« アメリカの外交問題って??? | トップページ | 裁判や事故調査に神の視点は避けるべきなのだ »

2009.10.02

コンテナー内の荷物の片寄りぐらい計測できるはずだ

サンケイ新聞より「相次ぐトレーラー事故、中身分からず過積載や荷崩れ

コンテナを積んだ大型トレーラーの横転事故が相次いでいる。

海外から船で運ばれたコンテナの中身を運転手が知る手立てがないため、過積載や荷崩れを起こしているのが一因とみられる。
さらに狭い都市部を縫うように走る道路はカーブが多く、巨大化するコンテナを積むとバランスが難しい。

運転手の間で「ブラックボックス」と恐れられているコンテナ。国土交通省は中身の情報開示の義務化を検討し始めた。

今年2月、東京都板橋区の首都高5号線で大型トレーラーが横転し、運転手が閉じ込められて死亡した。
5月には名古屋市でコンテナが隣を走行中の乗用車に横倒しになり、3人が死傷する事故も起きている。

ここ数年、コンテナを積んだ大型トレーラーの事故が続発。
背景について、全日本トラック協会の担当者は「複雑な事情がある」と説明する。

コンテナのうち海外から来た国際コンテナは、荷主が運転手らに中身の情報を開示する義務がない。

国交省は、すでに情報開示のガイドラインを作成。情報伝達の徹底を図っているが、同協会担当者は

「浸透していないし、たとえ伝票があっても情報が外国語で書かれている場合は読み取れない」と話す。
重量をチェックする仕組みもない
という。

国交省が8月にまとめた運転手などへの調査では、「内容の分からない荷物を運んだ」と答えた運転手は26・2%に達した。

コンテナは長い輸送の過程で積み荷が崩れたり、積み込む際にバランスが悪く配置されているケースがある。
「重心が偏った荷物を運んだ」とする回答も55・3%と半分以上にのぼった。

こうした事情から、民主党はコンテナの中身情報開示を義務化する法案成立を公約に提示。
国交省も対応を始めた。

しかし、義務化には課題も多い。

海外からのコンテナは、船が到着すると十数秒単位で次々とトレーラーに積まれる。
チェックが義務化されれば、物流のスピードや船の出航に影響が出るケースも想像できる。
さらに、すべて開封して中身の配置状況を調べるとなれば、広大な検査場所の確保も問題になる。

一方、都市部の道路は幅が狭く、ビルを縫うように張り巡らされている。

2月の首都高の横転事故現場も「魔のカーブ」とされ、その半年前にも全面復旧まで2カ月かかる横転炎上事故が起きた。
同協会の担当者は、「構造上、不安定なトレーラーがスムーズに走れる環境が整っていない。コンテナは大型化が進み、ますます輸送は難しい」とこぼす。

国交省は制限速度を下回る「慎重走行」を指導、協会も運転手に順守を徹底するが、5月の名古屋の事故でも制限速度は守られており、対策は一筋縄ではいかない。

国交省自動車交通局の担当者は「コンテナの中身の問題のほか、道路事情も事故の一因だ。ただ、いずれも解決は難しく、関係者間の調整を図りたい」と話している。(森本充)

コンテナー内での荷物の片寄りが、トレーラーの転覆の原因になるというのはよく分かるが、それを現実的にチェックする手立てがない、というほどのことは無いだろうと思う。

トレーラーに積んだ状態で、重量全体を見るのであれば、これは秤に乗せるしかないわけで、時間のことを考えると、これはちょっと現実的では無いかな?と思います。
しかし、トレーラーが転覆する程の重心の片寄りがあれば、車体の揺れが転覆以前でも相当偏っているはずですから、これをチェックできれば良いとなります。

コンテナーは港から道路に出て行くのがほとんどでしょうから、ヤードの出口付近でトレーラーの揺れを計測すれば、危険性の判定は出来るだろうと思います。
幸いなことに、コンテナ自体は規格品ですから、計測対象としては容易な部類でしょう。
レーザー測定で揺れを調べることは出来ますから、ちょっとした技術開発で危険なコンテナーが市内に出て行くことを防止できるでしょう。

正体不明の路車間通信よりも、この方がよほど役に立つだろうと思うのですがね。

10月 2, 2009 at 12:38 午後 もの作り |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/2299/46369971

この記事へのトラックバック一覧です: コンテナー内の荷物の片寄りぐらい計測できるはずだ:

コメント

クレーンで吊った時に測るのはどうでしょう?

投稿: Ikegami | 2009/10/04 19:33:20

コメントを書く