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2009.09.19

岐阜の山岳救難ヘリ墜落事故に新展開

東京新聞より「県警、出動に再三反対 岐阜防災ヘリ墜落

岐阜県の防災ヘリ「若鮎(あゆ)2」が同県高山市の北アルプス奥穂高岳で遭難救助中に墜落し3人が死亡した事故で、県防災航空隊が県警航空隊の反対を押し切って出動していたことが18日、県と県警への取材で分かった。

県警は業務上過失致死容疑で、19日に県庁と県防災航空センター(同県各務原市)を家宅捜索し、センターの出動判断や機体整備に過失が無かったか慎重に確認を進める。

事故当日は、119番通報で高山消防本部から連絡を受けた県防災航空センターが、隣接する県警航空隊に「北アルプスで心肺停止状態になった登山者の救助要請が入ったので、県警のパイロット1人にも搭乗してほしい」と要請。

県警側は、標高約3000メートルの急峻(きゅうしゅん)な岩峰が現場のため、山岳遭難救助で実績のある県警側が出動するとセンターに伝えたという。

県警側は、北アでの救助経験が豊富な県警航空隊長が会議で愛知県に出張中で、隊長は出動準備を指示するとともにセンターには出動を待つように伝えたというが、県側は「待てない」として単独で出動したという。

高山消防本部によると、同センターに出動依頼をしたのは、11日午後1時34分。センターはその20分後に「若鮎が飛ぶ」と同本部に連絡しており、同2時9分に離陸した。

県警側は離陸後も救助を中止するよう、センターを統括する県防災課などに再三、要請したという。

県によると、山岳遭難での出動は、どちらが担当するかの取り決めやマニュアルはない。

出動判断は現場の運用に任されており、県警はこうした管理体制に問題がなかったか、慎重に調べるとみられる。

県は事故を受けて、事故検証委員会を設置。出動した経緯などを調べているが、これまでに「県警と協議し、その上で出動を決定した」とだけ説明していた。

県防災ヘリは、事故現場のような険しい3000メートル級の北アで、ホバリング(空中静止)しながらのつり上げ訓練や、実際の救助は行ったことがなかった。

岐阜県防災ヘリコプター墜落死亡事故で、国土交通省運輸安全委員会は18日、ヘリを運航していた県防災航空隊がある県防災航空センター(同県各務原市)を調査した。

同委員会の航空事故調査官3人は、ヘリから地上に降下して遭難者を救助中だった隊員の土田裕次さん(36)やセンター長ら職員7、8人から話を聞いたという。

高度3000メートルでのホバリングができるようになったとは言っても、大変に難しいことだろうとは誰にでも分かります。

実際に経験がなかったと報道されていて、無茶だろうとは思っていましたし、アルプス周辺には山岳救難の経験があるヘリコプター運用機関はたくさんあるわけで、なぜ経験がない機関が出動したのかが疑問でした。

今回の報道は県警側の発表ですからまだ隠れている事情があるのかもしれませんが、伝わった範囲ではずいぶんとひどい話だと思います。

9月 19, 2009 at 11:10 午前 事故と社会 |

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