« 郵便不正事件・びっくりの展開・その6 | トップページ | シーシェパードのお騒がせ »

2010.10.05

小沢強制起訴

サンケイ新聞より「【小沢氏「強制起訴」】検察審査会11人中8人以上が起訴と判断

2010.10.5 00:20

検察審査会は、検察官が不起訴処分とした事件に対して、事件の告訴・告発者らの申し立てを受けて、捜査資料を使って「国民目線」で審査する。審査員は有権者から、抽選で選ばれた11人で構成。
任期は半年間で、3カ月で半数ずつ交代することになっている。

小沢一郎氏のケースでは4月に東京第5検察審査会が、11人のうち8人以上の賛意が必要な「起訴相当」と議決。
これを受け特捜部が再捜査した上で、再び不起訴処分としたことから、再審査していた。

今回のように、再審査の結論として「起訴すべきだ」(起訴議決)とするには、「起訴相当」議決と同様に11人中8人以上の賛意が必要。

審査過程では検察官の意見を聞くことも義務づけられている。審査は非公開でされる。

今回の議決を出した11人の委員は、4月の「起訴相当」議決を出した全メンバーが任期満了を迎えたため、総入れ替えとなっている。

さらに、審査時に法律上の助言などをする「審査補助員」の弁護士も別の人に代わっていた。

従来、検察審査会の議決に法的拘束力はなく、起訴するかどうかの権限は検察が事実上独占していたが、改正検察審査会法が昨年5月、裁判員法とともに施行され、強制起訴の権限が与えられた。

小沢強制起訴、とだけ報道されて、詳細が不明だったのですが、結局全く別の人が審査しても、検察の判断は間違っているぞ、となったわけですね。

ということは、検察がまじめに「不起訴である」と検察審査会に説明しなかった、となりますね。

説明しないと言っても、「放置」から「説得しきれず」のどれか分からないわけですが、このところ何年かで「検察は信用できるのか?」という雰囲気があって、さらに検察自身がどこか投げやりになっているのではないのか?という印象を受けます。

そもそも、検察官の数は異常に少ないと言うべきなのです。
検事とか検事正と呼ばれますが、全部あわせて2000名ぐらいです。

これで、刑事事件をすべてやっているのだから、公平に見て「ムリだろう」です。

その一方で、社会も犯罪もどんどん複雑化してきて、サイバー犯罪関係などでは、専門家が「全く別の観点から評価するべきだ」とか言い出す時代ですから、検察は大変でしょう。

わたし自身は、小沢問題は報道されている範囲では「不起訴」でも不思議は無いだろうと思っています、だから問題はその説明を検察審査会に出来なかった、あるいはしなかった検察にこそ問題があると思っています。

大阪地検特捜部の証拠改ざん事件で見えるのは、起訴独占を検察が重視しすぎている点でしょう。
そういう意味では、検察審査会は検察が困ってしまうような状況に協力する機関であるはずですから、「検察としては不起訴なんですが、審査会はどう考えます?」と素直に協力すれば、より高度な判断が出来るところを「起訴独占を犯す組織だから、協力なんかするものか」とかやっていたから、法律改正で強制起訴制度が出来てしまった。と考えます。

予審(大陪審)を考えた方が良さそうですね。
検察の起訴独占という仕組み自体を検察自身が維持できなくなってきているのだと思います。

10月 5, 2010 at 01:07 午前 事件と裁判 |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/2299/49652484

この記事へのトラックバック一覧です: 小沢強制起訴:

コメント

コメントを書く