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2010.03.27

韓国海軍コルベットが沈没

朝日新聞より「緊迫の海域 何が起こったのか 韓国軍艦、沈没

【ソウル=牧野愛博】
26日夜に韓国海軍の軍艦の船尾に穴があき、浸水した韓国北西沖の黄海は、北朝鮮との海上の軍事境界線にあたるNLL(北方限界線)が引かれ、常に緊張した状態に置かれた海域だ。

特に北朝鮮は昨年11月に銃撃戦を起こしたほか、今年1月には繰り返し砲撃訓練を実施していた。
韓国側が警戒を強めていた矢先で、韓国当局は穴があいた原因について慎重に調べる方針だ。

26日深夜現在、浸水した哨戒艦の船尾に開いた穴の原因は特定できていない。

ただ、隔壁などで厳重に防護された軍艦が沈没の恐れを起こすほどの損傷を受けたことに、韓国政府は衝撃を受けている。

韓国政府関係者は「仮に北が関与しているのなら事態は深刻だ」と語ったが、北朝鮮が直接攻撃をするのは難しいとの見方も示した。

NLLは朝鮮戦争の休戦後、国連軍司令官が海上に設定した。

当時、海軍力に劣り、自国領土寄りに設定されたことに不満を持つ北朝鮮は1999年9月、NLLの無効を宣言。
同年と2002年、昨年11月に韓国海軍との間で武力衝突を起こすなど、常に挑発行動を続けていた。

特に、李明博(イ・ミョンバク)政権になってから北朝鮮は態度を硬化。

09年1月に改めてNLLの全面無効を主張した後、5月には同海域での米韓艦船の航行安全を「担保しない」と主張。
韓国政府によると、北朝鮮艦艇によるNLL侵犯事件は08年は7件だったが、09年は約20件に急増していた。

また、朝鮮中央通信によれば、北朝鮮軍総参謀部報道官は25日、北朝鮮有事に関係した米中韓3カ国の動きに触れ、「反共和国体制転覆を狙う者たちは、真の核の味、真の戦争の味を経験することになる」と警告していた。

〈北方限界線(NLL)〉

朝鮮戦争(1950~53年)の休戦後、陸上の南北軍事境界線にあたるものとして国連軍司令官が海上に設定。

黄海では、韓国側の五つの島と北朝鮮側の中間線が基準とされた。

99年9月には北朝鮮軍がNLLを無効とし、独自の境界線を宣言した。

北朝鮮軍はさらに2000年3月、指定水路を外れた場合は領海侵犯とみなす「5島航行秩序」を打ち出したが、韓国側は拒否。

偶発的な武力衝突を避けるため、南北軍事当局は04年の将官級会談で、通信連絡所の設置や警備艇の共用周波数の設定などで合意したが、境界線をめぐる南北の主張は変わっていない。

■黄海上での主な出来事

1999年6月北朝鮮警備艇4隻と韓国海軍10余隻が延坪島(ヨンピョンド)付近で銃撃戦に。
北朝鮮魚雷艇など2隻が沈没、3隻が大破。韓国側は2隻が一部損壊し、7人が負傷
2002年6月延坪島西方沖で、北朝鮮警備艇が北方限界線を越えて南下、韓国海軍高速艇に砲撃。
韓国側の6人が死亡、19人が負傷
2009年11月北朝鮮警備艇と韓国艦艇が銃撃戦
2010年1月北朝鮮軍が3日連続でNLL付近の北朝鮮側海域に向けて数発の砲撃を行ったと、韓国側が発表

当初このニュースは「1200トンの哨戒艦で爆発」だったので、艦内での事故で航行不能になったのでは?といった程度に考えていたのですが、なんと沈没したというのには驚きました。

韓国中央日報より「海軍哨戒艦沈没…104人のうち40人が行方不明

西海(ソヘ、黄海)で作戦中だった韓国海軍の1200トン級哨戒艦天安(チョナン)艦が26日沈没した。

2艦隊司令部所属のこの艦艇には104人の将兵が上船し、27日午前1時現在58人が救助されたと軍当局者は伝えた。
残りの乗務補助員の生存については確認されていないが、大きい人命被害が懸念されている。

軍当局は天安艦の沈没原因について北朝鮮の攻撃、欠陥、障害物衝突などの可能性をめぐり調査している。

海軍関係者は

「哨戒艦が自ら爆発して沈む可能性は極めて低い」
とし
「北朝鮮軍による攻撃である可能性を排除することはできない」
と話した。政府高位関係者は
「目に見える交戦や衝突はなかった」
とし
「しかし機雷による攻撃の可能性など、北朝鮮軍挑発についてを調べを進めている」
と述べた。<別の軍の消息筋も
「天安艦が船体裏のスクリュー部分に穴があき、沈み始めた」
とし
「船尾の方が爆発して穴があいたということは、北朝鮮の魚雷艇などによる攻撃の可能性であることもいえる」
とした。軍当局はしかし天安艦が就役してから21年たち、欠陥による沈没の可能性も排除していない。

軍当局によると天安艦はこの日午後9時45分、西海ペンリョン島と大青島の間の蓮花里隣近で軍艦の底に原因不明の穴が生じて沈み始めた。

以後、乗務補助員たちは備えつけのボートなどに乗って非常脱出を試みた。

合同参謀は「韓国海軍はこの過程で哨戒艦レーダー上に未詳の物体が捕捉され、警告射撃をしたが、レーダーに捕捉された形象から見て鳥の群れと推定される」とし「正確な内容は確認中」と説明した。

海軍はペンリョン島に救急車と救助ヘリなどを緊急出動させた。北朝鮮はこの日、陸上で数十回砲射撃訓練をしたものと伝えられている。

今回沈没した天安艦は1989年に就役した哨戒艦で、海軍に同級が20隻運用されている。

この艦艇には76ミリおよび30~40ミリの艦砲と魚雷6発を装着している。

最大速度は32ノットで4000マイルを航海する。この日、海軍哨戒艦が沈んだ海域の気象状況は波浪注意報などの特報が発令されていないなど、穏やかだったと気象庁は明らかにした。
気象庁の予報資料によると事故当時、ペンリョン島と大青島隣近海域の最大波高は2.63メートルで、風速は秒速6.7メートルだった。気象庁関係者は「風がちょっとあったが特報が発令されるほど強い風ではなかった」としている。

なんとも情報不足ですが、数十人が行方不明であるようです。
いわゆる「コルベット」でこんな船です。

同型艦が24隻ありますが、約半数が1989年に就役していて、今回沈没した PCC722 も89年就役ですね。
だから、「欠陥による沈没の可能性も排除していない。 」なんてことも出て来るのでしょう。

考えられる原因としては、機雷説、故障説、サボタージュ説、被弾説でしょうね。
機雷というのは危なすぎてあまり考えられないように思います。
故障など艦内の機材の爆発で沈没というのはシャレにならないし、そもそもそこまで安全に問題があれば、サボタージュと見るべきでしょう。
今日中にもうちょっとはっきりした状況が分かるでしょうか?

3月 27, 2010 at 10:43 午前 海外の政治・軍事 |

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