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2010.01.15

アイ・ミーブ好調

毎日新聞より「三菱自:EV「アイ・ミーブ」増産 本格量産も1年前倒し

三菱自動車は、世界初の量産電気自動車(EV)「アイ・ミーブ」の生産計画を大幅に上方修正する。

受注が想定を大きく上回っているためで、10年度の生産台数を当初計画比約2割増の8500台に引き上げる。

年間3万台以上の本格量産体制に移行する時期も当初計画から1年前倒しして12年度にする。

アイ・ミーブは昨年7月、法人向けに発売されすでに1650台販売。環境意識の高まりや政府のエコカー支援を追い風に、今年4月から始める個人向け販売も、高水準の受注を見込んでいる。

10月には左ハンドル仕様車を追加予定で、輸出の拡大も期待できるとして増産を決めた。

輸出のうち、2000台以上は業務提携先の仏自動車大手、プジョー・シトロエン・グループ(PSA)にOEM(相手先ブランドによる受託生産)供給する。

11年度からは米国への輸出も始め、一層の増産を目指す。

三菱自首脳は「実売価格を増産効果で数年後にはガソリン車並みの200万円前後まで引き下げたい」としている。【宮崎泰宏】

わたしの所属しているNPOは「小学生のもの作り教室」を明電舎と共同で実施しています。
アイ・ミーブのモーターとインバーターは明電舎製で、明電舎も最初期ロットのアイ・ミーブを所有していますから、試乗させてもらったこともあります。

明電舎と電気自動車i-MiEV(アイ・ミーブ)

仕様が掲載されていますが、そもそもモーターが軽自動車用ですから66馬力です。実物は直径・長さとも30センチほどのもので、これで66馬力を出すために水冷となっています。
インバーターも同様に水冷です。

「まだ量産のためのラインがない」とのことで、いわば試作段階の作り方のようです。
そのような生産体制でありながら、1650台を販売しているのですから、生産が比較的容易だと言えます。これは内燃機関では極めて難しいことの一つで、モーターが機械的には簡単な構造であることの証明だと感じます。

アイ・ミーブは軽自動車のエンジンをモーターに取り換えたものですから、ミッションなどは基本的にエンジン用のものを使っているわけですが、モーターで直接ホイールを駆動する手もあるわけですから、電気(電池)自動車は今後いろいろな展開があるでしょう。

今のところ、電池の性能がようやく自動車を走らせることが出来るようになった、という最低限のレベルとも言えます。このためにアイ・ミーブではモーターが非常な高回転で66馬力を出しています。また電池のコストが素材レベルで高価なので、モーターなどのコストを下げても電池自動車の価格そのものが下がらないとか、充電できる場所が不足しているといったインフラ問題がありますから、電池自動車用の社会に変えるのには、いろいろな事をやらないといけないということが分かってきました。

明電舎と電気自動車i-MiEV(アイ・ミーブ)の中にある「アイ・ミーブでお出かけ!」はぜひともお読みいただきたい記事です。

たまたま、リアルタイムで知っていたのですが、明電舎沼津事業所から大崎の本社まで100キロ以上をアイ・ミーブで移動する、というものです。

当日は、台風並みの大雨の日で、記事の通りアイ・ミーブは沼津事業所から、高速道路を使わずに東京に向かっていますが、わたしは沼津事業所に小学校のもの作り教室のために高速道路で向かっていました。
東名は事故多発で大変でありましたが、アイ・ミーブは電力不足が大変だったようで、公表値では航続性能が160キロとなっていますが、これはエアコンやヒーターを使わないときのデータだそうで、ヒーターを使うと半減するそうです。
このために、沼津から大崎まで無充電で走りきることは出来ず、充電出来るという理由から1号線で箱根越えにして途中で急速充電しています。

実際に乗ったアイ・ミーブは普通の軽自動車よりも若干力強く感じる以外は、普通に走っているときの乗り心地は普通の車です。車体が重いためにちょっと重厚な感じです。
しかし、信号などで止まると当然モータは動かないのでウインカーの警報音が異様に大きく車内に響き「電池自動車だなあ」と実感します。

区内から出ないといった使い方であれば、実用上十分だと言えます。
ですから、まずは法人が使用するサービス用の車として、価格が下がったら家庭用として、十分に使えるだろうと思っています。

1月 15, 2010 at 09:01 午前 もの作り |

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コメント

他人様の記事ですが、どうして電気なのかの説明が以下の場所にあります。記事によると最新鋭の火力発電所の「熱効率は70%を超える」とあり自動車よりはるかに熱効率が良い事になります。

民主党政権のいう「25%減」とは「30%減」のこと 
http://plaza.rakuten.co.jp/yizumi/diary/200909110000/#comment

投稿: 田吾作 | 2010/01/15 20:16:37

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