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2010.05.18

裁判所が事件を起こしてどうするの?

毎日新聞より「福島地裁郡山支部:証拠映像消去 別の証拠も判読不能 1048枚中8割、画質悪く

福島地裁郡山支部(清水響支部長)が損害賠償訴訟で証拠保全したデジタルデータの一部を誤って消去した問題で、同じ訴訟の別の証拠保全のため、郡山支部が3月にデジタルカメラで撮影した文書1048枚の8割余りの画像が不鮮明で、内容が判読できないことが分かった。画素不足かピンボケが原因で、地裁郡山支部の管理体制が改めて問題となりそうだ。

この訴訟は、福島県郡山市内の医療専門学校を卒業した男性(40)が「無資格教員に授業をさせた」として、同校に授業料など約300万円の返還を求めて08年3月に提訴した。

新たに問題になっているのは、原告男性の申し立てによって3月26日に行われた証拠保全。

裁判官が立ち会い、書記官が同校でデジタルカメラ2台を使って02~05年度の成績通知票や学校日誌、学籍簿などを撮影した。

同支部は今月10日、画像データを収めたDVD1枚を男性に渡した。

毎日新聞がDVDの内容をパソコンで確認したところ、画像は項目ごとに17フォルダーで計1048枚あったが、うち43%の450枚は画素数が103~131キロバイトと極めて低画質で文字がぼやけ、文書全体がほとんど判読できなかった。

さらに41%の425枚はピントが合っていないため大きな文字しか読めず、すべて読めたのは全体の16%の173枚だけだった。

男性によると、データの内容を担当書記官に告げたところ

「読み取りにくいことは知っている。不満があるなら弁論で裁判官に直接言ってほしい」
と返答されたという。毎日新聞の取材に福島地裁総務課の佐藤武男課長は
「(データが読めないことを)把握していない。今後調査する」
と話した。

【坂本智尚】

毎日新聞 2010年5月18日 東京朝刊

どういうことなのかよく分からないのですが、一つの事件で証拠保全について、連続して問題が発生していて、当事者が毎日新聞に直接持ちこんで、記事になっているようです。

損害賠償訴訟で証拠保全したデジタルデータの一部を誤って消去した問題とは、毎日新聞より「福島地裁郡山支部:操作ミス、デジタル記録の証拠消去 原告に1年伝えず」のことです。

福島地裁郡山支部(清水響支部長)が、損害賠償訴訟の証拠保全のため、文書を記録したビデオカメラのデジタルデータを一部消去していたことが29日分かった。

パソコンで複写・編集する際に手順を誤ったという。

同地裁は「文書をビデオで記録するのは初めてだった。

担当した職員もパソコン操作に不慣れだった」と釈明するが、保全を申し立てた原告に消去を伝えず、再三の閲覧要求も放置していた。
元の文書は既に廃棄されており、原告が不利になるのは避けられない状況だ。

訴訟は、福島県郡山市の医療専門学校を相手に、卒業生の男性(40)が08年3月に提訴した。在学中の02~05年度、同校が無資格教員に授業をさせたとして、授業料など約300万円の返還を求めている。

男性は授業の状況を立証するため、同校の教職員出勤簿や雇用契約書、学生の出席簿などの証拠保全を申請。

同支部は昨年3月4日、裁判官1人と書記官ら4人が同校に赴き、ハードディスク内蔵型のビデオカメラなどで撮影記録した。

その後、支部職員が私物のパソコンを使い、約90分ある撮影データをDVD2枚に複写・編集する際、「02年度後期出席簿」が映っていた約8分のデータを消去してしまった。

同支部は撮影後約1年間、男性のビデオ映像開示の求めに「閲覧に来ても見せられない」と応じなかった。

今年3月末、男性が同支部を所管する福島地裁に苦情を訴え、今月21日に初めてデータの消去を明らかにした。

毎日新聞の取材に地裁は「(消去の事実を)隠したわけではないが、そう思われても仕方ない」と答えた。

男性は

「無資格教員の授業時間を立証するのに必要な証拠だった」
と困惑。同地裁の高世三郎所長は「厳しく指導したい」と話している。
【坂本智尚】

毎日新聞 2010年4月30日 東京朝刊

毎日新聞より「福島地裁郡山支部:証拠映像消去 原告の閲覧拒否、ミス隠ぺいの疑い浮上 /福島

福島地裁郡山支部が、証拠保全で撮影したビデオ映像のデジタルデータを消去した問題で、同支部は保全申請した原告男性(40)から昨年3月以降約1年間、映像データの開示を求められたのにもかかわらず、支部に保管していたDVDの閲覧を拒否していた。

原告の権利を侵害する不当行為で、消去に気付いていた同支部が、ミスを隠ぺいしていた疑いが浮上している。【坂本智尚】

◇「調査する」と返答、放置

昨年3月4日の保全手続きで記録されたのは、ビデオカメラによる動画8点、デジタルカメラによる静止画11点、複写紙2点の計21点。福島地裁総務課などによると、撮影した書記官は機材を別の職員に渡し、データを編集して支部に保管する「正本」と原告に渡す「副本」を、パソコンでDVDに複写するよう指示した。

データの消去はこの作業で起きた可能性が高い。記録の1週間後、男性に副本が2枚に分けて渡された。

男性によると、DVDは静止画は見られたが、動画は再生できなかった。

男性は昨年3月中旬以降、数回にわたり同支部に再生方法を問い合わせるなどしたが、担当書記官は

「支部のパソコンでは(正本の)再生が可能だ」
「調査する」
などと返答し、確認できないまま放置された。

男性は今年2月の口頭弁論で、映像データを証拠とする準備書面を提出するよう裁判官から求められ、同支部に正本の閲覧を請求。

しかし、担当書記官に「閲覧に来ても見せられない」などと拒否されたという。

そこで先月末、支部を所管する福島地裁に同支部の対応に苦情を申し立てたところ、今月21日に同地裁の首席書記官から映像データの一部消去を初めて明らかにされた。

男性は

「何度も開示を求めたのに対応してくれなかった。1年間も放置されたのはミスを隠そうとしていたとしか思えない」
と批判している。

同地裁総務課によると、同支部はDVDに保存したデータに問題があることを相当前から認識していたが、同地裁に苦情があるまで報告していなかった。

同地裁は

「隠ぺいする意図があったとは考えていないが、そう思われても仕方がない。担当者がどの時点でデータ消去に気付いたかなど詳しく調査したい。処分も検討している」
としている。

毎日新聞より「福島地裁郡山支部:証拠映像消去 「原因はヤブの中」 首席書記官、説明回避 /福島

福島地裁郡山支部が証拠保全で記録した映像データを消去した問題で、内部調査をした同地裁の首席書記官が

「なくなったものはどうしようもない」
などと、責任回避と受け取れる不適切な発言をしていたことが30日、原告の男性(40)の証言で分かった。

同地裁や男性などによると、映像データを同支部が約1年間にわたり開示しなかったことから、男性は3月26日、同支部を所管する福島地裁総務課に口頭で苦情を申し立てた。
さらに4月12日、文書で非開示理由への回答を求めた。

その後、同地裁から「謝りたいことがある」と連絡を受け、第三者の立ち会いを要求したが、「弁護士以外はできない」と拒否されたという。

このため同21日午後、一人で同支部に出向き、首席書記官と同支部庶務課長の2人と面談。この場で初めて、首席書記官から口頭でデータの一部消去の事実が明かされた。

首席書記官は

「担当書記官や補助をした職員に聴取したが、(データが消えた)原因は分からない。裁判所のミスだが、そこを追及してもなくなったものは戻ってこない」
などと発言。原因の説明を求める男性に対し、
「1年前のことで記憶も薄れており、今となってはヤブの中だ」
などと、今後の調査はしない意向を示唆したという。

データ消去や男性の開示請求を1年間も放置したことについて

「裁判所の責任と言えば責任。関係した職員に対処することになると思うが、内部の処分は公表しない」
などと話したという。

地裁総務課によると、面談後に首席書記官が地裁に提出した報告文書に、問題発言部分は記載されていないという。

一方、福島地裁は30日、事態発覚を受けて改めてデータ消去の事実を認めた。

非公式な対応だったことから、報道各社は高世三郎・同地裁所長の会見を求めたが同地裁は拒否した。【坂本智尚】

毎日新聞 2010年5月1日 地方版

とりあえず、裁判所を業務停止にしないと、裁判所の忌避が起こりますよ>最高裁殿

5月 18, 2010 at 10:39 午前 国内の政治・行政・司法 |

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