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2009.04.09

若年性アルツハイマーで裁判が停止

読売関西より「若年認知症で裁判中断、万引きで起訴の61歳…大阪地裁堺支部

万引きで窃盗罪に問われた大阪府内の男性被告(61)が、大阪地裁堺支部の精神鑑定で若年性認知症と診断され、「裁判手続きが理解できず、訴訟に対応できない」として1年5か月間、公判が停止されていることがわかった。

弁護人は裁判打ち切りを主張しているが、現行法では、精神状態を理由に裁判所が公訴を棄却できず、検察側が公訴を取り消すしかない。医学的知見の広がりで生じた新たな課題だけに、検察側も対応を慎重に検討している。

弁護人の辻川圭乃(たまの)弁護士によると、被告は2007年4月14日、堺市内のスーパーでショルダーバッグ(1980円相当)を万引きした疑いで現行犯逮捕された。
大阪地検堺支部が実施した簡易精神鑑定で「軽い認知症の症状はあるが、責任能力に問題はない」とされ、窃盗罪で起訴された。

しかし、起訴後に辻川弁護士が接見した際、被告は万引きしたことを覚えておらず、現在を「昭和」と言ったり、辻川弁護士の名前もその場で忘れたりした。

公判で被告側は事実関係を争わなかったが、「訴訟能力がなく、犯行当時も心神喪失状態だった」と無罪を主張し、精神鑑定が実施された。
その結果、責任能力が完全に失われていたわけではないと指摘されたが、早発性アルツハイマー型認知症と診断され、訴訟能力について、「症状が急速に進行する恐れがあり、回復は困難。近い将来失われる」とされた。

これを受け、地裁堺支部は07年11月、「(現在は)心神喪失状態で訴訟能力がない」と公判停止を決め、拘置もストップ。被告は府内の病院に入院した。

その後、辻川弁護士は3か月ごとに状況を地裁堺支部に報告している。字を書けなくなるなど症状は悪化している、という。

一方、検察側は「対応を検討中」としている。

想定外、司法配慮ほしい

65歳未満で発症する認知症は若年性認知症と呼ばれる。10歳代で発症するケースもある。厚生労働省の推計では、発症者は全国で約3万7800人に上る。働き盛りで就労に困るだけでなく日常生活にも支障をきたす場合が多いが、近年になって問題視され始めたため、社会的な理解や支援体制づくりは遅れている。

安冨潔・慶応義塾大法科大学院教授(刑事訴訟法)は、「医学の進歩で刑事訴訟法の立法当時に想定できなかったことが表面化している。
起訴の判断には重みがあって検察が公訴を取り消すのは難しい。裁判所の判断で公訴棄却できるよう法改正するのも一つの考え方だ」と指摘する。

精神科医で、NPO法人「若年認知症サポートセンター」(東京)理事長の宮永和夫医師によると、発症者が万引きなどの軽犯罪を起こすケースはほかにもある、という。
宮永医師は「犯罪を行っても自覚がない場合がある。軽犯罪では被害弁償を優先させ、診察を勧める配慮が司法にもほしい」と話している。

これは極めて難しい問題ですね。

オウムか真理教の松本(死刑囚)の裁判でも「裁判が理解できない」と報道されていました。

今回の報道では「拘置もストップ。被告は府内の病院に入院した。」とのことですから、病状としては非常に深刻なのでしょう。

時系列を整理すると

事件の発生・現行犯逮捕2007年4月
検察で簡易鑑定・起訴に
弁護人が心神喪失を主張
裁判所が精神鑑定
裁判の停止2007年11月

全部7ヶ月でこれだけの変化があったことになります。
入院後にも症状は進行して状況は悪化したようですが、その期間が1年5ヶ月だとなると、やはり逮捕時点の簡易精神鑑定を実施した結果の判断が甘かったということなるでしょう。
そういう見方をすると、検察には厳しい事になりますが「簡易精神鑑定の判断ミスで、責任能力無しなので、公訴取消」という手続が正しいのだろうと思います。

裁判が出来ないから、裁判を打ち切るというのではまずいのではないでしょうか?

4月 9, 2009 at 09:57 午前 事件と裁判 | | コメント (0) | トラックバック (0)

日経新聞社説の脳天気ぶり

日経新聞社説より「規制改革に再点火し危機を克服せよ

政府が規制改革推進3カ年計画を再改定し閣議決定した。また規制改革会議(議長・草刈隆郎日本郵船相談役)は2009年度の運営方針を決めた。
3年目に入った草刈体制は今年度末を1つの区切りとしており改革の真価が問われる年になる。

小泉政権による規制改革の強化がワーキングプアを生む温床になったなどという、根拠の薄い批判が経済危機の深刻化とともに勢いを増している。

しかし危機が雇用を脅かしている今こそ、働く機会を広げる改革の重要性は増している。麻生政権は規制改革に再び火をつけ、危機を乗り切るための展望を示すべきだ。

改革逆行の典型は労働者派遣の規制強化だ。厚生労働省は日雇いなど期間が30日以内の派遣を原則禁止するための法案を国会に出した。

だが失業の憂き目に遭った人にとっては1日単位から仕事を見つけられるのはありがたいものだ。
この法案が危機対応策として適切かどうか、審議を尽くし明らかにしてほしい。

タクシー台数の需給調整の復活も雇用にマイナスだ。工場で働く派遣労働者などの当座の受け皿を確保するためにも、タクシー運転手への門戸は大きく開いておくべきだ。

今年度、規制改革会議は雇用の増進と内需拡大に役立つ成長分野の改革に集中して取り組む。
医療や介護、保育、農林水産業など雇用拡大の受け皿になる可能性を持つ分野の改革を大胆に推し進めてほしい。

再改定した3カ年計画は、病院や診療所が健康保険の運営者に出す診療報酬の明細書(レセプト)の電子化について、与党の一部議員の要望を取り入れて「地域医療の崩壊を招かないよう、自らオンライン請求することが当面困難な医療機関などに配慮する」と付け加えた。離島や山村などで小さな診療所を経営する高齢の医師は、電子請求をこなせないという医師会の声が背景にある。

だがレセプトの電子請求を医療機関に義務付けなければ、医療のIT(情報技術)化は画竜点睛(がりょうてんせい)を欠く。電子レセプトがあまねく行き渡れば、実際に行われている治療方法の分析がたやすくなり、医療の質の向上に役立つ。患者や国民の利は大きいし、健康保険を運営する企業や自治体はコストを抑えられる。医療機関にとってもコスト低減につながるのではないか。

高齢医師には代行請求の仕組みを完備すればよい。電子化のための設備導入に政府の財政支援があってもよいだろう。万策を尽くして「オンライン請求が困難な医療機関」を1つも出さないことが肝要である。

新自由主義丸出しとでもいうのでしょうか?

この社説は、アメリカのサブプライムローンといった、ある意味では「確信的詐欺商品」のようなものが出てきた理由が「過度の規制緩和である」という解釈に対して、どのような説明をするのでしょうか?

機械工学では、二酸化炭素排出量を設計に直接取り入れるなんてことはしません。考えると当たり前ですが、コストですら設計の結果で決まるのであって、強度計算の中にコストが出てきたりはしません。

もちろん現実的にはコストが有限であることを知っていますから、単なるはしご段をカーボン複合材で設計したりはしませんが、将来カーボン複合材の価格が下がれば「鉄で設計するとは何事か!」と怒られる時代が来るのかもしれません。

こんな風に考えてみると「チョウが飛ぶと雪崩が起きる」といった因果関係を詳細に検討し尽くすのは、現実には無理だから「どこかで無限であって変化しない」ところがあるとして、それについては考えないようにしています。

規制改革の考え方には「無限にあるから影響しない」という面が強すぎるのではないでしょうか?

日経新聞社説が書いているタクシー台数の需給調整反対論も現実問題として収入にならない、タクシーを増車してどうなるのでしょうか?という視点がありませんから、こんな事が書けるのでしょう。
「タクシーの需要はあるのだから、規制反対」でなくてはなりませんが、そこを論じることなく「タクシーの需要については考慮する必要は無く、供給規制に反対」となっています。

機械工学の例を出したのは、どこかを無限である(あるいは0である)といった考え方はパラメーターなのであって、助変数として「動かして考えなくてならないことの、一つの状態」なのだということを「普通はしない」だけのことです。

それを「市場は無限である」といった神がかりのような前提で進んできたのが新自由主義の正体でしょう。

ブッシュ政権は、金持ちの相続税を無しにすることを計画していたそうです。
これを金持ち優遇のように採るのはいささか無理だと思うが(政策として合理性がない)投資にだけ注目しますと、資金を集中して「より巨額の投資が容易に行えるよう誘導する」という政策と理解する事はできます。

しかし、実際にはリターン(利益)を確保するための投資先そのものを作る必要が出てきて、サブプライムローンが大々的に拡大してしまいました。

「どこかに無限がある」という発想自体が限界なのだ、と解釈するべきです。

今必要なのは「お天道さまは見ている」といった謙虚さであり、無限であるとしてきた事柄について「本当に無限なのでしょうか?」と考え直すことでしょう。
規制改革の是非といった次元におとしめて進んできたこと自体が間違えだったはずです。

4月 9, 2009 at 09:22 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (1)

2009.04.08

衛星写真はすごい!!

北朝鮮のミサイル発射衛星写真で一気に有名になった、DigitalGlobe 社ですが、拡大写真がアップされました。

9425×6612ピクセルという巨大なものですが、ビックリするのはその鮮明さです。Google Earth の比ではない。
なんと発射台周辺の排気ガスの残りもはっきり見えます。なんともすごいライブ感

  1. DigitalGlobe 社
  2. 一番上の「 Featured Image: Musudan Ri, North Korea | Collected April 5, 2009 | > See More」で
  3. 「See More」を選択
  4. 「Musudan Ri, North Korea (Rocket Launch)」の少ししたの、
  5. > View Large Image | > View Overview Image | > Usage Guidelinesで
  6. View Overview Imageを選択

報道された、写真ではミサイルの航跡が、排気ガスの白い線で見えましたが、拡大写真で見ると白く見えないところも、空気のゆがみで下の地面がぼやけて見えています。
民間の衛星写真でもこれというのは、軍用の偵察衛星などではすごくよく見えるということですね。

4月 8, 2009 at 10:11 午前 海外の政治・軍事 | | コメント (0) | トラックバック (0)

舞鶴の高校一年生殺害事件で逮捕・その3

読売関西より「特集 舞鶴・女子高生 殺害事件

特集記事のインデックスページです。

実際の記事は、新しい記事が上に来るように並んでいますが、順序を逆にして見ました。
逮捕された容疑者は、2008年11月27日の記事に登場するのですが、この時点では賽銭泥棒で捕まっています。
週刊誌はそれ以前の段階で「怪しい人」報道をしているのですね。逆に言うと、2008年秋から2009年春まで時間を掛けて「怪しいというウワサ」以上のものが出てこなかったのではないのか?となります。

一番すごいのは、5日がかりの家宅捜索、2000点を押収して証拠が出てこない。
そんなことをあり得るのだろうか?もし、これだけやって証拠を見つけられないのだとすると、物証を捜索する能力そのものに欠けている、ということになるではないだろうか?

それだけで、刑事警察と言えるのか?

高1女子か、林に遺体 7日未明から行方不明/京都・舞鶴08/05/08
京都・舞鶴女性遺体 「こんなところで」住民不安 7年前、高3殺害も08/05/08
舞鶴・高1遺体 顔、後頭部に殴打跡 つる?首に巻かれ 殺人で捜査/京都府警08/05/09
舞鶴の高1殺害 未明に「男女が大声」 現場近くの住民証言/京都府警08/05/09
舞鶴・高1殺害 自宅近くGS、防犯ビデオに似た姿 徒歩、途中から車?08/05/10
京都・舞鶴の高1殺害 ビデオに男と被害者か 遺体現場途上、歩く姿08/05/12
京都・舞鶴の高1殺害 別のビデオにも2人連れ 映像の男特定急ぐ08/05/13
京都・舞鶴の高1殺害 自転車の男一人で戻る? ビデオの女性、被害者と断定08/05/15
舞鶴の高1殺害 自転車押す男の特定急ぐ 画像を公開/京都府警08/06/04
京都・舞鶴の高1殺害 60歳男宅きょう捜索 「自転車の男」似る08/11/27
京都・舞鶴の高1殺害 60歳男宅、捜索着手見送り 弁護人の準抗告で08/11/27
高1殺害 警察けさから男宅を捜索 弁護人立ち会いで 京都地裁は準抗告棄却08/11/28
舞鶴の高1殺害 京都府警捜索は異例の展開 1日遅れ、弁護人立ち会う08/11/28
京都・舞鶴の高1殺害 捜索の男宅から工具など押収か08/11/29
京都・舞鶴の高1殺害容疑 2日目の捜索終了08/11/30
高1殺害容疑 無職男自宅の捜索続行/京都・舞鶴署08/12/01
高1殺害容疑 5日連続捜索へ/京都・舞鶴署08/12/02
京都・舞鶴の高1殺害容疑 男宅捜索、6日間で2000点押収し終了08/12/04
無職男、さい銭窃盗を認める 舞鶴の高1殺害関連/京都地裁09/01/21
舞鶴・高1殺害事件 捜索の男、さい銭盗で懲役1年判決/京都地裁支部09/02/26
舞鶴殺害容疑 自宅捜索の男逮捕へ09/04/07
状況証拠重ね判断 男逮捕09/04/07
60歳男を逮捕 舞鶴高1殺害容疑 捜索から4か月 関与否定09/04/07

4月 8, 2009 at 09:18 午前 | | コメント (0) | トラックバック (0)

盧武鉉前大統領が謝罪

韓国聯合ニュースより「盧前大統領が謝罪、本人捜査は避けられない見通し

【ソウル7日聯合ニュース】
盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が7日、自身のホームページに謝罪文を掲載し、権良淑(クォン・ヤンスク)夫人が鄭相文(チョン・サンムン)元青瓦台(大統領府)総務秘書官を通じ、朴淵次(パク・ヨンチャ)泰光実業会長から金を受け取ったと認めた。
盧前大統領に直接の捜査が及ぶことは避けられない見通しだ。

盧前大統領は、謝罪文を通じ「嫌疑は鄭元秘書官のものではなく、わたしたちのものだ。わたしの家(夫人)がお願いし、その金を受け取り使用した」と述べた。

大検察庁(最高検察庁に相当)の洪満杓(ホン・マンピョ)捜査企画官は「盧前大統領の謝罪文を捜査の参考にする。文章の内容を捜査するかは、鄭元秘書官の調べが終わった後に決定する」と、慎重な立場を示している。

しかし、盧前大統領の姪(めい)婿が昨年2月中旬に朴会長から受け取った500万ドルは事実上、盧前大統領の資金だったのではとする疑惑が生じたのに続き、今回、権良淑夫人が朴会長から金を受け取った事実が明るみになったことで、近く盧前大統領を出頭させ調べることになるというのが、検察内外の観測だ。盧前大統領も「詳しい話は検察の調査に応じて陳述する」と、検察の捜査を既成事実として受け入れている。

権良淑夫人が朴会長から金を受け取った事実を、盧前大統領が在任中に知っていた場合、検察がそれを立証すれば、盧前大統領に包括的賄賂(わいろ)罪を適用することができる。

在任中に知らなかったのであれば、権良淑夫人と鄭元秘書官をあっせん収賄容疑容疑で処罰できる。大検察庁中央捜査部は同日午前、総務秘書官在職中に朴会長から数億ウォンを受け取った疑いで鄭元秘書官を逮捕し、調べを進めており、あっせん収賄または賄賂の疑いを適用することを検討している。

一方、盧前大統領の謝罪文の内容とは異なり、鄭元秘書官が朴会長から受け取ったとされる数億ウォンは、鄭元秘書官本人のものであり、権良淑夫人に朴会長から渡った金とは別個のものだと伝えられた。

鄭元秘書官は2007年12月、盧前大統領の姪婿の依頼で朴会長に電話し面会を求めている。
また、同年8月には、朴会長、姜錦遠(カン・グムウォン)チャンシン繊維会長と3人で会い、盧前大統領の退任後の活動資金準備に向けた財団設立などを話し合ったという疑惑もある。

中央捜査部は、鄭元秘書官の各種疑惑を調べ、大田地検が同日に横領などの疑いで事前拘束令状を請求した姜会長の身柄を確保すれば、姜会長が株式会社烽下に投資した70億ウォンの性格と、「3者会合」について捜査する考えだ。
また、前日には泰光実業の香港現地法人・APCの口座関連資料を香港司法当局から受け取っている。
これを分析し、500万ドルが姪婿にわたったかどうか確認できれば、娘婿も改めて出頭させる方針だと伝えられた。

韓国の大統領は退任すると、投獄されてしまうことが続いてきましたが、今回もまた同じようことになるのでしょうか?

それにしても、一方でワイロ疑惑があり、片方で「大統領の生家を国の予算で整備」というのはどういう事なのでしょうか?
韓国の問題点として、企業活動では中小企業が弱体で、大企業への過度の集中を指摘する声が続いていますが、行政についても過度の権力の集中と見ざるを得ないところが、何事も中央政府の意向次第、といったところを感じます。

過敏に過ぎる、といったことかと感じます。

4月 8, 2009 at 08:04 午前 海外の政治・軍事 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.04.07

舞鶴の高校一年生殺害事件で逮捕・その2

サンケイ新聞より「【舞鶴・少女殺害事件】殺害経緯、動機…“空白”をどう埋める?

京都府舞鶴市の高1少女殺害事件は7日、容疑者(60)の逮捕により、捜査は最大のヤマ場を迎えた。

殺害に直接結びつく物証がない中、今後は公判に向け「合理的な疑いがない」程度まで状況証拠を積み重ねることができるかが焦点となる。事件当夜の2人の足取りが重なり、現場近くでの目撃証言もあったものの、殺害に至る経緯や動機などは不明のまま。
この“空白”をどう埋めるのか-。

異例の展開を続ける捜査の先行きはまだ見えない。

「真相解明のための捜査はやり尽くした。(容疑者が)否認を続けたとしても立証する自信はある」。

捜査幹部は、物証が乏しく、自白も得られない中で逮捕に踏み切った理由をこう説明した。

府警は11カ月にも及んだ捜査で、現場付近の防犯カメラに被害者の小杉美穂さん=当時(15)=とみられる女性と自転車を押しながら歩く男が一緒に写った映像を入手。
「容疑者と同一とみて矛盾はない」とする鑑定結果を得た。

さらに犯行直前の5月7日午前3時ごろ、現場近くで2人とよく似た男女の目撃証言があったことを状況証拠の軸とし、2人の足取りが事件直前まで重なったことで「容疑者以外の犯行はあり得ない」との結論に達した。

しかし、防犯カメラの映像が本人であったとしても、それは「2人が一緒にいた」ことを示すに過ぎず、その後の殺害に至る経緯や動機は明らかになっていない。

過去には同様に状況証拠のみによる立証が退けられ無罪となった事件もあり、5月に始まる裁判員制度を前に否認事件での捜査当局の立証はより慎重さが求められるはずだが、京都府警は「冤罪(えんざい)」との疑念を抱かせるような異例の捜査手法を取り続けた。

弁護士の渡辺修・甲南大法科大学院教授(刑事訴訟法)は「報道などで明らかになっている証拠だけでは、有罪認定するのは難しいのではないか」と指摘。

そのうえで「(容疑者は)窃盗罪で服役しており、逃亡の恐れはない。科学捜査や周辺捜査をもっと積み上げ、殺人容疑がさらに固まった段階で逮捕する、というのも選択肢の一つだったのでは」と話す。

元最高検検事の土本武司・白鴎大法科大学院長(刑事学)も「裁判員制度の実施を間近に控えたこの段階で、一般常識に照らして疑念を抱かせるような捜査はすべきではない」と批判。

最高裁の集計によると、刑事裁判で起訴事実を否認した被告の1審無罪率(一部無罪含む)は一昨年、過去10年で最高の2・9%に上った。
裁判所が裁判員制度を意識し、証拠評価が厳しくなっていることを示しているといえる。

土本教授は「今回の事件は有罪の可能性があるなら必ず起訴し、最終的な判断を裁判官に委ねる欧米の司法スタイルによく似ている。ただ裁判員制度が始まれば、量刑が死刑もあり得るこうした事件の判断を一般市民に委ねるのは酷ではないか」と懸念を示している。

まったくこの記事の言う通りで、結局は「他にいないから」という説明になっていますが、少なくとも裁判所ではこの説明は全く通らない。

その意味では「裁判員裁判では通用しない」という判断は正しいのかもしれないけど、それは言ってもやってもダメでしょう。

動機も殺害方法(凶器)も特定しないで、裁判に持ち込めるとは思えない。
大いなる疑問であります。

4月 7, 2009 at 11:14 午後 | | コメント (0) | トラックバック (0)

舞鶴の高校一年生殺害事件で逮捕したのだが

今朝の朝刊から「逮捕へ」と大々的に報じられていましたが、物的な確実な証拠が出てないわけですね。
だから毎日新聞記事には

司法関係者の間には、今回の逮捕には、裁判員制度との関係を指摘する声もある。制度が導入される5月21日以降に起訴されれば、有罪・無罪の判断などに市民が加わる裁判員裁判で審理される。
捜査当局には「状況証拠による立証は市民には理解してもらえない恐れがある」という声があったという。
刑事訴訟法で認められた、逮捕から起訴までの取り調べ期間は最大23日間。
4月30日ごろの逮捕が、職業裁判官による公判を受けるための期限だった。それだけに、今後、本格化する容疑者に対する調べが注目される。

と指摘されてしまうわけですが、これでなんとかなるものなのでしょうか?

今後の刑事捜査手法や、刑事裁判、さらには法律の理解などにも影響しそうに感じます。


新たな目撃情報で逮捕、有力物証なく…舞鶴・女子高生殺害

京都府舞鶴市で昨年5月、高校1年の女子生徒(当時15歳)が殺害された事件で、府警舞鶴署の捜査本部は7日、遺体発見現場近くに住む無職容疑者(60)(窃盗罪で実刑判決を受け服役中)を、殺人、死体遺棄容疑で逮捕した。

府警は昨年11~12月に計6日間、同容疑で容疑者の自宅を捜索していた。

捜索では、事件につながる直接証拠は得られなかったが、現場近くで容疑者とみられる人物が、被害者と一緒にいるところを目撃されていたことが新たに判明。容疑者にアリバイがないなどの状況証拠を積み重ねた結果、容疑者が被害者と最後に接触した可能性が高く、他に犯行の機会があった人物もいないと結論づけた。

容疑者はこれまでの聴取に対し、「当日は家で寝ていた」と話し、関与を否認しているという。

容疑者は舞鶴市内の民家で女性の下着などを盗んだとして昨年11月、窃盗容疑で逮捕、起訴された。今年2月25日、懲役1年の実刑判決を受けて確定、京都刑務所(京都市山科区)で服役している。
(2009年4月7日14時30分 読売新聞)

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【舞鶴・少女殺害事件】「知らない」と容疑否認

京都府舞鶴市の府立高校1年の女子生徒=当時(15)=殺害事件で、舞鶴署捜査本部は7日、殺人と死体遺棄容疑で逮捕した同市朝来(あせく)西の無職、容疑者(60)=別の窃盗罪で服役中=が、捜査本部の調べに対して「知らない」と容疑を全面否認していることを明らかにした。

逮捕容疑によると、容疑者は昨年5月7日未明、同市朝来中の雑木林で、被害者の顔や頭などを鈍器で数回殴って失血死させた上、遺体に土や枯れ葉をかけて隠したとされる。

被害者は同6日夜に自宅から一人で外出したあと行方不明となり、8日朝になって遺体で発見された。

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服役中の男を逮捕舞鶴の女子高生殺人・死体遺棄容疑

京都府舞鶴市で昨年5月、高校1年の女子生徒(当時15)が殺害された事件で、府警舞鶴署捜査本部は7日、京都刑務所に窃盗の罪で服役中の容疑者(60)を、殺人・死体遺棄容疑で逮捕した。事件当夜の容疑者と被害者の足取りが重なり、防犯カメラの映像に残っていた被害者とみられる女性と歩く人物と似ていることなどから、容疑者が事件に関与した疑いが強いと判断した。

府警によると、容疑者は昨年5月7日未明、舞鶴市朝来(あせく)中の朝来川左岸の雑木林内で、被害者の頭部や顔面などを鈍器のようなもので数回殴打し、失血死させたうえ、遺体に土をかぶせて遺棄した疑いが持たれている。

捜査本部は昨年11月28日から6日間かけて、容疑者の自宅を殺人・死体遺棄容疑で捜索・検証し、服や手袋、自転車など約2千点を押収したが、事件への関与を示す有力な物証は得られなかったとみられる。このため、状況証拠を積み重ねる捜査を慎重に続けてきた。

捜査関係者によると、容疑者は6日夜、被害者が歩いたとみられるルートに近い飲食店に立ち寄り、7日未明に帰路についたとみられ、同時間帯に容疑者の帰宅ルートを被害者も通った可能性が高いという。当時、被害者とみられる女性とともに、自転車を押しながら歩く男が道沿いの防犯カメラに映っていたが、この男と容疑者の特徴もほぼ一致しているという。

容疑者は事件当時、被害者の遺体発見現場近くの府営住宅に住み、昨年11月に窃盗容疑で府警に逮捕された。今年2月25日、窃盗罪で懲役1年の実刑判決が言い渡され、今は、京都刑務所(京都市山科区)に服役している。

容疑者は窃盗容疑で逮捕される前、朝日新聞の取材に対し、「(被害者のことは)全然知らん。早く解決してもらいたい」などと話していた。

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舞鶴高1殺害:服役中の60歳男を逮捕京都府警

08年5月に起きた高校1年の女子生徒(当時15歳)殺害事件で、府警舞鶴署捜査本部は7日、当時、現場近くに住み、窃盗罪で服役中の容疑者(60)を殺人、死体遺棄容疑で逮捕した。容疑者は逮捕前の任意の事情聴取に「外で飲んだ後、家で寝ていた」と関与を否認しているが、捜査本部は事件当夜の行動などを本格的に追及する。

捜査本部は7日未明に逮捕状を取り、同日午後、服役中の刑務所で逮捕した。

被害者は08年5月6日夜、自宅を徒歩で出たまま行方不明になり、同8日朝、約7キロ離れた舞鶴市朝来(あせく)中の朝来川南側の雑木林で遺体で発見された。

その後の捜査で、自宅と遺体発見現場を結ぶ道路沿いの防犯カメラに6日深夜から7日未明にかけて、自転車を押して被害者と一緒に歩く男の映像があったことが判明。捜査本部が映像を外部機関に依頼するなどして分析した結果、容疑者が5月6日夜、市内の居酒屋を出た際の服装などと酷似していることが分かり、容疑者が所有している自転車も、カメラ映像と似たタイプだった。

京都府警は08年11月15日、女性用下着などを盗んだ窃盗容疑で容疑者を逮捕。捜査本部は同28日から6日間、殺人、死体遺棄容疑で容疑者の自宅を捜索し、工具や毛髪など約2000点を押収し、鑑定を進めていた。捜索には容疑者の弁護人も立ち会う異例の展開となった。

こうしたことから、捜査本部は容疑者が被害者の殺害と死体遺棄に関与した疑いが極めて強いと判断。容疑者は女性用下着や、さい銭などを盗んだとして逮捕・起訴され、2月に京都地裁舞鶴支部で懲役1年の実刑判決を受けて確定したが、服役中に任意の聴取を行うなど慎重に裏付けを進めていた。【田辺佑介、珍田礼一郎、村上正】

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舞鶴高1殺害:物証乏しく長期化別件で捜索、異例の展開

京都府舞鶴市の高校1年の女子生徒(当時15歳)殺害事件は、府警舞鶴署捜査本部が7日に窃盗罪で服役中の容疑者(60)を殺人容疑などで逮捕し、一気に動き始めた。容疑者は被害者の遺体発見現場から約400メートル東の府営住宅に住み、事件後は捜査の動きを気にかける様子も見せていたが、これまでの捜査や取材に、事件への関与を否定していた。発生から約11カ月。謎の多い事件を捜査当局がどこまで解明できるかに注目が集まる。

事件では、被害者が自転車の男と一緒に歩く様子が遺体発見現場に向かう道沿いの防犯カメラに映っており、当初、捜査の方向で顔見知り説が浮上。捜査本部は1カ月近くをかけ、携帯電話の通話やメールの記録の精査と友人・知人からの聞き取りを重ねたが、有力情報には行き当たらなかった。現場周辺の不審者の洗い出しを進める中で浮かび上がったのが、逮捕された容疑者だった。

容疑者は付近を自転車でうろつく姿が度々目撃され、奇異な言動も目立っていた。被害者が自宅を出た5月6日夜、容疑者も現場に通じる府道沿いの居酒屋にいたことが分かった。

一方で、有力な物証に乏しく、捜査は決め手を欠いた状態が続いた。昨年11月には府警が事件とは関係ない窃盗容疑で容疑者を逮捕し、殺人容疑などで自宅の家宅捜索に踏み切るなど異例の展開をたどった。

捜査本部は家宅捜索での押収物の分析を進める一方、容疑者の周辺についても詳細に分析。容疑者は捜査当局の任意の事情聴取に対し、被害者が自宅を出て行方不明になった昨年5月6日夜、「何軒か店で飲んで家に帰って寝た」と、事件への関与を否定。しかし、周辺の聞き込み捜査などから、うち1軒については訪れていないことも判明するなど、供述の矛盾も判明した。

司法関係者の間には、今回の逮捕には、裁判員制度との関係を指摘する声もある。制度が導入される5月21日以降に起訴されれば、有罪・無罪の判断などに市民が加わる裁判員裁判で審理される。捜査当局には「状況証拠による立証は市民には理解してもらえない恐れがある」という声があったという。刑事訴訟法で認められた、逮捕から起訴までの取り調べ期間は最大23日間。4月30日ごろの逮捕が、職業裁判官による公判を受けるための期限だった。それだけに、今後、本格化する容疑者に対する調べが注目される。

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殺人容疑 男を逮捕 舞鶴女子高生殺害 任意聴取に否認

京都府舞鶴市で昨年5月、高校1年の女子生徒=当時(15)=が殺害された事件で、京都府警捜査本部(舞鶴署)は7日、殺人と死体遺棄の疑いで、遺体発見現場近くに住む無職容疑者(60)=窃盗罪で服役中=を逮捕した。府警によると、容疑者は任意の事情聴取に対し、殺人容疑を否認しているという。

容疑者は京都新聞社の取材に対し「事件とは関係ない」と被害者殺害への関与を繰り返し否定していた。

府警は同日午後、山科刑務所で逮捕状を執行し、容疑者を山科署に移した。

捜査本部は、

  • 容疑者が遺体発見現場から東約400メートルの住宅に居住
  • 事件当日の昨年5月7日未明に海岸沿いの防犯カメラのとらえた、被害者と一緒に歩く自転車の人物と、容疑者の身体的な特徴が「同一人物とみて矛盾しない」との鑑定結果が出た
  • 容疑者が同6日夜から7日未明に市内の飲食店2店を自転車で訪れ、帰途のコースと時間帯が被害者が通過したものと重なる

などを重視している。

容疑者は市内で女性下着とさい銭約2000円を盗んだとして、窃盗の疑いで昨年11月15日に舞鶴署に逮捕された。京都地裁舞鶴支部は2月25日、懲役1年(求刑懲役2年)を言い渡した。刑は確定し、現在受刑している。

被害者は昨年5月6日夜に自宅を1人で出て、8日朝に舞鶴市朝来(あせく)中の朝来川沿いの雑木林で遺体で発見された。工具とみられる鈍器で顔などを殴られたあとがあり、遺体には土や枯れ葉がかぶせてあった。

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4月 7, 2009 at 06:29 午後 事件と裁判 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.04.05

北朝鮮のミサイル発射施設

北朝鮮がミサイルを打ち上げるかと注目が集まっていますが、Google Earth で採ってきた画像を種子島の発射基地に同一縮尺で重ねてみたつもりです。

Up

白い直線は、Google Earth 上で1キロを測ったモノですが「本当か?」と思えるほど、北朝鮮舞水端里の発射施設は小さい。

確かに、DIGITALGLOBE 社のサイトにはっきり見えている発射塔とミサイル本体が3~40メートルだとすると、道路は6メートル程度になってしまう。
日本では住宅地の中の道である。

どうもアメリカの発射施設をイメージするから、広大場所と思いこんでしまうが、まるで別のものと言うべきです。

大幅に拡大して考えても、間に川が流れている状態で2~3キロ四方のようです。
種子島の施設は4~5キロ四方ですから、面積としては4倍以上といったところでしょうか?
ケネディー宇宙センターは狭く見積もっても、12~3キロ四方です。
ギニアにあるヨーロッパ宇宙機関の発射基地はだいぶ狭くて、3キロ四方以上といったところのようです。

いずれにしても、北朝鮮の発射基地の狭さはかなり異例と言えるでしょう。

4月 5, 2009 at 10:56 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

日立の社長人事

サンケイ新聞より「揺れる“巨艦”日立 超異例のトップ交代の舞台裏

電機業界の“巨艦”日立製作所が揺れている。

4月1日に発足した新体制は、62歳の古川一夫社長がいったんは決めた続投を撤回して、わずか3年で副会長に退き、7歳年上で日立マクセル会長に転じていた川村隆氏が本社の会長兼社長に返り咲く超異例の事態となった。

日立や業界関係者の間では、実力者で今回、会長を退いた庄山悦彦前会長が主導した人事との見方がもっぱらだ。

短期の暫定政権との声も多く、平成21年3月期に7000億円の巨額最終赤字に転落する日立再建の行方は不透明だ。

撤回人事

「わたしもフレッシュな気持ちで出社しました」
1日の入社式で、川村新社長は、新入社員にこう呼びかけた。

日立関係者の誰もが、ほんの2カ月前には、まさか川村氏が入社式であいさつに立つとは予想もしていなかった。

日立は2月3日に古川氏が続投する4月からの経営体制を発表した。

「社長任期は最低8年」が定着している日立では、18年4月に就任し、日本経団連副会長を務める古川氏の続投は既定路線だった。

ところが、わずか1カ月で事態は急変する。

「グループの総力を挙げて、この危機を乗り切るため人事の一新を決意した。社員の皆で、川村さんを支えてほしい」

3月16日午後3時。社長交代の情報開示に合わせ、社内ネットに古川氏のメッセージが掲載された。

庄山人事

1カ月の間に日立で何か起きたのか。

直接のきっかけは、業績の大幅な悪化だ。
日立では2月中旬に、年度末の駆け込み受注を折り込んだ最終的な今期の予想に加え、来期の予想を内部資料として取りまとめる。

21年3月期の予想は、すでに1月30日の段階で7000億円の最終赤字に転落すると下方修正していた。
問題は22年3月期だ。古川氏は交代会見で「(続投を決めた)2月3日の時点では、来期は回復基調とみていたが、半月たって悪化する見通しとなった」と、決断の理由を説明した。

もっとも、決断の背景には、庄山氏の思惑がちらつく。
「古川氏ひとりでは、グループ全体に目配りできない」との危機感を強めた庄山氏は一時、経営の実務も行う執行役会長に就き、経営トップに返り咲くことも検討したという。

しかし、さすがに対外的にも社内的にも理解は得られないと、復帰案は幻に終わる。

代わりに打った手が、川村氏を呼び戻すことだった。
さらに5人の副社長も、うち3人がグループ会社の社長、会長からの復帰というベテラン重視の布陣となった。

川村氏は、日立で社長レースの必須だった「東大工卒・重電畑・日立工場長経験者」という3条件を満たす保守本流だ。
11年4月に退任した金井務元社長(現相談役)の後継レースでは、常務ながらも候補に名前が挙がり、最終的に社長の座を射止めた庄山氏と争った。

家電畑の庄山氏、情報システム畑の古川氏と2代続けて“非主流派”が社長を務め、川村氏は副社長まで上り詰めたが、15年に日立本体を去る。

短期政権

庄山・古川時代の10年間は、売上高こそ8兆円から11兆円に拡大したものの、プラズマテレビやハードディスクなど巨額投資を行った事業の不振から21年3月期を含め4回も赤字に陥るなど不振が続いた。

「総合電機」の看板にこだわり続けてきた日立は、家電から社会インフラにいたる幅広い事業分野と、それを支える日立建機や日立電線などのグループ会社が強みだった。

しかし、今回の大不況では、すべての事業分野が総崩れ状態となり、「総合」の弱点を露呈。
大手電機で最大の赤字を計上する。

保守本流の川村氏の登板とベテラン重用には、グループの求心力を高め、社会インフラを中心とする重電に経営資源を集中し、「総合」の輝きを再び取り戻したいという思いが込められているようにみえる。

ネックは、川村氏の年齢だ。日立には「70歳を超えて社長を続けない」という庄山氏が作った内規があり、川村氏は、内規に従えばあと1年しかない。

「そう遠くない時期に、社長を外れ、会長になる」。社内外では、短期政権説がくすぶる。

川村氏だけでなく、日立にとってもゆっくりと時間をかけている余裕はない。短期間で成果を挙げ、再建を果たせるのか。その手腕が問われている。

結構複雑な話ですね、興味のある方は読み込んで下さい。

重電派の保守本流回帰である、との説明は良いとしても、「異例の人事」を動かしたのが、家電出身の前会長というところが何となく不思議です。

重電と家電という分け方をすると、東芝と日立は原子力を含む発電関係では両社とも無くてはならない存在ですから、どちらを取るのか?ということになれば重電優先にはなりますね。

今後の展開がどうなるのか?非常に注目したいところです。

4月 5, 2009 at 09:14 午前 経済・経営 | | コメント (1) | トラックバック (0)