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2010.03.24

高速道路の、逆行事故を防ぐには。

読売新聞より「高速逆走、半数は高齢者…引き返しやUターンも

山口県岩国市の山陽自動車道玖珂―岩国インターチェンジ(IC)間上り線で23日夜、軽自動車が逆走し、運転していた岩国市本郷町本郷、無職(82)が死亡した。

警察庁によると、高速道路の逆走事故は2009年に16件(前年比1件増)起きており死亡者は4人(同3人増)。うち10件は65歳以上の高齢ドライバーによる事故だった。

東日本・西日本高速道路によると、事故に至らなかったケースも含めると、逆走は08年に701件(同5件増)発生している。

西日本高速道路によると、高速道路に入る際、インターチェンジ(IC)の料金所通過後にある分岐で、目的地とは違う進入路に入ってしまい、引き返してくるケースが42%と最も多い。

さらに本線上まで入ってから目的地とは違う方向に走っていることに気付き、Uターンして逆走したのが36%と続く。サービスエリア(SA)やパーキングエリアで、入り口から本線に逆戻りするケースも22%ある。

同社によると、逆走事故の47・7%は65歳以上の高齢ドライバーが占め、一般の交通事故で高齢者が占める割合(4・8%)を大幅に上回っているのも特徴だ。
ほとんどの場合、勘違いや不注意が原因だという。

鹿児島市の指宿スカイラインでは今年1月7日、IC付近を逆走した男性(82)の乗用車が2台の乗用車と相次いで衝突、男性は死亡、4人が重軽傷を負った。

同18日には、熊本県氷川町の九州自動車道で、軽自動車の78歳女性がSAから本線を約13キロ逆走。
女性は高速道を運転している認識すらなかったという。

逆走事故の多発を受け、西日本高速道路では、管内のICやサービスエリアの出入り口などに約430基のセンサーを設置、逆走を感知すると表示板に「逆走もどれ」などの警告が表示される。

また自動車メーカーと連携し、逆走すると車内に音声で警告を出すカーナビゲーションシステムなどの開発も進めている。

同社の担当者は「道路の安全対策などの整備は進めているが、一番の防止策はドライバー自身が注意を怠らないこと」と話している。
(2010年3月24日15時05分 読売新聞)

今回の、岩国市での事故は、岩国ICから上り線に入り、800メートルほどのトンネルで気が付いて本線上でUターンして、岩国インターを通り過ぎて6キロほど先で事故になった。
この間に複数の事故が起きた。

ということのようです。

  1. 料金所通過後にある分岐で、目的地とは違う進入路に入ってしまい、引き返してくるケースが42%
  2. 本線上まで入ってから目的地とは違う方向に走っていることに気付き、Uターンして逆走したのが36%
  3. サービスエリア(SA)やパーキングエリアで、入り口から本線に逆戻りするケースも22%

進入路間違えで、バックしてくるというのは、たまに見かけますね。
さすがに、あと二つの「本線上でUターン」と「SAから逆走」にはであったことがないですが、このデータは事故ですから進入路でバックして事故、というのも多いということでしょう。

逆走を感知すると表示板に「逆走もどれ」などの警告が表示される
ここまでやってるのに
「道路の安全対策などの整備は進めているが、一番の防止策はドライバー自身が注意を怠らないこと」と話している。
というのはもう少しなんとか出来ないものかね?

「高速道路の逆走事故対策」に書いたように、逆走してくる車があることを、警告する方が実際的ではないだろうか?

もう一つ気になっているのが、逆走衝突事故は夜間に多いのではないのか?
データがないから本当のところは分からないのだが、ニュースになった例では少なくとも真っ昼間に事故があったという記事は見つからなかった

これが事実だとすると、夜は間違えやすいということになりますから、別の対策も考えられるかもしれない。

実は、高速で逆走ならぬ反対方向に走ったという経験が何回かあります。

富山空港からレンタカーで客先に向かう時に、北陸道を反対方向に向かってしまったのです。
これを複数回やった。

なぜかな?と考えると、日ごろは横浜市にいるわけですから「西に向かう時は左が海」と、身体が覚えているのです。
海が見えなくても、山は右側にあって当然、と覚えているのですね。

これが日本海側に行くと逆になりますが、身体はかってに反応してしまうわけです。

こんなわけで錯覚は誰にでもあるわけで、間違えた本人に警告するのも良いですが、第三者が巻き込まれないようにする方策も必要でしょう。

3月 24, 2010 at 04:45 午後 事故と社会 |

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コメント

高速逆走は高齢者に多いの統計結果、私自身その年層に入りつつあるので人事では無いのですが、高齢者に多いの背景に心理的な面の関心があります。所謂世間で良く言う、年寄りは考えが硬直して柔軟性が無いと言われる様に、突然の事態への対処に判断の選択肢が狭まってるのではないかと思わされます。つまり、仮にうっかり目的の降り口を通り過ぎてしまった、或いは間違った方向に進んでしまったと分かった瞬間に、高齢者は慌ててその場所で絶対に出なければならなかったのだ、或いは正しい方向に絶対に戻らなければならないのだ、という一種強迫観念のような思考状態に落ちるのではないかと推測します。確かに高速道路の造りは途中で随意に出這入り出来る訳ではなくインターチェンジごとの出這入りですが、これは勿論、絶対にそこでしか乗り降りしてはいけないという訳ではなく、一つ先に行ってゆっくり乗り降りすればいいことです(主要な高速ならIC間は平均で20キロぐらいでしょうか)。勿論行って帰って来いの時間と通行料が掛かる訳ですが、時速100キロの車と正面衝突する死の危険と余計な時間と費用の出費のどっちを選びます?言わずもがなですよね。で、大事なのは、そういう馬鹿馬鹿しい事態に落ち入らないように、行き当たりばったり、行けばなんとかなる的な安易な運転計画でなく、初めてのルートなら尚更の事、下調べして出掛ける事です。今はとても便利な時代、Googleのストリートビューでまだ行った事のない場所を事前に映像でみる事が出来る有難さ。先日開通した神奈川の海老名インターチェンジもNEXCO中日本はご丁寧にインターチェンジの動画案内を流してくれていたので実際に利用する前に走行シュミレーションが出来たぐらいです。高速道は多くの利用者が、早く、任意の時間に、様々な形態で移動できる現代の重要な移動媒体です。それが唯一人の判断ミスでその流れに支障を来してしまうのは、その損失合計を勘定したらとても許されないことですよね。利用者相互の利便性の為にも余裕を持って準備、行動、判断しましょう。

投稿: テスラ | 2010/03/26 12:45:25

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