« 2009年5月3日 - 2009年5月9日 | トップページ | 2009年5月17日 - 2009年5月23日 »

2009.05.16

アメリカの自動車販売データ

朝日新聞より「クライスラー・GM、米国の販売店大幅削減へ

【ニューヨーク=山川一基】 経営危機の米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は15日、米販売店を約4割削減する計画を同日から実施すると発表した。米連邦破産法の適用を申請したクライスラーも販売店契約を大幅に打ち切る。
ともに経営再建に不可欠な販売の効率化を急ぐが、ディーラー側の反発が予想されている。

GMの発表によると、現在米国内にある5969の販売店を、2010年末までに約3600店に削減する。

同社の販売店は08年末に約6200店あったが、深刻な販売減で今年に入り、すでに200店以上減った。
さらに今後、約4割にあたる2300店以上の契約を打ち切ることになる。
GMは同日から、対象の販売店に通告を始める。

一方、クライスラーは14日、米国内にあるディーラー約3200店のうち、約4分の1に当たる789店と契約を打ち切ると発表した。

クライスラーが破産裁判所に提出した資料によると、同社販売店の1店舗当たりの08年の販売台数は日系メーカーの3分の1~4分の1と極めて少ない。
提携先のイタリアメーカー、フィアットも効率化を急ぐように促している。

米メディアによると、契約打ち切りを通告された販売店には反発が広がっており、法的措置を探る動きも出ているという。

メーカー20092008% Chg.シェア累積
GM582,0301,058,464-45.019.3%19.3%
Toyota486,212789,448-38.416.1%35.4%
Ford450,550748,886-39.814.9%50.4%
Honda332,014487,822-31.911.0%61.4%
Chrysler322,438599,555-46.210.7%72.1%
Nissan221,957345,643-35.87.4%79.5%
Hyundai129,806134,618-3.64.3%83.8%
Kia94,49998,280-3.83.1%86.9%
Volkswagen81,23198,257-17.32.7%89.6%
BMW70,60699,977-29.42.3%91.9%
Mazda69,934101,449-31.12.3%94.3%
Daimler61,16484,123-27.32.0%96.3%
Subaru57,18157,652-0.81.9%98.2%
Mitsubishi17,75335,959-50.60.6%98.8%
Suzuki17,67436,099-51.00.6%99.4%
Tata11,92016,553-28.00.4%99.8%
Porsche6,7789,640-29.70.2%100.0%
Isuzu5523,394-83.70.0%100.0%
International (Navistar)3688-59.10.0%100.0%
Total Light Vehicles3,014,3354,805,907-37.3100.0%

1~4月の米国国内小型車販売の2009と2008年のデータです。

ビック3ではフォードが一番落ち込みが少なくて、-38.4%です。
これは、トヨタ、ホンダ、日産とほぼ同等ですが、GMとクライスラーは45%、46%のマイナスになっています。

日産が、シェア7.4%でGMの1/3ではありますが、日産を含む上位6社で全体の80%ですから、この6社の実績がアメリカの現状と言えるでしょう。

その中で、クライスラー販売店の1店舗当たりの08年の販売台数は日系メーカーの3分の1~4分の1と極めて少ない。というのでは、そりゃ赤字にもなるでしょう。
むしろ、そのような無理をしてもこれだけの台数を売っていたことに驚きます。

GMとクライスラーが、収益性の改善を図って、販売台数を減らす方向に行くと、ビッグ3ではなくて、メジャー6といったことになりそうです。
つまりは、アメリカでの自動車販売はよりいっそう激化するのでしょう。

5月 16, 2009 at 09:57 午後 国際経済など | | コメント (0) | トラックバック (0)

蟹江町の一家死傷事件の捜査は?・その5

サンケイ新聞より「【衝撃事件の核心】犯人が15時間も現場に居座ったのは…浮かび上がる世田谷一家殺害事件との共通点

犯人は家人らを殺害後、15時間近くも現場に居座っていた。
愛知県蟹江町で母子3人が殺傷された事件。

現場にあった作り置きの夕食を食べ散らかし、意識を取り戻した被害者のひとりと会話を交わすなど、犯人の「余裕」ともいえる不可解な行動が浮かび上がってきた。

なぜ、顔を見られた可能性が高い被害者にとどめを刺さなかったのか。現場に長時間、“滞在”しなければならなかったのは…。

その理由を知る犯人とみられる男は、現場に臨場した捜査員のスキをみて、まんまと逃走してしまった。

「まだやることがある」…居座った目的は?

事件が発覚したのはゴールデンウイークまっただ中の5月2日午後0時20分ごろ。愛知県蟹江町の会社員、山田喜保子さん(57)宅を、次男の次男(26)が勤務するケーキ店の上司と同僚が訪れた。
前日の夜から次男と連絡が取れないことを不審に思い、あらかじめ蟹江署員を同行させていた。

インターフォンを押しても応答がない。玄関ドアや勝手口は施錠されていた。自宅のまわりを一周したところで、首などを刺され、電気コードで両手首を体の前で縛られた三男の三男(25)が突然、玄関から飛び出してきた。

「助けてください!強盗です。2人死んでいます。犯人は逃げました」

臨場した蟹江署員からの連絡で、現場に駆けつけた愛知県警捜査1課の捜査員はあまりの惨状に目を見張ったという。

玄関を入り、左側の和室では次男が上半身裸の状態で背中を刺され、うつぶせで倒れていた。周囲には血だまりが広がり、すでに息絶えていた。
凶器は洗面所に残されていた自宅の包丁と判明。よほど強い衝撃が加えられたのか、刃と柄が外れていた。

喜保子さんも翌5月3日、和室の押し入れの下段で毛布にくるまれ、変わり果てた姿で見つかった。
下半身は何も身に着けず、上半身のシャツはまくり上げられ、顔や頭に激しい暴行を受けた痕が残っていたという。

凶器は玄関付近に落ちていた鉄製のスパナとみられ、頭蓋骨(ずがいこつ)が割れるほど頭を何度も殴られていた。さらに、喜保子さんの遺体のそばにはかわいがっていたという子猫が首を絞められ、死んでいた。

一家は喜保子さんと4人兄弟の5人家族。
夫は10年以上前に他界した。長男と四男は別居しており、次男と三男と3人暮らしだった。

蟹江署捜査本部は、喜保子さんの胃の内容物などから犯行時間を5月1日午後9時から10時ごろと推定している。

三男は同日午後8時ごろに勤務先から帰宅したが、すぐに外出。自宅には喜保子さんしかいなかったとみられる。

次男は午後9時半ごろ、勤務先のケーキ店を出て10時前に帰宅。
和室で犯人と鉢合わせになり、襲われたようだ。

その後も犯人は現場に残り、日付が変わった2日午前2時すぎ、泥酔状態で帰った三男が玄関で靴を脱ごうとしたところを背後から襲いかかったという。

捜査本部によると、三男は犯人ともみ合いになった後に意識を失った。
意識を取り戻したときには両手首をコードで縛られ、粘着テープで口をふさがれた上、上着で目隠しされたという。

「もう帰ってくれ」。ようやく口のテープが外れた三男は犯人にこう懇願したが、犯人は「まだやることがある」と現場に居座り続けた。

夜が明けると、新聞配達員や心配して訪ねてきた次男の同僚も呼び鈴を鳴らした。
三男はその度に「出ていいか」と尋ねたが、犯人は「だめだ」と拒否、頭から布団をかぶせられたという。

喜保子さんと次男を惨殺した犯人は、三男にとどめを刺さなかった。
犯行現場に居合わせ、顔も見られている可能性が高いのに…。

証拠隠滅?われに返った?

凄惨な事件現場で交わされた会話。三男には犯人と交渉する余地が残されていたようにもみえる。

捜査本部の調べに対し、三男は犯人について「一瞬しか見えなかったが、見覚えはない」と話しているという。

「やることがある」といった犯人が何をしていたのか。
三男は布団をかぶせられていたため、その後のことは「見ていない」と捜査本部に話しているというが、室内の音や犯人の動きについては、けがで意識が朦朧(もうろう)としていたのか、「話がつながらない部分もある」(警察幹部)という。

警察幹部は「犯人がけがをしていた可能性があり、自らの血痕を洗い流すなど証拠隠滅を図っていた可能性もある」と分析する。

確かに捜査本部の調べでは、1階居間の床には大量の血をふき取ったような跡があった。

浴室では水を張った浴槽に衣類やタオル、毛布が入れられ、水は血がにじみ出てピンクに染まっていた。
発見された3つの凶器のうち、喜保子さんを殴打したスパナの血をふき取り、次男を刺した包丁は洗面所で血を洗い流していた形跡が確認された。

ただ、付着した汗や血液などの微物から犯人特定につながりかねない凶器を放置し、着てきたパーカを現場に脱ぎ捨ててもいた。

現場から採取した血液や毛髪などをDNA鑑定した結果、殺傷された3人のほか、別居している長男と四男とも異なるDNA型が検出されたという。

犯人のいう「やること」が証拠隠滅だったとするには、あまりにずさんだ。犯人は蟹江署員が現場に到着するまでの15時間近くにわたって現場に居座り、何をやっていたのか。

被害者3人の財布からは紙幣が抜き取られていた。三男は犯人から「金はないか」と聞かれたというが、これまでの捜査本部の調べでは、室内を物色した形跡はないという。

捜査関係者は「殺傷方法を見れば被害者への強い恨みを感じるが、財布に紙幣が見当たらず、強盗目的の線も消せない」と話す。

新潟青陵大大学院の碓井真史教授(臨床心理学)は

「強盗目的であれば、殺害し、現金を奪って逃走すればいい。
喜保子さんを襲い、異常な興奮状態のまま次男まで殺害した。

そこである種の高揚感や達成感にひたっているうちに時間がたってしまったのかもしれない。

三男が帰宅したころにはわれに返り、何が何でも殺さなければという精神状態にはなかったとみることもできる」

と推測する。

ただ、犯人が言ったという「やること」はまったくみえてこない。

現場で食事…「あの事件と似ている」

「状況があの事件にそっくりだな…」

ある警察OBはこうつぶやいた。

「あの事件」とは9年前に発生した東京・世田谷の宮沢みきおさん=当時(44)=一家4人殺害事件のことだ。

20世紀最後の日にみきおさんと妻(41)、長女(8)=が刺殺され、長男(6)=が窒息死させられているのが見つかった。
みきおさんら3人は刃物で執拗に刺されており、室内は血の海と化した凄惨な現場だった。

凶器の包丁、トレーナー、ジャンパー、ヒップバッグ…。現場には多くの物証が残されていた。

さらに、犯行後に半日近くも現場に居座り、朝になって隣接する家族がインターフォンを鳴らしたところで逃走したとみられる。
冷蔵庫のアイスクリームを食い散らかし、書類を浴室に散乱させるなど不可解な行動も、今回の事件と重なる点ともいえる。

大人の被害者が執拗に刺されたり、殴打されるなど残忍な手口で殺害されているのに対し、子供の礼君や猫など「弱い存在」に対しては刃を向けていないことも不思議に共通している。

世田谷事件の捜査に携わった警察OBは犯人像をこう推察する。

「犯行後、長時間現場に居座り、食事までする行為は犯人が“普通の人間”であることを意味している。
精神状態が異常な犯人ならば、犯行後に騒ぐか、すぐに逃げるケースが多い。犯人はどこかで普通の生活を送っているはずだ」

その上で、こうも言った。「現場で時間稼ぎをしていたのは誰かを待っていた可能性がある。つまり、共犯がいる可能性もあるということ。あるいは、誰かに殺害を頼まれたのかもしれない」

署員は“犯人”を見ていた…最後は被害者が自力で脱出

自宅を最初に訪れた蟹江署員が犯人の疑いが強い男を取り逃していた事実が事件から6日後に明らかになった。

県警の立岩智博捜査1課長は「初動捜査にミスはなかったと判断している」と弁明したが、ジャーナリストの大谷昭宏さんは「現場に居合わせた関係者を一斉に足止めにするのは捜査の常識だ。現場を離れるというのは考えられず、その場で応援を呼べばいいだけの話。県警の初動捜査の教育に疑問を抱かざるを得ない」と指摘する。

ことの顛末(てんまつ)はこうだ。捜査本部によると、三男が助けを求めて外に出てきた後、蟹江署員がドアのすき間から中をのぞくと、玄関先の廊下で若い男がうずくまっていたという。署員は男に「大丈夫ですか」と声を掛けたが反応はなく、ひとまず三男を近くの路上に保護し、2分後に現場に戻ると、男は消え去っていた。

“捜査ミス”とは別に浮かび上がるのは、それまで身動きが取れない状態にされていた三男が、そのときは外に逃げられる状態にあったという点だ。

三男は捜査本部に「玄関のインターフォンが鳴ったとき、犯人は近くにいないようだった。力を振り絞って逃げ出した」と説明しているという。

それまで、新聞配達員らが何回かインターフォンを鳴らした際は、「出てはいけない」と言ったり、三男に布団をかけるなどしていた犯人は、その時だけは三男の動きを気にかけていなかったことになる。
そのとき犯人は屋内のどこで、何をしていたのか…。

情報提供は蟹江署捜査本部、フリーダイヤル(0120)011076

「蟹江町の一家死傷事件の捜査は?」

まるで「杉並の一家殺人事件」の時の展開とそっくりではないか?

と書きました。
(世田谷を杉並と書き間違えていました)

結局、新聞も警察関係者も同じような見解を示すことになったわけで、この間に警察は何をやっていたのか?
確かに、事件の進行はかなり異常であったことが今になればよく分かりますが、それは警察自身が発表してきたからで、捜査している側にとっては最初から分かっていたことでしょう。

にもかかわらず、遺留品についてこれほど後なってから「着衣が残っていた」などと発表するのでしょうか?
警察がどのような意図を持って捜査を進めているのか?分からないところが、世田谷事件ともそっくりなのです。

現場の状況がすごいということは、物的証拠が多数残されていることに等しいのは明らかで、それ全力で収集して即座に必要な情報を割り出すとが重要でしょう。

ところが実態は、これが遅れているから小出しになっている。
この間に警察は何をやっているのか?

裁判員裁判を目前にして、証拠重視が要請されている時期に、明らかに証拠収集・分析に手を抜いたとも取れる捜査については批判が集まって当然です。

5月 16, 2009 at 10:27 午前 事件と裁判 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.05.14

NECがスパコンから降りる?

読売新聞より「NEC、次世代スパコン撤退…巨額の開発費負担を削減

NECは13日、政府主導の次世代スーパーコンピューター(スパコン)開発計画から、事実上、撤退する方針を明らかにした。

巨額の開発費負担を削減するためで、週内にも発表する。

ただ、最先端の開発から手を引くことで、スパコン事業全体の展開に大きな影響を及ぼすのは必至とみられ、将来的には事業の大幅縮小や完全撤退につながる可能性がある。

政府は約1150億円を投じ、毎秒1京(1兆の1万倍)回という世界最速の計算速度を持つ次世代機を開発する計画だ。
独立行政法人・理化学研究所とNEC、富士通、日立製作所が官民共同で開発、2010年度末の稼働を目指している。

計画は現在、設計・開発にめどがつき、製造段階に移りつつある。製造段階では、NECの費用負担が100億円を超える見込みとなっていた。
NECは、景気の悪化で業績が落ち込む中、短期の利益に結びつきにくい事業を縮小する必要に迫られていた。

スパコンは各国政府が威信をかけて開発競争にしのぎを削っている。日本政府は「技術立国・日本」を世界に示す象徴的な事業と位置づけており、NECの離脱後も計画を進める方針だ。

NECのスパコンは、1990年代後半に日米通商摩擦の象徴的な存在となるほどの国際競争力を持っていた。

海洋研究開発機構が保有する同社製スパコン「地球シミュレータ」は02~04年の間、世界最速の座を保ち、地球温暖化の予測などに威力を発揮した。
(2009年5月14日03時06分 読売新聞)

短期の利益に結びつきにくい事業を縮小する必要に迫られていた。

この姿勢こそが、体質が虚弱化した最大の原因だと思う。
体質が弱くなったために、開発コスト(効率)が相対的に悪化した、だから新しいことは出来ない、ということでしょう。

スパコンから降りて、何に投資するのだろう?
これは経営とは言えないのではないのか?

このニュースのためかは判然としないが、株価は下がってスタートしてます。

5月 14, 2009 at 09:35 午前 経済・経営 | | コメント (13) | トラックバック (0)

暗黒社会を作るつもりか?

神奈川新聞より「入管難民法改正案で「子どもの学習権奪われる」/神奈川 外国人支援者に不安の声

国会で審議中の入管難民法改正案が成立、施行されれば、「ビザがない外国人の子どもの学習権が奪われる」と外国人の支援団体などから心配する声が上がっている。

現行では市町村に外国人登録すれば、学齢期の子どもの家庭にもビザの有無にかかわらず就学通知が届いていた。
だが、改正法案の内容は外国人登録証を廃止し在留カードで国が一元管理するのが柱。

法務省は「改正法施行後は(在留カードのない子どもに)就学通知は出せなくなる」との見解を示している。

「(法改正で)子どもが通学できなくなっても仕方がない。帰国したら仕事がない。子どもに石を食べさせられないから」。県内に住むフィリピン人女性(35)は淡々と話した。

女性は、十七歳でタレントとして来日。日本人男性と結婚、離婚したが、在留資格が切れた後も日本で生活している。子どもは三歳から中学二年の四人。「強制送還されそうで怖かった」が、子どもを通学させるため外国人登録をした。

日本も締約国の国際人権A規約や国連・子どもの権利条約では、在留資格に関係なく学齢期のすべての子どもに教育を受けさせなければならない。
一九九一年一月の旧文部省通知を根拠に、これまで外国人登録をした子どもは学校に通うことができている。

だが、入管難民法が改正されたらビザのない子どもの就学はどうなるかー。
法務省入国管理局総務課は「就学通知を出すような積極的な行政サービスはできなくなる」とし、「改正後から施行まで三年間ある。その間に入管に出頭してもらい、個別状況を見て在留特別許可を出す場合もあり得る」と歯切れが悪い。

外国人の支援活動をする難波満弁護士は「法改正後、外国人に住民票ができることはいいこと」としながらも、「日本で暮らす多くのビザがない外国人をどうするのか、実態に即した制度をつくるべきだろう。
ビザがない子どもの教育機会が奪われないかも心配」と話す。

頭を抱えるのは、外国人の子どもとかかわる県内の学童保育の男性指導員。
「学校とつながることが子どもにとって力になる。つまはじきにしてぶらぶらさせるようなことになっては」と不安顔だ。

在日外国人教育生活相談センター「信愛塾」(同市南区)のスタッフも、滞在資格がない外国人の情報を把握する機関がなくなり、存在が”地下化”してしまうことを憂い、「法的にいない存在にされてしまう子どもは、例えば新型インフルエンザでワクチン投与が必要なときにどうすればいいのか」と指摘している。

◆入管難民法改正案原則3カ月を超えて滞在する外国人に国が「在留カード」を発行し、不法滞在への対処を厳格化する内容。
4月24日に国会で審議入りした。入国管理局によると、ことし1月1日現在の不法残留の外国人は約11万3千人。現行の外国人の情報管理は、入国や在留許可を国が担い、外国人登録を自治体が担当する。
この二元管理でビザがなくても登録できた。改正されれば、入国管理と登録を国が一手に担うことになる。

役人の建前論だけで考えたバカな方策、というべきでしょう。

新自由主義に代表される「改革」が妙に物事を単純化することがよいことだ、とやってきた結果があっちこっちの崩壊であり、余裕が無く将来に期待の持てない社会を作り出していると考えています。

実際に子供が居て、就学させなければ単なる社会不安要素にしかならないでしょう。
産業革命以前のイギリスのような社会にするのでしょうか?

結果が、「地下化」であり、「表社会と裏社会の分離」になってしまうと考えられるわけですが、それが単に外国人への対処の単純化のためだとすると、本末転倒というか単なる手続に社会を合わせろという話です。

社会は複雑であり、正義も悪も同時に存在するのもので、社会システムは基本的に複雑化するはずで、行政も行政自身の合理化は必須であっても、社会を行政によって単純化しようなどという考え方は天を畏れないものとして強く非難されるべきです。

5月 14, 2009 at 08:57 午前 国内の政治・行政・司法 | | コメント (10) | トラックバック (0)

オーストラリア・ナショナル・ラグビー・リーグ選手が集団強姦?

CNN.co.jp より「ラグビー選手、集団で女性暴行の疑い 豪リーグが謝罪

(CNN) オーストラリアのナショナル・ラグビー・リーグ(NRL)は12日、同リーグに所属する選手が過去に集団で女性を暴行していた疑いがあるとの報道を受け、謝罪した。

豪ABCテレビが11日に報じた番組で、ニュージーランド人の女性が暴行を受けたと告白していた。

番組に登場した女性のほかにも2人が、NRLの選手に暴行を受けたと話している。

ニュージーランドの女性によると、19歳だった2002年に、ニュージーランドのクライストチャーチでウェイトレスとして、NRLのクロヌラに所属していたマシュー・ジョンズ選手とブレット・ファーマン選手と知り合った。その後、同選手のホテルにいったところ、部屋には別の選手とスタッフがいたという。

選手とスタッフは計6人で、このうち3人から暴行を受けたとしている。残る3人はその様子を見ていたという。

ABCの番組によれば、この女性はその後1週間たたないうちに警察に相談した。

警察はクロヌラの選手とスタッフ約40人から事情を聴取した。暴行に関わった選手らは「合意の上での行為」と主張し、立件されることはなかったという。

被害に遭った女性は、「もしも銃を持っていたら、今すぐ殺す。憎い」と、選手らを罵倒。また、数年たってから告白したことについて、関わった選手らの妻や恋人らに彼らが何をしていたのか知らしめたかったと話している。

番組を受け、NRLのデイビッド・ギャロップ氏は、「女性に対する暴力は憎むべきもの。もしもこのメッセージを無視するような選手がいたら、別の仕事を選ぶべきだ」と非難している。

2002年の事件で、警察に届け出たが立件されなかった、ということですね。

日本で立件された場合、

第178条の2(集団強姦等)

二人以上の者が現場において共同して第百七十七条又は前条第二項の罪を犯したときは、四年以上の有期懲役に処する。

「模範六法 2008」(C)2008(株)三省堂

有罪が確定すると、執行猶予無しの実刑です。
それを考えるとNRLの対処としても、謝罪じゃ済まない、と思いますね。

5月 14, 2009 at 08:42 午前 海外の話題 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.05.13

蟹江町の一家死傷事件の捜査は?・その4

朝日新聞より「室内に「見たことない」上着愛知・蟹江の3人殺傷

愛知県蟹江町の会社員山田喜保子さん(57)方で一家3人が殺傷された強盗殺人事件で、家族のサイズと比べて不自然に大きいウインドブレーカーが自宅内で見つかっていたことが12日、県警特別捜査本部への取材でわかった。

けがをした三男(25)に確認したところ「見たことがない」と話したという。

特捜本部は犯人の遺留品の可能性が高いとみており、付着した毛髪の有無や血液反応を調べて、所有者を特定するとともに、ウインドブレーカーの販売元の割り出しを進める。

捜査関係者によると、ウインドブレーカーは、ややぬれた状態で玄関付近の床の上にあった。色はモスグリーンで、見てわかるような血痕は付いていなかったという。

犯人は喜保子さん、次男(26)を殺害し、三男を刺傷した際に返り血を浴びたとみられ、ウインドブレーカーの血を洗い落としていた可能性がある。
これまでの現場検証でも、洗面所や風呂場からは血を洗い流したとみられる毛布やタオル、血が付いた衣類が大量に見つかっている。

また、ウインドブレーカーのそばには、床をふき取ったようなぬれたタオルも残されていた。犯人は少なくとも約10時間以上、室内にとどまり、床の血をふき取ったり、血がついた衣類を洗濯したりしていたとみられている。

特捜本部は、犯人がこうした証拠隠滅作業をする際に、ウインドブレーカーを着ていた可能性もあるとみている。

犯人とみられる男は2日午後0時20分すぎ、通報で駆けつけた蟹江署員に一度目撃され、その後、署員が目を離したわずかなすきに自宅勝手口から逃げたとされる。この際、ウインドブレーカーを現場に忘れた可能性があるとみて、特捜本部は、ウインドブレーカー以外にも犯人の遺留品がないか、衣類などの選別作業を進めている。

FNN ニュースより「愛知・蟹江町一家3人殺傷事件 母親殺害に使われたスパナ、犯人が持ち込んだ可能性

愛知・蟹江町で起きた一家3人殺傷事件で、母親の山田喜保子さん(57)の殺害に使われ、血をふき取られた状態で1階廊下で見つかっていた鉄製のスパナについて、三男(25)が「見覚えがない」などと話していることから、犯人が持ち込んだ可能性があることがわかった。

警察は、指紋などの鑑定を進めるとともに、流通ルートの特定を急いでいる。

(05/13 04:19 東海テレビ)

今ごろになってこんな記事が出てくるとはどういうことなのでしょうか?

両方の記事とも、現場から見つかった遺留品であり、かつ被害者宅のものではないということですから、事件の大きなキーになる品物であることに間違えありません。

犯罪捜査という観点では、最初に整理すべき事柄でしょう。

ここまで来ると「特捜部のやっていること自体が怪しい」となってしまいますよ。

5月 13, 2009 at 07:56 午前 | | コメント (1) | トラックバック (0)