« 日航問題・理解できないのは国交相の主張だ | トップページ | 郵便不正事件・元局長やっと保釈 »

2009.11.24

日航・1000億のつなぎ資金

日経新聞より「日航が政府に支援要請 政投銀と1000億円のつなぎ融資枠契約

経営再建中の日本航空は24日、つなぎ融資を受けるための支援を国土交通省に要請し、「資金不足で日航の運航が止まれば利用者に支障が出る」との認定を受けたと発表した。

これを受けて同日、日本政策投資銀行と約1000億円の融資枠に関する契約を締結、当面の資金繰りにめどを付けた。

今後は企業年金の減額や企業再生支援機構から支援を受けるための再建案作りが焦点になる。

つなぎ融資の支援策は今月10日に発表された国交相ら5閣僚による日航支援の確認文書に盛り込まれた。

政投銀の融資枠には当初、政府保証は付かないが、事後的に政府保証が付く予定。

民間の3メガバンクも航空機材購入費として国際協力銀行の保証が付いた計250億円規模の融資を実行する見通し。

今回のつなぎ融資で「来年1月末までは運航に支障は出ない」(日航関係者)が、それ以降は再び資金不足の懸念が再燃する可能性がある。

抜本的な経営再建のため、できるだけ早く企業再生支援機構の支援決定を取りつけたい考えだ。 (19:42)

「資金不足で日航の運航が止まれば利用者に支障が出る」と言うが、法的整理などでは一時的に業務が止まることはほとんどの会社であることで、業務が止まることが絶対的にまずいのはある程度の長期に渡る場合だけでしょう。
航空会社の業務が止まってはいけない、というのならストライキなんてのは法律で禁止せざるを得ないはずです。

国交省の「認定」は明らかに説明不足だし、そもそも会社更生法の申請などで業務が止まるとは必ずしも言えない。
日々の運用資金が手当て出来ないのは、別の問題と言うべきで、本来ならもっと早期に法的整理をするべきだった、としか言いようがない。

前原国交相も、日航が債務超過であると認めているわけで、法的整理は債務超過に陥ると身動きが取れなくなるから、それ以前に整理をしようという話であって、現実に債務超過が確実で清算してもマイナスになってしまうようなケースに後から資金供給とはどういう事なのだろう?
潰れても大丈夫です、とするのでは経営者が責任を持つはずもない。

単純に、日航は債務超過だから国有化します、と受け取るのが良いのかもしれないが、今度はなんで日航だけがそれほど特別扱いなのか?となるだろうし、そもそも現段階で当面の資金繰りに成功したとしても、経営再建できるものなのか?
国交省と日航は再生可能性についてキチンと説明する義務がある。

11月 24, 2009 at 09:16 午後 経済・経営 |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/2299/46850641

この記事へのトラックバック一覧です: 日航・1000億のつなぎ資金:

コメント

赤字になると言うのは、収入より支出が多いから。
JALの座席販売率は他社より低いらしくまた価格も値崩れしているとか。収入を増やす策を採らない限り、どんなに支出を減らしてもダメでしょう。

投稿: 昭ちゃん | 2009/11/26 17:40:26

全日空が航空会社ランキングの3位になったそうです。

こんなところを見ても、格段に日航の経営下手が見えてきますね。

どう考えても「たまたまうまく行かない」という話では無いでしょう。
とりあえず、法的整理をするのが一番で、その後は新会社に日常業務を引き継がせるのが一番合理的だと思うんですがね。

1000億の金利はなんと、年10%だそうです。
もう、潰れているよ。

投稿: 酔うぞ | 2009/11/26 18:12:41

コメントを書く