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2010.06.11

日本振興銀行・刑事告発

朝日新聞より「振興銀を近く刑事告発 金融庁、悪質な検査妨害と判断

金融庁は10日、中小企業向けの融資を専門にする日本振興銀行と役職員らを、銀行法違反(検査忌避)の疑いで近く警視庁に刑事告発する方針を固めた。

金融庁が立ち入り検査に入った際、業務にかかわる電子メールを大量に削除して隠蔽(いんぺい)を図るなど妨害行為があり、悪質性が高いと判断した。

今後、告発に必要な証拠などについて警視庁との詰めの協議を進める。

金融庁は昨年6月から今年3月にかけて振興銀を検査した。

この検査で、検査忌避や出資法違反など7項目の法令違反が見つかったため、金融庁は5月下旬、大口融資や融資・預金の勧誘業務など一部業務を今月7日から約4カ月間、停止するよう命じる行政処分を出した。

金融庁の処分によると、振興銀は貸金業者から貸し出し債権を買い取り、一定期間たってから業者に買い戻させる約束をするという手法で事実上の融資をしていた。

その際に金利にあたる手数料を年45.7%相当もとり、出資法が定める上限金利の年29.2%を大きく上回っていた。

さらに、この取引を記した行内の電子メールが保管先のサーバーから大量に削除されていたという。
これらのメールには法令違反にかかわる重大な事実が記されていたといい、銀行法が定める検査忌避にあたるとして処分した。

金融庁は振興銀が意図的に違反を隠そうとした疑いがあり、悪質性が高いとみている。

このため、同行とメールの削除にかかわった役職員らを刑事告発する方向だ。

金融庁が国内銀行の刑事告発に踏み切るのは、2004年に当時のUFJ銀行(現・三菱東京UFJ銀行)と関係した役員らを銀行法違反(検査忌避)の疑いで告発して以来になる。

UFJ銀行は融資先の財務関連資料などを隠したとして、元副頭取らが起訴された。(津阪直樹、畑中徹)

〈日本振興銀行〉

2004年に開業。
設立メンバーで社長、会長を歴任した木村剛氏は小泉政権時代に金融庁顧問として、大手銀行に不良債権処理を迫る金融行政の指針づくりにかかわった。

木村氏は今年5月、業績悪化の責任をとって会長を辞任した。

10年3月期の貸出残高は4219億円、預金残高は5932億円。自己資本比率は7.76%。本店は東京都、全国に125店舗。

以前から色々言われていましたが、今どき刑事告発とはちょっと驚いた。

普通に考えて、電子メールを削除し、検査を妨害したということであると、電子メールの中身はもっとヤバイ内容だったのだろう、となりますね。

いったいこの銀行は何をやっていたのだ?

新銀行東京も、日本振興銀行も、どうも銀行が作れるとなった途端に変な意図を持った人物が入ってきて、無茶苦茶なことをやったという印象が強いですね。

小泉改革の、あまりの乱暴さゆえの負の面が強く出てきた、という例でしょう。
それにしても、小泉改革で少しはまともだと思っていた、郵政改革を元に戻そうというのは別の意味で大問題だ。

6月 11, 2010 at 10:36 午前 事件と裁判 |

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