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2010.05.08

ネットによる人権侵害・・・・シンポジウム

「弁護士会館のイベント案内」で紹介した「ネットによる人権侵害――インターネットにおける表現の自由を考える」に参加してきました。

パネラーが

  • 紙谷雅子 氏(学習院大学法学部長)
  • 大村真一 氏(総務省総合通信基盤局電気通信事業部消費者行政課企画官)
  • 江川紹子 氏(ジャーナリスト)
  • 丸橋透 氏(ニフティ株式会社法務部長)
でしたので、最初から「プロバイダ責任制限法の話が出て来るだろう」と予測して行きました

会場である、弁護士会館のクレオは何度も行っているところですから、さっさと階段を上がって、受付で資料をもらって入場してちょっとビックリ。

60歳代ぐらいの方が大勢居ます。

会場で意見のある人は、専用の用紙が用意されていて、意見や疑問などを書いて問題として司会者に採りあげてもらう、という型式でした。

この方式で、先に述べた方々が、パネルディスカッションが進まないうちにドンドン書いて提出しているのです。

司会者は「会場からの意見」として「わたしも当事者なのだが・・・・」という意見が多数来ているというのですね。

つまり会場の参加者の中に「検索されるのを止められないか」とか「削除するにはどうするのか?」といった問題を抱えている人たちが大勢来ていたのでした。

まあ、多くの方々は新聞記事のタイトル通りに「ネットによる人権侵害」という観点で「被害者救済」を求めて参加されたのではないのか?と想像します。

しかし、わたしは上記に書いた通り、プロバイダ責任制限法の話に触れるし、発言削除と、通信の秘密、表現の自由とのバランスの話になるだろう、と思っていましたし、現実にその通りになりました。

管理者が、削除要求を受けて、掲示を削除した場合、その事実を実名を表示して「○○氏からの削除要求を受けて削除しました」と書き込んだから、その記事で、管理者が名誉毀損で訴えられないか?

という質問がありました

こんな、コンニャク問答になるとは、「被害救済の手段」を求めて参加された方々にとっては「何なんだい!!」みたいな感想だったのではないかと思います。

そういう意味では、わたしが参加している情報ネットワーク法学会の研究会の色彩が非常に強くて、一般受けはしないでしょうが、この種の公開シンポジウムは繰り返し行うべきだと思います。

5月 8, 2010 at 11:58 午後 セキュリティと法学 |

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「酔うぞの遠めがね」 の 「ネットによる人権侵害・・・・シンポジウム」 しかし、わたしは上記に書いた通り、プロバイダ責任制限法の話に触れるし、発言削除と、通信の秘密、表現の自由とのバランスの話になるだろう、と思っていましたし、現実にその通りになりました。 管理者が、削除要求を受けて、掲示を削除した場合、その事実を実名を表示して「○○氏からの削除要求を受けて削除しました」と書き込んだから、その記事で、管理者が名誉毀損で訴えられないか? という質問がありました こんな、コンニャク問答になるとは、... 続きを読む

受信: 2010/05/09 9:25:12

コメント

映画みたいに、殺人事件に巻き込まれたりしたら、別でしょうけれども、普通に生活している限り、ネット上の個人情報開示に、それほど神経質になる必要はないと思います。
例えば、私の自宅には、10年ほど前、子供たちが小さかったころ、進学進級のたびに、学習雑誌のダイレクトメールが届いていましたし、今は、長女向けの振袖の売込みが盛んです。その程度のことは、誰でも経験なさっているでしょう。私が子供のころから、普通にあったことだと記憶しています。
要するに、住所や電話番号、家族構成程度の個人情報なんて、もともと公開されているようなものなのです。
でも、ネット上に住所が長く公開されていますと、開封すらしないダイレクトメールが増えますので、資源のむだづかいになりますし、電話番号が長く公開されていますと、即座に断る投資関係の売込みなどが増えて、対応する時間がむだになりますから、イヤなのです。

私は、ネット上の個人情報公開問題と、マスコミの扇情的報道問題とは、切り離せないことだと思っています。
マスコミに妙な具合に取り上げられない限り、ネット上の個人情報公開には、普通にふるまっていて、神経質になる必要は、ないでしょう。

先日コメントしました、私に対するオドシまがいの行為をした業者ですけれども、最初は、「ブログを閉鎖しなければ、お前の本名を公開するぞ」といってきてまして、そんな無意味な行為をさせないために、私は、私のブログに本名を公開しました。
そんな、ほとんど無価値な情報のために、「脅迫罪」を犯してほしくありませんから。

それから、話が外れますけれども、「偽計業務妨害罪」の「偽計」を見落として、業務に差し障るような発言は、すべて鎮圧できると、勘違いなさっている業者さんもいらっしゃいます。迷惑行為にも、ほどがあります。
http://blog.goo.ne.jp/mimon/e/a7f463d4207038384087381dbaf134e6

投稿: mimon | 2010/05/10 1:53:05

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