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2010.11.26

電子ブックリーダ競争スタート

朝日新聞より「読書専用機か多機能型か、電子書籍端末は戦国時代

「電子書籍元年」といわれる今年の年末商戦をにらみ、本を読める携帯型の情報機器が次々登場している。

25日にはソニーが新端末「リーダー」を12月10日に発売すると発表した。読書に特化した「専用機」で、市場は米アップル製のiPadなどネットにつながる「多機能型」と二分。
参入が相次ぐコンテンツ配信ビジネスと連動して、激しい競争が始まる。

■「読書好きには受け入れやすい」

「1400冊を1台に保存でき、月3冊読む人には38年分の本になる。まさに『ポケットに本棚』だ」。

ソニーマーケティングの栗田伸樹社長は25日の発表記者会見で、「リーダー」をこうアピールした。
会場に約1400冊を並べた本棚を置き、分量を見せる凝りようだ。

2006年から順次売り出した欧米など13カ国に続き、日本でも発売。
画面サイズが文庫本に近い5型の「ポケット」(店頭想定価格約2万円)と、6型の「タッチ」(同約2万5千円)の2機種をそろえた。
発売1年で30万台を売るのが目標という。

最大の特徴は、読書に特化した点だ。
タッチパネル式の画面は「電子ペーパー」と呼ばれる技術を使い、白黒のみ。
液晶ディスプレーと違いバックライトがなく、長時間の読書でも目が疲れにくいといわれる。
画面の切り替え時以外は電力をほとんど消費せず、通常の使い方なら1回の充電で約2週間持つ。
通信機能はなく、パソコンにつないで書籍データを取り込む。

電子ペーパーを使った読書専用端末は、米国にアマゾンの「キンドル」があるが、日本語対応機の投入時期は未定。
この分野ではソニーが先行するが、液晶画面を備えた別タイプの多機能端末は、すでに普及し始めている。

先陣を切ったのは、今年5月に発売された米アップル製のiPad。
このヒットに刺激を受けたライバルは、次々とグーグル製の基本ソフトを積んだ同種の端末を発表。
NTTドコモは今月26日に韓国サムスン電子製の「ギャラクシータブ」を、シャープは12月中に「ガラパゴス」を投入する。
NECビッグローブも25日、7型画面の「スマーティア」を12月6日に発売すると発表した。

多機能型の特徴は、インターネットに直接接続でき、さまざまなソフトを取り込めることだ。

電子メールや動画の視聴、ゲームなど使い方はさまざまで、読書は「機能の一つ」という位置づけだ。
価格は4万~8万円程度と、専用機に比べ高い。

読書端末全体の台数では、今後も多機能型が主流とみられている。
ただ、電子書籍が一足早く普及した米国では、専用機向けの書籍販売額が多機能型向けを大きく上回るとの予測もあり、ソニーは「読書好きには専用機が受け入れられやすい」とみている。

■「電子書店」も乱立の様相

ソニーはこの日、リーダー向けに電子書籍を配信するネット書店「リーダーストア」を始めることも発表した。

スタート時に、「悪人」(吉田修一著)など2万点以上をそろえる。
小説や実用書などが中心で、今後はマンガも加える。価格は多くの場合、紙の本より安くする方向だ。

配信システムは、KDDI、凸版印刷、朝日新聞社と共同で設立した新会社のシステムを採用。
特定分野の本を利用者にすすめる「本棚」など独自の機能も加え、読書端末と合わせて売り込む。

「電子書店」も端末と同様、乱立の様相だ。
KDDI以外の通信大手では、NTTドコモが大日本印刷と配信事業を開始。
iPadを独占販売するソフトバンクは、グーグル製基本ソフトを搭載した端末向けの配信も準備中だ。

このほか、シャープや、書店大手の紀伊国屋書店、出版大手の角川グループホールディングスなど、関係するあらゆる業種からの参入が続く。

国内の電子書籍市場は、数年前に携帯電話やパソコン向けのマンガ配信から育ち始めた。

矢野経済研究所の推計では、2010年度に670億円の規模がある。
今後はiPadのような多機能端末やリーダーのような専用機向けが成長を引っ張り、14年度には1500億円超になる見通しという。

ソニーの電子書籍事業の責任者で、米国ソニー・エレクトロニクスの野口不二夫・上級副社長は

「日本の電子書籍市場は米国に次いで高い可能性がある」
と話す。しかし、
「これほど複雑で分かりにくいのは日本だけ」
とも。電子データ化の規格統一や、出版業界に根強い電子書籍への警戒感の解消などが、課題になりそうだ。(大宮司聡、野村周)

実は、10月21日に Kindle3 を入手しました。

Kindle=アマゾンでは、日本語の電子ブックを入手することが出来ませんが、Kindle3 は日本語表示はOKなので、PDF化したドキュメントであれば持ち歩くことが出来ます。
この機能利用して、自分で作った書類を持ち歩けないか、ということで買ってました。

電子機器としては、1万8千円ぐらいなのですから安い方だと言えます。

その後、11月15日から17日まで、2泊3日の入院という予期しない経験をした上での、Kindle3 の使い勝手報告です。

PDFについて

Kindle は AZW フォーマットにすると、きれいに表示しますし、フォントを換えたり出来ますが、PDFだと単に見せるだけになってしまう。
しかし、メモとして持ち歩くのであれば、PDFでも全くかまわないです。
Outlook の予定表を、PDFで印刷して持ち歩いていますが、文庫本サイズに一週間の予定表を印刷したと思えばよいわけで、ちょっとも字が小さいけど、読むのに問題は無いといったレベルです。

通信機能について

Kindle3 には、G3と wifi が付いてます。
これで、ウェブにアクセス出来ますから、G-MAIL などでメールも読める。
当然、アマゾンから電子ブックの購入も出来ます。

しかし、ブラウザーの操作性や、G3での遅さなどは、通信端末としては携帯電話の方がマシかな?というレベルであって、主たる用途には向きません。wifi を主にすれば、通信速度は上がりますが。

電子ブックについて

ところが、入院中にあまりの暇さに、電子ブックというか雑誌を契約してみました。

technology revew

月刊技術誌ですから、そうそう一生懸命に読まないが、全く見ないと心細いといった種類の雑誌ですね。

Delivered: Bi-monthly
Monthly Price: $2.49 includes free international wireless delivery via Amazon Whispernet
Monthly Price: $2.49 ですよ。しかも、紙じゃないから場所も取らない。
これなら、あまり読まない技術雑誌でも見ようか、となるでしょう。

入院中に

2泊3日と短期間でもあったので、MP3で4時間分ぐらいの音楽を入れていきました。
とりあえず、イヤフォンで聞くのなら実用になります。

PCとは違う、本棚の持ち歩きというのはアリだな、というのが実際に使って見ての印象です。
Kindleは、日本語入力が出来ないので、メールの返信をしたり、ウェブで検索したりも実用になりませんが、まあ入力は出来るようになるでしょう。
通信機能が頼りないと言いつつも、ちょっと使うのであれば十分で wifi が確実に使える人にとっては、十分に実用になるでしょう。

今回のソニー製品に通信機能がないというのは、本当に読書端末に特化したのだろうと思いますが、昨日のテレビニュースでも「自分の作った書類を持ち歩く」といったビジネス的な使い方を述る人もいて、通信機能はあっても良いのではないか?という印象です。

eインクの威力はすごいモノで、ほとんど充電のことを考える必要がありません。
PCに接続するだけで充電しますし、そもそも通信など電力を使うことさせすに表示だけなら、一ヶ月間は充電不要とも言われています。

それにしても、コンテンツの遅れはどうにもなりませんね。
場所を食わないということで考えれば、紙の本と同じ価格でもかまわないと言えますが、価格を下げることが出来れば、より多く売れるだろうという気もします。
特に、技術雑誌などに代表される、情報誌系統は大幅に読者が増える可能性があるように思います。

11月 26, 2010 at 09:29 午前 新商品やお買い物 |

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コメント

「電子書籍」元年、というより「電子書籍端末」元年ですな、日本では。コンテンツ流通の整備が全然。そういうハード寄りのことばっかりやってるからダメなのよねー、今の日本は。

紙の書籍と同価じゃ納得はできないなー。技術系の雑誌や書籍見るには6インチじゃ小さいのよねー。

投稿: alpha2 | 2010/11/28 11:40:15

紙の本でそこそこ以上売れる本を電子ブック化することを想定すると、出版という見方ではあまり意味がないでしょう。

これが、技術雑誌のようなマーケットが動かないようなところに、電子ブック化進めると新たなマーケットが開発できる可能性は大きいと感じました。

実体は、7割返品なのだから、そこをどうやって売るのか?と考えると、電子ブックはよい手段だと思うのだけど、出版界は残りの3割で何とかなっているから、それ以外の7割のことなんて考えないのでしょうね。

投稿: 酔うぞ | 2010/11/28 13:13:40

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