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2010.05.26

仮想不動産取引事件?

毎日新聞より「マルチ商法:仮想空間巡り提訴へ 会員「違法勧誘された」

インターネット上の仮想空間での土地取引を売り物にしたIT会社「ビズインターナショナル」(さいたま市大宮区)をめぐるマルチ商法で、新たに広島県内の会員十数人が「『必ずもうかる』と違法な勧誘をされた」として、来月にも同社などに損害賠償を求めて広島地裁に提訴する方針を固めた。

この商法をめぐっては4月に大阪地裁で会員17人が損害賠償を求め提訴。

会員は全国に約2万8000人いるとみられ、提訴の動きがさらに広がる可能性もある。

会員らによると、ビズ社は仮想空間「エクシングワールド」に参加する会員を募集。

「有名企業も参加予定で、空間内の土地取引や広告収入で利益が得られる」
などと勧誘し、販促キットと呼ばれるDVDソフトなど=写真=を約40万円で会員に販売。
新しく会員を勧誘した人にボーナスを支払うとうたっていたが、仮想空間は一部が稼働しただけだった。

消費者庁は09年11月、特定商取引法に基づきビズ社への業務停止命令(6カ月)を出した。

今年4月28日には、会員17人がビズ社など3社と各社長を相手取り、計約730万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こした。

さらに広島の被害対策弁護団によると、広島県内に住む十数人の会員が6月にも、ビズ社、ビズ社が仮想空間開発を委託したとされる東京都内のIT業者2社、各社長などを相手取り、広島地裁に提訴する方針という。

ビズ社の関係者によると、問題のソフトは07年6月から09年10月まで販売され、関東や関西を中心とした都市部の約2万8000人が購入。総額は約94億円に上るという。

ビズ社への業務停止命令の期間は今月27日までだが、同社幹部は毎日新聞の取材に

「仮想空間はほぼ開設できない状況。金を集めた責任は感じている。現在、開発を委託したIT業者に返還を求めている」
と話している。

IT業者2社は取材に応じていない。【町田結子、飼手勇介】

2万8千人に売ったというのですから、典型的な大規模消費者被害事件ではないかと思うのですが、2万8千人の人たちはどういうもくろみで買ったのでしょうかね?

仮想の土地が、現実の土地と一致しているから、仮想とは言え利用価値がある、だからその権利が売れる、という触れ込みだったわけですが、これって言わばオンラインゲームの景品のようなものでしょう?
うまく、ゲームつまり土地取引をやれば仮想の土地が増える、というほどのことでしょうか?

そのような事への参加費(?)に40万円払えるものなのでしょうか?
近未来通信とか平成電電のように実態の無いビジネスに「投資」した事件のようにも感じますが、この場合はどうなのだろう?

もっと言えば、システムが完成しても、企業などが来なかった場合に、仮想不動産はゴーストタウンになるわけですが、そういうリスクを考えて40万円を出したのだろうか?

わたしには「どのみちうまくいかない計画だったのではないのか?」という感じが強くします。

5月 26, 2010 at 04:43 午後 事件と裁判 |

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コメント

はじめまして、小久保温と申します。

エクシングワールドの勧誘トークを、代理店の人から2008年の春頃に直接聞いたことがあります。

そのときの話では、超リアルな仮想世界の中に現実世界に対応した土地をつくります。つまり、渋谷などが仮想世界に作られ、その土地は唯一無二であり、その取得権利は、早いもの勝ちですよという感じでした。
また、この仮想世界では、現実の世界と同様にメシを食ったりなんだりと消費する必要があるように、システムが作られますとも。
で、これからはこういうの(セカンドライフ的なもん)が流行るんですよ、しかもある大企業Nのシステムも使うことになっているんですよ、といった雰囲気の話でした。

つまり、仮想世界といいつつ、現実世界をそのままコピーした世界を作ります(ただし、今は土地の権利だけは誰も取得していないという点だけが異なる)、これからはそちらでみんな生活するようになりますよという。

もしも本当にみんなが現実そのままの仮想世界にはまってここで金を使いまくる世界が来ると信じてしまうと、「ああ、そりゃ、都内の一等地を先に安く確保すれば値上がり必須で、ウハウハだ」とかいう気分がしてくるのかもしれません。

そんな面倒くさい仮想世界で遊ぶやつがいるのか? 仮におもしろくて、みんながはまったとしたら、今度は第二、第三の似たような仮想世界ビジネスがすぐにはじまって、ユーザがそっちにいっちゃうんじゃないか? いろいろおもしろい疑問がつきないトークでした。

ちなみに、そのときの代理店の人は、ニュースキンのディストリビューターもしてました。ちゃんちゃん。

投稿: 小久保温 | 2010/05/26 21:05:49

>ちなみに、そのときの代理店の人は、ニュースキンのディストリビューターもしてました。ちゃんちゃん。


なるほど~(藁)

投稿: 酔うぞ | 2010/05/26 21:24:52

2008年4月ごろ、秋葉原で夕飯を食べていたところ、隣のテーブルでこの会社と思われる勧誘トークをやってました。
わたしは一人で静かに食事がしたいのに、隣がずーーとしゃべりっぱなしで、うるさくてたまらず食べたらそうそうに店を出ましたが、話の内容は旗で聞いててもうさんくささ抜群、儲かる以前に人なんか来るわけないだろ、と思いました。

>これからはこういうの(セカンドライフ的なもん)が流行るんですよ、しかもある大企業Nのシステムも使うことになっているんですよ、といった雰囲気の話でした。
これモロ言ってましたね。

二人の様子からしゃべってるのは新人で、学生時代の友人を呼び出して勧誘してる感じでした。
よけいなお世話とは思ったのですが、相手はおとなしく聞いてるし、あまりにうるさくてむかついていたので、帰り際に「始まる前から終わってる企画だし、この後もし投資しろとか何か買えといわれたら断りないね」と勧誘されてる子に行って席を立ちましたw

しかしこれで金を出してしまった人は、何を思って買ったのか? すごく興味があります。

投稿: みん | 2010/05/28 3:18:59

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