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2010.09.30

郵便不正事件・びっくりの展開・その5

東京新聞より「特捜部長が「過失で処理」指示 組織隠ぺいを主導か

2010年9月30日 02時02分

大阪地検特捜部の押収資料改ざん事件で、前部長が、主任検事によるフロッピーディスク(FD)の書き換えについて報告を受けた際、前副部長らに「過失で処理しろ」と指示した疑いのあることが29日、検察関係者への取材で分かった。

最高検は、前部長がこの時点で「組織的隠ぺい」を決断、主導した可能性もあるとみて、犯人隠避容疑で捜査を進めている。

検察関係者によると、部長は2月1日朝、出張中だった主任検事と電話でやりとりした前副部長を通じ、FDの最終更新日時書き換えを知らされた。

前部長は対応に苦慮したとみられ、自室にこもるなどした後、前副部長らに

「過失で処理しろ。この件は間違いだ」
と指示したとされる。

翌2日、前部長と前副部長、主任検事の同僚検事の3人が、小林敬検事正と玉井英章前次席検事(現大阪高検次席検事)に報告。

「一部検事が主任検事がデータをいじったと騒いでいるが、問題ない」
との説明にとどめた。

前次席検事の部屋に入る前には、同僚検事が前部長に「正直に話しましょう」と進言したが、前部長は「甘い。公表される」と一蹴したという。

(共同)

これでは、特捜部長が積極的に隠そうとしたことになりますが、毎日新聞の記事「特捜証拠改ざん:前田容疑者「故意」認める」によると

郵便不正事件に絡む証拠改ざん事件で、証拠隠滅容疑で逮捕された大阪地検特捜部の主任検事(43)が、最高検の調べに対し、証拠品のフロッピーディスク(FD)のデータを「故意に書き換えた」と容疑を認める供述をしていることが関係者の話で分かった。

主任検事は「(当時の)特捜部長と副部長にも伝えたはずだ」とも述べているといい、最高検は改ざんの動機や上司への報告内容を詳しく調べている。

故意にデータを改ざんしたことを知りながら隠ぺいした場合は、犯人隠避罪に問われる可能性があるが、前特捜部長(現京都地検次席検事)と前特捜部副部長(現神戸地検特別刑事部長)は、最高検の聴取に「過失だと認識していた」と説明し、主任検事の供述と食い違う認識を示している。

最高検は、改ざんを「過失」として処理した前部長らの対応について刑事責任を問えるかどうか、慎重に調べを進めている模様だ。

主任検事は09年7月13日、FD内に記録された偽証明書のデータの最終更新日時を「04年6月1日」から「6月8日」に改ざんしたとして逮捕された。

当初は「USBメモリーに移したデータを書き換えて遊んでいたつもりだったが、誤ってFD本体のデータを変えてしまった」と述べ、過失を主張していた。

しかし、その後の調べに対して「FDをいじった」と供述し、証拠品を改ざんした故意を認めたという。改ざんの動機についてはあいまいな説明をしているとされる。

また、地検内で改ざん疑惑が発覚した今年1月末~2月の時点で、前部長と前副部長に対して「故意にFDのデータを改ざんしたことを伝えたはずだ」とも供述しているという。

最高検は、厚生労働省の元局長(54)=無罪確定=が04年6月上旬、部下の元係(41)に偽証明書の発行を指示したという検察側の描く構図に合わせるため、主任検事が改ざんを実行したとみている。

だが、捜査報告書に添付された偽証明書のデータの最終更新日時が「6月1日」のままだったうえ、FDが証拠申請されずに弁護側に返還されるなど不可解な点もある。

最高検は動機の解明を進める一方、前部長と前副部長が主任検事の報告を聞いて故意だと認識できたかどうか、当時の経緯を詳しく調べている。

前部長と前副部長が報告を受けていないのならとにかく、報告された上で「過失だ」としたのはどういう事なのか?

この二人の定義する「過失」とはいかなる意味だったのか?

少なくとも、FDの最終更新日を過失で書き換えた場合、証拠能力が無くなるから、問題のニセ証明書の存在そのものが消えてしまう。
そういうことを一検事の過失で何とかなると考えていたのか?

それとも、供述調書があるから、証拠が無くなっても問題がないと考えたのか?

後者であれば、特捜本部は、えん罪ではなくて創罪とでも言うべき近代国家ではあり得ないことを企図したことになる。

問題は、行為とか過失とか、認識できたのか、犯人隠微とかじゃなくて、「何を考えていたのか?」を解明するべきだろう。
簡単にいってしまえば、司法に関わる人間としての適性を調査することである。

現在のところ、取り調べを受けている特捜検事らには、司法適性がないわけで、そういう人たちが形作っている特捜本部もまた、司法適性が無いとなってしまう。

9月 30, 2010 at 09:53 午前 事件と裁判 |

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