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2010.05.16

マイクロバス炎上事故で小学4年生がヒーロー

「マイクロバスの炎上」で紹介した、大阪府高槻市の市道でスイミングスクールの送迎用バスが側壁に衝突、炎上した事故の状況が、読売新聞に出ました。「バス炎上事故、機転の脱出・勇気の救助

バスは蛇行を繰り返した後、何度も側壁にぶつかり、停止した――。

大阪府高槻市内で3月末、スイミングスクールの送迎用マイクロバスが名神高速道路の側壁に衝突、炎上した事故。

バスは火炎に包まれ、男性運転手(65)が死亡したが、乗客の子どもら14人は軽傷で救助された。

被害の拡大を食い止めたのは、乗客の男児の機転や、偶然通りかかった男性たちの勇気ある行動だった。

同市消防本部は、乗客の救助活動に協力したとして、計5人と事故現場近くの緑が丘自治会に感謝状を贈った。

うち、いずれも同市内在住で、市立安岡寺小4年IH君(9)、無職Fさん(61)、同Sさん(72)の3人が読売新聞の取材に応じ、事故当時の様子を語った。

事故があった3月29日夕、車内には、スイミングスクール帰りの5~10歳の子ども13人と保護者の女性(39)、運転手が乗車。

IH君は運転席近くで友人、弟のIA君(7)と並んで座っていた。

〈突然、運転手がうめき始め、最初は気にしなかったけど、また声が聞こえて、バスが2、3回(側壁に)ぶつかった。最後に「ドカーン」と音がした〉

車内では、泣き叫ぶ声が飛び交い、煙が広がってきた。

IH君の目に、IA君が衝突の弾みでフロントガラスの方に飛ばされ、泣きじゃくっているのが見えた。

どうしよう、はよ逃げなあかんと思い、席の後ろの方のドアを何度も押したけど、開かなかった。

ドアの横に「自動→手動」と書かれたレバーが見えたので、「手動」の方に動かしてみた。
すると、ドアが開いた。

子どもらが一斉に外へ飛び出した。逃げられてよかった。
車内にいるときに爆発していたらと思うと……〉

ゴルフの練習に行くため走行中のFさんは、前方のバスの異変に気づいた。

〈50メートルくらい手前から、ふらついていて、おかしいなと感じた。

止まったバスをよけて進み、バックミラーを見ると、バスから黒煙が立ち上り、子どもが車内から飛び出していた。

同じくらいの孫の顔が思い浮かんで、何かせずにいられなかった〉

Fさんが、慌てて駆け寄ると、激しいエンジン音とタイヤが空回りする音が響き、煙がバスを覆い尽くそうとしていた。

Fさんは、後部の窓から、3、4人の子どもの手や腕を引っ張り出した。
その間、1、2分の出来事だったという。

〈子どもたちは全員無事でほっとした。でも、あとで運転手さんが亡くなったと聞いた。助けてあげられず残念です〉

ジョギングをしていたSさんも一部始終を目撃し、救出に加わった。

〈衝突後、驚いて駆け寄ると、「お母さん、助けてー」という泣き声が聞こえた。黒煙が上がり、タイヤが焦げる強烈なにおいがした。
爆発するんやないかと、恐怖感を感じながらも、必死に窓から子どもを助け出した〉

その直後、「ボーン、ボーン」と、2、3回爆発音が響き、バス後部から火の手が上がった。周囲にいた人たちはぼうぜんと見守るしかなかった。(山本慶史)

(2010年5月16日13時06分 読売新聞)

何がすごいと言って、4年生9歳の男子が「レバーを切り替えた」という判断力・行動力です。
大人だって、パニックで彼と同じ行動が出来ない人は沢山いるでしょう。

「マイクロバスの炎上」では「なぜ出火したのか?」と書きましたが、発作で倒れたドライバーがアクセルを踏みっぱなしにしたから、タイヤが空転していたのでしょう。
後部から発火したようですから、燃料タンクに穴が空いているところに、タイヤの加熱で発火した、ということかと思います。

5月 16, 2010 at 04:42 午後 事故と社会 |

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