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2010.04.14

ホームオブハート裁判・終結したので整理すると

PJnews より「TOSHI脱会から2カ月余、ホームオブハートが被害者に全面降伏

【PJニュース 2010年4月14日】 自己啓発セミナー「ホームオブハート(HOH)」からX JAPANのTOSHIが脱会したことを受けて、TOSHIを含めたHOH側とHOH被害者との間で争われていた10件の訴訟のうち8件が、和解や取り下げによって終結した。

HOH被害者側の代理人を務める紀藤正樹弁護士が13日、自身のブログとウェブサイトで「全面勝訴的和解」として明らかにした。

4月13日の弁護士紀藤正樹のLINC TOP NEWS-BLOG版と弁護士紀藤正樹のLINC/ホームオブハートとToshi問題を考えるによると、和解はHOH側からの申し出によるもの。

HOH側は被害者に対して、被害実損害額に慰謝料や弁護士費用を加算した額をさらに大幅に上回る金額を提示し、すでに全額が支払われた。
また、HOH側が被害者側弁護士に対して行っていた懲戒請求も取り下げられた。

HOH をめぐっては、TOSHIがX JAPANを脱退した翌年の1998年、HOHと実質的指導者のMASAYA(倉渕透氏)に心酔していたことが発覚し「TOSHI洗脳騒動」に発展。

2004年には、HOH関連施設で子ども5人が児童相談所によって保護される「児童虐待問題」が発覚した。その後、HOHから多額の金銭を取られていたとする被害者らがHOHやMASAYA、TOSHIなどを相手取って、損害賠償を請求する訴訟を提起。一方、HOH・TOSHI側は、被害者やその代理人弁護士を相手に、「名誉棄損」を理由に提訴。

これに対して被害者や代理人弁護士も「名誉棄損」を理由に提訴しており、訴訟件数はのべ10件にのぼっていたほか、HOH側が被害者側弁護士に対して懲戒請求を行うなどの業務妨害行為をしていた。

しかし今年1月、HOHの広告塔を務めてきたX JAPANのヴォーカリストTOSHIが、HOHからの脱会を表明。

記者会見でTOSHIは、12年間にわたって収入の全てをHOHに収奪されていたことを告白し、自己破産したことを報告した。

この影響でTOSHIの訴訟代理人が辞任するなどし、HOH関連の訴訟は全て進行が一時ストップ。
その動向が注目されていたが、HOHの重要な資金源であり内部の事情を知るTOSHIが脱会したことで、HOHが“白旗”を上げた形だ。

しかし、HOH問題そのものが解決したわけではない。

いまだHOHには複数の“信者”が残り、活動を続けている。紀藤弁護士はブログで「ホームオブハートへの追及の手は緩める気はありません」としている。
「ホームオブハートとToshi問題を考える会(HTP)」の山本ゆかり代表は、藤倉の取材に対し、今後の課題についてこう語る。

「今後も課題は山積です。今もHOH内で生活する人たちの中には、外部に子供がいる人がいます。一般社会で暮らす親御さんたちも高齢になってきています。一日も早い再会を願っています。今後、HOHは名前を変え、表向きの手段を変えながら活動を継続していきますので、今後の動向が気になります。HOH脱会前の TOSHIの“エコ”“平和”等の言葉を入り口に信じ込まされた個人や企業、特に私たち被害者の言葉に耳を貸さなかったロート製薬等が、今の事態を受けて今後どのような後始末をつけるのかにも注目したいと思います。また、HOH側に立って陳述書、意見書、準備書面等を裁判所に提出し、私たち被害者やその代理人弁護士を人格攻撃した弁護士その他の人たちの責任も、非常に重いと思っています」(山本代表)

ロート製薬は昨年、TOSHIやHOH をめぐる一連の訴訟を認識していながら、当時まだHOHの広告塔を務め被害者を口汚く誹謗中傷していたTOSHIを「目薬発売100周年」キャンペーン CMに起用。TOSHIのファンがHOHに引き込まれ被害にあうケースがすでに起こっていたことから、新たなHOH被害者を生み出す可能性が危惧されていた。

ロート製薬は非公式に被害者から問題を指摘されていながら、何ら対応してこなかった。

被害者の勝訴的和解は、HOHが自らの反社会性を認めたことを意味する。
それはつまり、ロート製薬の姿勢もまた反社会的だったということだ(当時、骨髄移植推進財団、劇団絵生、コスモス文化支援機構、雄一君を救う会なども、同じようにTOSHIの名を利用した)。

HOH 時代のTOSHIは、こうして利用したりされたりしながら、様々な被害や迷惑を周囲にふりまいた。

しかし今回の訴訟終結への大きな転機を作ったのもまた、 TOSHIである。前出の山本代表は、「TOSHIが脱会したことによりHOHが受けた衝撃も相当に大きかったのではないかと思います。これがHOH側から和解を申し出るにいたった動機の一部になったのではと想像しています」と語る。

HOHの被害者あり加害者でもあったTOSHIには、HOH問題に関連して、まだまだなすべきことがあると思う。記者(藤倉)は、X Japan・TOSHIがファンにカネをたかって詐欺事件に?と報じ、TOSHIから訴訟予告(予告だけ)を受けたこともあった。しかしいまは、訴訟終結に大きく寄与したTOSHIを讃えたい気分だ。【了】

この記事は、けっこう細かい状況も明らかにしています。注目するべき点は

HOH側は被害者に対して、被害実損害額に慰謝料や弁護士費用を加算した額をさらに大幅に上回る金額を提示し、すでに全額が支払われた。

一つの裁判について、多額の賠償とか、和解というのは分かりますが、多数の裁判が提起されたいきさつは、以下のような経過で増えていきました。
そのために、総額ではかなりの金額になっているはずです。

  1. 2004年には、HOH関連施設で子ども5人が児童相談所によって保護される「児童虐待問題」が発覚した。
  2. その後、HOHから多額の金銭を取られていたとする被害者らがHOHやMASAYA、TOSHIなどを相手取って、損害賠償を請求する訴訟を提起。
  3. 一方、HOH・TOSHI側は、被害者やその代理人弁護士を相手に、「名誉棄損」を理由に提訴。
  4. これに対して被害者や代理人弁護士も「名誉棄損」を理由に提訴しており、訴訟件数はのべ10件にのぼっていた
  5. ほか、HOH側が被害者側弁護士に対して懲戒請求を行うなどの業務妨害行為をしていた。

これでは、外部からは、どういう裁判が起きているか分からなくて当たり前と言えるでしょう。
このために裁判の数もすごくなって、

TOSHIを含めたHOH側とHOH被害者との間で争われていた10件の訴訟のうち8件が、和解や取り下げによって終結した。
という説明になります。
また、関連裁判としては、ホームオブハート側が日本テレビを訴えた事件もありますから、もう一件の訴訟が追加になります。

私は裁判の傍聴も含めて、7年にわたる裁判の進行を見てきましたが、Toshiがホームオブハートを脱会する以前から、「なぜToshiはホームオブハートにいるのか?」という疑問を感じていました。
この事件を知ってから、いろいろな情報を見ていると、確か(記録しなかったのが残念)ToshiはX-Japan時代を良くないこととして、ホームオブハートの傘下で、詩旅(うたたび)という一人公演を優れているもの、として書いていたと記憶しています。
それこそが、Toshiの苦境に直結するわけですが、その後、X-Japanの復活となった時に「やっぱり無理だっんだろう」と思ったわけです。

MASAYAの主張は「紀藤弁護士らがToshiをX-Japanに引き戻して、X-Japan復活の陰謀に対抗するために、Toshiを守っている」といったような内容でした。
これが、現実にX-Japanが復活すると、「紀藤弁護士の陰謀に対抗するために、MASAYAが先手を打ってX-Japanを復活させた」なのですから、誠に首尾一貫しているとは言いがたい、証言でした。

つまり、わたしの目からは、単にToshiが突如としてホームオブハートを脱会したから今回の事態に至ったのではなくて、X-Japan復活のあたりから、少しずつ崩れていって、大きな穴が空いてしまった。
という図式に見えます。

ただ、だからと言って、ホームオブハートの根本的に、あらゆる方面に対して反社会的な行動をとる、傾向が一気になくなるとも思えません。
山本ゆかりさんの見解のように「形を変えて同じような事を続けていく」のでしょう。

逆に、そういう仕組みを保持するために、お金を払って裁判を無かったことにした、と理解した方が自然かもしれません。

4月 14, 2010 at 05:03 午後 裁判員裁判 |

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