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2009.12.05

国交省がコンテナー車横転対策を検討しているというのだが

NHKニュースより「コンテナ事故防止へ新法検討

トレーラーに積んだコンテナが倒れ、巻き添えとなった死亡事故などが相次いでいることを受けて、国土交通省は、コンテナ内部の積荷の状況をドライバーが把握していないことなどが事故の背景にあるとして、荷主側に通知を義務づける新しい法律を検討することになりました。

トレーラーに積んだコンテナをめぐっては、ことし5月に、名古屋で走行中のトレーラーから落下したコンテナが隣の車線を走っていた乗用車を押しつぶし、3人が死傷するなど、この4年間で事故が71件相次ぎ、あわせて10人が死亡しています。

国土交通省は、コンテナ内部の積荷の状況をドライバーが把握していないことなどが事故の背景にあるとして、新しい法律を作って安全対策を強化することになり、4日夜、その内容を検討する初めての会議を開きました。

国土交通省によりますと、速度オーバーや荷台にコンテナをしっかり固定していないといったドライバー側の問題がある一方で、コンテナ内部の荷物の積み方が不適切なため、低い速度でも横転してしまうなど、荷主側にも原因があるということです。

新しい法律では、荷主の責任を明確にして、積荷の中身や積み方などの情報をドライバー側に伝えるよう義務づけることなどを検討しており、早ければ来年の通常国会にも法案を提出したいとしています。

「コンテナー内の荷物の片寄りぐらい計測できるはずだ」に書いた通りで、コンテナー内の荷物の片寄りによってトレーラーが転倒することがあると国交省が動き出したのは、今までの「全てドライバーの責任」という姿勢から比べればけっこうなことではあります。

しかし「荷主が積荷の中身や積み方などの情報をドライバー側に伝えるよう義務づける」なんてことが実際的に機能するとはとうてい思えない。
そもそも荷主だってコンテナー内の荷物の積み方なんて把握できないでしょう。
いかにも手続を用意したから行政の責任は回避できる、という作戦にしか見えません。

そもそも、本当にコンテナー内の荷物の片寄りがトレーラーを転倒させるほどひどいものなのか、あるいはトレーラーの許容度が低すぎるのか、を検証しているのでしょうか?
もちろん、事故なのだから頻度の問題もあるでしょう。事件として有名になったから、手を打ちましたというだけでは社会的には意味がないでしょう。

12月 5, 2009 at 07:57 午前 事故と社会 |

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