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2010.03.09

阿久根市長・市職員に議会答弁を禁止

阿久根市長の奇怪な行動はますますエスカレートしています。

昨晩最初に紹介する読売新聞の記事を見つけた時には「???」であったのですが、事前に市長が職員に「答弁するな」と命令していたのですね、

国会空転とかは、以前もありますが「行政官の議会拒否」とか「議会否定」ということで、歴史上有名な例としてはローマ帝国になった時とか、ヒットラーの台頭ぐらいでしょうか?

市長と市長派の言い分は、根本的には「市長と議会が対立するのがけしからん」なのだろうけど、元もと行政官と議会は対立を目指して作られた仕組みなのだから、市長であろうと議会であろうと「対立するからけしからん」と言ってはダメなわけです。
まして、実力行使は論外だ。

この状況が続けば、阿久根市は予算が不成立になるでしょう。
どうなるのでしょうか?

読売新聞より「阿久根市長「お前たちとは話をしない」委員会退席

開会中の市議会本会議への出席を拒否した鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(51)は8日、市議会産業厚生委員会(8人)で、議員に対して説明を拒んだうえ、議員らと言い争いになり「お前たちとは話をしない」と声を荒らげて退席した。

市議会は4、5日の本会議流会に続き、委員会審査も空転する事態となり混乱が続いている。

竹原市長は新年度から、競争原理を前面に出した教育法を小学校1校の学童保育に取り入れることに意欲を見せている。委員会側は担当の生きがい対策課長に、教育法についての詳しい説明を求めていた。

複数の議員によると、この日、担当課長は「市長の指示で何も答えられない」と答弁。委員会側は竹原市長に出席を求めた。

しかし、市長は質問に答えず

「議会は今も私を不信任している」
「市民は議会を議論する場だと思っているが、実際は議論していない」
と主張。議員らが「ちゃんと議論している」などと反論し、約10分間言い争いになった末、市長は委員会室を後にしたという。

木下孝行委員長は「説明責任を果たさない市長の態度は、市民の代表である議会はいらないと言ってるようなもの」と批判。
委員会の今後の対応は未定という。

市議会は10日に本会議を再開予定だが、市長派の松元薫久議員は「このままでは市長が出席しても、審議が進むか不安」と話した。

西尾隆・国際基督教大教授(地方自治論)の話「議会との対立は通常、特定の争点を浮き彫りにする目的もあるが、今回は政策的な意味がほとんど見えない。
市長は説明責任を果たしておらず、市政の機能停止は必至だ」

(2010年3月8日21時31分 読売新聞)

朝日新聞より「阿久根市長、課長らに答弁禁止令 ブログで議会批判

8日開かれた鹿児島県阿久根市議会の産業厚生委員会で、継続案件の説明を求められた担当課長が「市長から発言を禁止されている」と答弁を拒んだ

委員会が竹原信一市長を呼んで説明を求めたところ、市長は「議会がしっかり議論していない」などと発言し、退席。

さらに市長はこの日更新したブログで、今後の執行部の議会答弁について「『市長から言われました、答えません。市長の命令です』これでいきます」と課長らに訓示したことを明らかにした。

委員会は昨年12月議会から継続調査としている学童保育など保育行政案件について検討するため、午前10時に開会した。担当の生きがい対策課長が答弁を拒んだため、竹原市長を呼んで「なぜ答弁させないのか」と尋ねたところ、市長は「私は再選されても議会からは不信任の状況で聞き入れてくれない。議会がしっかり議論していない」と返答。案件の説明をしないまま10分間ほどで退席したという。

委員会は時期をみて、再びこの案件を審査することにした。

市議会の定数は16。木下孝行委員長は

「議会ルールを無視している。意に沿わない議会が悪いといわれても困る」
と話す。
4人いる市長派の1人、石沢正彰議員は
「反市長派議員は市長の足を引っ張ることしかやっていない。
市長はいろんな機会を通じて市民に説明責任を果たしていくと思う」
と市長を擁護した。

一方、竹原市長は同日午後6時すぎにブログを更新。時期ははっきりしないが、市長が課長会で訓示した内容を掲載した。

ブログではまず冒頭で

「あらゆるところで足を引っ張ろうとする議会とは決着をつけます」
とした上で、
「議会ははっきり言って『多数派の人たちは邪魔するために質問をする』という状態です。
こんなのに皆さんが全部答える必要はない。『市長から言われました、答えません。市長の命令です』これでいきます」
とした。

ほかにも

「今のバカみたいな状況は、決着しなければいけない。本当ならば、前の選挙のときに不信任を受けて、また私が再選したのだから、私に任せるというのが市民の意向、意思の反映である。多数派議員たちはまずそこのところが納得できていない、分かっていない」
と議会を批判。
「議会とは決着をつけます」
とした。

 竹原市長はマスコミが議会の傍聴席にいることを理由に新年度予算案の総括質疑が予定されていた4、5日の市議会本会議への出席を拒否し、議会が空転した。延期になった新年度予算の総括質疑は10日に予定されている。

毎日新聞より「阿久根市長:「不信任出せ」議員を挑発 課長には答弁禁じ

鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は8日の市議会産業厚生委員会で「わいどんとはもう語らん(お前たちとはもう議論しない)」「不信任を出せ」などと激しく議員を挑発し、説明を拒んで退席した。

担当課長にも答弁しないよう命じたといい、委員会は1時間足らずで閉会した。

市長の本会議への出席拒否など、阿久根市議会は異常事態が続いている。

委員会は学童保育などを審議する予定で午前10時に開会した。当時は、報道陣を含め傍聴者はいなかった。

同委員会の木下孝行委員長らによると、市側から生きがい対策課長が出席。
委員の質問に、課長が「市長から一切答えるなと命令された」と答えたため、委員長が市長に出席を要求。
姿を見せた市長に、委員が「なぜ課長に説明もさせないのか」とただすと、「議会は前から自分に不信任状態。だから説明の必要はない」などと一方的に話し、激高した様子で席を立ったという。

木下委員長は竹原市長の振るまいを「市民不在の市政。議会の調査権を侵害している」と厳しく批判した。

竹原市長は今月4、5日、「マスコミが議場で取材している」として、本会議を欠席。予定していた10年度当初予算案の総括質疑に入れず、2日連続で流会した。

竹原市長は08年12月にも「議会は市長不信任を可決し解散してもらいたい」と議会側を挑発。
市長不信任案の可決後、議会解散と、市長不信任の再可決を経て出直し市長選が行われた。【馬場茂】

3月 9, 2010 at 08:59 午前 国内の政治・行政・司法 |

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コメント

市長が議会を永久解散。
市長は王政を宣言して、日本国から独立するつもりなのでは?

投稿: ジャッキー | 2010/03/09 14:38:12

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100309dde041010041000c.html

市長に批判的な職員に対し市長主催の懇談会に出席するように命令を出したそうです。

投稿: tadys | 2010/03/09 15:36:13

こういうのを

wktk が止まらない、というのでありましょう。

投稿: 酔うぞ | 2010/03/09 15:47:10

なんというか、阿久根、悪名轟かせましたな。
俺が正義だ、だから何をやってもいい、邪魔するものは全て敵ってのはテロリストの思考。
そんな人を選んじゃったんだからどうしようもありませんなー。

三権分立の否定にもなるのかな、この件。
そういえば、三権分立は日本国憲法にないとか言ってた閣僚がいるけど・・・まさかね。

投稿: めいさいらっぱ | 2010/03/09 17:56:34

一度リコールして、市長選をやったら対立候補が負けちゃった、というのですから市議会もずいぶん甘いということでしょうね。

国民に合う政府しか持てない、というのと同じなのでしょう。

投稿: 酔うぞ | 2010/03/10 9:19:16

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