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2009.10.14

日本航空の記事に見る、激動

新聞記事サイトをまとめて開いて、興味のある記事を集めているのですが、今日(2009/10/14)は日本航空再建の記事を並べてみたら、タイトルですら微妙に違うので、記事に記されている時刻で並べてみたら、こんなことになりました。

朝日新聞より「日航社長の退陣含む再建計画、国交相の専門家チーム

日本航空の経営再建を巡り、前原誠司国土交通相が選んだ専門家チーム「JAL再生タスクフォース」は13日、債権放棄の要請や西松遥・日航社長の退陣などを盛り込んだ再建計画の大枠を、日航の主な取引先の金融機関に説明した。

日航はこの大枠を基に金融機関や政府と協議を進め、10月末に再建計画の骨子をまとめる。

チームは先月末以降、日航本社で資産査定のやり直しを進めている。

この結果、資産が目減りして財務がさらに悪化する可能性があるとみて、取引金融機関からの金融支援は不可欠とみている模様だ。

関係者によると、チームは金融機関に対し資産査定の前提条件によって数字が変わる可能性を示したうえで、4千億円超の金融支援が必要になるとの見通しを伝えた模様だ。

そのうち過半を債権放棄や債務の株式化で削減し、残りは公的資金や民間出資による資本増強を求めたい考えも示したという。

財務悪化の責任を明確化するため西松社長は退陣し、後任に40代の若手を登用する必要があるとも説明。
チームのメンバーも執行役員として日航の経営に携わる見通しだ。

加えて年金の債務圧縮や、これまで6800人としていた追加人員削減をさらに積み増す考えも説明したという。

これに対しある取引銀行幹部は「当の日航がどんな努力をするのかをみて検討したい。
銀行だけが傷む形はどうか」と述べ、債権放棄に慎重な姿勢を示した。

読売新聞より「日航債権2500億円放棄、金融機関に要請へ

日本航空の再建を主導する専門家チーム「JAL再生タスクフォース」は13日、再建策の素案をまとめ、日航や金融機関との調整に入った。

金融機関が抱える債権のうち2500億円規模を放棄・株式化して日航の負担を軽くする。

一方、日航は2011年度までの人員削減計画を従来の6800人から9000人超に上積みするほか、西松遥社長ら現経営陣が退任して経営責任を明確にする。

関係者によると、債権放棄額のうち数百億円は「債務の株式化(DES)」の手法を用い、日航株に換えて資本の上積みに使う。
公的資金による資本注入などと組み合わせ、1500億円前後の資本増強を図る。

日航は、借金の棒引きを要請する前提として、

  • 〈1〉機材の小型・省力化
  • 〈2〉路線縮小
  • 〈3〉人員削減
  • 〈4〉企業年金の支給水準の引き下げ
の4本柱のリストラを徹底する。

資金繰り支援策として、11月中に約1800億円など、年度内に計3000億円を超える新規融資を主力銀行などに要請する。

債権の放棄・株式化は、私的再建手続きである事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)を活用する案が有力だ。

公的支援は、改正産業活力再生特別措置法(産業再生法)に基づく投融資や、企業再生支援機構の活用などを視野に入れている。

タスクフォースは10月末までに主力銀行の了承をえて再建策の骨子をまとめたい考えだ。

今後の調整次第では、「(素案の)数字の変更が出てくる」(前原国土交通相)可能性がある。
(2009年10月14日03時15分 読売新聞)

日経新聞より「日航債務3000億円免除 再生チーム素案、債務超過と判断

日本航空の経営再建を巡り、前原誠司国土交通相直轄の専門家チーム「JAL再生タスクフォース」は13日、再建に向けた素案をまとめ国交相と日航、金融機関にそれぞれ説明した。

金融機関に対し債権放棄と債務の株式化(DES)で計3000億円規模の支援を要請。

日航は1500億円の資本増強や年金支給額の半減、西松遥社長の退陣などが必要とした。

素案をもとに金融機関などと交渉し、10月末に計画案、11月末をメドに最終的な再建計画を策定する。

再生チームは日航が少なくとも2500億円の債務超過に陥っていると指摘。

素案では

  • (1)債権放棄やDESによる金融支援
  • (2)1500億円の資本増強を含む最大4800億円の新規資金調達
  • (3)約3300億円の年金積み立て不足の1000億円への圧縮
などを盛り込んだ。

私的整理手法の一つである事業再生ADR(裁判外紛争解決)の活用方針も打ち出した。
(06:00)

わずかに、1時47分 朝日新聞、03時15分 読売新聞、06:00 日経新聞、と数時間の間の記事ですが、時刻を追うごとに、内容が厳しくなり債権放棄などの金額も大きくなっています。

タイトルも

  1. 日航社長の退陣含む再建計画、国交相の専門家チーム
  2. 日航債権2500億円放棄、金融機関に要請へ
  3. 日航債務3000億円免除 再生チーム素案、債務超過と判断
とまるで出世魚(^_^;)

今週が山場ですかねぇ?

10月 14, 2009 at 09:09 午前 経済・経営 |

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コメント

前原誠司国土交通相が言っているように、日本の地方空港は韓国の仁川空港をハブ空港として使っている。
韓国の航空会社2社は、日本の25都市に乗り入れ、韓国ハブ空港経由で日本人を海外に送り出している。

投稿: 道草 | 2009/10/14 10:48:36

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