« 神戸市・補助金返還判決の帳消し条例の是非その3 | トップページ | ニューヨーク・パリ間往復飛行 »

2009.12.01

裁判員裁判・初の無罪主張

朝日新聞より「判決まで12日間、最長の裁判員裁判始まる さいたま

さいたま地裁で30日、11日午後の判決まで12日間にわたって続く強盗致傷事件の裁判員裁判が始まった。

初公判から判決まで2~4日の例が多い裁判員裁判で、12日間はこれまでで最長。裁判員の負担は大きくなる。

午前中の選任手続きでは6人の裁判員のほか、審理途中で裁判員が出られなくなった場合に備える補充裁判員が4人選ばれた。
補充裁判員は通常は2人ほどだが、期間が長いために人数が多くなった。

審理されるのは、東京都墨田区の探偵業(33)。
昨年9月、数人と共謀して埼玉県和光市の住宅に侵入し、包丁や鉄パイプで住人を脅してけがをさせ、現金53万円余や腕時計などを奪ったとして起訴された。

しかし、被告は公判前から無罪を主張。

午後に始まった初公判でも「共謀は一切していない。私自身は無実」と訴えた。

被告は実行行為に加わっていないことから、事前に実行者に指示していたかどうかが有罪・無罪を左右する争点に。

事件に関係する人数が多いうえ、無罪主張に伴って共謀したとされる少年や被害者ら7人の証人尋問を実施する必要が生じたため、審理期間が長くなった。

裁判員の負担に配慮し、検察側と弁護側は質問を絞り、毎日午後4時までには審理を終えたい考えだ。

初日の審理は冒頭陳述や証拠調べなど1時間余り。
合間に3回、約40分間の休憩が取られた。裁判長は「争点や証拠の理解を深めるため」などと休憩の理由を法廷で説明した。(沼田千賀子)

■2日目以降の審理予定

09年11月30日(月)裁判員選任(計10名)・冒頭陳述
09年12月01日(火)証人尋問
09年12月02日(水)証人尋問
09年12月03日(木)
09年12月04日(金)被告人質問など
09年12月05日(土)
09年12月06日(日)
09年12月07日(月)論告求刑など
09年12月08日(火)
09年12月09日(水)評議
09年12月10日(木)予備日
09年12月11日(金)評議、判決

今までの裁判員裁判が量刑判断だけであったので、否認事件では裁判員裁判が出来ないのではないのか?という懸念を多くの専門家が述べていて、裁判員裁判にとって正念場といったところです。

補充裁判員を4名にして総数10名を選任したのですから、裁判員になった方々も「なんで当たったんだ」という感もあるでしょうが、頑張って欲しいものです。

この事件では、被害者は脅されて怪我もしているわけですから、被告が犯行に加わったとの証言は出来ないでしょう。
そこで共謀罪になっているわけですが、これは実行犯の証言によるわけで、さらに被告が実行犯に話した内容が、犯行を支持するものであったかが、問題になるわけです。

実行犯が被告の指示に従って被害者を襲った場合は、実行しない被告が正犯であり、実行犯が従犯になる可能性もありますね。
これはオウム事件などでも問題になった例でしょう。

こんな事を考えると、弁護側の力の問題が大きいかとも思いますが、それ以上にこの短期間に審理を進めて終わらせることが出来るものなのか?がやはり心配です。

12月 1, 2009 at 09:29 午前 裁判員裁判 |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/2299/46905139

この記事へのトラックバック一覧です: 裁判員裁判・初の無罪主張:

コメント

共謀共同正犯か・・・。
大抵、共謀の立証は難しいといわれているらしいのですが、果たして裁判員裁判ではどうなることやら。
割と興味深いですね。

投稿: そ。 | 2009/12/02 0:36:02

コメントを書く