「なぜこんなこと(議会ボイコット)を私がしたか。議会は議論ができる場ではないんです」と持論を展開した。

さらに市議に向かって「私はちゃんとやります。皆さんには市政に参加させません」と発言。市民から議員との議論をしないのかと問われると、「しません。反対派の12人を排除します」と大声で宣言した。

なんてことを、なぜやったのでしょうかね?

  • 議会は議論ができない。
  • 反対派議員を排除する。
って、ユリウス・カエサルのつもりなのでしょうかね?

3月 30, 2010 at 11:41 午前 国内の政治・行政・司法 | | コメント (1) | トラックバック (0)

2010.03.29

真光元裁判・判決

今日(2010年3月29日)真光元裁判の判決がありました。

原告の請求を棄却する。
費用は原告負担とする。

でした。

事件の内容などは「真光元裁判」に書いた通りです。

事件のキーポイントを羅列します。

  • 被告は、民間療法を実践していた。
  • 被害者は、インシュリンを作る事が出来ない、小児糖尿病患者であった。
  • 原告(被害者の母親)は被告を信じて、娘(被害者)にインシュリンを持たせずに合宿に参加させた。
  • 被害者が倒れてしまった時に「好転反応」だとして、被告らは病院に送るのが遅れた。

これで、死亡事件になって、刑事事件で取り調べられていますが、母親、被告らともに起訴猶予と不起訴になっています。

判決は、被告の行動がいい加減であるといった認定はしていますが、それが被害者の死亡に直結しているとは言えない。というトーンで各証拠について、賠償の根拠としては認めませんでした。

わたしには、裁判所が「原告の立証は不十分である」と判断したように見えます。

中学一年生の女の子が、夏休み前に死亡したという事件についてどこに問題があるのか?を考えてみますと、

  • インシュリンを持たせなかった母親の責任
  • 民間療法がインチキだった
  • 被告が原告に「治ると信じ込ませた」
  • 症状が悪化した時に救命しなかった
  • 薬とされた「マコモ」には薬効がないから、ニセ薬

こんなところが上がってきます。
良く見ると、三種類ぐらいに分かれます。

  • インチキ医療=医療ネグレクト
  • 洗脳=カルト
  • ニセ薬=詐欺

この中で、詐欺の適用はほぼ無理です。
騙す意志は無かった、といわれると、これをひっくり返すのは極めて難しいです。

今回の原告は基本的に、医療ネグレクトつまり「まともな治療(病院への搬送)をすれば助かった」を中心に戦いました。

これに対して判決は基本的に「被告にはそこまで判断できなかった」となって、請求棄却となりました。
原告は「なぜ騙されたのか」といった視点からは論じていません。
事件として分かりやすい「事実」だけで勝負しました。

その結果として「いかがわしいが、責任があるとまでは言えない」といった判決になりました。

わたしは、こんなインチキ宗教もどきの民間療法に「なぜ騙されたのか?」を論じる方が今後の被害防止のためにも有効であったと思います。

つまり「カルト問題」として正面衝突した方が良かっただろうということです。
もちろん「カルト問題」として論じると、範囲が大幅に拡大して事件が相対的に小さくなってしまう、という側面もありますが、今回の裁判の結果は、ピンポイントで攻めていると、ちょっとずれただけで目標のがしてしまう、という理解が正しいでしょう。

3月 29, 2010 at 07:46 午後 裁判傍聴 | | コメント (3) | トラックバック (0)