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2010.03.06

アメリカ外交のバカバカしさ

読売新聞より「アルメニア「集団虐殺」、米下院本会議は採決せず

【ワシントン=本間圭一】

米下院多数派の民主党筋は5日、ロイター通信に対し、オスマン帝国末期に発生したアルメニア人殺害事件をジェノサイド(集団虐殺)と認定した下院外交委員会の決議を本会議で採決しない方針であることを明らかにした。

国務省高官も5日、記者団に対し、同様の見解を示した。

国務省筋によると、オバマ政権高官が民主党幹部に本会議で採決を行わないよう働きかけており、決議は委員会止まりとなる方向だ。

オバマ政権は、イランの核問題やアフガニスタンの旧支配勢力タリバンの掃討作戦で、トルコの協力を重視しており、トルコを刺激したくない事情がある。
(2010年3月6日19時23分 読売新聞)

タイトルを読んだときには「ソ連崩壊時に、集団虐殺なんてのがあったのか?」と思ったのですが、オスマン帝国末期というのでは、1922年以前=第一次大戦の頃の話しですよ。

ウィキペディアより「アルメニア人虐殺問題

アルメニア人虐殺問題は、19世紀末から20世紀初頭のオスマン帝国において、帝国の少数派・辺境住民であるアルメニア人に対して、多数派のムスリム(イスラム教徒)住民たちが行ったとされる迫害事件を巡る問題である。

大規模な迫害は第一次世界大戦中のアルメニア人の強制移住と、それに伴う多数のアルメニア人が命を落とした事件とされる。これらを「組織的虐殺」とする意見はヨーロッパに多く見られるが、トルコ政府はこれを認めていない。従い、21世紀に至るまで、この事象はトルコの「歴史問題」として国際的にも論争が続いている。

19世紀末と20世紀初頭の二度にわたり、オスマン帝国領内でアルメニア人に対する大規模な迫害が起こったことは歴史的事実として知られている。これを「トルコ国家」によるアルメニア人の組織的虐殺であるとみなす人々は、この一連の事件を「アルメニア人虐殺」と呼んで非難している。

二度の迫害のうち、一度目はアブデュルハミト2世専制期の1894年から1896年にかけて行われた迫害・襲撃であり、イスタンブルなど西部の大都市を含む帝国全土でアルメニア人が迫害された。

1894年から1896年というのは、日本に当てはめると日清戦争の頃です。

114年も前の、全くの別の国の事件について「認定決議」をしようとする、アメリカの議会の異常さは、それ自体を非難するべきだと思います。
オバマ政権が、止めに入るのは当然ですね。

アメリカ下院外交委員会は、こんなバカバカしいことを決議できる程度のところである、と銘記するべきですよ。

3月 6, 2010 at 08:59 午後 海外の政治・軍事 |

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