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2009.11.12

目的地飛び越しパイロット資格剥奪

サンケイ新聞より「議論、パソコンに熱中で目的地飛び越しパイロットの免許を剥奪

デルタ航空傘下のノースウエスト航空パイロット2人が操縦中に「議論に熱中」し、目的地を240キロ通り過ぎた。米連邦航空局(FAA)は「不注意、無謀な運航」を行ったと結論を下し、2人の免許を剥奪(はくだつ)した。

パイロット2人が過失を犯したのは、10月21日のサンディエゴからミネアポリスに向かうノースウエスト188便のエアバスA320型機。

事件の重大性を重く受けとめたFAAは同27日に制裁処分を通告。
パイロット2人は捜査官に対し、ウィスコンシンで飛行位置を見失ったときに疲労はしておらず、フライト前には19時間の待ち時間があったと語っている。

バージニア州で航空コンサルティング会社を経営しているボーイング777型機の元パイロットのボーン・コードル氏は「2人は国内線のパイロットで体内時計も狂っていないはず。従って完全に彼らの過失だ」と指摘した。

操縦室でノートパソコンを使用していた2人は、管制塔の呼びかけ、運航管理者のメッセージに注意を払わず、無線連絡に応じないまま91分間にわたり飛行した。

FAAは「操縦のことを完全に忘れている。地上無線の監視さえ怠る行為は職務怠慢」と2人に通告した。

監視機関がパイロットの危険な行動に注意を与えたのは今年3度目。

2月12日には米ピナクル航空の機長が操縦する旅客機がニューヨーク州バファロー郊外に墜落、50人の死者を出した。

その4週間前には離陸後にエンジンのトラブルに気づいたチェズレー・サレンバーガー機長がUSエアウェイズの旅客機をニューヨークのハドソン川に不時着させ、乗員乗客全員を救った。

今回の188便には144人の乗客と5人の乗務員が搭乗していた。パイロットはティモシー・チェニー機長(53)とリチャード・コール一等航空士(54)で、総飛行時間はそれぞれ2万時間と1万1000時間に及ぶベテランだ。2人は仕事のスケジュール管理に関する議論に熱中。ミネアポリスを通り過ぎ、管制との接触が断たれたことにも気付かなかったと述べている。

航空機の自動操縦中、パイロットは食事や休憩を許されているが、航空士は常に航空管制塔からの連絡に注意を払い、現在位置を把握していなければならない。

「ハドソンの奇跡」とたたえられる事故では、サレンバーガー機長がエンジン再始動の際にチェックリストを確認し、航空機を無事着水させて惨事を避けた。

ビジネス旅行の消費者団体「BTC」のケビン・ミッチェル会長は「パイロットはサレンバーガー機長の水準を目指すべきときなのに、逆に下降しているようだ」と嘆いている。

この事件は、当初「居眠り運転か?」と言われ、その後「議論に熱中していた」伝わり最後に「PCを使っていた」となりました。

最初からFAAは「資格剥奪」としていたようですが、航空管制を聞いていなかった、さらには自動操縦の警報も聞いていない(あるはセットしてない)可能性があるとなっては、その理由が居眠りであろうと議論であろうと、資格剥奪は当然でしょう。

しかし、50歳中頃のパイロットというのは、大ベテランですよね。
多くのこの年代のパイロットは管理者であったりもするわけで、そこでスケジュール管理の議論になってしまったというのは、会社の体制も問題があると見るべきでしょう。

11月 12, 2009 at 10:27 午前 事故と社会 |

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