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2010.06.29

交通事故裁判・高裁で、逆転無罪というのだが

東京新聞より「交通死亡事故で逆転無罪 「注意義務認められず」

トラックを運転中、バイクと衝突し男性=当時(37)=を死亡させたとして自動車運転過失致死罪に問われた京都府八幡市の男性(37)の控訴審判決で、大阪高裁は29日、罰金30万円とした一審木津簡裁の有罪判決を破棄し、無罪を言い渡した。

判決理由で上垣猛裁判長は

「被告に注意義務は認められず、一審判決は証拠を見誤った」
とした。

判決によると被告の男性は2008年1月、京都府城陽市の三差路をトラックで右折中、右後方から走ってきたバイクと衝突。
バイクの男性は路上に転倒し全身を強く打って死亡した。

上垣裁判長は、トラックの右折のウインカーを確認した後続車が停止できたことや、さらに後方にいたバイクが制限速度を超えてトラックを追い越そうとしていたと指摘した。
(共同)

この記事を読むと、

三差路をトラックで右折中、右後方から走ってきたバイクと衝突。

となっていますから、いきなり右折したから追突した、と読めますが、
トラックの右折のウインカーを確認した後続車が停止できたことや、さらに後方にいたバイク
というのですから、この右折中のトラックに何が出来たのでしょうか?「注意義務違反は認められない」と当然の判決が出たと言うべきでしょう。

逆転というよりも、異常な一審判決、という種類のものではないだろうか?

6月 29, 2010 at 01:12 午後 事件と裁判 |

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コメント

 昭和の時代には、自動車の無謀運転による事故が多発していた訳ですが。
自動車>単車>自転車>歩行者
 左ほど責任が重く、事故が起きた場合、右側は責任を問われない・・・みたいな無茶苦茶な方法でそれに対応した訳です。
 そのお陰で自動車の無謀運転は減少しましたが、歩行者は何をやっても自動車に責任を擦り付ける事ができる事になり、無謀な歩行者が激増しているように感じています。
 一審の判決は、過去のそう言った考えで思考停止し、闇雲にトラックに責任を擦り付けてしまったのでしょうね。
 最近は必ずしも昔のように弱い方は責任を負わない・・・等と言う思考停止状態から脱却し、弱い側の違法行為はきちんと評価されるようになってきているようで、それはそれで良い事と思います。

 確かに、問題は思考停止している一審の判決ですね。(^^;

投稿: craftsman | 2010/06/30 12:15:10

craftsmanさん、
今回の一審判決は、記事を見る限り、おかしいことは、確かです。
ただ、
> 自動車>単車>自転車>歩行者
という、不等式も、ある意味で真理なのです。

私は、長くオートバイに乗っていましたが、広い道路を走っていて、隣の車線から突然、自動車に無意味な幅寄せのイヤガラセを受けたことは、たくさんあります。
一般道でしたら、急ブレーキなどで避けることも難しくありませんが、高速道路であれをやられますと、場合によっては「未必の故意」が成立するほど危険な行為です。丈夫な箱の中の人にとっては、イタズラ程度のつもりかもしれませんけれども、生身のまま高速で走っている人間にとっては、たまったものじゃありません。

今回の事故とは無関係ですが、トラックなどが右折するときに、対向車線の直進オートバイと正面衝突する事故は、少なくありません。見晴らしのいい直線道路でもです。大きな自動車に乗っている人には、無意識のうちに優越感がはたらくらしく、対向車線のオートバイが見えていても、「あのくらい大したことは無い」と、突っ込んじゃうそうです。
私は、昔、友人をそのパターンの事故で亡くしました。大してスピードの出せない市街地で、スネル規格のヘルメットをかぶっていて、身体のほうは、ほとんど外傷の無いまま、「即死」でした。
ドライバーは、「ぼんやりしていた」とか言ってましたが、それなりの腕前のライダーに少しもよける隙さえ与えなかったということは、ものすごい突っ込みかたをしたわけで、加害者の事を私は今でも「犯人」だと思っています。

一般的なことだとまでは言いませんが、そういった傾向を無視することもできないでしょう。

投稿: mimon | 2010/07/01 1:33:22

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