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2010.06.21

日光から江戸時代に(和時計の話)

朝日新聞より「クールビズの次は「朝型生活」、日光活用しCO2削減

家庭の二酸化炭素(CO2)排出量を減らそうと、環境省は21日から早寝早起きの朝型生活を呼びかけるキャンペーンを始めた。

朝型生活で電力の使用を減らし、地球温暖化防止に役立てるのが狙い。

都内で開かれたイベントでは、女優の辺見えみりさんや小沢鋭仁環境相らが

「朝、太陽の明かりで暮らすことがCO2カットの早道」
と呼びかけた。

環境省は2005年に打ち出した「クールビズ」が一定程度定着したことを受け、新たなCO2削減の生活習慣を考えてきた。

最近、時間の有効利用や健康を考える人たちが増えて注目される朝型生活に「CO2の削減効果もある」(環境省)と目をつけた。

同省によると、日光で過ごす朝の時間を1日当たり1時間増やし、夜の就寝をその分だけ早めると、平均的な家庭の場合、照明による1年間のCO2排出量の5分の1にあたる約85キログラムを削減できる、としている。

政府は20年までに、温室効果ガス排出量を1990年比で25%削減する目標を掲げている。

総論賛成各論反対なるのに決まっておりますが、まあ総論としては良い事でしょう。

しかし、漠然とこんな事を言っても効果はないわけで、だからこそサマータイムが良いとする論拠にも採りあげられています。

がしかし、日本には日の出日の入りを基準にした和時計があります。
不定時法とと呼ばれる技術で、インターネット時代になって全てのPCの時計を合わせようと言っている時代には不向きでありますが、日常生活的には和時計はかなり良くできています。

和時計についての素晴らしいコンテンツは、マカロニアンモナイトに「~和時計の暮らし~」があります。
その中から、「江戸の暮らし」を引用します。

江戸の時代は「日が昇れば生活が始まり、暮れればおしまい」というお天道様中心の生活だ。

なぜかといえば、夜は暗い。

行燈の明かりは暗く、「油一升、米三升」といわれた菜種油は米の約3倍もするほど非常に高価なものだった。もう少し安い、鯨や鰯の油は、化け猫には好まれたのだろうけれど、油煙が多くて臭かった。

どのみち早く寝た方が経済的だから、否応なしに早寝早起きだった。

時の基準となる「明六ツ(あけむつ)」「暮六ツ(くれむつ)」は生活の始まりと終わりでもあり、江戸城や見附の門、商店の開閉はこの時刻だった。

雇人は「朝五ツ」から「夕七ツ」の勤務時間だったというから「明六ツ」の頃には家を出て「暮六ツ」の頃には帰宅していたのだろう。

もっと気ままに暮らせそうな職人だって「明六ツ半」から「夕七ツ半=暮六ツの半時(はんとき)前」まで働いていた。

「暮六ツ」に星が見え始めて、それから一刻(いっとき)過ぎた「宵五ツ」頃に子供たちを寝かしつけて、「夜四ツ」には長屋の木戸が閉まり、「真夜九ツ」までには夜回りが終わる。

日の出とともに起床どころではない。すでに働き始めてた。そのくらい明るさは貴重だということなんだろう。

※通常は明るさで分かるので、単に「五ツ」「四ツ」と用いられますが、ここでは時間帯がわかりやすいよう「朝五ツ」「宵五ツ」と表現しています。

江戸時代の生活はこんな調子だったのだから、日光の全面活用だったと言うべきでしょう。
和時計は、明治に入って一気に現代の時計に取って代わられてしまいますが、いちばんの弱点が腕時計が成立しなかったことでしょう。
なにしろ「日の出日の入り基準」ですから、時計のある場所によって、基準がずれるわけです。だから、時計は同じ位置に置いておかないと意味がない=腕時計には出来ない。

GPSを利用すれば、時計の現在位置は分かりますから、これで腕時計の和時計の完成型になります。

和時計は、一周が24時間で針が動くのではなくて、文字盤が回転するのが標準でした。
そこで、文字盤を一月おきに取り替えることで、実用にしていました。
この文字盤を取り替えるという作業を自動化してしまって、文字盤の文字の位置が動くというビックリするような機構のものもありました。

この仕組みを、PCのデスクトップに置ける和時計として、Rainmeter のスキンとして開発されたのが、http://sites.google.com/site/code565472/homeにある「和時計」です。
開発者は、台湾の方なんですね・・・・・・。

デモは、YouTube の「Rainmeter De 和時計 」で見ることが出来ます。

わたしは何年もこの時計をデスクトップに置いています。
そう言えば、夏至ですね。

6月 21, 2010 at 05:38 午後 日記・コラム・つぶやき |

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