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2010.06.30

テスラ、初日4割上昇

サンケイ新聞より「EVの米テスラが上場 トヨタ提携、初日4割上昇

2010.6.30 08:45

米電気自動車(EV)ベンチャーの「テスラ・モーターズ」(カリフォルニア州)が29日、米ナスダック市場に上場し、公開価格の17ドルを上回る19ドルの初値を付けた。

その後も株価は上昇し、公開価格から約41%高い23・89ドルで初日の取引を終えた。

米メディアによると米自動車メーカーの新規上場は、1956年のフォード・モーター以来、約半世紀ぶり。

テスラはEV開発で独自技術を持ち、5月にトヨタ自動車と共同開発などで提携。
トヨタのテスラへの出資計画も投資家から評価され、買い注文が膨らんだ。

テスラは上場で約2億ドル(約177億円)を調達する見込み。

トヨタと米ゼネラル・モーターズ(GM)の合弁会社で、閉鎖した「NUMMI(ヌーミー)」(カリフォルニア州フリーモント)の跡地買収費用に資金を投じる方針。
(共同)

投資としては大ばくちといった感じがつきまといますが、とりあえずはめでたいと言えるのでしょう。
が、ニューズウィーク日本版にはこんな記事が出ています。「テスラIPOで明るみに出た投資リスク

2010年06月24日(木)14時31分

2010年6月30日号掲載]

電気自動車(EV)メーカーのテスラモーターズは6月29日にナスダック(米店頭市場)で新規株式公開(IPO)を行う見込みだ。

1株14~16ドルで約1000万株を発行する予定だが、テスラが米証券取引委員会(SEC)に提出した計画書を読めば、同社が多くの問題点を抱えていることは一目瞭然。

テスラ自身が挙げるテスラ投資のリスクとは......。

■テスラのスポーツタイプ車の価格は10万ドル。

3.9秒で時速約100キロという加速性能を誇るが、これまでに1063台しか売れていない。家族向けのセダンタイプの生産は12年以降になる。

■08年にEVを市場投入して以降、1度も利益を出していない。

10年1~3月期の損失は2950万ドル。

■政府の支援に依存したために、経営の手足が縛られる結果となった。

赤字補填のためエネルギー省から4億6500万ドルの融資を受けたが、条件としてセダンの開発に3300万ドルを投じ、セダン発売後は、売り上げの半分を設備投資と動力伝達システムの開発に回さなければならない。

■イーロン・マスク会長兼CEO(最高経営責任者)はテスラの顔だが、アキレス腱でもある。

オンライン決済サービス、ペイパルの共同創業者として知られ、有力な人脈とともに数々のゴシップをテスラにもたらしてきた(SF作家と離婚し、モデルと同居中)。
これまで自己資金をテスラにつぎ込んできたが、貯金も底を突いた。

■そもそも10万ドルもするEVを誰が買うのか。

計画書を見る限り、テスラも自信がなさそうだ。

わたしの叔父の一人は、日本テレビの「鉄腕ダッシュ」に登場する「ソーラーカー だん吉」の政策に関わった山本悌二郎です。

当然のように、ずっと以前から色々と話を聞いていますが、簡単に言えば「日本EVクラブ」の手作りEVとして、軽バンを改造してしまったものが、テレビ関係者の目に止まった、のがきっかけだそうです。

オリジナル(?)「だん吉」は、DIYであり車検も取得していますが、エンジンをおろしてモーターに取り替えるのですから、それなりの使いやすいモーターが必要なわけで、アメリカでは改造キットとして発売されていたのだそうです。

つまり、アメリカでは早期にDIYなどでEVを作ることは広く行われていた。
これに対して、日本では主にメーカーの主導でEVが何度も発表されています。

EVの可能性をうまく示したのは、慶応大学が発表したエリーカでしょう。
エリーカは、8輪車でホイールインモーターであるために、80馬力のモーター8個で合計640馬力となり、最高速度300キロを達成しています。

高度なモーターを開発したのが、エリーカの成功に繋がっていますが、これを開発したのが明電舎です。

明電舎は、現在、事業として三菱自動車のEVであるアイミーブのモーターとインバーターを生産しています。

ご承知の通り、モーターに使用する鉄心は鉄板を積層して作りますが、このためのプレス技術は日本が開発しました。

日本には、EVを工業生産するための、インフラが整っているから、自動車会社各社が大規模な計画を立てて、自動車のEV化を進める方向に動けるわけです。

しかし、エリーカの開発では意図して自動車会社とは距離を置いたのだそうです。
大学の研究ですから、自動車ではない地上交通システムの研究、という側面があったのだそうで、発想が電車のような感じになっています。

テスラ・モーターズの方向性は、最初は自動車と違うものを目指していたように感じるのですが、その後、トヨタが撤退したNUMMIの利用とか、トヨタとの提携など、自動車業界に巻き込まれた感じがあって、けっこう話がフラフラしている印象を受けます。

株価上昇が示す、期待の通りに進むのか、ニューズウィークの危惧が現実になるのか、興味深く見ていきましょう。

6月 30, 2010 at 09:56 午前 もの作り |

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